議院運営委員会 第5号
- 発言数
- 83 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1955/03/31
会議録
○委員長(郡祐一君) 委員会を開会いたします。 常任委員の辞任及び補欠に関する件。
○参事(海保勇三君) 自由党から、予算委員の西岡ハル君が辞任されまして、後任として田中啓一君を指名されたいとの申し出がございます。 社会党第四控室から、社会労働委員河合義一君、大蔵委員菊川孝夫君が辞任されまして、後任に社会労働委員に菊川孝夫君、大蔵委員に河合義一君を指名されたいとの申し出がございます。なおもう一件、予算委員の秋山長造君が辞任されまして、後任として平林剛君を指名されたいとの申し出でございます。 社会党第二控室から、商工委員の三木治朗君、逓信委員の小松正雄君が辞任されまして、後任として商工委員に小松正雄君、逓信委員に三木治朗君を指名せられたいとの申し出がございます。 無所属クラブから、大蔵委員の木村禧八郎君と運輸委員の中称太一君が辞任されまして、大蔵委員に平林太一君、運輸委員に木村穂八郎君を指名されたいとの申し出でございます。
○委員長(郡祐一君) ただいまの報告の通り決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないと認め、さように決定をいたします。 —————————————
○委員長(郡祐一君) 調査承認の取扱いに関する件。
○参事(宮坂完孝君) 外務委員長石黒忠篤君から、国際情勢等に関する調査について要求書が出ております。 また大蔵委員長青木一男君から、租税及び金融等に関する調査について要求書が出ております。
○委員長(郡祐一君) ただいまの報告のありました要求を承認することに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認め、さよう決します。 —————————————
○委員長(郡祐一君) 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名に関する件。
○参事(河野義克君) 三月三十日、内閣総研大臣から、中央選挙管理会委員に任命されていた荘原達は、三月二十四日、同委員を辞任したので、後任者の任命について公職選挙法第五条の二の規定により、国会の議決による指名を求めますという申し出が出て参りました。日本社会党の方から、これは社会党の右派でありますが、委員として山崎廣君、予備委員として藤牧新平君を推薦して来られました。これは御承知のように両院通じての国会の所属議員数に応じて、中央選挙管理会委員を推薦して来て、そのものについて任命して行くわけであります。今回は、日本社会党右派の方から推薦されてきているのであります。
○委員長(郡祐一君) ただいま説明のありました通り取り扱うことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(郡祐一君) その次に土地調整委員会委員任命につき本院の承認を求めるの件、並びに文化財保護委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件。 前回要求されました資料がお手元にお配りいたしてありますが、資料等につき、御質疑のある方は御発言願います。御質疑ございませんか。
○矢嶋三義君 私は津田廣君については質疑ございませんが、川北禎一君の資料については若干質疑いたしたいことがありますが、まだ政務次官お見えになりませんか。
○委員長(郡祐一君) ただいま矢嶋君から要求のありました文部政務次官、間もなく参りますけれども、官房長官が出席しておられますから、委員任命につき本院の同意を求める件以外におきましての官房長官に対する質疑があれば、この際お願いいたしたいと思います。
○矢嶋三義君 今後の院の運営上官房長官に若干伺いたいと思います。 まず、先般伺って相当の時日を経過しているわけでありますが、昭和三十年度の本予算案が国会に提出される時期はいつと了承してよろしいのですか。その点伺います。
○政府委員(根本龍太郎君) 政府といたしましては、先般本委員会において申し上げましたように、大体四月十五日ごろと予定しておる次第でございます。
○矢嶋三義君 防衛費に関する正式交渉は三月二十五日、第一回の折衝をもたれたと伺っていますが、それ以後正式交渉は何回程度行われておりますか。
○政府委員(根本龍太郎君) 私、正確なことは存じておりませんが、外務大臣、大蔵大臣の折衝が行われてから、あとは事務折衝みたいなものは随時やっておるようでありまして、正確に何回やっておるということは、まだ報告に接していないのでありますので、その回数を明確に申し上げることは困難だと思います。
○矢嶋三義君 この防衛費に関する折衝がまとまらなければ、昭和三十年度の本予算は確定いたしがたいかと考える次第ですが、その点いかがですか。
○政府委員(根本龍太郎君) お説の通り折衝が完了しなければ、非常に困難ではございまするが、しかし防衛折衝が完全なる了解が出ないために、そのために非常に遅れるということはないようにいたしたいということで、せっかく政府においては努力中であります。
○矢嶋三義君 参議院においては、本日中に四月五月の暫定予算案が上るであろうという見通しが立っているわけでありますが、その後において四月中旬ごろまでには、政府からは別に案件は国会に提出されないやに承わっているわけです。もしそうだとすれば、今後の国会の運営は、いずれ協議されますが、あるいは自然休会というようなことになるかと思うのですが、そうなりますと、相当に確実性のある提出期日というものを承わっておかないと支障を来たすかと思うのです。 で、私は二点について伺いますが、今後審議案件として国会に出されるものはどの程度あり、その出てくるのはいつごろかという点と、それから私は本予算案の提出時期の四月十五日に努力されつつあるということをお聞きいたしましたが、果してその時期に確実に出し得るものかどうか。私の直感をもっては、無理なのではないか、それまで果して出し得ないのじゃないかという危惧の念を持っているがゆえに、念のために官房長官に承わっておるわけですから、さらにこの二点についてお答えをいただきたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 先ほどもお答え申し上げましたように、四月十五日にはぜひ出したいと思っております。いまのところ大蔵大臣の方からの報告によりましても、大体そのときには可能であるという見地に立っておるのでございまして、特別な支障がない限りそういうふうにいたしたいと思っております。 なお提出案件につきましては、この前の本委員会において御説明申し上げましたように、大体法律案件が二百数十件と条約関係が二十三件くらい、これを現在予定しておりますが、これまた相当長い期間のことでございまするので、あるいはさらに若干の移動があるかもしれません。さように思っております。なおまた上程の時期につきましても、現在のところは予算提出前に法律案を出すという準備はいたしていないのでございます。本予算上程に関連いたしまして、予算審議に関連する法律案を先に提出する、あと漸次審議ができ次第他の法案を出す、かように考えておる次第であります。
○矢嶋三義君 四月十五日ごろに本予算案を出すという期待は先般も承わったわけですが、これはまあ新聞報道によりますと、本予算の審議を四十五日程度で打ち上げたい。従って五月末日で本予算を上げたいと、こういう政府の一つの期待のもとに、こういう説明がなされているやに承わっているのでありますが、さようかどうかという点と、それから昭和三十年の本予算というものは、鳩山内閣の母体、民主党の選挙当時における公約等とも関連して、相当審議期間というものは私は必要になって来るのではないか。こういう見通しを持っている次第ですが、四十五日間に審議を終了するという期待のもとにお考えになっているとすれば、少しこの分析は甘いのではないか。私はかように考えるのですが、まずその点を伺います。
○政府委員(根本龍太郎君) 審議期間の問題につきましては、これは国会みずからにおいて、これは実質的にきまると思うのです。従って政府から予測を申し上げることは、あるいは若干違うかもしれませんが、政府といたしましては、四月・五月暫定予算を提出いたしまして、本日通過さしていただけるものと信じております。そういたしますと、本予算は五月末までに成立さしていただきたい、これが政府の念願でございますし、又立場でございます。五月末までとしますれば、大体四十五日間の期間が残っておる。この間において成立さしていただくことを政府は心からお願い申し上げておる。こういう状況であります。
○矢嶋三義君 もう一回この点について伺っておきますが、では、かりに四月十五日に予算案が国会に提出されたといたします。そうして、政府の念願に沿って、両院が審議をして、なおかつ五月末日で審議が終了しないという場合もあり得るかと思います。そういう場合に備えて、六月の暫定予算をいかように組んで提出するか、具体的に言うならば、政策を織り込んだ暫定予算として六月分をそういう場合には、出すかどうか。そういう点についてあらかじめお考えになっておられますかどうか、伺いたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 政府といたしましては、先ほど申し上げましたように、五月中に成立さしていただきたいと存じまするが、審議の最終的段階において、どうしても五月にはだめだということになりますれば、これはやむを得ず、そのときにおいて、六月暫定予算の問題をあらためて考慮しなければならぬ段階に立ち至るであろうと存じます。
○矢嶋三義君 私は、この件に関して質問はこれでとどめて、他の件について質問がありますが、この件について他の委員から質問がありましたら、それを先に。
○委員長(郡祐一君) ただいまの矢嶋君の質疑に関連いたしまして御質疑がございましたら御発言願います。
○天田勝正君 質疑はございませんが、希望だけ申し上げておきます。 従来政府が、国会の決定いたしました審議期間の末尾に至って、重要法案を出して参る傾向があって、そのために本院の運営に非常な支障を来たした例が多々あります。民主党内閣ができて初めての国会としてのこの特別国会でありますから、今から過去の例で律して小言めかしいことは申し上げたくありませんけれども、昨年のあの乱闘国会に至りました一つの要因も、四月半ばごろになって重要法案が出て来る。しかもそのしわ寄せが、本院に審議期間が二日ぐらいしかないという状態によって衆議院から送り込まれる。これは必ずしも政府だけの責任ではございませんけれども、政府の提出がおくれますがゆえに、押せ押せで、さようなことになって来るのであって、そういたしますと、本院の運営に支障を来たす事態が必ず起きるのでありますから、まだいつどういうものを提出するという御予定がはっきりきまっておらないのでありますけれども、これは一つ早い機会にその予定をお作り願って、適当な機会に本委員会に御報告を願いたい。少くともこの国会は六月末日までということになっておりますが、どんなにおそくとも、重要法案と目される、審議を相当期間要するものについては、五月一ぱいに必ず提出していただきたい。このことだけ希望を申し上げておきます。
○委員長(郡祐一君) 速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(郡祐一君) 速記を始めて。 他に予算案、法律案の提出時期についての御質問はございませんか……ございませんければ、他の案件に関して官房長官に御質疑があれば御質疑願います。
○矢嶋三義君 私は簡単に一、二伺いますが、それはぜひここで伺っておきたいのですが、と申しますのは、松村国務大臣の入閣は、副総理の含みがあるとも伝えられているし、そういう含みは全くないのだとも伝えられておりますが、いずれが本当か、官房長官に伺っておきたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 新聞では、いろいろそういううわさがあったようでありまするが、組閣に当りまして総理が、松村文部大臣に対して、副総理に将来するとか、あるいはその含みだということは、何ら申しておらないようであります。従ってさような事案はないと私は解釈しております。
○矢嶋三義君 それで私は明確になったのですが、組閣の過程において、総理の健康とも関連して、副総理の複数制ということが取り上げられたが、結論として内閣法の九条の関係もあって、副総理の複数制はとらないことに態度をきめて、鳩山総理大臣、重光副総理でこの国会を乗り切る、こういう態度をきめられたということを承わっているわけですが、ただいまの松村国務大臣に対するところの答弁との関連が明確になったと思うのですが、さよう了承しておいてよろしゅうございますね。
○政府委員(根本龍太郎君) ただいま申し上げました通り、新聞ではいろいろ何かうわさがあったり、あるいはまた与党の幹部の意見は、いろいろの意見があったようでありますけれども、組閣にあたり、また正式に辞令を出す場合において、そういう問題には全然触れておらないのであります。国務大臣、文部大臣の発令が行われただけでありまして、重光国務大臣には、外務大臣、そうしていわゆる法律に基く副総理という、あれはございませんが、総理の代理を勤めるという任務を与えておるわけであります。従っていわゆる副総理ということになりますれば、現在重光外務大臣だけでございます。
○矢嶋三義君 私が伺っているポイントは、これで終りますから明瞭に答えていただきたい。組閣の過程において、総理の複数制ということが問題になったけれども、内閣法の九条の解釈において、いろいろ疑義もあるので、副総理の複数制というものはやめて、副総理は一人という体系においてこの国会に対処するのだ。こういうように方針をきめられた。こういうように私は了承するわけですが。
○政府委員(根本龍太郎君) 新聞ではどう論じておられるかもしりませんが、組閣に当っては、複数制を考えていなかったわけであります。従って内閣法そのものを考えていなかったのであります。従って九条の解釈が、複数制をおくことが是なりや否やということを、組閣に当って、総理も当局も考えていなかったのです。従いまして今矢嶋さんの御質問に対するところの、政府としての態度を決定して、いわゆるこれは法律上疑義がある、だからおきたいけれども、おかないというような形はないのであります。初めから組閣に当りまして、複数制ということを問題にせずに閣僚の任命が行われた、かように御了承していただきたいと思います。
○矢嶋三義君 すなわち、過去において考えたこともない。今後もそういうことは、副総理の複数制ということはあり得ない。かように私は了承するわけです。その通りですね。
○政府委員(根本龍太郎君) これはちょっと、私から今後もあるかないかは、これはいろいろの内閣ができることでございましょうし、そのときに問題になると思いますが、現鳩山内閣において、今副総理の複数を考えてはいないのでございます。
○委員長(郡祐一君) 官房長官に対する御質疑がありませんければ、先ほどの矢嶋委員からの文部政務次官に対する質疑をお願いします。
○矢嶋三義君 土地調整委員の津田委員の俸給月額は七万二千円となっているが、文化財保護委員会の川北委員に対するところの手当というのは、基準が非常に違うようですが、どういうわけですか。そういうことは、文化財保護委員の手当というものは、土地調整委員会の委員の手当の支給の仕方と違うわけですか、どうですか。
○政府委員(寺本広作君) 土地調整委員のほうのことは、私のほうの所管でございませんので、それとの比較でお答え申し上げるのはちょっと越権かと存じますが、文化財保護委員のほうは、非常勤でございますので、日額がきめてあるものと考えます。
○矢嶋三義君 常勤と非常勤は、どういう比率になっていますか。ということは、文化財保護委員の中には、常勤者と非常勤者があるということを今の答弁で知ったわけですが、それでは何人が常勤で何人が非常勤かということを承わりたい。
○政府委員(寺本広作君) ちょっと申し上げたことにくい違いがあるようでございますが、私が申し上げましたのは、土地調整委員のほうは常勤の給与になっており、この川北委員のここに出されている調査は、非常勤の給与になっていると、こういうふうに申し上げたつもりでございます。
○矢嶋三義君 私の質問していることをあなたは違った角度からとっておれれる。私が伺っているのは、だから文化財保護委員は、全部非常勤なのか。常勤もあれば非常勤もあるのか。もし常勤もあり非常勤もあれば、常勤が何名で非常勤が何名になっているかということを伺っている。
○政府委員(寺本広作君) 資料が非常に不備でありますが、委員長は常勤だそうでございます。
○矢嶋三義君 ということは、あとの委員は全部非常勤ということですね。
○政府委員(寺本広作君) その通りでございます。
○矢嶋三義君 ここに出された兼職出席状況というのを見表すと、この意味がはっきりしないのですが、なんと、川北さんはあらゆる委員会の委員をなされておりますが、各委員会の出席というものはどの程度かということを承わりたかったのですけれども、これでは明確でないのですが、だからちょっと一つ開きますが、「国土綜合開発審議会年四回程度」というのは、これは年に四回程度会合があって、四回はみんな出ているという意味ですか。それとも出席状況がわからないという意味ですか、どういう意味ですか。
○政府委員(寺本広作君) 恐縮でございますが、実はこの資料は、事務当局が非常に事務的なものと心得ましたか、私のところを通さず当委員会に提出してありまして、私もこれでははっきりしないと、こう考えまして問い合せて見ておりますが、大体出席状況はそう悪くないつもりで資料を差し上げたようでございます。お許し頂きたいと思います。
○矢嶋三義君 土地調整委員会の資料は、こちらの希望通りの資料が出ているのですね。あなたのほうのは、要求した資料と全く違ってわからないわけですが、あまり悪くないという程度なんですね。(笑声) そこで一つ強く要望しておきますが、それは今あなたの御説明にありましたように、文化財保護委員会の委員は、ただ一人が常勤の委員長で、他が非常勤となりますと、その非常勤の委員の出席が悪い場合には、この委員会の動向というものが、常勤であるただ一人の委員長の独壇場になる虞れがあると思うのです。従って非常勤の委員の委員会への出席というものは、極めて重大だと考える。川北さんの場合、なんと広く、いろいろな団体とかあるいは委員会等に関係されているようでありますから、もし川北さんが委員となった暁においては、このかたの出席については十分われわれの希望に副うようにして頂かなければならんということを私は強く要望しておきます。
○政府委員(寺本広作君) 先ほど申し上げましたように、資料が非常に不備であると考えましたので、今事務当局を呼びましたので、事務当局からお答えさせたいと思います。
○説明員(森田孝君) 事務局より資料の御説明を申し上げます。 出席状況の最初から申し上げますが、日仏会館の常務理事をしておられますが、理事会、常務理事会というようなことはほとんどやらないのでありまして、必要な都度、日仏会館の職員が興銀まで出向いて御相談して判こをいただいておるそうであります。日仏会館側より出向する場合が多いというのは、そういう意味で書いたわけでございます。それからエカッフエ協会は、御承知の通りにまだできたばかりであります。事実上的確な資料がないそうであります。平均年に十回程度開く予定だそうであります。今後実績をみないとわからないそうであります。それから経済審議会は大体月一同ずつお開きになっておるそうでありますが、これは御本人が必ずその都度出席はしておられるそうであります。国土総合開発審議会のほうは、年四回程度となっております。これも最近は余りお開きになっていないというお話であります。会議が開かれる場合には、本人か又は代理人が必ず出席しておられるということであります。 出席状況の御説明は以上のようであります。 それから文化財保護委員会の委員長だけが常任になっておりまして、他は非常勤になっておるというのは、数年前の行政整理の機会にそういうふうに変更になりましたが、内規をもちまして、五人の委員の過半数が出席しなければ議決はできないという規定を作つておりまして、三人以上のかたが出なければ議事は進めないということにいたしておりますので、委員長の独裁ということは現在まで起っておらないのであります。
○矢嶋三義君 これで終ります。資料が不備だからもう一回伺うのですが、川北さんは、北海道総合開発審議会委員、預金部資金運用審議会委員、行政監察委員、海運造船合理化審議会委員、こういうあらゆる委員をやられておるわけです。これについては資料も出ていないし、御説明もないが、こちらの状況はどうですか。
○説明員(森田孝君) 私のほうから本人のほうへ聞きましたところ、これらの委員会のほうは委員会としての会議を開くということがほとんどないので、自分のほうの職務には、直接あまり何と申しますか、関心を持っておらない。(「これは問題だ」と呼ぶ者あり)従って出席状況もよくわからない。こういうお話であります。
○矢嶋三義君 今の御答弁については、お互いがここで委員を承認するにあたって、よく議論する問題にふれるので、われわれ、ここに提案してくる官房長官がおると、ただしもし、追及もしたい点ですが、寺本政務次官、文化財保護委員のこの案件について提案者になっておるが、今のような答弁でよろしゅうございますか。そういう人物だったら、承認できないと思うのだが、辞令をもらっておって、この会はどうでもいいから関知しないということでは。
○説明員(森田孝君) ちょっと私の御説明が足りないところがありましたが、どうなってもいいという意味ではないのでありまして、職務上に影響があるほどの回数は開いておらない。そういう意味で申し上げたのでありまして、どうなってもいいという、御本人の意思ではない。その点、御説明が足りませんでしたから補足しておきます。
○赤木正雄君 川北さんは国土総合開発審議会委員で、年に四回程度開いておるように言っておられますが、前に私も委員をやっておりましたが、自分が出られないときは代りを出すとか、私は、委員会はそんなものじゃないと思います。
○天田勝正君 私、ただいま答弁を聞いて驚いておるのですが、今の国土総合開発のほかに、森田さんのおっしゃったことにしても、余り関心がないというお言葉は、相当重大で、どの委員会にしても、一体代理を出すということはあり得るのかどうか。ただわれわれにしても自分の出ない委員会において、自分の秘書をやって様子だけを聞く、他の委員諸君の発言の内容等をお聞きしておくということはあり得ても、代理が出席して、議決に参加したかしないかは御説明ございませんけれども、そういうことは、軽々に処置すべきものじやない。特に民間で心配しておることは、資金運用部の委員のごときものも、これは何とか要するに庶民の意向にも合致するような運用をしていただきたいということを常に念願しておるけれども、どうも高嶺の花で手が届かないうらみを持っておるのに、余りそれに関心を持たないということになると、私はそのほうをやめていただいて、関心を持つほうだけやっていただきたい。こういうふうに孝えるわけですが、私はこの問題は、瞬間もだんだんたちますから、次会に一つ延ばしていただきたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○委員長(郡祐一君) ちょっと速記やめて。 〔速記中止〕
○委員長(郡祐一君) 速記を始めて。 文化財保護委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件は、一応保留といたしますが、土地調整委員会委員任命につき本院の承認を求めるの件については御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(郡祐一君) 次に、社会保障制度審議会の委員の推薦に関する件及び地方制度調査会の委員の推薦に関する件。
○参事(河野義克君) 社会保障制度審議会委員の杉山昌作君が辞任せられまして、当該会派である緑風会から小林政夫君が後任に推薦されております。地方制度調査会委員の郡祐一君、館哲二君が国会役員に選任されたため、国会法の規定によって委員を解かれたために、その補欠として自由党の石村幸作君、緑風会の赤木正雄君が推薦されております。それでこの二種の委員会の委員は、本会議の議場で議決するのじゃありませんので、議長が内閣総理大臣に対して推薦し、それに基いて内閣総理大臣が任命する形になっておりますので、議長としては、大体こういう人を推薦したいがという意味で、ここにお諮りしておるわけであります。
○委員長(郡祐一君) ただいま申しました通り推薦することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さように決定いたします。 —————————————
○委員長(郡祐一君) 次に、職員に対する賄雑費に関する件。
○事務総長(芥川治君) 例年年度末に職員に対して賄雑費を支給いたしましたが、今回も、前回の例にならいまして職員に対する賄雑費として約三百万円を支給したいと存じますが、これは国国職員の給与等に関する規程第十二条によりまして、議院運営委員会にお諮りすることになっておりますので、この支出の件の御承認をお願いいたします。
○委員長(郡祐一君) ただいま御説明のありました通り支給することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午前十一時三十九分休憩 ————・———— 午後六時三十七分開会
○委員長(郡祐一君) 休憩前に引き続き、委員会を開会いたします。 委員派遣承認要求の取扱いに関する件。
○参事(宮坂完孝君) 社会労働委員長代理、理事加藤武徳君から、委員派遣承認要求書が提出されております。 目的はソ連地区引揚者の実情調査。 派遣委員は、相馬助治君、竹中勝男君、松岡平市君の三君。 派遣地は舞鶴市。期間は四月十七日から四月末日までの中四日間。 費用概算が二万四千円。
○委員長(郡祐一君) ただいま報告のありました要求を承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(郡祐一君) 次に、文化財保護委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件。
○政府委員(寺本広作君) 先ほど御審議いただきました文化財保護委員会委員候補者川北禎一君につきましては、資料不備と、説明不行き届きのため留保となり、再審議をお願いする結果となりましたことを遺憾に存じます。 川北君の履歴書に記載されております各種委員につき、再調いたしました結果、行政監察委員、預金部資金運用審議会委員、経済安定本部顧問は、すでに廃止となっております。北海道総合開発審議会委員は、任期満了で退任いたされている状況でございます。現在川北君が引き受けております各種委員のうち、通産省顧問としては年二回経団連理事としては月一回、海運造船合理化審議会委員としては年三回ないし三回、経済審議会委員としては毎月一回の招集に対し、ほとんど例外なく出席いたしている状況でございます。 なお先ほど説明員から、国土総合開発審議会に代理を出席さしている旨を申し上げましたが、これは説明員の思い違いでありまして、昨年四回の招集に対しましては、毎回本人が出席いたしておりますので、この段訂正さしていただきたいと存じます。 なお本日、川北君に確めましたところ、文化財保護委員会委員として御承認をいただきました上は、万障繰り合わして委員会に出席するよう努める旨申しておりますので、この旨申し添えまして、皆様の御了解をいただきたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
○矢嶋三義君 念のため承わっておきますが、ただいまの説明は、さらに訂正されるようなことはないでしょうか。
○政府委員(寺本広作君) この上訂正する必要はないと申し上げておきます。
○委員長(郡祐一君) ほかに御発言がありませんければ……。
○阿具根登君 もうほかに発言もないようですから、私から発言いたしませんけれども、(笑声)いや発言しますけれども、各種委員の任命をされる場合に、それはだれでも任命に最も都合のよいようなことを書かれると思うのですけれども、たとえば非常にその人の箔をつけるというのですかするために、非常に多くのものを書いておられる。ところが、それでは非常に通りそうもないようになったところが、それは削られた。先ほど午前中のやつで通っておったならば、私たちはうその履歴を了解して通したことになるわけです。こうしたことになるならば、今までの各種委員は全部この場を通りよいようにするように書いておられる。たとえば出席の問題なんかでも、私たちがここで聞いて、実際出席されておるかされておらないか調べる者はだれもおりません。ただ政府の説明されるのを信じて、ここで審議しておるわけです。ところが最も大切な履歴が、四カ所も五カ所も違っておった、しかもわれわれが審議しておったと、こういうことでは、われわれは何をもって何を信じて審議しておるか分らない。私は党の代表の方が賛成されるから、個人の意見を申すわけには行きませんけれども、こういう資料によって私は賛成することは、私個人はできません。今後の問題におきましても、すべての資料に対して疑わざるを得ないようになる。答弁の一、二の食い違いを言つておりません。はっきりと書類に書いて、これこれと書いておられるのが、それがその半数も間違っておつたと、こういうような資料でわれわれが審議して来たかと思うと非常に残念です。私は。
○委員長(郡祐一君) 他に御発言はございませんか。 御発言がございませんければ本件については同意を与えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認めてさよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午後六時四十三分休憩 〔休憩後開会に至らなかつた〕