人事委員会 第4号
- 発言数
- 4 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1954/02/22
会議録
○委員長(松浦清一君) それではこれから委員会を開会いたします。一般職の職員の地域給に関する件を議題といたします。二月一日の本委員会でそれまでの経過につきましては、千葉理事から御報告をして頂きました通りでございますが、二月の三日に衆参人事委員長理事合同打合会が行われまして、それ以後の経過につきまして御報告を申上げます。従来の本委員会の決定に従いまして、二月三日に衆参人事委員長理事打合会の席上、浅井総裁から、地域給については予算の裏付なしには勧告をしないという説明がございまして、各委員から勧告提出の見通し等についての質疑を行い、人事院としては独自の立場で早急に勧告を行われるように要望をいたしました。これについては、浅井総裁に再検討を求めることといたしまして、次回にその回答を求めて散会となつたのであります。 十三日に第二回目の衆参人事委員長理事打合会が行われまして、その際浅井総裁より、人事院としては協議をいたしました結果、予算の裏付がなければ勧告は行なわないという、従前からの態度を変更しないという説明があり、又予算の裏付なしに勧告を行い、市町村などを指定すれば、却つて混乱を生ずると思うという回答があつたのであります。各委員からは、人事院は両院人事委員会の決議を無視するのではないか、或いは又国家公務員法第二十八条に定められた人事院の義務を怠るものであつて、人事院は独立機関としての立場を放棄して、政府の政治的圧力に屈しているのではないか、或いは又いつになつたら勧告ができるという見通しを持つているか、地域給勧告を通常国会の審議に間に合うよう提出するという参議院人事委員会での答弁に違反するのではないかというような質問が行われました。これに対して浅井総裁は、勧告は行わないのではなく、勧告を行う時期の問題であつて、それは予算の目途がついてからにしたいという回答がございました。この点につきましては、予算の点は国会側として責任を持つ、人事院が勧告しないでは予算獲得の手がかりがないではないか、或いは又予算のことは政府が配慮すべきことで、人事院は考え過ぎるのではないかという意見の開陳が各理事諸君からございまして、最後に予算措置をどうするかという問題は別に切離して考えることとして、人事院としては予算のことは別にして、或る一定時期に勧告するよう考慮されたいとの要望が理事諸君からございまして、このような国会側の意向を汲みまして、十九日に再び衆参人事委員長理事打合会が行われまして、この際浅井総裁から、人事院は両院人事委員会の強い御要望もあるので、地域給の不均衡是正の措置については善処する、但し勧告の時期については諸般の情勢を斟酌し、慎重に考慮したい旨の回答がございました。これにつきましてその席上、衆参両院の人事委員長理事の諸君から、両院の委員会に持帰りまして、委員会を正式に招集して、今までの経過を報告した上それに対処して行きたい、こういう申合せを行いまして、本日この委員会を開催したわけであります。 なお十三日の委員長理事打合会の席上において、予算問題に関しましては、勧告とは別に切離して考える、二十九年度の予算修正を行うとか、或いは予備費から支出をするとか、予算の補正をやるとかいうような、いずれの方法をとるにしても、人事院に勧告を求めるということと、予算措置を講ずるという点については、別途考えて行くということが、こういうことが委員長理事打合会で確認されております。 以上今日までの経過を御報告申上げます。 これにつきまして何か御質疑ございますか。
○千葉信君 只今の報告について特別に質疑がなければ、今日は一つ打合会に切替えてもらいまして、この問題に対していろいろ御懇談申上げたほうが、問題の性質上却つて有効だと考えられますから、そういうふうにお取計らい頂きたいと思います。
○委員長(松浦清一君) 只今の千葉君の御意見の通り質疑がなければ本日はこれで散会をいたしまして、あと懇談をするということで御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(松浦清一君) ではさよう取計らいます。 本日の委員会はこれを以て散会をいたします。 午後一時三十九分散会