地方行政委員会 第1号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1955/12/05
会議録
○委員長(松岡平市君) それではただいまより地方行政委員会を開きます。 議事に入ります前に一言ごあいさつをさせていただきます。 今回はからずも私が当委員会の委員長に選任せられました。御承知の通り私は議員としての経験もきわめて浅く、ことに当委員会には委員としてごくまれな経験しか持っておりません。従いまして私のような浅学非才の者がこの重責にたえ得るかどうかみずからはなはだ怪しんでおります。ただ幸いに委員各位はいずれも練達堪能の方々ばかりでございまして、皆様方の御鞭撻と御協力を得ることができればあるいは大過なく過ごしていけるかと考えております。申すまでもなく特に今回の国会のごときは地方財政再建整備ということを主題目にして召集されております。天下の耳目を当委員会に集めておると考えておりまするが、当委員会の名誉のためにもぜひ各位の御協力を今後一層賜わりますようお願いいたしまして委員長に就任いたしましたごあいさつとさせていただきます。 —————————————
○委員長(松岡平市君) まず理事補欠互選の件をお諮り申し上げます。理事の伊能繁次郎君が委員を辞任いたされましたため理事に一名欠員を生じております。よってこれより理事の補欠互選を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松岡平市君) 御異議ないと認めます。 これより互選を行います。互選の方法はいかがいたしましょうか。
○小幡治和君 理事の互選は投票によらないで、便宜その指名を委員長に一任することの動議を提出いたします。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松岡平市君) ただいまの小幡君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松岡平市君) 御異議ないと認めます。よって私より理事に石村幸作君を指名いたします。(拍手) —————————————
○委員長(松岡平市君) 次に調査承認要求に関する件をお諮りいたします。 今期国会におきましても従来通り地方行政の改革に関する調査を行なって参りたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松岡平市君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。 委員長より議長に対しまして先ほどお手元にお配りいたしております資料中にございますような調査承認要求書を提出いたすことといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松岡平市君) 御異議ないと認めます。さよう取り計らいます。 速記をとめて。 午前十一時十二分速記中止 ————◇————— 午前十一時三十五分速記開始
○委員長(松岡平市君) 速記をつけて下さい。
○森下政一君 私は西郷委員とともに委員会を代表して京都で開かれた第十七回全国都市問題会議に出席し、あわせて滋賀県並びに大津市の財政調査を行いましたので、概要を御報告いたします。 都市問題会議は十月十九日、二十日の二日にわたり、京都で開かれましたが、今回の議題は「都市の社会福祉」であります。同志社大学教授、島田啓一君、京都市民生局長、中川忠次君等四君の主報告があり、第一、第二部会に分ち、三十数氏から研究報告がありました。いずれも実際に即した具体的の報告でありまして、社会福祉行政が都市の自治の根幹をなすものであることがよく了解できたのであります。 次に滋賀県の財政状況でありますが、御承知のごとく、この県は二十九年度決算までは赤字を出していないのであります。すなわち決算上は差引残額として、二十七年度九千八百七十九万円、二十八年度一億八千六百九十八万円、二十九年度一億三百六万円であり、この中から事業繰越財源等を差引きまして、各年度、三百万円ないし六百万円の純剰余ということになっているのであります。しかし滋賀県におきましても三十年度はこのようには参りませんようで、十二月末の資金繰りでは約二億七千万円の不足、年度末においては何としても約一億見当の赤字が予想されるということでありました。これは単独事業を徹底的に整理するほか、左の節約方針を採用した上のことであります。 一、知事部局は九月一日で一局二部四課を廃止 二、出先機関を整理統合 三、職員百二十四名を整理 四、これによって経費五千万円の減 五、昇給昇格は該当者の八〇%にとどめ 六、人件費を除く総予算の一割を保留 七、消費的経費は調達業務の一元化等により二割の節約を目標とし 八、税の未収整理等に努めるの各項にわたるものであります。 大津市においては市長、市会議長等から多数の希望意見がありました。特に強い申し出のあったことは、大津市は二十八年度までの累積赤字一億一千百万円であったのであるが、節減方針を徹底し、二十九年度末は七千二百万円の赤字に減少することができたのであるが、税法の改正で大規模償却資産の課税権を制限される等のこととなったのは打撃が大きいということであります。 その他同市から申し出のあったものは、 一、経常経費の不足については政府資金を貸し出すこと 二、学校建築は鉄筋コンクリートを原則とし、全額起債を認めること 三、電話区域の統一 四、たばこ消費税及び交付税の引き上げ 五、府県民税、市町村民税は合せて住民税とし、その一定率を府県に払い込むものとすること 六、酒の消費税を設けること 七、ガソリン税の還元等であります。 大体以上のごとくでありますが、地方財政についてはこの際慎重に検討を要することを痛感した次第であります。 簡単でありますが、以上をもって御報告といたします。
○委員長(松岡平市君) ただいまの報告に対して御質問等がありましたらば、この際質問をしていただきます。 別に御質問もないようでありますから、それでは本日はこれにて散会いたします。 午前十一時四十分散会 ————◇—————