議院運営委員会 第2号
- 発言数
- 118 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1955/03/23
会議録
○中村委員長 これより会議を開きます。 法務大臣と刑事局長が御出席になっておりますから、この際逮捕されておる議員の釈放に関する問題について法務当局にいろいろお尋ねがあると思いますので、その方を先にやりたいと思いますが、いかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさようにいたします。 そこで、事柄が議員の身上に関する問題でありますので、秘密会にした方がいいのではないかと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは秘密会とすることにいたします。議員の方と事務当局、それから政府関係者以外の方の御退席を願います。 ————◇————— 〔午後零時二分秘密会に入る〕 〔午後一時秘密会を終る〕 ————◇—————
○中村委員長 それでは秘密会を閉じまして、公開いたします。 ただいまの問題は、皆さんから御発議がありましたように、明日法務当局にもう一度出席を求めまして、具体的な見通しなり、結論なりを出させるように取り計らいたいと思いますが、よろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさように取り計らいます。 なお、ただいまの秘密会の記録は、従前の例によりまして、これを印刷配付しないことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさように決しました。 —————————————
○中村委員長 次に、各委員会の理事の員数の基準について、まず御協議をお願いいたします。従前の例を見ますると、お手元の資料にもありますように、二十名の委員会から五十名の予算委員会まで、通じて理事の数を七名とすることになっておりますが、本国会も従前の通り、理事の数を各委員会とも七名とするに御異議ございませんか。
○福永(健)委員 委員長、ちょっと懇談にして下さい。
○中村委員長 それでは速記をやめて下さい。 〔速記中止〕
○中村委員長 速記を始めて下さい。懇談を終ります。 各委員会とも、理事の数は七名とするに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ありませんから、さように決定いたします。 この七名の各派別の割当でございますが、お手元に差し上げた表によりますと、従前の例によりまして、民主三、自由二、両派社会党おのおの一ということになります。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がないようでございますから、さように決定いたします。 —————————————
○中村委員長 それでは本委員会の理事互選でございますが、どういたしますか。
○椎熊委員 慣例によって、その数に従って各党から出すということにしたらどうですか。三名割り当っているところは三名出して……。
○福永(健)委員 委員長の御指名でけっこうです。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 委員長からの指名でよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議がありませんから、私から御指名申し上げます。 椎熊 三郎君 山村新治郎君 長谷川四郎君 福永 健司君 大橋 武夫君 山本 幸一君 井上 良二君 以上七名を御指名申し上げます。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは、さようにお願いいたします。 —————————————
○中村委員長 次に、議運の小委員の選任についてお諮りをいたします。この小委員は、従前から理事の数と同数である七名ということにして、理事が小委員になっておったようでありますが、本国会もそのようにしてよろしゅうございますか。
○山本(幸)委員 小委員は、今までいろいろやってみたが、不便もあるし、もう少し全体で協議してきめたらどうですか。今ここで直ちにきめなければならぬほどの問題じゃないと思いますから、ちょっと延ばしていただきたい。
○中村委員長 それでは、小委員の問題はきょうは延ばすことにいたします。 —————————————
○中村委員長 次に、昨日懇談の際に出ました特別委員会をどうするかという問題でございますが……。
○福永(健)委員 自由党におきましては、従来設置されておりました四特別委員会を、そのまま本国会においても設置するという意見でございます。
○中村委員長 これはいかがでしょう。ここで決定をいたすことでございますが、各党の国会対策委員長会議で御相談願って……。
○山本(幸)委員 設置だけは御決定願いたいと思うのです。
○池田(禎)委員 委員会だけは決定しょうじゃないですか。
○中村委員長 四つの委員会でございますね。
○山本(幸)委員 行政監察特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、貿易振興に関する調査特別委員会、この四特別委員会を置くことに願いたいと思います。
○椎熊委員 四つの委員会を設置するということについては、多少私どもは異論があるのでありますけれども、野党各派が置くということになるならば、やむを得ず賛成します。 そこで私が注意を喚起したいのは、行政監察特別委員会は、私は不当財産取引調査特別委員会、隠退蔵物資等に関する調査特別委員会以来やってきたんだが、この委員会の長年の経過を見て、私は非常に疑問を持っている。この行政監察特別委員会が置かれましたときに、われわれは自主的にこの委員会の性格について取りきめをしたのです。行政監察特別委員会で扱う問題は、行政上の監察に重点を置いて、その間不正等がありました場合、これを調査摘発することはもちろんだが、それでもすでに事件が検察当局の手にかかり、あるいは警視庁の手によって摘発されておるという、いわゆる司直の手に移っているような問題は、国会として取り上げることは行き過ぎじゃないか、これらは公平なる立場にある司法当局、司直当局にまかせるべきであって、これらに触れないようにしようじゃないかということの申し合せをたびたびしたのであるが、その経過から見て、それが全然無視されたと言ってもいい。検事局のやるようなことをやってみたり、検事局の手先のようになってこっちがあおり立てると、検事局はほとんど傍聴にきておりますが、それを材料にして犯罪捜査を進めたり、あるいはまた現在の捜査の妨害になるような行動もあったのです。こういうことは、私は国会内における委員会としては行き過ぎだと思うのです。もし行政監察特別委員会を置くということにきまったならば、こういう点についてかたい申し合せをして、その運営上に国会として行き過ぎでないような、正常なる形にいくということに御協力を願いたい。これは条件付でも何でもありませんが、特にその点の注意を喚起して、私はこの設置に反対いたしません。
○井上委員 各党の理事がそれぞれ出ておりますから、どういう案件を取り上げるかということについては、理事会で一々おきめを願う。理事会の方の良識に訴えておやりを願うより方法がないわけですね。
○椎熊委員 それは最近の事情を御承知かどうかわかりませんけれども、理事会が取り上げないといったような場合でも、与野党間の感情の争いになりまして、理事会の間で取り上げないならば、全体会議の方で取り上げようというようなことで、非常に混乱を招いたことがあるのです。ことに前国会においては、そのために正常に委員会が開かれなかったことがたびたびあるのです。私はそういうことは非常に遺憾だと思うのです。もし理事会にこの議題を取り上げることを一切まかせるというならば、それも一つの方法ですが、何か一つのルールを立てて、正常なる運営をやっていきたいと思うのです。
○山本(幸)委員 御趣旨はよくわかりました。これはわれわれとしては、言うまでもなく捜査上の妨害をするような行為並びに捜査の具に供されるような行為、こういうことは慎しまなければならぬのでありますから、これは当然のことで、そういう趣旨でぜひやりたいと思います。
○中村委員長 それではその点速記もとってあることですから、今椎熊君や山本君から御発言のありました点を了承の上、四つの特別委員会を従来通り置く、こういうことにきめたらどうでしょうか。
○佐々木(秀)委員 これはもう少し各党間の申し合せにしておかないと、今椎熊委員から言われたことも一応ここでは話し合いができるが、そういう問題を申し合せるということに一応したらどうでしょうか。ただ発言があったということでなくて……。
○福永(健)委員 議院運営委員会で正式にきまれば、単なる申し合せよりももっと強いのであるからいいじゃないですか。それを記録に残しておけば……。
○佐々木(秀)委員 その趣旨を体して作ったということを確約しておかないと……。
○山村委員 結局国会の行き過ぎがあるということは、自粛国会の建前からいっても工合が悪いことです。それで最初に委員長が、できれば四党の国会対策委員長に議運の申し合せを尊重するようにという申し合せを、ここでしておいたらいかがですか。
○福永(健)委員 ただいまの山村君の御発言は、私はこの設置と関連して、この委員会は皆さんからお話しになったようにきめて何ら差しつかえはない。これからの運営ということについては、先ほどから各位から御発言があったような点について遺憾な節が生ずるようであれば、そのときに対策委員長なりその他の者が集まって協議する。これは、それをやっておかなければどうもうまくないということならば別ですが、設置と関連する問題だと思いますので……。
○椎熊委員 ここで確認しておいてもらいたいのは、この四つの委員会ができたのは沿革があるのです。三つあったのですが、各党が一つずつ委員長を持つ方がいいという政治的考慮なども加わって、四つにされたという沿革がありますから、それらも考慮して、常任委員長の割り振りと違った方法でないと、四党にわたっていかない場合がある。その点、どういう方法で委員長をきめるか、ここできめていただきたいと思うのです。
○中村委員長 それは、設置に際して御相談を願っておいた方がいいと思いますね。
○山本(幸)委員 その設置は自由党さんの方も御了承願ったので、満場一致なわけです。各党の割り振りについては、椎熊さんの発言の通り、結局そういう経緯ばかりが中心じゃありませんが、貿易も非常に重要だという意味において設置されたので、たまたま四つできたならば、常任と違って、各党で持った方がよかろうということでやったわけです。ですから、その点は賛成です。
○椎熊委員 それが御賛成願えるならば、何党がどの委員長を取るかということが、相当重要だと思うのです。くじ引きでということは、公平のようで公平じゃありませんから、やはり当然順位といいますか、それは所属代議士の数の順位によって第一党がまず取り、次に第二党、次に第三党、次に第四党と選んでいく方法が一番公平じゃないでしょうか。
○福永(健)委員 いろいろ御意見もあろうと思いますが、私は、この委員会の性質上、どういうのがよかろうかというようなこととを考慮してもいいんじゃないか。たとえば貿易振興というようなことになりますと、非常に重大な委員会で、これは政府の施策と非常に関連するので、こういうものは与党にとってもらうのがいいのじゃないか。(笑声)野党がいろいろ言うように、また行政監察というようなものは、行政を監察するという建前でやられるので、与党的な立場じゃないようなことですから、そういうような趣旨からいうと、それにふさわしい会派がいいいのじゃないか。この委員会の設置をした趣旨にかんがみても……。
○椎熊委員 いろいろ見解があることは当然ですし、そういう一つの見解もあるだろうと思うのです。けれどもわれわれのような考え方もあるので、これはやはりだれが見ても公平だという、合理性のあるやり方でなければいかぬと思うのです。
○山本(幸)委員 これはわれわれの立場は、行政監察を除くその他の三つのものについては、どのようにお取り下さってもいいが、行政監察だけは、今福永さんの言われたような趣旨がいいと思っております。しかし椎熊さんも言われるし、やはりそれぞれの立場があって、これは見解の相違もある。従ってここで無理にきめなくても、四派で一ぺん寄って、その点を懇談してみたらどうでしょうか。懇談する機会を一つ与えてもらいたいと思います。
○福永(健)委員 私もツルの一声が出たから言ったんですが、(笑声)そういうことになると、委員会を設置した趣旨によって、それぞれの委員会の目的を最もよく達成することができるであろうと思うのです。そういうことだから、やはり懇談に移していただきたい。
○佐々木(秀)委員 これは懇談といいますけれども、正直に申しまして、人数の少い与党ですから、野党が多数でお話し合いになれば、幾らでもはっきりするわけです。それは当初においてはっきりきめておくことが、議会運営のルールなんです。だから椎熊さんのおっしゃった、委員会を作るにいたしましても、各党に委員長が一人ずつ渡るように委員会を作った、そういうことになれば、これは委員長を一人ずつ取る順序もここできめておかないと、あとの話し合いがまとまらない。また福永氏の言う通り、行政監察などの問題は、与党、野党どっちが取るかということは、考え方によっても違いますが、歴史から言うと、行政監察を作ったのは、御承知の通り私の名前で作ったのです。当時御存じでしょうが、地方の行政について役人がやることを、国会でせっかく予算をきめたものを配るだけで、それを監視しないのはいかぬという趣旨からできておるのです。だから政府が予算を国会に出して、その予算を地方に渡してやったのであるから、なおさらしょっちゅう監察しなければいかぬという考え方もあるわけです。野党がただ突っつくということだけではなく、政府の責任において行政を監察する、そういうような点でいくと、いろいろ議論が起きてきますが、とにかくどういう順序で取るかということだけは、きめておいていただきたい。
○池田(禎)委員 今山本君から言われたように、それを相談するということですが、佐々木君が与党であまり御発言をなさると、あとで引っ込みがつかないようになる。椎熊君その他の意図はわかるのだから、その方がおためになるのじゃないかと思います(笑声)。
○椎熊委員 そういうことでなしに、だれにきまっても、合理的に解決のつく仕方を話し合うことがいいと思うのです。それは与党とか野党とかいうことでないのです。やはり公平な考え方によれば、第一党から取る以外に方法がないのです。
○佐々木(秀)委員 今までほかの委員はそうしてきめておいて、これだけ話し合いでいくということはおかしい。
○池田(禎)委員 その議論をなさるならば、相当時間を費してもいいんです。たとえば七十七名で議長をお取りになるとき、いろいろ議論をなさったこともある。それはそう開き直られるなら、一時間でも二時間でも議論はいたします。きょうは相当時間もありますから、議論を尽しましょう。慎重審議をする意味で……。
○椎熊委員 これは議論の問題でないのです。だれが見ても公平だという見地に立って言っているわけです。
○池田(禎)委員 それなら、野党側が政府機関に対して行政監察を取るといえば、それは……。
○椎熊委員 そうじゃないのです。委員会の内容に触れたようなことはここで論ずべきじゃないのです。
○池田(禎)委員 だから議院構成からいきましょうよ。
○渡辺(惣)委員 大体みんなわかってしゃべっているんだから、いいかげんにしてもらって、(笑声)これからどうしたらいいかを相談願ったらいい。一つ話し合いをして、その後もう一回やることにしたらどうですか。
○荒舩委員 話し合いをしたらいいじゃないですか。
○椎熊委員 今までやってきておることでありますから、新例をここで開く必要はないと思うのです。
○荒舩委員 話し合いでなければきまらぬことなら、話し合いでいかなければならないでしょう。
○椎熊委員 先例があるので、話し合いで新例を開くということじゃないわけです。
○荒舩委員 特別委員長は互選によるということになっておるのだから、それは話し合いでつくんじゃないですか。理事会を開いて話し合ってもらったらどうですか。
○中村委員長 それでは、こういうことにしますか。委員会を置くことだけは各党一致ですが、委員長の選出方法は、国会対策委員長に頼むこともありますけれども、ここの理事会で一応相談して、別に急ぐこともないでしょうから、懇談をしていただいて結論を出す、こういうふうにしたらいかがでしょうか。
○池田(禎)委員 特別委員会の委員長は、規則によりますと、互選することになっておる。だから各党の話し合いということにしたらいいじゃないですか。特別委員長は、その委員会で互選をするということが明記されておるのですから、その話し合いを理事会でするとか、これは便宜な方法でやってもらったらいいと思います。
○中村委員長 理事会で話し合ってもらって、話がつかないときには、国会対策委員長会議でやってもらうことにしたらどうでしょうか。
○福永(健)委員 理事会でおっつかなければ、対策委員長会議だっておっつきませんよ。
○中村委員長 それでは発言を整理しまして、理事会で相談するということにしていただいて、進行いたしたいと思います。よろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではさように決定いたします。
○中村委員長 次に、緊急質問の通告がありますが、皆様のお手元に参っておりましょうか。
○福永(健)委員 緊急質問につきましては、自由党からも外交上の緊急質問を、まだ手続はしておりませんが、おっつけ手続して出すことになっておりますので、これも考慮に入れていただいて、これから御協議になりましょうが、それらも御勘案願って、取扱いについては、少し早く申し上げるようですが、本日緊急性といってもなんですから、早い方がいいでしょうが、あるいは明日あたりでもやるかやらぬかということをきめていただくようにお願いいたします。
○椎熊委員 従来の慣例等もありますから、理事会でまず相談して、どういうものを取り上げるかということをきめる。ですから、あすあたり相談するようにお願いしたいと思います。もう一つ、何もかも緊急質問ということになると、緊急質問にもおのずからルールがあるので、緊急質問に値しないようなものは、御遠慮願わなければならぬと思うのです。
○中村委員長 もう一つ、社会党左派の細迫兼光君から、原水爆貯蔵についての鳩山言明に関する緊急質問というのが出ております。御報告しておきます。 どうでしょうか、ただいま福永君の御発言もありましたが、緊急質問に関する件は本日は保留さしていただいて、理事会で相談させていただくことにいたしたらどうでしょうか。
○池田(禎)委員 ちょっと待って下さい。今福永君の言っているように、あす取り扱って、あすまたやるということは先例からいってもいかぬとか、あるいはそういうことはルールからいってもおかしいじゃないかということになってもいかぬ。ですから、本日、提出されておらないにしても、出す用意があれば明らかなんですから、私は便宜的に理事会で御協議下さることはけっこうですが、しかし、できれば本日にでもやって、あしたの本会議には上程できるようにされてしかるべきじゃないかと思います。それで本日の理事会で御相談願って、どうでも明日には上げてもらいたいという場合には、これに対する話し合いを本日のうちに進めていただきたい。あした出して、あした中にやるということなら異論がないのですが、従来の慣例も、理事会でやった。きょう出してきょうやるということもなんですから、議論を避けるために、一つ理事会で協議してもらいたい。
○山本(幸)委員 こうしてもらえばいいと思うのです。緊急質問は、手続を経て今自由党からも出てきているし、私の方からも出している。そこで民主党の方が出すかどうか知らぬが、いずれにしても、議運はこの緊急質問の扱い方をきょう理事会にまかしてもらって、理事会で決定する、そうすれば、あしたにでもできるんじゃないか。その日取りから扱い方をまかしてもらう。これでどうですか。ですから、これが終ったら、きょう理事会を開いて……。
○中村委員長 いずれにしても、きょうの本会議でやるわけじゃないですね。
○山本(幸)委員 きょうはちょっと無理だと思います。
○椎熊委員 山本君も長いことこういう問題で御苦心なさってよくおわかりになっておると思いますが、何でも緊急質問を出すことによって、福永君なんか一番苦しんだ問題だろうと思うし、緊急質問に値せざるような場合も間々出てくるのです。そういうものは、やはり整理していくというのが今までの慣例なんです。
○山本(幸)委員 それはいいですから、やりましょう。とにかく理事会にまかしてもらう。
○中村委員長 それでは緊急質問の取扱いは、あげて理事会におまかせ願う、こういうことに取り計らって御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは御異議がないようですから、さように決定いたします。
○井上委員 ちょっとお伺いいたします。ただいま出ております。衆議院の暫定予算にも関連することですが、政府は四月、五月の暫定予算を提出するということが、昨日の官房長官の御意見で明らかになっておる。従来、暫定予算は事務的なものが主体であるということからして、国民の多くの人々も、また議員の中にも、暫定予算の内容について十分政府の説明を伺い、またこれに対する各党の意見というものが、予算委員会にそのままかけられる関係で、ほとんど趣旨が徹底していないということから、今度は四月、五月一括して上程をいたします関係がありますので、従来の慣例もありましょうけれども、今回は特に本会議を明日開いてもらって、本会議の席上で政府の暫定予算提出に関する提案理由の説明を求める、そうして必要があれば、各党代表一名に限って簡単な質問を終って、それから予算委員会にこれを送付する、こういう新しい取扱いをこの際特に要求いたしたいと思います。これにぜひ御協力願いたい。
○椎熊委員 この際、特にそういう新例を開かなければならぬ理由があるのですか。
○井上委員 一つは、本予算を四月中旬に提出される、しかも本予算の審議は、御承知のように大体衆議院一カ月、参議院が一カ月、約二カ月を要するのが従来の通例になっております。(「違います」と呼ぶ者あり)多数党の諸君は、それは強引に国会を押し切ったことがあるわけだが、総選挙直後の特別国会においてしかも常会の性格を持った特別国会で、新議員を多数選出されて構成されておる現状においては、相当慎重審議なさることが予想されます。さような意味合いから、本予算と暫定予算との関係、あるいはまた本予算に含まれておりますが、もし五月一ぱいにこれが成立しないならば、一体六月はどうするかという問題も当然内包されてくる問題と思いますから、そういうような重大な要素を含んだ暫定予算を提出する以上は、当然政府としましては、本会議において予算提出の理由を明らかにし、また本予算の関係も明らかにいたしまして予算委員会に付託するということは、新しく今度やっていただきたい。
○椎熊委員 せっかくの井上さんのお話ですけれども、話はまるで逆なんです。本予算は、あなたの言われるように重大な要素を含んでおるのです。それが審議議了するかどうかによって、六月の暫定予算が出るか出ないかという重大問題が包含されているのです。しかし暫定予算は、そうではないのです。しばしば官房長官が今まで言明されている通り、全く事務的の予算であって、事務的以外のものであっても、旧来やっておった当然の建設費であるとか、あるいは補助費の問題、それは法律の裏づけをなすものだけやるといういうな慎重な態度をとっておるのであって、あなたのおっしゃるように、六月が本予算になるかどうかというような重大な政治問題はないわけです。四月、五月の暫定予算で、従って旧来の慣例から申し上げまして、暫定予算も本会議でやって、本会議で質疑応答するということはなかったはずだし、二十四日、二十五日という逼迫した状況で、一日も早くこれを予算委員会に移して詳細な審議をやってもらい、その方に時間をかしてもらって、本会議等ではなばなしい演説などをぶつように一面見えるような審議のやり方は、本予算のときには堂々とやるべきであるが、暫定予算のときには、そういう時間をむだにするようなやり方は私ども賛成できないのです。せっかくのあなたのお話ではありましたけれども、この点は特に本会議を開いてやる必要はないのじゃないかと思います。
○井上委員 それは与党としては当然のことであって、時間が切迫をして予算が提出されようとしている現状においては、与党側の議員としては当然の考え方だと思います。しかし一般国民から、また国会を構成している各派の議員から考えますと、御存じの通り予算委員会に入りますまでは、暫定予算に対しての審議その他については、予算委員は実際審議に参加しますが、一般国民その他の人はこれをおろそかにしていると言えば言えないこともない。私はそれが暫定予算であろうと何であろうと、予算である以上は当然本会議に出して簡単に政府は説明をし、もし質問をする者があれば、質問をして予算委員会に回すということの方が建前じゃないかと思う。その手続を省いて、いきなり事務的のものだからということで、一般国民に関係のある予算をそのまま予算委員会に付託するといういき方は、私は少くとも国会審議の上から考えて、与党のいき方ではないのじゃないか、かように考えるのです。
○椎熊委員 私の見解は、あなたと全く違うのです。暫定予算が事務的予算だということは、すでに前年度の予算で審議されたことなんです。その事務的の予算を出すだけなんです。それをまた再びやることば、二重になることなんです。ですから、国会にしても二日か三日で今までうのみにしていった例もたくさんあるのです。特に新しいものが出てきているという予算ではないのです。そういうような点で、特に今回に限り新例を作るという必要は、私は認めない。すでに審議済みの問題なんです。
○井上委員 それは議論になりますが……。
○中村委員長 実は国会法の改正に伴う規程改正の件と、本院の暫定予算を要求するについて、議運の委員会で承認をすれば、議長が正式に出されることになるのです。これは実はその予算要求について、一応議長としては大蔵省へ手続中であるようですけれども、それが正式にきまれば、きょうの議運で御承認を願って、正式に手続しなければなりません。これは急ぐ関係もございますので、これを先に片づけて、それからあとの問題は、そのあとにお話し願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは、その問題はあと回しにお願いしたいと思います。 —————————————
○中村委員長 それでは規程改正の件についてお諮りいたします。これはいずれも国会法の改正に伴う問題のようであります。衆議院の法制局の事務分掌規程の一部改正外三件について御協議願いたいと思います。まず内容について事務次長からその要領を御説明願いたいと思います。
○鈴木事務次長 法制局事務分掌規程の方は、先般御審議願いまして国会法が改正せられました結果、それに伴う整理でございまして、たとえば図書館運営委員会、人事委員会が廃止され、あるいは併合されたものに伴いましての整理をいたしたものでございます。 それから図書館の方に関しまする規程三件も、これまた国会法の一部を改正した結果、図書館運営委員会がなくなりましたために、それを議院運営委員会と読みかえるような規定でございますから、実質的には何も変化ございませんので、御了承願いたいと思います。
○中村委員長 これを了承するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは各規程案は承認することに決定いたします。 —————————————
○中村委員長 次に、本院並びに本院関係の暫定予算要求の件について御協議を願います。これについて、一応事務次長から要領を御説明願いたいと思います。
○鈴木事務次長 ただいまお手元に配付してございます暫定予算の要求書は、いずれも前年度の予算を基準といたしまして、その二カ月分を計上いたしたものでございます。すなわち衆議院の予算につきましては、議員及び秘書おのおの四百六十七人、職員は千四百五十九人、これに対する人件費及び事務費の二カ月分でありまして、ただ職員の旅費、あるいは庁費、あるいは事務経費につきましては、前年度の経費の約二割を節減して計上してあります。従いまして、衆議院の予算といたしましては総計二億九千十二万四千円、それから図書館の経費といたしましては四千三十四万八千円、それから裁判官訴追委員会といたしましては九十二万一千円、裁判官弾劾裁判所の経費といたしましては九十一万九千円を計上してございます。 なお衆議院の方につきましては、事務費のほかに、予備経費といたしまして百十六万六千円を計上してございます。 それから、その項目別の内訳はお手元に明記してある通りでございます。
○中村委員長 それでは昭和三十年度衆議院暫定予算予定経費要求書外三件、これはお手元に配付した通りで承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それでは御異議ないものと認めて、さように決定いたします。 なお図書館の予算だけは、図書館法第二十八条によりまして、本委員会として勧告を付し、または勧告を付さないで両議院の議長に送付することに規定上なっておりますが、今回は暫定的な事務的なものに限られておりますから、特に勧告を付さずに、両院議長にそのまま送致することにしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 御異議ありませんから、さように決定いたします。 これで予定の議題は終りましたが、きょうの本会議は何時にいたしますか。
○福永(健)委員 その前に、常任委員並びに常任委員長の選任は、きょう全部できるでしょうか。民主党は一日待ってくれというようなことでしたが……。
○椎熊委員 きょういたします。
○福永(健)委員 委員会の構成は、できるだけすみやかにやる必要がありますから、本日ぜひやっていただきたいと思います。
○中村委員長 そうすると、本日の本会議の議題は、常任委員の選任、常任委員長の選挙、これだけのようですが、先ほど理事会でというお話が出ましたけれども……。
○鈴木事務次長 きょう本会議が開かれまして、議長から指名がありますと、それは参事が朗読しまして、その中から常任委員長をまた議長の指名でこの間のように出します。
○福永(健)委員 この規程改正は、本会議にかけなくともいいのですか。
○鈴木事務次長 ここだけの議決でけっこうでございます。
○荒舩委員 さっきの理事会の問題はどうなんですか。
○中村委員長 本会議散会後にお開き願ったらいかがでしょうか。
○山本(幸)委員 それでいいでしょう。
○井上委員 さっきの暫定予算のあの件は、どうですか。
○中村委員長 それはこれから御相談をいたします。
○福永(健)委員 暫定予算の件も、理事会にまかしたらいかがでしょう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 それではどうでしょう。井上さんのお話ですが、自由党さんの方からも、先ほど御発言の点も散会後の理事会で懇談することにしてはどうかということですが、いかがでしょう。
○井上委員 けっこうです。
○中村委員長 それではそういうことに決定いたします。 本会議は何時から開きますか。
○椎熊委員 二時十五分でどうでしょう。
○福永(健)委員 早く済ました方がいいから、いいでしょう。
○中村委員長 それでは他に御異議もないようですから、二時十五分ということにしておきます。 あすの議運はどうしますか。
○福永(健)委員 明日は本会議はやることになっておるのでしょう。
○中村委員長 それでは明日午前十一時に議運の委員会を開きたいと思います。理事会は、きょうやってしまうから、よろしゅうございますね。 それではこれにて散会いたします。 午後一時四十五分散会