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22回国会衆議院1955/03/22

議院運営委員会 第1号

発言数
48
登壇者
7
会派数
4
開催日
1955/03/22

会議録

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。  ちょっとごあいさつ申し上げます。先刻の本会議において、私がはからずも議院運営委員長に就任することに相なりました。私はまことに不敏でございますが、委員の皆様の御協力をお願い申し上げまして、委員長の職務に精励いたしたいと存じます。何とぞよろしく御指導、御鞭撻をお願いいたします。(拍手)

福永健司自由党

○福永(健)委員 先例によりまして簡単にごあいさつ申し上げたいと存じます。非常に重要な任務を持つ本委員会の委員長に、中村梅吉君のごとき適任者を得たることを衷心喜ぶものでございます。つつしんで御祝辞を申し上げます。(拍手)     —————————————

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 まず理事の互選を行う順序でありますが、各委員会の理事の数との関係がありますので、各委員会の数を御協議願います関係とにらみ合せて、理事の数の決定をそのとき一緒にいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     —————————————

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 次に、衆議院規則の一部を改正する規則案についての件を議題といたします。前国会における国会法改正に伴います規則の改正については、すでに各派協議会において皆さんの御研究の結果、ただいまお手元にお配りしてあります案ができ上っております。これが内容につきましては、すでに各位は十分御承知のことでございますので、先般の協議会における事務総長の御説明をもって御了承を願つてよろしゅうございますか、まずその点をお諮りいたします。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 それでは規則案については御異議ないようでございますから、さよう決定いたします。     —————————————

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 次に、立法事務費の問題を議題といたします。立法事務費を支給する各会派の認定は、本委員会の議決によることになっております。本事務費の支給日は毎月二十日となっておりますが、二十日が休日でありますので、休日の翌日、すなわち本日これが決定を願わなければなりません。現在まで届出の会派は民主党、自由党、社会党両派及び小会派クラブとなっております。堤康次郎君一人が無所属であります。従いまして立法事務費を支給する会派は、ただいまの五会派とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 御異議ないようでございますから、さよう決定いたします。  このまま暫時休憩いたします。     午後一時四十一分休憩      ————◇—————     午後一時四十五分開議

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 官房長官が見えましたから、休憩前に引き続いて会議を開きます。

福永健司自由党

○福永(健)委員 若干の点についてお尋ねいたします。まず第一に、暫定予算案の提出問題について伺いたいのですが、伝えられるところによりますと、四月及び五月について暫定予算を提出いたすような話でございますが、さようでございますか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 お答えする前に、ちょっとごあいさついたします。今回第二次鳩山内閣成立にあたりまして、内閣官房長官に就任いたしました。今後とも格別の御同情と御支援によって、職責を全うしたいと存ずる次第であります。特に議運の関係におきましては、大へん深い関係がございますので、何とぞ格別なる御支援のほどをお願いいたします。(拍手)  ただいまお尋ねになりました三十年度予算のうち、四月、五月はどうしても暫定予算を組まざるを得ないという客観的情勢によりまして、政府は、四月、五月を一括して提出をいたしたいという考えでございます。なお提出の時期は、いろいろ検討してみましたが、できるだけすみやかにということでありまして、大体二十四日と予定いたしておる次第でございます。

福永健司自由党

○福永(健)委員 そこで、右四月及び五月の暫定予算案は、純事務的なものと了承していいものか、あるいはある程度民主党の政策を加味するつもりであるか、それらの点を明らかにしていただきたい。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 暫定予算の性質上、事務的なものが主体でございます。政策はほとんど含んでおりません。ただし御承知のように、若干補助金とかなんとかいうものが、すでに従来からきまつておりまして、純然たる言葉通りの事務費になりますと、地方自治体とか、そういうところで困る点がありますので、いつの暫定予算の場合においても、慣例によってやつておるものは計上しておりますが、これは政策を含んだものではなく、人件費と事務費以外に、地方自治体においても、あるいはまた公共事業なんかにしても継続してやつておるもので、従前とほとんど同じようなものは若干計上せざるを得ないというような考えをいたしておる次第であります。

福永健司自由党

○福永(健)委員 ただいま御説明の通りのものであるとするならば、比較的短時日で予算案の審査が終了するという見通しもつくのでございますが、これは案を拝見しないと、若干とか、何が主体であるとかおっしゃるので、主体でない方がどの程度あるかということがよくわからないのです。一応官房長官のお言葉を信用いたしまして、それでは、そういうつもりで私どもは対処していきたいと思います。  そこで、次に本予算でございますが、四、五月分の暫定予算を出されるゆえんのものは、政府においては、ぜひとも六月からは本予算ということを考えておられると思う。われわれも、ぜひあとう限りすみやかに本予算案が成立することを希望することにおいては同じでございます。そこで伺いますが、本予算案の提出は、大体と申しますか、確言できれば幸いでありますが、どういうようにお考えでございますか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 でき得るだけすみやかに提出いたしたいつもりで、今具体的に進行をしております。大体の予定は、四月の十五日から二十日ということでしようけれども、十五日にはぜひ出したいという気持で、せつかく努力をしておる次第でございます。

福永健司自由党

○福永(健)委員 私が申し上げるまでもなく、今度の地方選挙は、たしか県会議員の投票日は四月二十三日であったかと思います。そこで各政党とも、そういったことの考慮もある程度はしなければならぬと思いますし、政府も、その点についてはすでに考慮もされておられると思うのでありますが、そういうことと関連して、政府の代表者としての発言ではございませんし、国会でのことではございませんけれども、従来われわれが討論会等で民主党の代表の方のお話を伺つておりますと、十二、三日ごろには提出する予定である、これは国会を通じて言われたことではないから、若干ただいま官房長官が言われるのとは意味が違いますけれども、十二、三日とわれわれは承わつておるのであります。この十二、三日ということならば、ただいま申し上げる地方選挙との関連においても、大体両者の調整がうまくいくのではないかという気がいたします。そこでただいまのお話では、十五日ないし二十日ということでございますが、私どもの都合からいたしますと、今まで民主党の党の代表者が言っておられる十二、三日というようなことが、まさに望ましいと思うのであります。官房長官にあらざる方ではございますけれども、十二、三日ということを幾たびか繰り返して言っておられたが、あなたは大つ事をとつて十五日と言われるのか、あるいは初めからとても十二、三日には出せなかったのだということであるのか、その辺を一つ明らかにしていただきたい。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 できるだけすみやかに提出したいということで、実は与党の方からも、十二日にぜひ出すようにという強い要請がありまして、実はその作業をいたしております。大蔵省当局には、十二日には提案ができるようにということを言っておりますが、印刷が御承知のように非常に膨大になりますので、ひよつとすると延びるかもしれない。そこで、少くとも十五日には提出できるようにいたしたく努力をいたしておるわけでございますが、ここで申し上げるのに、十二日とか十五日だと言って、一日おくれたから、二日おくれたからということで御迷惑をかけてもいけませんので、実は大事をとつて申し上げておるのでありまして、趣旨においては、できれば十二日、十三日に出すわけでありますが、今の見通しでは、十五日が一応の見当ではなかろうか、こう考えておるわけであります。

福永健司自由党

○福永(健)委員 そういたしますと、最初の表現では、官房長官は十五日ないし二十日という表現において、早くて十五日という印象を受けたのでございますが、その後の説明によりますと、おそくも十五日というように承われると思うのであります。私どもは、あとからおっしゃったことがほんとうだと了承いたしますし、かつまた与党においても、十二日に出すことを目標として政府に希望を申しておられるということでございますから、私ごもも、幾たびも同じ理由は繰り返しませんが、諸般の客観情勢よりして、十五日と言われるが、できるだけ十二、三日ごろに出していただくように、政府において、なおこの上とも特段の御努力を願いたい。そうでないと、自後の審査と関連して、四、五月分だけの暫定予算でなく、六月にもまた何とかという問題が起るということは、われわれとしてもはなはだ望ましくない、こう考えます。よってくどくは申しませんが、官房長官におかれては、われわれの申し上げております趣旨を閣議等にもお伝えを願つて、本日ただいまから、ぜひとも十二、三日ごろに提出できるよう、なお一段の御努力を願いたいと存じます。  それから次に、これはまたいずれあらためてお聞きいたしますが、これまた討論会等であなたの党の代表者の言われるところでは、国会に提出する諸案件については、法律案等は、予算の裏づけとなるべきもの等のみであつて、その他のものはないという表現をしておられるのでございます。今案件すべてを直ちにどうこうとは申しませんが、今のような工合に承わつておいてよろしいのであるかどうか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 本特別国会は、御指摘の通り、できるだけすみやかに三十年度本予算を通過せしめることが最大の使命と政府も考えておるわけであります。従いまして、三十年度予算案を土台とした関係法案が主でございますが、今、その他重要な案件をぜひ出したいというところまで、具体的には実は進んでおらないのであります。しかし、国会の進行の過程において、いろいろ内外の諸般の問題が出て参りますれば、そのときに考えなければならぬと存じますが、原則といたしまして、三十年度予算を中心とする関係法案というふうに考えておる次第でございます。

福永健司自由党

○福永(健)委員 それではさような御趣旨によりまして、できるだけすみやかに提出案件等御決定の上は、ないしは御内定の上は、本委員会においては、国会運営全体から諸般の顧慮を要する問題等もございますので、資料等を本委員会に御提出を願います。  それから次に、これは新聞によるものでございますが、官房長官が語られたということで私どもは拝見をいたしたのでございますけれども、アメリカでございましたか、使節を政府から派遣するというようなことについて、たとえば大蔵大臣とか、その他の経済閣僚について、どういった人が適任であろうという談話をあなたがされたやに記事を拝見したのでございますが、これらの真相についてちょっと承わりたい。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 政府として、現在アメリカに対して、交渉のために、政府の代表を派遣するというようなことを、現在何ら決定していないのでございます。ただ新聞記者会見のときに、いろいろの諸事件を中心として、だれか行くんじゃないか、これは外務大臣か何か談話のときに、それに関連して触れられたので、その話が出たのでありますが、新聞にも発表いたしましたごとくに、政府としては、現在この問題を具体的に取り上げて、どういうふうにするという決定はいたしておりませんということを申し上げました。そのときに、もし行くとするならば、主として経済関係がおもだろうから、それについては外務大臣が行くのが適当か、大蔵大臣が行くのが適当かという質問に対しまして、そういうような経済上の問題が中心となるならば、もし行くとするならば、それは大蔵大臣が行くことが至当になるでありましょう。これはすべて仮定の上に立つた新聞記者からの質問に対する解説的説明というようになって参つたのでありまして、さよう御了承願いたいと思います。

福永健司自由党

○福永(健)委員 時期がいつになるかということとも関連するわけでございますが、私どもの了承するところでは、こうした使節を派遣する必要があろうというようなことになるとするならば、やはり問題が急を要する重要な案件処理のためであろうと解するのでありますが、その点はいかがでございますか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 現在のところ、直ちに対米折衝のために政府の代表が行かなければならないというようなことは、政府として考えておりません。ただ新聞紙上いろいろの観測が行われておることに対する質問が出まして、これに対する解説をいたしたというような状況であります。

福永健司自由党

○福永(健)委員 解説でございますが、いささか誤解を生む解説のように私は承わるわけでございます。と申しますのは、あなたも先ほど強調されるごとく、本予算案の審議をできるだけ促進せしめなければならない、予算の成立をすみやかならしめなければならない。かような観点よりするならば、たとい仮定にせよ、適当であろうということは、適当であつても行けないということは別問題なのかもしれないけれども、予算審議と関連して、とうてい大蔵大臣などが今どきアメリカなんかに行っていて、予算の審議ができるはずのものではないのであります。従って解説されるにいたしましても、大蔵大臣が適当であろうということは、あまり適当な発言ではないと思うわけであります。どうぞ、私どもも予算審議をすみやかならしめ、政府も急いでおられ、議会もまさにそう考えねばならぬという観点よりいたしまして、今のお話しでは、今派遣するというようなことはきめていないということでございますからよろしゅうございますが、しかし、そういうことが話しに出ますゆえんのものは、可能性絶無ではないというようにも聞けるわけでございますから、予算審議と関連して、これに支障を果たすがごとき閣僚を派遣するというようなことを国民に印象づけるような御解説は、以後お慎しみを願いたいと思うわけであります。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 一つだけお伺いしておきます。先ほど福永さんからいろいろお聞きされたので、私ども質問しようとすることは大体尽きておるわけでありますが、この際一つだけお聞きしたいことは、暫定予算は四月、五月と一括してお出しになる。しかも出す時期は、二十四日の予定だということであります。こうなりますと、今月中に審議をしなければならぬという性格を持っておりますので、数日しかございません。その数日で、衆参両院が果して審議可能だというお考えでお出しになつたのかどうか。なぜそういう点をお聞きするかというと、今官房長官の御説明を聞くと、なるほど四、五月の暫定予算は事務的なものが主体である。しかし、若干補助金等については、従来の関連上考慮さるべきものがあるというお答えであります。これはごもっともだと思います。しかし、やはり少くとも慣例上とはいえ、完全な事務的なものばかりではないということが明らかになっておるわけであります。そういうような問題を含んでおる暫定予算を審議するに、五日や六日で衆参両院が果して審議できるという見通しと確信を持ってお出しになるのかどうか、こういう点をまず私はお尋ねします。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 今度の総選挙後、新たなる内閣ができるようになつた時期が非常にまずいというか、その点がたまたまこうなつたのでありまして、まことに政府としても遺憾に考えております。本来ならば、十分な時間をさいて、たとえば事務的なものといえどもやつていただきたいのでありますが、この点は、現在の客観的事実がこういうふうになつたので、できるだけ政府も勉強いたしますが、国会においてもその点御了承いただいて、御協力願つて、期間内に成立させていただきたいと考えておるのであります。従来の例を見ましても、私の言葉があるいは少し過ぎたかもしれませんけれども、原則的には、ほとんど事務的な予算でございまして、言葉の正確を期する意味において、若干の、単なる人件費とか鉛筆とかいうものだけじゃないということを説明したにすぎないのであります。これは以前、どの内閣においても、暫定予算を組まなければならぬ場合においてなされたのとほとんど変りないやり方でございまして、従来もそういう場合は、ほとんど一日で、場合によってはやつていただいたという例もございますが、それを何もわれわれはたてとしてやつておるというのでなく、最善の努力をしてやつておるわけでございますから、どうぞ一つすみやかに期間内に通過さしていただきますよう御協力願いたいと考えるのであります。

福永健司自由党

○福永(健)委員 それは少し違いやしませんか。一日ということはない。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 官房長官のお説は、官房長官のお説としてごもっともかもしれませんが、私は、従来一日、二日という例があったとしても、それは特例中の特例だと思う。こういうことは一つの例にならぬと思います。  もう一つは、選挙が終つた直後に、政府の御方針は、当初、四、五月は技術的に一括して出すことは困難だ、従って別々に出すのだというお説であったわけであります。それが中途で四、五月一括という説に変つたらしいが、どういう意味で、またなぜ審議期間を短縮して四、五月を無理してでもやらねばならぬのか。もう少し審議が具体的にできて、国民が納得するような結論が出るような時間をとつてやらないのか。そのためにはやはり別々にお出しになって—四月分はどうしても通さねばならぬが、通すとしても、最初あなた方の御方針であった別々の方針を、中途でお変えになつた理由を承わりたい。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 実は四、五月を分割いたすという場合においては、五月分は、地方財政の状況その他から見まして、純事務的なものでは非常に困るじゃないか、すでに四月の中旬には本予算が提出されるという見通しでありましたので、従って五月分は、相当政策的部面を含んだものという意味において、四月、五月は分割して出す、こういう気持であったわけであります。ところが各党と御連絡の結果、その他いろいろ勘案してみますと、政策的のものを含んだ五月暫定予算となりますと、それを認めるとすれば、本予算を認めたということになって、非常に紛争を来たし、かえつて審議を混迷に導くというような見通しがありまして、しかも従来の審議の慣例から見ましても、この五月までに全部本予算が通るということは困難だという点からするならば、当然今から四月、五月一括してやるのが、同じ性質の四月、五月の純事務的なものとするならば当然じゃないか、こういう御意向も与党にありましたので、それに基いて四、五月を一括提出ということにした次第であります。

井上良二日本社会党(右)

○井上(良)委員 私も、ちょっと二、三伺いたい。ただいま伺いますと、四月、五月の暫定予算は、大体事務的のものが主体になっておるというお話でございますが、そのうちで若干公共事業、地方公共団体等に補助金を出すというものがつけ加えられておる。問題はそこにある。その公共事業及び地方自治団体への補助交付金等は、いずれも法律の裏づけのあるものを予算化されておりますか、それとも法律の裏づけなくして、たとえばこの年度末に打ち切られて、法律的には時効がかかっておるが、実際はやらなければならぬので予算化しなければならぬということで、法律の裏づけなしに予算化しておるか、してないか。問題はそこに重点があると思うのでありますが、その点はどうですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 御承知のように、先般の吉田内閣当時、いろいろ補助金等の特例に関する法律が出ておりました。これが暫定予算になりますと、どうしてもこの期限を延長していかないと、これが予算編成上、事実上不可能になるようなわけであります。従ってその意味において、こういうものは暫定予算と関連して延長をお願いする手はずはいたしておるわけでございます。その他、いわゆる政策的なものを特に盛り込んでおるということはないわけでございます。普通の言葉でいいますれば、昨年の予算を十二分して、それを二カ月分組むという建前をもってやつておるという方が、最もわかりやすい表現じゃないかと思います。

井上良二日本社会党(右)

○井上(良)委員 もう一度念のために伺いますが、期間の延長を必要とする分については、法的に手続をとる。この暫定予算の審議とともに、本国会に、三月末までに国会を通過するように、法的措置をとるというのですか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 さようでございます。

井上良二日本社会党(右)

○井上(良)委員 わかりました。  次に伺いますが、ただいま山本君も伺っておりましたようでありますが、四月、五月を一括提出するということは、時間的に審議が非常に困難になりはしないか。これは従来の慣例をお引きになって御説明をされておりますが、従来の自由党内閣がやりました時分は、御存じの通り、自由党だけで国会の過半数を占めておった。少々無理はきくという一つの前提が、言わず語らずのうちにあった。ところが今度は、そうはなかなか問屋はおろさぬということになっております。相当政府の方でも、その点は慎重に臨みませんと、意外な事態にぶっつかって、迷惑するのは国民でございます。たとえばわれわれとしても、筋の通ることは問題にいたしませんが、政府では、政策的な面ではないと申しますけれども、われわれの立場から見ると、政策の面が相当入っておるということが、まだ予算を見ませんからわかりませんが、感づかれる。そうなってくると、本予算との関係で相当審議は難航しやせんか。本予算を相当あとから出すというならわかりますけれども、本予算を四月上旬か中旬には出されるということになりますと、本予算と暫定予算との関係で相当議論が沸騰しやせんか、そういう一つの見通しを立てまして、なかなか短時間に両院を通過せしめるということは非常な努力を要する、こう見るわけであります。そういう関係からいくならば、政府が最初考えておりましたような、四月分だけをまず出すというやり方が安易で、国会の方も簡単に審議が進む、そういうふうに私ども考えるが、依然として、やはりそういうことを予想してでも、なおかつ一括提出をしようとするのですか。そういう方針をおきめになったのですか。その点をもう一度確かめておきたい。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 お答えいたします。先ほどもお話し申し上げたごとく、正式な名前はどうであったか存じませんけれども、実は各党の首脳部会談でございますか、国会対策委員長会議でございましたか、召集前に、今国会の運営についていろいろお話しになったときに、暫定予算の取扱いについて、社会党の方面においてはいろいろ議論があったそうであります。自由党の方においても、むしろこの際四月、五月を一括してやった方がいいじゃないかという強い要請があった。それを今度、与党においてもその通りだということで、実は変更したわけでございまして、われわれとしましては、御指摘の通り絶対多数ではございません。少数の与党でございます。その意味において、常に国会の運営が、話し合いの上に、お互いの了解の上に、できるだけスムーズな運行を願いたい、こういう観点からして、実は一時閣議で内定したものを、国会運営の御都合によって変更した次第でございまして、現在においても、その点については変りないと考えておる次第でございます。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 関連して申し上げます。私は、各党の幹事長、書記長の会談の際に、オブザーバーで立ち会ったのでありますが、今の問題が話に出まして、その際社会党の淺沼さんから、別々に出すことは、きっと五月分には政策面が加味されてくる、そういうものを審議し、もし短時日に認めるということになると、本予算の一部分を承認したことになるから、われわれとしては困る、どうしても四月、五月が本予算で行けないということであるならば、一括して出しなさい、そのかわり、それは事務予算である、政策を盛ってはならぬ、そういう強い要請がありました。それには和田さんもその通りだといって賛成であった。そこでわれわれは党に帰って、閣議では、一応別々に出すというのだったが、野党側がそれだけ主張するのに、それに逆らうという勢力もないのだから、一括してやろう、そういうことで変更になったのであります。どうぞその間の、今の各党の話し合いだけは御了解を願いたい。

井上良二日本社会党(右)

○井上(良)委員 それは時間的な関係の上に論議があったことと思います。われわれが心配しておるのは、時間が迫って来ておるから、そういう点で多少ここに食い違いが起って来ておることは事実であります。  それからいま一つ確かめておきたいのは、本予算の審議の関係と暫定予算の問題であります。御承知の通り、政府は四月、五月は暫定予算で、すぐ本予算に乗り移りたいという考え方ですね。ところが今説明を聞きますと、本予算の提出は、四月の十五日から先になるということが大体予測され得る。そうなりますと、衆議院の審議及び参議院の審議を考えると、実際は、日数的に計算をして五月末までに上る、ことの不可能が起ってくる。だから、ただいま福永さんがお話しになりましたように、たとえば十五日以前に提出されておるということになりますと、期間的にも、当然参議院は審議をしなければならぬことになり得るのですけれども、十五日以後になってきますと、参議院は、審議期間を残して予算を可決することに非常な努力をかけないことには、参議院に与えられた審議が終らぬことになる。そうなってくると、当然予算審議は六月に足を踏み込むということを予想しておかなければならぬ。そうなりますと、六月から本予算でいこうとしておったのが、いけなくなる。そこで六月も暫定予算ということが予想され得る。そうなったときに、果して六月も純事務的なものだけでということが許されるか許されないかという問題も起ってくる。そういう点を考えて、政府の方ではどう処置をしようとするのか。依然として十五日以後でなければ出せぬとするのか、少くとも十二、三日ごろまでには出せるとするのか、ここらが非常にむずかしいところではないかと思う。これはわずかなことでありますけれども、参議院との審議の関係から、当然五月一ぱいに上らない公算が強くなってくる。そうなりますと、われわれの方では、六月暫定予算というものも一応考慮に入れて、四、五月の暫定予算をあわせて検討を必要とするが、それらの点について政府はどう考えるか。

根本龍太郎日本民主党内閣官房長官

○根本政府委員 先ほど福永さんの質問に対してお答えした通りでありまして、政府としては、できるだけ十二日にでも、あるいはもっと早く、できれば出したいところであります。御趣旨の点は、われわれも同感でございますので、できるだけ六月に暫定予算を組まないように、十分期間がとれるように、最大の努力をいたしたいと考えておる次第でございます。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 ほかに御質疑はございませんか。——それでは官房長官お帰り下さい。     —————————————

井上良二日本社会党(右)

○井上(良)委員 ちょっとこの際発言申し上げておきたい。先ほど委員会の開かれるまでに各派で相談をいたしました問題は、例の選挙違反によって議員が逮捕されておる。これは当然国会法及び憲法で保障されておる議員の職務の関係から、成規の手続で釈放を要求することはでき得る。ところが、そこへ持っていきますまでに、一応政府の方で現地の検察庁の方にお問い合わせ願って、具体的にどういう状態になっておるかということについて、正式に明日の議運の委員会で本問題を取り上げて、具体的な処理を願うようお取り計らいを願いたい。そのことだけ提案しておきます。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 関連して申し上げますが、その委員会には関係の人々、すなわち法務大臣とか刑事局長を、委員長において正式にこの委員会に出席を要求しておいていただきたい。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 承知しました。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 特別委員会の設置の件はいかがいたしますか。きめるならきめていただいてけっこうです。

福永健司自由党

○福永(健)委員 ちょっとお願いしておきたいことがあります。明日は、本日決定した以外の各委員会の委員並びに委員長をきめるということでございますと、当然本会議にかけなければならぬのですが、明日本会議を開く場合においては、明後日は開かないということでなく、明後日も本会議を開いていただきたいと思います。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 明後日は、おそらく暫定予算が出てくると思いますし、この際は委員会は休みなしに、また本会議の方も……も。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 特別委員会の設置をするかせぬかということを……。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 それはあすまでに各党で意見をきめて、あすの議運で決定しましょう。

中村梅吉日本民主党

○中村委員長 本会議は二時四十五分からにいたします。  では本日はこれにて散会いたします。     午後二時二十五分散会

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