内閣委員会 第36号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1954/05/17
会議録
○委員長(小酒井義男君) 只今より委員会を開会いたします。 皆さんに御報告を申上げますが、午前中の当委員会の開会に先立つて本会議における緊急質問に対する吉田総理の答弁を終られたあとに当委員会に出席をせられるということでありましたので、只今まで開会を見合せておつたわけであります。併しその後まだ本会議も開かれないような状態でありますので、本会議に出られたあとに委員会を開いて行くということは非常に時間的にも困難であろうと考えましたので、一応委員会を開会をしてこの委員会の処理について皆さんのご意見をお伺いいたしたいと考えたわけです。
○八木幸吉君 今日吉田総理は登院はされておつたように伺つたのでありますが、午前中の委員会におきましては十時二十分頃に、あと十分くらいで本会議を開いて緊急質問の後に吉田総理が御答弁になつて而うしてこの委員会を開かれるということで、私どもは十時少くとも四十五分くらいからは本委員会が開かれるものと期待いたしまして現在まで待つておつたわけでありますが、何が故にまだ本会議も開けないかという事情がわかりましたら一つ御説明を頂きたいと思います。若し又委員長で事情がおわかりになりませんようでしたら内閣官房長官にここに御出席を求めて総理が登院しておられるのにもかかわらず何が故に本会議におでましにならんか、ひいてはそのおでましにならんことが当委員会の会議を進行する上において妨害となつたわけでありますから、官房長官からその間の事情を当委員会に出席して御説明を承わりたい。
○矢嶋三義君 八木委員のせつかくの御発言ですが、私はこう考えるのですがね。官房長官を呼んで云々というのは、これは議院運営委員会の問題で、我々としてはこれは与野党という立場はなくて、参議院の一つの委員会として、参議院の本日の院の運営方針が緊急質問を終了して、然るのちに内閣委員会に吉田総理が出席して委員会を開会するという基本の運営を各党の代表の議院運営委員会できめたわけですから、その通りにこの内閣委員会を運営せざるを得ないと思う。ただ八木委員から今御発言があつたように、総理が院内にお入りになつてランプもついたのにかかわらず、議院運営委員会で決定し、更に小委員会でもすべての事柄が取運ばれ、ただ議長がベルを入れるだけになつておりながら、未だにベルが入らないで本会議も開かれない。従つてそれに続く本内閣委員会における重要法律案の審議ができなかつたということについては、これは極めて院の運営という立場から重大な問題だと思うのです。従つてこの問題は、議長のとられた態度、如何なる態度をとられたかということと、それから又総理が如何なる事情であつたか、又官房長官がどういう努力をされたかというような問題は、これは挙げて、本委員会でなくて、各党の代表によつて構成する議院運営委員会で追求することにされては如何かと、こう思いますので、せつかくの御発言がございましたけれども、この内閣委員会としては本日の委員会の運営を只今委員長提案の通り、次回に開会することにして、本日は質疑できない、やらないということだけを決定して本日のところは散会したらどうかと思います。
○山下義信君 矢嶋君の意見に大体同意です。八木委員の御要求は御尤もと思いますが、やはりこれは院全体の運営にも関することでありますからそういうふうになすつたらどうか。又八木委員の御質問の御趣旨は重ねてこの委員会で他日の機会になすつてもいいのじやないかという気がするのです。それで一応見通しとしては大体総理は御出席にならんようでありますし、本会議のほうも伝聞するところによると出られん、従つて内閣委員会のほうにも出ないということでお帰りになつたということを私は聞いているのであります。そういう事態でありますから一応本日は散会せられまして次回に一つお譲り願つたらどうか、これをお諮り願いたいと思います。
○竹下豐次君 私はちよつと朝この会議を開かなかつた際の御相談につきましての私の認識が今の矢嶋先生のお話と違つておるのであります。それはもう十分たてば本会議が開けるようになつておつた、そして質問もそう長くはかからない、答弁もすぐ済むだろう、そう大したことはない、実はここで開いてもいいのだけれども、併しそんなに長くかからないならば一遍開いて本会議に行つて又帰つて来て開くというようなのは、総理に対する質問時間も非常に短いのだから、余り意味をなさないから、すぐ済むことならば一つ開会を見合せようじやないか、あつちが済んでからやればいいじやないか、こういう話であつた。あと十分ということは私がちよつとお尋ねしたのでありまして、というのは本会議終了後開くということになればいつになるかわからない。終了後でなしに緊急質問が済んだあとというと、いつ会議が開かれるかわからないのだから、それはすぐ開けるのかねということを伺つたところが、まあ十分ということで、それならというところで私も了承した。という気持は本会議がすぐ済むからここを開会しない、それまで待つということであつて、あまり暇がいるようだつたらここも開こうじやないかという気持で、実は私はこの開会を見合せるという気持になつたわけでありまして、本会議が開かれないならば、いつまでもそれが済むまではこの会議は開かないという意味には私は了解していなかつたのであります。併し今日は総理がここに出席される見込がないというのでありましたならば、これは散会するよりほかにしようがないのじやないか、かように私は考えます。ただその見通しがどういうことになりますか。
○委員長(小酒井義男君) ちよつと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(小酒井義男君) 速記をつけて下さい。
○八木幸吉君 私が先ほど申上げたのは、本会議を抜きにして総理が出ておられれば、内閣委員会を開いて質疑を継続する、こういう意味ではなくして総理が登院されているにもかかわらず本会議の緊急質問に御答弁のために本会議場にお出ましにならない。ひいては内閣委員会の議事も開けない、こういうような事態です。幾ら政府が重要法案の審議を促進しようと言われても、こういつたような事情、なぜお出ましにならんかということは、或いは体の工合が悪いのかも知れませんが、若しただいやだというならばこれはわがままな話なんで、さような態度であれば審議を促進するということには相当重大な支障を来たすだろうと思います。従つて官房長官に説明を聞いてみたらどうかという気持がいたしましたので発言をいたしましたけれども、本院の議事の運営ということに対しての只今の矢嶋委員の御発言は私も御尤もと思いますので、本日はこの程度で散会されることを私は希望いたします。
○委員長(小酒井義男君) それでは本日はこれにて散会いたします。 午後三時三十四分散会