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24回国会衆議院1956/03/09

議院運営委員会 第22号

発言数
37
登壇者
5
会派数
2
開催日
1956/03/09

会議録

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。  お手元に案件の印刷したものを配ってあります。この順序に従って御相談申し上げます。最初に、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、予備審査のため内閣から送付されたものであります。この趣旨説明を本会議で聞こうということで、すでに両党間に意見の一致を見ております。政府も進んで説明したいとのことであります。趣旨説明者は担当大臣の倉石労働大臣、これに対しで社会党栗原俊夫君から質疑の申し出があります。質疑の時間は、前例通り十分程度としてこれを認めることにしたいと思います。政府側の答弁者要求は、総理大臣、労働大臣、大蔵大臣、運輸大臣の四人でございます。政府側としては、目下参議院で予算の総括質問中だから、こちらに出られないという意向のようでありましたが、参議院で予算委員会を開くに至らざるの状況、たとえば、各派の間に折衝などがあって、実際に予算委員会を開いていないような場合は、こちらにぜひとも出るべしとの社会党側の要求がございます。そこで、その由を事務局から内閣に連絡を願って、これを上程するときに、果して参議院の予算委員会が開会中であるやいなやを確かめて、そうでない限りは総理大臣の出席をお願いしたい、そういうことに決定してよろしゅうございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 それから、なお本会議で趣旨説明を聞きたいというので、両党意見の一致したものは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律案、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案、右二法案を本会議で趣旨説明を聞くということに意見の一致を見て、案件は提出済みでございます。先刻の理事会で御相談申し上げましたところ、社会党側の質疑の準備の都合で、これは火曜日の本会議にしてもらいたいということで、理事会では意見の一致を見ました。さよう決定して御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

園田直自由民主党

○園田委員 本会議の説明が、単におくれるというだけのことでありますので、委員会に付託だけはしてもらって、火曜日に趣旨説明をするようにしてもらいたい。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 理事会においてもそのような意見が出まして、その点に関しましては、各党意見が一致を見ておりますから、直ちに案件は委員会に付託しまして、説明は火曜日の劈頭にこれをやる、そういうことに決定いたします。

山中貞則自由民主党

○山中委員 念のために申し上げておきたいと思います。社会党の方から、あと数件趣旨説明を聴取する案件について申し入れのある議題が残っておるのでありますが、今回の両党一致しました教育関係の関連二法案以外にも、教科書法案というのが提案される予定になっております。社会党さんの方では、あるいは重要法案として、引き続き申し入れがあるかもしれません。ただ、わが党としては、これを社会党さんのおっしゃる通りに、本会議で趣旨説明並びに質疑に応じようという場合に、それが問題になりまして、一委員会から一つというようなことではもちろんございませんが、しかし予定されておるものがありますだけに、文部関係については一応これで済ましてもらいたい、あとの問題については御考慮を願いたいというようなことで、お許ししたらどうかということでございます。

井上良二日本社会党

○井上委員 その点は一応私ども持ち帰りましてから……。

山中貞則自由民主党

○山中委員 そういたしますと、きょう意見が一致しましても、火曜日に実際にやるかどうかについては、保留したいと思います。

井上良二日本社会党

○井上委員 そう言われては困る。問題は、あとにどういう法案が出てくるかわからぬ。だから法案が出てみた上で、それが非常に重要な法案であるかどうかということは、出てきてみなければわからぬ。だから私の方は、今そんなことならよかろうというので、一応の了解を与えられますが、実際に重要な法案が出た場合に、そういう約束をしておるからこれはだめだと言われたら困りますから、そういう点は少し無理でしょう。

山中貞則自由民主党

○山中委員 全く仮定の上に立ちますと、そういう話になると思いますが、私がさっき申し上げた教科書法案は、もう出すことは手続が済んでおります。おそらく火曜日ごろになりますか、その前後に、教科書法案は具体的に提案される見通しでございます。そうして私どもとしては、当然この関連において党の態度を論議したわけであります。先ほどから申し上げておりますように、重要法案であれば、どの委員会がだぶろうと関係はないが、たまたま文教関係の二つの法案が、社会党さんからすれば、要求されるであろうと予想される内容のものが出ましたから、その関連において、本日の委員会では、わが党から一応教育行政の問題についての二法案はよかろうということになったわけであります。それが仮定であるから、わが党としては持ち帰ってということでございますと、私どもも、きょう火曜日にお約束申し上げたことも、一応持ち帰らなければなりません。

野原覺日本社会党

○野原委員 重要法案の取扱いは、その法案が提出されてきた場合に、自由民主党の方で、社会党が重要法案として要求しても、本会議における趣旨説明をする必要がない、こういう発言をしていただけばいいと思う。事前にすべての法案にわたって、法案がまだ提出されていないのに、社会党は出すのか、出さぬのかと言われてみても、私ども答弁に困る。ただ政府として、二百件近い法律案件が提出される中で、ほぼ私どもとしては、これが重要だろうということをここに提示しておるわけです。しかしながら、具体的に法案が出されますと、なお社会党は主張するかもしれません。そのとき皆さんは、それはだめだということでいくべきで、ただいま仮定の上に立った論議はできないと思います。

山中貞則自由民主党

○山中委員 それは、そうおっしゃいますけれども、たとえば、あなたの方から下請関係調整法案と繊維工業設備臨時措置法案、百貨店法案、この三つは商工関係の、特に中小企業の問題で重要であるから、このうちの一つはぜひともわれわれ社会党としては中小対策としてやらねばならぬのだ、こういうことがありまして、論議の結果、下請関係調整法は、法案がまだ出ておりませんけれども、そういう話し合いもした現実がございますから、申し上げておるのが一つと、私どもとしては、文部関係の予想されておる法案、しかも来週の火曜ということになりますと、おそらく同時になると思いますが、教科書法案というもの、そのどっちが要求されても、私どもがよかろうと言わなければならないような重要法案であります。どっちも似たような重要法案で、この二つについて論議をした結果、落ちついたのでありまして、私どもの方は無理を言っていることにならないと思う。

井上良二日本社会党

○井上委員 案を見た上で態度をきめますから、来週火曜日に出ればよろしい。出なければ来週火曜日に趣旨説明を求めることを同意願いたい。

山中貞則自由民主党

○山中委員 ということは、教科書法案とは全く関連なしに切り離して、この地教委関係法案のみを決定しておくということですね。

井上良二日本社会党

○井上委員 私ら、案を見ておりませんから……。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 お諮りいたしますが、この教育関係二法案は、すでに両党意見が一致した問題ですから、来週火曜にやるということを一応御決定願って、教科書に関する法案が出ました際には、自由民主党にはそういう意見があるということを、あらかじめお含みおきを願って、出た上で御主張願われればけっこうかと思います。     —————————————   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次は、緊急質問の取扱いでございます。今まで留保になっております二つの緊急質問のほか、本日、社会党の佐竹晴記君から、鳩山内閣総理大臣の違憲論に関する緊急質問が出て参りました。その扱いをいかがいたしましょうか。

園田直自由民主党

○園田委員 三件とも留保願いたい。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 先刻理事会においても、本日は案件も非常に多いことでございますし、緊急質問は三件とも合せて本日のところは留保ということになりましたが、そういうことに決定して御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 御異議なしと認めまして、本日は留保いたします。

井上良二日本社会党

○井上委員 三件とも留保ということで、今お話がございましたが、従来懸案になっておるものはともかくといたしまして、本日私の方から出しております総理の違憲論に関する緊急質問は、国会運営にも非常に重大な問題と思いますので、ぜひ火曜日に緊急質問を許していただきたい。そこでいま一つお願いをしておきたいのは、従来緊急質問は十分か十五分許していただいて、それで通り一ぺんの答弁が政府からあって終る、こういう形がとられておる。議事規則によると、三べんまで質問が繰り返してできるということになっております。そこで、違憲論という憲法の解釈の問題でございますから、ただ一ぺんの答弁だけで納得し得ない場合が予想されると思います。そこで本件に関しましては、ぜひこの議事規則にあります通り、もし初めての答弁で納得すればけっこうですが、もし納得がいかない場合は、さらに質問を許すということを、あらかじめお含みおきを願いたい。問題は、事、憲法上に関する総理の見解をただすのでありますから、真意がよく国民に理解され、与野党とも明確にされることが必要とされるのであります。単に機械的にこれを扱わずに、議事規則に照らして、理解できるようなお取り計らいを願いたいということを、あらかじめ与党側も御検討の上で、火曜日の本会議におやらせを願うよう御了承いただけば、けっこうであります。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 いかがでございましょうか。井上君の今の発言もありましたが、本日留保になります緊急質問のうち、佐竹君の分については、それを上程するということは、その日の議運でそれらの点について御相談を願い、再質問を許すかどうか、その日の議運でやることにして、きょうは留保になった問題ですから……。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次は、緊急上程の問題でございます。商工委員会の中小企業信用保険法の一部を改正する法律案、建設委員会の住宅金融公庫法の一部を改正する法律案が上って参りました。建設委員会の分は全会一致ですから、本日緊急上程をしたい。中小企業の方も全会一致だそうですから、これも本日、日程につけ加えて緊急上程いたします。なお農林水産委員会の分は、きょうは上らぬそうです。上ってきたらまた御相談申し上げます。  本日の議事でございますが、日程に先んじて趣旨説明を聴取する案件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、これの趣旨説明を、先刻御説明申し上げた通りにいたします。次いで日程に入りまして、日程第一、第二は運輸委員長松山義雄君の報告があり、一括して議題になります。両案とも全会一致でございます。それから日程第三、第四は、大蔵委員会理事春日一幸君の報告がございます。そのうち第三は反対がございます。社会党と小会派が反対でございますから、これは起立採決にお願いします。第四は全会一致でございます。日程第五は、農林水産委員長の村松久義君の報告があって、全会一致でございます。これを終って、緊急上程として、商工委員会、建設委員会の先刻説明申し上げたものを上程いたします。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次に、委員派遣承認申請の件についてお諮りいたします。本日、商工委員会から委員派遣承認申請が議長に提出されました。すなわち派遣地は福島県常磐市で、派遣の目的は常磐炭艦磐崎本坑における自然発火による災害の現地調査のため、派遣委員は、商工委員長の神田博君、それから小笠原公韶君、鹿野彦吉君、笹本一雄君、伊藤卯四郎君、多賀谷真稔君の六名の諸君で、派遣期間は十日から十二日にわたる土、日、月の三日間であります。いかがでございましょう。

園田直自由民主党

○園田委員 開会中の国政調査のための委員派遣は、原則としてやらないことになっておりますし、なお爆発事件が起ってから、若干の日数も経過しております。そういう意味でどうしても行かねばならぬかどうか、当該委員会と連絡しなければならぬと思いますので、本日のところは留保したいと思います。

井上良二日本社会党

○井上委員 ただいま園田君から、開会中の委員派遣は、原則として許さないことになっておるという御発言でございますが、御存じの通り、天変地変その他緊急やむを得ない場合は、従来も出しておりますから、炭礦の爆発という事態でございますので、委員長の方で、商工委員長にお話しを願って、どうしても現地を見なければならぬという強い御意向がございますならば、委員の数を制限して、与野党一名ずつでもけっこうです。そういう取扱いは委員長に一任いたします。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 お諮りいたしますが、商工委員会の方では、議会の審議の問題を考慮に入れて、あす、あさって、それから月曜日というふうに、なるべく差しさわりのないような考慮を払われていくと思いますが、委員の数は何分にも多すぎるようですから、どうでしょうか、今の御発言のように、各党一名ずつなら、明日から派遣してもよろしゅうございますか。それなら、そういうことにしてきめておいたらよろしゅうございますが、どうですか。

園田直自由民主党

○園田委員 私の方は、もう一ぺん党に持ち帰りたいと思いますから、次回の議運で御決定願いたい。

野原覺日本社会党

○野原委員 議運の委員長に一任して、一名ずつで、商工委員長と議運の委員長で話し合ってやったらいいじゃないですか。

井上良二日本社会党

○井上委員 爆発という緊急事態を認めて、他の国政調査と意味が違いますから……。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 そうすると、こういう意味でございましょうか。ただいま申請になりました六人派遣には同意できない。各党一名ずつであるならば許してもいい。そのことを私から商工委員長に連絡して、商工委員会がそれで了承するなら、明日から三日間出てもらう、各党一人ずつ……。

井上良二日本社会党

○井上委員 ちょっと言葉が違います。私の言っておるのは、緊急事態として商工委員会が要求してきておるのでありまして、与党側は委員派遣を一応反対をしておりますが、商工委員長に、事態の重要性を議運の委員長からお確かめ願って、どうしても商工委員会としては、緊急事態であるから派遣をしたいということならば、国会開会中でもあり、一斉に行かれることは困るから、与野党一名ずつぐらいで行ってもいい。こういうことにおきめ願いたいというのであります。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 ただいま井上君の御発言のように、私から商工委員長に交渉して、意見が一致を見たら、そういうふうにはからってもよろしゅうございましょうか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山中貞則自由民主党

○山中委員 井上さんのおっしゃることによって交渉されるのだとすると、一名ずつの限定ということは、少し押しつけがましくなるのじゃないか。三名ずつが多ければ、二名ずつということもあるし、考え方を基準にして委員長にまかせるなら、一名ずつでなければならぬということはない。国会審議に差しつかえなければ、予算上の制約とか何とかいうこともあるが、それがないわけだから、そこらのところは……。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 大体どうですか、一名ずつぐらいで……。   〔「まかしておきましょう」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 それではおまかせ願います。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 そこで次の本会議は来週火曜日でございます。従って、議運も、前例通り十時半理事会、十一時運営委員会を開きます。  本日の本会議でございます。本日は、社会党に重大な代議士会等があって、一時の定刻には開かれそうもございませんから、理事会でも相談いたしましたが、二時に本会議を開くということにしていただきまして、二時十分前ごろに、事務局から社会党の都合を伺って、やれるかどうかということを念のために連絡いたします。できるだけ二時に開かれるようにお願いいたします。  それでは、本日の委員会はこれをもって散会いたします。    午後零時二十二分散会

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