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19回国会参議院1954/03/08

水産委員会 第10号

発言数
25
登壇者
5
会派数
3
開催日
1954/03/08

会議録

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) それでは只今から委員会を開会いたします。  本委員会に付託になりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題に供したいと思います。この発議者は主として本水産委員会の委員各位でございまするが、一応発議者代表として秋山委員から提案理由の御説明をお伺いいたします。

秋山俊一郎自由党

○秋山俊一郎君 只今議題となりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由並びに要旨を御説明いたします。  去る昭和二十五年十二月の水産業協同組合法の改正によりまして、水産業協同組合の経営の安定及び改善を図るため、災害によつて受けることのある損害を相互に救済することを目的としまして、水産業協同組合共済会が設立せられ、爾来、加入会員の数も漸次増加いたして参り、その事業は発展の途を辿つております。同共済会におきましては、現在においても損失填補に充てるため準備金として剰余金の一部を積立てておりますが、共済事業の特殊性からいたしますと、更に事業の健全な発達を図りますためには、事業年常末において存する共済責任を果し、又異常な災害の発生に備えることを目的として、いわゆる責任準備金の制常を設け、当然に必要経費として計上するようにいたすことが必要であると考へられます。これに類する制常は、他種の共済及び損害保険等におきましてもすでに法定されておりますので、これに準ずる意味におきましても、法規の整備を行うことといたしたものであります。以上が提案の理由であります。  次に本法案の要旨でありますが、共済会は毎事業年常の終りにおいて、責任準備金を積立てなければならないとの規定を新たに設け、これに伴つて罰則その他関係条文の整備を行なつております。なを、責任準備金の算定基準等につきますては、技術的事項に亘りますため、省令に譲ることにいたしました。  以上本法案の提案理由並びに要旨を御説明申上げましたが、何とぞ慎重御審議の上速かに御可決あらんことをお願いいたします。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) それではこの際省令の内容に関しまして、水産庁から一応現状を御説明頂きたいと思います。

立川宗保水産庁漁政部長

○説明員(立川宗保君) 只今御提案になりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案によりまして、水産業協同組合の共済会におきまして責任準備金の制度を設けて、いよいよその共済事業の基礎を固くするという趣旨の法律でございますが、その責任準備金の積立方等につきまして省令に譲られておるわけであります。これにつきましては、他の共済及び損害保険におきますところの責任準備金制度を検討いたしまして、水産業協同組合における共済会の運営として適切な基準を定めたいというように考えまして、只今検討をいたしておるわけであります。この責任準備金の制度が実施をいたされて参りますと、これに関連をいたしまして、税の関係におきましても、法人税法におきまして、他の損害保険或いは他の木船の船主の共済というようなものにおいても便宜の取計らいを実施をいたしておるわけでありますが、それに相応ずるような取計らいをいたして参るように関係の官庁と相談をいたしておるわけであります。これに呼応いたしまして、法人税法の施行規則に所要の規定を入れまして、この本法の改正に相応ずるような、首尾を全くするような措置を講じて参りたいというように私どもは考えて、目下折角関係当局と相談中でございます。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 只今の省令に関する立川部長の御発言に対して何か御質疑がございませんか。  ちよつと速記をとめて下さい。    〔速記中止〕

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 速記を付けて下さい。  それでは本案は主として本委員会の委員の発議になるものでございますから、質疑討論を省略いたしまして、直ちに採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 御異議ないと認めます。それでは本法律案の採決を行いたいと思います。本案に賛成のかたの挙手をお願い申上げます。    〔賛成者挙手〕

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 全会一致でございます。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。  なお本会議におきましての委員長の口頭報告の内容等につきましては、前例によりまして委員長に御一任願いたいと存じまするが、御承諾頂けましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 御異議ないと認めまして、そのように取計らいます。  それから例によりまして、多数意見者の御署名をお願いいたします。    多数意見者署名    秋山 俊一郎   千田  正    青山  正一   森 八三一    野田  俊作   菊田 七平   —————————————

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) ちよつと速記をとめて下さい。    〔速記中止〕

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) それでは速記を付けて下さい。

千田正無所属クラブ

○千田正君 先般新聞紙上に見受けますところ、この間の東京湾の海苔の被害が相当大きい、それから先般この委員会において陳情を受けましたヒトデの問題、いわゆる千葉県沿岸並びに東京湾におけるところのヒトデの発生によるところの損害、それから静岡県の狩野川におけるところの悪水によるところの被害等に対するその後の対策等について、水産当局から経過報告を求めたいと思うのでありますが、本日は長官も見えておられんようですから、次の機会におきまして、この点を委員長から特に出席を求めまして、経過報告して頂きたいと思います。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 只今要望がございましたので、次の委員会で一つ御説明を頂きたいと思います。なおこの狩野川における悪水によつて魚族が全滅いたしましたこの問題につきまして、又千田委員から申されました陳情が来ておりますヒトデの問題、海苔の問題につきまして、できれば分れまして一応現地を視察したらどうかと思いますので、これについてはいろいろ懇談等もございますので、皆さん御賛同頂けましたらこの計画を立ててみようと思いますので、御賛同頂きたいと思います。

千田正無所属クラブ

○千田正君 もう一つ追加をお願いしたいのは、先般我々がいわめる李承晩ラインにおける、いわゆる特定地区におけるところの拿捕船舶の代船建造等に対する資金融通の法律案を通過したのでありますが、その後においても更に韓国側の不当拿捕が行われているように新聞の報告がありますので、この点も併せまして、この次の機会に水産庁長官から詳細な説明を聴取したいと思いますので、この点も報告の準備をして来るように水産庁に申入れて頂きたい。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 只今の点よろしうございますね。  それからもう一つこれの追加でありますが、国連軍と日本政府との間の最近妥結いたしました協定に伴う演習場の補償問題につきまして、いろいろと問題がありますので、これ又次回におきまして議題といたしたいと考えております。

千田正無所属クラブ

○千田正君 追加ばかり言うのですが、先般アメリカ・カナダ・日本との三国漁業条約に基くところの日本代表がもうすでに帰還したやに承わつておりますので、当時におけるところの三国間における委員会の討議の内容その他についての報告をもう一度代表者から伺つておきたいと思いますので、委員長からそういう機会を作つて下さるよう要望いたします。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) その通りに取計らいます。

青山正一自由党

○青山正一君 この次の機会に、韓国の海苔の輸入問題について、相当の反対の陳情があるわけなんですが、そういつた事情を承わる意味合ひにおいて農林省の係官の一つ御出席を願つて、それも一つ議題に供して頂きたいと思います。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) 私の手許にも陳情書が参つておりますので、そのように取計らいます。ほかにこの際何か御発言はございませんでしようか。

秋山俊一郎自由党

○秋山俊一郎君 今の海苔の問題は、これは農林省だけでなしに、通産省あたりをお呼びする必要ありませんか。これは意見を聞く、聞かないにかかわらず、業者の意向を聞いておいてもらいたい。そういう点について、ことによつたら質問があるかも知れません。この問題はデリケートな問題でありますので、事情を聴取する程度でもいいから……。

青山正一自由党

○青山正一君 その機会に、この内地の海苔組合連合会があるが、その連合会の会長をも一応参考までにさよつと呼んで頂きたいと思います。どういう意向でおられるか、その話も聞きたいと思いますから……。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) それでは只今の青山委員の御提案をお諮りいたします。次の委員会におきまして、この韓国海苔の輸入の問題反対に関する陳情の議題を決定したのでございますが、これに関連いたしまして、参考人として海苔関係の組合の委員長の出席を求めるということ、これは青山委員に聞きますが、参考人としてですか。

青山正一自由党

○青山正一君 参考人としてというより、陳情を承わる程度で軽く……。

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) そのように取計つてよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

森崎隆日本社会党(第四控室・左)

○委員長(森崎隆君) ではそのように連絡をいたしたいと思います。  ほかに何か御発言ございますか……それでは今日は、一応議題が法律案一本でございましたので、これを以て散会いたします。    午後二時散会

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