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19回国会衆議院1954/11/29

議院運営委員会 第79号

発言数
78
登壇者
11
会派数
6
開催日
1954/11/29

会議録

菅家喜六自由党

○菅家委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。  二十六日に理事会を開きまして、なお本日午前十時より理事会を開き決定いたしました事項等を一応御報告申し上げて、さらにお諮りいたしたいと思う次第でございます。議席及び控室の件、議場内交渉係の件、議事進行係の件、小委員会設置の件、特別委員会設置の件、会期の件、開会式に関する件、国務大臣の演説に関する件、それから追悼演説の件、これは尾崎さん、冨吉さん、菊川さん、金子さんに対する追悼演説でございますが、これらについて一応理事会において話合いをいたした次第でございますので、これを一々お諮り申し上げて御決定願いたいと思います。  まず議席の図表をただいま配付いたしますが、それと控室の件、これも各党でお話合いがまとまつた次第でございます。各党の控室の方は、これは各党とも一致の意見でございますから御異議のないことと思いますが、一応お諮りいたします。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それから議場内交渉係の件は、従来通り百五十人以上が五人、百人以上が四人、二十一人以上三人、二十一人以下正副おのおの一人ということになつております。そうすると自由党五人、日本民主党四人、社会党左右両派三人ずつ、二十一名以下の各小会派は正副おのおの一名、こういう議場内交渉係になるわけでございますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 これは従来の例によるわけでございますので、各党派それぞれの交渉係を事務局までお申出願いたいと思います。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それから議事進行係の件でございます。これは院内議員数の分野にも変更があつたのでありますが、とにかくこれは第一党の政党の議事進行係が当る、こういうことで理事会において決定いたしております。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは私どもの方の山中君が議事進行係になることに決定いたしております。声といい、身長といい、発音の正確さといい、心臓の点といい、申分のない方でございますから、どうか御承認願いたいと思います。(笑声)     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に小委員会設置の件ですが、これも従来の通り、議運の運営小委員は理事をもつてこれに充てる、院内の警察及び秩序に関する小委員会は八人、国会法等改正案起草小委員会は委員長を入れて八人、これも従来通りに理事会において決定いたした次第でございます。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 八人の割当はどうなつておりますか。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 国会法等改正の分は、自由党が三人、民主党が二人、左右両派社会党が一、一、それと委員長が入りますから、八人でございます。院内の警察及び秩序に関する委員会の方は自由党が三、民主党が二、左派社会党が二、右派が一でございます。

岡田春夫小会派クラブ

○岡田(春)委員 従来小会派が一人入つていたでしよう。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 入つておりません。これを従来通り決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に特別委員会設置の件ですが、従来ありました海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、行政監察特別委員会、この三つのおのおの二十五人の委員をもつて構成する特別委員会、これを設置するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 ちよつと質問があります。海外同胞の委員会の委員長等は、新たに互選されるわけですね。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 新たに互選されるわけです。

椎熊三郎日本民主党

○椎熊委員 全部ですか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 さようでございます。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、会期の件についてお諮りいたします。理事会においては、十一月三十日から十二月八日まで、九日間ということに決定を見ましたが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 なおこの会期の件は御承知の通り、明日常任委員長会議に議長より諮問いたしまして、その結果あらためて、さらに本委員会にかけなければならぬという手続上の問題がありますから、さよう御了承を願います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に開会式に関する件、これは事務総長より御説明を申し上げます。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 開会式は、明日の召集手続を済ませまして、それからあとになります。召集手続は一応午前十時に集まつて、三分の一以上の定数が集まつたところでやるという規定になつておりますが、従来の大体の慣例によりますと、ほぼ午前十一時には開会できると思つております。従いまして十一時に開会をいたしまして、まず議員の議席を決定いたしまして、次にただいま問題になつておりました会期の決定をお願いする。会期が決定をしましたあとで、ただいま決定になりました三特別委員会の設置を御決議願いまして、そこで召集手続の方は一応済みますので休憩をいたしまして、それから午後の開会式に臨む。午後の開会式は、一時に一応議員さんにお集まり願つて、陛下が大体一時四十五分ごろ御臨幸になりますので、二時から三時の間に終るはずでございますが、それが終りますれば、引続いて三時半ごろ本会議の振鈴を鳴らしまして、これから御相談になります八以下のことに入りたい、こういうことでございます。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 ただいま事務総長より御説明申し上げました通りの順序によつて運びたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、追悼演説の件でございます。名誉議員尾崎行雄君、議員冨吉榮二君、菊川忠雄君、同じく金子與重郎君の四君が逝去されましたことば御存じの通りでございます。この追悼演説者を決定しなければなりませんが、理事会においては、尾崎行雄議員に対しては年長者の金光庸夫君にしていただくことに決定を見た次第でございます。なお冨吉議員に対しましては尾崎末吉君、菊川さんに対しましては花村四郎君、金子與重郎君に対しては武藤運十郎君、おのおのこの四君に院を代表して追悼演説を願うことに決定いたした次第でございますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 さよう決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 なお、開会式における式辞がお手元に参つておると思いますが、一応事務総長から朗読いたさせます。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 開会式の式辞の件につきましては、両院の相談も必要でございますので、前回の理事会で一応御決定願いました案文を参議院の方にまわしまして、参議院と打合せました結果、一応式辞の案ができましたので、朗読をいたします。   天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第二十回国会の開会式を挙げるにあたり、衆議院及び参議院を代表して式辞を申し述べます。  現下内外の情勢を勘案し、われわれはすみやかに、国民生活の安定を図るため、社会保障の充実と国内産業振興の方策を樹て、進んで国家繁栄の道を開かなければなりません。  ここに開会式を行うにあたり、われわれに負荷された重大な使命にかんがみ、日本国憲法の精神を体し、おのおのその最善をつくして任務を遂行し、もつて国民の委託に応えようとするものであります。  これが両院で一応まとまりました案でございますので、御了承を願いたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、理事の員数及びその割合についてお諮りいたします。これは従前通り、図書館運営委員会は理事が二名、その他の各常任委員会は理事七名とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。  なおその割当は、図書館運営委員会は自由党一、日本民主党一、それぞれ一名ずつ、その他の各常任委員会は自由党五名、日本民主党二名、それから社会党両派おのおの一名ずつとなりますから、さよう御了承を願つておきます。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 それから先ほどちよつと申し落しましたが、追悼演説が終りましたあとで、吉川兼光君が全米の四Hクラブの大会に臨席されるために、すでにお出かけになつておるわけでありますが、いよいよ国会が始まりますので、十二月の半ばでなければ帰れないために、二十日間の海外旅行のための請暇の申出がありますから、これを追悼演説が終りました最後に院議で御許可を願いたいと考えます。理事会でも御決定を見たことでございますので、御了承を願いたいと思います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 なおお諮りいたしたいことが二、三件ございますが、社会党の方より官房長官に質問があるということで、今電話をかけてみましたが、決算委員会にただいま臨んでおるということでございました。なお議長に対しての質問をいたしたいということもありましたので、ただいま議長が見えておりますから、先に議長に対する質問を行いたいと思います。池田禎治君。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 この際堤議長にお尋ねいたします。明日から第二十臨時国会が開かれるのでありますが、私ども、実はこの国会に衆議院議長がどういう考えを持つてお臨みになるかということをこの際承りたいのであります。第十六国会におきまして、議長は事務総長のもとまで辞表を提出になつたこともあります。さらにまた、去る十九国会の乱闘事件の結末に対して両派社会党の委員から議長に対する抗議がありましたときに、自分の進退を含めて善処するということもありました。すでにあなたは議長の任にあらざることを表明されたことが再三に及んでおるのであります。従いましてこの国会に臨むにあたりまして、依然として議長の職責のままお臨みになるお考えであるか、それとも、あなたとしては従来しばしばお述べになりました考え方を何らかの形で生かされるのであるか、その点をこの際お伺いいたしたいと思います。

堤康次郎無所属議長

○堤議長 池田さんにお尋ねいたします。ちよつと私は言葉がはつきり聞きとれなかつたのだが、私が任にあらざる者とみずから信じておるかどうかという意味でありますか、その点をもう一つはつきり伺いたい。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 任にあらざるかどうかということのあなたの心境もあわせて承りたいのであつて、直接の承りたい動機といたしましては、しばしばあなたはおやめになるということを個人的に語られた、あるいはまたそういうことを新聞などにおいてわれわれは拝見したのであります。従いましてあなたのそれに対する御心境はいかがでしようか、こういうことをお尋ねいたしたいのです。

堤康次郎無所属議長

○堤議長 私は率直に申しますると、自分は適当な機会があれば辞任したいという意思を持つております。しかしながら自分は適任でないとは少しも考えておりません。ただ国会というものの品位を高め、将来の運営を円滑にするためにはどうすれはよいかということを私は常に考えておるのでありまして、今度の国会にはもちろんその考えを持つて、厳粛なる気持で臨むつもりであります。ちよいちよい新聞などに不信任案とかいろいろ散見するようでありますが、ただそういうことがあるからといつてやめるということも、これはまた議長という職責の重きに考えてどうかと思うのです。ただ、今のところでは私は議長という重責に対して敬虔な気持を持つて国会に臨む、国会はこの前の申合せの通り自粛して、厳粛なる運営をやることを希望しておるというのが、私の心境であります。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 あなたの今の御答弁は、これはあなたに対してそれ以上とやかく言うわけには参りませんが、あなたは国会の自粛ということを申されておる。あなたみずから第十六国会に辞表を提出された。しかしながら、その辞表をあとでまた撤回された。さらにまたあなたは、第十九国会の議長として私は勤まりませんとはつきりおつしやつた。これはりつぱな証拠がある。国会の自粛は議員であつて、あなたは議長として何ら感ぜざるがごとき御答弁は何たることでありましようか。私どもは、今日議長という職責が昔のように勅任というようなものでなく、総理大臣、最高裁判所長官と同等な地位にあり、まさに国権の最高機関の議長として内外にその実を示さなければならぬと思つておる。しかるにあなたは、あなたみずから顧みて国会の品位のみを説かれて、みずから何もないがごときはばからざる言動は奇怪千万である。議長としてあなたがみずから、あなた自身おとりになつた行動についても私不審にたえない。それを聞いておるのです。但し自分の過去においてこういうことを考えたことはある、やめんとしたことはあるけれども、今はその心境にあらざるとかどうとかということを申しておるのであつて、しかもあなたは顧みて国会の自粛を望んでおる。自分は恥じないのだというように受取れてならないので、重ねて質問しておるのです。私どもが不信任案を出すか出さないか、これはわれわれの考えである。新聞でちよくちよく見るというが、そういうことを今日申しておるのではない。第十六国会においてあなたがおとりになつたこと、十九国会の乱闘後においてあなたが述べられた心境に対して、今日いかなる考えをお持ちになつておるかということを聞いておる。今日不信任案を出すか出さぬかということはわれわれの自由でありまして、その点をお尋ねしておるのではない。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 ただいまの池田君の質問はこの程度で……。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 私は議長に質問しておるのです。お答えになりますか、なりませんか。

堤康次郎無所属議長

○堤議長 同じことだけれども、御要求があれば重ねて申し上げましよう。私の昨年の七月三十一日の国会のときの処置、本年の六月三日の処置、それは好ましからざることでありましたけれども、議長としては、あれ以上にとるべき処置は断じてないという確信を私は持つております。りつぱな議長としての処置であつたと信じておりますから、そのどこが悪いかということを具体的に言うてもらわないと、私には一向わからない。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 池田君、御質問もけつこうですが、当委員会としてその点をあまり深くついて行きますと……。この点は御承知だろうと思いますが……。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 私は、どこが悪いということを言うておるのではない。あなたが再三辞意を表明された。辞表も出されたのだから、今日の心境はいかがですかと言うておる。それをどこが悪いかなどと、あなたは自分でピントの狂つたことを言つておる。私は、あなたの今日の心境はいかがですかということを言うておるのです。何もどこが悪いと言うておるのではない。

堤康次郎無所属議長

○堤議長 池田さんのおつしやる通り、別に悪いことはない。ただ国会の運営を円滑にするために、どうする方がよいかということが私の考慮の全部である。このことを重ねて申し上げておきます。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、なお御相談申し上げることがあります。官房長官は今決算委員会に臨みまして、決算委員会においてお医者さんと官房長官が出て、いろんな質疑応答が行われた。それらに関係することであれば、今すぐ時間的に出かけるところもあり、午後は参議院の方に出なければならぬことでもあるから、私にひとつ説明しておいてもらいたいということでございますが、池田さんいかがでしようか。一応決算委員会で質疑が行われ、それが済んだそうであります。なお重ねてということなら、三、四十分は時間をかけなければならぬことになります。それでも必要だということなら、明日にでも……。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 あしたにしましよう。

辻原弘市日本社会党(左)

○辻原委員 委員長から官房長官にお伝えしていただいて、あわせて委員長から私の質問に対する見解を承つておきたいと思いますが、今、明日から開かれる臨時国会の事務的な問題を決定したのであります。その中に、明日の三時半から総理大臣が出て施政方針演説をやるという問題が含まれておる。この問題に関連いたしまして、私どもといたしましては、これは決算委員会で常にしばしばやつておりますが、外遊前に首相の喚問をきめ、それに対して外遊の諸準備のために非常に多忙だからということで、この問題は首相の外遊後に持ち越されておつたわけです。その後二十五日、それから本日二十九日の二回にわたつて決算委員会において同様首相喚問の決定を見ておるわけです。これに対する政府の回答は、依然として出席するに至らず、所労のために出られないということです。ところが明日の施政方針演説には首相は出て来るとなると、一体決算委員会の出席の問題は政府としてはどう考え薫るか、これはわれわれとして了解に苦しむわけです。一体所労のためであれば、明日の施政方針演説にも出られないというのが大体の筋ではないかと思います。所労が一応いえて、明日は出られるということなら、当然決算委員会の喚問という問題に対しても、従来出られなかつた理由は消えておるのですから、出て来なくちやならぬと思います。これについて実は官房長官からじかにお伺いしたかつたのですが、見えないようでございますから、われわれとしてもこのまま施政方針演説だけを認めて、決算委員会からの正式な要求に対して何ら関知しないということはできませんので、これに対する政府の見解を明瞭にしていただきたいということを、委員長からお伝え願うと同時に、当委員会としても何らかこの問題について——というのは、決算委員会から、おそらく私がただいま申し上げた問題について、あるいは緊急質問等の要請が当委員会に来ないとも限りませんので、その際はこの問題を当委員会においても取上げ、この質問を認めるという、そういう含みを私はこの際持つていただきたいと思いますが、委員長の見解をこの際承つておきたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 ただいまのお話ですが、御質問の趣意を官房長官に取次げということであれば、御趣意のことは委員長から取次いでもよろしゆうございます。しかし今お話の点の、この委員会として決算委員会の出席の有無のことについて取扱うということは、私どもとしては考えなければならない。これはその当該の委員会において決定さるべきことで、この委員会で、あの委員会に病気で出たとか出なかつたということを議論することは、この委員会の権限に属せざることであると思います。また緊急質問等の形でそれが現実に出て来たときの取扱い、これはこの委員会にかけて決定することで、今から委員長はその緊急質問を許すか許さないかという委員長の意思をどうこうということはできないと思います。もし本会議で緊急質問をしたいという案件が出て参りますれば、この委員会において御審議願う、かように御了承を願います。  なおもう一つは、これは委員長の所見ですから間違いかどうかわかりませんが、御参考のために申し上げておきます。長途の旅行で、七十六才という年でもあり、相当日時の飛行機の旅行で疲労を覚えることは当然かと思います。疲労も一種の病気であつて、本日出ないということも、明日の国会には出席したいというために、医師の忠告によつてきようまで静養するということだと私は承知しております。明日は重大な国会の初日を控えておるのでありますから、それまでは長途の旅行の疲労を静養して、明日出るためにきようも委員会に出ない、こういう考え方ではないかと想像するのであります。ですから、きよう出ないから明日の国会に出るのはおかしいじやないかという考え方は、実際の実情に沿わない考え方のように私は思います。しかしこれは考え方の相違で、今あなたのおつしやるようなことも決して考えられないわけではないと思います。しかし、それはこの委員会で取扱うべきことではないと思いますので、決算委員会に出ないということの可否は当該委員会でやつてもらう。しかしなお官房長官にお尋ねがあるということならば、先ほど申し上げました通り、明日官房長官の出席を求めてその点に関しては官房長官にお話し願う。しかし決算委員会でも説明を済まして来たということでございますから、当該委員会ではこの問題について質疑応答が行われたことも確かでございます。それを重ねてこの委員会で、その点について官房長官に確かめるということならば、この委員会としては少し行き過ぎなことになるのではないか。それ以上にわたることならまた明日、このように御了承を願いたいと思います。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 委員長の御説明はわかつたのですが、ぼくはこの機会に委員長にもう一度関連してただしておきたいことは、いわゆる一般的な問題としてですが、委員長の説明によると、決算委員会の喚問に応じなかつたことをこの委員会で官房長官に質問することは何か筋違いだ、こういう説明なんですが、私どもはちよつとそれはおかしいと思います。もちろん、それはそのものずばりではないかもしれませんが、特に辻原君が今言われた前提としては、すでに外遊前にたびたび出席要求をしたが出席されなかつた、これは理由があつてでしよう。その理由が病気であるかどうかはわかりませんが、外遊からお帰りになつてまた出席要求をしたが、また所労という関係で出席になれない。それで明日は出席せられる。あなたの説明によると、明日出席するための蓄積なんだという。それもわかりますけれども、今までの歴史、今までの過程から考えてみて、どうやら自分の都合の悪い委員会には出たくない、自分の気に入らぬところには出たくないというような、そういうことを国民のほとんどが考え、そういう印象を受けておる。そういうことで、自分の気に入らぬ委員会には出席したくない、それはわがままなんで、一国の首相が、しかも国会を軽視するというがごとき態度については、国会運営上問題があると思います。こういう見地から辻原君も言つておるのであつて、これは決して筋違いではないと思います。今後もこういう問題が起ると思いますから、その点について私は確認を願いたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それは将来に残る問題でありますから、ある程度まで明確にしておきたいと思います。それぞれの常任委員会の証人もしくは政府委員として出席要求をした、その要求にこたえないという場合があり得たとき、本委員会においてその当否を議論するということが今後の先例になると、二つの委員会で出席のことに関する議論が行われるということになると思います。私はそういう場合は、その当該委員長より議長に申出があるべき性質のものだと思います。私の委員会はこれこれによつて政府委員を要求したが、政府委員が出席しない、これは国会法の規定に従つて思わしくないから、議長において強く出席するように要求する、こういうことが当該の委員長から議長に要求があつて、議長からそのことについてこの委員会に対して諮問があつて、初めてこの委員会でそのことの議論が行わるべきであると思う。そうでないと、当該委員会でも出席の可否について議論があり、この委員会でも出席の可否について議論があるということになると、そのことについて二つの委員会が議論をするということになつて、国会運営上おもしろくないという見解を持つております。但し国会運営という面から見て、そういうこともあり得る、ルールとしてやるべきことだというので、議長なり本委員長に当該委員長からそのことに対する申出があつたときは、これを議題として取扱うのが正しいと思います。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 委員長の言う通りです。決算委員会の出席云々の問題を私どもここで質問しようとは考えておりません。またそういうことを要求しようとも考えておりません。問題は、明日施政方針演説をやられるのだし、施政方針演説とからみ合つておるのだから、施政方針演説をやられるなら、なぜ決算委員会にも出席してやらなかつたのか。施政方針演説をやられるだけの健康状態なのかどうかということを聞きたいのです。ただ決算委員会の出席、欠席という点について聞きたいというのじやない。そういうこともやはり関連するのです。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 総理大臣の施政演説とありますが、これはあしたでもいいかもしれませんが、質問者の決定等、準備の関係もありますから、施政方針演説に対する質疑はそれぞれ時間の関係と、何名やるかということくらいはあらかじめ御決定置き願えれば、各党とも都合がいいのじやないかと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 今実はお諮りいたしたいと思つておりましたが、山本君からそのお話がありましたから……。ただいまの山本君のお話の通りで、関連性を持つた質問等も生ずる場合がございますが、その程度のことは大して議論することもないと思います。なお、ただいま土井君から御注意がありました通り、明日は開会式もあり、ただちに施政方針演説というようなことで、本日のうちに大体明後日より始まる質疑者の人員等をきめておくことがいいかと思いますので、その点について御協議をいたしたいと思います。最初は懇談によつてこれを行いたいと思いますから、ちよつと速記をとめてください。     〔速記中止〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは速記を始めてください。十二月一日の予定は、質疑者は日本民主党四十分、社会党両派おのおの四十分ずつ、小会派十五分、この四十分の時間の範囲内において二名立てることもさしつかえない、かように決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。時間は午後一時、時間励行で始めたいと思います。順序につきましては……。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 前例があるでしよう。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 発言順位は従来のルールによつてやる。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 分野のかわつたものによる発言表がお手元に差上げてございますが、民主党、民主党、左派、右派、それからまた左派、右派となりまして、小会派となります。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 さよう順位を決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、衆議院関係の補正予算について事務総長より御説明を申し上げます。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 お手元に差上げてあると思いますが、衆議院関係の補正予算について御了承を願いたいと思つております。  衆議院の方の今回の補正予算に組んでございます金は、今回の臨時国会等の費用だけでございまして、それが六千四百五十三万三千円の追加を要求してございます。その六千四百五十三万三千円の全体のうち、補正予算としては要求をしてございますが、本年度の一般予算から各省並に五分ないし一割の実行予算の減少の申入れがありまして、これに対して本院といたしましては、ただいま申し上げました通り、補正予算で臨時国会分をどうしてもちようだいしなければならない建前上、五分ないし一割の減少の余地がございませんが、各省に協調する意味で五分の減少を見込みまして、その五分の減少は六百二十九万八千円という金額になります。この六百二十九万八千円の減少場所は、議員面会所をこちらに移しまして、その移した元のあき地の方に新しく議員面会所をこしらえる予定に相なつておるわけでありますが、その費用が本年度一千万円近く載つております。本年度の年度末には、ごく基礎的なものだけでもやろうということで、一応一千万円だけのものを載つけてあつたのでありますが、それを少し繰延べまして、どうせ下工事だけでございますので、あとに送るということで、その分から六百二十九万八千円の五分に当るものを差引いて本年度の予算の補正としてお願いしてございます。その点を本院の分として御了承を願いたいと思つております。  それから本院で常に所管をいたしております訴追委員会の分は、新たに訴追委員会として補正で追加をお願いする分はございません。ただ、今申し上げました五分に当る四万七千円の減少をお願いする。これはここにございますように、各省並の割当をいろいろな面からやりまして、これだけのものを訴追委員会の方から減少をして本年度の実行予算を組みたい、こういうことでございます。  それからいま一つ、ここにございます弾劾裁判所の経費、この四万三千円を同じような建前から差引く、こういうことに相なつております。  それから国会図書館の方は予算が非常に大きいわけでございますので、五分に当る減少が千八百五十万六千円ということになりまして、これを各費目から全面的に差引くということで補正予算を組んでございますので、本年度の補正予算として、これだけの点を御了承願いたいと思つております。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     —————————————

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 それからいま一つお手元に差上げてございますが、国会予備金を支出いたしました分の御承認を適当な時期にお願いいたしたいと思つております。予備金支出は、すでに御決定を願つてやりました分で、菊川忠雄さん、それから冨吉榮二さん並びに金子與重郎さん、この三君の御逝去に伴う弔慰金が二百八十万八千円ということになつて、すでに支出をいたしてございます。なお、尾崎さんの衆議院葬の諸費用が、全部で二百三十万一千四百円になります。諸謝金が二十四万四千六百四十円、庁費の方から二百五万六千七百六十円、その内容は、消耗器材費、通信費、自動車その他借料、広告料、雑役務費、まかない料、これだけのものを合せまして二百三十万一千四百円になります。これだけの予備金の支出がございますので、この点、適当な機会に御承認をお願いいたしたいと思つております。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 なおこの際、報告やら御協議を願いたい点がございます、  まず報告の点は、この前すでに理事会、委員会等において各会派満場一致で決定いたしておりました事項を、この臨時国会より実施に移すということでございます。それは、まず正玄関の通行のことでございます。最近院内が通用バツジ等の関係上混雑を来しておりまして、この規律を正したいということで、正玄関の通行は従来通りではあるけれども、これを厳守してもらいたいということでございます。これは議員と議員秘書、政府委員その他政府委員等と同行の通信記者、こういう者は正玄関から入つていいことになつております。ところが単独にそれ以外の者が出入りすることは、取締り上非常に困るということで、従来のきめ方をさらに確認して、正確にこれをやつてもらいたいということで、これの実施をいたしたい、こういうことでございます。  それから院内の新聞関係者の通行バツジのことでございます。これもしばしば新聞記者会館の方から交渉がございまして、業界新聞も同じ種類のバツジによつてやることは非常な迷惑と不便を感ずるという要求がしばしばあつたのであります。そこで今回からそれをわけることにいたしまして、国会記者会館におられる人たち、その他のクラブと、一般業界の新聞通信記者との通行記章をわけることにいたしまして、今着手しておりますので、臨時国会からこれを実施に移すことにいたしたいと思います。これはすでにできておりまして、それぞれ要望にこたえてこのバツジを新たにすることになりましたので、御了承を願いたいと思います。  なお、国会開会中の参観の件についてしばしば意見がありましたが、従来通り、開会中といえども午前十時までは参観を許す、十時以後は従来も許しておりません。これは審議に支障がありますので、午前十時までは開会中でも参観を許すが、それ以後は許さない、かように決定いたします。  それから議員面会所は、御承知の通りこちらに移つておりますが、この取締りその他の方法は従前と何らかわりません。  それから議員食堂の件ですが、これも議員だけの食堂にしたいということが長い間の各党の要求だつたのであります。そこでこれを今回から実施するのでありますが、実施するにあたつて一つ問題になりますことは、新聞通信関係の人たちが、取材のために締切りまぎわに、おのおのの党派の各議員が、あるいは政府委員等が食堂におるために取材ができない、こういう不便を与えてはならないと思いまして、その点を十分勘案いたしまして、それに支障のない処置をとるということが各会派で一致したわけであります。これをもつと詳しく具体的に言いますと、取材するためにその議員のおるところに入つて来た、ちようど議員がお茶を飲んでおつたところに来たので、その議員が新聞社の諸君にもお茶を出した、それもいけないというような、つまらないことはやらないように各係に申し渡してあります。食事をしておるところに行つて、ともに食事をしたからいけない、そういうこともやらない。大体は選挙民をどやどや入れる、あるいはバツジをつけた者をどんどん入れる、そういうものを直したいというのでありますから、議員、政府委員以外は一切入れないという意味ではない。これが大分誤り伝えられて、その点に対するかなりの批判もあるようでございますので、この取締りについては事務総長その他にも、各党協議の結果申し入れてありますから、まず実施してみまして、その点について問題の起ることのないように処置いたしたいと考えております。事務の方ともよく連絡をつけてやりたいと思います。きようは、ここに委員会担当の記者諸君もおいでのようでございますが、別段従前とかわつた方法によつて諸君を阻止する考えはないということだけ申し上げておきます。取材のためにおいでになることをとめるという意思は、ごうまつもございません。今までの通りでございますから、各委員諸君も、この点御了承を願いたいと思います。  次に、さきに申合せになつておりました暑中伺い等を出さないということで、年賀郵便の問題等もこの前とりきめがしてございます。ところがその後見ておりますと、やはり反則行為が多少行われておるような傾向も見えるので、この際再確認をしておきたいことは、特に年賀郵便、これは選挙がうわさされておるときでもございますから、そういうことをすることは、選挙違反を構成するおそれも十分あるわけでございます。それから人によつては五万枚出す、三万枚出す、あるいは人によつてはまつたく出さないということでもまずいので、年賀郵便は各党で今回は出さないということにして、新聞広告をするなりその他の方法によつてこれを周知させる方法は、国会対策委員長会議においてやる。これについて各党の御意見を明日までにひとつおまとめを願いたい。各党がまとまりますれば、国会対策委員長会議において、どういう方法によつて周知させるかということをきめたらいいのではないかと思います。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 その問題については、十九国会当時において議員の自粛の問題と関連して、暑中見舞、年賀郵便は出さないようにしようということを各党で申合せてあると思います。従つて、運営委員会でまた決定しても意義がないと思いますが、時節柄の関係もありますので、大体この前の通常国会における各党の申合せに従うような方向に積極的に持つて行つていただいて、年賀あるいは暑中見舞等を出さないという、こういう決定は見ておるのですから、国会対策委員長会議あたりで問題を自主的に取上げて、今委員長が言われたように周知徹底せしめるようにしていただけば、それに越したことはないと思います。運営委員会としては、そういう希望をできるだけ述べて、実施していただきたいと思います。

三和精一自由党

○三和委員 私ども青森県でも、衆参両院でそういうことをやらないようにした。ところがそういう申合せをしたことはないというので、何万枚も出しておる者もある。こういうことがあつては困る。だから、出してはならないということだけのことではなくて、もう一つ何か縛る方法はないでしようか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 その点も研究してみましよう。寄付金などしないといつても、それが実はあるというようなこともございますから、これは申合せをしたことを再確認して、徹底せしめることが必要だと思います。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 この前この委員会の小委員会は通過して、印刷物もできておる。ただ、ちようどあの日に六月三日の事件が起きたので、本委員会の決定を見なかつたのですが、小委員会は通過しております。ああいうものも委員長の手元にあると思いますから、これを各党に渡して、厳然とおきめを願いたいと思つております。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 さらに態度を明日までにきめて来て、再確認するということですね。

田渕光一自由党

○田渕委員 これは衆議院に多く問題があると思いますが、参議院の諸公にも同調してもらいたいということもありますので、衆参両院の各党でそれをやるということにしたいと思います。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 参議院でもやつてくれれば、それに越したことはないが、参議院が同調しなくても、衆議院だけでもやりましよう。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、NHKテレビ、日本テレビの実況中継放送の件については、従来通り取扱うことにいたします。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 それから申し忘れましたが、イギリスのニコルソン以下、全部で八名の議員団が来ておりまして、今関西方面に行つておると思つておりますが、明日の開会式並びに一日、二日のうちに衆議院の方の議場並びに委員会等の傍聴に来たいという希望を持つておるようでございます。従いまして、本会議が開かれました際に見えた場合には、従来と同じように一般外交官席の前列のところにおいでを願いまして、議長が議院の傍聴に来ておることを紹介して、本院議員が拍手をもつて歓迎の意を表わすという、従来通りの取扱いにいたしたい、このように理事会で御決定願いましたから、御了承を願いたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それではそのように決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後一時十四分散会      ————◇—————

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