法務委員会 閉会後第1号
- 発言数
- 39 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1954/09/13
会議録
○委員長(高橋進太郎君) ただいまより委員会を開会いたします。 この席から恐縮でございますが、今度私委員長に就任いたしましたのでよろしくお願いいたします。 最初に理事の補欠互選につきましてお諮りいたします。理事の上原正吉君が委員を辞任されましたので、理事に一名欠員を生じております。この際補欠互選を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(高橋進太郎君) 御異議ないと認めまして、これより互選を行いますが、なお、互選の方法は、便宜その指名を委員長に御一任願うことにいたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(高橋進太郎君) 御異議ないと認めまして、理事に小野義夫君を指名いたします。
○委員長(高橋進太郎君) 次に、本法務委員会のこれからの日程についてお諮りいたしたいと存じますが、それにつきましては、午前中委員長、理事打合会を行いまして、大体こんなふうにしたらどうかと、こういうので一案ができましたので、その経過を御披露申上げます。 今回の法務委員会の審議議題となりましたのは、裁判所制度に関する件でありまして、これは法制審議会における審議の状況であるとか、或いは最高裁判所当局のこれに関するその後の見解というようなものを聞くこと、それから第二には、造船疑獄その他の被疑事件の処理に関する問題であります。それから第三には、売春対策に関する件、特に売春問題対策協議会のその後の協議状況等の中間報告を求める件であります。第四には、接収不動産に関する借地借家臨時処理法の取扱に関する件、なお、議員派遣に関する件等、これらの件につきましての大体の日取りの日程を相談いたしましたのであります。その結果、十四日には、午前に裁判所制度に関する件、これを大体最高裁判所側から説明を聞くということにいたしまして、それから午後は売春制度に関する件、売春対策に関する審議をいたしたい。それから十五日には、議員派遣その他雑件を大体お打合せ申上げたい。十六日、十七日と大体被疑事件の処理に関するものを議題といたしまして審議いたしまして、その際まず冒頭には、法務大臣から一般的な説明並びに法務大臣を中心にして一般的な質疑を行う、それから午後及び十七日に亙りまして、総理、それから佐藤検事総長並びに検事正、それから犬養前法務大臣、これを参考人に呼びまして被疑事件の処理に関する件を究明いたしたい、こういう大体日取りで、一応理事会におきましてはそんなことで一つ議事を進めたい、こういうことになつたのであります。
○小林亦治君 明日の日程なんですが、検察及び裁判の運営に関する調査、これは何か最高裁から一般司法事務に対する監督権を持つている者が誰かお見えになるのですか。
○委員長(高橋進太郎君) そうです。
○小林亦治君 誰が来るのですか。
○委員長(高橋進太郎君) そこまでは人は具体的に折衝しておりませんが……、事務総長だそうです。
○小林亦治君 五鬼上総長ですか。
○委員長(高橋進太郎君) そうです。
○小林亦治君 わかりました。そのときに、なお、五鬼上事務総長が見えましたら、この運営に関する件、特に最近裁判官の取扱状況に関して具体的なものがあるんですから、申上げまして是正してもらいたいことが二、三あるのですが、それは午前ですか。
○委員長(高橋進太郎君) 午前であります。どうぞその際に一つ。
○小林亦治君 はあ、わかりました。それから造船疑獄に関する処理の件を今日理事会でお諮りになつた。従つてこういうまあ審議の案件が出たわけなんですが、どの点をどういうふうに御追及になるか、大体そういうプランが立つて結論が出たと思いますので、その点を一つ委員長から御説明を願いたいのです。
○委員長(高橋進太郎君) 午前中の委員長、理事打合会におきましては、造船等の被疑事件の処理という一般的なあれでございまして、問題をこまかく分けましてどうという具体的には相談はなかつたのであります。と申しますのは、一つには実は理事の出られない会派もあるので、若しあれでございましたら、まあ委員会においてお話合い願つて、実はそこまではその問題については協議しなかつたのです。
○小林亦治君 お取上げになつたことは大変賛成なんですが、要は、ただばらつと造船疑獄というものを出しても、衆議院のやつている状態なんかを見まするというと、非常に無駄な時間が多かろうと思いますので、大体御進行なさるには、ここに参られるそれらの当局者に対して発言する骨子がないと困るのではないかと思います。その点は何か理事会のほうで見当がついておりますならば、一つ委員長のほうから御説明願つて、われわれも準備しておくことがございますので、お聞きしたい。
○委員長(高橋進太郎君) 実は理事会で話合いをいたしましたのは、それで実は日程の十六日、十七日で被疑事件を取り上げましたのは、十五日に衆議院のほうの決算委員会で総理の喚問等の問題等もありまして、要するに参議院は参議院の法務委員会としての角度からこの問題を取り上げようと、こういうだけの話合いにしまして、結局委員の良識によつてこの問題を処理しようということで、具体的な話は従つて理事会ではございませんでした。
○小林亦治君 それで申し上げておきますが、大体法律案なり予算案なり、或いは条約ということになりますと、衆参両院の一致したものということが必要なんですが、造船疑獄とか、それからいろいろな、まあ鉄道会館問題なりいろいろなこういうふうなものは、これはどうかと思うんです。両院のいずれかが重点をおいているものであるとすると、その重点をおいて審査している院にまかすといつたような格好に今までなつて来ているので、御承知の二重煙突事件が生じました当時、われわれ参議院のほうで取り上げているから、衆議院のほうでは待つてもらいたい、われわれがやつて足らざるところ、あるいは抜けているところが、もしありとするならば、その場合に衆議院でやつてくれというような非公式な申入れをしまして、委員長御承知の通りなんです。向うのほうが取り上げずに、参議院が主としてあれをたたいたという経過になつております。従つて私はこの造船疑獄でもそうであると思う。また、われわれのほうで取り上げるならば、衆議院のほうではどういうふうにやるか、やつた結果どういうものが現われたかということを見ないうちに、普通の法律案と同じように、両方でやるなんということは、これは当を得ないんじやないかと思いますので、その点を、きよう理事会がおありならば、それを御相談願つたらと考えるのであります。
○亀田得治君 その点に関連して被疑事件に関する審議の日が十六、十七、二日間で四名呼ぶわけですから、時間的には非常に短いと思うのです、従つて今小林先生から言われたような点を参考にされて、明日、明後日の間に質問等について委員長のほうで一つ適当に、あまり制約してもいけませんが、適当に整理をされて委員会に臨まれる、このことは私も非常に適当なんじやないかと思うのです。私もいろいろ問題を持つておりますが、私自身としても、これは衆議院等で究明しておる、或いはほかの委員会で究明しておることなどとあまり重複しないように、法務委員会本来の立場からの直接の問題にやはり集中して行く、そういうふうなつもりでおります。私もそういう気持でおりますし、丁度今小林委員からもそれに関連する御発言がありましたが、それは今ここですぐ委員長がおまとめになるというわけにいかぬでしようが、二日間の間に発言希望者の御意向を非公式にお開きになつて、しかるべくまとめて一つ委員会がスムースに進むようにお計らい願いたいと思います。
○委員長(高橋進太郎君) いかがで、ございましようか。今小林委員及び亀田委員から発言があつたのですが、十六、十七日の質問につきましては、明日中くらいに一つ質問する相手方と、それから質問の内容等を申し出ていただいて、それで十五日にまとめて理事会を開きまして、それを一応整理した後にお手許に差し上げる、こういうことにいたしたいと思います。
○池田宇右衞門君 ちよつとお尋ねしますが、ただいま小林、亀田両委員からの御意見があつたのでありますが、御承知の一ことく衆議院が十五日吉田総理を喚問するというのに、うちのほうも出席しなかつたというようなことに相なりますならば、委員会といたしましても又考慮しなければならない。この点についても委員長及び理事はよく一つ委員会を開いて委員会に出席するというような政府委員に向つて出席を要請した場合にはできるだけ政府委員は出席するようなふうにお取扱いを願わなければならない。だからそういうような点から考えましても、ここは一つ慎重に委員会のあり方の鼎の軽重を問われんような方法を十分に御考慮を願いたい。この点特に申上げておきます。
○委員長(高橋進太郎君) 今のお話の点は、理事会でもお話がありまして、実は総理を証人に呼ぶかどうかという話もあつたのです。それを証人という形式を避けて行政の責任者として呼ぶ。従つてそれだけに総理の出席は必ず一つ願いたい、こういう強い理事会の要望でありました。これは政府側と折衝してきめたいと思います。
○梶原茂嘉君 犬養前法相をお呼びになるそうですけれども、資格は証人として……。
○委員長(高橋進太郎君) いや、先ほど申上げた通り参考人でございます。 それではいかがでしようか。先ほど小林委員発議の点は、亀田委員のお話のような点もあり、又先ほど私が申し上げたようなことで、とりまとめてよろしゆうございますね。
○小林亦治君 ただ、発問の内容なり、聞かんとする焦点を委員長に申し出ること、それはいいのですが、それを委員長は当局のほうに事前にこれこれを聞くのだというような、何か通告か何かなさるのですか。それをしないでもらいたいと思うのです。
○委員長(高橋進太郎君) ええ、それはその必要は……。
○小林亦治君 それから、ただいまも御発議があつたように、証人に呼ぶというような場合は……、これはまあ国務大臣、あるいは参考人として来てもらう場合に、その陳述内容が虚偽にわたる、何か隠蔽して偽証に該当するような事項でもない限りは、これは国会に出てもらつて述べてもらうのですから、証人という必要はないと思います。政治上の責任を追及をするのには、毫も宣誓の必要はないのです。この席に来られて述べられたことは、これはことごとくその当局の責任ある発言なんです。ですから証言のなんのということ、又政府がお考えになるので、われわれもてこずつて参つたのですから、さらつと一つお呼び願つていろいろ発問、そういうものの重なり合つた上で、やはり証人とかなんとかいうことを考えるようにしたいと思いますが、そういうふうに委員長のほうでお計らい願えればけつこうだと思います。
○委員長(高橋進太郎君) 小林委員にお答えいたしますが、午前の理事会でも大体御趣旨のようなあれで、やはりさらつと聞くだけは聞く、そしてそれでは不十分であつて、どうしても証人の形式をとらなければならないということになれば、あらためて皆さんとお諮り願う、こういうことでございました。
○岡田宗司君 資料をお願いします。過日自由党の支部長会議における吉田自由党総裁が造船汚職の問題について触れましたことが、いわゆる暴言として大分問題になつております。あの吉田総裁の演説の全文を一ついただきたい。 それからあとで新聞協会のほうでこれについて抗議が出ました。それに対して何といいますか、釈明というのか、あの暴言の取消しというのか、言いわけというのか、何かそういうものが出ました。それを一ついただきたい。 それからあの暴言が出ましたあと、検察庁でも問題になつて、その会議なんかの際に、あの暴言についてもし何か、たとえば会議議事録や何かであれを論議したものがありましたら、そういうものをいただきたい。これは私は特に前の二者は新聞紙にも出ておりましたし、雑誌にも出ておりますけれども、その新聞や雑誌をいただこうとは思わない。これは法務省から出していただきたい。なぜなら、新聞や雑誌に出たものは、全部流言飛語だということになりますから、従つて、法務省から出した資料がまさか流言飛語というわけにもいかないだろうと思いますから、一つ法務省から出すようにしていただきたい。
○委員長(高橋進太郎君) 第三のは、どういうのですか。
○岡田宗司君 これは検察庁であれを大分いろいろ問題にしたようですが、それを問題にした会議の議事録でもあつたらお願いしたいと思います。
○委員長(高橋進太郎君) 承知しました。
○亀田得治君 今岡田委員の要求された資料ですね。これはできるだけ十五日までに私どもの手許に渡るように一つお願いしたいと思います。 それからもう一つ、これは理事会等でも委員長にお願いしておいたのですが、正式の委員会で、あらためてやはり重要な問題ですからお願いしておきたいのですが、本委員会が証人として四名の者を呼ばないで、一応政府委員なり、参考人として呼ぶという態度をとつたいきさつですね。私ども委員だけは、先ほど委員長の答弁で十分了解しておるわけですが、そういう経過を政府側の人も十分了解するように御説明願いたい。そうしませんと十六、十七日の運営がやはりうまくいかないおそれがある。やはりわれわれが紳士的に出ているわけですから、出席される政府側の人もできるだけざつくばらんにやはり真相は明確にして行く、こういうつもりで一つ出席されるように委員長から篤と一つお願いをしてもらいたい。
○委員長(高橋進太郎君) 承知しました。何かそのほかお打合せが、ございましたら……。
○小林亦治君 そうすると大体御予定はなんですか……、十六、十七日で一応今回の委員会は終るという御予定なんでしようか。それ以上延びるというようなことは何か……。
○委員長(高橋進太郎君) それは状況が、どうしても延ばさざるを得ない状況になりますれば別問題ですが、予定といたしましては十七日で一応終るこういう予定でございます。
○小林亦治君 お呼びになつたそれらの当局者が御都合によつて十七日に見えられないということになれば、これは延ばしてもやはり聞かんとするところは全部一応聞くと、こういう御予定なんですか。
○委員長(高橋進太郎君) それは総理の出席しないということを理事会では想像していなかつたからその点はあれですが、まあそういう事態かありますれば、あらためて理事会にお諮りして、十分日程の組替なり、また日程について理事会へお諮りして、皆さんと御相談したいとこう思つております。
○亀田得治君 十六、七日で私どもこれはぜひやりたいと思います。といいますのは、社会が私ども法務委員会に期待しているのは、やはり時間的な問題だと思うのです。 そうして現にこのことが衆議院をはじめ問題になつているわけですから、関係者は全部東京にいるわけですから、十六、七日のうちの午前午後どれかにあちらが協力してもらえば必ずできると思う。これは一つ法務大臣は十六日に調べ、あとはまた、ばらばらに聞いて行く、これでは、もうこの委員会を開く趣旨が半減されますから、ぜひそういうことのないように、これは一つ政府のはうにも十分了解を得るようにしてほしい。
○委員長(高橋進太郎君) これは亀田委員及び小林委員からもお店ありましたように、こういう被疑事件について、決算委員会なり何なりいろいろ問題にしておりますが、やはり法務委員会としてのあり方から見まして、今の御発言、ごもつともと思いますので、その点は十分正確に御要望に沿うようにいたします。 それでは大体委員会はこの程度にいたしまして、今日はこれで散会いたします。 午後一時五十四分散会