行政監察特別委員会 第3号
- 発言数
- 23 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1955/06/22
会議録
○篠田委員長 これより会議を開きます。 この際、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。理事南好雄君が委員を辞任いたされましたので、その補欠を選任いたさねばなりませんが、これにつきましては、先例に従い委員長において指名いたすことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○篠田委員長 御異議なしと認めます。よって理事に倉石忠雄君を指名いたします。 —————————————
○篠田委員長 次に、小、中学校における教科書関係下作につきまして、基礎調査を終りましたので、その調査報告書をすでに諸君のお手元にお届けいたし、本日の理事会におきましてその報告を聴取いたした次第であります。 この際お諮りいたしますが、小、中学校における教科書関係事件につきまして、委員会において証人を喚問し調査をいたすことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○篠田委員長 御異議なしと認めます。 〔発言する者あり〕
○大西委員 委員長、これは僣越もはなはだしいです。理事会の話し合いというのは、それはお互いに納得できればそれでよろしいけれども、理事会でどのようにきまりましても、やはり本委員会において委員が発育を制限されることはないと思います。
○篠田委員長 別に制限しておりません。発言を許しております。
○大西委員 ですから、私は、この問題を下調査の上取り上げられるということについて、若干質問をして、そうして納得がいきますれば、これに賛成をしたい、もし納得がいかなければ、この問題について反対の意向を表明したい、こういうふうに考えて申し出ております。ですから、この問題について、理事会で話をきめたらそういうことを言うのは不当だと言うけれども、それはおかしいと思いますが、どうなんですか。その問題をはっきりしましょう。
○高木委員 議事進行に関して……。
○大西委員 答弁を求めます。それからにして下さい。
○篠田委員長 議事進行はあらゆるものに先議します。——高木松吉君。
○高木委員 一体、理事会は大体において委員会の運営をきめるところです。理事会で何らの異議もなく満場一致できまったことを、また委員会で蒸し返すということは、国会の慣習上おもしろくないから、そういうことは退けてもらいたい。
○神田(大)委員 議事進行。理事会でいろいろとこの問題に対して審議をし、議論もたくさんあります。そういう議論の過程においてなったというようなことを詳細に委員長が説明して、そしてそれに対しまして採決をとるというならば、質問があるかないかそれはわかりませんが、ただこの問題は下調査が済んだからそれでこれを委員会にかけるというようなことをやれば、委員として質問するのは当然です。どういう過程によって委員会に取り上げるかということに対して質問をするのは当然であるから、この質問は十分委員会において聞いて、そして慎重審議すべきであると私は思う。
○高木委員 議事進行。今神田君の言われたのはどういうことか知らぬが、いろいろの議論は理事会で出たが、最後に満場一致できまったものだから、その満場一致の線を守って委員会を運営するのでなければ、理事会の申し合せとか満場一致は意味をなさないことになると思います。従って、私どもは、理事会できめた方法によって委員会を運営してもらいたいと思います。
○神田(大)委員 たとい理事会で満場一致できまろうとどうであろうと、委員会において質疑を許さないという法はないと思う。委員が自由に質疑をするのを許すべきだと思う。これは十分審議して、委員会における審議にかけて、十分質問を受けて、そして採決すベきものである。
○大西委員 誤解があってはいけませんが、私は、この問題の遷延を策したり、いたずらに議事の妨害をするというような意図でこういうことを言っておるのではない。私はかねてから文教問題にタッチして参号ましたので、この文教問題の中心の教科書問題を行監で取り上げるということについては、かなり慎重な態度がなければならぬということを考えておったのです。もちろん、これを取り上げるかどうかという問題につきましては理事の間で話し合いはあったと思います。私も若干の話は聞きましたけれども、しかしながら、下調査をした結果を見ますと、なお二、三私としては質問もし、そうしてその取り上げるという意図を明らかにしてからでないと、私はこれに賛成することはできない。理事会でどういう申し合せがあろうと、委員が良心的にその理事会の申し合せを守ることはそれは常識でしょうけれども、そのうちの事情の進展によりまして明らかにすべきことをこの委員会で聞くことが何ゆえ不当ですか。こういうことであらゆる運営をされるということになったら、この委員会の委員の権限というものは無視されたものだと思う。私は何も議事を遷延するために云々しておるのではない。いたずらにそういうことに対して強圧的な態度でなしに、十分な意見の開陳を許されることを委員長に求めます。そうして、委員長の今の発言を取り消していただいて、私の発言を許してもらいたい。
○高木委員 そうなれば、私から特に動議を出します。要するに、理事会で取り上げることをきめたんですから、そのきめたことを諮って、多数で決してもらいたいと思います。
○篠田委員長 ただいまの高木君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○篠田委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。 それでは、もう一度お諮りいたします。小、中学校教科書関係事件につきまして、本委員会において証人を喚問し調査いたすことに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○篠田委員長 起立多数、よって、さよう決定いたしました。 なお、本件につきまして理事諸君とも協議の結果、証人として次の通り意見の一致を見たのでありますが、証人として、六月二十四日、文部省初等中等教育局長緒方信一君、公正取引委員会委員長横田正俊君、六月二十五日、学校図書株式会社社長川口芳太郎君、大日本図書株式会社常務取締役早川康一君、六月二十七日、社団法人教科書協会事務局長白根孝一君、主婦代表神田清子君、大日本雄弁会講談社教科書局長(錦会代表)由井千春君、六月二十八日、教科書供給協議会全国連合会幹事芳根次郎君、佐賀県教育図書株式会社社長石丸喜代次君、六月二十九日、元文部省教科用図書分科審議会副会長石井一朝君、日本教職員組合教育文化部長佐藤幸一郎君、六月三十日、教育大学教授石山脩平君、全国PTA連合会長塩沢常信君、文部事務次官田中義男君、以上十四名の諸君を本委員会の証人として決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○篠田委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 なお、証人の出頭日時等に変更の必要を生じたときの処置につきましては委員長に御一任願いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大西委員 この証人は、私が見ますと、この調査報告書の報告された内容についての証人であろうと思うのでありますが、これだけでは必ずしもこの調査報告書の中に盛られておるものとマッチいたしておりません。私は、このほかにも、たとえば現場における教員、校長、あるいはまた採択の面において重大な関係のある教育委員、あるいはまた教科書の検定に従事しておりますところの検定調査員、こういう者を呼んで、やっぱり意見を徴するということが、この調査報告書の中に盛られた内容とマッチしたものと考えるのでありますが、こういう者をさらに追加することを認められるかどうか、この点を私は御答弁を願いたい。
○山中委員 ただいまの大西君の御意見は、この証人を喚問いたしましてそれぞれ証言を求めております過程においてあるいは必要となる者も生じて参りましょうし、また今後理事会等においてさらに研究して追加すべき者等も生じてくると思いますので、それらの問題はあらためて理事会において御相談されるようにお願いいたします。
○篠田委員長 大西君にお答えいたします。先ほども大西君は理事会においでになりまして御発言がございました。その際も、そういう必要が生じ、それぞれの委員から申し出があった場合には、理事会の承認を得てそれを認めるということになっておりまして、あなたの御要求もいれまして新しく一人先ほどの理事会においても追加したわけでありますから、そういうことにつきましては、どうか遠慮なしに申し出願いたいと考えます。 他に御発言はありませんか。——なければ、本日はこれにて散会いたします。 午後二時八分散会