議院運営委員会 第43号
- 発言数
- 28 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1955/07/15
会議録
○椎熊委員長代理 これより運営委員会を開会いたします。 最初に、この機会をかりまして、先日来議運の理事会等で問題になっておりました、日本経済ですか、新聞に出ました記事に関して、同僚議員の名誉をいたく損傷しておるという意見が起っております。同僚の議員が熱心に議案の審査に精進しておるその行動に対して、不当に名誉を傷つけられるような新聞の記事が出ました。その記事には、明確に内閣官房長官の発言として報道されております。名誉を傷つけられた御両君の氏名は、明らかに新聞紙上に名前を書いてあるのでございます。同僚議員の両君は非常な御迷惑であったことと存じます。従いまして、この種案件の解決につきましては、国会の運営をやっておる議運としても、ただ単に他人のこととして傍観することもできませんし、心配しておる方々のうちから、議運の理事会等で適当に善処されたいという御注意等もありましたので、この問題の円満解決のために、しかも問題になりました御両君の名誉を挽回せしめるような方途があればまことにけっこうだと昨日来苦心しておったのでございます。この問題に関しまして、本日内閣官房長官根本君から発言が求められております。この際これを許したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 それでは根本官房長官。
○根本政府委員 過ぐる十三日の内閣記者団との会見の後の雑談に関連いたしまして、大橋、松野両君に対し、大へん迷惑を及ぼすような記事が出たのであります。私は、ああいうふうなことを言った覚えがありませんけれども、しかしああいうことが出たとすれば、非常に御本人に対して迷惑を及ぼすことでもありますし、またその会見で、私の発言に関連してああいうふうな記事が出たことは、全然私が何ら関知し倣いというわけにも参りません。従って私は、これに対して非常に心痛もいたしました。当時の事情等を御本人に申し上げるとともに、実は私は昨日登院のときに、幸い大橋君とお会いしたので、実はこの問題について議運で取り上げていただいて、私から事情をお話しするとともに、これに対する措置方を申し入れたというような次第でございます。いろいろな行き違いあるいは誤解等もあったようでありますが、両君に対してまことにお気の毒な記事が出たことは、非常に私は遺憾とするところであります。今後会見等においてこういうことがないように、万全の注意を払います。記事そのものについては、私は責任を負うわけではございませんが、しかし、いやしくも官房長官として会見した言葉からああいう記事が出たことは、私も重大なる責任を考えなければならない。今後そういうことのないように、そうしてまた両君にはいろいろ何もございましょうが、大所高所から考えて水に流していただきたいと思います。
○椎熊委員長代理 ただいま官房長官御発言の通りでございまして、どうか大橋さん所属の党の方々は、党にお帰りになりましてこの情景をつぶさに御報告願いまして、御両君にはまことにお気の毒なことでございましたが、われわれ議運の者としては、両君の名誉挽回のために非常に苦心をして、ともかくもこういう形で処理をしたい、こういう考えでございますので、この問題は御両君御了承でございましたなら、これで一つおおさめをいただきたい。特に委員長代理の私からお願いを申し上げます。なお、自由党の方々から御発言がありますれば、この際願います。
○福永(健)委員 官房長官の話を伺い、また委員長からも発言があったわけでありますが、私どもは、今発言のありました趣旨によりまして、大橋、松野両君を初めとして、党内にその趣旨をできるだけ忠実に伝えまして善処いたしたいと存じます。御如才もないことではございますが、とかく発言等が、立場上非常に誤解されやすいようなこともございますので、今後官房長官も十分お気をつけになっていただきたいと思います。そうで安いと、またこうしたことがちょいちょい起っても遺憾でございますから、申し上げるまでも安いことでございますが、このことを特にお願いを申し上げます。なお、委員長からのお話しの点につきましては、私ども、その線に従って努力をいたします。従って結論的に、実際もうこれでよろしゅうございますとまでは申し上げかねますが、今お話しのような線に沿って努力をすることを申し上げておきたいと思います。
○椎熊委員長代理 議運の委員の皆さんは、この問題発生以来今日までの経過等は御承知のことでございますから、ことではこのことを繰り返しません。どうぞ御了承を願います。 —————————————
○椎熊委員長代理 次にお諮りしたい点がございます。先般来、常任委員会の専門員制度に対する拡充強化の問題が研究されております。長い間いろいろ研究の結果成案を得まして、これに基いて次々と決定されておる問題がございますが、第一の問題は、今度の専門員制度の拡充強化の一斑として、専門員室に室長を置くというととが決定をしております。その室長の人選が、各常任委員長並びに常任委員会の理事等の間で御相談がありまして、事務総長との間に折衝を重ねられ、また関係方面たる図書館等とも折衝いたしまして、本日は室長だけを理事会において決定いたしました。そうしてこの委員会で御承認を願われれば発令することができる段階になったのであります。お手元に差し上げてあります室長候補者の氏名は、ごらんの通りでございます。
○山村委員 わが党といたしましては、室長につきましてはこの原案の通りこれを承認いたします。
○荒舩委員 自由党といたしましても、この原案に賛成であります。
○野原委員 大体今多数の方々が賛成でございますから、党としては一部意見を持っておるわけでございますけれども、しかし、そういう点に固執しておりましては、いつまでも調査室長が決定しない、そういうことではどうかと考えますので、私どもは遺憾ながら賛成せざるを得ない、こういうようなことでございます。そこで私は、一応速記録にとどめておく関係もございますから申し上げますが、予算委員会の専門員三名おる中から、予算の調査室長を出すことのできなかったという点につきましては、きわめて遺憾にたえない。このことだけを申し上げておきます。
○矢尾委員 私の方は、今野原君が申し上げました意見を付して賛成いたします。
○椎熊委員長代理 それでは各党の意見の表示がございましたので、室長は、ただいまお手元に差し上げました原案通り決定してよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 それでは全会一致をもって室長はこれに確定いたしました。
○椎熊委員長代理 次に緊急質問の問題は、社会党左、右、自由党と、それぞれ一件ずつ、合計三件出ておりますが、先ほどの理事会では、今週はこの問題は留保するということにきまりました。来週これを議題として御相談申し上げたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 それでは今週はこれを留保することにいたします。
○椎熊委員長代理 もう一つ、議案付託の件がございます。補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律案、内閣提出、運輸省設置法の一部を改正する法律案、青野武一君外二名提出、この両案をどの委員会に付託するかということでございます。補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律案につきましては、大藏委員会が非常に多忙をきわめておるので、先般できておりました補助金等の特別委員会に付託してはどうかとの意見もございましたが、原則に従って大藏委員会に付託すべしとの意見が理事会では多数でございました。そうして結論的には、大藏委員会に付託しようということに理事会ではきまりました。運輸省設置法の一部を改正する法律案は、本来設置法の問題は内閣委員会で扱う問題でありますけれども、前例等を調べてみますと、運輸省のこの種案件を二回ほど運輸委員会でやった前例等もありまするし、大多数の御意見は、運輸委員会で扱うべきだという結論に理事会では達したのでございます。そこで議運といたしましては、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律案、まずこれからきめたいと思います。これを大藏委員会に付託するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 それでは大藏委員会に付託することに決定いたしました。 次に運輸省設置法の一部を改正する法律案、これを運輸委員会に付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山村委員 実は、こういうような各省設置法の問題は、国会法の建前からいって内閣委員会で取り扱うという原則を守りたいのであります。理事会においても、わが党の総務会できまりましたこの点を主張いたしたのでございますが、大多数の方々が運輸委員会に持って参りたいということでございますので、わが党は一応それに賛成をいたしますが、一つどうかこれからは国会法の建前はあくまで貫いて参るような方針を作って参りたいと思います。
○山中委員 今回の運輸省設置法の一部を改正する法律案は、議員提案でもありますし、また議員提案としても運輸委員会所属の人々の提案になっておるようであります。それにまた内閣委員会のある委員の方の意見を聞きますと、案件が輻湊しておるので、本来内閣委員会の所管だが、運輸委員会にまかした方がよかろうということで、いろいろ特殊な事情がございますから、やはり運輸委員会に付託もやむを得ないと存じます。
○野原委員 山中君に賛成いたしますが、ただし、私は山村委員の御発言に関して、やはり訂正をしてもらわなければならぬ。設置法に関しましては、本来内閣委員会が扱うべきだということは事実ですけれども、これは原則で、今後はそうだというようなことはどうかと思う。やはり本来扱っておったかもしれませんけれども、問題は、その法案を十分に委員会が審議すればいいのであって、過去二回例外が出ておるわけであります。従って、そういう原則だから常にこういうものは内閣委員会だということをここで議運が確認することは、いささか問題を混乱させるのではねいかと思う。
○椎熊委員長代理 山村君の発言は、議運でそれを認めろということでなくて、山村君の所属する党を代表しての意見を述べたのだが、結論的には大多数の意見に従うということなんです。そこで、原則論をここで繰り返していてもなんですから、今日の場合はいかがでございますか、運輸省設置法の一部を改正する法律案は運輸委員会に付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 さよう決定いたしました。
○椎熊委員長代理 それでは本日の議事でございますが、事務総長から説明を願います。
○大池事務総長 それでは本日の議事順序について御報告申し上げます。まず第一日に、日程第一の農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案は、これは全会一致をもって上っておりまして、委員長の綱島正興君が御報告になります。その際に、お手元にあります委員会審査終了予定議案のうちで、同じく農林水産委員会から満場一致で上りました森林法の一部を改正する法律案、これがすでに上っておりますから、日程第一を上程する際に一括して緊急上程を願いまして二案を御報告願いまして、全会一致でございますから御承認を得たい。次に日程第二・第三の両案は、商工委員長の田中角榮君が御報告をされます。その際に、お手元にあります委員会審査終了予定議案のうちの繊維製品品質表示法案、これが全会一致で上っておりますから、これも一括をして三案を議題といたして御報告を願う、日程第二の輸出入取引法の一部を改正する法律案につきましては、修正案が両社から出ております。その修正案の趣旨弁明が帆足計君、これに対して討論の通告がございます。討論の通告は、原案に賛成の自由党の内田常雄君が賛成討論、反対の方は社会党右の松平忠久君、この賛成並びに反対の討論がありまして採決。採決は、先ほどの理事会では起立採決、それに討論の時間十は分以内ということのお話しがありましたから、その方法でお願いをいたします。日程の第三並びに緊急上程の繊維製品品質表示法案は全会一致でございますので、御異議を問うということにお願いをいたします。 そこで日程に上っております分は終りますが、緊急上程をさらに追加をしてお願いいたしたいのは、お手元の委員会審査終了予定議案のうち・大蔵委員会の分の国民金融公庫法の一部を改正する法律案、関税定率法の一部を改正する法律案、この二案を緊急上程を願います。最初の国民金融公庫法の一部改正の方は両社が反対でございます。討論の通告はございません。これは起立採決で御決定を願います。関税定率法の一部改正は全会一致でございますから、御異議を問うておきめを願います。次に文教委員会から、博物館法の一部を改正する法律案が全会一致で上ってきておりますから、これも引き続いて緊急上程をお願いいたしたい。これは全会一致で御決定を願います。なお、予算委員会の補正予算が本日上ってくる予定でございますので、これも上りました際にはお願いをいたします。とれにはお手元にあります通り、委員長の報告に続いて討論の通告がございます。討論の通告は、反対討論が中村時雄君、賛成討論が平野三郎君の申し出がございますので、反対・賛成の討論の後、起立採決ということにお願いをいたしたい。それから討論の持ち時間は、先ほど、予算のことであるから十五分程度というお話しでございましたから御了承を願います。以上でございます。
○椎熊委員長代理 それでは本会議の議事日程、緊急上程等は、ただいま御報告の通りでよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 そういたしますと、予算の問題ですが、今事務局で調べましたところによると、予算はおよそ四時半ごろには上るだろうということであります。それまで待って本会議を開くということになると、きょうは案件が多いので夜おそくなるかもしれませんから、本会議は一応開いて、ただいま事務総長報告の分は処理していきたい、その間に委員会から上って参りますれば、引き続き予算委員会の委員長の報告を聞いて審議に入る、もしただいま報告の議題が議了してしまっても上ってこない場合は、一時本会議を休憩して上ってくるのを待って、あらためて再開する、そういう方法でいかがでございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 それではさよう決定いたします。本日の本会議は何時ががよろしゅうございましょうか。二時半ごろでいかかでしょう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長代理 それでは本会議は二時半。ベルを鳴らす前に各党の事情を伺いますので、多少時間のズレがあるかもしれません。それから明日の本会議を本日繰り上げてやっておるのでありますから、土曜日は本会議は開かないことになります。それでは議院運営委員会はこれをもって閉じます。 午後一時四十八分散会 ————◇—————