議院運営委員会 第43号
- 発言数
- 42 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1955/07/22
会議録
○委員長(郡祐一君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 常任委員の辞任及び補欠に関する件。
○参事(海保勇三君) 社会党第四控室から、農林水産委員の野溝勝君、大蔵委員の小林孝平君、逓信委員の森崎隆君、予算委員の小林孝平君、懲罰委員の三輪貞治君が辞任せられまして、後任として農林水産委員に森崎隆君、大蔵委員に野溝勝君、逓信委員に小林孝平君、予算委員に三輪貞治君、懲罰委員に小林孝平君を指名せられたいとのお申し出が出ております。
○委員長(郡祐一君) ただいまの報告通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(郡祐一君) 次に、調査承認要求の取扱いに関する件。
○参事(宮坂完孝君) 予算委員長館哲二君から、調査承認要求書が提出されております。 事件の名称は、昭和三十年度予算の執行状況に関する調査。目的は昭和三十年度予算についてその執行状況並びに国民経済との関連について調査し、今後の予算審査に資する。方法は、関係者より説明を聴取し、資料の提出を求め、必要に応じて委員派遣を行う。期間は、今期国会開会中であります。
○委員長(郡祐一君) 本要求と承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(郡祐一君) 次に国立国会図書館の経過報告に関する件。 本件に関しましては、先般来委員会におきまして御質疑を願っておりましたが、他に御発言はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 別に御発言がございませんければ、本報告を承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。 なお本件、その他図書館関係事項の審査の結果は、本会議において委員長から口頭報告をいたすことになっておりますが、その内容につきましては、あらかじめ委員長に御一任願うことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認めまして、さよう取扱います。 ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(郡祐一君) 速記を始めて。 今官房長官が出席いたしております。官房長官に対して御質疑等のおありの方は御発言を願います。
○矢嶋三義君 先刻来当院の議運の理事会で、来月ジュネーヴで行われまする原子力平和利用会議に国会議員が出席する件について、衆議院側の動きとあわせ協議した次第でありますが、念のため官房長官から正式の委員会の席上で説明を聴取しておいた方がよかろうというので官房長官の御出席を願ったわけですが、この点について官房長官にただし、御答弁をいただく前に、私は先般文教委員会で官房長官にわが国のジュネーヴ会議に参加する代表、顧問団の件に関して、質疑をし、要望を申し上げておきましたので、以下の事柄とも関連がありますから、その後の経過並びに結果について、次にお尋ねする点について簡単明確にお答えを願いたいと思います。 これは伝えられるところによりますと、ジュネーヴの原子力会議に政府から代表団として派遣する人員は代表団五名とそれから顧問団十二名、これを決定したやに伝えられております。この点が相違ないかどうかということが一点。 それから次はあの当時私が伺いましたように、時間の都合がありますから、ここで繰り返しませんが、ジェネーヴにおける原子力平和利用会議には、原子力に関して比較的に後進性を持っているところのわが国としては、原子物理学界の第一線級の人をぜひとも送って、そしてあらゆる角度から視察研究して、わが国に何らかその方面におけるところのプラスをもたらすべきだ。こういう要望が学術会議等らかなされていると申し上げ、官房長官御承知の通りです。 ところが政府としては、これらの代表、顧問の派遣に当っては、それぞれ関係各省にすでに割り当てられたところの外貨の範囲内において行け、それが都合がつかなければ特別、政府としては考慮は払えないからいたし方がないという態度を堅持したがために、具体的に一つの例をあげますならば、日本学術会議会長並びに学術会議の原子力特別委員会から強く要望のありましたところの教育大学の朝永教授は、外貨関係で出席不可能という状態になった。しかし工業大学の武田博士は、通産省の持っているところの外貨の割当内で通産省側から配分を受けるので、出席ができるという状態になっておった段階に、私は官房長官に、こういうときこそ予備金等閣議決定して振り向け、さらに外貨の特別割当をしてでも、ほんとうにそういう会議に出席して十分見ることもできるし、学びとることもできるところの原子物理学界の権威者を送るべきであるということを強く要望し、官房長官はできるだけその意に沿うということを当該委員会において答弁されたわけです。 私が申し上げるまでもなく、このジュネーヴの会議は、その会議の性格とかあるいはもたらされるであろう成果について、あらゆる角度からいろいろと評価をされておりますが、しかし世界各国の原子物理学界の第一線級の学者が出席するということは、既定の事実として伝えられておるわけでございます。従って私が次の質問を展開する前提として、官房長官にお伺いすることは、五名の代表並びに十三名の顧問団が決定したというのは相違ないかどうか、それから学術会議等から要望のありましたそのうちの一人、具体的の例としては、教育大学の朝永教授等もあるわけでありますが、そういう原子物理学界の第一線級の人をわが国学界の要望に沿って出席ができるように取り計われたかどうか、という点をまずお答え願いたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) ジュネーヴの原子力平和利用国際会議に出席する日本政府代表は、外務事務官田村景一君、資源調査会副会長の安芸皎一君、日本学術会議会員藤岡由夫君、工業技術院長の駒形作次君、それから都築正男君、これらの五名が日本政府代表に命ぜられたのであります。なお、政府代表顧問には、文部教官矢木栄君、同じく三井進午君、同じく岡村誠三君、同じく武田栄一君、同じく加藤正夫君、同じく本田雅健君、総理府技官阿部滋忠君、外務事務官栗野鳳君、一本松たまき君、奥田克己君、神原豊三君。それらの人々が政府代表並びに代表顧問に任命されたわけであります。 先ほど来矢嶋委員から指摘されておりましたが、この会議の重要性については、十分政府関係機関においても慎重に考慮いたしました結果、これらの人々が選ばれたのでございまして、これは御承知のように、外務省、文部省、通産省、経審等、おのおのの原子力平和利用に関係ある当局において、慎重審議協議の結果、しかるべきものとして申請されて参ったものでございます。 なお、御指摘の中に朝永教授の問題について御意見がありましたが、これらの人々も矢嶋委員からも強く要請されておったようでありますが、関係方面におきましていろいろ検討の上、あるいは藤岡由夫氏、あるいは武田氏、その他現職第一線の人もはいっておりますので、これらの人々とも、勘案の上決定されたものと考えます。なお、予算の範囲内でということの関係から落ちたのではないかということが言われておりまするが、そういう事実については、私はまだ報告は聞いておりません。先般の文教委員会における矢嶋委員の御質問に対しまして、私のほうからお答えいたしましたのは、この原子力平和利用の会議に行く際、関係方面から予算の請求があり、特にそれが予備金支出を必要とするという件について要請があった場合においては、政府としては考慮します。こういうふうに私は申し上げたのでありますが、予備金支出について要求はございません。従いまして、その手続がない以上、私のほうとしては、それに対する措置は講じていない次第でございます。
○矢嶋三義君 次にはいる前に、もう一回聞かしていただきたい。私はある特定の人物の名前をあげましたが、この件については、あるいは団体あるいは個人から私は依頼されたりあるいはそそのかされて質疑をいたしているものではございませんことをまず明確に申し上げておきます。 私が述べんとすることは、学術会議というのは、これは公的な機関です。その議長が強く要請して、その公的の機関の中にある原子力特別委員会という、かような委員会の総意によって、この学徒こそはわが国の斯界における第一人者であるからぜひそういう会議に何らかの形で参加さしてほしいという要請がある場合には、私はそれは強く尊重さるべきものである、こういう立場で、官房長官に要望しましたところ、官房長官は、その通りだ、善処するという答弁であったわけですね。そこで私はこの方面については、何も専門家でない、全くのしろうとでありますけれども、私は教育大学の朝永教授という方はその方面のわが国第一線級の学徒であるということはよく聞いておるところでございます。しかも、公的な機関で強く要望されたのに、外貨がないために出席ができないというようなことは私は遺憾なことだと、さように考えるわけです。もちろん藤岡博士がはいっておりますが、藤岡博士は、御承知の通り、ソビエトの原子力会議にも行かれました。しかし、向うの滞在費その他は一切向う持ちで、旅費しかこちらから出ていないわけですね。だから、藤岡博士がおいでになったから、その学界の切な希望に基くところの朝永教授の出席は必要がないと即断されることは、これは私はいかがかと考えるのでございますが、従って、この点については、もう長く聞きませんが、ただ一言聞いておきますが、どういうわけで朝永教授は学術会議の強い要請あるにかかわらずお入れにならなかったか、私が承わるところでは旅費関係だと承わっているわけですが、かように政府としては確認していないかどうか、その点だけお答え願いたい。
○政府委員(根本龍太郎君) この政府代表並びに代表顧問団は私の手元で選考いたしたのでなく、実は矢嶋先生御存じのように、関係の各省において十分推薦母体その他と協議の上これはまとまって決定したものでございます。従いまして、その決定したものについては、政府としてはしかるべきすべて権威ある人々の協議によってできたものでありますから、そのまま了承いたした次第でございます。朝永教授がその選から漏れたという理由が外貨の割当にあるかどうかについては、私まだ承知しておりませんが、先般矢嶋委員からのお話があったので、すぐに大蔵省の主計局長に対しまして、そういうことであっては困るからどうかと言ったら、外貨の割当のために特定の人を除外するということはとうてい考えられない。またそういうことはしておりません。何か、学術会議のほうの予算等調べたところ、朝永教授が行けないというような予算関係にはなっておらない、という報告を私は聞いておった次第でございます。
○矢嶋三義君 本席は議院運営委員会でありますから、これらの点に関する質疑はそこで切りまして、次にこの参議院の議院運営委員の一人として伺いますから、簡単に明快な答弁を念のためしておいていただきたいと思います。と申しますことは、ジュネーヴのこの国際会議に衆議院議員の四氏が出席されるや承わっております。これらの点について、それぞれ党派間にあるいは衆参事務当局の間で、いろいろと話し合いがなされましたが、明らかなるがごとく、また明らかならざるがごとくでありますので、明快にしておきたいと思うのでございますが、まず第一番に衆議院議員の出席される方は、先ほど官房長官が申し述べられました正式代表並びに顧問を合せ、これを総括して代表団と私は申し述べますが、そういう一員であるのかないのか、その点お答え願いたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 衆議院の議運において決定されたそうでありまするが、まだ私の方には正式に運営委員長からも、何らの連絡はございません。従いまして明確に政府がこのたびこれに対してどうするかということもまだ態度が決定しておらない次第であります。実はただいまこちらへ出席を要求されたので、一体どういう用件かと聞いたら、そういう問題であったのです。それで実は、民主党の総務会の役職員に、どういうことかと聞いたわけであります。その話によりますというと、これは自費で行かれるということを聞いております。ただし海外出張は、為替が管理されておるので、こういう国会から各党代表ということであるから、外貨の割当については政府において考慮してほしいというような意向のようでありました。こういうお話です。またその会議に列席することができるようにするために、あるいは名目上の政府代表顧問となったということも考えてもらわなければならぬというような意図のようでありまするが、これは正式にまだ衆議院の議長からも、議院運営委員長からも何らの正式の連絡はございませんので、私がただいま来る途中で聞いた情報程度にお聞き取りを願います。
○矢嶋三義君 さらに念のために伺いますが、政府の代表顧問というような名称をあなたが了承する場合に、国会法三十九条に基いて国会の承認を要するものと官房長官はお考えになりますか。あるいは要しないものとお考えになられますか。
○政府委員(根本龍太郎君) この点は実は先般のバンドン会議においても、大体これに似た事例がございます。すなわち最初は政府の代表として行くべきだという意見もあったのです。それは好ましくない、しかし政府の顧問か何かの形で行かなければ会議に出席することができない。しかしながら責任を分担するあれにはならないというようなことで、国会のまあ正式の承認を経なくて了解のようなことでやったような例もありますので、その場合においては、また考えなければならぬと思います。これは政府の方からお願いして出席をいただくわけでございませんので、衆議院としてジュネーヴの原子力平和利用の会議は非常に重大であるから、出席をなすべきだというおそらく衆議院独自の判断によってなされたことと思いまするので、なおまた先ほど申しましたように、議長からも、議院運営委員長からも正式に何らの申し入れがありませんので、その申し入れの内容によって、政府が考えなければならないことと存じております。
○矢嶋三義君 ただいまの官房長官の御説明を聞きますと、さらにもう一点、明快にしておかなければならん点があると思います。 バンドン会議の例を引いて申し述べられましたが、あのときは、これは明らかに国会派遣で、国会の代表的な性格を持っておりました。それでただいまの答弁から念のためにはっきりしておかなくちゃならぬことは、それじゃ参議院議員の四君がジュネーヴの国際会議に行かれた場合に、日本国会の代表であるがごとくないがごときやや不明確な状態というものが現出されるのではないかと私は予感をいたしますが、そこで議長並びに議運の委員長に伺います。この件について衆議院側から交渉があったかないか、さらに現在の質疑応答をお聞きになって、衆議院側からお出でになる方が、わが国会の代表としてジュネーヴの会議に出席される動きは参議院として了承できるものであるかどうか。その点を念のために私は伺っておきたいのであります。 と申すことは、今まで名目はともかくも、実際的に国会の代表という形態をとる場合には、衆議院に足を持たないところの参議院の緑風会というものは、そのつど参加を認められておったものでございますが、今度の事例というものは、その点はないのでありまして、従って参議院側としては、その点をあらためてはっきりしておかなければならぬかと思いますので、お伺いを申し上げる次第であります。
○委員長(郡祐一君) 私議運の委員長として承知をいたしております限度におきましては、衆議院側の議運の委員長その他、だれからも正式にこのたびの問題について了解その他の申し入れは受けたことはありません。衆議院の議運の委員長と個人的な話をいたしましたときに、衆議院の議院運営委員会において、ただいま矢嶋委員の述べられたような問題が提起されたのではないかということを尋ねましたが、国会代表というような話は委員会においては出ていないということでありました。 私が承知しております範囲はその程度であります。
○議長(河井彌八君) ただいま矢嶋君からのお尋ねでございますが、議長といたしまして、また議長とせずとも、そのお話は何ら聞いておりません。従いましてそういう問題がどういう性質のものであるか少しもわかっておりません。で、わかりましたならば、適当な措置をとるということになろうと思います。まだそういうことは少しも承知しておりません。
○松岡平市君 そうするとその問題について、官房長官はまだ何も聞いておらん。しかしまあバンドン会議の先例もあることだし、あるいは会議に列席する便宜のために公式の承認は認めないけれども、一応顧問団という名称を付与するというようなことはあるかもしれんというふうに考えられるような御答弁でございましたが、そうでございましょうか。
○政府委員(根本龍太郎君) ただいま正式の何らのあれはございませんが、この前のバンドン会議のように、各党から両院とも了承の上で、せっかく大半なところに行くのであるから、そうした便宜を政府がはかってはどうかというふうに言って参ったときには考慮しなけりゃならないではないかという意味でございます。
○松岡平市君 議運の委員長の話によると、衆議院委員長と相談したときに、正式な会議の代表者の一員としては、形式的にしろ、何にしろ、加わる人はいないかのような議運の委員長の話であったそうであります。ところが官房長官は、もしそういうことがあれば、考慮せざるを得ないだろうというお話でございまするが、少くともバンドン会議のときは、先ほど矢嶋委員も触れられたように、これは国会から、それぞれ承認して、国会代表としてやらしたのです。顧問団に加えるか加えないかということは、会議列席に便宜のためである。今回の場合におきましては、この諸君がジューネーヴのそういう会議においでになるということは、参議院は全然あずかり知りません。形式的に了解もしておりません。従ってバンドン会議のあのときの場合とは相当私は状態が違う、少くとも国会代表という形において両院の希望があったからというような前回の事例を、今回の場合は、参議院があらためて政府に向って、参議院も同意します。そういうことにしていただいてけっこうでございます、そうしていただきたい、ということを申し入れをしない限りは、前回と同様のお取扱いはさるべきものではないと君たちは考えるのですが、少くとも国会代表という形においては、それはいかがでございますか。参議院はそういう申し入れをしない、衆議院だけの申し入れの場合だけでも、なさるかなさらぬか、これをお聞きしたい。
○政府委員(根本龍太郎君) これはまだ正式に何らのあれがありませんから、あらかじめお断わりしておきますが、もし参議院側におきまして、何ら関知せず、そういう状況でありまするならば、バンドン会議における場合とは、事態が異なっておりますということはわかります。従いまして、それに対してどういうふうな衆議院の方面から要請があるかわかりませんので、要請があった場合は、あらためてまた考えてみる、また相談もしてみたい、こう考えております。
○松岡平市君 そのことについては、あらためて相談するということは、参議院に御相談下さるものと私は一応了解いたしておきます。 なお、官房長官には、議案の審議に関する、政府の審査の件、一、二について質問したいと思いますけれども、たまたま今、外国へ議員を派遣する、あるいは議員が行くという問題でございますから、官房長官にお聞き取りを願って、私は一言お聞きしたい。 これは、まず議長にお聞きしたいと思うのでありますが、八月の二十四日からヘルシンキで列国議会同盟の会議がある。これに衆議院から、同時に参議院も五名の代表者を選定して送るということ、すでに議運等においても承認されております。この列国議会同盟へ派遣する日本の議員団の団長でございますが、これは昨年、私の承知しておる限りでは、参議院の議運の委員長寺尾君がたまたま行かれるので、参議院の団長になられた。同時に衆議院では篠田弘作君が一応衆議院側の団長になっておられ、日本側の議員団の団長としていずれを推すかということで、相当両者の間で交渉いたしました。ところが、その際いろいろ、まあ両方の間で交渉の途中で、相互において、私の承知しておるところでは、当時の堤衆議院議長、河井議長並びに両方の事務総長がお話合いになって、将来この問題についてはよく両院で話合って、そうして適当にきめることにしょう、今年の場合は、衆議院ですでに篠田弘作君を議員団団長にしておるから、こういうことで、本年から後のことについては、十分両院の間でどちらを出すかというようなことについては協議をするということで、去年は済んだと考えます。それで本年におきましては、従来ずっと衆議院がなっているし、去年のそういう経過もあるということで、参議院は本年はおそらくは、昨年の経過からかんがみて、参議院側で団長を推すことができるであろうというふうに、私たち歳運で派遣議員を選定いたします際にも、そういうふうにお互いの間は話し合って選定をしたと考えておりますが、間もなく八月の議員団も出ることになると思います。このことにつきまして、衆議院議長と昨年のそういう経過に基いて議長並びに事務総長の間にいろいろ御相談になったと思います。相談の結果、どういうふうに進行しているかということについて、一応議長から御発表願えれば大へん仕合せであります。
○議長(河井彌八君) 松岡君の御質問にお答えいたします。 列国議会同盟の会議を昨年ウイーンにおいてやられた、そのときに両院から議員が派遣されて出席をせられた、そのときの派遣議員団の団長は衆議院議員がなられたのであります。それからその際に、主としてあちらに出席された本院議員の方の申し合せによりまして、この次の会合には参議院側から団長を出してしかるべきだ、出すべきだということの申し合せがありましたと聞いております。それで来年、すなわちことしの議会の団長の選定につきましては、どうするかということは、両院の議長議院運営委員長、事務総長の間で協議しようと言うことになっておると承知して居ります。 そこで本年の場合になって、非常に悩んでいるのでありますが、衆議院側はどうしても衆議院の側の団長をもって、会議の団長にいたしたいということを強く言っております。この点につきまして、参議院議長といたしましては、それは出席されます議員諸君の御意向も、それはごもっともなことでありまして、ことに、これがうまくいかないというと、将来両院の関係などにも、どうかするとおもわしくない結果を生ずるのではないかということを深く憂慮いたしまして、かねての昨年来の申し合せに基いて、今回は参議院から出していただくようにということを、益谷議長にまで大体言いました。しかしながら益谷議長から特に面会を求められまして、どうもそういう要求には、衆議院としては応じられないという状況にあるということなのであります。これは非常に遺憾であります。しかしそのことは、議長といたしましては、参議院側の代表にお伝えをいたしていまして、何とか、まだ多少時日がありますから、その間に適当な解決をみたい、すなわち参議院の希望通りこれが実現せられるようにいたしたいということを考えている次第でございます。まだ結論には達しておりません。それだけお答えいたします。
○松岡平市君 そうすると、昨年あれだけの経過を経て、大体はまあはっきりはしなかったけれども、両院の議長の間に、まあ来年は参議院に譲るからというようなお含みのもとに、まあ篠田君の団長をわれわれは認めたつもりでございますが、今日だめだ、ことしもだめだということは、たとえば衆議院側の言い分は、参議院で選んだ派遣議員のうち、団長にふさわしい人間はおらぬからだめだ、だから今年はだめだというのか。それともこれは、将来にわたって、この派遣議員の団長というようなものは、そういう去年の申し合せ等に拘束されずに、あくまでも衆議院が団長として行くんだとこういう益谷衆議院議長の伝え方でございましょうか。そのどちらでございましょうか。
○議長(河井彌八君) 参議院の選出した代表から、団長を選ぶということは不適当だ、値打ちもないというような、さような不遜な意味は申しておりません。しかしながら、はっきりそれは了解しかねますが。何としても衆議院は第一院であるというような考えでもありましょうか。とにかく、まあ衆議院議長も事務総長も、昨年のこの申し合せ、すなわち成り行きというものは、十分承知いたしておりまして、努力されたにかかわらず、衆議院側の諸君がどうしても衆議院側で取るのだということを固執しておるというような実情であったと了解いたしております。
○矢嶋三義君 その件については、私は松岡委員と同意見でございますが、参議院議長におかれても、参議院という立場において、さらに衆議院との今後の関連という立場においていろいろと御高配いただいているようでございまして、今後も議長の善処を要望することに私はとどめてはいかがかと思います。 さらに、問題をもとに戻しますが、先ほどのジュネーヴ会議の問題について松岡委員から、参議院としては全然関知しないという意味の発言があり、その発言を根本官房長官が受けられて、参議院側が全然関知していないのならば云々という言葉がございましたが、この言葉は、参議院の議院運営委員会、衆議院の議院運営委員会、すなわち院と院との正式機関において何ら関知、関連がないという意味でございまして、たとえば私の党において、この会議の重要性から党の代表を派遣すべきであるという点に、これは私の党のことですが、そういう範囲については、ジュネーヴ会議ということについては、全然関知していないということではないわけでございますから、その点、官房長官は、意味を取り違われないように、この点私から要望を申し上げておきます。
○松岡平市君 先ほど私が提起した問題につきまして、これはもう議長のお答えがはっきりいたしましたが、私は衆議院における与党最大会派の民主党の所属議員、同時にその最大会派の上に立っておられる政府の官房長官として、今申しますように、去年そういう申し合せがあった、ところが今年どうしても衆議院優位という考え方で、列国議会同盟の団長を参議院側に譲ることを、主として最大会派はあなたのところですから、今度行かれるのもあなたの方は二人行かれることになっておる、それをどうしても譲られないというような衆議院側の態度について、これはあなたは政府の官房長官としてではなしに、政府与党の、そういう態度というものについてどういうふうにお考えになるか、一応お漏らし願いたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) その問題は、私実は、ただいま個人的意見を吐く場所柄でもないと思いますし、そうしてまた、これはせっかく両院の議長さんまでがいろいろ御心配の上、御協議のようでありまするから、これは両院で一つ御相談していただきたいと思っております。政府としては、この派遣団の団長の問題には介入いたしたくないと思っている次第でございます。これは党においてもどういうふうな協議をしておったか、私まだそれについて存じておりません。個人的な見解を申し上げることは差し控えさしていただきたいと思います。
○松岡平市君 それでは私はごく簡単に……。 会期もあと十日になりました。最初一カ月延長する場合に、一カ月は長過ぎると、この委員会においても、非常にそういう議論が大へんされた。私たちは、衆議院が法案の大部分を持っておって、参議院は長いか短かいかということを多く論ずるわけにはいかない。衆議院がきめたということについて従うより仕方がないじゃないか。一カ月あれば、その間には衆議院も参議院の審議期間を考慮して、よこすだろう、そういうことで賛成するということでありました。同時に私たち自由党の党員としては、当時の政治情勢に基いて、やはり少くとも一カ月なければ、相当の法案を両院を通過させることは困難であろうという、その見解にはわれわれは従わざるを得ないということで、一カ月もまたやむを得ぬとして、こういうふうにいろいろな反対、非難を浴びながら、一カ月の会期延長に同意したわけであります。 そうして一カ月のうちもう二十二日になって参りましたが、法案の、いわゆる重要法案と目されるものは、その大部分はいまだ参議院にきておらぬ。よしんばきょう参りましても、参議院の審議期間は十日足らず、衆議院において、えんえんこの長い間審議して、容易に可否が決せられなかった問題が、参議院に参りまして、わずか十日足らず、一週間や三日、五日で審議されるとも考えられない。 さてこういう状況のもとにあって、政府は、法案の審議についてどういうふうに考えておられるか、一応政府のお答えを願っておきたい。
○政府委員(根本龍太郎君) 会期が旬日を出ないというような情勢になりまして、重要法案がいまだに衆議院で審議中でありまして、今日、本院の方に回付されて参っておらないものが相当あるというのは、われわれの憂慮いたすところでございまして、そのために与党はもとよりでございますが、野党各派についても、特に御協力、促進方をお願いしておるわけでございます。なお本日はそのために午後四時から与党の幹部と連絡会議、重要なる法案で、いまだ審議の途中で難行を続けておる担当閣僚が集合いたしまして、促進について、特別に協議をして善後措置を講じたい、かように考えております。
○矢嶋三義君 官房長官に申し上げておきますが、参議院の議院運営委員会の理事会あるいは懇談会で出ていることは、参議院全会派を通じて、会期は七月三十日までに終るのだということを再三再四確認して、私ども立法府に席を置くものとして、その責務の遂行に微力ながら懸命の努力をしているものでございます。七月三十日の会期でございますので、われわれもその責務を十分果したいし、特に要望申し上げておく点は、政府委員の、委員会あるいは本会議の出席等について、政府側において格段の努力をされますように、特に要望いたしておきます。 なお委員長に申し上げますが、これらの件について、格別他に質疑、御意見がなければ、相当時間も経過しておりますので、本委員会は休憩にして、小委員会に移して、できるだけ早く本会議が開会されるように取り運んではいかがかと存じますので、お諮りを願いたいと思います。
○委員長(郡祐一君) 他に官房長官に対する御質疑はありませんか。
○藤田進君 一点だけ……。 きょう四時から与党との連絡会議が持たれるということの今御答弁がありましたが、この会議では、今会期延長について、さらに困難性のある状況も御承知だと思いまするし、しからばこの国会が三十日で終った場合に審議未了もやむなし、あるいは継続審議やむなしという、そういう分類も今日の四時の会合ではお話し合いをなさることになりますか。
○政府委員(根本龍太郎君) 国会対策全般につきましてでありまするので、御指摘になった点もあるいは議題に出るかもしれません。
○委員長(郡祐一君) 他に御発言はございませんか。 御発言ございませんければ、暫時休憩いたします。 午前十一時五十一分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕