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19回国会参議院1954/01/28

大蔵委員会 第2号

発言数
25
登壇者
8
会派数
5
開催日
1954/01/28

会議録

大矢半次郎自由党

○委員長(大矢半次郎君) これより第二回の大蔵委員会を開会いたします。  米国対日援助物資等処理特別会計法等を廃止する法律案(予備審査)、昭和二十八年度における国債整理基金に充てるべき資金の繰入の特例に関する法律の一部を改正する法律案(予備審査)、農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案(予備審査)、右三案を一括議題として提案理由の説明を聴取いたします。

植木庚子郎自由党大蔵政務次官

○政府委員(植木庚子郎君) 只今議題となりました米国対日援助物資等処理特別会計法等を廃止する法律案の提案の理由を御説明申上げます。  この特別会計は、米国対日援助物資等の取得及び処分に関する政府の経理を明確にするため昭和二十五年に設置せられたのでありますが、昭和二十六年七月以降対日援助が打切られましたので、その後未徴収金の回収、残存物資の処分等の清算事務をいたして参りましたが、同物資等の処理もほぼ完了し、その目的も達成することができましたので、昭和二十八年度限りこの会計を廃止し、その資産及び負債を一般会計に引継ぐ等必要な措置を規定しようとするものであります。  以上が、この法律案の提案の理由でございます。何とぞ御審議の上、速かに御賛成あらんことをお願いいたします。  次に、昭和二十八年度における国債整理基金に充てるべき資金の繰入の特例に関する法律の一部を改正する法律案について提出の理由を御説明申上げます。  昭和二十八年度におきましては、国債の償還に充てるための資金の繰入に関する特例といたしまして、国債の元金償還に充てるため一般会計から繰入れるべき金額は、財政法第六条の規定による前々年度歳入歳出決算上の剰余金の二分の一相当額にとどめ、国債整理基金特別会計法第二条第二項の規定による前年度首国債総額の一万分の百十六の三分の一相当額の繰入は、これを要しないこととすると共に、日本国有鉄道及び日本電信電話公社が日本国有鉄道法施行法第九条又は日本電信電話公社法施行法第八条の規定により政府に対し負う債務の償還元利金は、国債整理基金特別会計に受入れ、当該金額について一般会計から償還資金の繰入があつたものとみなす特別の措置が講ぜられたのでありますが、最近における財政の状況に鑑み、且つ、経理の簡素化を図るため、昭和二十九年度においても前年度と同様の特例的措置を図ることといたしたいと思います。  次に、農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申上げます。  昭和二十八年度におきまして風水害、冷害等が相次いで異常に発生したため、農業共済再保険特別会計の農業勘定における再保険金の支払が増加し、多額の歳入不足を生ずることが予想され、第十七回臨時国会において御審議を願いました農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための財源措置等に関する法律によつて八十五億円を一般会計からこの会計の農業勘定に繰入れることができる措置を講じたのであります。今回は、前回の繰入金を以てしても、なお、相当額が不足することが予想されますので、昭和二十九年度において更に一般会計からこの会計の農業勘定に五十五億円を限り繰入金をすることができることとしようとするものであります。  なお、この繰入金につきましては、将来この会計の農業勘定において決算上の剰余を生じた場合には、再保険金支払基金勘定に繰入れるべき金額を除き、残額を一般会計に繰戻さなければならないことといたしております。  以上が、この三つの法律案の提出の理由であります。何とぞ御審議の上、速かに御賛成あらんことをお願い申上げます。

大矢半次郎自由党

○委員長(大矢半次郎君) 都合によりまして、質疑は次回に譲りたいと思います。

松永義雄日本社会党(第二控室・右)

○松永義雄君 資料をお願いいたしたいのでございますけれども、米国対日援助物資等処理特別会計法等を廃止する法律案について、決算報告、というようなものがおろうかと思いますが、そうしたものがありましたら簡単なものでいいのですが、総括的なものでいいのですけれども御提出を願いたいと思います。

大矢半次郎自由党

○委員長(大矢半次郎君) 松永委員の要求の資料は提出できますね。

植木庚子郎自由党大蔵政務次官

○政府委員(植木庚子郎君) 提出できます。

堀木鎌三改進党

○堀木鎌三君 その資料に関しまして、大体前にももらつたことがあるのですが、実際にどう処理されて、残つているものはどういう物品が残つていて、いつ始末が付くのかというふうなことが前にも提出されたことがあるのですが、最近の状況のものを出して頂きたい。

植木庚子郎自由党大蔵政務次官

○政府委員(植木庚子郎君) 承知いたしました。

大矢半次郎自由党

○委員長(大矢半次郎君) 次に、今期国会における提出予定法律案の概要について、政府より説明を聴取いたします。

石田正大蔵大臣官房長

○政府委員(石田正君) お諮りいたしますが、これから概括的に御説明申上げますが、まだ内容がきまつてない点もございまするので、速記をやめて頂いたほうが……或いはあとから御説明するのとダブつたり、多少違つたところができたりしてどうかと思いますが、如何でしようか。

大矢半次郎自由党

○委員長(大矢半次郎君) 承知いたしました。速記をとめて下さい。    午後二時十六分速記中止    —————・—————    午後三時四分速記開始

大矢半次郎自由党

○委員長(大矢半次郎君) 速記をつけて下さい。

小林政夫緑風会

○小林政夫君 政務次官は替られたので、今までのこの委員会における審議の経過がわかつていないと思うのですが、そこで申上げるのでありますが、このたばこの定価の決定について、当委員会においては二年ほど前からいろいろ意見が出ておつて、今の専売益金というようなことは余り好ましくないのじやないか、むしろ製造価格と税金ということをはつきり分けたらどうか、公社当局に対しても、又監理官に対しても、そういう意味で一つ案を立ててみたらどうか、研究してもらいたいということを言つておるわけです。そういう点について、次官は最近ですから、研究されたかどうかということをお聞きするのも何だと思いますが、部内において、この機会に研究してもらいたい。

植木庚子郎自由党大蔵政務次官

○政府委員(植木庚子郎君) 只今のたばこの値段のうち税に相当する部分をむしろ中から抜き出してはつきりと表示したらどうかということを研究しろということが、前からこの委員会で御議論になつておつた、その研究の状況はどうかという御質問と考えますが、実は私お察しの通りまだその問題について就任早々で何も聞いておりません。或いはそうした御議論があつたとすれば、大蔵省といたしましても、或いは専売公社といたしましても、一応の研究は必ずしておることと思います。いずれ他日機会を得ましてその状況を御報告申上げたいと存じます。

小林政夫緑風会

○小林政夫君 幸いに官房関係で二番目に上つている法案が出るときに、いつもこれに関した法案のときにそういう議論をやつておるわけですから、それまでにはつきり研究の結果が報告できるように一つして頂きたい。

平林太一無所属クラブ

○平林太一君 ちよつと議事進行と質疑と兼ねて申上げたいと思います。  議事進行ということに該当しないならば、甚だ整わない点があれば、私のほうからお詫びいたしまするが、本日は新春第一の大蔵委員会である。そこで、西川甚五郎君が旧臘旅行中お怪我をされたということを最近伺いまして、非常に驚いたのでありますが、我我といたしましては、ここで謹んでお見舞を申上げて、速かに御全快に相成りますことをこの機会に私は西川君のために祈りたいと思います。  第二には、政務次官は今回新任せられましたのでありますが、只今初めて御説明を伺つたのでありますが、この機会に同君に一応心持を伺いたいと思いますことは、恐らく政務次官に漠然として御就任に相成つたということは、同君の御名誉のために私はさように信じません。御就任に相成るに当りましては、定めし今日の只今まで説明をいたしました大蔵当局の法案の内容の重大性に鑑みましても、相当なるこれに対する次官としての御覚悟があつて御就任に相成つたことと存じます。従いまして、この際同君は、政務次官として今後どういうようなことをいたしたいか、どういうような方向で行きたいかという御経綸がおありのことと思いますから、この際その点を一つ気宇を大にして伺いたい。

植木庚子郎自由党大蔵政務次官

○政府委員(植木庚子郎君) 平林委員の誠に痛い御質問で、恐縮に存じます。私今回の政務次官の御交渉を受けましたときには、丁度国許に帰つておりまして、私は生来自分の性格から申しますと、極めて地道な、一歩々々と地道に歩いて行くという性格であります。一昨年第一回当選しましてからも、単なる陣笠としてこれから二十年、三十年、命の続く限り一つ飽くまでも代議士を続けて行きたい。その間最後まで一代議士でも結構だ。自分としては本当にイギリスの国会議員が常に一議員たることを非常なる名誉としておられると同じような、そうした修養をいたして参りたいと思つておつたのであります。今回丁度たまたま郷里におります最中にあの発令がありまして、そのために十分熟考をしたり、或いはそのことで私へ御相談のあつたときに十分に意見を申上げる暇がなかつたのでありますが、自分としましては如何なる場合においても、政府の都合或いは党の都合で、この際大蔵政務次官というものは非常にむずかしい役割を勤めなければならんが、どんなところでも成敗は論ずるところじやない。大蔵大臣の御方針並びに政府の方針、党の方針等を体して、この際非常に大切な経済、財政のこの転換期に飽くまでも粘り強く、まじめに一つ勉強をして努力をして行こう、かような気持でおる次第でございます。もとより、曾つて大蔵省に奉職いたしたことがございますが、至つて未熟でございますから、是非とも参議院議員の各位のかたがたから熱烈なる御指導、御鞭撻、御支援を仰ぎたいとひとえにお願い申上げる次第でございます。何とぞよろしくお願い申上げます。

平林太一無所属クラブ

○平林太一君 只今植木君から非常に謙虚な御挨拶、又私に対しましては御答弁に接しまして、誠に私自身といたしましては満足いたした次第であります。どうか只今のお話のごとく、次官としての職責遂行に成功を収められることをこの際祈つてやみません。同時に只今御挨拶のありましたにつけても、同君の盛運いよいよ隆々たることをこの際お祈りいたしておきます。  この際私は、只今官房長から説明のありました六でありますが、補助金等の予算執行の適正化に関する法律案、それから七の補助金等の整理に関する法律案、これに関連いたしまして、補給金というものはこの中に含まれておるのか、別個のものであるか、ちよつと伺つておきたいと思います。

小熊孝次大蔵省主計局主計官

○説明員(小熊孝次君) 普通に補助金、負担金と申しておりますものには、概念的には補給金というものは入らないのでございますが、この補給金というのは実体的に、法律的には、或いは予算的にはどういう実体を備えておるものであるかということによつて、補助金に入るか、負担金に入るかということはきまるのでありますが、利子補給というようなものでありますれば、これは一般的に申しまして補助金、負担金というものには入らない、このように考えております。

平林太一無所属クラブ

○平林太一君 それで極めて明確に相成つたのですが、利子補給、これは重大なものです。例えば二十九年度の予算を見ましても、外航船舶に対する利子補給金三十七億数千万円を計上してある。だからこの補助金等の予算執行の適正化に関する法律案、これを考えるならば、当然この補給金の使途に対する予算執行の適正化に関する法律案というものが、これは並行して出て来なければならないものである。その点これは出ていないのでありますが、どういう意味でありますか。

小熊孝次大蔵省主計局主計官

○説明員(小熊孝次君) 只今ちよつと申し方が悪かつと思いますが、補助金等の予算の執行に関する法律のほうは一応補給金は入らないのでありますが、もう一つの補助金等の整理に関する法律のはうには、これは「等」と書いてありますが、その場合は、これは補助金とか負担金とか、いわゆる財政援助に関するもの、或いは場合によつてはその逆の場合もありますが、この題名の付け方が悪い、適当じやないわけでありますが、そういうものにつきまして今回の予算措置に伴いまして、整理を要するものは一応ここに一まとめにして単独の法案として出したい、こういう意味におきまして、そういう意味合を持つておるわけであります。  それから前の補助金等の予算執行の適正化と申しますのは、先ほども申しましたように、一般に利子補給金と言われるようなものにつきましては、これは主として金融機関等に対しまして利子補給をするわけでありますが、これは計算上はつきりしてしまうものでありまするし、それから元の契約そのものにつきましても、これは何と申しますか、金融機関が融資いたしました金額がはつきりいたしますと、そこで当然に出て来てしまうのであります。それでその融資した金額そのものが業者等におきまして不正に使われてないかどうかという点につきましては、これは利子補給の規定を置いておりますところの法律自体におきまして、各実態に即応しまして措置したほうがいいのじやないか、いわゆるここで考えておりますのは、補助金、負担金というふうな名称の下に行われておりますところの事業の適正な執行が行われるということを目標にして、一応その範囲におきまして法律を立案いたしたい、こう考えておる次第でございます。

平林太一無所属クラブ

○平林太一君 こちらから尋ねていることに対して、極めて核心に触れていない、あいまい模糊としておる。これは利子補給等に関する予算執行の適正を期するということは、いわゆる補助金等よりも或いはより遥かにこれは重大に適正化を期せなければならないことである。そこで七の補助金等の整理に関する法律となつておるが、ややもすればそういうものに何か一部分含んでおるのじやないかというふうに今聞きとれたのであるが、補給金に対するこれは整理に関する問題じやないのです。それだから特に例えば金融機関その他に対する、今回の外航船舶に対する利子補給というようなものに対しましては、極めて数字は三十億とか四十億とかいうふうに厖大である。だからこれは当然第六の補助金等の予算執行の適正化に関する法律案というものに相並行して、いわゆる利子補給金等の予算執行に対する適正化に関する法律案というものをこれは当然作つておくことが妥当じやないか、これは一つ早急にお考えになられて、これに対する御用意をなさるということをこの際お願い申上げておきます。それ以上これは別に追及することでありません。  それから第三は、十八、昭和二十八年六月から同年九月までの間の大水害及び風水害並びに昭和二十八年における冷害等による被害農家に対して米麦を特別価格で売渡したことにより食糧管理特別会計に生じた損失を補填するための一般会計からする繰入金に関する法律案、これを審議するに当つては、今日は大変あれでありますから、私は質疑をいたすことを差控えておきます。至急一つ資料として提出を求めます。特別価格で売渡したいわゆる売渡先と、それから売渡総額、それから売渡しをいたしました種類、米麦とこれはありますから種類、米であるか麦であるか、その価格と、それから今の売渡先とその数量、これを一つ至急当該関係庁に指示して提出してもらいたい。非常に重大なことで、今回の災害の跡始末に対しましては、今日非常に我々の関心を持つておることでありますから、早急に一つこれをやつて頂きたい、こういうことを申上げておきます。

松永義雄日本社会党(第二控室・右)

○松永義雄君 資料をお願いしたいのですけれども、同じく第七の補助金等の整理に関する法律案に関するものですけれども、たしか大蔵省に補助金或いは負担金等の表が出ておる印刷物があつたかと思うのです。若し残本がありましたら頂きたい、最近のものです。なおその中に補助率が書いてないのです。それを入れること、非常にたくさんの類別になつておることで面倒かも知れませんが。

小熊孝次大蔵省主計局主計官

○説明員(小熊孝次君) 表になつたようなものはございませんと思いますが、実は本当は作つておくべきであるかとも思いますが、今回の対象になるものにつきましては、いずれ当然参考資料として従前のものと改正のものと一覧表に作つて提出いたしたいと思つております。なお資料があるかどうか探して見たい、こう思つております。残本がありましたら提出いたします。

大矢半次郎自由党

○委員長(大矢半次郎君) それでは他に御質疑がなければ、本日はこれを以て散会いたします。    午後三時二十四分散会

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