議院運営委員会 第39号
- 発言数
- 61 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1955/07/07
会議録
○中村委員長 それでは、議院運営委員会の会議を開きます。 お手元に配付してございます議院運営委員会案件の記載の順序によりまして、御審議を願います。 まず第一に、委員派遣承認申請が三件出てきております。事務総長から一応御説明願います。
○大池事務総長 農林水産委員長から委員派遣の要求が出て参っております。北海道における七月上旬の豪雨による農林漁業被害の実情調査のために、二班に分けまして、一班が四名、二班が四名、合計八名でございます。四日間航空機を利用いたしまして北海道に派遣を願いたい。これが農林水産委員会の委員派遣承認申請でございます。 それと関連いたしまして、建設委員会からも、北海道の豪雨による水害の状況調査のために、四名を一班といたしまして、航空機利用、四日間の派遣を願いたいという委員派遣承認申請がございます。 次に、商工委員会からは、石炭鉱業合理化臨時措置法案の審査に資するための炭鉱地帯の現地調査をいたしたい、その現地調査は、一班、二班と分けまして、一班を五人といたしまして、一班が北海道、二班も五人といたしまして、九州へ行きたい、これは十六日から三日間飛行機を利用して行きたいという申請でございます。これは、現地を調査いたしまして、現地に行きまして公聴会なりに参考人を呼んで、総合意見を聴取したい、なお現地の実地も調査いたしたい、こういう要求でございます。
○中村委員長 ただいま事務総長から御説明申し上げました委員派遣承認申請の件の取扱いについてお諮りいたします。各件とも、これを承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますから、さように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、懲罰動議の取扱いについてお諮りいたします。
○山本(幸)委員 この理由は申しません。懲罰動議については、特に私どもは、国の基本法である憲法に関する重要な問題に関連を持つ事項でありますので、従って本日の本会議にこれを上程していただくことにお取り計らいを願います。
○中村委員長 山本君からの懲罰動議は、本日の本会議に付議するようにという御発言でございましたが、そういう取扱いで御異論ございませんか。
○池田(禎)委員 ただいま山本君から申された通りでありまして、すでに前の委員会等においてもこのことは進行しておることでありますので、もはや遷延を要しないと思います。本日の本会議には適当に上程して付議されるよう、国会法等の規則によりまして趣旨説明をするように、各党の御了解を得たいと思います。
○椎熊委員 各党多数の方々が本日上程を主張せられておりますので、やむを得ないと思います。議事規則等から見ましても、そう長く引っぱっておくこともどうかと思いますから、本日上程には同意いたしまするけれども、ここに私は、当委員会として特に一言申し上げておきたい点は、国会は言論の府でありまして、お互い同僚の発言の中の言論の形容詞等を取り上げて、それが懲罰の対象になるというようなことは、私は悪い先例を作ることだと思います。そういうふうに思われますので、しかも、このたびの清瀬さんの話のごときは、不穏当と見なされる言葉につきましては、直ちに本人がこれを取り消しております。その取り消しの仕方も、国会開設以来、類例のない、御丁寧に前後六、七回にわたって取り消しております。その上議長がさらに二回まで取り消したということを宣告しております。従って、不穏当とされる部分につきましては抹殺されておるのであります。そのこと自体が懲罰の対象になるということは、私は悪い先例だと思います。かつて、社会党の西尾先生が、本会議における言論中、私どもが見ればさほど不当だとは思われない言葉でも、当時の国会としては、懲罰委員会に付して、これを除名したことさえあります。しかしながら、天下の世論は、これを批判いたしまして、除名された西尾先生は、間もなく最高点をもって再び国会に戻ってこられました。そういう実例等から見て、言論の府として自由な言論を、同僚の言論を懲罰対象にするなどということは、私は適当なこととは思われない。従って、私どもは、この問題に対しては決定しておりますが、本日上程されることも反対をしたわけです。しかし、多数の人の意見が上程すべしということですから、国会法の規定に基きまして、上程には異論を唱えませんが、この際特にそのことを一言つけ加えさせていただきます。
○野原委員 この問題は、あえて論駁する必要も認めないのでありますけれども、しかし私は、社会党としては、懲罰動議を提出した党として、実は聞き漏らすことのできない発言がありましたので、一言しておきたいのであります。それは、国会は言論の府であって、言論はあくまでも尊重されなければならぬことは、もとより言うまでもない。私どもは、言論が尊重されなければならないがゆえに、あのような不当な言論というものに対しては徹底的に追究する必要を認めるものである。これは、西尾氏の先例が今椎熊委員によって言い出されておりますけれども、私をして言わしめますならば、清瀬氏の言論は、日本憲法は━━━━━━━━であると断定した。日本憲法が━━━━━━━━だということに言われるのは、憲法否定と申しますか、国会否定と申しますか、そういったような考え方を持つ言論というものは、どうしても了承できないし、それは五回取り消したか七回取り消したか知りませんけれども、取り消して許される言論と、取り消してもなお了解することのできない言論があるわけです。そういう意味において、私どもは、ただいまの椎熊委員の発言に反対いたしまして、これはやはり、両社から動議を出されておりますので、本日上程されんことを要求いたします。 〔「上程には反対しないんだよ」「記録に残すんだ」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員 この懲罰の問題につきましては、わが党といたしまして、成規の手続を経ておられる以上やむを得ないと考えております。しかし趣旨といたしましては反対でございます。
○小山(亮)委員 私は上程されることはやむを得ぬといたしましても、今言われるような西尾君の懲罰のときにも私は反対したのですが、そのときに西尾君を懲罰しようとする人が言ったことは、今の社会党の言われたことと同じような意味で、西尾君が懲罰されたのです。やはりこれはあとで問題がはっきりすると思いますけれども、私は清瀬君の懲罰には反対です。上程も反対なのです。
○中村委員長 各党の態度は本会議場でやっていただくことにしまして、本日の本会議にこれを付議するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、そのように決定いたします。 次に、緊急質問の取扱いについて……。
○池田(禎)委員 緊急質問の前に、ただいまの件についての採決の方法については、わが党は記名採決を要求いたします。
○中村委員長 それでは、ただいま緊急質問の取扱いをお諮りしようといたしましたことはあとにいたしまして、今の懲罰に関連したことを御相談願います。
○椎熊委員 趣旨弁明は鈴木さんからなされるそうですが、清瀬さんも一身上の弁明をしたいということですから、お許し願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 そうしますと、採決は記名採決ときめますか、あるいは議場内で状況の変化等があったら相談しますか。
○池田(禎)委員 大体人事に関することでありまして、従来の慣例を見ましても、いずれも記名採決になります。いやしくもこれは人の一身上の問題に関することでありますから、軽率なことにおいて成否を決するということは先例を破ることでもありますので、また委員長の申されることもあるので、さらに私も党に帰りまして、そのときの状況も勘案いたしまして御相談をいたしますが、原則というものは変らぬようにお願いいたします。
○中村委員長 それでは、一応記名投票ということにいたします。 —————————————
○中村委員長 次に、先ほど申しましたように、緊急質問の取扱いについてお諮り申し上げます。緊急質問は、御承知の通り、北海道の風水害関係で社会党左派及び右派からそれぞれ出ておりますが、前回の本委員会におきまして、両派社会党において御相談の上一本にまとめていただきたいということで意見が一致いたしましたが、本日はいかがですか。
○山本(幸)委員 ただいまの委員長のお説の通りに、前回両派社会党が一本にまとめるようにというようなことで御了承を賜わったわけです。そこで、本日いろいろ協議をいたしました結果、北海道の風水害に関する緊急質問は、わが党の渡邊惣藏君にさせることに両派の話し合いがつきましたので、その旨を御報告申し上げ、御了承を願いたいと思います。
○中村委員長 右派の小平忠君の分は撤回になりますね。
○池田(禎)委員 さようでございます。
○中村委員長 それでは、本日の本会議において、北海道水害対策に関する緊急質問、渡邊惣藏君の質問は、これを許すに決定してよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さように決定いたします。 次に、あわせてお諮りしますが、持ち時間はどの程度にいたしますか。 〔「前例通り十分」「十分程度」と呼ぶ者あり〕
○山中委員 この時間の問題につきましては、この間山花君につきましていろいろお話があった結果許すことになったのですが、十分という時間を完全に無視された。民主党の方からは別段御意見がなかったけれども、(「あったんですよ」と呼ぶ者あり)あったんですか。左派の諸君は別段場内交渉でもそれの弁明等の様子も全然見えなかったが、そういうふうにじゅうりんするものなら、持ち時間をきめたって何にもならないと思うのです。 〔「きめなければ、なおだめだ」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 これは先例によりまして十分程度ということでいかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますから、十分程度ということにいたします。 なお次に、兵庫県青野ケ原及び福岡県板付等米空寅基地に関する緊急質問が社会党左の田中武夫君から出ておりますが、これはいかがいたしますか。
○椎熊委員 本件は本日のところ留保せられんことを希望いたします。
○中村委員長 留保の御意見がありますが、これを留保するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますから、留保するに決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、国土開発縦貫自動車道建設法案の付託の件についてお諮りいたします。これは、長い間懸案になっておりまして、本日はどうしても決定しようという前回の本委員会の趣旨もありますから、ぜひ本日はできるだけ意見の一致を見て御決定を願いたいと思います。
○池田(禎)委員 実は、先般来この問題は、自民両党においては態度を表明されておりましたが、わが党の方から留保をお願いして参り、今日まで延びてきたことは、まことに恐縮に存じておるのであります。われわれも、本日は最後の決定をするということで、党の機関にも報告いたしまして、了承を求めて対策をお願いしておりました。先般のわが党の対策委員会におきましては、いろいろと折衝し、でき得べくんば特別委員会を設置してやることが一番望ましいと今なお思っておるが、各党の意見のいろいろ経過等に照らしてみて、これ以上遷延することは、各党が共同一致で本案を提出して、本案の可決をそれこそ推進しようというときに当って、いたずらに遷延をすることは事態を好転せしめるものではないという結論で、この国会中に必ず成立せしめる、こういう趣旨のもとにおいて、建設委員会付託に同意する、こういうことに党の方針は決定いたしました。
○山本(幸)委員 どうもこのときに当ってまことに両社の意見の食い違いがございましたが、これは何も他意があるのではないということをあらかじめ御了承願いたいと思います。わが党では、かねがね申し上げておりますように、ぜひこの法律案を最も近いうちにきわめて円満に上げてもらいたい、こういう趣旨なんです。そのためには、やはり所管についてはいろいろ理由もありましよう。運輸にも関係し、建設にも関係している。ウェートのことについては私は存じません。しろうとであるから存じませんけれども、いずれにも関係があるという観点に立って、この際やはり特別委員会で円満に審議を進めていただきたいと思います。われわれの態度はすでにきまっておったのですが、今池田君の発言がありましたように、当初自由党さんのいろいろの事情から、実は私ども幾日か待ち、さらに今度は自由党さんの御報告を伺った後においてお待ちいただいた、こういうことで実は相殺になっているわけですが、お互いに相殺ということで一つお許しを願いたいと思います。そこで、私ども党の態度としては、やはり特別委員会が最も望ましいものである、こういうような態度でありますので、この際明確にそれを表明いたします。
○荒舩委員 この問題につきましては、長い間皆様に非常な御迷惑をかけておりますが、ぜひ一つ左派にもお譲りを願って、満場一致建設委員会に付託ということに御同調を願いたいと思いますので、ぜひお願いをいたします。
○椎熊委員 わが党は、先般来態度を表明しておりますが、みだりに特別委員会を作るべきでないという観点に立ちまして、本件は一つ常任委員会である建設委員会に付託してもらいたい、そういう考え方です。
○荒舩委員 どうですか、山本さん、採決ということでなく、一つ御同調を願いたいのですが。
○山本(幸)委員 委員長、諮って下さい。
○中村委員長 御意見を承わっておりますと、大多数の御意見が建設委員会に付託すべしという御意見のようです。従いまして、委員長としては、大多数の意見に従って、建設委員会に付託ということに決定したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは建設委員会に付託ということにお願いをいたします。 —————————————
○中村委員長 次にお諮りをいたしますのは、議員請暇の申請がございます。石山権作君、中居英太郎君、岡良一君、小平忠君、この四方が、ロンドンにおいて開催の社会主義インターナショナル大会に出席のために、七月八日から本会期中出張のため請暇を求めてきております。この件を本日の本会議で許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 最後に、それでは本日の議事について事務総長より御説明願います。
○大池事務総長 それでは、議事の順序についてお諮り申し上げますが、ただいま御決定になりました請暇の件は、議長発議で、ただ御異議のないことになりますれば、一番最初に一言で済みますから、御決定を願いたい。 それから懲罰動議を上程、こういうことにお願いをいたしたいと思います。この趣旨弁明を鈴木さんがおやりになって、身上弁明を清瀬さんがおやりになる、これについての討論は規則上許されておりませんから、直ちに採決に入りまして、採決は先ほど御決定の通り記名投票をもって行う、こういうことにお願いをいたします。 次に、緊急質問でありますが、渡邊さんが緊急質問をおやりになることになりましたので、この緊急質問をお願い申し上げます。 それから、議事日程に入りまして、日程第一は、社会労働委員会の理事中川俊思君が御報告になりまして、全会一致であります。日程第二は、農林水産委員長の綱島正興君が御報告になりまして、これまた全会一致でございます。 これで日程は終るのでありますが、ただいま恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案が上ってきております。これに対する取扱いをおきめ願いたいと思います。
○山本(幸)委員 これについては党の態度の決定が最終的にまだなされておらぬという様子に承わっておりますので、次回にお回し願いたいと思います。
○中村委員長 恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案緊急上程の件は、本日は取りやめて、次会に上程するようにということでありますが、これに御異議ありませんか。
○荒舩委員 この問題はぜひ本日上程していただきたいと思うのですが、社会党の皆さんが明日ということであれば、明日まで延期することにやぶさかではございません。明日おやりいただけますね。——それならば本日留保してけっこうです。
○中村委員長 ただいま明日の本会議という御意見がございましたが、明日本会議を開会することについてはいかがですか。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは、明日本会議を開くことにいたします。そうすると土曜日にはやらないわけですね。
○荒舩委員 明日の本会議でただいまの件をおやりいただくなら、留保に賛成です。
○中村委員長 それでは恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案についての緊急上程は、本日は留保ということに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さように決定いたします。
○山中委員 なお、昨日本委員会においていろいろ論議せられました同僚並木芳雄君の問題につきましては、どういうふうな経過になっておりますか、民主党の御説明を承わりたいと思います。
○椎熊委員 先刻の理事会では詳しく打ちあけた話を申し上げましたが、一身上に関することですから、公開の席であまりこまかいことは申しにくいので、御推察を願いたい。明日の議運までには結論を出して御了解を願える段階に至りたいと思いますので、御了承を願います。
○山中委員 ただいま民主党の御説明がありましたので、明日の議運において論議することにいたしたいと思います。 それから、もう一つ別の問題ですが、本日本会議が開かれますので、明日の議運でけっこうでございますが、官房長官等と連絡いただきまして、わが党といたしましては、産業道路融資促進法案の提出について大体民主党との間に提出の了解がついておるものと解釈しておったわけでありますが、しかしながら今日まで何らそれに対する具体的な動きがございませんので、どういう経過になっておるのか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
○椎熊委員 まだ聞いておりません。
○中村委員長 それでは、本会議の開会時刻は何時にいたしますか。
○椎熊委員 代議士会等もありますから、三十分間ばかり猶予いただきたい。
○中村委員長 それでは三時半に本会議を開会ということでよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは三時半開会ということにいたします。本日はこれにて散会いたします。 午後三時五分散会