本会議 第8号
- 発言数
- 40 件
- 登壇者
- 16 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1954/02/10
会議録
○議長(河井彌八君) 諸般の報告は朗読を省略いたします。 —————・—————
○職長(河井彌八君) これより本日の会議を開きます。 この際、日程に追加して、公正取引委員会委員の任命に関する件を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河井彌八君) 御異議ないと認めます。 去る五日、内閣総理大臣から、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第二十九条の規定により、吉田晴二君を公正取引委員会委員に任命することについて、本院の同意を求めて参りました。本件に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河井彌八君) 総員起立と認めます。よつて本件は、全会一致を以て同意することに決しました。 ─────・─────
○矢嶋三義君 私はこの際、最近の各界における汚職事件の真相を調査し、以て綱紀の粛正を図るために、議員二十五名から成る特別委員会を設置することの動議を提出いたします。
○戸叶武君 私は、只今の矢嶋君の動議に賛成いたします。(拍手)
○議長(河井彌八君) 矢嶋君の綱紀粛正特別委員会設置の動議を議題といたします。 本動議に対しまして討論の通告がございます。順次発言を許します。加藤武徳君。 〔「どうした賛成か」「動議は成立したか」と呼ぶ者あり〕 〔加藤武徳君登壇、拍手〕
○加藤武徳君 私は自由党を代表いたしまして、只今提出されました綱紀粛正特別委員会設置の動議に対しまして、反対の意見を表明するものであります。(「おかしいぞ」「臭いぞ」と呼ぶ者あり) 一体財界、政界、官界を問わず、現下のあらゆる階層に亘りまして綱紀粛正の必要であることは言うまでもありません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)我々の自由党におきましては、政権担当以来、政局を明朗化し、綱紀の粛正を図ることにより国家百年の安泰を計ることを(「口先ばかりだ」と呼ぶ者あり)政策の第一義として取上げ、その根本的な対策を確立せんと日夜努力して来たのであります。殊に近来保全経済界の献金問題或いは造船会社の汚職事件等が続発いたし、世間の大きな疑惑を買つておりますることは、極めて遺憾なことでありまして、これらの疑惑を一掃することは、国会の権威並びに綱紀粛正のために極めて重大なことであると存ずるのであります。(「賛成じやないか」と呼ぶ者あり)かかるが故に我々は、これらの問題の真相を明らかにし、その公正厳明なる糺明を全うすることを心より歓迎するものでありまして、この綱紀の粛正と政界の浄化、明朗化のために努力を惜しまないところであります。(「よつて本案に賛成をいたします」と呼ぶ者あり) 併しながら、静かに現状を顧みますれば、今回の特別委員会設置の目的というものは、残念ながら我々のこの大目的を達成する手段としては余りにも短兵急でありまして、到底その目的を達成すべく十分なものであるとは考えられないのであります。(「何を言つているのだ」と呼ぶ者あり)私は今回の特別委員会の設置が、余りにも目の前の事柄に担われて、本来の大目的を見逃しはしないかということを危惧いたし、残念ながらこれにくみし得ないことを表明いたさざるを得ないのであります。(「大目的つて何だ」と呼ぶ者あり)以下その理由を端的に申述べたいと思うのであります。 恐らく提案者のお方が考えられておられるであろうところの造船疑獄、或いは保全経済会等の事件の大半は、すでに検察当局の手に移され、厳正なる調査の対象とされている事実であります。たとえ我々がこの際特別委員会を設置いたしまして、事件を究明せんといたしましても、実際のところ何ら有効な成果を期待し得べくもないと考えられるのであります。むしろ衆議院の行政監察委員会の二番煎じを演ずる結果に終るのではないかということを危惧せざるを得ないのであります。(拍手)ただ単に許された権限の範囲内で証人を喚問し、証言を聞いたところで、それはいわゆる聞きつ放しに終るのではないか。果して実際の効果があるかどうか。これらの点に大きな疑問を持つものであります。(「これをやり切らんからだよ、君たち」と呼ぶ者あり)検察のあらゆる権能を持つ司直ですら、事件の究明には非常な骨を折つているところを、国会の国政調査の限界という難問をかかえている特別委員会に対して、明白なる事態の究明を期待することは極めて困難なことであります。(「ごまかすな」と呼ぶ者あり)むしろ証人喚問、或いは事件の調査等が、却つて検察当局の公正迅速なる調査を不本意に邪魔することも考えられないでもないのであります。すでに過日検察当局は、国会の国政調査の行き過ぎがある場合には、当局の活動に重大な支障を与える虞れがあると、その見解を表明しておるのであります。我々はむしろこの際、政府及び検察当局の徹底的なる調査を鞭撻いたし、その成行きを監視することこそ最も大切なことであると思うのであります。(「もみ消し演説をするな」と呼ぶ者あり、拍手) 更に、委員会のこれら司法権に関連する事件に対する調査の効果であります。勿論国会は国権の最高機関として、各部門に優越的な地位を有するものでありますが、そこにはおのずから限界があるのであります。私は、国会の調査権にこれらの事件の徹底的な調査の効果を余りに期待することは不可能であるとさえ考えておるのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)即ち、国会の国政調査の権限は、国会の憲法上の権限、即ち立法権を有効に行使するために必須のものとして認められているところの補助的な権能であると考えておるのであります。憲法上規定された国会の権限と無関係に、制限なく行動することは妥当ではなく、殊に司法権との限界は最も慎重を要するところであります。かかる意味において私はこれら事件を参議院において取上げることが無意義であるというのではなく、むしろもつと効果的な、而も順当な取扱があるということを考えて、特別委員会設置にはにわかに賛成しがたいのであります。 最後に申上げたいことは、綱紀粛正問題は、国会自身をも含め、より広い意味での粛正を期さなければならない問題であると思うのであります。即ち綱紀粛正を期するには、政府はもとより国会自身も、その組織なり機構に検討を加えて、抜本的な対策を樹立しなければならないのであります。衆参両院とも、国会法の改正については、すでに鋭意検討中でありまして、その成果には大いに期待するところであります。我々はこの際、目の前の事象に捉われることなく、むしろ政界、官界浄化のための抜本的な対策の樹立にこそ努力すべきであつて、それがためには、或いは国会法の改正、或いは行政機構の改革等、恒久的な対策につき、じつくり腰を落着けて検討を加えて行く必要があると思うのであります。(「ごまかしは駄目だ」と呼ぶ者あり)かかる意味から、単に一会期を区切つて、二、三の事件につき、効果なき努力をせんとする今回の特別委員会設置には、根本的に賛成しがたいのであります。(拍手) 以上述べました通り、私は、すでに検察庁の手に渡つた事件を今更取上げて、その煩を増す愚は避けると共に、むしろ根本的には国会法の改正等により抜本的な対策を練るほか、手近には各常任委員会等を通じて、これが検察の徹底を監視する一方、今国会に提出され、又されんとしておりまする重要法案は二百数十件を数えております。これらとがつちり取組みますることが、我々の目前の任務であると考える次第であります。(拍手、「話をそらすな」と呼ぶ者あり)従つて、私はかるが故に、今回の特別委員会設置に反対の意を表明するものであります。(拍手)
○議長(河井彌八君) 藤田進君。 〔藤田進君登壇、拍手〕
○藤田進君 私は日本社会党を代表いたしまして只今提出せられました綱紀粛正に関する特別委員会設置に賛成いたすものでございます。(拍手) 今日の日本の状態は、曾つて岡田内閣の当時、農村は疲弊のどん底にあり、中小企業、労働者、一般大衆は実に苦しめられている中に、ただ政界の一角に腐敗が起り、見にくいスキヤンダルが徐々に発生いたしまして、遂に、御承知の通り、事のよしあしは別といたしましても、二・二六事件という事件さえ起きておるのであります。今日の状態は、まさにこれに劣らざる極めて遺憾な状態にあるのであります。(「その通りだ」と呼ぶ者あり)御承知の通り続く水害、或いは又冷害、更に今次吉田内閣のとらんとする極めて当を得ない政策の結果、日本の勤労大衆、中小商工業者は塗炭の苦しみの中に、又零細なる、極めて零細なる僅かな貯蓄をしたにかかわらず、一部の人々がごつそりと厖大な政治献金としてこれをかき集めてしまつている。こういう状態は、今日すでに若干陽の目を見つつあるのでありまするが、これはいわゆる氷山の一角でございます。(拍手)今日国民の一人片々に問うてみたならば、今加藤君が反対、結論として反対せられましたあの内容を、どう考えているでしよう。国民は、参議院では調べてもらいたくない、何とか見逃してもらいたいという人がいるでしようか。私はないと考えるのであります。(拍手)この際国会が、真に国民から信頼せられる時宜を得た措置をとることによつて、今からでも遅くはない。国会の信頼は回復できると私は考えているのであります。(拍手)この際、かような事情を洞察せられ、適切なるここに提案がありましたことも、私は心からこれを支持するゆえんなのであります。 ここに二、三の事例を挙げて申上げますると、保全経済会の問題、或いは株式相互金融などの問題、造船の疑獄、鉄道会館、日通の浮貸し、交通関係会社の浮貸し、食糧管理特別会計に関する疑点、ガリオア、イロア等に関連いたしまする多くの疑点、これらは只今加藤君が言われておりましたごとく必ずしも全部司直の手に移されてはおりません。我々はなぜこの点が司直の手に移されていないのか、むしろ疑問を持つているものであります。(拍手)先どの反対の討論を承わりますと、みずから国会の権威と国民のために奉仕する態度を捨てて、特別委員会を作つても効果がない、二番煎じである、司直の手に渡つている、このようなことが言われているのでありまするが、国会こそ、二番煎じであつたり、効果がなかつたり、或いは司直の手に移つていても、国の最高機関として、これにふさわしく全員が協力し合つて効果を上げることが、むしろ今日広く国民の期待しているところであろうと思うのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手) 更に若干の具体的な事実を申上げますると、本来の常任委員会におきましては、先ほど加藤君も言われたごとく、真摯にそれぞれの任務にとつ組んで審議を進めなければなりません。今日予想されておりまする、政府当局の発表によりますると、法律案が百七十五件、条約が二十三件承認を求められ、更に爾余の議決を要するもの五件、約二百件に上る今日政府提案だけでもあるのであります。従いまして、これら厖大な内容をそれぞれの委員会において審議いたしますためには、これだけで十分その仕事があつて他に手を出す暇はないのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)でありまするが故に、今回特別委員会を設置し、二十五名の構成を以ちましてこの運営は、国会法、参議院規則等々は無論のこと、更に民主的な運営をいたしまして、司直の手によつて……、ややもすると、これ又臭い物に蓋をする、いわば非常な妨害、特別委員会が妨害するというのは、これは単なる杞憂であつて、そうでない側から、臑に傷のある側から、非常な強い圧力を加えて妨害をする。その妨害の途も塞がなければなりません。従いまして、かような点と二院制のこの特殊な意義をここに再認識いたしますならば、当然この動議に対しては広く皆さんの御賛成があつて然るべきものと思うのであります。古来、泥棒に向つて、おまえを調べたいと思うが、調べようかどうしようか、調べる一つの何か手段を持ちたいがどうしようか。是非その手段を設けて調べてもらいたい。こう言う人は恐らくないでしよう。従いまして、率先して疑点のあるものについては調べよう。こういうことが心から出て国民に本当に疑点のないすつきりとした、氷山の一角ではなしに、全体を洗い出して、さすがに国会は立派だ。こういう広く意識を起さしめることが非常に重要でございます。そこに、この特別委員会において参議院というこの特殊な公正な立場から、どんどん事実に向つて適法に而も妥当に調べて行かれることが…、すでに特別委員会を作らない前から戦々兢々とし、この特別委員会に対し真向うから反対をするということは、いわば国民に対して、先ほど申上げた、あれは泥棒を相談しておるんだから反対するのだ、臑に傷があるのだ。こういう疑いを与えることになりはしないか。(「その通り」「何を言うか」と呼ぶ者あり、拍手)私はこの動議に明確に誰が賛成し誰が反対したかを明らかにする必要があろうと思うのであります。その賛否によつて、国民は正直に物を見、判断をしてくれると思うのであります。 従いまして私は、今回衆議院におかれまして若干の問題に触れられ、更に極く一部の事案について司直の手にかかつておりまするが、更に、今日すでに時は遅きに失する憂えもございまするが、特別委員会を設置し、虚心坦懐、政界の浄化はおろか、広く官界を初め綱紀の粛正、これをいたさなければならない時期に到来しておる。このことを確信するものであります。(「国会は裁判所じやない」「何を言うか」と呼ぶ者あり)憲法の第六十二条は明らかに国政を調査するべく規定せられております。国会はまさに国の最高機関といたしまして、圧力の加わらない、ガラス張りの中でやり得る。この状態において十分行政諸般に関する粛正を取上げるべきである。正に憲法は、このことを予想していたか、明定いたしておるところであります。(拍手) 以上を以ちまして私は動議に対して賛成いたすものでございます。(拍手) —————————————
○議長(河井彌八君) 廣瀬久忠君。 〔廣瀬久忠君登壇、拍手〕
○廣瀬久忠君 私は緑風会を代表して、緊急動議として提出せられた綱紀粛正特別委員会設置に反対するものであります。その理由を申述べます。 保全経済会の問題及び造船関係の問題が、国会にもその波紋を投げかけたることは、誠に遺憾に存じます。私は、国民に対しても、議員として、かくのごとき疑いが国会に及んだことすら、心より国民に謝すべきであると思います。(「それだから国会は粛正して行かなければいかんのだ」と呼ぶ者あり)国会としても厳に自粛自戒をすべきものであると思います。併しこの際、参議院に綱紀粛正の特別委員会を設置することは、妥当を欠いております。何となれば、衆議院において現に進行しつつあることとほぼ同様なことが参議院においても繰返さるることは、徒らに混乱を増し、国会の信用を失墜せしむる戻れがあるからであります。(「何のための参議院だ」と呼ぶ者あり) いわんや、この二つの重大疑獄問題は、今や検察当局の手においてその調査を進行中であります。検察当局の態度は峻烈に進行することを期待しておるものであります。私は健全なる検察当局を信頼し、司直の公明の判断を待つて差支えないと思うのであります。 私は国会の憲法六十二条による国政調査の権限はこれを尊重します。(否定しているじやないか」と呼ぶ者あり)併しながら刑事事件に関し、関係当局の正式の活動が開始せられたるときは、国会の国政調査の活動は、政治家の良識によつておのずから抑制するところがなければならんと思うのであります。(「どつちが良識だ」と呼ぶ者あり、拍手)私は、憲法の運用において国政調査の運用については、(「公正にやればいいじやないか」と呼ぶ者あり)政治上の良識によつて抑制することを政治慣習として将来のために確立することを切望するものであります。(拍手) 私は以上の政治慣習確立の希望を明らかにすると共に、この際参議院に特別委員会を設置することは、徒らに混乱を増し、国会の信用を失墜せしむるの虞れあるものとして反対し、疑獄事件はこれを検察当局の活動に任せ、その徹底的糺明を期し、国民の疑惑を一掃せしむることを切望するものであります。 重ねて言う。緑風会の反対は、臭い物に蓋をするのではない。司直の手によつて徹底的糺明を迅速に断行せられ、その間司直の活動に対して、何らの外部の圧力の加えられないことを切望して、(「切望したつて駄目だ」と呼ぶ者あり)私は特別委員会の設置に反対するものであります。(拍手) —————————————
○議長(河井彌八君) 天田勝正君。 〔天田勝正君登壇、拍手〕
○天田勝正君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、矢嶋君の提案にかかる特別委員会設置に賛成の意を表するものであります。(拍手) 今日国民が、最も注視の眼を国会に向けておりますることは、実に政界、官界を通ずるこの綱紀粛正にかかつておるのでありまして私はこれに賛成することは、多くの言葉を要しないと思うのであります。然るに、只今自由党並びに緑風会の両君から、これに対して反対の理由を述べられたのでありまするが、実にその理由とするところは、挙げてこれが賛成の理由であるのが、誠に奇怪至極と言わざるを得ないのです。(拍手) 諸君、私は先ほど藤田君から今日問題になつておりまする幾多の項目を挙げられましたから、ここに詳しくは申述べませんが、ここにもすべて資料を集めて参つておりますけれども、毎日の新聞のトツプ記事は、かくのごとく政界、官界を通ずる腐敗、堕落を毎日の新聞、ラジオは報道いたしております。(拍手)而も先にも加藤君があたかもこの問題に本院が介入することは、検察当局のその本来の任務を妨害するか、重複するか、或いはその捜査に水を差すがごとき危険があるやに言うておられるのでありまするけれども、(「その通り」と呼ぶ者あり)実に国会の国政調査権は、さような問題ではなくして、むしろ検察当局がこれに手を付けたならば、我々はそれらのこととは独立いたしまして、この問題を更にみずから糺明することこそが、実に検察庁の任務にも力を与えるものであると信ずるのであります。(拍手)而もこれを国会において取上げることがいけないと申すならば、これは特別委員会ならずとも、実に常任委員会においても、これを取上げてはいけないという議論になつて参るのでありましてかかることは誠に不当と言わざるを得ません。而もここに上程されるに至りました経過においては、或いは議院運営委員会或いは理事会において、ことごとく論議されたところでありますけれども、その過程においても、基本的な綱紀粛正を求めることは、各党共に一致されたところでありまして、(「当り前だよ」と呼ぶ者あり)而し各常任委員会においても、これを糺明することには賛成であると言うておるのであります。ところが今日検察庁の問題になつておる、或いは衆議院の行政監察特別委員会の問題になつておりまするこれらの事項以外におきまして、或いは法律以前の問題において我々政界におる者は更に糺明をしてみずからも自粛をいたし、国民に範を示さなければからない段階ではないかと思うのであります。(拍手、「そうだそうだ」と呼ぶ者あり) 思うに諸君、人の先頭に立とうとする者は、みずからを苛酷に扱うということが、実に国民の信頼を得るところのただ一つの途であると感ずるのでありまして、若しこれを忘るるならば、政府が今日国民に耐乏生活を求めておりますけれども、その耐乏生活を求あるにも、みずからを厳粛に苛酷に扱つて、それを国民に示すことなくして、どうして国民がその指導に甘んじましよう。それが今日多くの公用族、社用族を濫発せしめまして、実に銀座街頭その半ばは高級料理店に占められ、それが毎晩繁昌いたしておるということは、もとをただしますならば、政界におりまする者が、みずから自粛しないところに由縁しておると私は思うのであります。(拍手) 次に、国政調査権の範囲を逸脱するがごとき議論をなされて反対いたしておりますけれども、国政調査権は、すでに憲法におきましても、国会法におきましても、明定されておりますように両院において独立して行うものであることは言うまでもございません。従つて、衆議院が取上げておることが、本院で取上げたが故に、どうして混乱が起きるでありましよう。(「そうだ、自己否定だ」と呼ぶ者あり)或いはその調査の対象になる方たちは、内心恐らく混乱するでありましようが、私どもにおいては、何ら混乱することはないと、国民の名において言わざるを得ません。(「そうだ」と呼ぶ者あり、拍手) 諸君、我々が国民の負託によつて他のあらゆる機関に優越する大きな権限を与えられておりまするものは、司直の手にもかからず、法の盲点、法律的に見ますならば、或いは言い逃れができるであろうというような、いわゆるすれすれな問題についてもこれを糺明する。それからみずから粛正して参る。その範によつて官界を粛正する。こういうことでなければならないのでありまして、衆議院が取上げたから、或いは検察庁が取上げたから、そうしたことによつて疚しからざるものは何らの混乱は起さないということを繰返して申上げたいと思うのであります。 時間がございませんので結論に入りまするが、どうか、今日かように国民の疑惑を持たれておる問題、更には今日話題にならざるところの広汎な国民が待望いたしておる問題を、あらゆる常任委員会の職務はそれぞれあるといたしましても、これを系統的に調査すべきところの本綱紀粛正特別委員会設置につきましては、私は重ね重ね賛成の意を表しまして賛成の意見といたす次第であります。(拍手) —————————————
○議長(河井彌八君) 木村禧八郎君。 〔木村禧八郎君登壇、拍手〕
○木村禧八郎君 私は、矢嶋君提案の綱紀粛正特別委員会設置に双手を挙げて賛成するものであります。(拍手) 政府は、いわゆる一兆円予算を組んで国民に耐乏生活を要求しています。必ずしも一兆円緊縮予算の下に限りませんが、予算執行の前提は、政治が清潔でなければならんということであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)如何に予算が小さくても、又如何に予算が多くても、この予算の使い方が腐敗的に使われておつたならば、これで国民が納得できるでありましようか。このことがたまたま一兆円予算の耐乏生活を政府が要求するときに当つて、非常に大きな腐敗が明らかになつて来た。これは今明らかになつたのであつて、実は、これまでそういう腐敗の下に国民の血税が使われておつたということを、この際我々は、徹底的に今後の政治を明るくするために、これを粛正しなければならんと思うのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり、拍手)特に私は、参議院がこれを取上げなければならない理由として、私は四点を挙げることができると思うのであります。 この綱紀粛正の問題は、どうしても国民の血税の使い方、予算の問題に重大な関係があるのでありまして、参議院は遺憾ながら今の制度では、予算については決定権がない。衆議院に先議権があり、決定権は衆議院にあります。従いまして、参議院の予算審議の特徴というものは、公正な批判をなす批判的精神こそ、この参議院の予算審議の任務でなくてはなりません。参議院がやらなくて、どうしてこれがやれましようか。この綱紀粛正を参議院がやることこそ自体が、参議院の存在理由を示すものであります。これが私は、どうしても参議院がこの問題を取上げなければならない、特に特別委員会を設けてやらなければならない理由の第一点であります。 第二点は、これは諸外国の例を見ましても明らかであるように、諸外国の第二院の性格というものは、最高裁判権的なものを付与されておるのです。日本においてはそうではありませんが、三権独立になつておりますが、併し二院制度の特徴は、そういう最高の批判を行う、そういうところにあるのであつてこれは諸外国の例に徹しても明らかであります。こういう意味で、特にこの際私は参議院が綱紀粛正特別委員会を設けなければならない理由があると思うのであります。 第三の理由は、衆議院の今の実情を皆さん御覧になりましても、失礼でありますが、私はこの前第十六国会において造船利子の軽減の問題について十三億の利子補給を一挙に百六十七億に引上げたときに、私はこの背後をいろいろ調査しました。予算委員会においては十分調査できませんでしたから、その後も続いてやつております。今度又問題が起りましたから、私はその後の調査の蓄積があります。この内容を洗つて見れば、これは大変なことになるのです。今衆議院の実情は、それだから何とかして臭い物に蓋をしなければならん。非常にあわてておる。従つて、参議院の諸君には勿論そういうことはないはずであります。ですから、特別委員会に私は反対されますと、これは併し参議院にもそういう人があるのかなと疑わざるを得ない。衆議院の運輸委員会の委員のメンバーを御覧になりますれば明らかであります。又何とか議員連盟というものを調べれば明らかであります。私も相当の私なりに資料はございます。従つてこれは、衆議院では関係者が多いから、どうしても公正に摘発できません。従つて参議院こそ、そういう不正をやつておる人がおらないでありましようから、公正に私はこの汚職を突くことができる、綱紀を粛正することができると思うであります。そういう意味で私は参議院の名誉のために、やはりこれは作らなければならん。作らないと参議院も疑われます。 更に又、検察当局に任しておけばいいと言いますけれども、この間朝日新聞に出しておりました。検察陣にも限界がある。政治的限界があるのです。従つて検察陣だけでは十分にこれを粛正することができない。ただ不正の事実を摘発するだけであつて、綱紀を粛正するという任務において、立場において、この問題を取上げるのはやはり国会でなくてはならないのです。検察陣には検察陣としての限界があるのです。政治的に限界があるのです。こういうことを検察当局が朝日新聞に語つておるではありませんか。(「ほかの委員会でやればいい」と呼ぶ者あり)その問題はこれから申上げます。こういう意味から行きまして、検察庁だけに任しておつたのでは、今度の汚職の背後が非常に広汎であり、非常に深いのである。若しかすれば吉田内閣の生命にかかわるかも知れないほど非常に大きな問題が潜んでおるのです。これは単に政治的立場とか何とか言うその前に、日本の国民の、一国民としての立場から言つても、厳正に私はしなければならないのです。検察当局だけに任しておくわけには行きません。これが第三の理由です。 第四の理由は、只今ほかの委員会でおやりになつたらいいと言われました。併し私は、体験を持つております。この前の予算委員会において私はこの問題を取上げたのです。併しどうしてもほかの委員会ではやはり限界があつて十分に綱紀粛正について納得の行くくまでこれを質すことができないのです。(「検察陣と同じだ」と呼ぶ者あり)の前の予算委員会における質疑の経過を一応御報告申上げますれば、私は、この造船利子の十三億を百六十七億に引上げるについてはスキヤンダルがあつたのではないか、そういう前提で特別に委員長から時間をもらつて質問を始めました。ところが速記録を御覧になりましても、昭和二十八年七月二十九日の委員会でありますが、最初に、もう委員長は「この際、先般木村君の留保された質疑を進行して下さい。成るべく簡単に願います。」先ずそう言われておる。だんだんその不在の事実に入つて参りますと、委員長はだんだんあせつて参りまして、(笑声)そうして特にこの二十八年度の予算において造船利子補給について含まれていない分、いわゆる買船四十隻、それからタンカーは八次船を七次船に繰上げる、こういうようなことが三派の秘密協定でなされておる。それがこの予算に組まれていない。これをどうするかというときに、これは補正で組むのだ、そういう問題に移つたときに、委員長は「木村君、時間が大分経過しましたから急いで下さい。今の点はいいじやないですか」。そこで私は委員長に、委員長が質問の内容を制限する必要はない、こういうふうに私は抗議を申込んだ。だんだん進んで行きますと、委員長が、「木村さん、時間がありませんから簡単にお願い申します」。更にもう少し行きますと、「木村君、時間が大分経過しております」。「簡単に質問の趣旨を」、「木村君にちよつと…」。「木村君」。「木村君、委員長の言うことを聞けませんか」。「発言中でも申上げます。簡単にお述べ下さらないと、時間が非常に経過しておりますから……」。そうすると委員が、「佳境に入つておるのです」。佳境に入つておつても制限する。それから更に委員長は、「ちよつと木村君の発言の前に申上げます。あなたの発言は今後三分間に要約して下さい」。これは造船利子の問題については特別にこれは審議するということになつておつたのですけれども、予算委員会などにおきましては、どうしても持ち時間がありまして、こういうふうに制限されて来るのであります。そのあとにおいてもまだたくさん今のようなことがございます。会計検査院、又、犬養法務総裁等に質問する場合に、どうしても制約されることは私が言うまでもございません。(「時間時間」と呼ぶ者あり)皆さん方よく御存じのはずであります。(「木村君、簡単に願います」「やれやれ」「まだ五分ある」と呼ぶ者あり)簡単にいたします。余りいたしますとお困りのかたも、ございましようから簡単にいたしますが、こういうように、他の常任委員会においてこれを扱つたのでは、この問題の意義がぼやけてしまい、徹底的に又これが明らかにされない、綱紀粛正の実を挙げることができないと私は思う。どうしてもこの重要性に鑑みて、特に参議院の特質に鑑みて、綱紀粛正の特別委員会を開くことがなぜ悪いのか。私は、特に参議院が綱紀粛正特別委員会を開くべきである、又聞かなければならないという重要点を今申上げたのであります。 特に私は非常に遺憾と思いましたのは、これまで予算の委員会においても、絶えず緑風会の方々は、綱紀粛正については機会あるごとにこれを言われておるのであります。森さんなどは特にこれは御熱心でございまして、いつも予算のときに綱紀粛正のことを叫ばれており、造船利子のときにも特に森さんは附帯的な意見を付けなければいけないのではないかという御議論まであつたのであります。(「委員会とは違う」と呼ぶ者あり)今まで緑風会が私は一番綱紀粛正については大きな関心を持たれ、そうして公正な観点から、予算なり或いはその他の法案、こういうものを批判される立場にあると思つたのです。ところがこれについて反対であるということを、私、聞きまして愕然とした。やはり緑風会のかたの中にも或いは造船業者もおられるかも知れません。或いはその他これが徹底的に追及されて行きますると、緑風会のかたにも衆議院のかたと同じように困るかたがあるのではないかと疑わざるを得ない。(拍手)改進党の諸君はこれに反対されるのは私はやむを得ない点もあるかと思うのです。(拍手)殊に造船利子補給については私は確証を持つています。(「侮辱だよ」と呼ぶ者あり)はつきりした材料を持つている。(「その通り」と呼ぶ者あり)従つて今後予算委員会においても行いますが、併しそれでは十分でない。どうしても私はこの綱紀粛正特別委員会を設けなければならない。そうしませんと、これはこの問題の核心が明らかにならない。衆議院と同じように何か臭いものに蓋をして揉み消すとかいう印象を与えたのでは国民が割切れない。昨日のラジオの街頭録音をお開きになりましたか。国民は非常に憤慨しており、どうしてもこの問題は徹底的に明らかにしなければいかんということを絶叫しております。(拍手)参議院がこれを取上げないでどこが取上げる。 私は以上の理由によつて、この特別参委員会を参議院こそ設けるべきであるという意味で、矢嶋君の提案に賛成するのであります。(拍手)
○議長(河井彌八君) これにて討論の通告者の発言は全部終了いたしました。討論は終結いたしたものと認めます。 これより矢嶋君の動議の採決をいたします。表決は記名投票を以て行います。本動議に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。氏名点呼を行います。議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 〔参事氏名を点呼〕 〔投票執行〕
○議長(河井彌八君) 投票漏れはございませんか……。投票漏れないと認めます。これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。 〔議場開鎖〕 〔参事投票を計算〕
○議長(河井彌八君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 百七十二票。 白色票 六十一票。 〔拍手〕 青色票 百十一票。 〔拍手〕 よつて矢嶋三義君提出の綱紀粛正特別委員会設置の動議は否決せられました。 〔参照〕 賛成者(白色票)氏名 六十一名 湯山 勇君 大和 与一君 秋山 長造君 阿具根 登君 海野 三朗君 山口 重彦君 大倉 精一君 河合 義一君 岡 三郎君 亀田 得治君 小松 正雄君 永井純一郎君 白井 勇君 竹中 勝男君 清澤 俊英君 成瀬 幡治君 小林 亦治君 森下 政一君 小酒井義男君 小林 孝平君 久保 等君 堂森 芳夫君 森崎 隆君 高田なほ子君 安部キミ子君 矢嶋 三義君 藤田 進君 田中 一君 戸叶 武君 栗山 良夫君 吉田 法晴君 藤原 道子君 菊川 孝夫君 若木 勝藏君 山田 節男君 天田 勝正君 中田 吉雄君 三橋八次郎君 千葉 信君 羽生 三七君 荒木正三郎君 三木 治朗君 曾祢 益君 山下 義信君 市川 房枝君 東 隆君 白川 一雄君 松永 義雄君 松浦 清一君 赤松 常子君 須藤 五郎君 平林 太一君 八木 秀次君 加藤シヅエ君 加瀬 完君 松澤 兼人君 上條 愛一君 木村禧八郎君 相馬 助治君 棚橋 小虎君 堀 眞琴君 ————————————— 反対者(青色票)氏名 百十一名 河野 謙三君 佐藤 尚武君 小林 武治君 岸 良一君 北 勝太郎君 梶原 茂嘉君 上林 忠次君 楠見 義男君 柏木 庫治君 奥 むめお君 井野 碩哉君 石黒 忠篤君 飯島連次郎君 赤木 正雄君 山川 良一君 森 八三一君 森田 義衞君 宮城タマヨ君 三木與吉郎君 三浦 辰雄君 前田 久吉君 廣瀬 久忠君 野田 俊作君 西田 隆男君 中山 福藏君 豊田 雅孝君 常岡 一郎君 土田國太郎君 田村 文吉君 竹下 豐次君 高橋 道男君 杉山 昌作君 高瀬荘太郎君 高木 正夫君 新谷寅三郎君 島村 軍次君 雨森 常夫君 安井 謙君 伊能 芳雄君 青柳 秀夫君 高野 一夫君 西川彌平治君 石井 桂君 関根 久藏君 川口爲之助君 吉田 萬次君 酒井 利雄君 佐藤清一郎君 剱木 亨弘君 森田 豊壽君 谷口弥三郎君 宮本 邦彦君 長島 銀藏君 長谷山行毅君 瀧井治三郎君 田中 啓一君 石川 榮一君 石原幹市郎君 植竹 春彦君 岡田 信次君 松岡 平市君 一松 政二君 中川 幸平君 北村 一男君 寺尾 豊君 中山 壽彦君 中川 以良君 吉野 信次君 大達 茂雄君 青木 一男君 大野木秀次郎君 小滝 彬君 伊能繁次郎君 榊原 亨君 大谷 贇雄君 宮澤 喜一君 横山 フク君 西岡 ハル君 重政 庸徳君 小沢久太郎君 鹿島守之助君 木内 四郎君 藤野 繁雄君 石村 幸作君 入交 太藏君 高橋進太郎君 加藤 武徳君 上原 正吉君 山本 米治君 小野 義夫君 平井 太郎君 堀 末治君 池田宇右衞門君 島津 忠彦君 松野 鶴平君 小林 英三君 黒川 武雄君 井上 知治君 岩沢 忠恭君 野本 品吉君 石川 清一君 鈴木 強平君 深川タマヱ君 寺本 広作君 井村 徳二君 有馬 英二君 堀木 鎌三君 笹森 順造君 鶴見 祐輔君 一松 定吉君 苫米地義三君 —————・—————
○菊川孝夫君 私はこの際、労働組合不当弾圧に関する緊急質問の動議を提出いたします。
○天田勝正君 私は、只今の菊川君の動議に賛成いたします。
○議長(河井彌八君) 菊川君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河井彌八君) 御異議ないと認めます。よつてこれより発言を許します。菊川孝夫君。 〔菊川孝夫君登壇、拍手〕
○菊川孝夫君 私は社会党第四控室を代表いたしまして、去る一月三十日、国鉄の本庁前で総評傘下の組合員の陳情団に加えられました警官隊の暴圧、傷害事件に関し質問すると共に、最近ますます弾圧的な傾向が甚だしくなつて参りました政府の労働政策について質したいと存じます。事件は昨年の末に発生した仲裁裁定をめぐる紛争に関して、一月の二十二日に突如国鉄当局が組合幹部十八名を公労法違反として解雇処分に付したことに端を発しているのであります。この処分は法律論といたしましても、又常識的に考えましても、労働問題として考えましても、多くの私は異論があると思うのであります。そうして割り切れないところの後味を残しておりまするがために、連日総評傘下の組合員有志が国鉄本庁に出頭して国鉄総裁に面会を求め、この不当処分の撤回を求めようとしたのであります。これに対しまして国鉄当局は鉄扉を閉ざしてしまつて、公安官を動員し、或いは警官隊の出動を要請して実力を以て追い払おうとしたので、遂に一月の三十日に重傷者二名を出すという流血事件を惹起してしまつたのであります。従つて事件の原因でありまするところの公労法の運用に関する問題と、警官暴行の責任、政府の弾圧方針、この三つに分けて質問しますが、先ず公労法は私たちがしばしば主張しておりまする通り、仲裁裁定の完全実施と争議行為の禁止という二つの柱によつて支えられておるのであつて争議行為の禁止を厳格に規制する以上は、仲裁裁定の完全実施という裏付けを必要とすることは申すまでもございません。この点について政府のほうでもいろいろと詭弁を前国会においても弄しておられましたけれども、やはり政府のほうでも痛い点があるというので、公労法の改正を意図しておる模様でありまするけれども、その改正の要点というのは、仲裁委員会を骨抜きにしてしまつて、中立性を失わしてしまつて、そうして政府の思うような仲裁の裁定を出させよう、そうして仲裁裁定を実施した、争議はやつちやいかん、こういうふうに理論付けようとしているのであります。従いましてこの二つの柱を両建ということは、どうしても政府といえどもこれには抗弁できないと思う。 で、昨年末には、政府は一時仲裁裁定を実施しないと言い、遂には世論に到頭抗し得ずに、八月から実施すべきものを一月から実施することにしたために、この間に紛争を生じたものでありますから、当然その責任は政府と国鉄当局にあるはずであります。ところが年末手当の支給を含めまして一応交渉が妥結して、そうして今後双方相協力して、困難な諸般の情勢の下で国鉄の使命を達成しよう、こうしておる矢先に、突如責任者の処分を通告するがごときは、無謀なる一つの弾圧であり、背信行為と言わざるを得ないと思うのであります。 労働大臣に質問したい第一の点は、公労法はその立法精神、目的に鑑みまして紛争の解決、それから防止にあるはずであると考えるのでありまするけれども、先ずそうするならば責任者の処分を行わせるよりも、再び紛争が起らないよう、又起つても平和的に解決するところの慣行というものを樹立して行くように、双方をして隔意なき意見の交換を行わすように勧告すべきが、労働大臣としての私は責務ではなかろうかと思うのであるが、これについて労働大臣の所見を伺いたいと思います。 次に、公労法第十七条に言うところの正常な業務の運営を阻害する一切の行為、こいつはやつちやいかんとあるのでございますが、一体この正常な業務の運営を阻害したか、阻害しなかつたかという点の判定を、誰がするということは明示してないのであります。場今回の処分に当つて、その判定権を国鉄総裁が独断的に行使しているけれども、(「緊急質問をやれ」と呼ぶ者あり)労働運動の常識上、紛争の当事者である者が独断的に判定権を行使するとしましたならば、当然そこに弾圧の具に供せられることになるのが当り前だと思うのであります。この点については立法の当初から問題があり、多くの労働法学者が、法の欠陥として指摘したところであります。従つて十七条違反として処分する場合には、世論の動向を眺めて慎重に考慮すべきであると考えるけれども、労働大臣は如何にこの点を考えておられるか、伺いたいと思います。 この点に関してその他の公社、電通であるとか或いは専売等のその他の公社や公共企業においては、いずれも当局の責任者は良識ある態度を以て臨みつつあるようでありまするけれども、労働大臣として、国鉄当局にこの不当処分を一応撤回させて他の公社や現業の良識ある処置に同調せしむるよう処置をする考えはあるかどうか、この点についてお伺いしたい。 労働者保護の立場にあるのだといつも言つておられるけれども、その労働大臣としてこの他の公社や現業の当局幹部のとりつつありまする良識ある処置そのものを、良識あるものとして労働大臣はお認めになるかどうか、この点についてお伺いしたいと思うのであります。 次に、運輸大臣を要求しておいたのでありますが、運輸大臣が出ておらんから、緒方副総理にお伺いするが、(「緊急質問しなさい」と呼ぶ者あり)かねてから運輸省、国鉄においては綱紀紊乱についてとかくの風評がありまして、東京駅のプラツトホームから或いは国電の車窓から、国鉄の建物を指差して、旅客や公衆は、あれは伏魔殿だ、或いは汚職省だと言つて指弾しておつたのであります。(拍手)今やそれが白日の下にだんだんとさらされて參つておるのでありまするけれども、汚職粛正の世論というものは極めて厳しいものがあり、あなた方の想像以上厳しいものがあることを覚悟しなきやならんと思うのであります。然るに何か労働問題が起りますると、世論だ世論だと言つて、常に世論を口にするあなた方は、このごうごうたる世論に対しては耳を覆うてしまつて、そうして事態が明らかになつてから善処するんだなどと言つて、ひたすら時を稼いで冷却させようとしているけれども、もはやさような因循姑息な態度では承知しないまでに国民の世論が燃え上つているのを見逃してはならんと思うのであります。組合幹部の首切りにはまるで脱兎のごとく襲いかかつて来る。ところが汚職問題については処女のごとく小さくなつて、あとで善処します、(拍手)こういうような態度に出ておるのは、運輸大臣、組合幹部を首切るときには勇敢に首切るけれども、汚職問題と取組むときには小さくなつて、今度ここで答弁する場合にも、恐らく恐縮して小さくなつて答弁して、ひたすら冷却期間を待とうとする態度に出ておる。このような運輸大臣に対して大衆の中から抗議が出るのは当然だと思う。(「そうだ」と呼ぶ者あり、拍手)今後いろいろの形で抗議や或いは辞職勧告を突き付けられると思うのであります。運輸大臣は、そういうような場合はいつでも扉を閉めてしまつて、そうして警官隊に守つてもらつて、これを阻止して過せる、このようにあなたはお考えになつているかどうか。この点をはつきり御答弁願いたいと思う。 今、司直の取調を受けておる猪股功であるとか、或いはその他の悪質ブローカーや、寄生虫的なボスどもには、庁内を自由に濶歩さして、そうして国鉄の血を吸わしておきながら、大衆が抗議のために、決してこれは悪いことをしに行かない、抗議のために運輸省に押しかけた場合には、これは鉄の扉を固く閉ざしてしまつて、警察官隊を要請してそうしてこれにも会わない。こういうような態度は、一体公僕の運輸大臣として許さるべきことと考えているかどうか、この点を明らかに承わりたいと思います。(拍手) 次に幹部の首を切りさえすれば労働問題が簡単に解決すると思つているか承わりたい。国鉄総裁から、和合幹部の首切りを相談があつたと思うのでありますが、その際にどういう成算と自信をもつてこれに承認を与えたか。監督責任者としての所見を承わりたいと思います。 次に、今回の首切りに対して世論がこれを支持していると考えているか。又いつも世論々々と言つておるのだけれども、首切り撤回を叫んであのように押しかけて来る人は、一文も日当になるわけでない。損得を考えずにあなたに意見を述べようとして来ておるのだが、これらも大衆の世論として、あなたは率直に受入れる用意があるかどうか。この点も承わりたいと思います。 諸般の情勢から判断いたしまして、国鉄にとつては今年は容易ならざる年と考えなけりやならんと思うのであります。従いまして労使双方協力して国鉄の運営に万全を期さなければならない年であると思うけれども、一方においては運輸大臣は部内の汚職問題に悩まされてあなたの官房長まで、もう引張られてしまつて、次に海運局が捜査を受けておる。いつどこに、あなたの部屋にさえも検察庁の手が入るかも知れないということが噂をされておる。(拍手)その問題で悩まされてしまつておる。一方においては幹部を首切つて、当然これには反抗が起る。こういう状態でこの困難なる国鉄運営を十分監督して行けるという自信があるかどうか。この点についてはつきり御答弁を願いたいと思う。そういう場合に警官隊ですべて弾圧しようと考えているのかどうか、はつきりと御答弁をお願いしたいと思います。 次に、時間がありませんから急ぎますが、最後に総理の代理としての緒方副総理にお伺いしますけれども、福岡県の水巻町においても、又警官が指揮して、そうしてトラツクを無理に労働者のデモの中に突入をさせて、一名は重態、二名に重傷を負わせる、こういう事件も起つておるのであります。頻々として各地において警官隊が労働者のデモ或いは集会等、赤い旗さえ見たならば、これには棍棒を振つて突入をする。こいつに襲いかかる。過般の運輸省の場合において起つた事件にいたしましても、無抵抗の大衆に対しまして棍棒を振つて鉄兜で武装した警官隊が襲いかかつているのであります。今後このように少し酔つてそして赤い旗を振つていたならば、棍棒で襲いかかられるとするならば、自衛手段としてこちらも竹槍でも持つて行くということになる危険があると思う。そういうことがあつてもやむを得ないと思うんだ。昔の警官は、とにかく大衆の中に入るときには必ず剣を紐を付けてしつかりゆわえて、その上で大衆の中へ入つて行つたようであつた。きようびの警官隊はすぐに棍棒を振りかぶつて大衆の中へ飛び込んで行つて、二名の死傷者がある。このような弾圧的な態度に出た場合には当然運動そのものも尖鋭化するのは当り前だと思うのですが、若し仮に今度の政府の軍事予算が政府原案のまま通り、金融引締めがどしどしなされるということになりましたならば、中小企業の破綻、或いは財界は経営合理化の名目の下に首切りをやるために、失業者は増大してますます社会不安を醸成するでありましよう。半面において、高級官僚や政界の上層部においては莫大な政治献金を搾り上げて、そうして連日連夜新橋、柳橋等の高級料理店においては、高級自動車を並べて社用族、公用族が横行している。このような世相を眺めた場合に、大衆は国会に頼ろうとしており、今日のように参議院において進んでこれを粛正しようとして綱紀粛正の特別委員会を設けようとしても、保守党の連中は反対して握りつぶしてしまう。どこに頼るか。検察庁に頼れ、司法当局に頼れと言つているけれども、昭電事件が起つて、もう五年間たつているのに、まだ白か黒かもわからないし、被疑者さえも堂々と国会へ出て来られる日本の状態ではありませんか。(拍手)そんなことには、大衆は自分の生活から考えていつまでも我慢できない。どうしても尖鋭化して来る。これらに対しては警察法を改悪して弾圧一本で臨む。こういう方針が政府の基本方針であるかどうかということをはつきり御答弁を願いたいと思う。これらに対してこういうふうな弾圧で臨んだ場合に、その国の産業復興も何もあり得ない。必ずその国は衰微して来るのであります。理解と協力によつて国の復興に双方協力するようにするのが本当の労働政策だと思うのでありますが、緒方副総理のお考えを承わりたい。 最後に、この事件に対していわゆる何も抵抗しない大衆を傷つけたのであるが、犬養法務大臣は捜査をしてこの責任者を処分し、且つは告訴する用意があるかどうか、ここで御言明願いたいと思います。時間がありませんので、これを以て私の質問を終ります。(拍手) 〔国務大臣緒方竹虎君登壇、拍手〕
○国務大臣(緒方竹虎君) 私への御質問は、主として福岡県の水巻町の出来事についてのようでありますが、このことにつきまして私まだ何ら聞いておりませんが、政府といたしましては、正当な労働運動を抑圧する意思は毛頭ございません。今後こういう警察官の行動につきましては、一層訓練をよくして、咄嗟の間に判断を誤らんように注意をして参ろうと考えております。 なお、警察法の改正が現在問題になつておりまするが、警察法を改正いたしましても、この政府の方針に変りは絶対に、ございません。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手) 〔国務大臣小坂善太郎君登壇、拍手〕
○国務大臣(小坂善太郎君) お答えいたします。 昨年末国鉄において行われましたる闘争では種々の争議手段がとられたのでありまするが、例えば賜暇戦術のごとき名を賜暇に借りて組合の指令によつて許可なくして集団的に労務の提供を拒否するような行為は、それによりまして国鉄業務の正常なる運営を阻害したものであることは明らかであります。そしてその結果としまして列車の遅延、運休等が生じたことも御承知の通りであると存じます。よつて公労法の明文に基きまして、即ち十七条、十八条の明文によつて処断が行われたものと考えるのであります。なお、こういうことは世論に従つてという御意見がありましたが、今申上げたように解雇をなすということは、これは法にそうなつておるのでありまして、民主的法治国の建前として当然の措置であると考えるのであります。 なお、国鉄以外の公社と現業の労組の行為というものに対しての差があるのではないかというお話がございましたが、これらの労組におきましては、その指令の実施の状況、又一般社会に及ぼす影響等については大いに差違があると考えるのであります。即ち業務の正常なる運営を阻害したその事実に従つて、公労法の明文に基いて国鉄当局において処分が行われたと考えます。 なお、今回総評が数百名を動員して連日国鉄に対してデモをかけたのは、その目的がデモによる示威であるか、国鉄当局との会見にあるのか判然としないのであります。併し示威が目的であるならば、都条例による許可をとつたということも聞いておりません。又会見が目的であつたとするならば、連日数百名で押しかけるということは納得しがたいところであると考えます。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手) 〔国務大臣石井光次郎君登壇、拍手〕
○国務大臣(石井光次郎君) お答えいたします。 国鉄の年末の問題でたくさんの人が解職になつたという問題につきまして、相談を受けたかということでございましたが、一般的方針につきましては相談を受けまして、これは残念ながらやむを得ざるものと私どもは了承したのであります。というのは、列車に対します直接妨害であるとか職場の不法占拠でございますとか、業務管理に類するような具体的違法行為があつたものを取上げておるのでありまするから、そういう方針についてやつたのはやむを得んと私ども了承しておるのであります。 それから、この間の一月十八日から二十三日までいろいろ国鉄の建物のまわりで動いた人たちがありました。二十九、三十日又それがひどかつたのでございますが、これにつきましては、私どもは庁内の治安、秩序を維持し、そうして業務の正常な運行を確保するために警察官やら公安職員の出動をさせるのはやむを得んことだと私どもは了承しておるわけでございます。 それから、何だか悪質ブローカーの庁内の横行を許しておるというのですが、これは一体何のことだか私にはわからないのであります。(「猪股功がそうじやないか」と呼ぶ者あり) それから、運輸省等に関しまする汚職事件のことを言われまして、誠に私の所の官房長が今訊問を受けておりますることは甚だ申訳ないことだと思つております。併し、私どもは運輸省に限らずどこでも問題がありましたならば、司直の手によりまして立派にこれを明らかにしてもらうこと、そうしてそのあとにつきまして、役所が国民の役所であるという心持をもちまして、明るい仕事ができるようなふうに持つて行くのが私どもの責務だと思つて、そのようにやつております。(「責任を感じないのか」と呼ぶ者あり) 〔国務大臣犬養健君登壇、拍手〕
○国務大臣(犬養健君) お答えを申し上げます。 一月三十日国鉄の前で、原因はともあれ、あとでこれは申しますが、怪我人が二人も出たということは誠に遺憾なことでございまして、若し警官に行過ぎがございましたならば、断固として処分をいたしたいと存じます。(「行き過ぎだ」「それをいつでも言うのですよ」と呼ぶ者あり)私たちのほうで調べた経過を詳細に御報告をいたしたいと思います。実は一カ所からの報告だけでは意を尽せない場合もありますし、又見方に誤りがあつてはいけませんので、五種類ほどの同じ事件に対する報告を受けまして、それについて私が線を引いた点を詳細に申上げてみたいと思います。(「色が着いてないかな」と呼ぶ者あり) 今度のこの問題でございますが、御承知のように総評では、一月中旬に国鉄労組支援中央動員計画というものを出しまして、一月十八日から二十三日まで運輸省前で午後一時に集合して、抗議文、決議文を以て国鉄総裁に会つて抗議を行うことという決議をしたのであります。一月十八日から二十二日までは千七百八十名、二十三日は三千三日六十名を動員して集団抗議をすることとなつたということを聞いておりました。そこで更に一月二十五日には、一月二十九日及び三十日の両日に、各単産より三千三百名を動員して、午前八時から再度国鉄本庁に対して集団して抗議をするようにということがあつたという報告を受けておりました。その結果一月十八日、一月二十日、二十三日、それから二十九日、三十日と、五回集団があつたわけでございます。二十三日には、ほかのときと違いまして、日共東京地方本部グループという署名入りのビラが撒布されましたので、この意味におきまして治安当局は関心を持つた次第でございます。 で、怪我人のできました一月三十日の状況を詳細に申上げたいと思います。午前八時頃国鉄本庁正面玄関前に約七十名くらいが集合しましてそうして昨日はしめ出されたから、今日は早く入ろうという話合いがありまして、八時ちよつと過ぎに約百名くらいが一斉に声を出して国鉄本庁の守衛と揉み合いを始めました。そこで丸の内署長がラウドスピーカーのついた車に命じまして、「玄関前に集合している皆様に申上げます」と言つて、散つてくれ、こういうことを命じたのですが、なかなかそういうふうに参りません。で、警官の立場から申せば、これは都条例違反になり、道路交通取締法の違反にもなりかねないというので、これを阻止することにいたしたわけでございます。そのうちに八時十八分、十八分ほど経ちますと、この警戒しておつた第一中隊の浅見という巡査が総評の人たちの中に捲きこまれてしまいまして、その中で総評争議対策部の書記の宮生雅人という人が、斜め前方から旗竿で鉄かぶとの上から殴つて来ました。(「嘘をつけ、違うぞ」と呼ぶ者あり)そうして群衆の中へこの巡査がひきずり込まれようとしましたので、附近の巡査が奪還し始めて、ここで揉み合いが始まつたというのがそもそもの始まりでございます。私の受けました報告によりますと、副隊長が斜め後方を向いたとたんに、前に申上げた宮生雅人君が旗竿を労組のかたに渡して、副隊長に組みついて素手で、うしろから首を羽交締めにした。そこで文様み合いが始まつたということになつております。結局宮生君をつかまえましたこころが、宮生君の後頭部に傷がありましたので、すぐに菊地病院に連れて行さ、拘束を解いて取調を中止したわけでございます。もう一人の負傷者は他出喜太郎という人ですが、この人は宮主君を警官が病院に連れて行くときに、群衆から離れて道端に立つておりましたので、見ると怪我をしているので、あなたも一緒に病院に行つたらどうだと言つて、一緒に行つたわけです。重傷というお話でございましたが、池田君は立つて眺めておりましたのを、一緒にどうですかと言つたという報告になつております。(「おかしいね」「どこの調査だ」と呼ぶ者あり)従つて以上の措置は、公安条例と道路交通取締法違反の状態を阻止するためにとつたのであつて、只今受けた報告の限りにおいては、合法的なものと考えております。 ただ、もう一度申上げますが、傷というものは、揉め合いのうちにできたとしても、とにかく誰かが傷をつけたことでございますので、この点について再三繰返し報告を求めたのでありますが、只今においては、警官がこの二人を殴つたための傷という報告は一つも出ておりません。なお、今後取調をいたしたいと思います。(拍手) —————・—————
○湯山勇君 私はこの際、教職員の思想調査に関する緊急質問の動議を提出いたします。
○天田勝正君 私は只今の湯山君の動議に賛成いたします。
○議長(河井彌八君) 湯山君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河井彌八君) 御異議ないと認めます。よつてこれより発言を許します。湯山勇君。 〔湯山勇君登壇、拍手〕
○湯山勇君 私は日本社会党を代表いたしまして、最近頻々として起つておる警察官の教職員に対する不当な圧迫という極めて憂慮すべき事態について、文部大臣、法務大臣、更に最後は総理大臣の御所見を伺いたいのでございます。(拍手)ただ、総理大臣はお風邪でお休みのようでございますが、代つてお答え頂けるところは副総理に、是非総理にお答え願いたいところはあとで申上げますから、総理から願いたいと思います。 最近起つた事例の中から特に顕著なものを挙げますと、日教組の教育研究大会出席者について、制服警官が授業中の学校に行つてこれを調査したことであります。これが静岡県においては四つの地区署、調べられた学校の数は数十に及んでおります。又山形県におきましても、二地区署に亘つて同様のことが行われており、なおそのほかにも、小さな同じケースは相当たくさんあると言われておるのでございます。次には東京都内の立川地区、江東地区においては、警察官が、学校から帰りの小学生を捉えて、ノートを検査し、教授内容を調査いたしております。その他、若い女教師の下宿へ不在の折を見て、一日に二回も警官が調査に行つたり、或いは友人の名前を使つて教員を呼び出して調べたり、或いは教師の研究会についてその動向を調査したり、或いは軍事基地ができることに反対した教師の動向を調査したり等々、幾多の例が挙げられるのでございます。私が先日静岡に参りました際、そこで会つた教師たちは、個人の名前は出さないでもらいたいということを全員強く要請いたしました。即ちこのことから推しますと、発表すれば更に次の強い弾圧の加わることを恐れて、事実を隠しておるものが全国には相当多数あると見なければなりません。(拍手) いわば今申上げましたことは、単に氷山の一角であるとも言えるのでございます。このことについて先ず文部大臣にお尋ねいたします。大臣はこのような圧迫が、あなたの所管する教育、教員に(「中立を守れ」と呼ぶ者あり)加えられておることについてどうお感じになつておられるか。殊に、警察官が幼ない純真な児童をつかまえて、先生の言動に探りを入れるという悪質な卑劣な行為を許しておけるとお考えになられますか。 次に、教育研究大会についてでありますが、教育研究大会は、日教組が組合のあり方をみずから批判して純粋な教育活動を科学的、実践的に研究するために開催するようになつたのでございます。そうしてこの会は、各地方においても、県においても、それぞれ教育委員会と共同主催になつておるのでございます。今回の大会も又静岡県教委が後援いたしております。この研究大会に参加した者を警察官が調査をする。この調査の対象となつた研究大会について、文部大臣はどのように見ておられるのか承わりたいのでございます。子供を通じて教師の言動を探つたり、正当な研究会に出席した教師を調査したりすることは、全く教師を危険人物扱いにしており、教師を侮辱した行為であつて、これは教師自身は勿論、純真な児童生徒に及ぼす影響を思うとき、慄然たるものがあるのでございます。(「そうだ」と呼ぶ者あり、拍手)これに対する大臣の御所見並びに今後どのような対策を講じるかについて、断固たる御決意のほどを伺いたいのでございます。 次に、法務大臣にお尋ねいたします。大臣は、昨年十二月八日予算委員会において、同僚高田なほ子議員の質問に答えて、「このようなことは私の責任に関することでございます」と責任の所在を明確にし、更に、「今までのやり方が不十分だという御意見が少しでも国会におありでございましたならば、今日即刻全国に通知をいたします」。こう誠意ある答弁をしておられるのでございます。私は法務大臣の誠意を毫も疑うものではございません。又先の新潟の問題にいたしましても、今回の静岡の問題にいたしましても、県の国警隊長は大臣と同じように誠意をもつてみずからの非を認め、遺憾の意を表明しておるのでございます。にもかかわらず最近地区署或いは派出所等において、このようなことが行われるのは如何なる理由によるものか。又大臣があれだけ注意されても、なお起つたこれらの事実に対し、法務大臣はどのような責任を感じておられるか。更にこれに対してどのような新たな対策をお持ちになつておられるかをお伺いいたしたいのでございます。 次に文部、法務両大臣からお答えを頂きたいことは、法務大臣の御努力にもかかわらず、このような事態が頻発するその原因は、政府が教育の政治的中立に名をかりて教員を警察によつて取締る立法を進めておること、更にこれに関して文部大臣が、憲法及び教育基本法に忠実な平和教育を、正しくないかの、ごとくとられる談話を頻々と発表された。(「憲法違反だ」と呼ぶ者あり)これらのことが末端の警察官を暗に教唆扇動することとなつて、このような事件を誘発している。つまり文部大臣に主な責任があると、こういうことでございます。私が直接このことを警察官について質してみましたところ、私の聞きました大部分の現職の警察官は、このことを肯定いたしております。このことについて両大臣はどうお考えになられるか、御所見を明確に伺いたいのでございます。今日においてもすでにこのような行過ぎのある上に、更に今回意図しているような取締法が出されたならば、教育の権威は一体どうなるでしようか。教育の使命は果して果されるでしようか。この点について、是非深甚な御考慮を煩わしたいものでございます。このことは決して教師を甘やかせと言つているのではなくて、ただ教師が子供連の幸福と成長を守るための教育の自由と、憲法に保障された国民としての自由を、責任者である両大臣に確保して頂きたい。そうして百年の計である教育を誤まらないようにしてもらいたいという一念にほかならないのでございます。 最後に、総理大臣にお尋ねいたしたいのですが、私のお尋ねすることは、総理大臣の個人の行動ということと関連をいたしますので、よく記録になつて総理大臣に御検討願つて、次の機会にお答を頂きたいと思います。 総理は先般九州に御旅行になつた際に、小学生から歓迎を受けたということを聞いております。総理は果してそのときに、その出迎えた純真な子供たちに将来銃をとらせるというようなことをお考えになつただろうかどうだろうか、又文部大臣にいたしましても、法務大臣に山だしましても、副総理にいたしましても、皆人の子の親でございます。自分の子供たちに銃をとらせる、そういうことがまじめに考えられるかどうか。教師たちは毎日あの子供たちと一緒に生活をしているのでございます。そうしてこの一緒に生活をしている教師が、その教え子たちに再び銃をとらさない、再び戦場に送らないということを心魂をこめてやつて行くことが、果して悪いことでございましようか。むしろ総理なり文部大臣なりは、教師のこの努力に対して感謝と激励を与えこそすれ、(拍手)これを弾圧し、これを迫害することがあつてはならないことではないかと思うのでございます。更に申述べたいことは、教師たちは総理大臣が新らしい憲法ができますときに説明された言葉、即ちそのまま読上げますと、これは総理大臣の答弁でございます。「我が国におきましては、如何なる名義を以てしても交戦権は先ず第一みずから放棄する、放棄することによつて全世界の平和の確立の基礎をなす、全世界の平和愛好国の先頭に立つて、世界の平和確立に貢献する意思を先ず表明したいと思うであります」、又「一切の軍備と国の交戦権を認めない結果、自衛権の発動としての戦争も交戦権も放棄したのであります。近年の戦争は多く自衛権の名において戦われました。満州事変然り、太平洋戦争も又然りであります」、又更に「国家が正当防衛権による戦争は正当なりとせらるるようであるが、私はかくのごときことを認むることが有害であると思うのであります。これは戦争を誘発するゆえんであると思うのであります」以上は、当時の記録によつて挙げたものでございます。丁度その頃は、敗戦の絶望と、そしてその間の後悔のために沈んでおつた教師たちが、この総理の説明を聞いてここに暗夜に光明を見出だした思いで、ひたむきにこのことを実行して参つたのであります。今日まで八カ年間に亘つてこのことを守り続け、更に今後も守り続けようとしているのであります。この教師たちが、不当なこのような弾圧を受けており、更に強い弾圧を、即ち教師なるがゆえに、牢屋に入れられなくてはならないような法律が今作られようとしているのです。これをこのまま放置して果していいものかどうか。このようなことがあつた場合に その責任は果して教師が負うべきものか。このようなことを述べてこのような方向へ進めて行つた総理自身に責任はないかどうか。こういうことにつきまして総理の御所見を伺いたいのでございます。なお又、現在起つておりますこの事態に対しては、その総合対策を副総理からお伺いいたしたい。 以上を以ちまして私の質問を終ります。(拍手) 〔国務大臣緒方竹虎君登壇、拍手〕
○国務大臣(緒方竹虎君) お答えを申上げます。 只今湯山君からの御質問は、私御指名になりました点は、主として総理大臣個人がどういう感想を持たれたかというようなことのようでありまするので、私がここで申上げるのは適切でないと思いまするが、憲法上の問題につきまして、速記録を御引用になりました点、即ち憲法制定に際して総理がどういう発言をしておりましようとも、その後の世界の現実に鑑みまして、総理が国の自衛権を裏付ける国力の許す何がしかの防衛力を持たなければならんという考えになつておりますることは、本議場等におきまして総理が随時発言をしておるところで御了承のところと考えます。これは別に総理が責任があるというようなものではなくて、世界の現実が終戦直後と今日と八年の間に変つて参つたので、国の責任者として当然に考えなければならんところであろうと考えます。 なお、小学校の児童が総理を出迎えておるのを、総理が見てどういう感想と持つたかということにつきましては、今申上げましたように、直接総理からお答えをしたほうがいいかと考えまして、私はその点には触れないことにいたします。(「総合対策」と呼ぶ者あり、拍手) 〔国務大臣大達茂雄君登壇、拍手〕
○国務大臣(大達茂雄君) お答えを申上げます。 学校の先生に対してあちこちで思想調査が行われているようであるが、それを何と思うかと、こういうお尋ねであります。私は只今湯山君がお挙げになりましたあちこちにそういう事実があるということを実は存じません。(「怠慢じやないか」「文部委員会で何度も質問したじやないか」と呼ぶ者あり)静岡県において何か問題があつたということは、これは新聞で承知をしておりました。勿論文部省としては、その警察官の行動につきましては何ら関知するところはありません。それが果して教職員を対象として思想調査が行われたかどうかということにつきましても、これは私どもとして判断がしにくいのでありますが、関係の警察方面に聞きましたところでは、別に思想調査を目的としてさようなことをしたことはない。こういうことであります。たん、今後教職員を対象として、さような調査ということが非常に今後も行われるということであれば、私どもとして善処をいたしたいと考えます。それからその次は、教研大会というものを何と思うかということであります。私はこの日教組が主催せられる教育研究大会というものにつきましては、正確にはどういう性格のものであるか存じませんが、ただ教員のアソシエーシヨンとして教育活動を向上さるために、おのおの現場の経験を持寄つて研究討議をせられるということであれば、これは非常に結構なことであつて、決してこれを悪いということはないと思つております。ただ、その本会の研究の内容等につきましては、これは私どもとしては何らの資料を得ておりませんので、その内容等については何とも申上げにくい、こういう状況であります。 それからその次には、私がいろいろな機会に述べまする意見が警察官に反映をして、そうして警察官がそれに動かされていろいろな教職員に対する圧迫と見られるような行動をとる、(「教育委員会を通じて君が調査さしているじやないか」と呼ぶ者あり)こういうお話であります。いわば私が警察官を扇動しておるとも見られる、湯山君が警察官についてお聞きになつたところでは、警察官がさような意味のことを言つておる。こういうことであります。私は教育が政治的に片寄つてはならないということはしばしば申述べたのでありますが、警察官を扇動するとか、さようなことは少くとも私の今日までの言辞においてはあり得ないことでありまして、私から申上げれば誠に意外な言いがかりと申すほかはありません。 それから最後に、子供を守ると、こういうことについての湯山議員のお言葉のうちにこもつておるその御熱情に対して私は敬意を表します。子供を戦場に送ることのないように祈念するいう点につきましては、これは全く知も湯山君も同じであります。決して子供を戦場に送りたいというようなことを考えたことはないのでありまして、子供が大きくなつて再び戦場に行く、とのないように、それを祈念する点おきましては全く同じでございますから、さよう御承知を願います。(拍手) 〔国務大臣犬養健君登壇、拍手〕
○国務大臣(犬養健君) お答えを申上げます。 静岡県において開催されました教研大会の出席者の氏名を警察官が調べということは事実でありまして、これは私の方針にないことでございます。御指摘のように、静岡県の警察隊長は公に遺憾の意を表しておりますが、取りあえず厳重に戒告をいたしてございます。(「お詫びをすればよいというものではないぞ」と呼ぶ者あり)今後の措置についてこれから申上げますから、少しお聞きを願いたいと思います。 私は、警官が思想調査するという、とはよろしくないと思つておりまして、(「当然だ」と呼ぶ者あり)政府として国民全体の思想傾向や何かを知りたいということは必要でございますが、犯罪捜査や交通を受持つておる警官においてそのことをすることは不適当と考えております。お話が飛びますが、高田なほ子さんから、たしか十二月七日か八日の予算委員会で御質問がありました点について、どういう措置をとつたかというお尋ねで、ございましたから、これを便宜上先に御説明申上げたいと思います。即日措置はできませんでしたが、翌日国警隊長と協議をいたしまして、十二月十四日に全国の管区本部長会議を開催いたしまして、高田さんの御質疑の内容と、私の答弁の内容を殆んど全部説明をいたしまして、厳重に今後そういうことのないように戒めました。更に一月二十日に管区本部長会議をもう一度開きまして、又一月二十六日に管区本部の警備部長、これが主にそういうことをやつておる係の部長でございますから、この会議を一開きまして又同じことを繰返した次第でございます。然るに再びこういう御質問を受けるような事態が起りましたことを誠に遺憾に存じます。(「その原因を聞いておるんだ」と呼ぶ者あり)そこで今後は、もう一度最近の機会において管区本部長会議と警備部長会議を開きまして、更に厳重に訂したいと思います。原因は、私の考え方の伝達が徹底しない責任を感じておりますから、更に徹底に全力を尽したいと思います。(拍手)
○議長(河井彌八君) 内閣総理大臣の答弁は他日に留保せられました。 ─────・─────
○議長(河井彌八君) 日程第一、図書館運営委員長報告。 図書館運営委員長高橋道男君。 〔高橋道男君登壇、拍手〕
○高橋道男君 国立国会図書館法第十一条の規定によりまして、図書館運営委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。前回は昨年六月十九日に昨年三月分までの御報告をいたしたのでございますが、今回はそれ以後の分について御報告いたします。 国立国会図書館は設立以来すでに六年を閲したのであります。その間国会に対する奉仕のほか、国立国会図書館法に規定する国立中央図書館としての各般の業務については漸次充実の経過を辿り、今日設立当初に比較いたしますと、実に飛躍的な発展を見ているのであります。これを前回以降の経過に関連して御説明いたしますと、先ず行政及び司法の各部門に対する図書館奉仕のため、従来二十七の支部図書館が設けられていたのでありまするが、昨年十一月、更に法制局及び工業技術院に支部図書館を設置いたしまして、この部門における図書館奉仕の発展を図つたのであります。国会に対する奉仕といたしまして最も顕著な業績を挙げておりまする調査及び立法考査業務に関しましては、昨年四月以降、半年場間においてその考査件数は一千四百五十五件、調査資料二十七件でありまして、前期と比較いたしますと、考査件数において四十三件、調査資料において八件の増加を示し、毎期増大の経過を辿つているのであります。 然るに、その所掌部局である調査立法考査局における機能は、現状においてすら人的、物的になお著しく不十分であることが認められまする上に、これら考査業務の増大、更には議員の立法活動を補助する機関としての重要なる使命に鑑みまして、早急にこれが整備強化を図る必要が認められるのであります。本委員会といたしましても、その実情を審査し、その対策を協議する等、この点を十分留意し、且つ努力をいたしておる次第であります。その他国会分館における図書の閲覧、巡回文庫の利用状況、行政司法各部門への奉仕、一般の図書館及び一般公衆への奉仕、国際交換業務、図書館資料の収集及び整理等につきましては、それ合、関係の係数に示されるところを見ますれば、いずれも前期に比較して増大しておるのでございまして、一例を申せば、昨年四月以降、半年間に中央館における図書閲覧者数は八万七千四百四十九人、上野支部図書館におきましては十六万八千百六十九人に達し、その閲覧図書数は、中央館、支部図書館を通じ、合計七十万九千二百三十四冊に及んでいるのであります。 次に、現在国会図書館において行われている懸案の業務について若干の御報告をいたします。その第一は、図書の複写に関する事項についてでありまするが、これは国立国会図書館法第二十一条に規定されている、ごとく、元来比較的流通の少い図書館資料を複写することによつて、一般公衆の使用並びに研究の用に供するものでありまして図書館の重要な業務の一つとなるべきものでありまするが、これにつきましては、前回も御報告いたしましたように、アメリカ、ロツクフエラー財団から、新たにマイクロフイルム複写装置一式の寄贈を受けることに相成り、去る七月、機械設備及び現像設備の到着を見たのでありまして、又同時に写真複製技術研究のためアメリカに技術員が派遣せられる等、将来の複写業務の発展が期待せられますと同時に、これによつて、現在自滅の虞れある図書類の複写による貴重資料の保存及びP・Bリポートの利用普及に大いに貢献するところあるを確信いたすものであります。本委員会におきましても、昨年六月、図書複写規程の制定について承認を与え、利用者の増加に備えたので、ございまして半年間にネガフイルム一万六千八十二コマ、印画焼付八千七百三十七枚等の利用実績を見ている次第であります。 次に、P・Bリポートに関する件でありますが、これは昨年度七千万円の予算を得て、その購入に着手いたしまして以来、発注件数十一万点に対しまして現在四万七千七百点が到着いたし、なお本年度末までにはその大部分が到着する見込であります。到着いたしました分につきましては、すでに逐次一般の利用に供し、関係者に多大の便益を与えておりますが、将来の利用については、何分にも厖大なものであります上に、これがマイクロフイルムでありまするために、拡大設備を必要とする等の関係から、図書館の現状を以てしては場所的に多大の困難が感ぜられているのでありますけれども、その困難を克服してその利用価値を高める努力が続けられております。 次は、原子力に関する資料の収集でありますが、これにつきましては、学界その他一般の利用に供するため、科学技術振興費として本年度二千万円の予算によつてその収集に努め、原子力関係学者、外国学界等多大の協力を得てその計画を進めているのでございます。 なお従来の懸案でありました国会図書館本建築計画について申上げます。現在の赤坂本館の建設物の用途は本来別にあるのであつて、図書館として使用することは暫定的であるだけに、図書館業務を遂行するために適当なものでないことは改めて申上げるまでもなく、新築を要請せられるところであり、図書館業務が漸次拡張充実するに伴い、現在の施設を以てしては、すでに書庫の収容力も限界を越え、一般公衆多数の希望者の閲覧要望に応ずることすらできない状態にあるばかりでなく、その他平常の運営上種々の点で多大の不利不便を来たしておりまするので、本館建築の促進を目指して建築学界大家を網羅して建築協議会を設けるなど、関係者一同折角努力をいたしておりまするが、現下我が国の財政事情等に鑑み、この早急なる実現の困難が予想されることは遺憾であると申さなければなりません。併しながら明年度予算案におきましては、建築費として一応五千万円が計上せられておりまして、これが成立の場合には、本年度未使用分七千万円と合せて明年度において基礎工事を完了し、以て将来の本建築に備える予定でございます。 以上二、三の要点につきまして御報告を申上げた次第でありまするが、なお詳細に亘りましては二月三日付の審査報告書を御覧頂きたいと存じます。 以上、御報告を終ります。(拍手)
○議長(河井彌八君) 本日の議事日程はこれにて終了いたしました。次会の議事日程は、決定次第公報を以て御通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後二時四十九分散会 ————————————— ○本日の会議に付した事件 一、公正取引委員会委員 一、特別委員会設置の件 一、労働組合不当弾圧に関する緊急質問 一、教職員の思想調査に関する緊急質問 一、日程第一 図書館運営委員長報告