議院運営委員会 第7号
- 発言数
- 23 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1955/01/20
会議録
○委員長(寺尾豊君) 会議を開きます。 開会式に関する件。 理事会並びに両院の議運の合同理事会におきまして決定をいたしましたことを御了承を賜わりたいと存じます。 日時は、明二十一日午前十一時、式次第は従来通り、式辞案は只今配付申上げました通り、一応理事会並びに合同理事会におきまして決定をいたした次第でございます。 以上の決定に対して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定をいたします。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) 国務大臣の演説に関する件。 官房長官より発言を求められております。
○政府委員(根本龍太郎君) 二十二日の本会議におきまして、総理大臣の施政方針演説、外務大臣の外交演説、引続いて大蔵大臣の財政演説、この三つの演説をいたしたいと、かように考えておる次第であります。
○矢嶋三義君 この際、出席の官房長官に若干お伺いをいたします。 先ず第一点は、ただいまお述べになりました総理以下三大臣の演説の所要時間を念のため伺います。
○政府委員(根本龍太郎君) 正確にはまだはっきりわかりませんけれども、大体総理大臣は二十分以内と思います。それから大蔵、外務大臣は三十分ちょっとかかるのではないかと思いますが、まだ文案が最終的にきまっておりませんので、若干の出入りがあると思います。
○矢嶋三義君 本日の議院運営委員会を取りはこんでいくに当って、前議院運営委員会における官房長官の発言と関連して若干お伺いしなければならないと思いますので伺いますが、その一つは、いつぞや官房長官は本席において、予想される解散をするに当っては、諸種の事情から解散決議案をもって解散をすることが最も妥当である。こういうように考えておるという御所見の披露があったわけでございますが、伝えられるところによると、その方針が変って、憲法七条によって解散するやに承わっているのでありますが、念のために、それが確定的であるかどうかということと、官房長官の御方針の変った経緯を簡単に承わっておきたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) だいぶ前、昨年だったと思いまするが、議運に呼ばれたときには、吉田内閣退陣の経緯、さらには、鳩山内閣成立の経緯からかんがみまして、当時社会党両派の方々もそれを要求しておったようでありますが、そうしたことも望ましいではないかという個人的な見解は言ったことはございます。しかし、その後国会対策委員長会議その他を経てみますると、これは御承知のように、解散決議案というものは何ら拘束力を持たない政治的な決議である。今までの経緯から見るならば、七条でやるのが至当だというような見解が高まって参りましたので、だんだんその意見が消えて参ったようであります。政府といたしましては、第七条によって解散をいたす、政府の全責任において実施するというような方向に今なりつつあるのでありまして、殆んど確定したと申すことができるのではないか、かように考えます。
○矢嶋三義君 どういう形式で解散をやるかということは、四党の国会対策委員長会談、あるいは書記長、幹事長会談で論議されているようでありますから、私は意見がありますけれどもここでは繰り返しません。そこで、続いて伺いますが、このたび解散をして、それぞれの政党の公約に基いて主権者に主権の行使をしてもらう、こういうことになりますと、あらゆる角度から考えましても、政策を中心としての与野党の応酬というものは十分なされ、そうして主権者である国民に熟知をさせるということはぜひとも必要である、そういう立場から、参議院としては、このたびの再開国会において十分の質疑応答をすべきだという立場から検討した結果、少くとも三日間の質問所要日数である、こういう見解を持っているわけでありますが、そこでお伺いいたしますことは、憲法七条で解散を行うということになりますと、万が一にも、参議院の予定したところの質問の終了以前にそういうことがあっては、当院としては非常に遺憾に存ずる次第でありますが、この席において、予測される参議院の質問予定日の二十五日、この質問が終了以前においては、たとい憲法七条で解散が行われるにしても、そういうことはないということを官房長官から私はここでお約束を議院の運営の上にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○政府委員(根本龍太郎君) 政府としましては、いつ何時にやるということはまだ確定しておりません。しかし七条によってやるということになりますれば、政府の責任においてやることでございますので、この点については従前もそういう例がございませんので、政府の責任においてやるというだけを申し上げ得るだけでありまして、いつ何時にやるということは、まだ正式に決定したことでもございませんし、又それをあらかじめ申し上げる立場に今私はありませんので、ここで私から明言いたすことは困難でございます。
○矢嶋三義君 一応ごもっともな発言かと思いますが、重ねて私は伺っておきます。この参議院の三日間の質問所要日数というものは、衆参の議院運営委員会の合同理事会で了承された点でございまして、従って政府としては、この衆参の議院運営委員会の合同理事会の議院運営の方針というものを尊重されるかされないかという点について伺っておきます。
○政府委員(根本龍太郎君) 昨日の衆議院の議院運営委員会においても同様なる御趣旨の発言と御要求がございまして、その旨、本日の臨時閣議において、私は詳細に御連絡しておきました。しかし、ただいま申し上げた通りに、いつ何時にやるということの確約はここで申し上げることは困難でございます。
○矢嶋三義君 私はいつ何時にやるということの答弁を求めているのではございません。前提としては、政府は総理の施政演説以下三大臣がそれぞれ演説されるのであるから、それを中心としての質疑応酬というものが必要だ、そういう立場から、衆参の議院運営委員会では、国会の運営をスムーズに能率的にやるために協議した結果、この参議院においては三日間の質疑の時間というものは必要だ、こういうことで衆参は議院運営をしようということがきまったわけでして、それには与党の衆参の議運の理事の方も、もちろん出席されているわけでございます。この両院の議院運営委員会の理事会の決定を政府としては尊重されるのかされないのか、どういう御意向でおられるのかということを承わっている次第ですけれども、この答弁次第では、今後予想される種々の問題に議院の運営としては、大きな影響性を持つ私は政府の答弁としては重大な答弁だと思いますが、何月何日云々ということは、それは答弁を求むべきでもありませんし、私はそういうことを要求もいたしません。私の言っている点はおわかりだと思いますが、重ねてお伺いいたします。
○政府委員(根本龍太郎君) 院の決議を尊重するということは政府の当然のことであると思います。しかし御決定になった通りやるということは、私は今申し上げかねるのでありますが、政府は独自の見解をもって七条でやるという立場でありますが、しかし繰り返して申し上げますが、院の決議は尊重いたすことは当然のことと考えております。
○矢嶋三義君 その点は、一応この程度にとどめまして、次に伺う点は、本院の運営とも関連があるわけでございますが、憲法七条にて衆議院を解散した後において、何らかの案件の必要に迫られて参議院に緊急集会を求めるようなお考えが現在あられるかどうかということを伺っておきます。
○政府委員(根本龍太郎君) 現在のところ、その問題について十分なる検討はいたしておりませんけれども、今のところは緊急集会を求めなくても、すみやかに国会を解散し、新たなる政権の樹立の後に諸般の問題の処理ができるのではないかというような一応の見通しを持っておるような次第でございます。
○矢嶋三義君 私はそれを伺う点は、今後時間的にいろいろな場合を予想した場合に、暫定予算をいつどういう形で国会の議決を得るかということと関連があるから承わったわけです。さらにこの予想される解散、その後におけるところの政変、こういうものと関連して、御承知のように地方の県知事は盛んにまあいろいろ裏面の理由はありましょうが、中央に対する政治の空白が生ずるというような表の理由で、次々に知事は辞職をしておるわけでありますが、従って私は、こういう段階には現在政権の座にすわっている責任者としては、いつごろこの特別国会なら特別国会が召集され、どのような暫定予算を組み、さらに地方選挙、都道府県知事選挙、さらに市町村選挙はいつごろ行われ云々というような、それらの点をある程度、一日も早く明確にすることが、私は中央地方を通じての混乱並びに空白を防ぎ得る重要なポイントだと、こう考えているわけです。従ってそういう立場から、一つの緊急集会を持ち出して伺ったわけですが、およその今後の見通しというものをこの際私は承わっておきたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 総選挙の結果によりまして、特別国会がどの程度すみやかにこれが新たなる政権が確立されるかということの関係があると思います。これはちょっと今、選挙の結果を見なければ予測もできない点もあるのでございますが、大体この問題については、今のところわれわれの予想するところでは、選挙中に緊急集会を求めるということは現在その可能性が少いのではないか、こう考えておる次第でございます。 なお知事の任期前における退職問題は好ましくないことでございますが、政府として、これを禁止するというような法的あるいは権限もございませんので、これはひたすらに現在知事になっておられる方並びに地方議会の、これはみずからの良識によってやっていただかなければならん問題ではないかと思います。なお地方自治体の首長並びに議員の選挙の期日の問題については、これはすでに関係の委員会においてご審議の上、衆参両院において御審議御決定なさることと考えておる次第であります。
○矢嶋三義君 私が伺いたい点については、明確な答弁をいただけないので、さらに質問申し上げたわけですが、まあほかにも御質問の方がいらっしゃるでしょうから、一応私の質問はここでやめます。
○委員長(寺尾豊君) ほかに御質疑はございませんか……。 ただ今官房長官から御発言がありましたが、先刻理事会において協議いたしました結果、明後二十二日に本会議を開いて総理並びに大蔵大臣、外務大臣の施政演説を聞き、更に右の演説に対する質疑等につきましては、質疑の時間を、自由党一時間五十分、緑風会一時間、社会党第四控室一時間十分、社会党第二控室四十分、無所属クラブ二十分。人数は、自由党三名、縁風会は一名ないし二名、社会党第四控室は二名、第ニ控室並びに無所属クラブは各一名。順序は大会派順、日取りは二十三日から三日間。かように理事会において取りきめて参った次第であります。 理事会の決定通り認めるに御異議ございませんか。
○委員長(寺尾豊君) さよう決しました。
○矢嶋三義君 只今委員長から報告されました理事会の決定事項を承認することに異議ありません。しかしこれらの事柄は、すべて両院の議院運営委員会の合同理事会あるいは四党の書記長、幹事長会談、国会対策委員長会談等の紳士的申し合せを基礎として参った事柄です。さらに当理事会としては、これら以外にも紳士的にいろいろ申し合せをしている点もあるわけです。これらを完全に履行することは、これは先ほどから繰り返し申し上げました諸種の話し合いに基くものをお互いが誠意をもって履行することを前提としての申し合せでございますから、先ほど私は、官房長官にそういう角度からいろいろと伺ってみましたが、官房長官は、誠意をもって尊重するだろうと思います。しかしながらそれを尊重しない気配が見えたり、あるいはこれらの話し合いには、与党の衆、参の理事の方も関与されているわけですから、そういう方々に、誠意をもって履行されることを私は要求しますし、それがもし実施されないような場合は、それ以外に紳士的に申し合せたことも、あるいは破棄されるようなことになるかも知れないということを、私はそういうことを申し述べて留保しておきます。
○委員長(寺尾豊君) 矢嶋君の御発言、ごもっともと存じます。委員長におきましても、極力御趣旨に沿うようにいたしたいと思います。 本日は、これにて散会いたします。 午後三時二十一分散会