議院運営委員会 第20号
- 発言数
- 82 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1955/05/28
会議録
○中村委員長 それではこれより委員会を開会いたします。 本日の案件は、海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員指名の件、それから飼料需給安定審議会委員指名の件、紫雲丸遭難事件に関する運輸委員会の調査報告の件、緊急上程の件、緊急質問の取扱いの件、本会議において法案の趣旨説明を聴取する件、以上でございます。 逐次お諮りを申し上げます、海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員並びに飼料需給安定審議会委員、これは本会議で選挙することになっておるそうでございますが、任期の満了しました委員について、各党とも前の委員を再任しようという申し出が議長の手元にきておりますので、選挙を省略して、それぞれ議長指名に願うことに先ほど理事会でも意見が一致いたしました。さように取り計らいまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでございますから、さように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、紫雲丸遭難事件に関する調査報告の件、これは運輸委員長原健三郎君から先日来申し出がありますので、本日の本会議で報告していただくことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでございますから、さように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、本会議において法案の趣旨説明を聴取する件であります。前回の本委員会におきまして、自作農維持創設資金融通法案、日本住宅公団法案、この二件はすでに委員会に付託されておりますが、この際本会議において政府より法案の趣旨説明を求めて、それに対して各党の質疑を行なったらどうかという御発議が山本君からございまして、その件を前回の委員会では保留されておりましたので、きょう御相談を願いたいと思います。
○福永(健)委員 自作農維持創設資金融通法案及び日本住宅公団法案については、今委員長が話をされたように本会議において趣旨説明を聴取し、必要な各党においてこれに対し適当な時間において質疑をするという取扱いを願いたいと思います。
○中村委員長 ただいま福永君御発議のように決定して御異議ありませんか。
○椎熊委員 私の方は少数ですから、結論的にはそういうふうにきまるかと思いますけれども、扱いとしては、いい扱いでないと思います。すでに委員会で審議中のものですから、今後そういう大法案及び案件等を本会議において説明を聞きたいという場合は、委員会に付託しない前に相談する、そうして一応本会議でやって、それから委員会に回す、こういう形で御相談を願いたいと思います。本日のところは、多数でそうおっしゃるのですから、民主党だけ反対してもしょうがないと思いますが、今後はそういう扱いにしていただきたいと思います。
○山本(幸)委員 椎熊委員の言った方が本格的な筋道だと僕も思います。そうして今後出ると予想せられるもの、重要法案と思われるようなものは、各党それぞれ解釈が違うと思いますので、一応各党から、これは重要法案だと思うものを想定せられて、委員長の手元なり事務総長の手元まで、早くいえば議長の手元までお出しいただいて検討していただかないと、椎熊委員と逆なような扱いになって、あとから議論が出ると思いますから、そういうようにお願いいたしたいと思います。
○中村委員長 それでは椎熊君、山本君の御発言を含みといたしまして、福永君御発言のように決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでございますから、さように決定いたします。
○井上委員 ただいまの決定に関連しまして委員長から御報告があるかと思いますけれども、いずれ政府から提出になって参ります石炭鉱業合理化臨時措置法案、国防会議に関する法律案、これらはいずれも重要法案でございますので、これはやはり理事会でも話になっておりますから、ただいまの椎熊君の発言も考慮いたしまして、委員会付託以前に本会議で趣旨の説明を願って、関連質問があれば関連質問をさせるということで、この機会に御了承を得ておきたいと思います。他の重要法案については各党でそれぞれ御検討されることにいたしまして、この二法案はすでに相談済みの問題でございますから、一応御了承を願っておきたいと思います。
○椎熊委員 先ほどの理事会では、今の御発言と少し趣旨が違うと思います。これはまだ未提出ですから、出てきたらまた御相談しようということになっておったと思います。
○井上委員 どちらでもけっこうですが、そこは含みを持って……。
○福永(健)委員 先ほどの椎熊君の御発言で、委員会に付託した後は、きょうのような扱い方は好ましくないという点、これは私も同感でございます。ただし前々から予想されております案件でございますと、事前にかくのごときことを各党で申し出ることも可能でございますが、提出予定とはいっても、そういうことが明示されていないような案件等については、出てくれば自動的に大体委員会付託になるというような可能性がありますので、このことと関連して考えますならば、委員会にいってから戻すようなことがないようにしたいということは、同時に委員会付託の場合において重要と思われる案件については慎重にやりたいということ、この意味と了承して、そういうことに今後取り扱っていきたいと思います。
○椎熊委員 今井上さんの言われた石炭と国防会議の二つは、出てきたら付託前に相談することにいたしましょう。
○井上委員 出てきてから相談するというが、大体この二つは出てくるだろうし、かりに出てくれば本会議で趣旨弁明を求めるという決定をしておいても、ちっとも差しつかえないと思います。
○椎熊委員 大体それでいいと思いますが、まだ党とも相談してないものですから……。
○中村委員長 次に、緊急質問の取扱いでございます。理事会におきましていろいろ懇談を願いました結果、各党から現在出ております緊急質問十一件のうち、この表にございます十一件目の、沖繩における土地紛争問題についての緊急質問、自由党の山中貞則君、この一件だけ本日の本会議において……。
○井上委員 そういう報告は困ります。そういうことに理事会ではなっていないですよ。
○山本(幸)委員 委員長は別に悪意ではないので、結論を簡単に言われたわけですが……。
○中村委員長 あと続いて申し上げようと思っておったのです。
○山本(幸)委員 特に十一だけではなしに八、十、十一と、同一案件がありますが、これは同一案件だから、当然一つにしぼるべきだということを前提にしてもらわないと工合が悪いと思います。
○中村委員長 それでは申し上げるのを訂正いたしまして、この表にございます八、十、十一、この三件は同趣旨の緊急質問でございます。そこで理事会の相談の結果は、この同趣旨の質問を一本にまとめまして、自由党の山中君に本日はお願いする、あとの緊急質問は保留する、こういうことに意見が一致いたしました。
○池田(禎)委員 それは理事会でどういう話をあなた方はしたか知らぬが、その理事会には各党から出ておりますから、その決定を了承するにやぶさかではないのですけれども、そういうことをやるなら、これから議院運営委員会は要らないことになる。
○中村委員長 ですからお諮りしているわけです。
○池田(禎)委員 やはり経過について、こういうことがあったがどうかということでなければ、本委員会は要らない。こういうわけでこういう理事会の決定になったから、こういうふうにしぼっていきたい、こういうことでなければ、あなた方理事だけでおやりになるのなら、委員会は要らなくなる。前の委員会でもそういうことが問題になっておったのだから、あなた方は十分その点慎しんでいただかなければ、委員会の権威がなくなる。そういうことは、当然十分に注意していただかなければならぬ。
○中村委員長 そういうような次第なんですが、ここで御討議を願いまして、どういう取扱いにしますかを御決定願いたいと思います。
○池田(禎)委員 それでは第一から第十までの問題については、どういう話し合いがあったか、これは緊急なものかもしれないがこうなったという経過があるでしょう。その経過をどうして報告しないのです。第十一だけ認めるということについては、それまでの問題についてはどういう話し合いがなされたかという概略の経過報告をなさらないで、あなたの言うように、十一だけ許可して、あとの問題については、ダブったものはやらない、これだけのことです。一から十までの問題というのは、どういう扱いをされたのですか。
○中村委員長 それでは大体経過を御報告申し上げます。いろいろ懇談いたしまして、本日は法案二件について政府の趣旨説明を求めて各党から質疑をするので、相当時間もとりますから、そこで本日は緊急質問を全部保留しようという御意見も出たのです。ところが自由党の方から、沖繩の土地問題については来週何かアメリカの議会で公聴会のようなものを開いて論議することになっておる。ですからそれを過ぎてはもう意味がなくなる。そこで本日の本会議にぜひ自由党から出ておる山中君の緊急質問を許してもらいたいという御主張がございまして、各党いろいろ懇談いたしました結果、そういう事情ならば山中君の御質問だけ認めるようにしようではないか、このように理事会の相談としては結論を得ましたようなわけです。
○池田(禎)委員 私は山中君の質問がいけないというのじゃない。前段にある十までの問題をどうされたのですか。これは緊急であるかもしれないが、本日の場合取り上げるわけにはいかないとか、話し合いの結果留保することにしたとか、そういう経過がなくて——私は十一だけの問題について異論を言っておるのじゃない。あなたがそういう経過を話さずしてこの問題だけをここにかけて、それでよかろうということだったならば、本委員会は必要ないということを言っておるのです。大体従来緊急質問は、今までは各党の国会対策委員長会議にかけて、そこで一致したものをやるようにするとか、いろいろな努力をしてきたわけです。この国会においてはそういう制度はありませんが、やはりあなたがどういう努力をしたかというその経過の御説明があって、これは留保にする、あるいは緊急性がない、あるいは緊急性があっても十一の問題だけきょうはやってあとは時間の関係などもあるから保留にするとか、その間の経過の報告がないというのは省略し過ぎている。十一の問題だけいいとか悪いとか言っているのではありません。
○中村委員長 ほかの案件は本日留保しよう、こういう理事会における意見の一致を見たわけです。むしろ理事会で意見の一致を見た点を私から申し上げずに、自由に討議していただいた方がよかったのかもしれませんが、せっかく各党から出ておる理事の意見の一致した点ですから、時間省略のために率直に申し上げた方がいいと思ったのであります。
○池田(禎)委員 あなたが、そういう答弁をされるのなら、一から十一まで全部伺いましょう。
○井上委員 委員長の説明を私から補足いたします。実は緊急質問がたくさん出ておるので、これの処置については前会の理事会でも問題になりまして、中にはどうも緊急性のないもの、またすでに委員会の議論等を通じて解決済みの問題がこの案件の中にはある。そこへ持ってきて、御承知の通り本日は非常に議案が輻輳いたしておりますし、特に緊急質問も重要でありますけれども、すでに委員会に付託された重要法案二件、これを本会議に上程して一応質疑をするということが国会の建前上非常に重要でありますので、特にこの二法案について本会議で説明を求めるということと関連をして、これら各緊急質問の案件は次会において十分審議をする、従って本日はこれを一応全般的に保留しようというところに、沖繩問題がアメリカの国会の方において論議をされることになるから、この沖繩の土地問題だけは本日の緊急質問として取り上げることが必要である、こういうことに実はなったわけです。そこで土地問題を取り上げるということになりますと、土地問題に関連して緊急質問が三件出ておりますから、この三件をどう取り扱うかということでいろいろ相談しました結果、従来緊急質問が主として両派社会党の方から本会議でなされておる関係もあり、かたがた山中君が沖繩に最も近いところでございますから、そういう考慮も払われて、山中君にこの質問をやってもらった方がいいだろうということに了解がつき、一応相談をまとめたわけでありますから、池田君、どうぞ御了承をいただきたいと思います。
○池田(禎)委員 そういうふうに報告されればいいわけです。
○野原委員 私は、山中君が御質問になるということはけっこうだと思います。賛成したいと思います。しかし、少くとも沖繩問題が重要であるという点で、先ほどの委員長の説明を聞きましても、井上委員の補足の説明を聞いても、八、十、十一の内容は同趣旨だと申されましたが、しかしながら題目は同じであっても、中身は違うとわれわれは見ておるのです。たとえば日ソ国交調整に関する緊急質問を各党に一名ずつ許しておるが、この大橋氏の質問内容と、わが党の森島君の質問内容は明らかに違う。こういう点でやはり八、十、十一、これが重要であればあるほど、この三件は許すべきではないかと思うのです。ですから私は、山中君の質問されることに賛成するとともに、少くとも猪俣、鈴木両氏にはやはり質問をさしてもらいたい、ぜひそういうようにお取り計らいを願いたいと思います。
○椎熊委員 旧来の慣例から言うと、これは命題が同じだからというばかりではなしに、質問の対象が同じなんです。そういう場合は一本にしぼっておるので、それはずっと長い間の慣例でもありますし、党の立場で、質問する中身が変ってくるというようなことは、問題の本質から見るとさして重要とは考えられない。従っていろいろ議論もありましょうが、旧来は質問する対象の同じものは一本にするという、いわゆる能率主義からきておるので、本日のところは理事会等でも意見の一致を見たわけですし、あまり違った角度からという質問でもないと思いますから、御了承を願いたいと思います。時間の関係もありますから……。
○野原委員 時間の関係がありますから、私もしつこいことは言わないのですが、命題が一つであり、対象が一つだから旧来の慣例がこうだというなら、これは私は困った慣例だと思う。椎熊さんは議運の権威者でもあり、ベテランですから、旧来の慣例をすぐ持ち出されるが、命題が同じであっても、内容が違えばやらせるべきだ。理事会でわが党の山本氏は消極的に賛成したかどうか知らないが、沖繩問題は重要であるし、猪俣浩三氏の質問内容は僕らも知っておりますが、山中君の質問内容はわかっていない。だから各党それぞれニュアンスを持ってやるわけですから、どうか八、十、十一くらいは、せめて五分か十分のことですし、重要な問題ですから、やらしていいのじゃないかと思います。
○福永(健)委員 野原君の御質問、まことにごもっともな節もあるわけで、従来の緊急質問も、同趣旨のものは必ず一つとのみは限っていないわけですが、大体において、原則的には椎熊君が述べられたようなことでございました。同じようなことについて多くの質問をすることは避けてきておる。ことに緊急質問というようなものは、そういうふうにまとめてという行き方をしておるのです。御趣旨はよくわかりますが、きょうのところは、やはり原則によってやる。将来とも同じようなことについての緊急質問は絶対に一つに限るものだということではないので、野原君御主張の点はわれわれもよくわかっております。そこで本日の取扱い方は、先ほどからお話が出ておるようなことに願ったらどうかと思います。
○山本(幸)委員 いろいろ委員長から経過報告があり、さらに井上委員からそれを補足した報告があったわけですが、井上君もちょっと触れられたように、十一件の緊急質問が、これは内容によってすでにそれぞれの委員会で議論し尽しておるものもあれば、議論中のものもあれば、いろいろある。従って今直ちにここでそのどれを摘出するかということは困難だ。ただ沖繩問題については先ほどの御発言のように、アメリカの公聴会が来週に控えておる。それで、きょうやっておかなければ効果がないじゃないかということで、この沖繩問題の三件を取り上げたわけです。ところが、実はこれだけを独立さして議論したのじゃなしに、先ほど委員長から報告のあった自作農維持創設、日本住宅公団法、この二つについて本会議でぜひ政府側の趣旨説明を聞きたい、そうしてそれに対する質問をしたい、こういうことで両論があったわけです。要するに時間の関係から、社会党両派は自作農創設の質問だけにしてくれないか、自由党は日本住宅公団法の質問だけにしてもらえないかという議論があって、御承知の通り理事会は、この二つのものをからみ合せて協議するのに一時間ばかりかかった。その結果、国会の本筋からいえば緊急質問も重要だが、ともあれ重要な法案に取っ組むことが国会の本筋であろうという結論になって、その結果二つのものは各党とも質疑をいたしましょうということになったわけです。そういうことが一つの前提となって、今の緊急質問十一件中、八、十、十一を除いた他の八件については、これは本日留保しよう、そこで、この三件は同一題目でもあるから、特に時間的な関係で一本にしてやることになって、いろいろ協議した結果、従来本国会における緊急質問は主として社会党両派がしておったから、この際はぜひ自由党に譲ってもらいたいということで、またいろいろ協議した結果、先ほど申し上げた重要法案の趣旨説明並びにこれに対する質問を各党でやるということになれば、この際、今まで社会党両派がやっておった関係もあるから、自由党に譲るにやぶさかではないというので譲歩をしたわけです。これは従来の慣例が悪ければ直さなければなりませんが、大体同じような案件が出てきますと、今までの各党間の話し合いでは、大きい政党の順から順次選んできたような一つの例もあるし、そういう例なども口には出さないで腹におさめながら解決を見たという経過でございますから、そういう点を詳細に報告を願えばよかったのではないかと思います。
○野原委員 実は速記の関係もございますから申し上げておきたいのですが、猪俣浩三氏の質問は、命題をごらん下さればわかるように、その重点は人権問題にかかっておるわけです。沖繩における土地取上げと人権問題に関する緊急質問、この命題だけを見ましても、山中君のは土地紛争問題についての緊急質問で、明らかに命題だけからいっても違う。内容を見なくてもおよそ見当がつくわけです。この沖繩問題を理事会が取り上げて議論されたそうですが、私は、こういう重要な問題、しかも国民全体が大きな関心を持っておる重大な問題でもございますから、各党それぞれの立場において、この際こういう重要問題はやらしてもいいのじゃないかと思う。私は議運があまりに——今までは両社がやったから今度は自由党だというようなこともあるでしょうが、この沖繩の問題だけは、今日まで本会議では取り上げられていない。しかもこれは沖繩人の非常な要望なんです。それを議運が、簡単に自由党だけやるということでまとめるというのは、私はどうしても承服できない。だから、採決によって敗れてもよろしゅうございますから、私はあくまでも八、十、十一は固執します。ぜひやらしてもらいたい。
○小林(信)委員 私はあまり発言をしても意味がないのですが、ただ筋を通さなければならぬという建前から申し上げますと、今までの話を聞いていると、やはり野原君の言うようなことが当然だと思うのです。扱い方が、同じ沖繩の問題だからまとめたのだ、そうしてその中の一つを許すという、こういう解決は、この委員会としてぜひ一つ避けてもらいたいと思います。それはきょうは時間がないから、また今まで社会党の方でやって、自由党の方でやらなかったからということもありましょうが、この八、十、十一は、内容においても性格においても違うものであるかもしれないのです。従って八、十は保留して、また時間があり、必要性があれば再度取り上げるかもしれないということで保留の形にして、この際この十一を取り上げるという形にしていけば筋が通ると思います。こういうようにしていかなければ、やはり沖繩というこの表題が同じだというだけで三つの中の一つを選んだということでは、納得ができないのです。
○中村委員長 実は山本君からお話がありましたように、この自作農維持創設資金融通法案と日本住宅公団法案、この法案の本会議における説明及び質疑についてかなり議論があるのでありますが、これと緊急質問とを実は一緒にしまして、関連してずいぶん長い間理事の間では協議をいたしたようなわけでございます。この二法案をいずれか一方にしようかという強い意見もあり、あるいは委員会付託になって、委員会で説明を聞いてしまったものをまた本会議でやるというようなことは、全面的にやめた方がいいじゃないかという議論もあり、いろいろいたしました結果、先刻申し上げましたような結論を得て、二法案は、とにかく重要法案としてこれは本会議で説明を聞くことにしようということになりましたが、それと関連して、緊急質問の方の取扱いは先刻申し上げたような結論を得たわけであります。ですから、この場合はむろん議論の余地もあるかと思いますし、また御発言の御趣旨ごもっともの点もございますが、大体各党の理事の方々は、一応心の底はどうあろうとも、結論はそういうことになりましたので、きょうのところは一つそれで御了承願えれば非常に仕合せだと思います。
○野原委員 それでとは何ですか。
○中村委員長 先ほど申し上げたような結論です。
○野原委員 十一だけで、八、十は保留にもしないで、やらせないということですか。
○中村委員長 先ほどは三本を一本にしぼってという話でございました。
○野原委員 理事会では、山本さんとも十分話をしておりませんが、満場一致承認されたとしても、自由党がこの沖繩の問題を強力に主張されて緊急質問を取り上げられたということはよくわかるのです。全く同感なんです。たとえば日ソの国交調整に対する同じ題目の問題でも、ついおとといは各党にやらしておるわけです。僕は、こういうように重要な問題はやらしたらいいと思う。議運が、せっかく出ておるものを押えるということになると、これは各党それぞれ議運というものに対して——議運の権威の上から考えてもどうかと思う。こういう点は大いに取り上げて、時間はきょうは十分あるのですから、十分や十五分押えねばならぬという理由があれば私ども承服しますけれども、問題の性質から見ても、どう考えても僕にはわからない。だから、これはぜひ取り上げてもらいたいと思います。
○福永(健)委員 野原君、どうですか。今までの経過もあるし、山中君に本日はこの緊急質問をやらして、この質問をやった答弁等によって、そういう答弁ならこれはとんでもない、どうしても緊急質問をしなければならぬというような新たな事情が累加されるという場合にはまた考えるとして、一応本日のところはということで……。
○野原委員 ただいまの御意見で了解します。そのようにお願いします。
○中村委員長 それではただいま福永君御発議のような含みをもちまして、緊急質問は、本日は自由党の山中君の緊急質問を許す、こういうことにおきめ願ってよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようですから、さように決定いたします。
○中村委員長 次に、緊急上程の案件でございますが、大蔵委員会から期限を延長する法律が二件上ってきております。この緊急上程については御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさように決定いたします。 次に補助金等の整理等に関する特別委員会から、補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案、これが午後上ってくるかもしれないという現状にございます。本会議開会中にこれが委員会から上ってきましたならば、これを追加して緊急上程をする、かようにいたすことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がなければ、さように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、議事の順序についてお諮りいたします。事務総長から一応御説明申し上げます。
○大池事務総長 先ほどおきめを願いました議事の順序について御相談を願いたいと思います。従来の先例から考えまして、緊急質問は一番最初にやっていただいておりますので、緊急質問を最初にお願い申し上げまして、なお先ほどおきめを願いました委員の議長指名、これはそのまま再任の形でございますから、これを第二といたしまして、それから日程に入る。日程は第一、第二の決算委員長報告、これは全会一致で承認になっておりますが、決算報告を受けまして日程を終えて緊急上程、この緊急上程は、ただいま委員長からお話の大蔵委員会の二案、これは全会一致で上っております。それと、もしそれまでに補助金等の整理等に関する特別委員会の法案が、これも全会一致で上りました場合にはお願いいたす、こういうことにして緊急上程をお願いして、次に法案の趣旨説明に移る、これはただいまおきめ願いました自作農維持創設資金融通法案と日本住宅公団法案がございますので、これはどちらを先におやり願いますか、おきめを願いたいと思います。それをおきめ願って政府の説明を求めて、その次に各党の質疑者等をお申し出願ってこれをおきめ願いまして、その時間等も正式におきめをいただく、法案の趣旨説明並びに質疑が終りますには、最後に紫雲丸の事件に関する運輸委員長の報告を願う、こういう順序でけっこうかと思います。
○福永(健)委員 本日政府側から説明をいたします二法案の上程順序につきましては、いずれも重要な法案でございますから、理屈のつけようでそれぞれ意見があるわけではございますが、住宅関係の施策については現政府が非常に鳴りもの入りで宣伝をしておって、私どもの立場ではその鳴りものと実質とはだいぶ違うように思うのであります。それだけに国民の重大関心を呼んでおる問題でございます。自作農の問題も重大問題でございますが、そういう意味から、私は住宅公団法の方を先にしていただきたいと思います。
○中村委員長 福永君の御発言のように、二法案の趣旨説明は住宅公団法を先にやって、その次に自作農維持創設資金融通法案の方をやる、こういう順序でよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでございますから、さように決定いたします。 質疑者の氏名は各党おわかりになりませんか。
○福永(健)委員 これは本会議開会までに決定いたしますから……。実はこういうお取扱いになるということが、ただいまのこの運営委員会までに確定していなかったので、私どもの方でもしかとはわかっておりません。しかし大体用意はしております。そこで正式には事務局の方に本会議開会前に通告をいたします。
○中村委員長 それでは各党開会までに質疑者を事務総長の手元までお届けを願います。 質疑の時間はどのようにいたしましょうか。
○椎熊委員 参議院の方で暫定予算の審議に入っておりますから、その時間の関係がありますので、向うの方があくまで待つということになりますか。
○中村委員長 参議院との打ち合せをしなければ開会時間は決定できないということですね。
○山本(幸)委員 場内交渉にしましよう。
○大池事務総長 二法案の説明のとき、大蔵、総理と要求をされておりますから、それがどうしても離れられないという場合には、質疑に入って相手方がいないということで困ってはいかぬと思いますので、事務的には向うに申し出て連絡はとります。
○中村委員長 向うが済まなければこちらが始まらぬということでは困りますから、場合によっては、一応順序等をきめましたけれども、ある大臣は向うにいなければならぬ、ある大臣は来られるという場合、あるいは若干順序の変更をしても、こちらの日程は進めることにいたしたいと思います。 質疑の時間は十分程度でしょうか、十五分程度でしょうか。 〔「十五分」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員 十分としておいて、一分や二分超過しても文句を言わないということでいいのじゃないですか。
○池田(禎)委員 やはり十五分は要りますね。
○中村委員長 それでは十五分以内ということではいかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 さよう決定いたします。
○小林(信)委員 この質問の場合、小会派はどのように取り扱われるのでしょうか。できれば、こういうときには許していただきたいと思います。
○椎熊委員 申し上げにくいのですが、旧来小会派に発言を許す機会は、予算のようなものは特に許すが、原則的には許さないということに今まではなってきております。
○小林(信)委員 今までこういう法案の説明というものはなかったわけですか。
○山本(幸)委員 警察法案とかMSA協定とかありましたね。
○小林(信)委員 どうですか、今度は新しい問題ですから……。
○椎熊委員 小会派の人数だけのことを言うのではないんですが、あまりに個々まちまちで、単に便宜上の院内団体ですから……。
○中村(英)委員 法案の緊急上程をするとき質問をやった前例はあります。特にこの場合は前例としないということをつけて許した場合もあるのです。
○椎熊委員 きょうのところは、一つごしんぼうを願いたいと思います。
○福永(健)委員 また御相談に応じますから……。
○中村委員長 それでは本会議の開会時間はいかがいたしますか。 〔「二時」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは大体二時見当ということにしておきましょう。本日はこれで散会いたします。 午後一時四十分散会