P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
20回国会衆議院1954/12/03

議院運営委員会 第4号

発言数
48
登壇者
7
会派数
4
開催日
1954/12/03

会議録

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それではこれより議院運営委員会を開きます。  まず本日の日程のことをさきにお諮りいたします。事務総長より御説明申し上げます。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 本日の議事日程について御相談願いたいのですが、お手元にあります委員会審査終了予定法案というのをごらんいただきたい。  厚生委員会の、医薬分業を一年三箇月延ばすという案が上りました。それから農林委員会の最初のは、まだ上りません。ちよつと修正をしたいということでぐずついております。次の水稲健苗育成施設普及促進法案と、昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案、この二法案が上つております。それから運輸委員会の、国有鉄道の職員が兼ね得る町会議員、村会議員、それに今度市会議員も兼ね得るという修正の案でございますが、これが上つて参りました。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 これは臨時措置法でやつたのですか。何か期限があつて、また延ばすというのですか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 そうじやありません。町村の議員は、総裁の許可を得れば職員が兼ねられたが、市会議員は兼ねられなかつた。しかし、現在やつておる者だけは認めておつたのでしよう。それが今度市会議員もいいということに……。

佐藤芳男日本民主党

○佐藤(芳)委員 満場一致ですか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 これは全会一致でございます。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 きようは、全会一致のものだけしか取扱いません。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それで今申し上げましたように、農林委員会の水稲健苗育成と、昭和二十九年四月、五月の凍霜害の二つが上りましたので、本日の議事日程に上つておりますのは、農林委員会の北海道における国有林野の風害木等の売払代金の納付に関する特別措置法案一つでありますが、これにあわせて、この二つを緊急上程を願いまして、三案一括して委員長報告を願い、これを可決したい。従いまして農林委員会の理事の佐藤洋之助君がこの三案の説明をいたしまして、全会一致で可決を願いまして、それから緊急上程は、そのあとへ運輸委員会のただいま申し上げました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案をお願いする。最後に、厚生委員会の医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案をお願いする、こういうことにお願いをいたして、本日の議事は一応終るわけであります。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 日程についてはただいま事務総長から御報告申し上げた通りですが、そこで国会法の取扱いです。これはかなり長い間審議を続けて来ており、大体各党間に一致しておる点と、一致しない点がはつきりしておるので、いつまでも国会法をそのままにしておくというのはいけない。当然直さなければならぬ条章も二、三箇所あるのであります。この際としては、まずこれを本会議に上程しまして、この委員会に付託になります。この委員会に付託になりました際に、各党でまとまつたものだけを本国会でやつて行こうという考え方のものに提案をしたいと思います。提出者ですが、これは四党共同ということになりますと、おのおのの党に意見等がありますと調整がむずかしくなりまして、委員会に来た場合にも、各党が自分の方で出したものに反対もできなくなりますから、便宜手段として、これは自由党が提出をして、この委員会に付託されて、この委員会において適当に審議をやる、継続審議としてあとにまわすか、今国会でやつてしまうかは、この委員会に付託になつてからやろうじやないか、こう思うのですが、いかがでしよう。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 その取扱い手続についてはよろしいと思う。本来を言うと、自粛三法の総会の打合せでは、結局、各党でまとまつた分だけを一応提出するということになつておる。本来は、そこで皆さん御同意ならば、自由党提出で出されることについては異議ありません。ただ……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 なるべくなら、四党にしてもらいたいと思つております。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 ただおそらく常識円満な委員長としては、さようなことがあつたとは信じませんが、おそらく向うの聞き違いであると私は信ずるのでありますが、先ほど参議院の運営委員長のところへあなたが行かれて、きようあすのうちに自由党提案で本会議にかけて、委員会に付託する、しかるのち、あした一ぱいには大体自由党提案を上げて、こちらにまわすからよろしくとおつしやつたということを、実は私の方の参議院関係から聞きまして、非常にいきり立つて来たわけです。そういうことは絶対ないと思いますが、いかがでしようか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 ありません。それはこういうことです。向うから、事務の人と向うの運営委員長が来まして、国会法をいつやるかという質問であつたから、私は、各党間で話合いのきまつた点があるから、四党共同提案で出すか、便宜自由党の提案として出すか、これから協議をしてやるのであるから未定であるが、提案だけはいたしたい。提案すると、この委員会に付託になつて来るから、そのとき、次に継続審議にするか、今国会で、まとまつたものだけをやるかを、委員会で最終決定をする、こういう返事をしておきました。私は、でき得べくんば四党共同提案にしていただきたいと思う。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 良識のある、賢明にして闊達な委員長であるから、そんなことは信じておらぬが、一応お聞きしたのであります。

松井政吉日本社会党(右)

○松井(政)委員 これは国会対策委員長同士で扱いの問題でも相談しておると思いますが、その内容は委員長聞いておりましようか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 大体これは国会対策委員長会議で、やはり自粛三法というのでやつておつたので、それに基いて国会法の委員も上つたわけです。ところがその委員会というのは、このごたごたのときだから、さつぱり国会対策委員長会議による委員会というものが開かれてない。やはりそれはこちらの方があまり進み過ぎておりましたので、国会法は、議運の小委員会でやつておるから、それにまかせていいじやないかという考え方だつたろうと思う。これはそういう複雑な手続をふまぬでも、選挙法と違うから、ただちに四党共同提案で、まとまつた部分たけ出して、まとまらないところは、原案をこの委員会にかけてもらつたときに、さてどうするかということを、最終決定をすれば、一番合理的だと思う。提案と同時にこつちへ来てしまうから、その取扱いは御異議ないでしよう。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 自由党提案でない方がいい。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 その方がなおけつこうで、そうあるべきだ。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 そうすると、まとまつた部分だけな各党提案にして、まとまらぬ部分は元の案で……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 まとまれば、また修正をして……。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 その方がいい。

松井政吉日本社会党(右)

○松井(政)委員 当然、本会議に出して委員会付託になれば、ここに来るから、ここでは形式だけのことで同じことになる。同じことだけれども、たとえば提案の場合、今までの間に各党一致した部分があるわけだ。その一致した部分から出すとすれば、各党一致の提案の方が形式的にかつこうがいい。そうでない意見の違つた部分については、どうするかということもあるが……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 原案に出しておいて、さらに一致をすれば最終決定をしていいから、取扱いとしてはそれでいい。

松井政吉日本社会党(右)

○松井(政)委員 形式をどうするかということを、ちよつと私の方は相談して来ます。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御相談になつてもけつこうですが、それが一番合理的です。

松井政吉日本社会党(右)

○松井(政)委員 本会議をやるまでにきめて来ます。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 その方がよろしい。それから事務の方にお願いしますが、さつき山本君のおつしやつたようなことを言われては迷惑です。自由党案でやるなんて、そんなことを言うはずもないと思う。その点は間違いないように、参議院の方へも念を押しておいてください。  それでは、なお本会議開会までに右派の方で御協議願うということで、大体意見は一致を見たようであります。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 そうすれば、きようやりますか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 きようやつて、こつちに付託する。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、院内の警察及び秩序に関する小委員について、各派から申出がありましたから指名いたします。     田渕 光一君 三和 精一君     山中 貞則君 山村新治郎君     齋藤 憲三君 青野 武一君     井手 以誠君 池田 禎治君 を指名いたします。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、立法事務費の交付を受ける会派の認定の件についてお諮りいたします。これは当然のことですが、本委員会の認定が必要でありますからお願いをしておきます。日本民主党と新党同志会に対して、立法事務費を交付するということに御異議ありませんか、   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、年賀郵便のことですが、事務の方で印刷してお手元に配付をしてあります。これに対して何かまた修正をするような場所でありましたら、おつしやつていただきたい。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 私は、これでいいと思いますが、問題はこの扱い方、方法です。その点をここでよく話合いをして、きまつたところで事務の方で進めてもらう。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 この間大体話合いがきまりました通り、各党の代議士会においては、もちろんこの申合せを徹底さしてもらつて実行に移す。なお、参議院の方にも、議運の委員長にこのことを申し入れまして、さらにまた議長名で、こういう申合せ事項が決定したのであるから、かたく守つてもらいたいという意味で、衆議院は衆議院議長より全議員に文書をもつて通知する、参議院は参議院議長より、全議員にその申合せ事項を厳守するように議長名をもつてやつていただく、こういうことにいたして、おのおのの県で、われわれ東北会などでもそういう話合いをいたしたのであります。できれば各県々でも、ブロツクごとにその趣意の徹底するように願いたい。ところが先ほどある議員から、すでに印刷をしてでき上つてしまつておる。もう少し早くこの申合せをしてもらいたかつたということを、私の方まで言つて来ましたので、それは違う、この申合せというのは、今回初めてでないのだ、この前の自粛国会のときに、各党申合せをして印刷になつて出ておる。これを見せまして、この通りやつて、ずつと前にこういうことを申し合せておるんだが、ただ今回は、さらにせつぱ詰つて来たから、同じようなことを再確認する意味でやつたのである。もしそういうことをやつた場合、どういう制裁があるのだと言うから、法律でないから制裁は何もないけれども、今後これが制裁がないからといつて、みんな印刷した、印刷したといつて出すようなことになれば、再び各党間で協議をしてみなくてはならぬ。規則にないからといつて、破るのだということになると、これはもう立法府においてまことに嘆かわしいことで、政治道徳上の問題として、やはり制裁の方法も考えなければならぬ。あるいは都合によつては、院の決議をするかもしれない。そういう者を呼び出して来て調査をすることもあり得る。元日の日に届くということになれば、明らかに解散の場合においては選挙違反だと思う。いかなる文書でも、そのときに配付できない。事前にやつたからといつて、これは選挙違反に問われないということはあり得ないから、選挙があつた場合は選挙違反だ。それを覚悟の前でおやりになるならば、私はあえてとめない。やはりそういうことがどんどん行われるということになれば、これは空文になつてしまうし、何べんもそんな空文同様の申合せもできないから、そのときには、さらに各党に集まつてもらつて、院議をもつて、政治道徳上の責任を追究するようなことになることを御承知願いたいということを申し上げておきました。ただ単なる報告でありますが、ひとつ御了承願つておきます。もしそういうことが続々行われるならば、各党間でそのことも考えてもらわなければならぬ。そういう建前に立たれる議員があるならば、これは制裁のことも考えなければならぬ。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 公認しないということにしたらどうか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それも一つの方法です。党内の事情さまざまですから、どの党に起きて来るかわかりませんが、申合せに反する場合は、各党の対策委員長から具体的なことをこの委員会にまかせられたのですから、一応本人をこの委員会に呼んで、どういう趣意でやつたのか、ただしてみたい。そのときに査問的な調査をしてもらいたい。そのときには答弁がつかないじやないか。もうすでに印刷したからやつたという理由では、申開きは立ちません。その結果によつては、本委員会において、政治道徳上の責任について、決議でも何でもできる。そこまでやらなければ何にもできない。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 各党で徹底させましよう。議長は、滋賀県でみずからそういうことをやつて、守つておらぬ。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 自由党は、代議士会でその趣意を徹底するつもりです。各党の意思が非常に強いので、もしそういう徳義上の問題を破れば、それに対し、院はさらに強い行動をとるよりな結果になつで現われて来ることも、考えておるのだということを述べるつもりです。

松井政吉日本社会党(右)

○松井(政)委員 お盆のときも申合せをしたが、やはり議長さんが一番先にやつておるのだから……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それから選挙法の改正について、今委員会の方から、非公式でありますが、きよう中に委員会を開いて上げたい、各党がそういう意見でおるので、もし各党一致で上つて来た場合には、緊急上程をしてもらいたいということですから、御了承願います。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それからちよつとお願いをいたしたいのでありますが、ただいまの申合せのことを、この間の理事会等のお話では、両院議長が新聞記者等に報告をして徹底方を期してもらいたいということが一点と、議長名で各議員あてにその趣意のことをはつきり知らせてやつた方がよかろう、そういうことでございました。そこで、両院議長がどの部屋にかお集まりになつて、各新聞社の方に徹底方をするのもけつこうですが、やはり衆議院は衆議院の方の出入りのクラブ等もございますから、衆議院議長か各クラブにお願いをして徹底方を期してもらいたい。参議院は参議院でやつた方かよくはないかと考えますので……。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 もう一つ、議長名で各議員あてに出します通知の分でございますが、一応案をこしらえましたので、御意見を聞いて直したいと思います。議長名で各議員あてに出す文章としては   衆議院各党各派は一致して左の通り申合をしましたからこの趣旨を厳守いたしたく従つて必要あれば新聞紙上に共同の挨拶を掲載してその旨国民に徹底するよう取計らわれたくお願します こんなような程度であまり具体的にいろいろ議員さんにさしずもできませんので、その程度でよかろうと思いますが、今の申合せは、きよう中にも印刷して、全部各議員に渡すことにいたします。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 今の委員長の言つたことだが、もし議長が談話をするようなことなら、談話の中に含めてもらいたい。違反者があつた場合には、議運で違反者について追究して、場合によれば道義上の責任をとらせる、議運はそういうふうなことをきめておるということを言つてもらいたい。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 満場一致で……。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 新聞社等にお願いをする場合は、その旨を申していただきます。  もう一つ、きようタイ国の国会議員のスピージー・バンブスレスという方が見えておりまして、傍聴したいということであります。今すでに見えて、議長がお会いしておりますが、いつものように同氏が見えたということを御紹介した方がよくはないかと思いますが、いかかでしよう。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それではそれを一番最初に、開会と同時に御紹介をしまして、それから議事に入る。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 本会議は午後三時開会にいたします。明日は国会法の委員会を開きます。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時二十七分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗