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19回国会参議院1954/02/19

議院運営委員会 第14号

発言数
28
登壇者
5
会派数
3
開催日
1954/02/19

会議録

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 会議を開きます。  常任委員の辞任及び補欠に関する件。

河野義克参事(事務次長)

○参事(河野義克君) 自由党から、議院運営委員の上原正吉君が辞任せられて、重政庸徳君を後任として指名せられたいという申出が出ております。  それから日本社会党第二控室から、労働委員の赤松常子君。法務委員の田畑金光君。議院運営委員の村尾重雄君。懲罰委員の田畑金光君がそれぞれ辞任せられ、労働委員に田畑金光君。法務委員に赤松常子君。議院運営委員に田畑金光君。懲罰委員に村尾重雄君をそれぞれ後任として指名せられたいという申出が出ております。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 議案の付託に関する件をお諮りいたします。

河野義克参事(事務次長)

○参事(河野義克君) お手許にお配りしてあると思いますが、二月十七日、八木幸吉君ほか八十二名から国務大臣等の私企業等への関与の制限に関する法律案の提出がございました。本法案は題名のごとき意味を持つ法案でありますが、これをいずれの委員会に付託すべきかということについてお諮り願いたいと思います。  内閣委員会と人事委員会が関連あるものとして考えられると思うのでありますが、従来内閣の組織、権限等を規定する内閣法、或いは国家行政組織法のごときは、内閣委員会に付託されておつたのでありまして、本件は内閣を組織する国務大臣等に関するものでありますから、内閣法の場合と同様に内閣委員会付託ということが考えられるのでありますが、併し規則上は内閣委員会の所管は、「総理府の所管に属する事項」となつております。その点からは直ちに内閣委員会付託という結論もやや疑問がございます。それから人事委員会でありますが、国家公務員法第百二条には、一般職の職員の私企業からの隔離について規定しております。本件はこれと類似の問題を含んでおりますが、特別職に関するものでありますから、規則上は人事委員会の所管にはなつておりません。従つて人事委員会に付託するということも直ちに出て参らんわけであります。  まあ、やかましく言えば、特別委員会を作るということもありましようが、そういう点に内閣委員会、人事委員会双方に関連を持つておりますので、いずれに付託すべきか、本委員会でお諮りを願いたいと思います。

天田勝正日本社会党(第二控室・右)

○天田勝正君 まあ、現在の本院規則によりますれば、はつきりどの委員会ということはきまつておらないわけでありますけれども、併し事柄の内容から判断いたしまして、現在の常任委員会にかけるとすれば、当然と言つていいくらいに、内閣委員会が然るべきものと私は考えます。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 天田君の御意見通り、本法律案を内閣委員会に付託することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 今国会における内閣の議案提出予定について、官房長官から御説明がございます。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 今次国会に政府が提出いたすべき法律案等につきましては、先に印刷物を以て大体の要項等を御報告申上げ、又私が若干のそれに関しましての註釈を附加えたわけでございます。更に皆さんから御質問等がございましたのでありますが、特に法案全体について、この提出については一層進捗せしむるようにとのお言葉も頂いております。これはもう当然のことでございまするので、政府におきましては、あれからあと、閣議やその他いろいろの方法を以ちまして、この進捗につきましてはできるだけの努力もいたしましたわけでございます。そこでお手許にお出しいたしましたものによつて御承知頂きまするごとく、かなりの数におきまして大体一旬ぐらいずつ繰上げて提出するように、幾つかのものはそうなつたわけでございますが、なお未定のものも若干あるわけでございます。それらの事情につきまして申し上げてみたいと存じます。  本日の閣議でも、法律案二十数件決定をいたしまして逐次これが進捗を見つつあるわけでございますが、先ほど申上げましたように、各省それぞれ努力をいたさせまして、一日でも早くということに手配をさせておるわけでございますが、この未定のもの一々全部申上げると数が若干ございますので、代表的なものをちよつと申上げておきますが、例えば総理府設置法の一部を改正する法律案、これも未定の中に入つておりますが、これは国家行政機構改革との睨み合せ、或いは消防法の一部を改正する法律案は法令簡素化との睨合せで、いま暫く確定的なことは申しがたい状況でございます。調達庁設置法の一部を改正する法律案、或いは特別調達資金設置令の一部を改正する法律案、こういつたものは、実は国連軍との協定を待つておるわけでございます。これは大体まだ正確には申しがたいと思うのでございますが、或いはこの国連軍との協定が、今日の夕方あたりに調印の運びになるのではないかとも思いますので、そういたしますれば、あとこれに引続きまして速かに手配をいたしたいと存じておるわけでございます。  又、日加通商協定でございますとか、在日国連軍の地位に関する協定或いは日米相互防衛援助協定、英連邦諸国との基地協定、日米租税協定、日ヴイエトナム沈船引揚協定、日加航空協定、日白航空協定、日加航空協定、日パ航空協定、新国際冷凍協会条約、これらのものは、いずれも相手国或いは関係国との折衝の関係で今なお未定と申上げておるわけでございます。逐次これも明確になつて参るものと存じます。  なお米国対日贈与円資金特別会計法案、これも未定に入つております。これはMSA関係のことがきまるのを待つておる次第でございます。それからこの種のものが若干あるのでございますが、接収貴金属等の処理に関する法律案等は、議員立法の空気もございまして国会関係のことも考慮いたしまして取扱につきまして慎重を期しておりまして、まだ確定的に政府からいつということに決定をいたしておらない次第でございます。この種のものも若干ございます。まあ以上申上げましたのは、ほぼ代表的な例なんでございますが、それぞれそうした事情等がございまして結局未定になつておるようでございますが、これらにつきましても、できるだけ速かに明確にするところは明確にいたしまして、御報告等もいたさなければならんと思います。  なお法案が相当多いので、会期末に殺到するようなことを極力回避するために、参議院のほうにも先議をお願いするということについて心得ておくようにという御意見もございまして、これは誠に御尤もでありまして、只今政府としては、すでにお願いしておるものもございますし、逐次相当数のものは、そういう形においてお願いいたしたいと存じておる次第でございましてさような手配もいたしておるような次第でございます。  なお前回、御質問がございました電気事業法の例を挙げてお話がありまして、あの当時、三月に提出するということになつておつたのですが、ああいうような厖大なものを、さようなことでは間に合わないというようなお話もありました。これらにつきましても、主管省にお話の御趣旨等をよく伝えまして、善処方を要望いたしましたのでございますが、二月中に提出するようにいたすというふうに報告して参つております。これらも若干繰上つておるわけでございます。  なお前回、教育公務員特例法の一部を改正する法律案につきまして御指摘があつたわけでございますが、実は同じ件名で文部省から初めの一つと終りの一つと二つ出ておるわけでございます。これはどういうわけかというようなお話がございまして調査の上お答え申上げる旨を当時申上げておいたのでございますが、私の調査いたしましたところでは、前のほうに提出しておりますのは、条件付任用等に関しまする事務的の改正でございます。それからあとのほうに同じ名前で出ております案件は、今世間の注目を浴びておりますところの改正、政治的中立保持云々ということと関連するほうの案件でございます。従いまして同じ案件の名称で出ておりますが、内容的にはさような次第でありますことを、前回留保いたしておきましたのでお答え申上げました。  いずれにいたしましても、数回に亙りまして当委員会でいろいろ御指摘、御注意のありましたことにつきましては、政府におきましてもその意を体しまして善処いたしております次第でございます。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 事務的なことについてですが、只今の表を見ますと、二月中旬に提出予定になつておるものがおよそ二十五件の多きに亙つておるが、これは念のためにお答え願いたいと思うのは、二月中旬に出すということですが、そうすると今明日中に出すということになると思うのですが、教育関係法案も含めて……。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 大体今週中というつもりでおるわけでございますが、印刷等の関係で遅れまして来週早々ということになる案件もあるのではないかと思います。おおむね今週中には出したいと考えております。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 そうしますと今非常に問題になつておると、官房長官も言われた義務教育諸学校における教育の中立保持と称する案件については、来週の月曜日になりますか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) これらにつきましては、私の立場におきまして主管大臣に、是非今週中に出すようにということをやかましく言つておりまして、担当大臣もすぐ出すと言つておりましたが、ことによりますと来週の月曜日あたりになるかと思います。この点はなお正確に、今日どういうふうになつておるかということを主管大臣から聞きまして、更に皆様に御報告申上げたいと思います。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 重要な法案については、本会議における提案理由の説明と同時に質疑を行うということになつておりますので、月曜日ということになると、丁度予定しておる会議の当日にもなつておりますので、正確なことを月曜日に出されるものについて、是非一つお知らせ願いたいと思います。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 只今の点を、事務当局をして聞きましたところによりますと、文部省におきましては月曜日に提出すると申しておるようでございます。月曜日と申しましても、朝も夕方もあるわけでございますが、大体、午後になるのではないかという報告でございます。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 それは、どの法案ですか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) それは只今、いわゆる話題になつておるという二法案でございます。

天田勝正日本社会党(第二控室・右)

○天田勝正君 藤田君も言われましたけれども、本院としては重要法案と言われるものを、本会議において説明を聞きたい。こういうことで、その事柄が、内閣側と一番本院としても関係があることであります。  そこで政府側で重要法案と認め、本院の本会議に説明をしようと予定されておるものが現在おわかりでありましたら、お示し願いたいと思います。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 只今、天田さんお話の点は、おおむね国会で如何にお取扱いになるかということでございますので、従つて政府で、これは説明をするのだ、これはしないのだということを、あらかじめきめておるということはないわけでございます。ございますが、国会の御意思でそういうようにしろというものにつきましては、もとよりその通りにいたしたいと考えておるわけでございますが、これはまあ私の個人的のなんでございまするが、今教育の関係とか、すでにそういうお取扱になりました警察法のほかに、例えば保安庁法の改正等が出るという場合においては、かくの、ごときものもやはり注目を浴びておりまするだけに、御同様のお取扱になるのではないかという予想の下に、さような準備はいたさなければならんものと私は考えております。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) ほかに御質疑はございませんか。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 どうですか。国会を開いていても、長いこと総理はお休みになつているわけですが、この点については、どうもラジオなどの放送……私もお見舞に行つたわけでないので、実情をよく知りませんが、大したことはないような報道なんですね。それで何か気に入らんことがあるのかどうか。まあそこらの事情も聞きたいのですが、どうなんですか。いつ頃おいでになるか……。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 率直に私申上げたいと存じます。  実は、総理大臣はかぜを引きまして、まあ相当咳がひどいので、ございまして、先般私の参りましたときも、三時間一緒におりましたが、ひつきりなしに咳いておりました。本人は相当気が強くて、咳くらい何でもないというようなことを言つておりますが、医者は、この咳を馬鹿にすると、余りたちのいい咳じやないので気を付けなくてはいかんと言つておどかしておりました。それでいろいろの療法で百も早く治したいというわけで、本人もそう申しておりますし、私どももそれを望んでおるわけでございますが、今朝、実は参ると言つておりましたのでございますが、医者が、まだいかん、今日だけはともかく見合せて様子を見て、明日はともかくとして、今日はまだいけないと言つて、医者がとめたようでございます。さような次第で、本人も長く休むということは極めて不本意でございまして、国会に対しましても休んでおりますということは、申訳ないと思つております。その点も気にしているようでございますが、決して、何か気にしてどうこうというようなことで休んでいるという事情ではございません。心理的なものではございません。病理的といいますか、病理的というのは何でございますが、身体の容体の何でございます。この点実は国会、これは衆議院でございましたが、昨日、どういう御様子だとお聞きになつたときには、明日は出るでしよう、即ち今日は出るでしようということを、昨日も申上げていたわけであります。私もそう期待しておつたのでございますが、医者の勧め等もございまして、今日は現実に出ておりませんが、もう一両日で必らず出るものと、又容体もかなりよくなつて来ておりますから、そのことも可能であろう。こういうように考えております次第でございます。いずれにいたしましても、もうちよつとお許しを頂きたいと存じます。

天田勝正日本社会党(第二控室・右)

○天田勝正君 今若干の質問を官房長官に申上げて、重要法案の取扱については、政府側には特段の意向がなくて、国会の意思に基いて行われるというお話がありまして、このことについては本院におきましても、理事会等で若干協議したこともございまして各党の意見等も、それぞれ違うでありましようけれども、持ち寄つてそれらを決定しておきたい。こういう話も、御案内の通り出ておつたわけであります。  そこで、できますればこれを早い機会に、もう未定であつても予定されておるのは今報告されたわけですから、その事柄を私はきめて頂きたい。その宮方法については委員長のお手許で、こうした議院運営委員会で直ちにこれを行わせるか、或いは又理事会等で予備的に話をするか、こういうことになりましようが、その点は委員長のお計らいにお任せいたしますけれども、早く一つ、そういう決定と言いますか、話合いと言いますか、そういうことを行なつて頂きたいと思います。

藤田進日本社会党(第四控室・左)

○藤田進君 今のに関連してですが、あなたのほうから、どの場においてどうということでゆとりを持たれた御発言でありましたが、私は、只今官房長官の説明によつてもわかるように、出ないことを期待していた法案が、これは政府において出されることになつているようでありますので、而も月曜日ということであれば、今後の議事進行、会議の運営の順序などについて、理事会でも結構だと思いますから、是非とも早く決定して頂きたいと思います。爾後の案件についても、或る程度の見通しをつけて頂きたい。その相談をして頂きたい。

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) 天田委員並びに藤田委員の御要望がありましたように重要法案等に関して本会議において、これの説明を聞く。従つてこれに対して質疑を行う。こういうものを如何なるものを選定して行くかということについて、一応予備的に理事会で諮つてもよろしい。理事会で諮つた後に本委員会に諮るようにしても結構だ。早急にそういつたような準備をしてもらいたい。こういう御要望があつたことはお聞きの通りであります。  さよう両君の御意見のように取計ろうことにいたしまして、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○委員長(寺尾豊君) さよう取扱いをいたします。  従いまして、今日、本委員会の終了後に続いて理事会を開きたいと思います。従つて次回の本会議、議運委員会等は、理事会で一応相談をいたしまして決定をいたしたいと思います。  本日は、これにて散会いたします。    午前十一時四十九分散会

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