議院運営委員会 第4号
- 発言数
- 28 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1954/12/16
会議録
○委員長(寺尾豊君) 会議を開きます。 常任委員の辞任及び補欠に関する件。
○参事(河野義克君) 自由党から、通商産業委員の中川幸平君、経済安定委員の中川以良君、郵政委員の岡崎真一君が辞任せられ、通商産業委員に中川以良君、経済安定委員に岡崎真一君、郵政委員に中川幸平君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決します。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) 議院運営小委員補欠選任の件。
○参事(宮坂完孝君) 日本社会党第二控室から、議院運営小委員戸叶武君の後任として永井純一郎君を推薦せられております。
○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決します。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) 根本官房長官から発言を求められております。官房長官。
○説明員(根本龍太郎君) 本日はちよつとお詑びに参つたのであります。実は先般の本委員会におきまして、休会明けまで、政府は法律案その他の議案を出す予定はないかと言われまして、その通りでありますと実は申上げたのであります。政府の方針もそうでありましたが、実は一昨日、突然に外務省からビルマの国と日本との間の平和条約並びに賠償協定に関する条約が、すでに前内閣の手において調印されておりまするが、これの国会における承認を、最初は休会明け国会において出しても間に合うというような見解であつたそうでありまするが、いろいろ取調べました結果、年内にこれを両院において承認して頂くことが最も好ましい状況であるし、若しそうでないとすると、休会明けの国会の政治情勢に鑑みますというと、若干危険な点があるのではないか、この問題は両国間の最も大きな外交問題でございますし、それから又外交の継続性という建前からいたしまして、速かに前内閣において結んだ条約を国会に上程することが、又引継ぎましたところの現内閣の道義的責任でもある、こういうことで、急遽臨時閣議を昨日開きまして、いろいろ検討いたしました結果、そのようにすることが政府としての当然の任務ではなかろうか、かように考えまして、与党の国会対策方面に諮りましたところ、そのほうがよかろうということで、さようにお願いするような状況になつた次第でございます。これは私が、先般参つて申上げた言明と違つて来るので、誠に私、その責任というか、痛切に遺憾に感じている次第でございますが、事情右のような状況でございますので、どうか一つ参議院におかれましても、この状況を御了承の上、御承認願えるように切に懇願申上げるような次第でございます。よろしくどうぞお願い申上げます。
○矢嶋三義君 私の党では、日本国とビルマ連邦との間の平和条約並びに賠償経済協力に関する協定については、当面重大な問題と考えておりましたので、新内閣において、組閣後閣議も再三開かれたことであるから、これに対していかようにお考えになつていらつしやるのか、若しも休会に入る前に提案されるならば、それに基いて参議院の運営並びに党の党活動並びに議員個人の行動を決定しなければならんという立場から、やや組閣を落着いた時期を見計らつて、官房長官に本席において伺つたわけでございます。そのときに官房長官は、只今みずから認められている通りの発言をされましたので、本院の運営もその方針でおりましたし、又それと関連いたしますところの私の党内の党活動、それから議員個人個人の行動というものも、全部その線に沿つてスケジュールを組んだわけでして、この段階になつて、政府の責任あるスポークスマンであるあなたから、只今のような説明で変更になるということは、これは鳩山内閣の権威に関することであるし、議院運営については非常に支障を来すことであつて、私は誠に遺憾極まりないことだと、こういうように考える次第でございます。 私は何も、日本国とビルマ連邦との間に結ばれた条約の内容云々について言うのではなくて、議院の運営という立場から、政府と国会との連絡の衝に当る官房長官のとられた行動について私は遺憾の意を表しているわけです。先ほど、みずから先んじて陳謝の意を表しましたから、私はそれについてはそれ以上にお聞きいたしませんが、ただ私は、この際伺いたいのは、この委員会に長官が出席される前に、閣議は一、二度開かれているはずです。その閣議の当面の問題としては、国会対策、自然休会、国会の再開ということは、私は当然論議されたはずだと思うのです。その結果、年内には案件は国会に提案しないという態度をきめて、その後いろいろ検討した結果、どうしても年内に承認、審議を願いたいと、こういうふうに態度が変つたということは、何か、なんですか、その当時考えておつた再開国会の時期とか、或いは予算案の編成、或いは解散決議案を希望する時期、そういう問題と関連し検討した結果、それらの方面から変つて来たのかどうか。 その点伺いたいのです。
○説明員(根本龍太郎君) 実は、先般申上げたときには、第二回の閣議でございましたが、現在の状況からして自然休会が非常に早いような傾向にある。そこで若し各省におきまして政府提案として速かに出すようなものがあるならば、そのように取計らうし、そうでないならば、これは各党の御意向も聞いてきめなければならんわけであるが、早く自然休会になるというような状況ならば、この際法律案その他出さないほうがいいじやないかというふうに諮つたところ、今緊急に、政府から提案すべきものもないというような状況で、実はこの前のようなお話を申上げたわけでございます。 然るところ、一昨日の閣議でございますか、閣議が終つてから後、実は急速にこの問題を取上げてもらわなければならんということの外務省から申出がありまして、それはちよつと困る。実は両院において官房長官としては、政府の意向としては本年中は政府提案、議案を出さないと言つているので誠に困ると申しましたが、先ほど冒頭に御説明申上げたような理由によつて、どうしてもこれは成るべく速かに年内にこの問題を措置することが、両国のために非常に効果的である。又向うの国に対する礼でもある。こういうようなことからいたしましてお願い申上げた次第でありまして、再開国会の冒頭においてこれを出すつもりであつたのだけれども、やはり繰上げて何して頂いたほうが結構だと、こういうわけでございます。閣議において、再開国会をいつにする、従つてこれを繰上げるというようなことではございませんのでして、純外交的な立場から、外務大臣から特に要請されて、こういうふうになつた次第でございます。他には理由がないのでございます。
○矢嶋三義君 官房長官の答弁を承わりますというと、情勢の変化は全くないということは明確でございます。外交的な立場で云々ということは、これは当時も今も同じであつてみれば、結局この問題は外務大臣のミステークということに結論は明白になると思うのですが、閣議において外務大臣は、遺憾の意を表明し、又官房長官としてのあなたは、衆参に名答弁をしただけに、外務大臣に私は遺憾の意を表されたものと思うのですが、その点はどうなつているんですか。
○説明員(根本龍太郎君) 外務大臣が遺憾の意を表したとかどうかということは、まあ言葉で、そういうことはございませんでしたけれども、緊急やむを得ないから、これは是非臨時閣議に諮つて、休会前にこれを出して頂くことを強く要請されたのでございます。私としましては、先ほど申上げたように、実は両院運営委員会においてこう申上げて、誠に困難な立場にありまするけれども、併しこれは国交上のためにプラスになることであるならば、一つお願いして御了承を得たい。かように考えている次第でございます。
○矢嶋三義君 鳩山内閣は、組閣以来、内閣声明、或いは大臣それぞれの立場において、いろいろの所信を発表されております。その中には、非常に立派なものもありますし、又非常に、通俗的に言えば大風呂敷を拡げたようなものもありますが、大事な国会の開会中に、対国会の立場においては、これは問題が特に外交上の重要な問題だけに、私は大きなミスであつたと思うのです。外務大臣は外交方針について、選挙管理内閣であるにもかかわらず、随分と大方針を盛んに発表されております。その足許でこういう大事なことを純然たるミステークで、こういう結果を招来するということは、私は誠に遺憾に思います。 そこで、官房長官に私はお願いしておきたい点は、あなたがたが認められている通りに、選挙管理内閣で早期解散、選挙ということになつているわけでございますね。だから選挙に臨むに当つて、政党が政策を掲げ、公約の下に闘うということは結構ですが、性格として、憲法の規定はありませんが、選挙管理内閣の性格を持つているところの鳩山内閣の各大臣が、単に選挙目当にしたようなアドバルーンを上げるということは、私は慎んで頂きたい。そういうことをやつているから、こういう大事なことが落ちるわけであつて、こういう強い要望が参議院であつたということを閣議において報告を願いたい。特に外務大臣にお伝え願いたいと思うのですが、如何でございましようか。
○説明員(根本龍太郎君) 各大臣が、いろいろ談話を出すのは、これはどの内閣においても、実際上記者会見をやりますれば、自分の包蔵しているところの構想なり、或いは意見なりを申上げることは、これは当然であろうと存じます。併しこれに対する御批判は、又いろいろの立場においてなされることと存じます。次の閣議において、参議院において矢嶋議員からこのような御忠言があつたということはお伝え申上げておきたいと思います。
○矢嶋三義君 その閣僚の皆さんの意思統一を図つて、統一ある行動をとつて頂きたいと思う。例えば河野農林大臣は、先の農林委員会において、質疑応答一切、政策めいたことは選挙後にしようじやないか、わが内閣は選挙管理内閣だから、というので、委員は質問しようと手ぐすね引いておつたのを、きれいに排除しているわけです。自分の都合の悪いときはそれで、今度はアドバルーンを上げて、都合のいいときにはいつも新聞記者と会見して、談話で声明して、都合のいいことをやつているということは、非常に意識が統一されていない、従つて行動面にも不統一が出て来たわけで、その点は十分反省して頂きたいと思うのです。 それから次に、これと関連して参りますが、官房長官の御人格から、そう再三背信的な行動はないと信じておるわけですが、先般本委員会で要望した閣僚の民間営利団体の役職の兼職禁止については、閣議で早速決定された点には敬意を表します。必ずこれは実行して頂きたいと思いますが、私はここで心配になるのは、今のこの情勢から、あなたはこの前抜打ち解散はやらないということを言われたのですが、ちよつとその後検討した結果変つたというので、抜打ち解散があるのじやないかと、私は気にかかる点がありますので、この点は絶対に今後、もう抜打ち解散やつてしまつたあとでは言つても効果はないのでありますから、そういうところは非常に注意して、解散になれば国会がなくなつて、あなたは言う必要はないから、抜打ち解散はよかつたのだというので、あなたのところの立場で最もいいピークに抜打ち解散があるのじやないかというような、誠に失礼だけれども、不信な念をも持たざるを得ない立場に立つて来たわけですが、その点、私は重ねて明確にお答えおき願いたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 抜打ち解散はいたさないというように、この前も申上げたわけでございまして、なお又、この前の定例閣議におきまして、参議院の議院運営委員会において抜打ち解散するのではないかという御質問がありましたので、私はさようなことはないということを明言しておきましたということを全閣僚の前において申上げて、まあ確認を得ておる次第でございます。従いまして、さようなことは道義的にも、これはなし得ることではありませんし、なさないはずであります。又現実の場合におきましても、すでにわれわれといたしましては、再開国会におきまして施政方針演説をいたし、財政演説等をやりまして、討論した上、そうして公明なる態度において総選挙に臨むというこれは態度をとつておりまするので、さようなことはないということを重ねて申上げることができると思います。なお又、先ほど御指摘になりましたように、鳩山内閣は、善とするところは如何なる方面からの御進言、御忠告或いは御要請でありましても、必ず自分だけが考えたことだけを実行するということではなく、広く各方面におけるよき提案、よき御注意を率直にこれを取上げて実行面に移したい。かように考えまして、先ほど御指摘になりましたように、先般の議院運営委員会において矢嶋議員から御発言がありました点は、閣議にその通りに私は御報告申上げて、更にそれに基いて閣議において満場一致、大臣の営利会社の重役兼務は全部やめるということをその場で議決した次第であります。皆それぞれ手続をとりましたが、一人の閣僚だけが事務手続が約一週間かかるという人がありまして、あとは殆どその翌々日あたりまでには完了できるというような形でありますので、恐らく全部これは完了しているのじやないかと思います。ひとりのかただけが一週間、もう四、五日経つたら完了できるのではないか。こういうふうに考えております。
○矢嶋三義君 先般の本委員会で官房長官は、年初めの国会再開の時期を政府の希望としては二十日頃を希望しておる、こういうことを答弁されております。現在においてもそういう期待の下に、政府部内においての諸準備を進めておるのかどうか、その点伺つておきます。
○説明員(根本龍太郎君) この再開の時期については、これは政府がきめたのではなく国会においてきめたのでありますので、(矢嶋三義君「その通り」と述ぶ)希望をこの前申上げましたが、その情勢は変つておりません。ただ新聞に二、三日前でございましたか、一部の閣僚が、成るべく早く国会を再開して解散の時期を早くしたほうがいいじやないかということが出ておりましたが、これは閣議の議題としてでなく個々の意見を述べたもののようであります。私が出席したときにおいては、そういうことを閣議では議題としておらないのでございます。但し各党の申合せによつて、早く国会を再開すべきであるというような議決、或いは又そういう御要請がありますれば、政府はこれに従わなければならん義務があります。如何なる場合においても、それに応じ得べく準備態勢を作ることが必要だとは考えております。
○矢嶋三義君 もう一点伺います。 それは先般、本委員会で鳩山内閣としては、当面緊急なる案件の処理に努力してもらいたいということを要望し、その一つの例として現在社会問題、政治問題化せんとする傾向すらある年末闘争、公労協並びに公務員関係の年末闘争について、行政措置として最大限の緊急処理を要望するということを申しましたところが、給与担当国務大臣をきめて、できるだけのことをいたしたい。こういう答弁をされたわけで、その後私は新聞で、三好国務大臣が給与担当大臣と決定したということを承知しております。本日あたりから、公労協関係は更に好ましからざる状況に事態が進みつつあるやにも見受けられるわけでございますが、この公労協関係並びに官公労関係の年末手当の問題については、関係経済閣僚の間で寄り寄り話は進められておるようでございますが、現段階は、どういう段階にあるのか、更にその見通しは如何ように立てておられるのか、承わつておきたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) この問題は、実は人事委員会においても質問を受けまして御答弁申上げておきましたが、御指摘の通り、こちらの運営委員会からのお話があつて、直ちに私は閣議においてこれを発言いたしました。只今御承知のような措置を講じました。さよういたしまして、いわゆる公共企業体労働団体のほうは、現在団交の態勢に入つておりまして、関係閣僚はこれに対して誠心誠意努力しておるようであります。今日も関係閣僚におのおの、早朝私が電話で連絡いたしまして、成るべく速かにこれの解決に当るということで、相当、今一部ではむずかしい段階にあるけれども、最後的には、相当円満に行く予定であるというような報告を受けております。その内容についてはまだ承知しておりません。それから官公労の方面につきましても、これは御承知のように法律によつて規定され、予算において規制されておりまするので一・二五以外は、実際上はこれは不可能な立場にあるわけでありまするが、併し例年の例もございまするし、更にそれには政治的考慮によつてなし得る最大限度の努力をするということで努力しているようでございます。 さようでありまするので、この具体的な内容については、或いは当委員会、或いは人事委員会等において三好大臣から詳細にお聞き質し頂きたくは存じますが、現在私の知つておる限りでは、そういうふうな状況に聞いておる次第でございます。
○矢嶋三義君 その件は、早急に解決できるのですね。各関係省を督励して、努力されるように要望しておきまして、私の質問を終ります。
○天田勝正君 私、先ほど来の質疑応答を聞いておつたわけですが、私としては、すでに官房長官は冒頭に遺憾の意を表されておりますので、結果においては了承いたしたい、こう考えます。 ただ希望だけ申上げておきますが、先般本委員会におきまして、官房長官に、政府側からの提案案件はないかという質問をしたときには、すでにビルマとの平和条約、それに関連する協定等の問題を頭に描きながら質問いたしておつたわけなんで、それを全然出す意思がないというお答えで、休会明けでも十分間に合う。こういう観点に立つて、それぞれの会派においては、いろいろな計画を立てた。こういう事情でございます。これから起るであろう自然休会は、飽くまで自然休会でありますから、いつ急速に解決しなければならない案件を出されましても、これは拒否するということはできない事柄であります。それは裃をつけた話であつて、まあ毎年の慣例からいたしましても、特に根本長官は、衆議院における国会運営のベテランということは、これは高名雷のごとく本院にも書いておることなんであつて、そういうべテランが、いささかミスされたという感じなきにしもあらずで、平和条約の問題は、これはもう、国際慣例からいたしましても、いわゆる敗戦国側から先に批准するということは、これはもう国際儀礼になつておつて、そういうことがあるので、衆議院においても、昨日各党の国会対策委員長が外務委員長に、これは押しつけがましいことにもなるかも知らんが、急速に上げるように、そうして参議院のほうへ早く廻すように、こういう申入れをして、明日本会議上程というところまで取運んで、そのことがわが党と左派社会党の執行委員会には報告されて、われわれもこれを了承して来たくらいであります。そういう事情で、逆に国会側は、むしろこれは早くやるべきだ、こう考えておるのに、政府側がそこにお気付きがなかつたというのは、あなたでなくても、関係閣僚の何としても私は一つのミスではないか。こういうことも考えられますし、年末におけるところの自然休会というのは、これは今年に始まつたことじやない。毎年やられるところの慣例でもあるし、そういうことと睨み合しても、もろもろの案件の提案ということは目途をつけて取運ばなければならないはずなんであります。でありますから、私はこの際そういう事情も、すでにもう十分分つておられるからこそ、遺憾の意を表されたと思いますので、了解はいたしますが、どうか今後の運営については、さようなことのなきよう、一つ御注意を願いたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 誠に御好意ある、而も又非常に理を尽したお話で、私ひたすらお詫び申上げるだけでございます。これも私の不慣れのいたすところであります。誠に申訳ないと思います。今後は十分気を付けまして、さようなことのないようにいたしたいと思います。御了承願います。
○委員長(寺尾豊君) ほかに御質疑はございませんか。
○矢嶋三義君 先ほどの委員長理事打合会でも、自然休会に入る時期が議題として出たわけでありますが、いずれこれは委員長理事打合会で更に協議されることだと思います。又その前提として先ほどの委員長理事打合会では、議運の委員長が当該委員会である外務委員会の委員長にその審議計画等について伺い、又議運の意向も伝えて、その結果に基いて最終決定するということは、もう申合せになつているわけでありますが、私は只今の官房長官の答弁に基き、又私の考えから、次のことをこの席から強く主張し、要望いたしておきたいと思います。 それは、年末年始の自然休会というのは、わが参議院としては慣例になつているわけでございます。そこで先般私は本委員会で質疑をした結果、御承知の通りの政府答弁があり、又それ以後の委員長理事打合会は、その線に沿つて運営されて参つたわけでございます。従つて私の党においては、議員の党活動というものはその線に沿つてすべての計画を立て、すでに実動しているわけでございます。それが突如としてこういうことになりますというと、こういう例は今までなかつたと思うのでありますが、誠に出先機関である私は困つているわけです。そこで先ほども私は、衆議院から十七日にこの二案件が参議院に送り込まれるならば、参議院においても並行的に審査をして、十七日に参議院でも上げるようにしたらどうかということを発言したわけですが、そのときに、まあいろいろと問題もあり、先ほど申上げました結論になつたわけでありますが、私は少くも私の責任において、衆議院で十七日に上つたならば、十八日一ぱいは、これは外交問題でもありますし、何とか参議院の権威が保てるように、一度指示をし実動に移つている議員ではありますけれども、何とか国家の面子が立つだけ議員を集める責任は私は持ちたいと思いますが、いろいろの経過からして、十九日以後は、なかなか至難な状況にあるということを私は申上げておきたいと思います。で、どうか委員長は、外務委員長と協議される場合に、経過を説明し、こういう会派の意向もあるということを十分お伝え願つて、この二案件が国会で承認される場合に、余り体裁の悪いような本会議場にならないように、格段の御配慮を頂きたいということをお願いいたしたいと思います。
○委員長(寺尾豊君) 休憩いたします。 午前十一時五十八分休憩 〔休憩後開会に至らなかつた〕