議院運営委員会 第6号
- 発言数
- 66 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1955/03/30
会議録
○中村委員長 それではこれより会議を開きます。 まず第一に、事務総長辞職願い出の件についてお諮りいたします。去る三月二十五日の運営委員会理事会において、議長から、大池事務総長の辞職願い出の件を委員会の議題にするようにとのお申し出がありまして、当日の理事会において協議をいたし、さらに本日の理事会においても協議をいたしました結果、本件は、これを議長に一任することに理事会といたしましては決定いたした次第であります。つきましては本委員会においても、本件を議長に一任することにいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 満場御異議ないようでございますからさよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、明日に迫っております衆議院名誉議員尾崎行雄君胸像除幕式等の件を、先般の委員会で庶務小委員会に御一任をしておきましたが、大体成案ができておりますので、庶務小委員長からその成案を御説明願いまして、御決定を願いたいと思います。
○椎熊委員 衆議院名誉議員でありました尾崎行雄先生の胸像除幕式挙行の日時、場所、式順序等を小委員会で決定いたしました。その詳細は、刷りものにしてお手元に差し上げてございます。これは普通の銅像等の除幕式、ことに衆議院では、中央玄関にあります三つの銅像の除幕式の際の形式に大体のっとりまして、このような順序をきめたわけであります。三月三十一日午前十時より衆議院正面玄関の広間において行います。ここでちょっと御説明申し上げたいのは、衆議院各派代表というのは、各党の総裁あるいは委員長ということであります。総裁、委員長に事故がありますときは、幹事長、書記長これにかわる、そういうことであります。衆議院議員は全員参列することになっております。参議院からは正副議長、各派代表が参列します。それから遺族、胸像製作者は、技術担当者は赤堀信平君でありますが、この人の指導者であります朝倉文夫先生の御指導のもとに製作されたということであります。式が終って、議員食堂でお茶の会を、簡単でございますが催します。大体以上であります。
○中村委員長 庶務小委員長報告の通り御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないものと認めて、御報告の通り決定いたします。
○中村委員長 次に、国会法の改正に伴います専門員の件について、本日議長から委員長まで次のような申し出がございました。さきの国会において国会法が改正された際、専門員制度についても改正が行われたのでありますが、その実施に関し、各位の御意見を承わるとともに常任委員長の意見をも承わった上で、議長においてその方針を決定いたしたい、この際委員長を通じて、本委員会の意見を徴したいと存じます。こういう趣旨の申し出がありました。専門員制度の改正というのは、従来は、専門員二名を常任委員会に置くことになっておりましたが、今度の改正で、専門員を置くことができる、こういうことになりました。この点は、先ほどの理事会でも御相談をいたしましたが、参議院の方の意向とも調整をし、いろいろ検討を加えていかなければならぬと存じますので、しばらく理事会で成案を得るまで研究をすることにおまかせを願うようにした方がいい、こういう理事会のお話し合いでございましたが、その通りいたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは、理事会でいろいろと検討をしていくことに御一任を願うことに決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、法制局の人事について承認を求めるの件についてお諮りいたします。事務次長から一応御説明いたします。
○鈴木事務次長 先般、法制局の参事の寺本さんの履歴を御配付申し上げたと思いますが、寺本君から、今般司法試験に合格されまして司法研修所に入ることになったため、辞職したいとの申し出がありました。法制局の参事以上の人事につきましては、議長の同意と当委員会の御承認を得ることになっておりますので、この際御承認をいただきたいと思います。
○荒舩委員 これは本会議で……。
○鈴木事務次長 ここだけでよろしゅうございます。
○中村委員長 ただいま次長から御説明の通り、本件はこれを承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、さよう決定いたします。 —————————————
○椎熊委員 本日参議院の議運の小委員長菊川孝夫君から、本院の庶務小委員に交渉がありました。各党で意見をおまとめを願いたいのですが、参議院の議運では、秘書の議会召集中の滞在費を一日二百円ずつ給与したい、そういうことにほぼ意見が一致したそうであります。そこで衆議院の方と同一歩調をとりたいから、衆議院においてもそういうふうにおきめ願われないか、こういうことであります。この問題は、両三年前から衆議院でも研究された問題でございましたが、いろいろの事情等もありまして、表面には議題として浮んでおらない問題であります。今回正式に向うから申し出がありましたから、参議院としてはどうするか、ここで相談する前に、各党であらかじめ御意見をまとめてきていただきたい、そうしてここできまれば、参議院となお相談の上、決定することなら決定するようにしたい、こういう問題であります。この相談の結果は、おそらく近く自然休会になりましょうから、自然休会明けの最初の議運等において各党の意見を承わりたい。
○池田(禎)委員 ちょっとお尋ねしますが、理事会では……。
○椎熊委員 理事会では、各党の意見をまずまとめてからということになりました。
○中村委員長 この点は各党の意見をまとめて、小委員会の研究に御一任したらどうでしょう。
○山本(幸)委員 持ち帰って、その結果小委員会を開いてもらって……。
○中村委員長 結論は、一つ小委員会で出してもらうように、小委員会中心で、各党の意見を皆さんから小委員会にお申し出願う、こういうことで庶務小委員会の方におまかせ願うことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、国会職員の賄雑費支給の件についてお諮りいたします。事務次長から御説明願います。
○鈴木事務次長 国会職員の給与等に関する規程によりまして、会期中、職員の事務の繁閑その他の状況に従いまして、賄雑費を支給することができるということになっておるのであります。これは昨年も一昨年も当委員会の御承認を得まして支給しておるのでございますが、その額は、今年も昨年同様一人平均二千五百円程度として支給いたしたい。これは参議院においてもほぼ同様に支給されておりますので、今回もまた当委員会の御承認を願いたいということであります。何とぞ御承認いただきたいと存じます。
○中村委員長 今事務次長の説明の通り決定してよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ないようでありますから、その通り決定いたします。
○椎熊委員 先ほど秘書の滞在費のほかに、もう一つ参議院からの申し出がありましたのを、報告を落しましたが、それは、現在各省に常任委員長の部屋を置いておるのがあるそうです。全然ないところもありますが、常任委員長室を作っておる省がある。参議院ではこれを廃止して、衆参の議員全体の控室、そういうものにかえたいという申し出があります。先ほど理事会でも議題になりまして、立法府が行政府の中にそういうものを持つことはどうだろうか、委員長の部屋を持つことにも異論のある党派があって、議員の控室を持つということにはいろいろ異論もあるようでございます。これも先刻の問題と同様、各党に持ち帰って御相談の上、次の適当の機会に意見をまとめて、参議院に返事をしたいと存じます。
○池田(禎)委員 各省の中に作れというのですか。
○中村委員長 たとえば建設省に建設委員長室というものがある。こういうものを廃止したいというのです。
○山本(幸)委員 それをやめて、そのかわりに議員の控室にしようというのだ。
○池田(禎)委員 議員が役所の中に部屋をよこせというのはおかしい。
○山本(幸)委員 そんなことは党に帰ってやる必要もないくらいです。
○椎熊委員 さっきの秘書の分とひっくるめてお願いします。
○中村委員長 庶務小委員会に研究をおまかせしておいて、研究ができましたら、この委員会にかけるということにしたらいかがでしょうか。参議院との関係もありますから……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさよう決定いたします。
○中村委員長 緊急質問の申し出がありますので、それを議題といたします。お手元に印刷してお配りしてありますように四件あります。
○椎熊委員 緊急質問の問題は、先刻も理事会で話し合いましたが、このうちから一、二件適当なものをどうかというお話がありましたが、従来の慣例からいっても、緊急質問は各党の意見が一致した場合にのみ上程しております。本日は、自由党さんは緊急質問そのものには反対でないが、本日上程することには異議があるということですから、次の機会に留保されんことを望みます。
○中村委員長 緊急質問は全部留保に決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでありますからさよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 本日の議事についてお諮りをいたします。ただいま常任委員会から上ってきております案件は、第一が日程に上せてあります海上保安庁法の一部を改正する法律案、第二が、本日大蔵委員会で上りました国営競馬特別会計法を廃止する法律案、以上二件は、委員会において満場一致で上ってきております。第三は、期限の定のある租税に関する法律につき当該期限を変更するための法律案、第四は、国債整理基金への繰入及び補助金等に関する特例の期限を変更するための法律案、以上二件は、社会党両派は委員会で反対だそうであります。
○椎熊委員 討論はありませんか。
○中村委員長 いずれも討論の申し出はありません。満場一致の分は問題ありませんが、委員会で反対意見のあったものは、起立採決ということで、理事会としてはよかろうということでありましたが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさよう決定いたします。 —————————————
○中村委員長 この際議長から発言を求められております。
○益谷議長 先刻、大池事務総長辞職願の件につきましては、当委員会におかれて議長に御一任願いました。議長は、副議長ともよく相談を申しとげ、慎重考慮いたしましたが、この際辞職願を撤回してもらうのが最も適しておると存じまして、その旨事務総長にもお伝えいたしまして、ただいま辞職願を返すことにいたしましたから、御了承願いたいと思います。
○中村委員長 お聞き及びの通りであります。それでは本日は……。
○井上委員 明日本会議を開くか開かぬかということを相談願わなければなりません。なお官房長官の出席を求めております。本予算の提出の時期はどれくらいになるか、それによって議運の今後の運営の大体の荒筋を相談しておいてもらうと、各党ともそれぞれ地方選挙の関係がありますから……。
○中村委員長 至急官房長官に出席を要求いたします。なお、事務総長からごあいさつがございます。
○大池事務総長 今回各党各派の特別なる御同情と御支援によりまして、事務総長の職にとどまることになりましたにつきましては、誠心誠意事に当りたいと考えております。今後とも何分の御後援と御鞭韃をお願いいたしまして、ごあいさつといたします。(拍手)
○椎熊委員 明日本会議を開くか開かないかは、政府提出のもので、今月中にどうしてもやらなければならぬものが参議院にまだ残っておるかいないかということです。今月中にやるものは始末したということであれば、特に明日本会議を開く心要がないじゃないか、よって私は、政府が本予算を提出するまでは本会議を開かなくとも済むのではないかと思います。各常任委員会の方は、常任委員会の自主性におまかせしておいたらどうです。
○井上委員 さきにちょっと議題になっておりました緊急質問の問題でございますが、自由党さんの方でいろいろ御相談の上で、至急に話がまとまりますならばよろしいが、ひまがかかるかどうかということも一応伺いまして、これはいずれも緊急を要する案件でありますから、できれば明日本会議を開いていただきまして、この緊急質問を議題に供してやってもらいたい。というのは、参議院で明日予算が上程されて、可決されるかどうかということを、衆議院としては待機の形で待っておらなければならぬということになっております。またどういう事態になるかもしれませんので、やはり待機する形をとる以上は、本会議を一応開くということでおきめ願って、その上で、またいろいろ各党の関係でやむを得ないということにおいて流すのは別でありますけれども、やはり本会議は一応開くことにおきめ願っておく方がいいではないかと考えますから、本会議を開くようおきめを願いたい。
○椎熊委員 官房長官から案の状態を承わって、それらをあわせ考えて、あす本会議を開くか開かないかをきめていただきたい。
○中村委員長 井上君御発言のことはあとにして、官房長官がお見えになりましたから……。
○井上委員 官房長官に御意見を伺う前に念のために私からはっきり申し上げて、御意見を伺いたいと思います。先般官房長官は、本委員会に対しまして、政府といたしましては、明年度の本予算案は早ければ十二、三日ごろ、おそくても十五日ごろまでには出したい、こういう御意見であったのであります。ところがその後新聞等によります報道では、アメリカとの防衛分担金の折衝の問題、あるいは、その他重要案件の内部審議の問題で、相当予算案の提出がおくれるのではないか、こういうことが報道されておるのであります。国会運営の必要上、今日のところ、政府としては、いつごろまでに出せる予定になっておりますか、およそその見通しを明らかにされたい。なお、この予算案の提出に伴って所要の法律案等も提出できる見込みのものが何件ぐらいあるか、それとも、それはまだ見込みがついてないのか、それらの案件ともあわせて御説明を願いたいと思います。
○中村委員長 官房長官がおいでになりましたが、今お聞き及びの通り、政府案がいつごろ提案できる見込みかということと、その前に発言のありました椎熊君からは、政府提案の法律案で、きょう議決されるものを除いて、近いうちに議決を要するものがあるかどうか、たとえば予算案の提案になるころまでの間に議決を要する案件があるかどうか、こういう発言が先ほど椎熊君からありました。その二点について御答弁願います。
○根本政府委員 三十年度本予算案の提出の時期は、この前の本委員会においてお答えいたしました通り、大体十五日を目途として、現在政府はその準備を進めておるであります。現在のところにおいて、これより早く出したいという希望もありますけれども、これは困難なようであります。それから著しくおくれるというようなことも、現在のところではまだそういう事態に当面しておるとは考えておりませんので、十五日ごろを目途としておる次第でございます。なお法律案その他の問題につきましては、現在のところ、実はまだ準備ができておるというわけではございません。やはり予算案を中心として、そうして会期も相当ありますことでございますので、でき次第に提出して御審議を願うということでございます。人事その他の問題につきまして、ごく簡単なものは、本会議が開かれるようになりますれば、十五日以降にあるいは出るかもしれませんが、今のところ、他の法案の準備は各省において準備しておるようであります。しかし、まだ何件をいつごろというところまでまとまっていない次第であります。
○椎熊委員 私が聞いておるのは、きょう議決される海上保安庁法の一部を改正する法律案外三件、これだけで今月一ぱいにきめるものはいいのかどうかということです。
○根本政府委員 私突然来たので、全部調べてきたわけではありませんが、今のところ、これ以外に私は承知していないのであります。
○井上委員 ただいま官房長官の御説明によると、予算案は十五日を目途として作業をしておるから、十五日ごろに大体提出できるであろうという公算のようであります。ところが予算案とうらはらになります関係法案、たとえば、今度は大幅な税制改正をやろうとしておりますが、これは、この予算案の提出に伴って並行審議をしなければならぬ関係がありますので、予算案の提出と同時に、特に税金関係の法案は、また予算に関係のあります法案は、同時提出できますように、政府の方で御努力願いたいということを私から申し上げておきたいと思います。
○根本政府委員 ただいま御指摘になりましたことについては、当然やらなければならぬと思いまして、予算に関連した法案は準備中でございます。それが同時提出になるか、あるいは若干の時間的の差があるかもしれませんけれども、予算の審議には間に合うように努力をいたしたいと考えております。
○池田(禎)委員 官房長官は、前回のこの委員会においでになって、十五日を目標として、こういうことをおっしゃった。その言葉に、多分にあなたとしては拘束されておると思うのですが、そういう紋切り型でなく、実際問題としては、御承知のように来月に入りますと、各種の地方選挙がある。論理上の問題であれば、国会開会中、議員が国会におることは言うまでもありませんが、実際問題としては、みな地方に行くんじゃないか。あなたは十五日を目途だと言われたので、あまり窮屈にお考えになって、その事態が参ったときに、非常に窮地に立つんじゃないか。むしろ私はざっくばらんに、政府としてはそういうものをどういうふうに考えておるか、それに合うようなことをお考えになっておるかどうか、それはどうですか。要するに、責任をとるかとらぬかという問題でなく、窮屈に考えないで、実際に沿うようなことはお考えになったことがあるかどうかということです。
○根本政府委員 政府といたしましては、すみやかに三十年度予算を成立いたすことによって、国の行政並びに地方自治体の行政、及び政治の空白を少くする、こういうことが政府の任務と考えまして、極力努力しておる次第でございます。従いまして、暫定予算も四月、五月に限って、六月からは本予算が執行できるようにしていただきたい、かような観点からいたしまして、従来の国会の審議の実績から見ましても、少くとも十五日に出さなければ、六月にもまた暫定予算になる可能性が強いので、それで政府としては十五日にはぜひ出したい、かように考えておる次第であります。
○池田(禎)委員 私の言っておるのは、出したいという希望と、現実の問題をお考えになったかどうかということです。出したい気持はわかりますけれども、現実的には、その場合不可能だというようなこともお考えになったことがあるかどうか。いわば失礼だが、救いの言葉だと思って私は言っておるのです。
○根本政府委員 それは政治の実際の面からすれば、そういう点も考慮しなければならぬかもしれませんけれども、政府の立場とすれば、地方選挙その他もございましょうが、やはり国会が国の最高機関で、その決定によって地方政治も全部これが運営されるのでありますから、政府の態度としては、十五日にぜひ出すべきだというような考えで努力しておる次第でございます。
○池田(禎)委員 それを承わっておけば安心でございます。
○中村委員長 官房長官に対する御意見はありませんか。——別にないようですから、暫時懇談にいたします。 〔速記中止〕
○中村委員長 それでは懇談を閉じて委員会を開きます。 明日は本会議を定刻午後一時から開きます。日程は、先ほど懇談中に出ましたように、特別委員会設置の件であります。議運は午前十一時に開くことにいたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後二時三十七分散会