議院運営委員会 第15号
- 発言数
- 121 件
- 登壇者
- 13 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1955/05/11
会議録
○中村委員長 これより議運の委員会を開会いたします。 まずこの際お諮りいたしたいと思いまするのは、小委員の補欠選任の件であります。委員の方々の異動に伴いまして小委員がだいぶ欠員になっております、すなわち図書館運営小委員が三名、院内の警察及び秩序に関する小委員が六名、庶務小委員が一名おのおの欠員になっておりますので、これは先例に従いまして、委員長において補欠指名をいたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。 それでは御指名を申し上げます。図書館運営小委員には 松澤 雄藏君 田中伊三次君 池田 禎治君 院内の警察及び秩序に関する小委員には 菅 太郎君 佐々木秀世君 大橋 武夫君 山中 貞則君 矢尾喜三郎君 小山 亮君 庶務小委員には 大石 武一君 薩摩 雄次君 小山 亮君 をそれぞれ御指名いたします。 なお、今後も委員の異動に伴いまして小委員が欠員になりますので、一々お諮りをして御指名申し上げるということになりますと、非常に運営上支障があるように思いますから、この小委員の補欠選任の必要が起きました場合には、委員長においてそのつど御指名することに御一任願っておいたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。
○福永(健)委員 形はそれでよろしゅうございましょうが、実際は、各党としかるべく協議の上でということで……。
○中村委員長 もちろんそういう含みになります。それでは御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、院内の警察及び秩序に関する小委員長につきましては、過日の小委員協議会において山村新治郎君が推薦されたということでございます。この際、同小委員長は山村新治郎君にお願いすることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。 次にこの際御報告いたしますが、さきに小畑虎之助君がなくなられまして、大蔵委員が一名欠員になっておりました。先般堀川恭平君が繰り上げ当選されましたので、民主、自由両党の間で調整をいたしました結果、民主党の方で十七名の商工委員を自由党に一名譲られまして、大蔵委員の欠員は民主党において補充をすること、それから割当の比率等は他の会派については全然影響がございません。その点一つ御了承願っておきたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは御了承いただいたものといたします。 —————————————
○中村委員長 次に、列国議会同盟会議参列の件であります。この問題は、一昨日の理事会で御相談を願いました結果、派遣人員は例年の通り五名だそうでございまして、民主党二、自由党一、社会両派各一、この五名ということに理事会で意見が一致いたしましたが、人員の割り振りについて、その通り御決定願うことに御建議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。人選につきましては、各党から必要の期間までにお申し出を願いたいと思います。
○福永(健)委員 いつごろまでに……。
○大池事務総長 このことで私からちょと御報告申し上げます。八月二十四日から三十一日までヘルシンキで行われます。これは第四十四回になります。そこで向うからは、日本の代表団の人数とか、あるいはヘルシンキに到着する月日等、概要をなるべく早く御通知願いたいということを言って参っております。いずれ人選がきまりまして、八月のことでございますから、その前に日程等を作った上で御報告しなければならぬと思っておる次第であります。 —————————————
○中村委員長 その次に、けさ七時何分かに突発いたしました宇高連絡船の沈没の惨事につきまして、本日午後運輸委員会が開かれて、運輸省の説明を聞かれることとなっておりますが、ことによりますと、運輸委員会の方から、急遽視察及び見舞のため委員を派遣するという申し出が議運の方にくるのじゃないかと思います。こちらはそれまで待っておるわけにもいきませんから、そういう申し出がありましたら、その処置については議長に一任する、こういう御決定を願っておいたらいかがかと思います。
○大橋(武)委員 ただいまの連絡船の関係で見舞に派遣する議員の数につきましては、大体小会派を含めず、各党一人ずつくらいの程度で議長に御一任いたしたいと思います。
○中村委員長 大橋君の御発言を含めて議長に一任することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、緊急質問の申し出がありますから、御協議願いたいと思います。一つは、最近頻発の人身売買事件に関する緊急質問、社会党左の神近市子君、もう一つは、富士山麓実弾射撃に関する緊急質問、社会党右の田原春次君、この二つの緊急質問の取扱いについて御諮りをいたします。
○椎熊委員 神近君の問題は、緊急質問にならぬと思う。これはすでに委員会で研究中でありますし、事件の発生は去年のことですから、緊急質問にならぬから反対です。第二の富士山麓の問題については、現に突発しておることでありますから、緊急質問を許すベきだと思います。
○栗原委員 どうも椎熊さんからの話は、けさ新聞に出たからあの事件を取り上げるという想定での御発言かもしれませんが、神近さんがどういうことを発言するかわかりませんから……。
○椎熊委員 人身売買というのは緊急質問になりません。
○栗原委員 それ以外の問題を紳近さんが握っておるかもしれぬ。
○椎熊委員 そういうものは緊急質問としては扱わないことになっておる。
○野原(覺)委員 私は、椎熊さんの意見に賛成いたしますが、なるほど人身売買という点だけでは緊急質問にならぬと思う。これは椎熊さんのお説が正しいと思う。今度神近さんが緊急質問をなさる内容は、頻発というところにある。戦争中から人身売買は残念ながら日本の社会では行われてきた。この点だけを見るならば、緊急質問になりません。しかし最近は非常に悪質のものが、いろいろ地方の不況にからんで出てきておる。最近の社会の悪化しておるような実情等も考えて出されておるというところに、やはりこの内容があるわけですから、簡単に葬られては困る。私どもとしては、これは重大な問題であると思う。
○椎熊委員 内容に重大性のあることは認めます。従ってこの種の取扱い等は慎重にしなければならぬ。ただ十五分か十分の場当り的な演説なんかで解決する問題でないから、じっくり社会労働委員会等でやってもらたい。
○野原(覺)委員 それは単なる理屈であって、私どもは重大だから緊急質問をする。
○山中委員 緊急質問というものは暗黙のルールがある。緊急性のあるということと、かつ重大であるということ。それで、こういうものは緊急質問の範疇に入らないのだ。
○椎熊委員 それでは、きょうここでつぶすということもなんですから、留保しておいたらどうですか。明日上程することには反対です。
○山本(幸)委員 きょうつぶすということでなしに、留保するということならよろしい。自由、民主の大会派の諸君が、富士山麓実弾射撃については緊急質問の性格を持っておるから、これには賛成する。それは先ほど言われたので、われわれも賛成なんです。従ってこれは決定したものは決定なんだから、そこでこの前段の人身売買事件に関する緊急質問については、残念ながら自由党はまだ沈黙を守っておられるけれども、民主党の方は反対だと言われた。緊急性がないということです。しかし、これをいきなりきょうつぶすということは悪いから、そういう発言があった。それと冨士山麓とからみ合せて、二つとも保留では困る。
○椎熊委員 そんなことはない。
○山本(幸)委員 そこでこの際民主党と自由党の皆さんにぜひお願いしたい。それは、先ほどから緊急性があるとかないとかいうことで議論されておるが、われわれとしては、対策委員会でいろいろ論議してみた結果、僕は対策委員会で言った。実は神近さんから発言があって、婦人議員が大ぜい来られて発言があったから言ったのですが、運営委員会では、法律でも規則でもないけれども、緊急質問については天災地変、あるいは外交上できょうやらなければならぬとか、あすやらないと非常に不利になるとか、その与える影響が大きいとか、重大な内容を持ち、かつまた緊急性のあるものに限る、こういう一つの慣例がある。従ってわれわれ第一線としては、各党の皆さんに了解を求めやすいような内容を持たなければいけません。実はこう説明した。僕は長い間あなた方にお世話になっておるから、知らぬ顔をして聞いておるわけにいかぬ。ところが結局理由としては、別に鹿児島の問題を緊急質問するというのじゃない、最近各地にあるというのだ。毎日のように頻発しておる。従って委員会でももちろんやりますが、こういう問題は、本会議を通じてやはり新聞で直ちに報道され、あるいはラジオで報道されることが、すぐ社会一般に好影響を与えるのだ、政府もこれに対して明確な、正しい取締りの態度を表明することは、むしろいい影響を与えるのだ、さらにもう一つは、今幸いに青少年の保護育成週間でもある、こういうときに、この問題はやはり一般社会に訴えるという意味において、ぜひやらしてもらいたい、そういう理由なんです。私は、個人として考えても、鳩山さんが特に新生活運動を提唱しておられるのだし、幸いに今青少年の保護育成週間でもあるし、なお委員会でやればよさそうなものであるけれども、本会議でやって、やはり新聞等一切の報道機関を通じていくのが意義があると思う。そういう点で緊急性があるという見地に立ってお認めいただいて、ぜひやらしていただきたい。別にこんなものは政党政派でとやかく言う問題でないので、やらしてもらいたい。こういう点でぜひ御了承願いたいのですが、いかがでしょうか。きょういけなければ明日御検討いただくように……。
○大橋(武)委員 今のお話を伺うと、要するに本会議でやりたいという理由をいろいろ伺ったが、どうも緊急質問の性質はないように思います。
○椎熊委員 一応の理屈は何でもつくのだけれども、そういうことを言うと、緊急質問というものが非常に軽んぜられることになる。長い間そのことで皆さんと相談してきたのだから、きょう全然取り上げないということでも出先の人も困るだろう。きょうのところは、明日上程することを留保するという程度で一つ折り合って下さい。
○山本(幸)委員 その点は了承しましたが、そういう点、よく御検討いただきたい。
○池田(禎)委員 今の山本君の発言にしても、各党間の了解ということについては十分しんしゃくした発言をしておるから、十分か十五分で尽せないという議論ももっともだが、逆な意味からいえば、十分か十五分ぐらい許さぬというようなかたいことでなく、特例でもって、特に婦人がこれだけ力を入れてやっておることであり、政府もそれに進んで協力するという立場で認めてやったらどうですか。了承ということは、そういうことを前提とした了承かどうか。必ずあすやるという……。
○山中委員 そういうことなら反対します。緊急質問というものは、理屈をつければ幾らでもつく。緊急質問として留保するというのは、将来認めるということなら反対をする。
○椎熊委員 認めない意味なんだ。認めないということを言っては刺激するし、出先の人も困るだろうから……。
○中村委員長 それでは富士山麓実弾射撃に関する緊急質問は、明日の本会議でやることを認める、それから神近市子君申し出の緊急質問は、明日は上程しないということにして留保するということでよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 満場御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。
○野原(覺)委員 満場じゃない。反対です。
○中村委員長 発言がないから満場かと思いました。それでは留保には賛成になるのでしょう。
○山本(幸)委員 明日の本会議までに間に合うわけです。やらせてくれる気なら、きょうは留保なんだから……。
○椎熊委員 明日上程するという件は留保する。
○山本(幸)委員 それは反対だな。
○池田(禎)委員 本日留保するということにしたらどうですか。
○中村委員長 あしたまでに各党御相談願うということで本日は留保。田原春次君申し出の方は明日上程することを認める、それから神近市子君の方は本日は留保する。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさよう決定いたします。なお緊急質問の時間は前例通り十五分。
○井上委員 ただいま実弾射撃に関する緊急質問を明日本会議を開いて上程することにおきめを願ったのですが、明日本会議が開かれました場合は、運輸大臣の出席を求めて、宇高連絡船衝突事件に対する経過報告を求める。それに対して、もし必要がありますならば緊急質問を許すということをおきめを願っておきたい。
○椎熊委員 政府が発言するということですから、政府の発言があれば質疑はできる。緊急質問という意味でなしに、政府が発言したなら質疑をする。
○井上委員 質疑を許すが、各党許すか、それともどういうことにするかです。
○椎熊委員 あすの委員会できめましよう。
○池田(禎)委員 大体慣例からいえば、各党一名ということで……。
○椎熊委員 案件は超党派的な問題だし、だれか一人やったら、同じことを質問しなくてもいいじゃないかと思う。
○池田(禎)委員 そう規定されては困る。
○中村委員長 それは明日相談することにいたしましょう。 —————————————
○中村委員長 官房長官が見えましたから御質問願います。
○福永(健)委員 官房長官が見えましたからお伺いをいたしたいと思います。先刻、内閣より第二十二回国会提出予定法律案等件名調というものを刷りものにしてちょうだいしたのでありますが、これを拝見いたしますと、予算と表裏一体をなすべき予算を伴う法律案が非常に多いわけでございます。この予算を伴う法律案のうち、ABCDと分けて、それぞれ何月何日までに提出するというように示されておるのでありますが、Dというやつは五月三十一日と書かれております。五月末日提出を予定しておる法律案、しかも予算を伴うものは相当にあるようであります。申すまでもなく、予算の審議と並行して、表裏一体をなす予算を伴う法律案については、すみやかに審議が行われなければならないことは申すまでもないのであります。本院の各委員会においては、これらの法案が出ることを鶴首して待っておるようでございますが、なかなかそういうようにいかない。先ほど申し上げましたように、四月三十一日ごろに提出するということを予定しておるのがだいぶあるということでは、予算も早く上げなければならぬが、ただ数字だけを早く通させて、法案の方はあとに置いていこうということは、非常に遺憾でございます。この点について正直に表現されておられるのであろうけれども、えて、こういうものは予定よりも早くということはなかなか望めない。予算がいってしまってから提出されるという可能性も十分予想されるわけであります。かようなことは非常に遺憾に思うわけでありますが、このDというものはもっと早く提出できないものか。こういうようなことでは、とうてい予算審議と並行して法案審議をやるということについて、われわれは円滑な委員会の運営ができないと思うが、まずこの点について政府の考え方を伺いたい。
○根本政府委員 御指摘のDの方は、非常に予算審議に重大な関係があります。御指摘の通りであります。これは実は参議院並びに本院の方から、急いで出せというような要請もありましたので、実は昨晩ようやく各関係省の事務当局から集計したものでございまして、これで押し通すということでございません。われわれの方としては、できるだけ早くあらゆる法案が出るようにという督促をしておる次第でございまして、御趣旨の線に沿いまして、五月の末日に出すということのないように、特に予算関係のものは、できるだけ早く出させるように、毎日督励しておる次第であります。これは昨日の午後五時ごろ集まった事務当局の報告を一応とりまとめた次第でございます。十分に政府として努力いたしたいと思います。
○福永(健)委員 この表に現われておりますところから端的にうかがえることは、政府部内におきましても、予算審議は一とうてい衆議院は五月中には終らないというようにみずから認めておられるかのような印象を受けるわけです。今申し上げたように、予算を伴う法律案を五月末日に出すというようなことでは、末日に出たところで、六月初旬にこれが審議を行わなければならぬ。そういうことは、暗々裡に、もはや予算というものは衆議院でとうてい今月中には上らないものだ、こういうように認められておるように、印刷物そのものが雄弁に物語っておるように思うのですが、そういうお気持でございましょうか。
○根本政府委員 さような考えは毛頭持っておりません。先ほど申し上げましたように、これは早急に事務当局から出たものを集計したものでありますので、これが政府の最後的な決定ではございません。一応資料として、法案の現在の事務当局での準備の状況を御報告した次第でありますが、これに基いて政府は、これでばいかぬというので督促するつもりでございます。十分に月末に衆議院の通過をお願いできるように努力いたしたいと思います。
○大橋(武)委員 実は、私どもの方で資料としてほしかったのは、政府が責任をもっていつまでに出せるかという資料がほしかった。事務当局が何日までに出すというのを、政府にこれを見て、もっと早くするのだ、そういう政府の責任の持てないような資料を出されたのでは、われわれはどうもここでこれ以上この話を続けるわけにもいかないような気がするのですが、政府は追っかけて、すぐはっきりした政府として責任の持てる資料をあしたの本委員会にお出しが願えますか。
○根本政府委員 あすということはちょっと困難かと思いますが、あさっての閣議に諮って、正式に閣議にかけるわけではございませんけれども、大臣各位の努力にまたなければならぬ問題もあると思いますから、大体金曜日の日にまとめるようにいたしたい、こう考える次第でございます。
○大橋(武)委員 それではその資料を要求いたします。
○山本(幸)委員 今福永、大橋の両委員から質問があったから重複を避けますが、至急に政府の責任のある資料を出していただきたい。 それからこの際一つお尋ねしておきたいことは、どうも一般が心配しておる向きなんですけれども、おおむねあなた方努力せられると思うが、私どもの見込みでは、六月も暫定予算になるのじゃないかと思う。そこで六月暫定予算は、お出しになるとすればいつごろお出しになるのか。もう一つの心配は、とかく言われているように、今福永委員から質問がありましたが、これを見て、うっかりすると六月暫定予算がさらに延びて、七月暫定予算になるような印象を受ける。また、たまたま耳にして非常に心配なことなんですが、そういうことについて政府の腹を聞かしていただきたい。
○根本政府委員 六月暫定予算の問題につきましては、昨日の閣議において大蔵大臣から一応の構想が述べられたのであります。これは閣議決定とかなんとかということでなしに、現在の状況からすれば、六月暫定予算を出さなければならぬようになってきておると思われる、ついては一応こういうような構想で編成いたしたいという事前の連絡がございました。正式にはまだ予算編成に至っておりません。その方針で予算編成の準備にかかりたいと言っておられた。なお暫定予算の提出の時期は、これもまだ正式にきまったわけではありませんが、大体十七日ごろかと考えられるのであります。大体その見当で準備しております。
○山本(幸)委員 七月はどうですか。
○根本政府委員 七月暫定予算は全然考えておりません。
○山本(幸)委員 この際もう一つお尋ねしたい。それは、議運の理事会ですでに一、二回話題になっておるのですが、補助金等の整理に関する法律案については、今官房長官の方でお調べ願っておる内容はどういう手続でおやりになるのか、それを伺いたい。補助金等の整理に関する案件はどのくらいあるか、その内容はどうか。
○根本政府委員 私、あまりよくその点わかりません。
○山本(幸)委員 この機会に希望しておきますが、この法律案の案件は相当あるような気がするのです。内容を審議するという意味でなしに、議運としての取扱い上、たとえば特別委員会を持つとかどうするとか、その取扱いについて今から研究しておく必要がありますから、従って案件を一応わかるようにしてもらいたいと思う。
○根本政府委員 さっそく調べまして、事務当局に差し出します。
○井上委員 ただいま官房長官から、政府提出の法案の提出時期についていろいろ御説明がございましたが、最近の国会の運営及び審議の状況を見ますと、非常に審議が進んでいない。審議が進んでいない大きな原因は、政府が国会審議に必要な法案を迅速にそろえて出していないというところに大きな原因が横たわっておる。そういうことがあり得ると考えたから、私どもすでに地方選挙のある前、予算が提出をされる以前に、予算提出と並行して予算関係の法案はすみやかに提出するようにという警告を政府に発しておいたわけです。自来一ヶ月を要して今日に至って出してきた資料が、依然として五月二十五日、五月三十一日ということで、月末にならなければ予算関係の法案が全部そろわない。これは政府としては怠慢もはなはだしい。事務当局を云々という話がありますけれども、問題は、予算成立が大きな山にかかっておる今日、これに関係する法案が出てこなければ、予算の審議は進まないわけだ。また一方各委員会においても、予算関係の法案を先議しようとしても、ばらばらに出されてしまって、総合的な審議ができないという状況に置かれておるわけだ。これはあげて国会の審議の進まないのは、全部政府の責任にかかっておる。しかも六月暫定予算を出さなければならぬ状態になって、下手をすると、また七月暫定予算にかかる。こういうことになった責任は、あげて政府にあるということを——私ども、ここに重要な段階にきておりますから、そういう事態になっても、国会の責任にあらず、あげて政府の責任だということになっていくことを、官房長官はどうお考えになりますか。
○根本政府委員 政府といたしましても極力法案の準備を進めまして、すみやかに提出いたしたいと考えておる次第であります。
○井上委員 国会の審議のおくれるのは、政府の責任ということになっていいですか。
○中村委員長 官房長官に対する質疑はその程度で……。 —————————————
○中村委員長 ちょっと事務総長から……。
○大池事務総長 ただいま外務委員長から、委員派遣の承認申請が参りました。それは、日米行政協定の実施状況を調査いたしたい、特にキャンプ・マックネアの演習場、これは富士山麓のあれかと思いますが、これに各党一名ずつ、明十二日から十三日まで山梨県の南都留郡に行きたい、こういう要請が参りましたので、御報告いたします。
○椎熊委員 開会中の委員派遣については、自粛することに申し合せもし、少くとも国会開会中は行かないことにしようということになっておる。ことに富士山麓の問題については、明日特に本会議を開いて緊急質問等もあるので、委員だけが必ずしも行く必要はない。国会から委員がキャンプ村へ行って、そこまで介入してしまうことはどうかと思うので、問題がもう少し発展したときに別に考えるとして、この際は委員派遣に私は反対します。
○井上委員 私は現地を見ることも必要であろうと思いますが、この問題に関する緊急質問を明日やることでもありますし、政府もこの緊急質問のあることを予想して相当実情も調べ、かつまた相手国との間における話し合いの経過等の話もされると思うので、それらの報告を十分聞いた上、なおかつ現地の事情が非常に緊迫しておるのだから、国会としてもほおっておけない、実情をどうしても調査する必要があるということならば、そのときに派遣するということにして、明日はちょっと遠慮をしてもらいたいと思います。
○福永(健)委員 その取扱いですが、保留しておくのか、一応差し戻すのか。こういう申請が出たが、だめになったということでもなんだから、そういうことを考慮して適当に……。
○渡辺(惣)委員 明日政府の答弁のいかんにかかわらず、現地を視察する必要があると思います。
○山本(幸)委員 今井上さんが言われたように、明日の質問並びに答弁を先にやって、それから明日出て行くことなら私も賛成します。それは、かりに明日答弁があって、どんなことがわかろうとも、やはり国会として現地へ行って視察する必要があると思う。私どもの見解では、これは明らかに行政協定違反だと思っているわけです。それで、現地に行って調べてみることがいいと思います。そうすると明日本会議があるので、あさってというような意味合いならばわかりますし、今までの慣例からいけば、開会中はなるべく派遣しないということもわかっておるのです。ただし緊急やむを得ざる重要なものについては行っておる例外もある。そういう例もあるわけなので、この際は派遣することにお願いをしたい。
○椎熊委員 それはまた明日の御協議にしようじゃないですか。
○井上委員 私は何司実地調査に反対する根拠の上に立っての発言じゃないので、この問題は国会が実情を調査して、その上で事態をどう早く解決するかという問題になるのじゃないかと思います。そこで外務委員会かあるいは内閣委員会か知りませんが、ともかく関係委員会がぜひこの事態を明らかにして、すみやかに両者が妥協するように、政府を鞭撻するということが必要じゃないかと思うのです。この際国会としてとらなければならぬ態度は、明日一つ政府の意見を聞いた上で、なおまた現地からも実地調査を要求してきておるし、また見る方がいいというようなら、一日、二日ぐらい行ってもいいと思います。問題は実は早く解決することが大事なんだから、そういうことに国会としてはとらわれている必要はないと思うのです。
○山本(幸)委員 実はこの射撃は十三日までだそうです。十三日で打ち切るそうですから、あした行かなければわからないのです。
○中村委員長 明日緊急質問をやるということにきめた以上は、これは保留を願った方がいいんじゃないでしょうか、どうですか。
○山本(幸)委員 もちろん本会議でやることだから出席を願わなければならぬことについては間違いないが、十三日までと日にちが限られておるならば、特別にこれを明日やったっていいんじゃないですか。
○井上委員 明日本会議が済んでから行ってもらったっていいと思うのです。明日運営委員会もあることだから……。
○椎熊委員 明日きめることにいたそうじゃないですか。
○中村委員長 これはむしろ行政協定との関連ならば、委員が向うへ行っている間に済んでしまうことだから、それならば外務委員会で十分にあと御検討願うことになるんじゃないですか。これが二十日や二十五日まで続くということならばなんですが……。
○山本(幸)委員 検討は外務委員会でけっこうですが、現地を調査するということは、検討する場合にもやはりしなければならぬわけです。だから行ってはいけないというならば、その理由を聞かしてもらいたい。なぜいけないかということを……。
○中村委員長 こういうことにしたらどうでしょうか。明日緊急質問することについては先ほどきめてしまったんだから、緊急質問の結果、政府の答弁で行政協定の実情は大体わかるかもしれませんね。そういうこともありますから、とにかく今日はこれを保留しておく、こういうことではいかがでしょうか。
○椎熊委員 きょうは保留して、明日また相談してもいいじゃないですか。
○山本(幸)委員 どうも私は納得がいかぬのです。どうしていけないのか。(「会期中は行かないことになってるじゃないですか」と呼び者あり)重大問題であれば、会期中だって出た例があるのです。規定ではちゃんと出られるようになっているのです。(「それでは採決してもらいたい」と呼ぶ者あり)採決していただいてもいいです。本件は十三日までで済むわけなんです。だから、その間に行かなければ実情がわからない。行ったっていいじゃないですか。どうしていけないというのか、その理由がわからない。
○椎熊委員 そうなると、また採決とかなんとかいうことをしなければならぬし、一応一つ……。
○山中(貞)委員 委員派遣について、変な感情的なことで発言するのでは困る。
○山本(幸)委員 採決しろというなら、われわれは採決してもちっともかまいません。
○山中(貞)委員 委員派遣について、党派的なことであっては困ると思うのです。
○大橋(武)委員 今、そういう問題でなく、せっかくあした本会議で全議員が出席して、その中で緊急質問をし、政府のいろいろな説明を聞こうということになっておるのですから、かりに現地へ実地調査に行かれるとしても、一応政府の説明を聞いた上で行かれた方が効果が多いんじゃないですか。
○山本(幸)委員 それならわかります。
○大橋(武)委員 そういう意味で、とにかくきょうのところは保留していただきたいと考えるわけです。
○山本(幸)委員 よくわかりました。大橋さんのおっしゃることはよくわかったが、きょうのところは保留ということは、行けるという前提ですね。 〔「いや、それは違う」と呼ぶ者あり〕
○大橋(武)委員 私は、かりに行けるとした場合においてもと申したのであって、前提は別にきめておりません。
○池田(禎)委員 山本君の意見は、もう期間がないからということを言われるので、これは当該委員長が本委員会に申し出た以上は、当該委員会としては満場一致できめたものと思うのです。そこで明日本会議で政府の説明を聞いたあと、また本委員会を開いて、本委員会で検討するということでどうですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは、こういう申し出がありましたが、この件は本日は保留するということに御異議ございませんか。
○山本(幸)委員 ちょっと待って下さい。こういう問題をぐずぐず延ばされると困るのです。本日保留はいいが、それは池田君の発言のように、本委員会を開いてその結果に待つ、本日だけ保留というならいいんですが……。
○中村委員長 これは明日の緊急質問の結果を待って、さらに御相談するこういう意味で、本日は保留ということに御異義ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それは御異議ありませんから、さように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 そうすると明日の本会議の時刻と本委員会の時刻です…。
○大池事務総長 本会議は午後一時、議運は十一時、理事会は十時半ということでよろしゅうございましょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではそういうことにいたします。 —————————————
○池田(禎)委員 特別委員長の話を理事会でしたんじゃないですか。その理事会での話の内容は、本委員会に報告して、議院運営委員に知らせるというのが従来の慣例じゃないですか。何か隠しごとをしているというのでは困ります。話して下さい。
○福永(健)委員 さっき諮ったことは、みなそれでしょう。別に隠しごとも何もないでしょう。
○池田(禎)委員 特別委員長の問題はどうなっているんですか。こういう話が出たが、こういうわけだからどうだというふうにやってもらわなければ困る。あなた方は理事会だけできめて、その扱ったことが成功しなかった、あるいは事情があってできなかった、あるいはやったが、やれなかった。そういうことならば、なぜやれなかったかということを言ってもらわなければいかぬですよ。一般の人を閉ざされて二、三の人できめて、われわれは何も知らない。われわれは代議士会や党に何でも知らせる必要がある。それが知らないから、議院運営委員は何をしているんだ、各党間に関係のある話し合いがどういう状況で、どうなっているかわからぬのはけしからぬじゃないかというので、党内でも議論が出るのです。ですから委員長としては、きまらないならきまらないで、どういう事情にあるか、どういう形でおくれているかということを、本委員会に報告する義務があると思うのです。
○山本(幸)委員 私は池田君の意見に賛成です。大体を報告したらどうですか。
○中村委員長 それでは記憶をたどって経過の報告を申し上げます。 特別委員会設置の問題は、委員会で、は御決定願いましたが、本会議にいっこれを上程するかということについては、大体前には委員長の選任をどうするかという内容の問題があったものですから、自然休会に入ります前に御相談を再々願いましたけれども、各党の態度がきまりませんので、取扱いかねていたわけです。それで自然休会明けを待つということで、そのときには延びております。自然休会が終りましてから、理事会では再三御協議を願いました。一昨日も理事会で御相談願いました結果、これは一つ各党の国会対策委員長会議の方で党の態度をきめて、各党の話し合いがつかなければ取扱いにくいことだから、その方を推進しようということになりました。委員長の属する民主党といたしましては、国会対策委員長にその旨を一昨日力強く申し入れをいたしました。その結果、昨日四党の国会対策委員会を開く予定で、お話し合いは一応進行したようですけれども、しかし各党の態度がまだ本質的にきまっていないのに、委員長会議だけ開いても結論を得られないから、もっと本質的な話し合いを先に進めたらどうかということになってきまして、委員会は開くことになりましたが、聞かなかったようです。その結果、一、二の政党の間で若干の話し合いを進めまして、私ども民主党の国会対策委員長の話では、二、三日待っていただけば話し合いがつく見込みである、こういうことですから、その旨を実は先ほどの理事会に御報告いたしまして、そういう事情ならばやむを得なかろう、こういうことで理事会で御了承を願った次第であります。
○池田(禎)委員 私は理事会で、各党の対策委員長会議を開いて、その結果を待とうということの話は漏れ承わっておったわけです。しかし、それがもしさらにまた数日後という話になっているならば、それが決定できないならば、それは国会構成上何らの法的根拠がない委員会ですし、法的根拠を持つものは本委員会だけなので、従ってここにゆだねて、運営委員会でおきめ願います以外にない。それを何とかかんとか一、二党できめて、他党にまで迷惑をかけていることは、ひいて国民に疑惑を与えることにもなる。あなた方がそういうことをやって、ここに出してこないで、二、三日待ってくれ、二、三日待ってくれということでは、私は了承ができない。われわれはいつでもきまるのです。何もそういうことに制限される理由がない。そういうことで行ってもらいたい。あなたが扱っておるのに、よそごとみたいに言って、各党の対策委員長会議でやってもらうことにしたが、各党の話し合いがつかないと言われる。話し合いがつかないなら、あなたが委員長としてその間に対策委員長会議を招集願って、結論を出されるべきです。結論が出されないというのでは、われわれとしては、どういう形になっているかということを思わざるを得ない。二日なり三日なり要するという、そういう事態は認めますが、その点明らかにしていただかないと、それを二、三人だけでやり取りして、その間で進められておるというような印象を与えられるのでは、たまったものではない。
○山本(幸)委員 それについては、さっきも理事会でいろいろ懇談があったが、今池田君の言われたように、今までの経過から見ても、漫然と延ばしていることはよくないということで、理事会で心配した結果、一つ至急にきめよう、きめるについては、法規上からいえばこの委員会できめるべきことなんで、いずれにしてもこれは今までの経過から見ても、各党の最終了解が必要であろうということになった結果、委員長は至急に委員会を開いてもらいたいということになったのです。その結果今のような報告になったわけですが、そこでどうしても二、三日待ってもらいたいというこきになり、待たぬことはないが、それでまたぐずぐず延ばされることは困る、何か特定の政党が逡巡しているような印象を受けるから、そういう印象をなくすためにも、二、三日待ってくれということならば待とうじゃないか、しかしそれは責任を持ってやってもらいたい、もしそれでもまとまらないときは、議運でそれを決定するだけの腹がまえを持ってもらいたい、そういうことで至急に処理するようにお願いしたいということなんです。
○中村委員長 そういう強い御意見のあることは、この問題促進のために非常に効果絶大だと思いますから……。
○渡辺(惣)委員 二、三日待てということを、また政治的に使われると疑惑が起る。これ以上延ばすことは疑惑が残りますので、少くとも来週の冒頭には、この問題を正式に議院運営委員会にかけて解決するということを前提にして……(「それではまた二、三日より延びますよ」と呼ぶ者あり)それは二、三日ということがはっきりしてくれば、おのずから議論がはっきりすると思うんです。
○中村委員長 それでは、それによって御了承願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 別に他に議題がございませんから、これをもって散会いたします。 午後一時二十五分散会