議院運営委員会 第29号
- 発言数
- 65 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1955/06/16
会議録
○中村委員長 それでは開会いたします。 議員請暇の件が出ております。社会党右の松本七郎君から、欧州各国における政治経済状況調査視察のため、六月二十日から本会期中、海外出張したいという請暇の申請が出ております。これを認めるに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、政府から、国家公安委員会委員任命について同意を求めるの件、人は永野重雄君で、青木均一君が六月三十日で任期満了いたしますので、その後任でございます。この件は、お持ち帰りを願いまして、明日の議運で決定するようにいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、先回の委員会でお諮りをいたしまして、各党お持ち帰りを願いました人事の件でございます。積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員指名の件ですが、これは、従来の委員の方々のうちで、社会党左派の石田宥全君が石山權作君に変りました。いずれも各党から御推薦の委員でありますから、この通り議長発議で指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次は、湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員指名の件ですが、これは五人とも従前通りの方々を各党御推薦のようであります。これも同様御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次一に、本日の日程でございますが、日程第一は、積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員の選挙、日程第二は、湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員の選挙、日程第三は、外務委員会から上ってきております在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案、これは外務委員会で全会一致でございます。日程第四は、日本住宅公団法案、第五が、住宅融資保険法案、第六が、公営住宅法第六条第三項の規定に基き、承認を求めるの件、これは建設委員会から上ってきております。そのうちで、日程第四は、委員会では多数決であります。第五、第六は全会一致であります。第四については討論の通告がありますから、その討論の取扱いをお諮りいたします。目下討論通告がございますのは、反対が社会党左の小松幹君、社会党右の中島巖君、小会派クラブの石野久男君、賛成は民主党の廣瀬正雄君。
○椎熊委員 わが党の賛成討論はこの場合遠慮することにいたします。
○中村委員長 民主党からは鹿瀬正雄君の通告がしてありましたが、討論は御遠慮なさるそうであります。そこ・で、あとの討論ですが、先ほど理事会で御相談をいたしました結果、小会派クラブの石野久男君は御遠慮願おうということに皆さん御意見が一致しました。
○小山(亮)委員 僕は反対だよ。
○中村委員長 御意見いかがでしょう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは御異議ないようでございますから、石野久男君の討論は御遠慮願うことに決定いたします。そうしますと、社会党左と右お二人の討論があるわけであります。 続いて採決の方法についてお諮りいたしますが、採決は起立採決でよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようですから、さよう決定いたします。 討論の持ち時間もあわせておきめを願っておきたいと思います。
○池田(禎)委員 十五分。
○山本(幸)委員 十分程度。
○椎熊委員 十分。
○中村委員長 十分程度でよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでございますから、さよう決定いたします。 なお、緊急上程の案件についてお諮りしておきます。商工委員会からアルコール専売法の一部を改正する法律案が上ってきております。これは委員会は全会一致であります。なお委員長から緊急上程を要望する旨のお話がありますので、この件を本日緊急上程するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、お諮りいたしますが、日本社会党左派の国会対策委員長八百板正君から、地方自治法の一部改正法案は、本会議において政府の趣旨説明を求めるようにしたいという申し込みがございます。この件について、先刻理事会でいろいろ御相談いたしましたが、社会党左派を除く他の党派の方々は、すでに委員会に付託になっておる案件でもありますし、この際本会議で趣旨説明を聞くことはしないようにしたらどうかという御意見でございました。委員会の御意見はいかがでしょう。
○小山(亮)委員 私は反対です。
○椎熊委員 わが党は反対です。
○池田(禎)委員 われわれの方は、本会議で説明をして……。(「それはおかしい」と呼ぶ者あり)井上さんにはまだ言うてなかったから、井上さんは知らなかった。
○井上委員 一応検討することにしておいて下さい。
○中村委員長 明日に延ばしますか。それではこの点は明日に保留するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 それから、緊急質問の件は、先ほど理事会での相談の結果では、本日は保留するということでございましたが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 それから、この前の委員会でお話し合いを願いましたように、土曜日の本会議は金曜日に繰り上げてやろうというお話し合いでございましたので、明日は定例日ではありませんが、明後日の土曜日の本会議を取りやめて、明日本会議を繰り上げて開会することに御異議ありませんか。
○中村(英)委員 それはいつもですか。今回だけですか。
○中村委員長 今後もなるべくそうしたいということであります。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 それでは本日の開会時刻は何時にいたしますか。
○椎熊委員 一時。
○中村委員長 一時で御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 では、きょう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 それから、もう一つ特に御相談を申し上げたいと思いますのは、暑中見舞の件についてであります。以前この委員会で申し合せをしておりますので、今回も暑中見舞について各党の申し合せをする、こういうことに、先ほど理事会で懇談の結果、従来通りの申し合せをしようという話し合いになったのですが、いかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それに関連しまして、前回の案文も今手元にございませんから、前回の案文を参考にして、今回の申し合せについて、明日の議運の委員会までに、案文を事務当局に作ってもらって、それを皆さんにお諮りをして、明日正式決定をした上で、各党並びに記者クラブ等にも発表し、議長からそれぞれ各議員に徹底するようにお諮り計らいをお願いする、こういうことにいたしたいと思います。
○池田(禎)委員 違反した者は、委員会に呼んで、議長からどういうわけでやったのかただしてもらう。
○山中(貞)委員 委員会でただせばいい。
○中村委員長 それでは、先ほど申し上げましたように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 それから、議事日程の公報に恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の趣旨説明を求めるように掲載されておりますが、いろいろ理事会で相談をいたしました結果、本日は保留しよう、こういう結論になりましたが、委員会としては御意見いかがでしょうか。
○山本(幸)委員 委員長の報告があまり丁寧過ぎて簡単ですが、やはりわれわれは条件をつけておる。特に御了承願いたいことは、井上委員からも強く要望があって、すでにこれは本会議にかけることに決定し、政府もちゃんと法案を出しておる。たまたま両党の予算修正によって内容が変ってきたから修正をしたいということで、実は扱い上宙に迷っておるわけであります。そういうことでは非常に困る。従って、扱い方をすっきりさせるために、やはり両党で話し合いをしてもらって、これを議員提出にするか、あるいは政府にするか、いずれにしてもそういう形をとって、現在出ておるものを撤回ができるように、そういう相談をしてもらいたいということが前提条件になっておりますので、そういう条件をつけて……。
○井上委員 そこまでは言ってはいかぬ。
○山本(幸)委員 僕の言うのは、相談をしてもらう。
○井上委員 違う。政府は、原案を国会に提出し、今日依然として野ざらしにしているわけです。従って、この法案の審議の進まぬのは、あげて政府の責任です。各党間でこの法案をめぐって、予算修正に基いて法案の修正をしたい、したくないということは、各党の意向によってきまることであって、原案をどうするかということは政府の責任にあると思う。そいつをかような状態でほっぽらかして、一向この審議が進まないということは、あげて政府の責任にありますから、従って政府はこのまま臨んでいくつもりか、それとも修正に応ずるつもりか、一応官房長官を呼んでこなければ話にならぬ。それでなければ、この法案はこのままではこっちも取扱いに困る。そういうことであるなら、重要な恩給法の改正案は審議が進まないということになる。もし審議が進まぬということでこれが成立しなかったら、あげて政府の責任だ。官房長官を一ぺん呼んで……。
○椎熊委員 政府の責任の所在等について言及するつもりはありませんが、この法案がこうなっておる現実の問題は、わが党と自由党でこの案の内容を修正したいということに原因する。政府の意思は原案を通過させたかった。しかし、国会の意思に従って、修正ということであればやむを得ないと同意しておられる。その修正が、本日わが党の政調会長と自由党の政調会長と折衝中である。本会議の質議などということなしに早く委員会で審議をさしてくれれば、スムーズに修正でも何でも具体化していくはずのところを、どうしても本会議でやるということで、留保留保になっておるから、そのために今日のような状態になっておる。私どもは、先ほどきょう帰って相談すると言ったのは、自由党とわが党との間の意見の食い違いをなるべく早く妥結して成案を得たいということを申し上げたので、この法案がおくれておるということが、政府の責任であるか、国会の責任であるか、どっちであるかは論議したくないが、現実はその通りであります。
○井上委員 御存じの通り、この法案に関連する予算が修正をされまして、従ってその修正に伴って法案を修正しよう、こういうことになってきておるわけであります。予算はすでに本院を通過して参議院に送付になって、相当日がたっておるのに依然として法案の修正が明らかにされず、ただいま承わると、まだ最終結論に到達しておらない、そういう状態に放任されている。従ってわれわれとしては、政府が予算修正を認めた以上は、当然、政府の責任において、地方税法の一部を改正する法難案と一緒に、政府みずからが責任を持って法案成立に努力しなければならない。それをやらずに、党側の意見だけにまかしておるということは、政府の怠慢です。従って私は、やはり官房長官を呼んで、一体これは原案をあくまで出すつもりか、それとも修正をするつもりか、それによって、はっきり態度をきめてもらわなければならぬ。
○椎熊委員 私が先般来ここで責任をもって申し上げておることを信用しておられぬ。私ども与党ですから、政府側の意見は緊密に私どもに伝えられておりまして、先般来官房長官からも恩給局長からも、実は国会で修正してくれるということだから、それに同意しておるのです。ただ本会議でこれを扱うというので、委員会が扱ってくれないから、修正が進んでいない。何とか一日も早く委員会に回してくれという要請がある。政府の怠慢でこれがこういう状態になっておるのでなく、自由党とわが党との案の内容についての意見の食い違いが、こまかい点で多少のところある。重大な問題だから、それを毎日検討しておるわけです。近くその結論に到達する模様に聞いております。それをわれわれは促進さしていきたいと思っております。
○井上委員 ただいま椎熊君の説明のごとく、政府は国会においての修正に同意するという態度をとられておる以上は、この原案を撤回すべきだ。撤回せずにおくということはない。原案を通そうと思うなら……。
○椎熊委員 国会で修正するという意こういう趣旨で、その最終的な結論は何しましたけれども、その取り運びとして、やはり今のようなことが必要なんじゃないか。
○椎熊委員 私は、あえて異説を立ててそのことに対して議論したくないが、実は筋道を通しておきたい。というのは、委員会に回した問題を本会議で質疑するということ自体が異例な特別なことだし、そうして現実には、この案が政府の出したものと内容の変ったものになるということで、本会議での原案に対しての説明は無意味である。常識上そういうことが明白になっておるのに、形式上から無意味な説明を聞いて、それを根拠にして質疑をしていくことは非能率的なことであり、議会の正常な運営の仕方でないと思う。政府がここへ来て説明されるとかされないとかいうことでなくして、こういう事態になったのは、議会自身の独自の見解で政府の予算を修正し法案を直すという、国会の多数の人の意見がそうなったのであって、全く国会が自主的に運営していくのがほんとうではないか、こういうことを私考える。これは明白な事態だから、ここで御了解を得ることができれば、委員会でスムーズに運営されていく。スムーズに審議されていく。私は、議論でなく、実態はそうなっておるということを御了解願いたい。
○井上委員 椎熊君のは実際の法案の修正の内容について了解を求めることであって私の聞いておるのは、これを取り扱う議事順序の問題を聞いておる。私としては、一応委員会に付託はされたが、重要ということで、本会議で趣旨説明を求めることに決定した。その後において予算修正が行われたから、両党間には修正しようという意見が出てきた。そこで政府は、この議案は撤回をして、両党で話をされた修正案を新しく政府原案として出されるか、それを出すのは困る、政府原案を修正するのだからというなら、やはり一応政府原案を本会議にかけて、説明すべきだ。政府の原案が委員会に付託されて一、委員会で修正するのは一向差しつかえない。ただ、政府としては、原案をあくまで通したいという気持で出しておる。それだけ説明をされたらいい。それでは椎熊君に聞きたいが、委員会に付託したとて、政府は提案理由の説明をしなければいかぬでしょう。本会議でやらなくて委員会に回しても、政府は原案の提案理由の説明をしなければならない。委員会でできるものが、本会議でできぬことはない。
○椎熊委員 その際、違う点がある。私、納得さしてくれれば、あなたの意見を尊重するのですが、納得できないのは、両党が内容まで変えてしまった法案を、政府撤回ではいかぬ、委員会の審議過程において修正してやるんだと多数の人がきめた。そうすると、政村は撤回することもできない。説明しょうとすれば、すでにこういうふうに支えるということに同意した政府としては、説明のしょうがないでしょう。しかも修正案がまだ未確定だという。大橋さんの言葉から聞いても、今妥結の一歩寸前にはあるけれども、結論ではないということなんです。その中途にして質疑応答をしても……。
○山本(幸)委員 委員会でもやるだろう。
○椎熊委員 委員会だと、こういう案を出しましたがと一応説明して、しかしながら国会の意思はこうだというので、政府も同意します。
○山本(幸)委員 本会議でもその通りのことを言ったらいい。
○椎熊委員 本会議では、それは無意味でしょう。
○山村委員 本会議で取り上げたというのは、重要な問題だから本会議で取り上げた。ところが、すでに、本予算の修正によって、出されている原案が変えられることは歴然たるものです。従ってこれは重要度というものの見方が違ってきておるわけだ。そういう点において委員会に下げるべきじゃないか。
○井上委員 それならそれで……。
○中村委員長 ほかの案件は片づいて、これだけですから、暫時休憩をして懇談をして結論を得たいと思いますので、暫時休憩いたします。 午後零時四十分休憩休憩 ————◇————— 午後零時四十九分開議
○中村委員長 それでは委員会を再開いたします。 恩給法について本会議で政府の趣旨説明を求める件は、明日の議運で、官房長官を呼びまして、政府の意見を聴取した上で御協議を願う、こういうことにしていかがでございましょう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようですから、さよう決定いたします。 本日御相談願う案件はこれで終りましたから、散会いたします。 午後零時五十分散会