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19回国会参議院1954/05/20

議院運営委員会 第64号

発言数
38
登壇者
12
会派数
6
開催日
1954/05/20

会議録

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 会議を開きます。  常任委員の辞任及び補欠に関する件。

河野義克参事(事務次長)

○参事(河野義克君) 自由党から、議院運営委員の高野一夫君、決算委員の剱木亨弘君、地方行政委員の田中啓一君、同じく酒井利雄君、文部委員の堀末治君、通商産業委員の高橋進太郎君が辞任せられ、議院運営委員に剱木亨弘君、決算委員に高野一夫君、地方行政委員に堀末治君、同じく高橋進太郎君、文部委員に田中啓一君、通商産業委員に油井利雄君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。  日本社会党第四控室から、内閣委員の松本治一郎君、経済安定委員の岡田宗司君が辞任せられ、内閣委員に岡田宗司君、経済安定委員に松本治一郎君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。  日本社会党第二控室から、議院運営委員の田畑金光君、懲罰委員の村尾重雄君が辞任せられ、議院運営委員に村尾重雄君、懲罰委員に田畑金光君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 議院運営小委員の補欠選任に関する件、国会法等改正に関する小委員の補欠選任に関する件。

宮坂完孝参事(委員部長)

○参事(宮坂完孝君) 社会党第四控室から、議院運営小委員に矢嶋三義君が推薦されております。  又、自由党から、国会法等改正に関する小委員に松岡平市君が推薦されております。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決しました。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 今国会の会期延長に関する件。

河井彌八緑風会議長

○議長(河井彌八君) 会期は余すところ二日になりました。併し議案の審議の状況を見ますると、昨日の現在の委員会において審査中のものが九十七件、それで随分たくさんの議案を引受けておられるもの、それから非常に重要と言いますか、むずかしい問題を含んでおるものもあります。  それで、どうしてもやはり相当な会期延長をこの際いたさなければ、これらの議案の審議は終了できないだろうと考えます。従いまして先刻常任委員長のお集まりを願いまして、そうして議案の審議の状況、それから延長を要するならば、どのくらいなお見込であるかということを各委員長にお尋ねいたしました。その各委員長からのお見込をここで申上げておきます。尤も何日ならよろしいということはちよつと言われなかつたのでありましたが、内閣委員長、地方行政委員長、この両委員長は、相当長く延長して欲しい、それが必要であるというお答えでありました。次に七日程度の延長ならば延長を希望するというのが文部、農林、通産でありました。それから若干延長が必要があるというのが、人事、法務、大蔵、建設でありました。これが四、五日ということですが、それから、延長は要らないというのが外務、厚生、水産、運輸、電通、経済安定、それから決算でありました。  大体、そういう委員長のお見込を伺つたのであります。それだけ御報告申しまして、そうして、これをどうするかということを御協議願いたいと思います。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 今正式に、会期延長何日という点について、委員の皆さんの中からは意見が出ておりません。委員長の会議においての経過は、今議長か上申されました。若し会期延長について具体的な案をお持ちのかたは、やはり順序としてお出し願う機会を与えて頂きたいと思います。その上で議事進行、その他御提案に対して意見を申上げ質疑をいたしたいと思います。

松岡平市自由党

○松岡平市君 私のほうの会派は与党でございますが、この法案の審議が日が足りないということについては、常任委員長懇談会の結果について議長から御報告になつた通りであります。是非この機会に、大変皆さん御迷惑でございますけれども、会期を今月一杯、九日間延長されんことの動議を提出いたします。  理由についてはことごとしく申上げません。又いろいろそれについては御意見があり御質問等がございましようが……。

杉山昌作緑風会

○杉山昌作君 今、会期を九日間延長したら如何かということですが、実は私のほうで、委員長の出ている委員会もありますし、委員長の出てない委員会もありますけれども、出てない委員会でも、委員のかたの、それぞれ御意見を、まあ私の肚づもりを作ろうというつもりで伺つてみたのです。九十何件もある法案全部上げるとなれば、これはまあ、相当要るということでありましようが、大体私のほうの委員諸君の話を総合いたしますと、まあ七、八日、九日もあれば、今月一ぱいぐらいなら、大体できるのじやあるまいか。尤も、審議が非常に遅れるようなやり方をしたり、或いは政府の出席が悪くて遅れるというような、特段のことがあれば何だが、勉強してやれば、今月一ぱいぐらいなら、何とかなるだろう、こういう意見の人が多うございました。私たちもその意見を参酌いたしまして、今、自由党のほうからお申入れになりました今月一ぱいで、大体私のほうの考えておることと合致いたしますので、私はそれに賛成いたしたいと思います。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 只今松岡君から、会期を九日間延長することの動議が提出をされ、杉山君が御賛成になりました。よつてこれを議題といたします。御質疑のあるかたはお願いいたします。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 他の会派のは聞かないのですか。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) いや、一応議題にいたしましたから……。

矢嶋三義日本社会党(第四控室・左)

○矢嶋三義君 委員長の取運び、ちよつとまずかつたと思いますよ。藤田君の御発言は、議題になつたから、各会派の意向を一応承わつて、それから協議いたしましよう。こういうことで始まつたわけなんだ。丁度松岡さん入つて来たのは、ぎりぎりだつたもので、それを呑み込んでなかつたのでされたので、一応各会派のこれに対してきまつておるところの意向を承わつて、それから協議に入つて頂きたい。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) では、さように取計らつて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) それでは、一応私の取扱いを取消しをいたしまして、各会派の、先ず会期延長に対する御意見を聞くことにいたします。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 私のほうは、今まで具体的な日にち等については出されていないが、非公式には会期延長の問題等もあり、種々検討いたしました。いたしましたが、私のほうから出ております委員長、なかんずく内閣、地方等の実情を聞きますと、今出されているような、九日程度の会期では、十分な審議はできない。然らばといつて、そう長期な会期延長ということも、他の委員会等の釣合から言つても問題があろうということでありまして、この点他の会派の意向も十分聞いた上で、更に検討をしたいということでありますから、今何日間延長ということについては、具体案は出す段階になつておりません。

戸叶武日本社会党(第二控室・右)

○戸叶武君 私のほうも、会期の問題に対しては左派と大体同じような見解を持つております。今のような状態では、会期を二週間延ばそうが、一月延ばそうが、なかなか思い通りこれが全部上らないのじやないかというように思われまして、会期を徒らに延ばすということよりも、その前に、もつと根本的にこの議会運営のことに関して、並びに政府の態度に関して考えなければならない点があるので、我々はそういうことを十分考慮の上に入れた上で、この会期延長の問題に対して対処しようという、そういう態度になつておりました。各会派の御意見を承わつてのちにおいて又聞いて頂きたいと思います。

寺本廣作改進党

○寺本広作君 私のほうは、前回は会期延長に反対をいたしました。それは国会法できめられている百五十日の間に、法案の審議は終るべきであるという原則を維持する立場で、会期延長に反対いたしました。併し不幸にして、その後この原則が守られず、延長されて現在いろいろな法案が審議されておる。会期の原則にかかわらず、延長をして法案の成立を期するという今の建前を貫くということにすれば、法案が上るまで会期は延長するのが妥当であろうという意見です。然らば何日が適当であろうということになると、先ほど議長から御報告がありました重要法案の関係委員長の意見、即ち相当長く延長しなければ法案が上らない。この委員長の意見は、相当重きを置いて考えられております。又衆議院においては警察法案であるとか、防衛法案であるとか、審議に費された日数も、一応参考にすべき事項であろうと、こう考えます。警察法案は、衆議院から修正になつて上つて来ております。都市警察の実施について一年の猶予期間を置くというようなことになつておりますが、これについては、今なお私の会派では慎重審議を要する点があるとする意見も相当あるのでありまして、警察法案はこれまでたびたび審議未了になつております関係がありますので、今度審議未了にすることは、国内の対立を深める意味もあり、又いろいろ陳情等も無用の経費をかけて来た実績もありますので、是非これは成立させたいという意見が多数でございます。防衛関係法案につきましては、衆議院で三派折衝が行われて、参議院に上つて来ておりますが、三派折衝の過程でも、衆議院の審議の過程でも明らかにされていなかつた国防会議に対する具体案等も、参議院の審議の過程で明らかにされて来たようです。さような関係から、いろいろの事情を考えまして、相当長期に亙る延長をしなければ満足な審議ができないのではないか、前回延長いたしました際に二週間会期が延びたわけでありますが、この二週間の間の実績を見ると、かような重要法案については、余り審議が進捗していないように考えますので、私どもの会派といたしましては、この際延長をするということなら、先ず三週間の延長が適当であろうという意見です。

鈴木一無所属クラブ

○鈴木一君 大体先ほどの藤田君の意見に同様でありますが、私のほうでも、重要法案の審議をしております内閣、地方の両方に委員を送つておるわけであります。延長するのは、重要法案を審議するための延長でありますので、この法案の審議をするために相当の時間が要るわけであります。延長するならば慎重に審議できるだけの十分な時間がほしい。こういうことであります。首相の外遊というようなことと関連を持たされたかどうか知りませんが、そういつた意味の一週間なり十日ということでは甚だ迷惑だ。こういうふうに思います。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 私は議事進行について提案したいと思うのですが、今のそれぞれの会派の実情を聞きましたところ、具体的に出されたところ、なお検討し他会派の発表等を待つて結論を出したいところ、種々あるようであります。前回の会期延長について衆議院のとつた態度については、非常に強く批判をし、反省を求めて、かような結着になり、衆参両院の国会規則、参議院規則二十二条の打合せの扱い方等についてもお話合いをするということになつていたわけであります。併しその話合いができていない段階でございますから、強いてその話合いのやり方からとは無論申上げませんが、さような経過を辿つておりまする今国会の会期延長に関する件でありまするから、私はこの際、衆議院との協議をやはり参議院としてはなすべきである。無論衆議院からすでに申入れられておれば、その線でも結構でございますが、まだないようでありますから、参議院から衆議院との協議を、やはりその手順をきめるべきである。このように考えます。その方法ですが、まだ会期あと二日間あるわけで、二十一、二十二残しておりますから、明日本会議もありますから、まだ今直ちに決する必要もないし、何ら問題はないわけでありますから、両院のせめて合同理事打合会等によつて、一応の参議院においては、どこの会派は九日間或いは三週間等々の意見はすでに出ておりますから、この状態で両院の協議をいたしまして両院共一致した一本の結論が出れば非常に望ましいことでありますし、出ない場合は、それぞれの規則に従つてこれを処理しなければならんと思うのであります。只今衆議院もさような事情で、議運は決定しないで明日に持越して待つておるという事情で、只今私のほうには連絡がありました。でありますから、議運で採決等によつて事を決して、そうして向うと協議をして、どうもこれでは参議院としても考え直そうといつてみたところで、一事不再理で、議運としてはもう如何ともしがたいような状態になつてしまいますから、さような手順をとつて頂きたい。その間に、私どもの会派としても、妥当な線で成るべくまとめて行くように努力をいたしたいと思つております。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 今ちよつと、事務総長から発言があります。

芥川治参議院事務総長

○事務総長(芥川治君) 会期延長の両院の協議の手続について、一応御説明をいたして御参考に供したいと思います。  協議と申しますのは、こちらの議院運営委員会で御決定になつたものを、議長が他院の議長に正式に協議をして、これが協議になる。向うから又それについて、他院はどういうふうに決定をいたした。こういつて、こちらに又返事が来るわけであります。従つて、両院の合同理事会というものは非公式なものでありまして、正式な協議というものは、本院の議院運営委員会で御決定になつたものを議長があちらに協議をすると、こういうことになりますことを申上げておきます。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 わかつております。それは一つの方法です。  私の申上げているのは、議運においてそういう公式なことでおやりになるならば、議運で今発言があつたわけですから、この上に立つて議長が発議せられれば結構だとも言えるわけであります。議運で何も採決する必要もないのですね。先刻常任委員長会議でいろいろ報告をせられたが、そういう趣旨においても、議長発議という形式を通すならば、そういうこともありましよう。いろいろな方法があると思います。議長発議に至るまでの形式としては…………。  私が申上げているのは、過去の例もあるように、先ず両者の議運理事会における話合いをして議運においてその上に立つていずれにきめるか、何日と、これが一致しなければ、採決も無論あり得ると思います。その経過として、議長とせられては、この参議院の意思として掛合うということもあり得る。私はその一つの方法として先ほどの御提案をしたわけです。衆議院もそのつもりで議運は今休んで、明日に廻している状態です。而も、会期延長の意思決定が参議院でできないままに衆議院が決定したり、或いは会期が来たりするという実情になれば、非常に無理な提案になると思いますが、そういうふうに持込む意思は無論ございませんし、又時間的にもあるわけですから、そういう手続を履まれることが適当である。こういう趣旨で提案しているわけです。

矢嶋三義日本社会党(第四控室・左)

○矢嶋三義君 只今藤田君から希望があつたわけですが、それと同時に、今日ここに来ておる各会派の御意向も承わつたわけでありますが、私の党も、非公式には寄り寄り話はしておりますけれども、まだ正式に態度を決定する段階に至つておりませんし、衆議院側とも打合せてみたい。ましてや衆議院の議運が、本日決定の段階になつていないとすれば、あと会期は一日あることですし、本院としての議院運営委員会の決定は、本日は見合せられて、次の機会にして頂きたい。こういうふうに要望いたします。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 御意見がありましたが、一応私が、今回のこの会期延長問題につきましての委員長といたしまして取扱いましたことについて御報告を申上げたいと思います。  昨日の理事会に、自由党から会期延長の申出がありまして、これを理事会の議題として諮つたのであります。そうして今朝の理事会に更にこれを諮り、そうして本日の議院運営委員会に議題としてこれを載せる。こういう理事会で決定をいたしまして、なお議長に常任委員長の懇談会を開いてもらうと、それは同席の事務総長から議長に、さような取計らいをしてもらうと、かようなことを決定をいたしたわけであります。従つて、只今ここに議運が開かれてそうしてここに自由党からの御提案があり、緑風会の御賛成もありました。又、各会派の御意見もありました。そのところに藤田委員、矢嶋委員が、協議ということよりも、恐らくこれは両院の議運の理事の打合会をやつて欲しい。そのほうが、両院の十分な相談においてやるということが望ましいと、こういう御意見が出たわけであります。  その点について、両君の御意見に対して、なお他の会派の御意見があれば御発言を願います。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 他の委員のかたの御発言を期待いたしますので、簡単に申上げますが、先ほど委員長の言われた点は、その通りでございますが、ただ昨日の段階では、公式に何日ですかということについては、まあ他の会派の事情もあるだろう。いろいろ見合つてということで、今日議運を開いたわけなんですね。それからもう一つの点は、本日これを問題に供するということはきまつておりますが、今日直ちに採決してでもきめるというふうにきまつているわけではありませんので、私は何だか過去の申合せ決定に反したことを議事進行に申上げたような印象を受けられても、私の意図しないところでありますから、その点について附加えておきます。  更に、私の議事進行について疑点がありますならば、お答えいたしますから、御質問願いたいと思います。

松岡平市自由党

○松岡平市君 藤田君の御提議はよくわかります。要するに、両院の協議の方法についてここで決定する前に、両院の議運の理事の打合会というようなものを開いて、然る後に議運の決定をしたらいいじやないかという一つの方法論の提案だと考えます。私は会期延長問題につきましては、丁度この前の延長のとき衆議院のとつた態度で、議院はいろいろと迷惑をこうむつた。それで非常に議論も巻き起されたのであります。この際におきましては、藤田君の言われたように、それからあとどうするかということは、両院の間で話をいたしておりませんけれども、少くとも今回参議院が先に、これは当然議案その他法案の大部分は参議院にあつて、参議院が会期延長を発議せざるを得ない立場にある。従つて私が申上げておるようなことも参議院が先にきめて衆議院に協議を申込むという形をとつて頂きたいという提案をしているわけです。従つてその順序等におきましては、衆議院側から、かれこれと言われないで済むような方法をとるのが私は当然だと考えますが、その際に、今言われたように、ここで議運では一応そういう話があつたがというようなことで、議長が衆議院側に持込まれるということ、これも必ずしも不適当だとか不法だとかは私考えませんけれども、従来の、今ほど事務総長が申上げたように協議ということは、少くとも衆議院が参議院に協議を持込む場合に、議運で幾日間の会期延長を希望するということを一応決定して協議すべき筋合のものと私は考えます。で日にち等につきまして、私は昨日はつきりしたことを公式に表明はいたさなかつたことは御承知の通りであります。又非公式に、私どもが大体希望しておることと、今日私が先ほど提案したこととは、一両日の日数の相違があることも事実でございます。併しながら少くとも今日委員会において会期延長の提案をしたいということは、事前にお話も理事会でしてあるわけであります。各会派におきましても、少くともどの程度の会期延長を必要とするとか、或いは会期延長必要なしとかという御態度はすでに決定しておるものと考えます。他会派の意見を聞いてというようなお話もありましたけれども、その意見をここでお互いに持寄つて話し合つて、その結果譲歩すべきものは譲歩するということに願えるような準備だけは、少くとも私は各会派とも御承知願つておるものと考えております。従つて私は本日、それぞれの意見はありましよう、意見を闘わした結果、適当なる結論をこの委員会で出されんことの希望を強く主張いたします。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 松岡委員にお尋ねしますが、あなたのお考え方はわかりましたが、さように運びますと、ここで最終的には恐らく円満なる全会一致に至らないで、この現実から見て必ず採決ということにもなろうと思います。無論その結果いずれにしても結論は出る、これが要するに議院運営委員会としての決定となる。でこれを提げて議長が衆議院と交渉、協議をなさるということになりますと、若し衆議院としては九日でなしに七日とか、或いは違つた要求が出るかも知れない。そういうときには議長とされて、議院運営委員会はどうあろうとも、九日であろうとも、或いは二週間、三週間であろうとも、議長の権限で、その間の調整を図るということを許すことになるのか。或いは議長におかれて協議の結果、衆議院が強いかくかくの意見を持つているから、本院の議院運営委員会の決定とは食い違いがある。だから議院運営委員会でもう一度考え直してもらいたいということで、ここは決定し直す。協議の結果を考えると、そうならざるを得ない。この二つの途が先ずあろうと思うのです。  そういうことで第一の点を考えると、これは協議ではない。かようにきめたのであるから、従つて衆議院もこれに同調してもらいたい。如何ですかといつたときに、これは同調しましようというのならば結構だが、同調できない。又、向うの議運では結論も出ていない。こういうような、いろいろな事態が出て来る場合に、議長とされては、やはりこの本院の多数による決定というか、その決定に従つて行動したいというのが常に言われている議長の態度だと私は考えております。そうなると、すでに協議ではありません。あれほどやかましく衆議院のとつた態度について批判をする。実に痛烈な批判をし、議運の委員長或いは事務総長にも来て頂こうという段階にまでなつてさがしたところ、不在であるから止むを得ず進めた。こういう経過を辿つている本院としては、やはり一点の非の打ちどころのないようにできるだけ努力するのが至当であろう。このように実は私は考えているのであつて、決して会期延長について遂に議をまとめないようにとか、或いは本会議に上程しないようにとか、そういう意図は毛頭ない、又さようなぎりぎりに迫つた時間でも今日はない。このように考えて、卒直に、私は顧みてこちらも批判せられないようにという立場なんですけれども、私の質問したい点は、先ほど申上げたように、ここで議運でさようにまで突込んで決定してしまつて、そうしてあと議長の協議ということでは、これはもう理論的にも実際的にも、社会一般にとられている方式ではない、協議の方式としては……。このように考えるわけですが、あなたの考え方によりますと、この点を如何にお考えであるか。お答えを願いたい。

松岡平市自由党

○松岡平市君 これは私、藤田君のお話はよくわかります。そうして又、徒らに会期をまとめたくないというような御意思のないことも十分了承しております。要は、両院の協議の方式について、成るべくいい方式を打出したい。で、それには藤田委員は、この議運が決定することもこれは遅らせて、そうして実質的な協議をしたい。こういう御提言であつて、私はこれは十分傾聴に値いする御提言だと考えますが、私は今まで参議院が会期延長を先にきめて、いわゆる協議を衆議院側にしたという事例が少くとも七、八回はあつたと承知しておりますが、そういう場合に、今藤田君の言われたような方式は少くともとつておらなかつたのではないか。少くとも議運がきめたものを向うへ持込んで、そうして向うの考慮を煩わす。そうして向うの考慮を聞いた結果、こちらの本会議に上程する。先日我々が怒つたことは、日にちがあつて、十分こちらの意見を聞いた後に本会議に上程し得るにもかかわらず、こちらの意見を何ら参酌せずに直ちに院議として決定してしまつたということに我々は非常な不満を感じたわけなのであります。私は若し従来のやり方が、今藤田委員の言われるように、少くとも会期延長については、理事会等が両方打合せをするというようなことを従来もやつておつたのだということであれば、私は決して私の提言を固執するものでございません。従来、そうしなかつた。それで、いわゆる協議の方法ということだと思いますが、私は、この国会法に定めらておる協議というものは、一院において日にちを決定して、それを他院に通告して、そうしてその必要性を向うが認めてくれるように話し込む、そうしてそれが、どうしても認めがたいというときには、向うは向うで別な決定をするという返事をよこす。止むを得ないから、両院それぞれ違つた決定をしたときに、衆議院の決定が優先する。こういう規定になつておるのであつて、両院の協議をそういうふうに……。これは実際的に、内面的と申しますか、議運の委員同士、或いは理事同士で、或いは議運の委員長同士で話合うというような事態はやり得る事柄でもありますので、私は、建前の上から言つて、少くともここで一応決定をして、そして向うへ申込む。向うが聞かない場合には止むを得ないので、向うは向うで別な決定をする。こういう順序になるものと、国会法上そういうものになると、私は了解しておるので、藤田君の提言されたようなことは、非常に結構なことでありますが、少くとも従来そういう慣行になつておらないということであれば、これは又先ほどもおつしやつたように、これからどうするかということを新らしく両院の間で協議して成立します際には、さような御提言も、誠に私は立派なことだと考えますけれども、今までの事例で、この機会に至つてはやはり会期延長問題を決定したい。かように考えております。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 さような主張でありますと、過般の衆議院のとつた態度と同様な態度をとるというわけで、過般の衆議院の態度は、議院運営委員会でかくかくに決定をいたしました。議長、事務総長にそれぞれ連絡があつた。よつて本院の都合により本日の本会議に上程いたしますということであつた。今回参議院においても、これは電話か、行くか、呼ぶか、方法はいずれにしても、議院運営委員会は、かくかく決定いたしました。議長としてはこのことを連絡し意見を求める。こういう手順になると思います。向うは、議運は本日はきめないで散会したようですから、明日衆議院議長としては、議院運営委員会は午前中はまだ開かれておりませんから、まだ結論は出ておりませんからと言つて、曾つて参議院議長のおやりになつたようなことになるだろうと、明日午前中には、恐らくなるであろう。こういうことでは相成らないので、やはり事前に、協議ということである以上は、かような態度は協議ではない。こういうことをこちらとしてはやつたわけです。でありますから、それが違えば結構です。そうであれば、議長なら議長が協議の余地のある段階において協議という段階を履むべきであろう。曾つて前例として、両院の理事の打合せということを行なつた例はあると私は記憶しております。方法としてある。これが切羽詰つてどうしても止むを得ない。動きがとれない時間的な状態であるならば、非常に不行届な両院協議会になることもあり得るかも知れません。併し今日は再三申上げるように、そういう状態ではないのでありますから、是非とも一つ御賛成を願いたい。

杉山昌作緑風会

○杉山昌作君 私今、方法論の問題ですが、これはこの前の議運でも、成るべく早い時機に、明日にもというような話も出たのですが、その後いろいろな都合で延びております。そこでやはり話が出たついでに、もう少し私の意見を申上げたいと思いますが、懇談会にいたしまして、もう少しゆつくりした気持で申上げたらどうかと思います。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) それでは速記をとめて下さい。    午後六時十五分速記中止    —————・—————    午後七時十八分速記開始

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) それでは速記をつけて。  懇談会における皆さまのいろいろの御意見によりまして会期問題は、本日これを決することなく、明日午前中に決するということに、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決しました。本日は、これにて散会いたします。    午後七時十九分散会

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