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19回国会参議院1954/01/25

議院運営委員会 第4号

発言数
27
登壇者
6
会派数
3
開催日
1954/01/25

会議録

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 委員会を開きます。  常任委員長の選挙に関する件をお諮りいたします。

芥川治参議院事務総長

○事務総長(芥川治君) 自由党から、議院運営委員長に寺尾豊君を推薦するというお届が出ておりますことを御報告いたします。

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 総長報告を認むるに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり、笑声〕

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) さよう決定いたします。   —————————————

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 国務大臣の演説に関する件、官房長官から発言を求められております。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 二十一日に皆様お集まりの機会がおありでございましたので、その節お伺いいたしまして申上げようと思つて待機いたしておりましたのでございますが、午前中に衆議院の運営委員会がございまして、それに引続き両院の運営委員会の理事会の打合会をお持ちになりましたので、そこで結論が出ましたということをお伺いいたしました。たまたま多忙でございましたので、行き違いを生じましたので、その節にお伺いできませんでしたことをお詫び申上げる次第でございますが、実は政府におきましては、休会明け勢頭に予算案を提出し、従つて施政方針演説等を一応皆様あらかじめお定めになつておられまするところの二十六日に、できるだけこれらの施政方針演説等を行えるようにというので、万般、手配をいたしておりましたのでございますが、御承知のように政府におきましても、今度の予算編成につきましては非常に苦心をいたしまして、そのために予定より若干諸般の作業が遅延をいたすことになりました。只今も大蔵省のほうを極力督促いたしておる次第でございますが、昼夜兼行で作業を進めましても、どうしても二十七日の朝でないと予算案の提出ができないというような実情にありますので、これはもともと予定いたしておりましたのより若干遅延いたすわけでございますが、誠に恐縮に存じまするけれども、予算案の提出と並行して施政方針演説が当然行われなければならないので、一応御予定になつております二十六日の施政方針演説等を、翌二十七日に繰下げて頂きたいということをお願いにまかり出た次第でございます。二十七日と申しましても、只今申しましたように朝提出するということになりますので、能うべくんば従来の慣例のごとく、同日の午後に両院において施政方針演説をさせて頂くということにおきめ願いたいと存ずる次第でございます。  先ほど申上げましたような次第で、前に皆さんのおきめになりました二十六日の予定は是非と思つて、諸般の作業を進めておりましたが、御承知のような事情によりまして、予定より一日遅れるような結果になりましたことを非常に遺憾に思うのでございますが、よろしくお願い申上げます。

天田勝正日本社会党(第二控室・右)

○天田勝正君 すでにこのことは、二十一日の理事会等におきましても、遅れるという、そのことについては、まるで説明が逆になりましたけれども、併しそれは一応了承しようという内容を、それぞれの委員が申されたのでありますが、そのことをとやこう申上げるのじやないのでありますけれども、当日理事会にも官房長官が見えられて、私ども話を伺つておつたし、それから午後の議運にもおいでになるというような報告が、当時は委員長代理でしたけれども、委員長から申されまして、暫く待つておつた。ところが一時までは待つておつたけれども、駄目だというような話で、元来あの日は、御承知の通り本院では議運関係で四つの委員会が持たれて、その中には両院の合同打会合もありましたけれども、とにかくそういう手順で時間がちやんときまつておつて、而も若干の時間のずれが確かにありました。それは両院の打合会が衆議院のほうの都合によつて、一時と思つておつたものが一時半、それで本院のほうでは順序を多少狂わして、庶務小委員会にかける事柄を先にやるというような便宜を計つて、時間にはちやんと間に合わせるように取計らつたはずなんであります。従つて本院のほうとすれば、前日公報に載せました時間には、一つも狂いなしに野党側の我々も協力して来た。ところが途中で官房長官はどこかにいなくなつちやつた。甚だ以て我々からみれば怪しからん話なんで、而もその間出られるにしても、僕はそういう急に用ができたということは止むを得ないと、そのときも言つたのだけれども、止むを得ないことなんです。併し十分連絡の時間はあつたと思う。それにもかかわらずこういうことであるし、たつた一つ狂つたと言えば、両院の打合会ですけれども、これとてもやはり与党である自由党の委員長であつて、これもいわば自由党の都合で、そういうことが生じて来た。こういうことなんです。それを何ら連絡なしに、あとで加藤君等が一時までは長官を待つておつたのだからと言う……、なに実際は、ここの委員会では委員長から、もうやがて見えられますからという報告があつて、そのあとで辻棲を合せるような弁解があつたというだけのことなんです。  一体そういうやり方というものは誠に参議院の議運を軽視するやり方で、私は了解しがたい。けしからんと思つておる。出られんのは野党である我々も、止むを得ないと思つておる。なぜあなたは連絡する時間があつたのに連絡されずに、無視して出られなかつたか。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 今お叱りを頂いたわけでございますが、さような行き違いが生じましたことは何とも申訳ないと存じております。実は待機いたしておりまして、その間に丁度吉田総理が帰られましたので、打合せのために……、その他雑務にも追われておりましたので、それから又衆議院の運営委員長との連絡におきまして、両院の運営委員会の理事会がございまする前に、私どうしても出掛けなければならない事情等がございましたので、衆議院の委員長からも、そういつた事情を含んで参議院のほうにも御連絡申上げておくからと言うので、私のほうで若干手ぬかりがございましたことは誠に申訳ないと存じます。

天田勝正日本社会党(第二控室・右)

○天田勝正君 私そのことで、過ぎたこと繰返し繰返し論議するということは避けたい。併し私は、たしか十七国会でありましたか、十八国会でありましたかの初めにも、衆議院の議運と参議院の議運とにおいて、そのことから手違いが起きてその事柄に対して当時草葉委員長時代でありましたけれども、同じ自由党の委員長同士で、こういうことがあるということは、今は委員長になられた当時の寺尾運営委員も大いに遺憾の意を表された。つまらんことで、お互に感情を刺激し合うなんということは、実に私からいえば馬鹿げたことなんです。ですから、とにかく今後はそういうことのないように私はしてもらいたい。これ以上追及するつもりは、ございません。それなら自分の廻りにおる者を使いに寄越すなり、こちらにも自由党の委員、理事のかたがおるので、その人のところまで電話一本かければ万止むを得ないということで野党側も了承する気持でおるのです。それをあとになつて、殆んど両院の打合会できまつてしまつたことを、ここに二番煎じでやるというような、つまらん不見識なことをおやりになるのは、こつちは堪えられませんので、これ以上は申上げませんけれども、今後のあれにおいては、十分追及する気持を持つておることをここに申しておきます。

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 只今官房長官から御説明がありましたように、一月二十七日、恒例は午後三時からということになつておりますが、午後は総理ほか関係大臣の施政演説があります。従いまして、この演説に対する質疑をどういうふうに行うかということを先刻理事会で相談をいたしたのであります。  それでは、今の報告をちよつとあとに廻しまして、官房長官に質疑があるようでありますから……。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 五月八日まである国会ですから、今後具体的になり次第法案の提出見込等については、詳しくその都度向うことにしたいと思いますが、ただ一応目安として、見通しとして、この通常国会でどの程度の法案を提出されるお見込であるか。そうして事務的にはいつ頃までに締切つてお出しになろうとしているのか。特にこの予算に関係する法案等については、提出時期が遅れれば、十分な審議の期間を参議院としては持てないという事情もあるのですから、お伺いしておきたい。それから政府として重要な法案であると今回予想せられておるものは何々であるという点。  それから毎回申上げておることですが、衆、参両院の法案の先議の問題ですが、これらは参議院だけに会期末に法案が山積することのないように、参議院先議の法案というものも調整を図つてお考えになる御予定であるかどうか。  それから何例によつてお尋ねしたい点だけを一応御説明願つておきたい。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 法案等の提出予定につきましては、只今のところ法律案におきまして百七十数件を予定いたしております。すでに本日提出したものもございます。条約案等につきまして二十三件ばかり、決算等の議決案が五件ばかり、これらをすでに予定いたしておりますが、なお未定のものも若干このほかにあるわけでございます。これらの提出につきましては、只今も御注意がございましたが、予算の審議等とも関連いたしまして、できるだけ速かに提出いたしたいと考えまして、過般来の閣議等におきましても各省大臣に対しまして、法案の提出につきましてできるだけ速かに手配するよう強く督促をいたしておる次第でございます。でございますが、例えば税法の改正案等につきましても、いろいろ細かい点等がございまして、目下非常にその作業を急いでおりますような次第でございます。いずれにいたしましても只今の御趣旨に合うように、できるだけ速かに提出するよう、政府といたしましては万般の努力をいたしたいと考えておる次第でございます。  次に、政府においてどういうものを重要法案と考えているかというお話でございますが、政府といたしましては、提出いたします法案がいずれも重大であると考えておりまするが、一応まあ世間の話題によくなるとか、注目をされておるとかというようなことを標準といたしまして申上げまするならば、例えば警察法案でございますとか、諸般の税法の改正案でございまするとか、或いは定員法に関するものでございますとか、或いは教育の中立性の維持に関する法案、これもまだ確定しておるものではございませんが、出すとするならば、こういうようなもの、これ又只今検討中のものでございますが、保安庁法の改正に関するもの、或いは諸般の補助金整理に関するもの、かようなものが特に注目を引くものではないか、まだほかにもこういうような意味におきまして相当あるかと思いますが、一応そんなように考えておるわけでございます。  なお第三点の、相当多数法案等が提出される状況に鑑みて、衆参両院においていずれにおいて先議して頂くかというようなことに関連しまして、会期末に参議院に法案が殺到いたしまして、大変御迷惑をかけるというようなことのないようにどいうことについて、政府はどういうように考えておるかというようなお話でありますが、只今もお話が出ましたように、法案全体の審議の進捗が円滑に参りまするように、参議院におきましても御先議頂くような法案を、如何なるものをどういう形においてお願いするのがいいか、よく検討いたしまして、お話の御趣旨に合うように努めたいと存じている次第であります。

小笠原二三男日本社会党(第四控室・左)

○小笠原二三男君 その程度の御説明しか、今の段階では得らないと思いますが、ちよつとお尋ねしますが、警察法の改正は現行警察法の改正法案として出すわけですか、新警察法で出すのですか、と申しますのは、あの警察法には憲法的な前文が付いておるので、その精神と違背するような改正をやることは矛盾も甚だしいと思われる点がありますから、この点お尋ねしておきます。  それからもう一つは、補助金を整理する法案ですが、これは率直に申しまして参議院としては、恐らく建設、農林、文部、厚生等々省中にある関係法案の内容を整理して来るものと考えますが、これが整理に関する法案ということで一本にして各法案の改正を持ち寄つて来るということになれば、参議院としての審議の方向が考えられて来るわけです。そうでなくてはらばらに来れば、当然これは常任委員会にもばらばらにかかるという問題があります。ところが参議院としては各会派で率直にいつて、特別委員会を持つてやつてもいいという意向が出ない限りは、その法案が出て来た場合に、まとめて出て来た場合には、一大混乱が予想せられます。それで政府ではどうしたいという気持を持つておるのかということをお尋ねしておくと同時に、この議運としましては、あらかじめこれに対処しての各会派の態度をきめておいてそうしてそれでよしとするなら、もう特別委員会でよしとし、不可となつた場合には、法案の提出の形式を政府側に変えてもらわない限り、この成立は期しがたいというようなことにもなると思います。それでこれは議運委員長と政府側とでその間の連絡を緊密にとつて、できるならば議運として早い機会にこの問題に対して態度をきめておくほうが、そのときになつてトラブルが起らんということになるのではないかと思うので、念のためにこれは議運委員長にも申上げておきます。  その二点だけお答え願います。

福永健司自由党内閣官房長官

○政府委員(福永健司君) 只今お尋ねの第一点につきましては、改正ではございますが、大体において全面に亙る改正等にもなるわけでございますが、法案提出の形式につきましては、只今法制的に如何にすることが適当であろうかということで研究中でございます。  なお第二点につきましては、補助金に関するものは、非常に多岐に亙りますので、これを只今小笠原さんがお話のごとく一括する形にするか、或いは個々それぞれのものとして多数の法律改正案として出すかということにつきましては、これ又政府におきまして、只今検討中でございます。今のお話のごとく運営委員長とも連絡をいたしまして、政府におきましても両院における御審議の御都合等もよく考慮いたしまして善処いたしたいと思つております。ただ一応の政府の考え方といたしましては、非常に多岐に亙りますので、場合によりましてはこれをおまとめ頂いて、いろいろ振り合い、権衡等の点も御考慮頂くためにおまとめ頂けるならば、というような考えもあるわけでございます。いずれにいたしましても、なお一層今御指摘のような点を考慮いたしまして更によく研究いたしたいと思います。

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 他に官房長官に御質疑のあるかたはございませんか。   —————————————

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 次に、常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。

河野義克参事(事務次長)

○参事(河野義克君) 緑風会から、法務委員の楠見義男君、郵政委員の宇垣一成君、議院運営委員の森田義衞君が辞任せられまして、法務委員に宇垣一成君、厚生委員に楠見義男君、議院運営委員に加賀山之雄君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) さよう決定をいたします。   —————————————

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 先ほど御報告をいたしかけておりました二十七日の国務大臣の演説に対する質疑、これをどうするかということにつきまして、先刻理事会を開催いたしまして、この問題を相談いたしました。  理事会の結果といたしましては、時間の割当でありますが、緑風会、社会党第四控室、各一時間十分、社会党第二控室五十分、改進党三十五分、無所属クラブ二十分、そうして質疑者の人数は、緑風会、社会党第四控室、社会党第二控室が各二名以内、改進党、無所属クラブはおのおの一名、日取りは、一月二十八日から三日間を選ぶ、こういうことを理事会といたしまして一応決定をいたしたわけであります。衆議院のほうは、明日午後一時から議運を開きまして、この質疑の問題を議するそうでありますが、衆議院のほうも、恐らく三日間になるのではないかということが想像をされるのであります。理事会で決定をいたしました通り御承認を賜わりますことに御異議、ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) なお理事会におきまして、自由討議に関する件を諮りましたところ、国会法上三週間に一回開くことになつておりますが、これを適当な時期まで延期をする、こういう処置をするということも決定をいたした次第であります。さよう決定をいたしますことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) さよう決します。   —————————————

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) なお参議院予備金の支出につきまして、承諾を求める件をお諮りいたします。

芥川治参議院事務総長

○事務総長(芥川治君) 只今お手許にお配りしております資料に基きまして御説明を申上げます。  参議院予備金は、本委員会においてすでに承認のあつた分でありまして、昭和二十七年十月二十四日から昭和二十八年の十二月九日までの間に支出されました予備金について、予備金に関する法律第三条に基いて常会の初めに議運の委員長から本会議で報告をすることになつておりますので、只今お配りしました資料によつて委員長から本会議で報告することを御承認をお願いいたしたいのであります。

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) 事務総長の説明通り承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

寺尾豊自由党

○理事(寺尾豊君) さよう決します。  次回の本委員会開会をいつにいたしましよう。  今御意見がありまして、議運開会を、国務大臣の演説は三時といつたようなことが恒例になつておるので、委員会は一時に開いたほうがよくはないか、こういう御意見、御尤もと思いますので、明後二十七日午後一時より開会いたしたいと思いますので、御了承をお願い申上げます。  本日は、これにて散会いたします。    午後二時十六分散会

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