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23回国会参議院1955/12/06

議院運営委員会 第5号

発言数
76
登壇者
14
会派数
3
開催日
1955/12/06

会議録

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) それではこれより議院運営委員会を開会いたします。  まず常任委員の辞任及び補欠に関する件を議題に供します。

海保勇三議事課長

○参事(海保勇三君) 自由民主党から、予算委員の左藤義詮君が辞任されまして、後任として木村守江君を指名されたいとの申し出がございます。  社会党から、内閣委員の松澤兼人君、加瀬完君、地方行政委員の秋山長造君、若木勝藏君、赤松常子君、法務委員の藤原道子君、吉田法晴君、大蔵委員の菊川孝夫君、田畑金光君、文教委員の成瀬幡治君、山田節男君、外務委員の山口重彦君、社会労働委員の河合義一君、農林水産委員の森崎輝君、亀田得治君、商工委員の藤田進君、運輸委員の加藤シヅエ君、阿具根登君、逓信委員の小林孝平君、建設委員の小酒井義男君、湯山勇君、予算委員の湯山勇君、高田なほ子君、永岡光治君、永井純一郎君、松浦溝一君、小林孝平君、決算委員の亀田得治君、小林亦治君、懲罰委員の三輪貞治君、三木治朗君、森崎隆君、議院運営委員の戸叶武君が辞任されまして、後任として内閣委員に田畑金光君、菊川孝夫君、地方行政委員に加瀬先君、森崎隆君、松澤兼人君、法務委員に亀田得治君、赤松常子君、大蔵委員に成瀬幡治君、吉田法晴君、文教委員に秋山長造君、湯山勇君、外務委員に加藤シヅエ君、社会労働委員に藤原道子君、農林水産委員に小林孝平君、河合義一君、商工委員に阿具根登君、運輸委員に山口重彦君、小酒井義男君、逓信委員に山田節男君、建設委員に若木勝藏君、藤田進君、予算委員に亀田得治君、森崎隆君、矢嶋三義君、戸叶武君、菊川孝夫君、相馬助治君、決算委員に村尾重雄君、湯山勇君、懲罰委員に小酒井義男君、中田吉雄君、森下政一君、議院運営委員に東隆君を指名されたいとの申し出がございます。  緑風会から、内閣委員の新谷寅三郎君、地方行政委員の島村軍次君、商工委員の後藤文夫君、逓信委員の宇垣一成君が辞任されまして、後任に内閣委員に島村軍次君、地方行政委員に後藤文夫君、商工委員に宇垣一成君、逓信委員に新谷寅三郎君を指名されたいという申し出がございます。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次は、議院運営小委員の補欠選任の件を議題に供します。

宮坂完孝事務次長

○参事(宮坂完孝君) 日本社会党から議院運営小委員の戸叶武君が辞任されまして、戸叶武君の後任として東隆君が推薦されております。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいまの報告の通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、調査承認要求の取扱いに関する件を議題に供します。

宮坂完孝事務次長

○参事(宮坂完孝君) 提出されました調査承認要求書を朗読いたします。  内閣委員会、国家行政組織に関する調査、国の防衛に関する調査、国家公務員制度及び恩給に関する調査。  地方行政委員会、地方行政の改革に関する調査。  法務委員会、検察及び裁判の運営等に関する調査。  外務委員会、国際情勢等に関する調査。  大蔵委員会、租税及び金融等に関する調査。  文教委員会、教育、文化及び学術に関する調査。  商工委員会、経済自立方策に関する  運輸委員会、運輸事情等に関する調査。  建設委員会、建設事業並びに建設諸計画に関する調査。  以上、九委員会から十一件の調査承認要求書が提出されております。  いずれも期間は、今国会開会中でありまして、予算は計上されておりません。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいま報告の内閣委員会ほか八委員会の要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次は、緊急質問の取扱いに関する件を議題にいたします。

芥川治事務総長

○事務総長(芥川治君) 社会党の山本經勝君から、炭鉱保安対策に関する緊急質問の要求が出ております。  所要時間は十五分、大臣は通商産業大臣、労働大臣、最近の本会議を希望しておられます。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 本緊急質問を行うことに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次は、委員派遣承認要求の取扱いに関する件を議題にいたします。

宮坂完孝事務次長

○参事(宮坂完孝君) 社会労働委員長重盛詳治君から、委員派遣承認要求書が提出されております。  目的は、ソ連地区引揚者の実情調査、派遣委員は高野一夫君、山下義信君、森田義衞君、派遣地は舞鶴です。期間は昭和三十年十二月十日から四日間、費用概算は二万四千円であります。恒例によりますと、この費用は保留分から支出することになっております。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 本要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次、決議案の委員会審査省略要求の取扱いに関する件を議題に供します。

芥川治事務総長

○事務総長(芥川治君) 鶴見祐輔君ほか三十九名から、国際連合への加盟に関する決議案が発議されました。この決議案に対しまして委員会の審査省略の御要求が出ております。お諮りを願います。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 本決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 今期国会における議案の提出予定につきまして、官房長官から御説明を願いたいと思います。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) お手元に資料として配付いたしております第二十三回国会提出済及び提出予定の法律案、条約、予算、人事案件名を申し上げます。  法律案といたしましては、公職選挙法の一部を改正する法律案、これはすでに提出済みでございます。それから地方交付税法の一部を改正する法律案、第三は、行政管理庁設置法の一部を改正する法律案。これは本日すでに閣議決定いたしまして、印刷の済み次第直ちに提出いたしたいと思っております。第四は、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、これはきょう中に、持ち廻り閣議で決定の上、こちらの方に御提出いたしたいと思っております。その次の第五は、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、これはすでに国会に提出いたしております。それから第六は、原子燃料資源探鉱促進措置法案、それから鉱業法の一部を改正する法律案でございますが、この七番目の鉱業法の一部を改正する法律案は、近く提出できると思います。その次、第八の原子力委員会設置法案、これは現在まだ閣議決定にはなっておりませんけれども、今成案を急ぎつつある次第であります。  その次、条約は、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件、二番は、万国著作権条約の批准について承認を求めるの件、第三は、無国籍者及び亡命者の著作物に対する万国著作権条約の適用に関する同条約の第一附属定書の批准について承認を求めるの件、四、ある種の国際機関の著作物に対する万国著作権条約の適用に関する同条約の第二附属議定書の批准について承認を求めるの件、五、万国著作権条約の条件付きの批准、受諾又は加入に関する同条約の第三附属議定書の批准について承認を求めるの件、いずれもこれは提出済みでございます。  その次、予算として特別会計予算補正(特第2号)交付税及び譲与税配付金特別会計、これは本日閣議決定しまして、本日提出する次第でございます。  次に、人事案件でございまするが、地方財政審議会委員に児玉政介外四名を任命しておりましたが、これを両議院の事後の同意を求める件が一件ございます。その次、社会保険審査会委員に藤田宗一を任命したことについて両議院の事後の承認を求める件、これは提出いたしております。第三は、日本銀行政策委員会委員の任命について両院の同意を求める件、四、中央選挙管理会委員及び同管理会予備委員任命について国会の議決による指名を求める件、五、中央更生保護審査会委員に横溝光輝再任に関し両院の同意を求めるの件、六、海外移住審議会委員に国会議員任命につき国会の議決を求めるの件、七、文化財保護委員会委員任命につき両院の同意を求めるの件。  大体このように予定しております。しかし若干、あるいは異動があるかもしれませんが、現在のところただいま申し上げた法律、条約、予算並びに人事については確定いたしておる次第でございます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 以上の説明に、特に本日中、または七番の近日中という説明があるわけですが、すでに会期もあと十日あますだけになっておりまする関係からも、自余の説明のない案件についてわかっていれば、およその提出の時期等御説明いただきたいと思います。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) ただいま御説明いたしましたうち、地方交付税法の一部を改正する法律案、これはほんの近日中に提出できるものと考えております。それから行政管理庁設置法の一部を改正する法律案は、本日閣議決定いたしましたので、これは本日は提出できるかと存じております。それから四、これも本日持ち回り閣議で決定の予定でございますので、印刷ができますれば、直ちに提出いたしたいと思っております。それから、原子燃料資源探鉱促進臨時措置法案、これも二、三日中にはできるじゃないかと考えております。鉱業法の一部を改正する法律案、これも近日中にできると思います。原子力委員会設置法の問題は、これは事務案としては、一応できておるのでありまするが、これは超党派的な、委員会の方の御意見もございますし、党の方にも御意見がございますので、これが調整に若干の時間がかかるのじゃないか。この調整ができますれば、あらためて次官会議を経て閣議決定の上に出したい、こう考えておる次第でございます。  それから条約は、もうすでに全部提出されております。予算の方も先ほど御説明申した通り本日提出する次第でございます。人事の件は、このうち日本銀行政策委員会のあれについては、本日閣議で同意を求める件についての閣議決定はいたしております。それから選挙管理委員会の問題も、これも両三日中にはできるものと考えております。それからその他の四件も、これは大体本週中にはできるのではないかと思っております。おそくとも今のところでは金曜日の閣議決定の上、同意を求めるの件を御提出いたしたいと考えております。

藤田進日本社会党

○藤田進君 第二の地方交付税法の一部を改正する法律案が近日中ということですが、もし具体的にわかれば、お願いしたいことと、それから最後に、備考にある、これは単に、もしあるとすればという予定なのか、あるいは何か重要な案件で異動がある予想があればお聞かせいただきたいと思います。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) 第二の案件は、本日中に多分意見調整ができるだろうと思っております。あす、あさって中にはできると、こう考えております。  それから異動ということについて、何か一つの具体的な例があればと申しますが、現在のところは考えておりません。これが急に変更するということは考えておりませんが、一つ問題になっておりまするのは、今の期末手当に関する問題でございます。期末手当のあれを実施するとすれば、法律改正をしてやるというものと、法律改正しないでやるという、いろいろの意見もございまするが、もし法律改正に基いてやるとすれば、その法律案が提出されるという運びになるわけでございます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 未提出案件について、政府として先議後議の関係について腹案ありますか、衆議院と参議院……。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) 現在のところ、まだこの仕分けをいたしておりませんので、これは両院の審議の最も便宜を考えてやらなくちゃならぬのじゃないかと思いまして、ただいまのところは私腹案は持っておりません。

天田勝正日本社会党

○天田勝正君 ちょっと前内閣のときでございましたが、内閣が辞職する前に、この予定を実は私ども伺ったわけですが、そのときの御説明によりますと、地方財政関係の法律案を除いては、ほとんど事務的な法律案であるというお話しでございましたが、きょう御説明があったこの行政管理庁設置法の一部改正法律案は、やはり事務的な改正ですか、その内容等も概略おわかりになったらお聞かせ願いたいと思います。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) 行政管理庁設置法の一部改正の問題は、従来公社、公団等の会計というか、審査をすることになっておりますが、今回さらにいろいろの委員会における要求がございましたので、たとえば農林漁業金融公庫その他二、三の従来対象になっていないものであっても、各委員会の方針等を聞いて、これを行政管理庁において監査する方が適当であると、こういう問題について若干その対象を付加するということでございます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 この公務員等の期末手当の問題が、もし法律改正を必要とすればということでございますが、これはもう当然法律改正を待っておやりになるべきだと思うのですが、その方法で事務手続をお進めいただいておりますか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) この問題につきましては、連日政府でも関係閣僚が協議をしておりまして、本質的にはこの期末手当を出すか出さぬか、その財源等についてまだ意見が一致しておりませんのです。また与党との間の調整もまだできておりませんので、本日も関係閣僚懇談会においてさらに本日衆議院の予算委員会終了後も引き続いてやる予定でございます。今からどうということは私から申し上げられませんのですけれども、この問題については両論ございまして、今明日に法律改正に基づいて実施するか、その内容についてはまだ未確定でございますので、いずれこの問題、確定いたしますれば正式に……。

藤田進日本社会党

○藤田進君 会期もあまりないし、通常国会に入る、それからこの問題の本質上も、御承知の通りいろいろ問題になっているわけでありますから、両論あるというのは、どういう論があるのですか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) これはここで、その内容について申し上げるのは必ずしも適当ではないと思いますが、少し私が説明が行き過ぎたかもしれませんが、率直にいってどういう論があるかについては、ここで私が申し上げることはお許し願いたいと存じます。いずれにいたしましても、きょうの閣僚懇談会におきましても、二、三日中には、何としても政府の態度を決定いたしたいということで、強く私の方からも関係閣僚にお願いする次第でありまして、じんぜん日を延ばすということは考えておりません。できるだけ早くこれは解決しないと、非常に社会問題にもなりまするし、十分この点は結末をつけるについては政府が非常に努力しておる、こういうふうに申し上げる次第であります。

藤田進日本社会党

○藤田進君 もう一ぺんお伺いしますが、いずれにしても結論に到達し、議会に提出すべきものは御提出になるというのは、明あるいは明後、いわば七、八日中にはおきめになる、こういう趣旨でありますか。

根本龍太郎自由民主党内閣官房長官

○政府委員(根本龍太郎君) そういうふうにいたしたいと思いまして、今せっかく努力中でございます。

剱木亨弘自由民主党

○剱木亨弘君 これはまあ、いつもこれは参議院の方から政府に対してというようなことでございますが、特にこの臨時国会はあと会期も少く、すでに御提案済みの法案につきましては、法案及び条約案は、全部これは衆議院であります。そうするとあと残余のものにつきまして、予算に関係のあるものは別といたしまして、その他のものについては、まだ御決定になっていないということですが、やはりこの参議院の審議のあれから申しまして、予算に関係ないものはできるだけ一つ、参議院先議の方法をとられまするように強く一つお願いを申し上げたいと思います。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ほかに御質問ございませんか……ほかに御質問等がなければ、官房長官には、それでは御退席を願いまして、次に移りたいと思います。御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次は、社会保険審査会委員任命につき本院の承認を求めるの件を議題に供します。  厚生政務次官から御説明を願います。

山下春江自由民主党厚生政務次官

○政府委員(山下春江君) 社会保険審査会委員に藤田宗一君を去る九月一日付で再任いたしましたので、社会保険審査官及び社会保険審査会法第二十二条第三項の規定により両議院の事後の承諾を求めるため本件を提出いたしました。  お手元の履歴書で御承知の通り、藤田君は大学卒業後医師となり、大正六年病院を開設、その後渋谷区医師会長、日本医師会専務理事、日本保険医協会理事長、東京都医師協同組合理事に就任し、昭和二十八年九月一日社会保険審査会委員に任命され、本年八月三十一日任期満了となったものであります。  今申し述べました藤田君は社会保障に関する識見を有し、かつ社会保険に関する学識経験を有するものであり、昭和二十八年九月一日社会保険審査会委員に任命以来、きわめて真摯に審議に当り、社会保険審査会委員としてきわめて適任と認められますので、政府において任命いたしましたものであります。何とぞ慎重御審議の上すみやかに承認されるようお願いいたします。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御質疑のある方はどうぞ。

藤田進日本社会党

○藤田進君 ただいま資料並びに説明を聞いたわけでありまして、もう少し資料等精査いたしたいと思います。それで次会にこれが決定をお取り計らいを願いたいと思います。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) それでは、藤田君発言の通りに資料等を精査いたしまして、次会以降に決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次は、先の閉会中地方議会の運営状況並びに国立国会図書館のほかの図書館に対する奉仕の実情調査のため、本委員会から三班計六名の委員が派遣せられましたので、その御報告を願いたいと思います。  まず北海道東北班からお願いいたします。

天田勝正日本社会党

○天田勝正君 私と藤田委員の両名は、北海道及び秋田県の地方議会の運営状況並びに国会図書館の地方公共図書館への奉仕と相互連携の実情を調査して参ったのでございますが、地方議会関係につきましては、ここに詳細に報告を用意いたしておりますけれども、これは一切速記録に譲りたいと存じます。  ただ一言、簡単に地方議会と公共図書館との関係について申し上げますと、北海道、秋田県の二地方議会とも、それぞれ小規模ながら議会図書室を設けまして、議会の運営と結び付いた活動を行なっており、見るべき顕著なものとてはないのでありますけれども、確実に資料の収集等に努めておられるのであります。しかしながら地方公共図書館と地方議会との連携は絶無にひとしいのでありまして、蔵書は相互に重複しておる等、かなり予算的にもむだが見受けられたのであります。限られた予算をもって地方の文化に貢献するためには、地方議会と公共図書館との関係をさらに緊密にする等、両者とも改善すべき余地は十分にあると認めて参ったのであります。国会図書館としては、こうした面の指導にも特段の考慮すべき要があろうと存ずるのであります。  以上簡単でございますが、北海道及び秋田県における調査の結果を御報告申し上げます。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に九州班。

榊原亨自由民主党

○榊原亨君 九州班は、鈴木一委員と私で佐賀県、長崎県、福岡県の各県に参りました。調査の方法といたしましては、各県とも、まず東京においてあらかじめ現行会議規則並びに委員会条例等の資料を取り寄せて検討の上現地において疑問の点を質し、改正意見を聴取し、さらに国会と地方議会との関係につき要望等を聞いた後、議会関係の施設を視察し、また各県立図書館についても施設を視察するとともに、国会図書館との関係等につき説明を聞き意見を交換したのであります。  調査の結果判明いたしましたとは、地方議会運営の規範たる規則、条例等の大綱は国会のそれとほとんど同じでありますが、運営の実体には特典な点も少くないということであります。すなわち、建前といたしましては常任委員会中心主義を採用しながらも、実際にはいわゆる読会方式を併用していること、常任委員のいわゆる差しかえがないということ、議会運営委員会と一般常任委員会とを区別して、別の規定によって設けられていること、議会図書室の機構がきわめて貧弱であること、また国会図書館の地方図書館に対する奉仕がまだ不十分である等のことでありますが、詳細は会議録に掲載させていただきたいと考えまして、申し上げることを省きたいと存じます。  今回の調査を通じ感じましたことは、地方議会が国会と比較して、その規模ないし性格において、かなり異なっているにかかわらず、余り国会の模倣に堕し、ともすればその運営が形式化するおそれがあるということ、しかしながら他面において同じ議決機関としての共通性に立ってその運営方法等につき相互に参考とすべき点が少くないということであります。また国会図書館の地方図書館に対する奉仕につきましては、現状はなおはなはだ不十分でありまして、この意味においても予算措置その他の方法によって、まず国会図書館の充実をはかることの必要性をあらためて痛感いたした次第であります。  以上をもちまして、私の御報告を終ります。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に中部近畿班。

剱木亨弘自由民主党

○剱木亨弘君 私ども三浦議員と二人、中部近畿班は十月三日から八日にいたる六日間にわたりまして、愛知県、大阪府及び京都府の三府県を視察いたしたのでありますが、その詳細につきましては、速記録で御承知願いたいと思います。ただ一言、議会と議会の図書の関係でございますが、まだ議会図書室は漸次充実されつつあるとは申しましても、誕生後日なお浅く、その本来の使命である資料の収集、整備並びにレファレンス活動の面におきましては、いまだ十分でない。今後大いに改良を要する点があると思います。その各県におきまする内容は速記録にゆずるといたしまして、概括いたしまして、この二つの点についての要望について申し上げておきたいと思います。  その一つは、図書の利用がどうしても一般教養乃至娯楽的なものに偏しまして、ある程度これを充実しなければならないという悩みがあることでありますが、現在のところ、この点は公共図書館との連携を強化することによって解決するよりほかはないと考えられるのであります。  第二点は地方自治法第百条の規定にもかかわらず、政府の資料配付はほとんど顧みられていない実情であり、僅かに国立国会図書館を通じて送られる資料のみが組織的な資料入手の道であるということであります。各地において異口同音にこの資料を回そう多量に送付されるようにという強い要望があったのであります。  この点につきましては、政府及び国会図書館におきましても、十分地方のこれら図書館との連携を緊密にすべき必要があると認めて参ったのであります。  その他につきましては資料等準備しておりますので、速記録その他で御承知を願いたいと思います。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいまの御報告の中で省略されました部分は、これを会議録に掲載したいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。     ―――――――――――――

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) それでは次に、虚礼廃止等の申合せに関する件を議題に供したいと思います。  昨年十二月に、この議員の年賀状その他の虚礼廃止につきまして、本委員会でも申合せを行なったのでありますが、本年もこの種の申合せを行うことにつきまして、先日来理事会において種々協議を続けて参ったのであります。ところが申合せの内容に関連しまして、いろいろ意見が出、分れてもおりまするので、改めて本委員会において御協議を願いたいと思います。

天田勝正日本社会党

○天田勝正君 年末年始の虚礼廃止の問題は、今回突如として出て参ったものではございませんで、すでに昨年におきましても、衆議院及び本院におきましても一つの申合わせを行い、さらにそれを受けまして、暑中見舞等につきましても、改めて懇談して両院ともに申し合せを行なったのであります。今回はすでに衆議院においては去る十一月二十二日の衆議院における議院運営委員会に付議いたしまして正式の決定をみて、すでに衆議院議長名によって各議員に通達済でございます。この趣旨は前文と二項からなっておりまして、この前文といたしましては、われら議員の使命は、国家の繁栄と国民の幸福のために、最善を尽すべきである。虚礼的なことや、個々の経済負担をもって国民に臨むがごときは、国民の要望するところでもなく、国民に酬ゆるゆえんでもない。ところが最近虚礼的なことがあたかも当然であるかのごとく考えられる傾向になって参ったことは遺憾であるということを述べまして、そこで今回さらに各党党派を超えて、議員は相戒めて、この虚礼廃止に協力し議員本来の使命に精進しようと、こういう前文を謳って、二つの項目によりますと、印刷物によるといなとを問わず、年賀状、年賀電報、挨拶状、ポスター、カレンダー、手拭その他これに類似する書状、物品の贈与、新聞紙上の年賀広告、放送による年賀、こういうものは廃止する。さらに二項においては、議員なるがゆえの寄附及び冠婚葬祭に対する虚礼は行わない。こういう二項から成り立っているのでございます。  私どもこれを見ますると、何らこれに反対するところを見出すことができません。よって昨年すでにああした御案内の通りの申し合せを行なった以上は、今日新生活運動が叫ばれ、虚礼廃止が強く世論になって参りました今日においては、昨年にも増して、国会は率先して、かような申し合せを行なって自粛自戒して参りたいと考えるのでございまして、私は衆議院のすでに決定されました内容と同趣旨の決定を行うべきことが妥当であろうと存じますので一つ御相談を賜わりたいと存じます。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御意見のある方は一つ。

高野一夫自由民主党

○高野一夫君 私は歯の治療中で発音ができんものですから、しゃべれないのですが、一言だけ意見を申し述べたいのですが、この虚礼廃止ということは、全く同感でありまして、何らこれに反対するものではないのであります。ただどういう点が虚礼の理由になるか、こういう点についてもう少しよく吟味してみる必要があるのじゃないかと思います。たとえばいろいろなポスターとかカレンダーとか、あるいは議員であるがゆえに新聞広告を出し、雑誌広告を出し、金を出して放送をするというようなこと、お歳暮だとか冠婚葬祭とかいうようなことは、これはもう無意味の虚礼になるかもしれない。そういうものは取り上げていいと思います。ただ私の考えるのは年賀状なのですが、この年賀状をただ見ず知らずの人にむやみやたらに配るということは、これは全く無意味だと思いますが、ただ知り合った者同志が一年に一回くらい勤め場所を知り合うとか、住所の変ったことを知り合うとか、あるいはその後の様子を知らせ合うというようなこと、さらにまた自分は知らんけれども、向うからいろいろなあいさつをもらう、それに対して自分は年賀の返事を出す、こういうようなある程度の範囲は、虚礼ではなくて、むしろやはり一つの美しい儀礼と考えてもいいのじゃないか、こう思うのですが、それでそういうふうに考えれば年賀状はただもう絶対に印刷した年賀状を配るのはいかんという、こういうことよりもお互いが自粛して、そうしてそうむやみやたらに年賀状を出すものじゃないが、必要な場合においては、われわれの自粛する方法によって、その範囲内において出してもいいのじゃないか。それからまたもらったものをどうするか、去年は皆さんどうなさったか知らんけれども、とにかくまあ出さない、出さないけれども、もらったもののうちの何分の一かは、やはり返さなければならない。またあいさつ状を、礼を返さなければならないということも出てくると思います。この虚礼の範囲ということは、もう少し私は、理事会で御議論になったと思うのですけれども、それについての御意見を一つ聞かしていただきたいと思います。年賀状については虚礼に属するものとそうでないものとがあるのじゃないか、このような考え方をできるだけ一つ虚礼に属するような年賀状というものはやめてほしいことだと思うのですが、そうでない、議員であるがための礼儀的のものであるならばいいが、その範囲においての年賀状までとめるということは、少し申し合せとして行き過ぎではないかと、それで私衆議院の方を見てそう思うわけです。これはどんなものでしょうか。

天田勝正日本社会党

○天田勝正君 私に対する質問でしょうか。

高野一夫自由民主党

○高野一夫君 これは私の意見であるが、またこれに対するどなたかの……。

天田勝正日本社会党

○天田勝正君 これは一つの話題として、私衆議院で決定されておるものを申し上げたわけでありますが、これによりますると、前文が、お手元にないから、あるいは誤解があるかもしれませんが、前文の中に「虚礼的なこと又は個々の経済的負担をもってすることは」云々、こういう文句がありまして、あと決定されました二項目というものは要するに虚礼的なことというものを受けておる、こういうふうに私どもは考えておるのでありまして、少くとも私はこういう解釈をしておるのであります。昨年私どもの決定いたしましたものによりましても、印刷物による個々の年賀状、新聞紙上による年賀広告云々と、こういたしまして、これももちろんそのときのきめ方からして虚礼的な年賀状、こういう解釈で実際には議運で決定しました。私どもといえども、相手からこられたものに返事を出さないわけにはゆきません。だから去年も今年もともに虚礼的に、そういう見ず知らずの者に出すということは廃止をいたす。こういうつもりでおるわけであります。ただ今回衆議院が昨年と著しく違っておるのは、印刷によるといなとを問わずと、こういうことにいたした点が一つ問題になった。これは印刷によるというのは昨年本院も衆議院もきめました。ところが印刷によらなければよろしいというようなことで、アルバイトなどを大いに使ってほとんど印刷等と枚数は、むしろこれを凌駕するほど出したというような事例からして、さらに強くした。実はかようなことは、言うまでもなく議員の良識に訴えて、あまりこまかしいうた、先をしなくてもいいというような考え方も頭に浮ぶのでございますけれども、今回は衆議院では、そうした抜け道を探す人のことも考えて、こうしたというように私ども思っております。ただ文章に少しく足りない点があるとすれば、前に虚礼的というものを受けておるから、あとの項目では、一項、二項ともに、この虚礼云々ということがはずされておれば、前の虚礼を受けたということになるのに、二項の方では冠婚葬祭等に対する虚礼は一切行わないと、この二項だけが虚礼は一切行わないとしておる。一項の方は虚礼という文句がないから、虚礼でない面までも一切廃止するのか、こういう懸念が出ると思います。しかし趣旨としては、やはり虚礼的なこれら、先ほど読み上げましたような事柄は一切やめる、こういうことなんであります。冠婚葬祭の方だって、自分たちの兄弟がなくなったという場合に、礼状一つも書きたいということもあるから、少しく文章に足りない点がありましても、趣旨はこれでよろしいのではないかというのが私の意見です。

高野一夫自由民主党

○高野一夫君 今天田さんのお話私も納得できるのでありますが、もし衆議院の印刷によるといなとを問わずということは、僕は愚劣きわまる文章だと思います。今のお話のように、印刷しなければ人を雇って書かなければならんということになると、かえって金がよけいかかるということで、印刷した方がまだよほど経済的です。それからこの申し合せをするかしないかは別問題としまして、そこでいつも問題になる年賀状でありますが、この年賀状は今の天田さんの解釈のように、やはり必要といいますか、自粛された範囲といいますか、そういう年賀状はかまわない、いわゆる虚礼に属する年賀状、こういう意味に解釈すれば、年賀状を出すということはお互いに自粛しようじゃないか、こういうことになるわけですね。年賀状をやめてしまえ、これはもう、衆議院のこれだというと、全くこれは、このまま申し合せをわれわれが守るということになるならば、完全にやめなければならんということでもあるのです。けれども、そういうものは実際において行われない。そうするとやはり自粛ということで、受ける年賀状はかまわない、それならば参議院においても何らかの申し合せをするならば、廃止とか何とかいうことではなくて、虚礼に属する年賀状はやめなければならん、お互いに自粛した年賀状の出し方にしようじゃないか、こういうことならば、どうも実情によく沿うて、非常に疑義のない、実際に行われる内容のものになるのではないか、こう思うのですが、実際面を見まして、そう思うのです。

榊原亨自由民主党

○榊原亨君 この年賀状が虚礼かどうかということは、非常に問題だと思うのです。先ほど高野氏が言われましたように、一年に一回知っている人に、あなたどうですかというような葉書を出すということが虚礼と断定できないことは天田さんもお認めだと思うのです。ただそれが虚礼なことに利用される、虚礼的にそういうものを出すということに問題があるんだと私は思う。その点は高野さんも、さきに言われた通りでありますから、従いまして冠婚葬祭その他のもので葉書を出すということはありすが、そのうちで虚礼的なものは、これはやめたいという、そういう申し合せなら私は賛成します。けれども、全部葉書を、年賀状をやめてしまえということは実際上言うべくしてできないことである。それが一つ。  もう一つは、それが果して虚礼的かどうかということの判断の基準というものがはっきりしておらん。ただ印刷したらそれは虚礼だけれども、自分で書いたら虚礼でないというようなことでは、これは判断の基準ということはきまらん。これはやはり各議員の良識にまつより仕方がないのでありまして、その判断というものは、各議員の良識にまつより仕方がないのでありますから、従って国会議員になっておる方は、そういうところはそういうふうな判断で、虚礼的にわたるものはやめようじゃならないかという単純な申し合せならば私は賛成です。けれども、印刷したものはいかん、書いたものはいいだろう、あるいは何でもかんでも年賀状反対だというようなことについては、そういうことを私どもこういうところで決議するというのは、大体私、行き過ぎではないかというふうに考えます。

河野謙三緑風会

○河野謙三君 私はまあ、初めて議運に出席したのですが、こういう議論がこの国会で論議されること自体が非常に私は情ないと思う。それぞれ国会議員というものは、一般人が持っている以上の良識を持っておるわけです。良識において判断すべきものであって、これが単なる決議とか申し合せによって個々の人に強制すべき性質のものではないと思う。そういう考え方自体、私は自己否定だと思う。国会において。だから虚礼廃止けっこうですよ。年末年始に限らず、もっとそれ以上、年末年始以上に日常毎日々々虚礼というものは私は多いと思う。これを廃止することについてお互いがもっと率先してやろうということは賛成ですけれども、この虚礼廃止につきましては、いかなる手段方法を取るかということにつきまして、私は決議とか申し合せということではなくて、そういうことによって議員個々の、それぞれ個々の良識を持っておる。今お話のように、どこまでが虚礼であるかということにつきましても、これはそれぞれみんな違うのですから、それはこの個々の良識というものについて十分に尊重したらいいと思う。  でありますから、私は虚礼廃止の趣旨は賛成ですけれども、こういう議会において、こういう機関にかけて、そういうものを強制しなければ議員の虚礼廃止をすることができないということを考えること自体が、私は議院の権威を非常にみずからが失っているものだと、こう思いまして、あまりこの問題について強制の申し合せ、決議とかということは、事のいかんにかかわらず反対であります。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ちょっと速記を止めて下さい。   〔速記中止〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 速記をつけて下さい。

佐藤清一郎自由民主党

○佐藤清一郎君 私は、この虚礼廃止の問題は、昨年決議されてわれわれが議員として申し渡されて、われわれとしては了承した問題でありますが、この内容というものは、だいぶ違っているかのように感ずるのです。私らに申し渡された内容は、すでに印刷したものや、あるいはこの返事を出さなければ、いわゆる年賀状として来たものに対する返礼としては当然これはわれわれ日本人の道義の通念として出さなければならないのだ、だからそういったものに対する御返事を出すというようなことは当然のことであって、こういう申し合せをしたから必ずしもやっちゃならんということではないのだ、こういうことでもあったのです。  それともう一つは、今河野さんからのお話のように、ここに申し合せをしても、どれだけの拘束力があるのか、拘束力のない、それにもう実際にやって、印刷じゃまずいから、今度は人を雇って返事を書くというようなことも出てきたわけですが、そういう拘束力のないものをただ単にいたずらに申し合せをしていってみたところで、私は何ら価値はないのじゃないか、そういう意味においてやはりほんとうの議員の良識に待って、そうして申し合せをするならしてもよろしいと思う。良識に待って、そうして何ら拘束をしてこうだというようなことのないような措置を私はお願いしたいと思う。

岡三郎日本社会党

○岡三郎君 議事進行で……。(「もう遅いよ」と呼ぶ者あり)いやまだ早いけれども、自由民主党の方々の意見を、幾人か聞いても同じことなんです、大体……。ただ、自民の方々の方は議員総会で御意思が統一されて一歩も退かぬのかどうか。それとも、まだ余地があるというのなら、論争もいいけれども、今聞いていると、大体同じだ。それで私は時間を省略するために、ここで弁論会をやってもしようがないから、やはり理事会の方へかけて、もう少し弾力性ある態度で一つやっていく。そうしないと虚礼というものの定義を始めたり、それから良識というものの定義を始めたりして、お互いに見解が違うので、虚礼というものに対する内容の定義と、それからまあ良識というものを、私の方は良識というものはときどきキテレツな形になることもあると思う。私は衆議院の方は、失礼だけれども選挙が当分ないというので、まあここのところは(「そうなんだ」と呼ぶ者あり)あのくらいの決議をやってもいいと……、(「そうなんだ」と呼ぶ者あり)これはあなたと取り方が違うかもわかりませんよ、しかしそういうふうな取り方もありますけれども、しかし新生活運動を政府みずから提唱しておるくらいですから、やはりこのくらいは益谷衆議院議長が先頭に立ってやるのだ、だから単なる形ではなくて、一つ政府みずからの国民に対する範を示すという強い線を示すのだと私は思った。それならば同じく参議院でも、選挙があってもなくても、自民党の方々の方でも、やっぱりあれにならった一つの形というものを、ワクをきめてはおかしいというけれども、やっぱり何かきめなければ、なかなか良識というものは弾力性があって、幅が広過ぎて、要するにむずかしい。私は去年まできめてきたものをことしで野放しにするという河野さんの意見は、私も一考する余地があると思うけれども、少くとも去年きめたことも、参議院の良識であり、それから改選がないわけですから、やはり一つの慣例ということになれば、私はやはり去年のことまでなくすという話ではないと思う。あれを一つの基礎にして、あれよりか後退するのだったら、今ここで話をする必要はない。ただしあれよりも少しでも前進させようというので、この議運で出ていると思って、かけつけて来たわけです。だから去年よりも後退するというようなことをここで相談するのだったら、これはまことに議院の権威を毀損することになって、これは参議院自体は、一体何だ、選挙になるというと、この良識は変る良識かと言われたのじゃ、私は情ないと思う。その点で議事進行でも、私の方は、理事会に任して、もうちょっと検討してもらいたい。  ここで弁論会をやっても私は果てがないと、こういう意見なんです。

高野一夫自由民主党

○高野一夫君 一つ私、言い過ぎた言葉があるので釈明いたしまして取り消さしていただきたいと思います。  先ほど印刷によるといなとを問わずという衆議院の言葉は、愚劣きわまるという言葉を私は使ったように思いますが、まことに他院の申合せに対して多少行き過ぎの感がいたしますので、その点だけ取り消します。

藤田進日本社会党

○藤田進君 これは岡君の方から理事会でというお話で、最後的にはそうしなければならぬかと思います。しかし御承知のように私ども議運の委員長理事打合会におきましては、すでにここ当分と言って表現が当るくらい、この問題は各会派に持ち帰り、持ち寄り、議論いたしました。その結果昨日、しかし議運の理事会では、必ずしも意見があの段階では一致するに至りませんので、議運で少し皆さんの意見を聞いてきめればよろしい、もしきまらなければ、再び理事会にという、実は委員長から釈明がありませんが、そういう態度で私ども実は臨んだわけであります。  そこで今高野さんの言われる虚礼の範囲が問題であるから困難である、榊原さんの言われるその基準が判断に苦しむ、あるいは河野さんの言われる議論が出ること自体、その良識という、いわゆる良識期待論も出てきたわけです。佐藤さんのように、また拘束力、こういうものは、むしろ議運の理事会で、ある程度話し合いがまとまると思います。問題は基本的に、今次年末年始を控えて申し合せをすることがよいのか、悪いのかという基本論になっているわけです。  そこで私どもが、今天田委員の方から出しました案というのは、これはもう申し上げるまでもなく、衆議院において絶対多数を誇る自由民主党の皆さんのリードのもとにおきめになり、益谷衆議院議長の名において出されたもの、それなんであります。これをなぜ持ち出すかといえば、これは世上国会といえば、衆議院だけとか、参議院だけ、そういうふうに截然と物を考えないと思います。国会議員はこうこうだそうだといえば、やはり衆参両院を一束にして、物をこの種問題について考えやすい。できればやはりこれは衆参両院が共同して申し合せをして、各院の申し合せにするのが至当であろうけれども、今回はそう参りません。すでに先月二十六日に衆議院はきめておるわけであります。そこで私どもとしては、できるだけ、衆議院の申し合せというものが不当でもない、行き過ぎでもないという判断で、できればこの線にそろえた方が効果が上る。衆議院がおきめになっても、参議院議員は地方区において、全国区において幾多の面で接触を持つわけでありますから、参議院の面で一角がくずれるということは、衆議院の期待は水泡に帰するわけですから、こう出したわけです。  私が申し上げたいのは、今回こういうふうに問題になるということは、私の解釈ですが、必ずしも昨年の場合も、たったこの間のお盆の場合も、スムーズに問題が展開して結論が出たのにかかわらず、今回に限り問題になっているのは、世上伝えられている、河野さんのおっしゃる必ずしも議員なるがゆえに無限の良識を期待するのはむずかしい状態で、議員には懲罰があったり、規則があったり、国会法があるわけですが、そこまでいかないでも、選挙の前になりますと、身近な問題であるということで、真偽は別として、年賀状といえども、高野さんのおっしゃるようなものでなく、すでに十万の用意がしてあるのに、これをどうするか、十万は少し誇張にいたしましても、いわば人名簿を見て、社会党だろうが、何だろうが、どんどんアルバイトで響いてしまって、意外な人から年賀状をいただくということはひんしゅくを買う。さなきだに失墜をしかけておる国会の権威というものは、信用を失うのじゃないか。まさに来年選挙を控えておる今回だけに、私は問題がむずかしくなっておるのじゃないだろうか。そこで私は後退するのでなしに、昨年も申し合せをいたしておりましたし、衆議院はこれはきついと解釈できましょうけれども、かなりきつい線をきめなければ、やはりなんといいますか、申し合せの効果が上らないということでありましょうから、ある意味ではかなりきつい線であろうが、これは自後の運営をお互いに、これこそ良識に待って運営をすれば、お互いの同志仲間の中から、世間の指弾を受けることのないようにすればいいことなのでありますから、私は最低昨年の申し合せは守り、かつそれは申し合せをして行くのが至当ではないか。そういうもとにおいて、今皆さんから言われるところの範囲であるとか、判断の基準であるとか、あるいは拘束力の問題であるとか、こういう点は一つ理事会の方で円満に申し合せの具体化をさしていただきたい。私はかように考えております。  でありますから、天田さんの提案されました線を参考にして、これは何も衆議院の通りをする必要はありません。かといって衆議院の申し合せが不当であるという断定はこれはむずかしい問題であります。でありますから、理事会へ回すならある程度基本線だけは一つここでおきめになって理事会にお回しいただきたいということを要求します。

河野謙三緑風会

○河野謙三君 今の議事進行の御発言につきまして、賛成であります。ただ二言、この理事会にかけられました場合に、理事の諸公にお願いしおきます。  私はどう考えても、事の性質上、虚礼廃止とか新生活運動というものは、強制すべきものじゃないし、また強制にひとしいような形式は絶対にとるべきものじゃない。とっても意味がないのです。どこまでもやはり個人というものを尊重した形でこれは進むべきものであるといって私は断じて間違いないと思うのです。その線に沿って一つ理事会で、理事会の良識においてしかるべく御善処あらんことを……。  それから衆議院ということをおっしゃいましたけれども、私が言うのじゃなくて、世間は衆議院ば闘争の府であり、参議院は良識の府であると言っておる。ただ参議院は良識の府であるかどうかということは、われわれの責任の問題である。少くとも衆議院がいろいろこの問題について、どういうふうに決定した、どういうふうに申し合せをしたから、参議院もそうであるという、むしろ同じであるのが不思議である。これは参議院も衆議院も同じというと参議院も闘争の府になるのである。ですから衆議院がどうこうということにつきまして、これに非常にウエイトをかけて参考にされることにつきましても私は異論があります。またいろいろ申し上げると弁論大会だと非難を受けますから、ここらで理事会に……。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 速記をちょっとやめて下さい。   〔速記中止〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) それでは速記をつけて。  本件は、なお理事会において審議を続けてみたいと思いますが御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十五分散会      ――――◇―――――

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