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19回国会参議院1954/11/29

厚生委員会 閉会後第20号

発言数
32
登壇者
9
会派数
5
開催日
1954/11/29

会議録

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 只今から厚生委員会を開会いたします。  先ず委員の異動を御報告をいたします。本日付を以て横山フク委員が辞任され、中川幸平議員が厚生委員に就任されましたから、御報告申上げます。   —————————————

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 次に派遣議員の報告を議題といたします。本件は口頭報告を省略して速記録に載せることにいたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御異議ないと認めます。それでは速記録に載せて御覧を願うことにいたします。

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 次に水道法案(閣法第百八十号)、同じく水道法案(衆第三十五号)(予備審査)、右法案を一括議題といたします。  この法案はいずれも第十九回国会閉会に際して、議長の承認を受け、閉会中も審査を続けて来たのでありますが、完了いたしませんので、未了報告書を議長宛て提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御異議ないと認めます。   —————————————

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 次に社会保障制度に関する調査を議題といたします。  この調査は第四国会以来継続して実施して参りまして、第十九国会閉会に際しましても議長承認を受け、閉会中も調査を続行して来たのでありますが、調査が広汎多岐に亘るため完了いたしませんので、未了報告書を議長宛て提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御異議ないと認めます。   —————————————

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 次にお諮りいたしますが、只今までに御決定願いました審査事件及び調査事件の未了報告を議長宛て提出の場合の手続等については、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御異議ないと認めます。  それから委員長が議長に提出する報告書には多数意見者の署名を付することになつておりますので、御異議ないかたは、各案件ごとに、順次御署名を願います。   多数意見者署名     常岡 一郎  竹中 勝男     榊原  亨  高野 一夫     谷口弥三郎  中山 壽彦     北村 一男  中川 幸平     高良 とみ  河野 謙三     湯山  勇  藤原 道子     山下 義信  有馬 英二

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御署名洩れはございませんか……。御署名洩れはないと認めます。  それでは一旦休憩いたします。    午後三時四分休憩    —————・—————    午後六時二十六分開会

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 只今から厚生委員会を専開いたします、  医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  先ず医薬分業実施に関する小委員長の報告をお願いいたします。

山下義信日本社会党(第二控室・右)

○山下義信君 医薬分業実施に関する小委員会の経過並びに結果を御報告申上げます。  本小委員会は、去る十一月二十五日の厚生委員会において設置せられ、前国会より継続審査となつております医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の審議を付託されたのでありますが、私が小委員長に互選されまして、今日まで三回に亘りまして小委員会を開催し、種々熱心なる審議を進めて参りましたが、本法案に対する小委員の意見を調整することに努めました結果、本小委員会は次のごとき結論に到達することができたのであります。  即ち医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の「別に法律で定める日」を「昭和三十一年四月一日」に修正することが適当であるということに、大多数の意見がまとまつた次第であります。  なお修正の趣旨並びに附帯条件等に代わるべき意見につきましては、討論の際におきまして各委員から明確にすることといたした次第であります。  以上御報告申上げます。

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 只今の小委員長報告について、御質疑がございませんか。

高野一夫自由党

○高野一夫君 ちよつと委員長、速記をとめて。

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) ちよつと速記をとめて。    〔速記中止〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 速記を始めて下さい。  小委員長報告に対する質疑はこの程度にいたしまして、法律案に対する質疑をお願いいたします。御質疑はございませんか……。質疑はないものと認めます。よつて質疑を打切り討論に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御異議ないと認めます。

高良とみ緑風会

○高良とみ君 討論の一部といたしまして、只今小委員長から報告のございましたように、小委員会が善意と譲歩の結果合致されました話合いによつたところの日にちの差延べにつきまして、私は修正案を緑風会の希望によりまして出したいと思います。で、その修正案を読ませて頂きます。    医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対する修正案医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   『「別に法律で定める日」』を『「昭和三十一年四月一日」』に改める。  以上のように改めるのであります。これについて委員長から皆さんにお諮りを願いたいのであります。  この理由につきましては、第一、厚生当局におきましても又関係医薬両業態においても、諸般の準備が早急になされた関係上、何としても不充分であることを認めざるを得ない事態であるところから、一応延期することに各会派とも意見が一致しておるように承わります。ひるがえつて他面、衆議院の解散等あり得る今日の政情から考えまして、衆議院に審議の時間なからしめて解散となり、来年一月一日に自然発効された場合には、これが直接の影響を最も強く受ける患者とその家族等国民大衆側の混沌と迷惑を深く考えて、避けねばならないというのが、私ども緑風会の主たる動機であります。国民の輿論とその啓蒙に不充分であつたことは、関係者の反省すべきことと考えます。元来法律をもつて、自由職業として永年育成され来つた医薬業を、強制分業せしめている国は世界にその例なく、非常な無理があり、自然発生的に社会慣習となり得る国民の経済的、文化的水準の向上が前途に存在すると考える人々にとつては、現存する業界及び厚生当局も含む対立は、一般国民からは迷惑に感ぜられております。即ち冷却期間を設けて、関係者一同冷静清新な客観的立場に帰り、より信頼度高い資料に基く親切な立法の作成を要望して、修正案の動議を提出いたします。

榊原亨自由党

○榊原亨君 只今高良委員の御提案になりました修正案に、賛成いたします。

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 只今の高良委員提出の動議は成立いたしました。よつて高良委員提出の修正案を含めて修正意見がございましたら、討論中にお述べを願います。

高野一夫自由党

○高野一夫君 私は従来医薬分業実施問題につきましては、一分私としては意見を申述べ尽したつもりでございますから、今日の段階においてくどくどと申上げません。併しながら私が最後に申上げておきたいことは、もとの第十国会におきまして、この現在の問題になつておりまする昭和三十年一月一日から施行されることになつておりまする三法律が国会を通過したゆえんのものは、当時の自由党、改進党、分裂前の社会党が各党とも党議を以てきめられて、そうして衆参両院におきまして全会一致を以て通過した法律でございます。これがいろいろの理由もお持ちでございましようけれども、私はその理由が極めて根拠薄弱と思うのでございますが、そういう理由によりまして、今日になつて一年三カ月延ばされるということになりますれば、国民は各党が曾つて党議を以てきめて、その党は天下の公党でございます。その天下の公党、今日引続いている公党が党議を以てきめて、そうして衆参両院が全会一致を以て通過さしたというような余り類を見ないような法律、而もこの修正案が参議院を通過するという前におきまして、関係団体、医師会、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師協会の代表を証人として両院に喚問されまして、そうして各団体の代表がこれに異存はございませんと証言をいたしております。その証言をいたして、それで以てこの参議院の厚生委員会において全会一致御決定になつたと、私は記憶しております。さような各関係団体が了承し、証言を以て承認をいたしました、その証言を求めた上で皆様がおきめになりました、そうして両院全会一致で通過した法律案が、実施を見ずして無暗に延長されるということになりますならば、国民は何を以て法律に対する信頼感を抱くことができるでありましようか。  又延期のいろいろな理由として従来論議されました、今日までの準備が不完全であるということについて、盛んに各党各委員からも政府に対するいろいろ非難攻撃がございましたけれども、私の見るところでは、政府としてその所管省である厚生省は、法案通過直後からこの問題について、誠心誠意を以て準備を進めるに着手したのであります。然るにもかかわらず、関係団体の協力を拒否されて、得られなかつた。そこで今日止むなく出た資料が多少不完全であるということは、これは私は政府に対して止むを得ないことではなかろうかと、政府に対する同情を持ちます。そこで関係団体の協力を得て、政府が中心になつて諸般の準備を進めるべきであるにかかわらず、その有力な関係団体が協力を拒否した。而もなお且つここで今日出された新体系の資料が不完全であるというような議論がされるということについては、私は誠に意外に堪えないのでございます。  而も一方、国会外におきましては、医薬分業の闘争が、賛成論反対論で、非常に猛烈なる政治攻勢が展開されておりますが、特に私はここで申上げますが、医薬分業反対論者側が一般民衆に対して行なつておる宣伝というものが、現在ある、三十年から実施せらるべきはずの法律につきましては、法律にあることをないかのごとく無視した宣伝をいたしました。而も又国会議員といえども、この問題について十分御理解を持たれないかたが、やはりそういうようなものであるとお考えになつて、そうしてそれではどうも医薬分業の実施ということに賛成をしかねるという空気ができて来たということは、世間はともかく、国会内部においてそういう空気が強くなつたことについては、私は遺憾の意を表したいと思います。  この現在行われておりまする政治攻勢による分業反対は、これは国会に如何なる影響を与えたか私は存じません。併しながらかかる分業反対の議論を見まするというと、殆んど学問的には薬学抹殺、法律的には薬剤師抹殺でございます。従つて私から言わせまするならば、かように医薬分業が不可であるとするならば、これは日本において薬学を教える必要は毛頭ない。現在二十六ありますところの国立、公立、財団立の薬科大学はことごとく閉鎖して、然るべきものであると私は考えます。この薬学の抹殺、薬剤師の抹殺、薬科大学の不要等が唱えられて、然る後に医薬分業実施が非であるというならば、これは又一理があろうかと考えます。そこで薬学は教え、薬科大学は経営し、多大の経費を投じて数年の間学徒に勉強させ、年々医者と変らないような数の薬剤師を養成しながら、なお且つ今日薬剤師を一雑貨商に追い込んであるという現在は、これは皆さんはよく国民大衆のためだとおつしやられるけれども、国民大衆のためならばなお更、本当に両方の学問が相協力し合つて一人の患者をなおすという体制に一日も早く立帰るべきではなかろうかと、私は考えるのでございます。この点についての御論議が私はどうしても納得するここができません。  なお又第十九国会におきまして審議会設置法案が全会一致通過したゆえんのものは、この審議会において除外例その他の実施に関する省令の案を作るべく意見を聞くために作られたはずでございます。そのことを皆さまが御承知の上で、審議会設置法案をつい数カ月しか経たない前の第十九国会において御審議願い、これを通過させたのでございます。この通過さしたということは、この審議会において我々は十分に実施に関する具体的の問題、除外例についての審議をさしたい、こういうような気持から、そういう気持があつたなればこそ審議会設置法案を通過さしたものだと私は理解しております。併しながら審議会が今日まで結論が出ないということは遺憾でございまするけれども、厚生省がしばしばこの委員会において、つい最近も委員会において言明されておることによれば、近く結論も出るという事態に相成つているのでございまして、この審議会で各界の代表、学識経験者相集まつて審議されている、それも無視して、ここに端的に延長を策するということが、果して妥当なるやり方であろうかということも、私はお考えを願いたいと思うのでございます。  私はくどくど申上げませんが、一年三カ月延ばして三十一年四月一日に実施するということになりまして、果してこれがこのときになつて実施が完全にできるという如何なる保証が得られるのでございましようか。再延長はできないという何らか法律的根拠があるのでございましようか。又ここで仮に決議が行われたといたしましても、当時は委員の交代もございましよう、政局そのほかいろいろな変動もございましよう。全会一致できまつた法律の実施期日をかように簡単に延ばすようなこの国会におきまして、昭和三十一年四月一日からは必らず実施できるのだという如何なる保証が得られるのか、これが私の伺いたいところでございます。  どうか、私はくどくど申上げませんが、医薬分業の闘争が今日、数十年来医薬両団体の闘争の形になつて現われているということは、誠に遺憾に存じます。けれども、これは関係団体が、その方面の専門の知識を持つている人たちが、それぞれの立場において国民に代つて意見を代表しているためであろうと考えます。我々は医薬分業というものが決して医師と薬剤師の闘争、医学と薬学の分離というふうには考えておりません。学問の独立を尊重して、その学問を活かし合つて、医師と薬剤師が協力し合つて、一人の患者を完全になおす責任を負うということこそ、国民大衆のための福祉を増進させる、医療の内容を向上せしめるゆえんであるということを考えまするから、医薬分業は即ち医薬の協力態勢を作つて国民の福祉の増進を図るのだと、かように私どもは考えまして、今日まで闘つて参つた次第でございます。  どうか私は最後に皆様にお願いを申上げたいことは一旦きまつた法律が実施されて欠陥があるならば、欠陥があつたときに改正すればよろしいが、実施されない前から、ああでもない、こうでもない。そうしてこうしたならば危険が伴うじやないか、こうしたらうまく行かないじやないかと、想像のみをたくましゆうして、軽々に延長するがごときことであつては、国民が法律に対して、国会に対して何の信頼がおけるであろうかと、このことを一つ深く皆様にお考えを願いたい。そうして医薬分業なるものが闘争の形になつて現われておりまするけれども、決してこれは闘争でなくして、医薬の協力態勢による日本の医療向上である。世界に類のない今日の日本の医療の制度を改革することこそ、国家の進歩であり、社会の私は改善進歩である。こういうことを躊躇して、いつ如何なる日に果して日本の医療制度の改善、改革はできるであろうかということを、私は切に考える次第でございます。  もはや私の申上げることは、従来委員会においてたびたび申上げましたから、くどく申上げません。ただ以上要点のみ申上げて、皆様にお考えを願いたいと同時に、只今提出せられました修正案に対しては、私は同意しかねる、反対するものであるということを、御了承願いたいと存じます。私は退席いたします。

山下義信日本社会党(第二控室・右)

○山下義信君 私は右派社会党を代表いたしまして、只今高良委員の提出せられました修正案に、賛意を表するものであります。以下その理由を簡単に申し述べたいと思います。  もとより、私どもはつとに医薬分業賛成を党議として決定いたして今日参つておりますることは、申上げるまでもないのであります。今回政府が明年一月一日の実施を目途といたしまして提出いたしました関係の諸条件を、我我が検討いたしてみまするというと、只今高野委員も御指摘になりましたように、種々なる面からいたしまして、なお不十分であり、欠点のありますることは、これは申すまでもないことであります。殊に今日の段階になりまして、なお関係審議会等が審議が或いは難航し、且つ又審議の前途も逆賭しがたいような状況になつております今日といたしましては、分業賛成論者の立場におきましても、今日直ちに政府提出の諸条件、或いは残る日数を以ていたしまして、これを実施いたしますることには、若干の危惧の念を抱かざるを得ないのであります。従いまして我が党といたしましては、誠に遺憾でございまするが、すでに党議を以ちまして最小限度の延期の止むを得ないことを決定いたして参つたのでございまするが、かくのごとき事態に相成りましたことは、私は何も政府にその責任を嫁するのではないのでありますが、法律制定後三カ年半の時日のありまするこの間に、一体実施の責任を負うておりまする厚生省当局は、何をしておつたかということでございます。  このことはいわゆる政府の怠慢でありまして、法律の命じております医薬分業実施に対しまして、これが諸般の準備を進めるべき政府当局の、私は非常なる無責任な態度であると思うのであります。この政府の怠慢、無責任に対しまする追及は、私は他日を期して、徹底的に明確にいたしたいと思うのであります。審議会の設置を、実施を目前にいたしまして僅か半歳前後に、その設置法案を提出いたしまするすでにその当時からいたしまして、この半歳の日月を以て重要な審議が完了し得られるかどうかということは、常識ある者の当時から想像し、危惧をいたしておつた次第であります。  私どもが特に政府の誠意のないことを指摘いたしまするならば、数限りないものがありますが、その著明なるものを一、二挙げますというと、例えば新医療費体系と医薬分業との可分、不可分の問題であります。政府は当初これを可分であると言う。可分であるのが私は正義公論であろうと思う。新医療費体系は医薬分業のみに用うべきものであると、医療報酬調査会は答申をしたのではない。それは高野君が本委員会におきまして明確にしたところでありまして、我が国の医療報酬制度の改革をしなくちやならん。医薬分業の法律のきまる前に、答申案が出ているのだ。然るに政府はこの新医療費体系は、医薬分業が延期若しくは中止になれば、これをやめるのだ、かくのごとき純理論から申しますれば、可分的な立場に立ちまして、医薬分業延期相成ろうとどうなろうと、新医療費体系はこれに先行すべきものである。然るに初めは衆議院におきまして可分論を唱え、後に本院におきましては不可分論を唱え、かくのごとく極めて態度があいまいである。同時に、関係局長の間におきまして意見の食違いのありましたことは言うまでもございません。  又その当の実施に当りまして、厚生大臣の無誠意、無熱意というものは、目に余るものがある。今日におきましても、この重要な国民監視の中に立つておりまして、本臨時国会におきまする最重要法案とされておりまするこの法案の審議、採決にも姿を現わさないというがごとき態度は、私どもの甚だ遺憾とするところであります。  又新医療費体系が、国会の要求によりまして、九月末日に報告せられまして、これは言うまでもなく抽象的な一つの構想であります。これを具体的にいたしまするものは、新たなる点数表の改正である。然るに新医療費体系が公布せられまして、その裏付けとなるところの具体的な新点数表なるものが、十一月の十九日に国会に報告せられ、その間実に四十九日、五十日間というものの隔たりがあるのであります。これは新医療費体系の作業と同時に、新点数表の作業は関係局においてなされて、同時にこれが報告せられてこそ、私どもは実施当局の当然の義務であると考えるのでありますが、何故にその間に五十日の隔たりを設けたかということは、すでに厚生省内部におきまして本案の実施について熱意のないものがあることが、極めて顕著であります。こういうような重要な関係事項が、余すところ僅かな日数のうちに政府が提出いたしまして、而もその間には頗る議論のありまするものを、これをこのまま遮二無二実施いたしまするということが、果して分業賛成の立場に立ちまして妥当であるか、それで将来のためによろしいかどうかということになりますと、我々といたしましてはできるだけこれを是正いたしまして、国民の利益に相成り、無理の行かない方法、妥当な方法を以ちまして実施すべきであるという観点に立つて、我が党は最小限度の延期の止むなきことを表明いたして参つたのでございます。  私どもが分業賛成の立場にありますることは終始一貫いたしておりまして、その態度に何ら変更はないのでございますが、今回ここにこの延期法案を審議するにつきましては、言うまでもなく原案は無期延長でございます。そして明らかに我々が推測し得ますることは、その無期延期でありまする本案に関連いたしまして、国会の内部におきまする各党各派間のいろいろなる動きを見ますれば、相当長期の延期論、或いは三カ年或いは五カ年、或いは無期延期に代るべきところの字句を充てまして、この分業実施を永久にこれを葬ろうといたしまする動きがありますることは、これは私は明らかなる事実であろうかと思うのであります。従いまして、これを若しこのままに我我が放任しておるといたしまするならば、恐らく長期の、殆んど分業が将来永久に浮ぶ瀬のない状態に陥るであろうということは、想像に余りあるのでございます。然らばこれを如何にすべきかということになりますれば、できるだけ、この延長を短期にいたすことに努力いたしまして、一旦国論が決定いたしました我が国の医療制度の改善、分業への前進というものに対しまして、大打撃のない方途に出ずるのほかはないと考えるのでございます。今回それらの長期延期論が種々ございましたが、たまたま厚生委員会において小委員会が設置せられ、関係者各位の誠意あふるる協調的態度によりまして、いわゆる一年三カ月という程度に落ちつきましたことは、私どもといたしましては、実に遺憾千万に存ずるのでありまするが、周囲の情勢上止むを得ないものであると考えた次第でございます。若しこの修正案に反対いたしまするならば、長期の延長論が実現を見るという情勢であつたことを、重ねて付言せざるを得ないのであります。  殊にこの修正の性格でございます。この修正が若し医薬分業を中上する、或いはその考えを廃止するという性格を持つておりまするならば、我が党といたしましてはこれは断乎といたしまして反対せざるを得ないのでございまするが、その延期の理由は依然として医薬分業を進めるという立場に立ちまして、国会の一旦決定いたしましたその方向を変更するに非ずして、その実施の前進のために必要な諸準備を再検討し、更にこれを補充いたしまして、そうして完全な形にして実施しようという建前のものでございますから、私はその性格からいたしましてやはり分業実施という、それを前進するという建前の性格のものであるという観点に立ちまして、これに同調をいたした次第でございます。  併しながらこの間におきまして、ただ徒らにこれが、今日の状態を一年先に持越すというだけでなくいたしまして、従来の三カ年半の時間が空費されたと同じ状態が繰返されるのであつてはならんのでありまして、又そうでないことを確信いたすのでございます。三カ年以前と今日とは、たとえ明日これが実施を見ることができないといたしましても、私は同じ状態ではないと思うのであります。一年三カ月の延期は関係者にとりまして一大打撃であり、分業論者といたしましては痛恨、久しいものがあるとは存じますが、併し前年を回顧いたしまするならば、その間に非常な変化があり、私は相当長足の進歩があつたと思うのでございます。今後の一年三カ月の後に、再びこれが意味のないあいまいなる延期がされるかどうかということは、今日から考えましても、そういうことが国の最高機関におきまして、児戯に類するがごとき無意味な延長が数次繰返されるはずがないのでございまして、私どもはその意味におきまして、今回の延長は相当の前進をいたすものであると考えるのでございます。  殊に我々といたしましては、医薬関係者が反目抗争の状態で、無理やりに分業に突入をいたしまするよりは、この間に両者が緊縮に握手をいたしまして、両者並びに国民の利害を代表しまするものが、真に我が国医療制度のために胸襟を開きまして提携いたしまして、新たなる角度から我が国の分業を円満且つ適正に実施いたしまするために、この間におきましてはなすべきことが多々あろうかと思うのでございます。例えば新医療費体系の再検討、各種省令事項に関しまする、或いはその中におきましてはすでに医薬関係者が一致を見られた点もあるということでございますが、その他の点におきましても、或いは審議会の構成並びにその運営方法等におきましても、その他保険医制度の確立等につきましても、この間になすべきことが多々あろうかと存ずるのであります。従いましてこの一年三カ月の延長期間は、分業は一年延びましたけれども、更に長い目で見ますれば、分業の目的を達成するための貴重なる時間に活用すべき私は第二の機会であると考えまして、一応は禍のもとでございますが、併しこの禍を転じて福といたしまして、この分業が真に我が国医療制度の改革に実を挙げ、国民の幸福を増進するために、医薬関係者が新らしい観点に立ち、新らしい態勢を以て出発をいたしまする絶好の機会であると確信いたし、且つ政府当局にもその点を強く要望し、我々国会関係者といたしましても、この間にできるだけの手段を尽しまして所期の目的を達成すべきであると存じまして、誠に分業賛成の立場にありまする我が党といたしましては万やむを得ない措置であると存じ、遺憾に存ずる次第でありますが、以上のような所見を以ちまして、我が国情に適応いたしましたる、無理の行かない、この分業が極めてスムーズに実施せられますためには、なお若干延期の必要あることを認めまして、本修正案に賛成いたしました次第でございます。

河野謙三緑風会

○河野謙三君 緑風会を代表いたしまして、極く簡単に、以上申上げますような理由で、本修正案に賛成いたします。  およそ国民の生活に重大なる影響のある問題が国民の前に提示されました場合には、必らず輿論の反響というものはあるわけでございます。然るにこの医薬分業につきましては、お医者さんの団体なり薬屋さんの団体、双方から長きに亘つて賛成、反対の声が、強く国民の前に呼びかけられた。然るに、それにもかかわらず、少しもこれに対して輿論の応えがないということ、このこと自体が、私は国民のためにする法案につきましては、もう少しく国民の声を私は聞かなければならん、輿論の帰趨をつかんで議会として決を採らなければならん、私はかように思います。そういう意味合いにおきまして、本法案の直ちに一月一日からの実施につきましては私は反対するものであります。従つてこれを暫時延期する、即ち具体的に申すならば、三十一年の四月一日まで延期するということにつきましては、以上のような国民の声がまだ出て来ない、かような関係から、もう少しく検討を要するのじやないか、かように思います。  なお私は第二点といたしまして、現在の一月一日から実施せんとしておる法案というものは、俗に世間で骨抜き法案と言つております。これは常識であります。議会の中にもそういう声があります。立法府におきまして骨のないものに骨を入れるというのが、我々の責任じやないかと思います。然るに骨を抜いた法案、骨抜きされたと言いながら、これをいたずらに審議の対象にして、而も一月一日から実施するということにおきましては、立法府の責任においても、私はこれは反対であります。さような意味合いからもこの修正案によりまして一時延期するということは私は妥当である、かように思います。  なお先ほど高野委員から、曾つて各党各派が党議で決定し、全会一致を以て衆参両院を通過したじやないか、こういうことを言われますが私はこれは全く反対であります。御承知のように、占領治下において決定いたしました法案は、すべて再検討を要するというのが、国民の声であり、議会の声であり、各党各派を通じてこれは共通の問題であります。その一つに該当するのがこの法案だと思います。手も足も縛られた占領治下におきまして、各党各派がどういうようなことをしましようとも、国会がどういうことをしましようとも、ここにおいでの各位の中にも占領治下においての議会生活をなされたかたがあると思いますが、一字一句の修正といえども、議会の修正は認められなかつた。私は当時の党議とか議会の決定というものは、如何に国民の声に相反するかということは、皆さん御承知の通りであります。従つて過去において党議で決定した、両院で全会一致を以て決定した、これを覆すことは不見識である、非占領下においての問題ならば別でありますが、占領治下におきましてのそういう事態を捉えて、ここに反対の理由とすることは、私は全く腑に落ちないものであります。  いずれにいたしましても、私は今後におきましても国民のために行う法案こいうものは、国民の声を聞くものである。どうもとかく従来の行政府のやり方は、親切の押売りが多い。悪女の深情というのが多い。もう少し、真に立法する以上は、この法案に限らず、国民の声に従つて我々は行動するということが、私は絶対に前提でなければならないと思います。  さような意味合から、この修正案には心から賛成するものであります。

湯山勇日本社会党(第四控室・左)

○湯山勇君 私は止むを得ず、この修正案に賛成をいたします。  なお山下委員からいろいろ御意見が述べられまして、その点に関しましては全部同感でございます。こういう事態を招来したことにつきましては、その見方、考え方はいろいろあるにいたしましても、結局政府の責任であるということは否めない事実であると思います。特にこのような重要法案が実施されるという段階においては、国民全体に期待と希望を持たせなくてはならない。同時に、又関係者である医薬両方面の方々にも、同様に期待と希望を持たせなければならない。そういう努力は当然政府においてなされなければならないことであつたにもかかわらず、今日なお且つこの点が極めてなおざりにされているということにつきましては、他の如何なる理由をおきましても、政府の怠慢を責めざるを得ない次第であります。  次に、私は若干の要望を述べたいと思います。それは本来ならば付帯決議にして頂きたいのでございましたけれども、それも困難な情勢にありますので、討論として申上げたいと思います。それは今日問題になつております、新医療体系、特に適正診療報酬の決定、これにつきましては、今なおいろいろ問題が残されております。これは速かに医薬両関係者の協力を得て、私の希望としては、而も強い希望でございますが、六ケ月以内くらいにまとめ上げて頂きたい。私の用意しておつた言葉を山下委員はおつしやいましたが、まさにこの機会は禍を転じて福となす機会であると思います。この際政府当局も心機一転されまして、今までの行きがかりを捨てて協力を得られるような態勢を、是非とつて頂きたいと思うし、同時に又関係者の方々にも、同じような意味において、国民的な観点からこの新医療体系、或いは新らしい適正診療報酬の決定に、御協力を願いたいと思うのでございます。  次に、これと関連を以て、薬事法における医師に対する刑事罰の項目については、速かに適当な機会に削除して頂きたい。これは或いは政府に対する要望にはならないかも知れませんけれども、委員会に対して私どもから要望申上げたいと思うわけでございます。  最後に申上げたいことは、すでに決定されたものが延長され、延長される、このことは今河野委員も御指摘がありましたが、占領中に決定されたものであるといたしましても、この医薬三法を前提として審議会を設置したのは十九国会でございますから、当然再検討の余地のあつたときでございます。にもかかわらず、全会一致でこのことが決定されたということは、すべての議員が、国会の意思はやはり分業を行うというところにあると見なければなりません。といたしますと、医薬関係者は勿論のこと、我々といたしましても、一歩でも二歩でも前進する態勢をとつて行かなければならない、そういう機会に、この修正案の通過ということを是非使つて頂いて、速かにそうして念願しておるような分業が行われるように願いたいと思います。なお、今日行政面における準備が完了していないというようなことにつきましては、十分反省を願いたいと思うわけでございます。  なお、別な機会に詳細申上げることにいたしまして、本日は特に提案者のほうからの御要望その他もありまして、簡単に切り上げてくれというようなことでございますから、以上を以て終ることにいたします。

有馬英二日本民主党

○有馬英二君 私は日本民主党を代表いたしまして、只今御提出になりました本案の修正案に賛成するものであります。ここで私は本案の提出者として、もはやくどくどしく申上げる必要もないのでありますが、ただ誤解をされておるということもありますので、一言申上げておきます。  私どもが「別に法律で定める日」まで延期するというようなこの原案の文句は、これで以て永久にこれを延期してしまうのである、つまり実施が不可能になるようにするのであるというように、先ほど山下委員がそれとなく言われたように、私どもの耳に響いたのでありますが、それは甚だ遺憾至極であります。ただこの法律、医薬分業なるものが実施されるには、それに相当したいわゆる準備が必要である。社会情勢もよくならなければなりませんし、薬局の整備ができ上らなければならず、又、医師会においても、それに十分即応したところの準備をしなければならん、又国民も医薬分業ということが行なわれて少しも不便を感じないような情勢になる、それを国民も又安心して、そういうことに了解をして行うことができるようになる、というような準備が私どもは必要であると思いましたが、然らば、その期間はどうであるかと申しまするというと、その期間はどうも一年とか一年半とか、或いは二年とかに切るということが非常にむずかしい。一先ずこういう法律で以て延期しておいて、その間に各界が揃つて努力をすれば、それに到達することができる。そうしてそういうような日が来て初めてこれを更に実際に行うように、別に法律で定めたならばよかろうというような考えで、こういうような法律を出しておつたのであります。  然るに只今御提出になつたところの一年三カ月、即ち昭和三十一年四月一日までこれを延期するということに、なぜ私が賛成をするかと申しまするというと、この間にすべての準備が整う、或いは社会情勢がそういう工合に進展するとは私は考えておらないのでありまして、一年や二年の間に、そういうことが行われるとは私は考えません。例えば新医療費体系というようなものをもつと完全なものにするのには、まだまだ多数の、そうして徹底的な調査をしなければならない。厚生省が過去において実態調査を行なつたというのを見ましても、これはどうも単に、病院或いは診療所というものを本当に僅かしかやつておらない。それでも二カ年もかかつておるというならば、もつともつと徹底的な調査をして、どの方面から見ても、これはどうも納得が行くというような結論に達してから、初めて我々が賛成できるのでありまするから、そういう調査をするのには、私の考えでは、一年や二年では到底できないと私は思つておるのであります。でありまするから、この一年三カ月というのは、これは私の個人の考えでありまするけれども、到底我々の満足すべざ結果を得るだけの日限ではないと私は考えます。只今他党からいろいろ希望の言葉がありましたが、御希望は私どもも賛成をするのでありまするが、これはただ希望だけであつて、実際においてそういう希望がこの短い期間にかなえられるとは、私は考えません。併しながらこれでも少しでも前進するということであれば、私はまあ賛成せざるを得ない、そういうようなつもりで私は賛成しておるのでありますが、実際においてはもつともつと徹底的な調査をし、どの方面からも、例えば薬剤師側からも、医師会側からも、又一般国民からも、全く納得の行くような調査の結果を各方面から出して頂いて、そうしてそれに基いて我々が完全なる分業というものをどの方面からも承認できるような分業というものが打ち出されるというように、私は進展しなければならんと考えておるのであります。  一体、先ほど河野委員からも言われましたが、只今分業がきめられておるところのものは、これはいわゆる占領治下においてアメリカから押しつけられた法律である。決して我が国の実情に副うておるところの分業ではない。従いましてこれを強制医薬分業という名で以て言われておるのであります。医療というようなものは、やはりその国その国においていろいろの習慣等がありまして、決してアメリカ、或いはイギリス、或いはその他の国のような制度が、直ちに我が国に輸入されても、それは我が国の実情と副わない以上、決して完全に行われるとは私どもは考えません。我が国の今までの医療というものに、これは欠点もあろうと思いまするけれども、決して法律で以てこれを強要して、そうして分業を強いるということは、私は賛成をしない。従いまして根本的には私は分業というものは自然発生的に行われるべきものである、その点においては私は賛成をするのでありまするが、法律で強要をして、而も罰則を付けておるような法律というものは、そうしてそれによつて分業を強いるということには、私は賛成しないのであります。  大変長くなるので、この辺で私の賛成の理由を打ち切ろうと存じますが、どうかこの短い一年三カ月の猶予の間、或いは延期の間に、厚生省が、或いは関係の団体が、熱心に分業ができてそして各方面に満足を与え、又国民の医療の向上がなし遂げられるような成績を挙げることを希望いたしまして、私は賛成をいたします。

中山壽彦自由党

○中山壽彦君 私は只今高良委員から御提案になりました修正案に、もうすでに高野君は御退席になつておりまするが、自由党を代表いたしまして賛成いたします。  御承知の通り、第十国会に、いわゆる占領軍の占領政策の一環として、医薬強制分業案が提案されたのであります。世界いずれの国におきましても、法律を以て医薬分業を強制している国は、いずれにもありません。私どもは当時この分業案には絶対に反対の意思表示をいたしておつたものでありまするが、占領政策に従わんということは、先刻河野委員もお話になりましたる通り、好むと好まざるとを問わず、敗戦国の立場において服従しなければならん関係にありましたので、止むを得ずこれに賛成をいたしたのであります。  この春の通常国会に、政府がこの法律改正に伴いまする医薬関係審議会設置法を提案をされ、これ又私どもはこの改正に伴う当然の処置として賛成をいたしたのであります。併しながらこれを議決いたしまする際、この参議院の厚生委員会におきましては、付帯決議が全会一致を以て付いているのであります。その付帯決議の内容が九月中に国会に提出すべしということになつておりまするが、政府といたしましては、この医薬分業に不可分と申されておりまする新医療費体系のみが提案をされているのであります。この不可分の新医療費体系の内容というものは、たびたびこの厚生委員会におきましても委員各位から御質疑がありましたが、私どもも納得をいたしておりません。而してその他の、付帯決議の内容にありまするいろいろな資料は、幾たびか政府に要求いたしましたけれども、政府は提案をしないのであります。誠に不誠意極まる政府の態度と、私は非常に遺憾に思つております。  従つて来年一月一日から、かような受入態勢の不完備なうちにこれを実施いたしますということは、私どもは首肯できません。今回一年三カ月の延期の修正案が出ましたが、私はこの期間は余りに短期間ではないかとは存じまするけれども、今日の情勢から一応この修正案に同意をいたしまして、成るべく速かに、この法案を実行いたしまするならば、新たに適正な新医療費体系或いは又諸般の準備をしなければならん、こういうふうに感じておりまするが、一応この修正案に簡単に、賛成をいたしました理由だけを申し上げておきます。

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 他に御発言はございませんか…。別に御意見もないようでございますから、討論は終局したものと認めて差支えございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御異議ないと認めます。それではこれより採決いたします。高良委員提出の修正案を議題といたします。本修正案に御賛成のかたは、御起立を願います。    〔賛成者起立〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 全会一致でございます。よつて高良委員提出の修正案は可決せられました。  次に只今採決されました高良委員提出の修正に係る部分を除いて、本法案全部を問題に供します。修正の部分を除いた本案に賛成のかたは、御起立を願います。    〔賛成者起立〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 全会一致でございます。  それから委員長が議院に提出する報告書には、多数意見者の署名を付することになつておりますから、本案を可とされたかたは順次御署名を願います。   多数意見者署名     常岡 一郎 竹中 勝男     榊原  亨 谷口弥三郎     中山 壽彦 北村 一男     中川 幸平 高良 とみ     河野 謙三 湯山  勇     山下 義信 有馬 英二

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 署名洩れはございませんか……。署名洩れはないと認めます。  なお本会議における委員長の口頭報告については、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上條愛一日本社会党(第二控室・右)

○委員長(上條愛一君) 御異議ないものと認めます。  それでは、これにて散会いたします。    午後七時二十七分散会

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