建設委員会 第3号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1956/02/02
会議録
○徳安委員長 ただいまより建設委員会を開きます。 建設行政に関する件につきまして調査を進めます。 前会は、昭和三十一年度建設省関係予算について馬場建設大臣より説明を聴取したのでありますが、本日は、まずその説明に対する質疑を行いたいと思います。質疑は通告順によって順次お許しをすることにいたします。三鍋義三君。
○三鍋委員 大臣に若干お尋ねしたいと思います。昨年の、たしか十二月の二十三日の朝日新聞だったと思いますが、「同日の広い建設行政のうちで、どこに重点を置くか」という記者の質問に対しましてあなたは言下に、「道路と住宅」このようにお答えになっていられるのであります。その中の住宅問題につきまして量より質である、こういう見出しのもとに、建設省は今年度の公約四十二万戸を仕上げた上に、来年度は四十三万四千戸を作るというが、これまでのやり方では無理ではないかという質問に対して、大臣は、今までのやり方は、その内容をよく検討すると、ずいぶん無理がある、戸数をそろえるために六坪ばかりの公営住宅を建てたり、増改築を一戸に計算したり、そういう戸数だけを大きく見せようとするやり方には絶対反対だ、作るならばしっかりしたものを作る、設備のよい、不燃度の高いものが必要だ、見たまえ昨年中の火災で約七十万坪の建物が焼けたが、これは公営住宅の五万三千戸分に相当する、建てるはたから燃えていくのでは何にもならないのではないか、量より質というのが僕の考えだ、という新聞記者との会見談をお読みしたのでございますが、これはまことにわが意を得たりとでも申しますか、大臣の御構想というものに対しては、当委員会におきましても、与野党を問わず、ひとしく心配していた点をあなたは率直にずばりと指摘されたものであって、私たちはいい大臣をお迎えしたものであると、委員一同心から歓迎を申しあげておると思うのであります。人の死せんとするやその言やよしという言葉がございます。私は、大臣に新しく就任するやその言やまたよし、こう考えましてあなたの清純さと正直さといいますか、率直さ、これは心から信頼申し上げるものであります。 そこでお尋ねしたいのは、現在のあなたの心境は、この新聞記者会見の心境と変りがないかどうか、これをまずお尋ねしたいと思います。
○馬場国務大臣 住宅問題についてむやみに数だけをふやしても仕方がない、質の向上をはからなければならぬということは、終始私の考えておるところであります。従いまして今度の住宅予算におきましても御承知の通りに質の向上をはかっております。昨年の国会で、六坪や何かの小さい家をたくさん建ててもしようがない、質の向上をはかるべし、こういう意見もありましたし、まことにごもっともな御意見と考えますので、今度はそういう小さいのをやめて坪数も大きくする、それから質の向上もはかるという方法をとっておりますことは御承知の通りでおります。むやみに数をふやすという方法よりも質の向上をはかるということに重点をおきたいという考えは現在もごうまつも変っておりません。なお火災があって困るということはしばしば私申しました。建てる反面から火災が起きてこれが烏有に帰するのでは、せっかくの努力も何にもなりませんので、いわゆる消防ということも必要でありますが、消防に先んじて火災予防をやる必要があるのだということを常に考えておるわけでありまして、その意味で消防当局にも実はこちらの意見も申達をいたし、御相談をいらしておるような次第であります。なおこの火事を防止しなければならぬという考え方からいたしまして、御承知り防火建築帯の制度をそのまま続けて参りたいと考えまして、大蔵省方面ともしばしば懇談、折衝をいたしました結果、僅少ながら本年もその予算を計上いたしておる、かような次第であります。
○前田(榮)委員 議事進行について。大臣に対する質疑を継続する前に、わが日本社会党においては、鳩山首相の失言問題をめぐって議会の運営が問題になっておるから、各委員会ともその問題を解決つけるまでは進行すべきでないということに党議が決定いたしたので、委員長は暫時休憩されて、理事会を開いていただきたいと思います。
○徳安委員長 ではちょっと休憩いたします。 午前十時二十二分休憩 ————◇————— 〔休憩後は開会に至らなかった。〕