人事委員会 閉会後第10号
- 発言数
- 4 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1954/08/20
会議録
○委員長(松浦清一君) それでは委員会を開会いたします。 国家公務員の給与問題等に関する調査のうち、勤務地手当に関する件を議題に供します。 今日は十時半から衆議院とのこれが修正についての第一回の打合会を開く予定になつておりますが、今日まで相当の日数をかけまして調べて参りました結果によりますと、公式に衆議院のほうから通知を受けたわけではございませんが、大体このような地域を修正しようと考えているんだという情報の集計によりますと、衆議院の考え方としては、新たに一級地として六百二十九市町村、二級に八十五市町村、三級に十五市町村、四級に一市、合計七百三十カ市町村を修正しようというそういう考え方の模様でございます。 従つて本院といたしましては、当初から人事院の勧告の内容が妥当であるかどうか、こういう点を中心にして衆議院の考えておる、情報として伝えられた七百三十ヵ市町村の修正の考え方というその点を参考にしながら、いろいろ調査をして来たわけですが、若し仮に衆議院のこの考え方を削除して行くという、減らして行くというそういう考え方に立たないで、これを大体において肯定するという立場に立ちますと、結果として新たに一級地は別として、二級以上で百十一カ市町村ほどの修正を加えるのでなければ、衆議院の考え方を中心として万全でないにしても、最善の地域給の修正とはならないという、そういう考え方が結果として現われて来たのであります。無論当初の基本的な態度としては、勧告プラス衆議院の修正の考え方をいたしました残りの零級地の市町村の数というものは、参議院のこの百十一ヵ市町村をプラスして六千百八十二ヵ市町村が零級地として、残るこういう地域は無論公務員の数が極めて僅少でありますから、予算の点等については、そう大して大きな積み重ねにはならないという、そういう観点から零級地をなくして、全部一級地にするという考え方を持つてはどうかという点、こういうことが一つの基本的な考え方。それから県庁の所在地で、東北地方で、その他にもございますが、二級に公認されているというような所が、物価指数等から考えましても、東京を一〇〇としておおむね九〇以上の指数になつているという点から考えて、これを三級に引し上げるべきだという点、この二つの建前で今日までの調査が進められて来たわけであります。まだ参議院の最終的な、一歩も譲れないとか、このままもう修正の可否を論ずるに値しないというほど完璧な結論を得たというわけではございませんが、御了承願つております通りの現状で、衆議院との打合せが開かれる、こういう段階に来たわけであります。従つて衆議院との打合せの際に、どのように問題が先方から提起されるかは、これは予想の限りではございませんが、できる限り多数の委員各位の御出席を願いまして、当初から私どもの考え方としては、これが衆議院の案でこれが参議院の案だという二元的な案というものは国会としてはないほうがいいので、やはり衆参両院が一致した見解に基いて一つの案を持つ、こういうことが最善であることは論ずるまでもないことでありますから、その点に結論が持つて行かれるように、時宜に適した一つ会議の運営のために御努力を願いたい、このように考えておりますが、別にほかに……。今日は衆議院との打合せのための委員会でありますから、御意見がございましたらお述べを願いまして、本院としても、できるだけ衆参両院が一致した案ができますように努力をいたしてみたいと、こう考えます。御意見をお述べ願いたいと思います。
○千葉信君 只今のは委員長のお話になられた趣旨で結構ですが、ただお話のうちで、できるだけ三級に引上げるという措置をとりたいという県庁所在地の条件として、おおむね指数も九〇以上であるという点がございましたが、この点は地方からのいろいろな異議を申込まれたり、陳情を申込まれたりする根拠になつたりする虞れがありますのて、この点だついてはもう少し衆議院との折衝の際等には、参議院としてはそう数字を明確にされないような形で折衝されるように私は希望しておきます。 それから又今日はできるだけ参議院側の統一した考えということで、委員長からできるだけ参議院の意向を代表して表明されるように御希望申上げておきます。
○委員長(松浦清一君) ちよつと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(松浦清一君) 速記を始めて下さい。 先ほどからのいろいろ御意見のありました方針に基いて十時半からの衆議院との打合せに臨むことにいたしまして、本日の委員会はこれを以て散会いたします。 午前十時三十分散会