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19回国会参議院1954/05/07

郵政委員会 第13号

発言数
5
登壇者
3
会派数
2
開催日
1954/05/07

会議録

池田宇右衞門自由党

○委員長(池田宇右衞門君) 只今より委員会を開会いたします。  ちよつと速記をとめて。    〔速記中止〕

池田宇右衞門自由党

○委員長(池田宇右衞門君) 速記を始めて。  次に、軍事郵便貯金等特別処理法案(予備審査)を議題といたします。前回に引続き、これより質疑を行います。質疑のあるかたは御発言願います。

永岡光治日本社会党(第四控室・左)

○永岡光治君 実は先だつての委員会でいろいろ質問をいたしました際に、およそこの法案を実施するということになりますれば、総額約四億の金が要る、こういうお話でございましたが、而もこの一律に補償できるのは、一人当り大体千五百円は文句なしに補償してやろうという案でありますが、昭和二十年当時の金を今日考えてみましても、千五百円ということになりますと、非常に少い。現在の金の価値から考えますと、非常に少いように思うのですが、それで参考のために私はお尋ねするわけですが、五千円程度文句なしに一応補償する、こういうふうに仮定しますとすると、どのくらいの予算が必要となりましようか。計算のあれはまだつかんのでしようか。

小野吉郎郵政省貯金局長

○政府委員(小野吉郎君) その面の計算はいたしておりませんが、現在のこの法案の内容になつております支払いの条件は相当有利になつております。勿論千五百円という額は、今日の貨幣価値から見ますと、そう大したものではありませんが、すでにこれは無条件で、パーで支払いをしております。又今後も支払可能なものでありますが、銀行預金等において今後措置せられますものにつきましては、この千五百円に属します分野のものは、それぞれ相当広い換算を受けるわけであります。郵便貯金は大衆貯金である特性から、千五百円までは全然手をつけない。而も只今五千円までというお話も出たのでありますが、この五千円までとしますと、すでに千五百円は現在の制限下でも支払可能でありますので、残り三千五百円となります。これは通帳に記入されたそのままの三千五百円ではないのでありまして手取りの金額が三千五百円になるまでは、低い換算率を使うということに相成つております。その換算の内容を申上げますと、外地貯金について申しますと、これは地域といたしまして樺太、朝鮮、関東州、台湾でありましてこれは全部パ一でやつております。従つて五千円程度はパーで支払いを受けられることに相成るわけであります。ただ、中国関係におきまして或る一定の換算を受けますが、それは銀行預金等に採用され、又過去行われました在外公館借入金の返済の場合に使われた、北支で申しますと百分の一、中支方面、南支方面で二千四百分の一、こういつた換算率は使わないのでありまして、北支、中支ともに十一分の一になるわけであります。この十一分の一というのは、どこから出て来たかと申しますと、今後取られます銀行の未払送金為替、これについてとられるものであります。これは当時郵便為替につきましても、取り組みをいたします当時に、民間関係におきましてはすでにその当時貨幣価値の相違を考慮に入れまして、為替管理法上要請されておりました適当な調整をいたして送金をいたしておるわけでありますが、それが為替送金をいたします希望の額の十倍の調整金を取つておつたわけであります。従いまして百円金を送ろうとする人につきましては千百円出さないと百円の送金為替が組めなかつたわけであります。郵便貯金の支払いにこれを適用すること自体に多少問題はありますが、終戦後の郵便貯金の性格はどちらかといえば、もう現地の貯金ではないのでありまして、これを日本の財産を保全する、こういつた意味合いのもので、他に為替の手段があればそれによつたでありましようが、当時もう為替を組むことができなかつたわけであります。そういう関係から為替に類似したと同様な気持で郵便貯金をいたして、これを内地の送金の一つの代用として使つたわけであります。そういつた点を考えまして、手取三千五百円に達するまではそういつた銀行の送金のレートによる、そういたしますと、この適用を受けます者は北、中、南支のみであります。あとはすべてパ一になります。従つて大勢から申しますと、五千円まではパーでもらえるということになるのであります。

池田宇右衞門自由党

○委員長(池田宇右衞門君) 本日はこれにて散会いたします。    午後一時五十七分散会

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