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24回国会衆議院1956/03/06

議院運営委員会 第20号

発言数
48
登壇者
8
会派数
2
開催日
1956/03/06

会議録

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 これより議院運営委員会を開きます。  先般来、社会党から、鳩山首相の引退勧告決議案が提出されておりましたが、これの扱いについて両党間に意見の対立があり、論争を続けて参りました。しかるところ、昨日、自由民主党幹事長、国会対策委員長、社会党書記長、国会対策委員長その他の方々が両党の間の仲介になりまして、この問題の扱いについて話し合いができたようであります。聞くところによると、両党間意見が一致を見て、本日これの結末をつけることができる段階だというのでございます。この会談の結果といたしまして、問題の発生いたしました参議院で、総理大臣失言問題に関する戒告決議案が、昨日参議院の本会議に上程せられまして、結論を得たのでございます。関連いたしまして、本院で問題になっておりますこの決議案の扱いについて御相談申し上げます。社会党の井上君から発言を求められておりますので、これを許します。

井上良二日本社会党

○井上委員 この際わが党は、さきに鳩山首相が、総理という重責にありながら、自分の発言に責任を持たず、たびたび失言を繰り返しておりますし、また総理に対する国政のきわめて重大な問題についての質疑が、相当長時間に及んで参りますと、その論旨はきわめて不明確となり、まことに痛々しいほど心身の疲れを見せてきておる現状にかんがみまして、これは全く総理の健康が不健康によるものでないか、かようなことでは、今、日本が内外ともに非常に重要な問題が山積いたしておりますとき、かかる不健康なからだをもって国政を担当することは、きわめて困難でないかと考えまして、総理の引退を勧告する決議案を本院に提出したのでありますが、ただいま委員長から報告の通り、この決議案の取扱いをめぐりまして、与野党の間において、昨日四者会談を開きまして、本件の取扱いの相談をきめたのであります。しかし、これは与党と野党の話し合いであって、正規の国会の議題として議案が提出されております以上、本委員会において、政府は、総理としての国政処理と国会運営に鳩山首相の健康が耐え得るかどうか、また支障を来たさないと考えておるか、これらの点について、この際政府の責任ある答弁を求めたいと思います。

福永健司自由民主党

○福永(健)委員 ちょっとその前に……。ただいま井上さんから、先日の議院運営委員会の席での、与野党双方の議論のありましたあとを受けての御発言があったわけであります。健康、発言等について、それぞれ野党は野党なりの考え方をされ、表現されるのはけっこうでありますが、あなたの最初のお言葉に、総理は発言に責任を持たずという言葉がありました。これは少し表現が適当でないと思います。責任とか何とかいう言葉は微妙でございますから……。総理大臣及び与党は、政府、与党としての責任は持っております。その表現はいかがでございますか。

井上良二日本社会党

○井上委員 私が、総理としての責任のある地位にある者は、責任のある発言を願いたいという意味は、総理がしばしば自分の発言を取り消しておる。取り消したら事が済むという問題ではございません。だから総理の発言に対しては、責任を持ってやはり発言をしてもらいませんと、国会の運営に非常な支障を来たして参りますから、さような意味合いであって、他に悪意はございません。

福永健司自由民主党

○福永(健)委員 それでは意味がわかりました。そういうことを望むという意味においての表現であろう。しかし、政府は政府としての見解を、官房長官が述べるでありましょうが、与党といたしましては、まさに政府及び与党は、責任をもって臨んでおるという態度を表明しておきます。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 この際、根本官房長官の発言を許します。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 ただいま井上委員から、総理の健康の問題について御質問がございましたが、第一次鳩山内閣成立以来、今日までの状況を見ますと、第一次鳩山内閣ができた当時から、総理の健康が悪くなったとは考えておりません。従いまして、総理の職責を行うに当って支障なきものとわれわれは考えておる次第でございます。

井上良二日本社会党

○井上委員 ただいま官房長官から、政府を代表いたしまして、鳩山総理の健康に対して、政府は、総理としての職務を行うのに支障のない健康体であるということを確認をされたのであります。政府は、与党との連絡の上で、さように確認をされたのでありますか、その点を確かめておきます。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 さようでございます。

井上良二日本社会党

○井上委員 そうしますと、総理に就在してから現在の状態というものは、少しも健康上に変化はない、非常に多忙をきわめます政務の処理に何ら支障を来たさない、健康であるという、まことに国民として安心できる御発言がございました。私ども社会党としても、非常にうれしく存ずるのでありますが、その健康を政府が確認しました根拠は、一体何によってされたのでありますか、その点を、国民が不安に思っておりますから、一応明らかにしていただきたいと思います。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 総理の健康状況は、主治医がおりまして、常に見られておるようでありますが、第一次鳩山内閣当時から比べて、悪くなったということは、御本人も感じていないようですし、医師の方からも、そういう警告がないのであります。ただし、なま身のことでございますので、あるいは若干胃腸を害した、あるいは、かぜを引いたということはございますけれども、そのために総理の職にあることが不適当であるという医師の判断はきていないのでございますので、それをわれわれは信じております。  なお、第二次鳩山内閣、第三次鳩山内閣と、政府が続いておりますが、現在まで、国政運用上非常な支障を来たしておるという事例がございませんので、われわれとしては第一次、第二次鳩山内閣同様の健康状況であると判断いたしておる次第でございます。

井上良二日本社会党

○井上委員 政府として、鳩山総理の健康に確信を持つ御答弁がございました。私ども総理の健康を心配する者といたしましては、私ども社会党は、何か野党で反対党の立場から、ことさらに問題をこじらかすような意地の悪い考え方を、私ども率直に申して何ら持っておりません。御存じの通り、総理としての職責を取り巻きますわが国の内政、外政は、非常に重要問題が山積しております。外交問題においては、御存じの通り日ソ交渉、日比賠償、あるいはアメリカとのいろいろな交渉というものが、未解決の現状に置かれておる。そこへ国内的にも、いろいろな問題がたくさん山積しております。その上に国会は、衆参両院とも、連日二十数余の委員会を開いております。それらの重要問題を、あの弱々しいからだで、果して処理できるかどうかという不安を、私ども抱いておったのでありますし、単にこれは私ども社会党だけの不安ではなしに、今日、日本を代表いたします世論機関においても、筆をそろえて、鳩山総理の健康を心配をされておるのであります。しかし、それは単なる杞憂であって、何ら国政処理に、また国会運営に、支障を来たさないという、ここに政府を代表して責任のある御答弁がございましたので、私どもも、これ以上鳩山総理の健康問題についてとやかく論議をすることは、かえって個人的な感情をもってするがごとき議論に堕する危険があります。われわれは、国民から委託された国政を審議しなければならぬ重要な職責におりますので、政府が、さような責任のある鳩山総理の健康を保証せられました以上は、今後国政処理はもちろんのこと、両院の国会運営においても十分一つ御協力を願って、国会の運営が支障を来たさないように格段の努力を願いたいと考えますが、官房長官の心がまえを承わりたいと思います。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 総理が、国政の処理並びに運営について、大いに努力するようにとの激励の言葉でありますので、十分尊重しまして、当然総理としては御努力なさることと信じます。

池田禎治日本社会党

○池田(禎)委員 ただいまわが党の井上委員からの質問に対して、総理大臣の健康の問題につきまして、政府を代表して根本官房長官から、大へん心強いことを仰せられましたので、これを了とするものでありますが、ただこの際一、二お尋ねを申しておきます。官房長官は先ほど来、第一次鳩山内閣成立以来今日に至るまで、何ら変らないということを仰せられました。ところが、私どもの見るところでは、第一次鳩山内閣が成立したころの総理と、今日の総理の健康状態は、率直に申しますと、大へんな隔たりがあるとわれわれは見ておる。そこで、それをどういう根拠で君たちが見ておるかというならば、正直に申しますならば、通念で私どもは見ておることであると思うのであります。ただ、国会における姿を見ると、総理大臣が壇上に登られる場合は、国会には前例なきところの、議員にあらざる、正規の職員にあらざる者をして、ささえしめて登壇することを許可されたり、異例なことを本院は許可した。あるいはまた、予算委員会においての答弁にいたしましても、総理大臣が立つことはきわめてお疲れであろう、こういうような申し出に対しても、これを了として、すわったまま答弁をすることを認めております。これは、あなたの仰せられる第一次鳩山内閣成立当時の健康状態と、今日の状態を見るとぎに、大へん私は隔たりがあると思う。今日この点は、あなた方はやはりそういうものも含めて、総理の健康は第一次鳩山内閣成立以来今日まで一貫して変らないところの状態であると、かように仰せられるのでありますか、その点いかがでございますか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 総理の健康が、国政処理上支障なきものと認めると申し上げたことは、総理のおからだは、私なんかに比べて非常に健康体とは申されません。それは世間周知の事実でございます。従いまして、そういう支障のあるからだであるということを前提にしてでございますが、それに基いて、すわったままの答弁を許されておるという状況が続いておるわけでございますから、そういう前提のもとにおいて、国政処理上差しつかえないものとわれわれは考えておると申した次第であります。

池田禎治日本社会党

○池田(禎)委員 それに関連をいたしますが、ただいま内閣の副総理である重光外相も入院をなさっておるように聞いております。これはすみやかに退院される予定でありますかどうか。言うまでもなく、総理事故あるときには副総理、こういうことになっておる。総理大臣の健康状態を思うとき、あるいはまた副総理がそういう異例の状態にある場合において、私どもとしては、はなはだ心もとない。あなたの仰せられる鳩山首相の健康が今支障ないということの言明を、私どもは了とするものでありますが、こういう事態については、はなはだ私どもとしては憂慮しておるのであります。そこで外務大臣の健康の問題等に関連いたしまして、政府としては、そういう事態がもし長期にわたるような場合には、何らかの措置をして、補充と申しますか、用意をしておるかどうか、この点いかがですか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 重光外務大臣は、御承知のような病気でございまして、痔でございます。手術のために入院いたしました。本日から閣議に出ておりますので、差しつかえないもの——ただ手術後でありますから、若干からだを大事にしなければならぬことは事実でございますが、本日から出席いたしておる次第でございます。

野原覺日本社会党

○野原委員 私はこの機会に、官房長官にただいまの問題について端的にお尋ねをしたいと思う。官房長官は、総理を常時補佐されておる方として、最近の総理の御答弁は、いささか失言が多過ぎると、あなた自身もお考えになっておられましょうか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 言い違えたことは二回ほどございますが、やはり健康体の人でも、ときどきああいうふうに五時間も六時間も続けて、連続に言われますと、つい御質問になった人の言葉につられていくことが間々あることでありますので、そういう意味において、特に最近失言が多くなったというほどにも、私は考えていない次第でございます。

野原覺日本社会党

○野原委員 人間ですから、言い間違いもあれば、聞き間違いもあるわけです。それはお説の通りです。ところが、国政担当の最高の責任者として、やはり国の最も重要な基本的なものについて、言い間違いを何回もなさるということは、いかがなものかと、私どもは非常に心配をしておるのであります。つまり、憲法上の見解について、たびたび取り消しをなさる、こういう点について全国民が非常な不安を持っておるのではないか。このことについては、あなたはいかにお考えですか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 先般、参議院における言い違いのことにつきましては、その場ですぐにお気づきになって、御訂正なさっておるのでありますから、国民もその点は御了解なさったんではないかと考えております。

野原覺日本社会党

○野原委員 官房長官としては、こういう場所ではそういう御答弁をなさるであろうとは思いますけれども、率直に言って、なお私どもは一まつの疑念なしとしない点も確かにあります。そこで最後に一点だけお尋ねしたいことは、先ほど井上委員の質問に対して、総理としての職責を行う上に支障なきものと考える、というような御答弁が長官からなされておりますが、これは国政審議に何らの遅滞を来たさないと——衆参両院において、あるいは国政を担当していく上において、総理大臣の健康は何らの遅滞も来たさないと断言をされたと、このように受け取って差しつかえございませんか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○根本政府委員 先ほどお答え申した通りでございまして、第一次、第二次鳩山内閣のような状況で運営されていくならば、その程度においては差しつかえないと思っております。これが連日各委員会に出席するというようなことは、なかなか困難かもしれませんが、従来通りでありますれば、差しつかえないと思います。

井上良二日本社会党

○井上委員 ただいま官房長官から、鳩山内閣を代表せられて、鳩山総理が国政全般の処理並びに国会運営等の激務には耐え得る健康であるという発言がありました。わが党は、政府のこの発言を一応信頼をいたしまして、総理の国政処理、国会運営に支障が再び生ずるような事態が起らないことを望みますとともに、万一そういう事態が生じた場合は、あらためて決意を新たにすることにいたしまして、現在提出しております引退勧告決議案は、ここに撤回をいたします。  この際特に付言を申し上げておきたい点は、ただいま官房長官から、総理の健康が保証せられましたが、われわれ国民は、政府がさような保証をされましても、首相の健康は常態でないという現実の事実は消すことはできません。また、この際与党も、天下の公党として政権をあずかっております以上は、いろいろ党内事情もございましょうけれども、この重要国政を老首相に託してじんぜんと過ごすことのないように、すみやかに総理の健康が保持されて、国民の不安を一掃される措置を、私はこの際強く希望いたしまして、引退勧告決議案を撤回することにいたしたいと思います。

福永健司自由民主党

○福永(健)委員 井上君から、与党に対してという言葉での希望がございました。これは伺っておくことにいたします。なお前回の議院運営委員会で、われわれは本件の取扱い等に関して、十分に意見を申し述べておりますので、ここに繰り返すことはいたしませんが、社会党が、良識をもって本決議案を撤回されるということについては、私どもこれまた了とするものであります。衆議院規則第三十六条の規定によるまでもなく、一たん提出された議案を撤回されるのでありますから、井上君の言葉は、発議者全部を代表してその手続をされたものと同じものと了承をいたします。なお私は、その規定によりますれば、本会議の議題になった後においては、本会議において、院議をもって、許可されることによって撤回するということでありますが、委員会の場合は、委員会がこれを許可することになっております。この種の案件は、ある意味においてはまだ委員会にかからない、どうするか、という段階であるかと思う。いずれにいたしましても、たとえば、そういう許可を必要とするという解釈をするにいたしましても、わが党も、それでは社会党の御意向通り、撤回することに同意いたし、これを了承することにいたします。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 ただいま社会党側から、鳩山総理の引退勧告決議案を撤回するとの意思表示がございまして、自由民主党からも、これに同意するとの発言がございました。両党の間に意見の一致を見たのでございますから、この際、この決議案は撤回することに許可を与えるということに決定していかがでございましょうか。

福永健司自由民主党

○福永(健)委員 私は、念のためにそういう言葉を使いましたのでありますが、本件のようなのを、許可をもって撤回ということにする必要もないのじゃないかと思います。ただし、そういう議論があっても、その場合でもわれわれはけっこうでございます。そういう念のためのことを申し上げたのであります。従って、この種のものを取り扱う場合、常に許可を要するという前例になっては、かえっていかがかと思いますので、何も文句はないという意味で申し上げたのでありますから、その点御了承願います。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 ただいま事務総長の意見も伺いましたが、許可を特に与えるという必要はないのだそうであります。提案者から撤回の申し出があり、全員これに了承を与えたということでございます。撤回を確認したことに相なっております。決議案の扱いについては、以上の通り決定いたしました。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次の問題に移ります。緊急質問の問題でございますが、先般来、社会党前田榮之助君、自由民主党平野三郎君から、それぞれ緊急質問の申し出がございました。先刻の理事会では、いろいろ論議の結果、撤回しようではないかというお話もありましたが、その後聞くと、自由民主党の方では、まだ相談が決定しておらぬ向きもあるそうでございます。本日のところこれを留保することでいかがでございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 御異議なしと認めますし本日は留保することに決定いたします。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次は緊急上程の問題でございます。お手元にいろいろ差し上げてありますが、本日は上ってこないことになりましたそうですから、緊急上程はございません。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次に、社会党側から、本会議におして趣旨説明を聴取する議案として、参議院に提出せられまして、近く本院に送付されます予定の公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、これを本会議において趣旨説明を聴取したいとの申し出でございます。

長谷川四郎自由民主党

○長谷川(四)委員 公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案に対しましては、私ども党に帰りましてよく相談をしまして、次の機会に結論を申し上げたいと思います。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 お聞きの通りでございます。本日は、各党持ち帰りまして、次の運営委員会において御相談申し上げることにいたします。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次に選挙制度調査の委員に島上善五郎君を任命することにつき、国会法第三十九条ただし書きの議決を求めて参っております。先刻理事会においても御相談申し上げましたが、これを議決することとし、しかも本日の本会議の劈頭において決定をしていただくことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 御異議なしと認めます。それではさよう決定したします。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 それから裁判官訴追委員会の訴追委員派遣承認申請の件についてお諮りいたします。派遣の目的は、いずれも現に裁判官罷免訴追請求中の事件でありまして、それぞれの実情を調査いたしたいというものであります。その派遣地、派遣年月日、派遣委員は、派遣地山口市、三月十四日より五日間、古島義英君、福井盛太君、坂本泰良君、以上三君。和歌山市、三月十日より四日間、世耕弘一君、菊地養之輔君。名古屋市、金沢市及び小浜市、三月十二日より五日間、古屋貞雄君をそれぞれ委員派遣をいたしたいので、裁判官弾劾法第十一条の二により承認を求めて参ったものであります。先刻理事会において御相談申し上げましたところ、和歌山市に派遣される委員のうち、世耕弘一君は和歌山の出身なので、旧来委員派遣の際は、普通の委員会においては、自分の選挙区にはなるべく派遣しないという方針をとっておりましたから、これは訴追委員会に注意を喚起してはどうかということであります。なお、名古屋市、金沢市、小浜市に対しましては、古屋貞雄君ただ一人ですから、これはもう一人加えた方がよろしいではないかというので、これも訴追委員会の方へ、事務局から連絡してもらうことに理事会ではきめてありますが、さよう決定してよろしゅうございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福永健司自由民主党

○福永(健)委員 世耕君は、たしか選挙区そのものではなかったようであります。今委員長は選挙区と言われたのですが……、

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 選挙区ではないということですけれども、和歌山県ですからという意味で、前言を訂正しておきます。それでは事務局からの連絡の上、いずれ近いうちに御相談申し上げます。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 次に、在日米陸軍海外通信大隊写真部というものから、国会の内部撮影許可の願いが出ております。これには外務省から付せんがついて参りまして、本邦国内状況を紹介し、正確にその実態を海外に報道する見地から、きわめて有意義と思料いたしますので、同撮影取材上できる限りの便宜を供与いたすことと、外務省の方ではしたのだそうであります。そこでぜびこれを許可してもらいたいということです。先刻理事会では、国内の写真班等がやっておる程度のことであるなら、本会議の撮影でも、その他もちろん国会には機密というようなこともございませんけれども、国内写真班がやっておる程度のことは許してもどうかということで、期日の制限がございます。三月八日、九日のうち一日だけ、本会議の方はやらしてもらいたい、そういうことです。理事会では承認を与えることにしておきましたが、いかがでございましょう。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 御異議ないものと認めまして、これを許可することに決定いたします。     —————————————

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 そこで本日の本会議でございます。本会議劈頭に島上君の人事承認の件、それがきまってから日程に入りまして、日程第一から六までは一括上程して、大蔵委員長松原喜之次君が委員会の報告をいたします。そのうち日程第三、第四に対しましては、反対討論があります。社会党平岡忠次郎君、前例により十分間程度これを許すことにいたします。

池田禎治日本社会党

○池田(禎)委員 ただいま党の方におきまして、多少時間に余裕を見て、十五分間ほどいただけないか、こういう申し出がありました。理事会では十分程度ということでございましたが、その点御考慮いただきたいと思います。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 本日は、他に討論等もございませんし、これを前例とじないということにおいて、これは二案に対してのことでございますから、その意味を含めて、十五分ということでいかがでしょうか。

山中貞則自由民主党

○山中委員 法案の討論で、十五分というのはどうか。

福永健司自由民主党

○福永(健)委員 特に十五分ということにきめたというのでなく、場内において……。

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 場内において適当に御折衝願います。ただいまのところは十分程度、そこで日程第一、所得税法の一部を改正する法律案、日程第二、砂糖消費税法の一部を改正する法律案は、小会派のみ反対でございます。日程第三、第四は、ただいまの討論のある問題で、これは反対は社会党と小会派でございます。日程第五、第六は、全会一致でございます。従って以上はすべて起立採決にしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎自由民主党

○椎熊委員長 御異議なしと認めまして、さよう決定いたしました。日程第七は、文教委員長佐藤觀次郎君の報告がございまして、全会一致でございます。日程第八、第九は、一括上程で、建設委員長徳安君の報告があって、これも全会一致でございます。  本日の本会議は一時二十分として、一時十分に予告振鈴をいたします。  次回の本会議は、明後日定刻より、理事会、運営委員会等は、前例通り十時半、十一時に開きます。  本日の運営委員会はこれをもって散会いたします。    午後零時四十三分散会

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