文部委員会 第1号
- 発言数
- 33 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1953/12/10
会議録
○委員長(川村松助君) 只今から文部委員会を開きます。 最初に審査報告書についてお諮りいたします。勤労青年教育振興法案は、第十八回国会閉会中に審査が完了いたしませんでしたので、本院規則第五十五条によりまして、閉会中審査未了報告書を提出いたすことになつております。ついてはこれを提出したいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) なお文案の作成その他につきまして、便宜上委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議ないものと認めます。 それから委員長の提出する報告書には多数意見者の署名を附することになつておりますので、御異議のないかたは順次御署名を願います。 多数意見者署名 谷口弥三郎 須藤 五郎 剱木 亨弘 長谷部ひろ 高橋 道男 高田なほ子 荒木正三郎 安部キミ子 深川タマヱ —————————————
○委員長(川村松助君) 次に調査承認要求書に関する件についてお諮りいたします。要求書を朗読いたします。 教育、文化及び学術に関する調 査承認要求書 一、事件の名称 教育、文化及び学 術に関する調査 一、調査の目的 教育制度、教育行 政、文化財保護及 び学術等の諸問題 をつぶさに調査研 究することを目的 とする。 一、利 益 教育、文化及び学 術についての諸法 の必要なる改廃制 定に寄与すること ができる。 一、方 法 関係官民より説明 を聴取し、参考資 料を要求し、又必 要に応じて現地に 実情を調査するた め議員を派遣す る。 一、期 間 今期国会開会中 右本委員会の決議を経て、参議院議 院規則第三十四条第二項により要求 する。 昭和二十八年十二月十日 文部委員長 川村 松助 参議院議長河井彌八殿こういう文面になつております。只今朗読いたしました要求書を議長のほうに承認を求めるために提出いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議ないものと認めます。
○荒木正三郎君 それについては、私の聞いているのでは、議運のほうで一般調査の議員派遣をしない、こういう決定をしておられるようですが、その点はどういうふうになつておりますか。
○委員長(川村松助君) そういうことは私も非公式には聞いておりますが、まだ正式には聞いておりません。 ちよつと速記を中止して下さい。 〔速記中止〕
○委員長(川村松助君) 速記を始めて下さい。
○荒木正三郎君 これは私は議運のいわゆる議員出張の問題については、今日党に諮られましたその際に、私は念を押しておいたのです。まあ、一般調査ということであれば差支えがない。併し特殊な問題について調査をすることについて、これを制限する、具体的な問題について調査をすることを制限するということは、僕は含まれていないということで了承しておるわけです。従つて今度の問題は個々の具体的な問題であつて、そういう理由で調査することに反対だということであれば、私はこれはちよつと承服しがたい。ただ後段の一応議員が直接調査をするということでなしに、先ず行政官庁にこの問題の調査をさせて、その結果に基いてなお疑義があれば調査する、こういう意見は私も了承いたします、そういうことであれば。ですから、地方に起つている個々の問題を一々国会が取上げて調査するということは、若干私もそれは考慮の余地があると思います。ですから、その点は私も行つてもいいと思うのですが、ただ議運の各党の申合せで、しないという理由であれば、ちよつと私決定とは相違があるのじやないかと思います。
○剱木亨弘君 それはその議運の申合せと全然この問題とは別だということがはつきりしています。ただ我々がこの文部委員会として行く場合はこれは或る一党一派で行くという問題と違うと思うのです。それにはやはり我々も委員会として、議員として出張して調査する必要がありや否やということを判断する材料というものは一応与えられないと僕らは判断がつかないのです。だから、これは具体的な事象については恐らくまあ私は存じません。存じないかたもおられるのじやないか。一応はここで判断の素材として文部省をして、その知つているところを報告せしめる、これだけのことは一つさして頂きたい。
○須藤五郎君 それでまあ両者の意見は正しいと思いますから、委員長において、こういうふうにお諮り下さつたらどうだろうと思います。 十四日に本会議があるということを今ちよつと伺つたのですが(「それはまだわからない」と呼ぶ者あり)若しも、それならば十四日に文部省を呼んで、文部省に質そうじやありませんか。その上で出張に行く行かんを決定して差支えないことと思うのですから、一応文部省に聞いてみようじやありませんか。
○荒木正三郎君 それは劔木さんの御意見もありまして、文部省に一応調査をせしめるということが決定になれば、私はそれでいいと思います。
○委員長(川村松助君) 私もその程度のところで一応考えておくほうが穏当じやなかろうかと思います。
○木村守江君 速記はいらないですが。
○委員長(川村松助君) 速記を止めて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(川村松助君) 速記を続けて下さい。
○長谷部ひろ君 これは調査しているし、知つていることなんです。それですから、一応私ども知つている範囲のことを皆さんにお話申上げて、これは調査の必要があるというふうにお思いになつたら、私即刻して頂きたいと思うのですけれども、文部省がおいでになつてなさる以上のことをすでに私なんか愛知県に起つた問題ですから、よく調査していると思うわけなんです。如何でございましようか。
○木村守江君 長谷部先生の今のお話ですが、ただ長谷部先生から、同僚の委員からいろいろ貴重な資料を拝聴することは非常に結構ですが、やはり我々としては同僚委員の話、それから同僚間の繋りというような話ばかりでなく、やはり行政官庁として我々が認めておる本当の機関を通じて調査さして、その調査と先生がたの御意見と違つた場合に、そこでいろいろ検討して調査しなくちやいけないという問題も起つて来るのじやないかと思います。ですから、やはり劔木君の言われたような方法をとるのが一番いいのじやないかと思います。
○荒木正三郎君 私は速記がついているからもう一遍申上げますが、愛知県の不当人事の問題、それから山口県の教育委員会が組合に対する干渉を行なつておるという問題があるわけです。これは事実かどうか、私ども直接に調査したことがないわけなんです。これは重要な問題ですから早急に文部省で調査をして当委員会に報告してもらうということにしたいと思います。
○高田なほ子君 それに私は付け足してもらいたいことは人事異動という問題と、この本問題というのは非常に密接な繋りを持つております。人事異動というものは御承知のように三月になつてからやるのではなくて、もはやもう十二月に入りますれば各官庁あたりにおいて人事操作の問題はよりより協議される問題です。今荒木先生の御発言のような問題のために、いささかでも人事異動が左右されるというようなことはこれは誠に由々しい問題でありますが故に、文部省の調査も、それは筋としては結構だと思うのですが、ただその調査というだけであとにこういう影響を残すような虞れのあることを恐れますから、どうぞ文部省の調査にはただ単に行政官庁の話を聞いて引下つて来るのではなくて、直接繋りのある教員の組織の考え方、又その方面の実態、そういうことを抜かりなく調査して預かなければ、文部省の調査の役に立たないと私は思うのです、調査というならば。荒木委員の提案された主張が調査において果される役割をよく考えてもらいたいということが私の付ける条件です。
○委員長(川村松助君) 只今高田君の御要望を含めまして荒木君の御発言のように取り計らつて如何でしよう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければ荒木君の発言のように取り計らうことにいたします。
○高田なほ子君 日にちは大体いつ項までにそれじやその調査は。
○委員長(川村松助君) これは文部省のほうと折衝しまして、事がこういう問題ですからでき得る限り早く報告を求めることにしたらどうですか。
○委員長(川村松助君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(川村松助君) 速記をつけて下さい。
○荒木正三郎君 それでは文部省にこの二つの問題について早急に調査をしてもらう、できれば年内に文部委員会を開いてその報告を開く、こういうふうにして頂きたいと思います。
○委員長(川村松助君) 只今の荒木君の御発言の通り取計らうことに決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければさよう決定いたします。
○荒木正三郎君 この問題ちよつと時間をせいておるのですがね、年末手当の問題なんですが、公企業関係は年末手当については一・二五に対してプラス・アルフアーの問題が順次解決されて、どこでも大体一・五カ月に近い年末手当が出るということに妥結したようであります。これに対しまして公務員関係が一・二五のまま据置にされておつて不均衡を来しておるような事情でございます。それにつきまして衆参の人事委員会では今日、明日と政府と折衝をして、公務員の期末手当の問題についてはプラス・アルフアーの点について折衝をする、こういうことをきめておられるようであります。ところが公務員の中には国家公務員と地方公務員があつて、国家公務員の場合はそういう事情で若干今までの政府の答弁から考えましても、予算の範囲内においてプラス・アルフアーの問題は相当解決されるような情勢に来ておると私は聞いておるのです。ところが地方公務員の場合はそういう途がないわけなんです。そういう点で地方公務員関係においてはまあ陥没地帯になつておるというふうな事情にあると私は思うのです。 そこで地方公務員に関する問題としては、地方行政の委員会がこの問題をとり上げて今日の十一時半、ちよつと時間は過ぎたのですが、緒方副総理とこの問題について話合いをする、こういうことを決定されて、今会見をされようとしておるような時間になつておるわけなんです。ところが地方公務員と申しましても教職員が相当な部分を占めておるわけですから、当文部委員会としても委員会の申合せとしてやはりこの問題について政府と折衝を私は地方行政委員会と一緒にして頂きたい、こういう希望を持つておるわけなんです。 ちよつと速記をとめて下さい。
○委員長(川村松助君) 速記をとめて。 午前十一時四十九分速記中止 —————・————— 午後零時十二分速記開始
○委員長(川村松助君) 速記を始めて下さい。本日はこれを以て散会して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がなければ本日はこれを以て散会いたします。 午後零時十三分散会