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22回国会衆議院1955/07/28

建設委員会 第37号

発言数
20
登壇者
6
会派数
3
開催日
1955/07/28

会議録

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 これより会議を開きます。  国土開発縦貫自動車道建設法案を議題といたします。  本案につきましては、これにて質疑を終了いたします。  ただいまより本案を討論に付するのでありますが、本案は予算を伴う法案でありますので、国会法第五十七条の三の規定によりまして、内閣に意見があれば、この際発言を許します。藤枝政務次官。

藤枝泉介日本民主党大蔵政務次官

○藤枝政府委員 本法案の目的とする国土開発縦貫自動車道の総事業費は、約七千七百億に達するといわれておるのでありますが、このような巨額な資金を要する道路の建設を、十分な調査検討を経ないで直ちに実施するということは、どのようなものであろうかということをまず考えるのでございます。また現在の財政事情からみましても、現在の道路の整備を目的といたしまする五カ年計画を遂行するだけでも、約二千六百億を要する、さらにこれの継続もあるというようなことでございます。御承知のように、本年度の予算におきます減税の平年度化におきまして、約六百億程度の減税が来年度からなされなければならぬのでありまして、本年度程度の歳入を確保するのがせいぜいである。一方義務的支出の増加その他はこれに反しまして、相当な増加をいたすというような財政状態でございまして、このようなまことにけっこうな御計画でありますが、こういう膨大な予算のかかりますものにつきましては、ぜひとも慎重な御審議をいただきたいと私どもは考える次第でございます。

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 ただいまより本案を討論に付します。

山口好一日本民主党

○山口(好)委員 本案につきましては討論を省略して、直ちに採決に入られんことを望みます。

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 山口君の討論を省略、直ちに採決すべしとの動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 御異議なしと認め、さように決定いたしました。  ただいまより採決いたしますが、その前に提出者より発言を求められておりますので、これを許します。楯兼次郎君。

楯兼次郎日本社会党(左)

○楯兼次郎君 国土開発縦貫自動車道建設法案の印刷物中に誤まりがございますので、二点だけ字句の訂正を提案いたしたいと思います。それは十四ページの十一行中の「図るため」とありますのは、かなの「はかるため」の誤まりでありますから、この点を訂正いたしたい。それから十六ページの五行中に「国土開発縦貫自動車道沿線」は、「国土開発縦貫自動車道の沿線」の誤まりでありますので、訂正いたしたいと思います。

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 ただいま提案者である楯君より字句訂正の発言がありました。これを承認するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 御異議なしと認めます。  それではただいまより採決いたします。本案を原案の通り可決すべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔総員起立〕

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 起立総員。よって本案は原案の通り可決すべきものと決しました。(拍手)  この際本案に対しまする附帯決議につきまして、発言を求められております。これを許します。瀬戸山三男君。

瀬戸山三男自由党

○瀬戸山委員 ただいま可決すべきものと決議されました国土開発縦貫自動車道建設法案に対しまして、次の附帯決議をしたいと思うのであります。付帯決議案を朗読いたします。  一、政府は、本法に基く審議会の庶務を建設省において行うよう処置すること。  一、政府は、道路行政の一元化をはかるようすみやかに立法措置を講ずること。  以上であります。その理由を簡単に申し上げます。  第一の点は、本法におきます縦貫自動車道を建設するためには、今後相当の調査研究をしなければならないと思うのであります。そこで審議会を中心として基本計画等を立案するようになっておりますが、その庶務をつかさどるについては、日本の全道路を所管いたしております建設省がこれに関係をして、そこで庶務をとるということが、きわめて適切であると思うのであります本法案にはいかなる場所で、いかなる役所でそういう庶務をとるかということが成文に表わされておらず、政令でもって定めるようになっておりますけれども、ただいま附帯決議案としておりますような趣旨にのっとって、政令を定めるべきものである、かように考える次第であります。  次の問題は、常に論議されておりますように、道路行政はこれを一元化しなければならぬ。行政機構にも関係がありまして、相当の問題ではありますけれども、世界中各国の実例を見ましても、道路行政を二、三の役所において所管するという実例は一つもございません。そこでこの国土開発縦貫自動車道という画期的な、日本の背骨になる道路を建設する以上、やはり道路行政の一元化をはかる立法措置をすみやかになすべきである、こういうふうに考える次第であります。もちろん法律の発議権が国会にあることは当然でありますけれども、政府において慎重にこれを検討する必要があると思いますので、この附帯決議案を提案いたした次第であります。どうか全委員諸公の御賛同をお願いする次第であります。

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 西村力弥君。

西村力弥日本社会党(左)

○西村(力)委員 ただいま提案になりました附帯決議二項につけ加えまして、次の一項を加えたいと思います。朗読いたします。  政府は九州自動車道の路線については関係各県において研究企画されている路線を考慮して善処すること。  その理由を申し上げますと、提案者の代表であられる方々の御答弁によりまして明瞭になったのでございますが、中央自動車道の研究はもう十分にできておるのだけれども、その他の路線についての研究はまだ不十分そのものである、こういうことでございましたが、九州の路線については関係各県においてすでに十分に科学的に研究し、企画しておる一つの予定線というものがあるとこうことでございますので、そのことはやはり相当尊重して路線の決定は行われなければならない、かように私たちも率直に認めますので、このような附帯決議をつけていきたいと思うのでございます。

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 以上の両君提案の附帯決議案について発言があれば許します。  発言がないようですから、両君提案の附帯決議案を一括して採決いたします。瀬戸山君、西村君の両君の提出の附帯決議案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔総員起立〕

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 起立総員。よって附帯決議を付することに決しました。  この際お諮りいたします。本案に関しまする委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 御異議なしと認め、さように取り計らいます。     —————————————

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 この際理事の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち今村等君が去る十五日委員を辞任され、昨二十六日再び本委員になられたのでありますが、同君は理事でありましたので、これが補欠選任を行わなければなりません。この補欠選任につきましては選挙の手続を省略して、委員長において指名するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 御異議なしと認め、今村等君を理事に指名いたします。     —————————————

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 次に小委員及び小委員長の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち去る十三日の小委員及び小委員長の補欠選任を行なった以後に、委員の異動が相当あるのでございますが、それに伴いまして、小委員及び小委員長に欠員を生じております関係で、これが補欠選任を行わなければなりませんが、これは委員長において指名するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

内海安吉自由党建設委員長

○内海委員長 御異議なしと認め、さように決定いたしました。小委員及び小委員長の指名は、追って公報をもって発表いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後六時九分散会

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