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22回国会衆議院1955/06/17

議院運営委員会 第30号

発言数
102
登壇者
13
会派数
5
開催日
1955/06/17

会議録

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは委員会を開会いたします。  まず第一に、昨日の委員会でお諮りをいたしましてお持ち帰りを願いました国家公安委員会委員任命につき同意を求めるの件で、政府から永野重雄君の同意を求めてきておりますが、この件はいかがでございましょうか。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 わが党は同意をいたします。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 やむなく同意しますが、昨日も理事会で強い発言があったようでありますけれども、まだわれわれが同意をするともしないとも決しない前に、十五日にすでに写真入りで新聞に発表したということは、はなはだけしからぬと思うのです。どこでやられたか、どこから漏れたか知りませんが、もしこれが否決になったら大へんですから、やむなく同意いたしますけれども、今後のとともありますので、今後は厳にそういうことを填しむように注意を促してもらいたい。もう一点は、毎年各委員会の委員とか審議会の委員の任期はおわかりだと思う。それを、任命するまぎわになってお出しになる。それは任命する前になってお出しになるのではなく、各党に委員会なり審議会なりの委員の任期の一覧表をお渡し願いたい。そうすれば、事前に検討して了解を求めるのに役立つ。そういう点を事務当局の方に、わずらわしいだろうけれども、伝えてもらいたい。こういうことを条件にして同意いたします。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 今ちょうど官房長官が見えられたので、官房長官に申し上げますが、実は国家公安委員会委員の永野重雄君任命同意の件ですが、社会党左派の山本君から御意見がありました。それは、事前に、幾日か前にすでに新聞に発表があった、永野重雄君の履歴までも載せて公表されていた、こういうようねことは、どこから漏れたわからぬけれども、人事の問題について事前に漏れるようなことは、国会の同意がなければきめられないことだしするので、今後は慎しんでもらいたい、この点注意をしてもらいたいという御発言がありました。御注意を願います。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 わかりました。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 もう一つは、各種の委員会の委員、審議会の委員、こういうものの任期は事前にわかるわけだから、各党それぞれ心がまえをする、用意をする必要のために、どの委員会、どの審議会は委員の任期がいつまでという一覧表をこしらえて、各党に配っていただきたい、これは議運の委員にお配りするよりしようがないと思いますが「そういうようにしてもらいたいという要望であります。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 わかりました。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは国家公安委員会委員に永野重雄君を任命するについて同意を求める件は、同意するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議がないようですから、同意することに決定いたします。     —————————————

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 なお先日井上君から御要求の件は、井上君がいらっしやらないのですが……。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 官房長官に私の方の井上君からお尋ねすることになっておったのですが、今ちょっと席をはずしましたので、私から一言お尋ねいたします。それは、恩給方の一部を改正する法律案、これは本委員会におきましては、本会議に上程してその趣旨説明を行い、各党の質疑を行う、こということに決定をいたしております。しかるところ・自由党と民主党の予算修正の結果、本案の趣旨説明をしても、その趣旨にもとるところがある、すなわち委員会で修正をする、こういう考え方であるから、本会議への上程は見合してくれ、こういうことが出て、実は今日までじんぜん日をむなしゅうしているわけです。政府はこれについて、提出した案件の内容が著しく変るので答えようがないというお話も聞きますが、政府としては一回これを撤回して、あらためて出す用意があるかどうか、とのままではどうするのか、その辺の政府のお考えはいかがでしょうか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 恩給法の一部改正の法律案につきましては、政府は、当初政府提出の予算案に基いて提出した次第でございます。しかるところ、自由、民主両党の共同の予算修正ができまして、従ってそれに基きまして恩給法の一部改正法の内容もまた変更を来たさざるを得ない状況になったのでございます。しかしてこの取扱いにつきましては、大体のところ自由・民主両党の共同修正案にしよう一ということになっておりまするが、最終的にまだ決定していない部分があるわけでございます。従ってその点が解決するまでは、政府として撤回という手配もできない状況であります。近日中に両党の政調会長同士の話し合いの上で、正式に修正案の内容が決定され、それに伴うところの取扱いもきまりますれば、そのときに政府としてはっきりした、あるいは撤回するのか、あるいはそのままにして委員会修正をお願いするか、いずれかにきめなければならないものと考えておる次第でございます。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 そうすると、さらに一つお尋ねしておきたいことは、自民両党が予算修正したから、恩給法の内容が変るということの御説明があったのですが、その説明は、それを了承する、のまれるというわけですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 その内容については、もとより説明をお聞きいたしました。それに賛意を表しておるのであります。ただ若干の事務的な問題が残っておるのでありまして、その点がいまだ完結しておらない、こういう状況でございます。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 そうすると、私は余分なことは申しません。端的にそのものだけを御質問しますが、事務的の点が処理されて、いよいよこれが本会議で説明を承わるなり、あるいは委員会で説明を承わるなり、いずれかになるわけですが、その際に、政府は説明形式をどうされるわけですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 これが両党の委員会修正になりますれば、政府は説明する主体がなくなりまして、政府の責任において質問されたことにお答えすることになると存じます。もしこれが政府修正として出す場合においはて、もとより政府が説明の任に当らなければなりませんが、まだその点が確定しておりません。大体のところ、共同修正でやられるというふうにわれわれの方は聞いておりまするが、まだそれははっきりきまっておらないそうでございます。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 そうすると官房長官は、議院の修正については、審議の過程で修正が出てくるだろう、こういう御意見ですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 ただいま政府原案としてすでに出ておるのでありますから、これが審議が進んでおりますれば、今御指摘のようになると思います。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 審議は事実進んでおらぬのです。御承知のようにそれが進んでおらぬから、問題は先ほど池田君の冒頭のお話のように、重要法案としてこれを扱うことに議運できめて、従って委員会に付託されておったけれども、引き戻して本会議で趣旨説明を受けることにきまったわけなんです。それがたまたま自民両党の予算修正が行われて今日に至ったわけです。そこで問題は審議されておらぬわけです。ですから本会議で趣旨説明を受けるにしても、委員会で説明を行われるにしても、だれが一体現在提出のものを説明せられるのか、これは政府が説明されるわけですね。現在提出のものについては撤回されておらないから、政府がその説明を行われて、その審議の過程において議院修正が出るのかどうかということを私は聞いておるのです。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 ただいまのところ、もし両党の修正案が提出せられない前にこれを国会で説明しなければならないときには、当然政府がやらなければならぬと存じます。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 そうすると、官房長官の説明はその通りだと思うのですが、私の考え方では、どう考えても、これが審議過程において修正案が出るべき性質のものでないと思っておるのです。ただいま申し上げたように、そもそも自民の予算修正に伴って修正案を作ろうとおっしゃるんだから、従って修正案が事務的にも内容的にも完成した後において、初めて審議に移るわけです。ですから、実質的、にも形式的にも修正案ができたときに、初めて事実上の提案という形で説明をなされ、審議に移るわけなんです。だとすれば、現在出ている政府原案は、政府が説明する責任があると思うんです。一応そうだとするならば、もし説明なされないならば撤回する義務があると思うのです。もちろん撤回すると、昨日椎熊委員も言われたように、これが消えてしまうから、技術的にはなか血か扱い上問題があるのですが、修正案が出たときに、政府は撤回をして行われるのか、それとも政府原案を説明した後にその修正案を受けるのか、そういう形式はどうしようとするのですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 その点は、ただいまのととろ、そのいずれをとるべきかについてはまだ決定しておりません。これは両党の修正案ができたときに協議して、決定いたしたいと存じておる次第であります。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 そうするとはなはだ失礼な言い分だけれども、この恩給法が審議に至らぬのは、政府側の責任だということですね。明らかに手続がおくれておるのですから、政府としては今出ている原案を審議してもらえばいいわけです。委員会で説明をされるのも、本会議で説明をされるのも一緒なんですが、本会議で趣旨説明をしろと決定している限りは、あなた方の方で趣旨説明をせられて、そこで両党の修正案が出ておるからということも付加されるでしょう。ですから、そういう形で一応本会議で趣旨説明をして、委員会に回して審議している間に修正案が出てくるという形式をとってもいいわけです。当然政府は趣旨説明をする必要があるのです。それはどうですか、趣旨説明をせられるのですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 先ほど申し上げましたように、形式上は当然やるべきでありますけれども、実質上、国会の運営の状況からすれば、これは意味がないじゃないかというような考えを持っておるのでございまして、現実的に、修正の内容はほとんど九〇%了解を得て、ごくわずかの問題が妥結しないでおるだけでございますから、やはり共同修正案ができたときに、それに基いて政府が説明をやるかどうかという問題であります。いずれにしても趣旨説明はいたします。それに基いて御審議していただく方が、実際的ではなかろうかと考えておる次第でございます。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 今山本君からも言われましたけれども、大体審議に立ち至らないのは国会の責任じゃなく、明らかに政府の責任だ、こういう意見に対してはどうですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 これはいささか実は言葉に苦しむわけでございますが、実際的にそういうふうな状況になったことについては、政府もまた責任はあるものと考えております。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 政府もまたというが、大体私はこれは紋切り型のことを言って恐縮ですけれども、自由党と民主党が共同修正をなされる、これは失礼ですが、あくまで私的なものです。公的のものは、本委員会において、本会議に上程して趣旨説明を行なって、これに対する質疑を許すということになっておる。やはり委員会としては、当然政府が政府の責任においてやるべきだ。(「修正したのは公的です」と呼ぶ者あり)公的ではありません。この委員会で何ら審議されたものではありません。(「本会議にかけてやったんだよ」と呼ぶ者あり)本会議に上程しておらないのです。(「予算は本会議でやったのだ」と呼ぶ者あり)予算はそうですが、これはまだ本会議でやっていない。公的には、政府が原案を是なりとしてお出しになっただけです。それを説明して、その審議に基いて修正はいかようになされようとも、それは国会の自主的なものです。政府としては、本案を撤回してあらためて出すか、それでなければここで説明をして、その修正を委員会でやるのが適当じゃないか。(「撤回したら修正になってない、まだきまっていない」と呼ぶ者あり)ちょっと待って下さい。原案を政府が提案して説明をして、各党に質疑を許して委員会に持ち込むようにするか、あるいは一応撤回して出直すかという、この点はどうですか。このまましばらくあたためておいて、話し合いがついたときにやるというのです一か、これはどうですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 先ほど申し上げました通り、との取扱いについては、まだ政府は決定しておりません。実際的意味からしますれば、現在相当内容が変更するものを御説明申し上げて審議に移るということもいかがかと思われますので、修正案ができて上程されたときに、それに対するところの趣旨説明並びに質疑に入ることが最も実際的ではなかろうか、そう考えておる次第でございます。

野原覺日本社会党(左)

○野原委員 私は今の官房長官の御答弁を伺いますと、恩給法の一部改正を本会議に上程するか撤回するかということにつきましても、委員会と関連があるから、政府としてはその取扱いについては態度をきめていない、こういうことに承わったのです。これについはて私どもの意見もあるわけですが、本日の議運としては、政府の取扱いについての態度、方針というものがきまったとき、その政府の方針を聞いて、また議運でこれを決定するようにお取り計らい願いたい。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 僕は事務当局に参考のために聞いておきたいのですが、恩給法改正案の今の状況は、委員会に付託されておって、案は委員会にある、本会議に案をかけているのではないと私は考えておりますが、その通りで間違いありませんか。

鈴木隆夫衆議院参事(事務次長)

○鈴木事務次長 その通りであります。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 先ほど、説明を聞き、質疑をしたいというお話ですが、これは委員会でやれるのです。それを本会議でやるということになっているんですが、委員会で審議することにしてもかまわないのです。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 それはその通りだけれども、今の椎熊委員のお話の印象は、何かわれわれがまるっきりその遅延をさせておるように聞える。そうじゃない。国会の運営上、しかも重要法案だから議員全部が説明を聞いて、しかる後スムーズに審議をやろうということで、重要法案として扱ったわけです。だから委員会にあるものを本会議に戻してきた。たまたまあなた方の修正によって、政府が今度これを半強制的にのまされて、結局いまだに態度がきまらぬというのは両党の責任です。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 そう言われるならその通りです。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 私が発言したのは、最終的に、それは実際問題として、態度がきまらぬのはわれわれの責任だというふうね言葉は慎しんでもらいたいということです。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 私は、あなた方の責任だと言っているわけではないのです。今審議していないのは、ここの決定に基いてここで審議するから、向うはするなととめたのじゃないのです。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 その点、今山本君の言う通り、この委員会で審議をおくらしているために審議ができないという印象を受けるが、その点は明らかにしてもらわなければならない。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 そうじゃないのです。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 これを明らかにしてもらいたい。架空のことを言っているのではない。実際問題として、両党が修正をしたので説明のしょうがないから待ってくれというならわかるが、本委員会で握っているために議事が遅延しているという印象は、この際一掃したい。

小山亮小会派クラブ

○小山委員 態度がきまってからやるというのだから、それでいいぢゃないですか。   〔「野原君の言うことに賛成」と呼   ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは恩給法の一部改正法律案についての取扱いについては、あとでまた御相談申し上げることにいたします。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 なお、官房長官がおられるので、この間の申し合せの問題を官房長官にも聞いてもらいたいと思うのですが、これは取り上げませんか。

福永健司自由党

○福永(健)委員 これは、あとで委員長から言えばいいじゃないですか。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 官房長官がここで言明されたことだし、そういうことについて政府側にも伝えてもらって……。

福永健司自由党

○福永(健)委員 それはあとでいいと思うのです。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは官房長官がおられますので、おきめを願っておいたらいいと思いますのは、緊急質問の取扱いの件ですが、新しく緊急質問の通告が出ておって、お手元にお配りしてあると思います。社会党両派及び自由党から、賠償問題に関する緊急質問が、表現の差は若干ございますが、出ております。そこで政府の方と委員長とが事前にいろいろ折衝してみましたが、今日は外務大臣は十二時半から二時間ばかり何か外交官の皇居における陪食の用件があるようです。二時半から総現大臣及び外務大臣は——今日はこちらが定例日でないのに、衆議院が本会議を開くごとに昨日きめましたのですが、その前に参議院の外務委員会に二時半から約四時間出席ということで、それと衆議院内閣委員会、双方への出席の約束を取りきめておるそうで、現在の国会の状況から見て、事前に参議院外務委員会及び衆議院内閣委員会での話し合いを政府の方で御破算にすることは、事実上困難な状況にあるそうです。衆議院内閣委員会の方は、こもらのことですから方法がつきましょうが、参議院の方はなかなか困難な状況にあるようです。そういう事情のもとにありますために、本日の本会議における緊急質問は、事実上困難な現状にあるわけです。そこで委員長としましては、先ほども理事の方々の御意見を拝聴いたしたのでありますが、来週の火曜日の本会議にこれを延ばして、本日は保留したらどうか、こう思うのですが、いかがでしょう。

野原覺日本社会党(左)

○野原委員 ちょっとお尋ねいたしますが、それは来週の火曜日に取り上げるということですか、どうですか。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それは皆さんの御決定によるのですが、本日はそういうことで、来週の火曜日に本会議がありますから、それまで保留したらどうか、こういう私の考え方です。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 各党で了承すれば、来週の次回の本会議にこれをやるということにきまるわけですね。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それは各党の御意見によるわけです。

福永健司自由党

○福永(健)委員 私は念のために申し上げておきたいのですが、先ほど委員長の御発言からいいますと、参議院の外務委員会の事情その他のこともあるのでという表現でございますが、およそ第一院たる衆議院の本会議に出席するということは、最も優先的のものでなければならぬと思います。従って今回の場合、従来土曜日が定例日であって、金曜日に本会議を開くということはごく最近にきまったということのために、そうした手違いから、今委員長の言われたような事態になったということについては、ある程度了承するにやぶさかではありません。でありまするが、将来につきましては、たとえば参議院の外務委員会に出席するがゆえに云々というようねことは、今回の場合はともかくといたしまして、将来そうした手違いのないように、政府においてもよろしく善処せられんことをこの際特に申し上げておきたい、こう思います。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは、本日は緊急質問は保留すると決定していかがでしょうか。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 自由党もすでに通告しておるならば、火曜日に緊急質問を許すということに決定したらどうですか。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 それは次の議運もあることだから、そのときに扱ったらどうですか。

福永健司自由党

○福永(健)委員 ただ準備の都合もあるので、次会にはこれをやるというよう血大体の含みで留保していただかないと、正式の決定でなくともいいですが……。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは、そういう含みで本日は保留するということでいかがでしょうか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは、本日は保留することに決定いたします。官房長官も火曜日にはその用意をしておいて下さい。御苦労さまでした。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 次に、本日の議事について御相談をいたします。先ほど官房長官に各党から御質疑がございましたが、恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の政府の趣旨説明は本日の本会議で求めるか、留保するかについて御相談を申し上げます。   〔「留保せざるを得ないじゃないで   すか」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは留保するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議ないと思いますから、さように決定いたします。  次に、公報に掲載しておりますように、日程第一は、アルコール専売法の一部を改正する法律案、これは委員会は全会一致でございます。  次に緊急上程を願いたいという案件ございます。法務委員会から、商法の一部を改正する法律案が上ってきました。これは委員会は全会一致でございます。それから、もう一つ委員会から上ってきておりますのは、商工委員会の中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案で、この委員会での採決を見ますと、民主、自由両党は原案賛成、社会党両派が反対のようでございます。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 修正ではないですか。

鈴木隆夫衆議院参事(事務次長)

○鈴木事務次長 修正ではありません。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 きょう聞いたところでは、修正ということだったものですから……。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは、この二件を本日緊急上程するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議ないと思いますから、さように決定いたします。そこで法務委員会の商法の一部を改正する法律案は、全会一致でありますから問題ありませんが、商工委員会の中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案は反対がございますから、本会議では起立採決ということで御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議ないようでありますから、さように決定いたします。なお、そのほかに決算委員会から上ってきておりますが……。

山中貞則自由党

○山中委員 決算委員会の方は、私は理事でありますが、きょうは都合によりまして上げないことにしました。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは本日の本会議は、以上申し上げた三件でございますが、議事の順序について事務総長から御報告願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 それでは本日の議事順序について御協議願いたいと思います。一番最初に、国家公安委員会委員に永野重雄君任命に同意を求める件をお願いいたしまして、その次に日程に入るわけであります。日程第一のアルコール専売法の一部を改正する法律案と、ただいま両社が御反対で上って参りました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案、これはいずれも商工委員会の案でございますから、ここで特に日程に上げていただきまして、一括して説明を願う、つまり日程第一のアルコール専売法の一部を改正する法律案の際に、中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案を緊急上程して、二案一括して商工委員長から説明を求めまして採決する。アルコールの方は全会一致ですから異議を問う、中小企業の方は起立採決で御決定を願う。それが終りましたあとで、法務委員会からの商法の一部を改正する法律案を緊急上程していただいて、これは全会一致で御議決を願う。それだけでございます。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 次に、昨日の委員会で各党大体御意見の一致を得ました中元、暑中見舞等についての虚礼を廃止するための申し合せの件ですが、案文を事務当局にお願いしましてできておりますので、お手元に配付いたしました。念のために事務当局から朗読を願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 それでは朗読いたします。     申 合 せ   われら議員は、昨年十二月、年末年始を迎うるにあたって、深く議員の使命に思いをいたすとともに、現下わが国のおかれたる内外の諸情勢にかんがみて、虚礼的なこと又は儀礼的経済負担をもってすることは、決して国民に酬ゆる所以ではなく、国会において、おのおのその最善をつくすことこそ、その道であると稽え、議院運営委員会の議を経て、虚礼廃止の申合せを行ったのであるが、今また、ここに、中元を迎うるに際し、党派を超えて重ねて相はかり、共同一致の決議をもって、左記の申合せを行い、ひたすら議員本来の面目に徹し、もって国民の委託にそわんことを期するものである。   一、印刷物等による個々の暑中見舞、または新聞、雑誌上の暑中見舞の広告はこれを廃止すること。   二、議員なるがための寄附及び冠婚葬祭に対する虚礼は一切これを行わないこと。  これだけでございます。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 この申し合せを全会一致で決定するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議ないようでありますから、さように決定いたします。  なお、周知徹底方について御相談を願いたいと思います。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 この申し合せが全員に徹底するように、議長さんから、前例もありますので、適当にお願いをいたします。なお議員側ばかりでなしに、内閣の方にも運営委員長からでも申し伝えていただいて、政務官等は特に就任のあいさつ等のこともあったのですが、虚礼に属するようなことは差し控えてもらいたいと思います。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 周知徹底方の取扱いについては、ただいま椎熊君御発言のような方法をとることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それではそのように決します。——ほかに御注意いただくことはありませんか。

山中貞則自由党

○山中委員 ちょっと御注意があるのです。今向うからちょっと声が出たようですが、これは申し合せであって、宣言とかなんとかいうものじゃないのです。ところが文章の表現の仕方が少し大上段過ぎると思うんです。事務局でもう少しやわらかい申し合せらしい文章を、今後もあることですからお願いしたい。たとえば「稽え」というような、わざわざこんな字を拾ってこないでもいいじゃないかと思うので、そういう点を注意しておきます。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 冒頭の「われら議員」もどうですかね。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 この申し合せば、先ほど決定いたしましたが……。

福永健司自由党

○福永(健)委員 この文章はあまり力み過ぎたような文章ですから、趣旨はけっこうだが、適当に直していただきたい。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 去年もやったことですが、議長は当然参議院の方にもお話しになると思うけれども、両院議長から、ぜひ一つ新聞社の方へもその点を強調しもらいたいと思います。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 特に議運担当の記者クラブの方に集まっていただいて、議長さんからお願いをしたい。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 新聞の掲載方も大きく扱うように、その扱い方その他諸般の点については、議長に一任いたしたいと思います。

野原覺日本社会党(左)

○野原委員 これは昨年の例に徴しても、違反する者があるのです。去年はたしか議運に出ていただいて事情を聴取することにしたんですが、今度はどういうことになりますか。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 そのためには議員を辞職した人もあるんですから……。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 こういう申し合せに違反した人は、本委員会に来てもらって、どうして議員としての申し合せが実行できないかというようなことを聞いたらいいと思います。その点は、そういうこともあわせてあり得るということで御説明願いたい。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 すべて前例通り。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 今の池田君の御発言が一番はっきりしておったようですが、そういう趣旨で申し合せるということに願ってよろしゅうございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 政府にも言って下さい。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 なお繰り返して申し上げます。稚魚君の御発言もありましたが、そうしますと、議長から各議員に対して周知徹底し、この厳守方を御通達を願う、それから政府に対しても、議長名をもって御通達を願う、同時にもう一つは、先ほどどなたからか御意見がありましたように、参議院の方へも、衆議院としてはこういう申し合せをしたということを議長から参議院議長にあてて御通知を願うということ、それから各党の議運の委員の方々から、各党の方々に、今池田君から御発言がありましたような趣旨を含めて、十分に徹底方について御尽力を願う、こういうことでいかがでございましょうか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それではそのようにお願いをいたします。

松澤雄藏日本民主党

○松澤委員 参考までにお聞きしますが、この申し合せばけっこうですけれども、違反した者を議運に呼ぶということは、何か法的な根拠があるのですか。

山中貞則自由党

○山中委員 法的のものはないけれども、この申し合せに反したんだから……。

井上良二日本社会党(右)

○井上委員 議員の申し合せを実行できなかったのはどうしてかという理由を聞くのだから、法的も何もない。かまわないじゃないですか。

松澤雄藏日本民主党

○松澤委員 かまわないかどうか、あるいはこれに何か法的なものがあるのか、参考に聞いたのです。

井上良二日本社会党(右)

○井上委員 議員全体が申し合せをしていることに了承できないというならば、呼んでやるのに何も差しつかえない。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 その点の権限は当委員会にあると思います。各党の皆さん方に御報告を願って、各党の代議士会で了承させていただければ、これの法的の権限いかんは別として、議員の申し合せとして各党に周知徹底をして、各党の代議士が了承していただければ、その申し合せを履行するために誠実に議運の委員会が努力しておるということになりますから、それはそれでいいじゃないかと思います。そういう意味で、各党一つ代議士会でこの趣旨を御説明願い、了承をとっていただくようにお願いを申し上げます。

福永健司自由党

○福永(健)委員 それに関連して、先ほど用語について私申し上げたのですか、なお議長名をもってあっちこっちに周知せしめる方法をとるということになると、たとえば「共同一致の決議をもって」という言葉が使ってあるのですが、この言葉でいいかどうかということも、もう少し研究してもらいたいと思います。これが議長一任ということになると、あたかも院議をもって決定したかのごとき印象を与えますから、趣旨は大へんけっこうですが、なおこの用語については、さらに検討していただきたい。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは福永君から非常に適切な御発言がございましたが、申し合せば先ほど決定いたしましたけれども、なお文章については、この趣旨はけっこうだということで御決定を願いまして、文章の若干の訂正につきましては、委員長に御一任願うということに願えませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議ありませんから、それではさように決定いたします。  それでは本会議の開会時刻は何時にいたしますか。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 一時半にして下さい。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは本会議の開会時刻は一時半。  本日はこれにはて散会をいたします。    午後零時五十六分散会

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