議院運営委員会 第66号
- 発言数
- 98 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1954/05/29
会議録
○菅家委員長 これより委員会を開会いたします。 第一に、議事日程のことをお諮りいたします。事務総長より御説明申し上げるのでありますが、簡単ですから委員長から申し上げます。 日程第一の砂利採取法案については、各党でも、もう少し慎重に検討を要するということでありますから、次会に延期することにいたしたいと思います。日程第二、第三は全会一致で、水産委員長の田口長治郎君が報告されます。日程第四、第五は一部修正がございますが、全会一致で、農林委員長井出一太郎君が報告になります。日程第六は、第一と同じで、各党で、もう少し慎重に検討をする必要があるというので、本日上程を延期したい、こういうことであります。従つて第一と第六は延期、第二ないし第五は、全会一致であるからこれを上程するということに、先ほどの理事会で大体話合いがまとまつた次第であります。右のように決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松井(政)委員 よろしゆうございます。ただ、これは議運の問題でないと思いますが、全会一致で上つて来た日程が、最近は盛んに延ばされる。これは各党の都合だと委員長は言われましたけれども、どういう事情か、もう少し聞かしていただきたい。
○菅家委員長 一番いい表現の方法は、各党の事情と申し上げることが委員会において一番適切でないかと思います。しからば各党のどういう事情かということは、どうぞ理事の諸君からお聞き取り願えば、各党とも御了承願えることと思います。それ以上申し述べることはどうかと思います。
○松井(政)委員 議運は扱いの問題だけを協議するところだから、私は扱いの問題だけを聞いておる。たとえば、常任委員会制度があつて、常任委員会では各党の諸君が出ておつて、そこで全会一致で上つて来たものが、各党とも問題が起きておるものは別だが、そうでない場合で、全会一致のものが最近は盛んに延ばされておる。委員会の報告では、われわれは全会薮という報告を受けておる。それを延ばすということは、よほどの理由を認めなければならぬ。すでに日程に載せてあるものです。その事情を理事会等でお話になつたのなら、その内容をお聞かせ願いたい。
○菅家委員長 ごもつともなことで、全会一致で上つて来て日程に上つたものは、今日までは上程するという取扱いですが、異例としては、全党一致で、種々なる事情のために日程に上つたものも延期することもまたやむを得ないこともあろうかと思います。一々各党間における事情を掘り下げてやつて行くことになりますと、どうかと思います。しかも会期はあと二日間ですから、そう長く延ばすということもない。明日にも取扱いたいという意図のもとに、今日のところは上程しない、その程度で御了承願いたいと思います。全会一致と申しましても、その全会一致の内容にもよることであつて、種々なる問題もありますので、本日のところは延期したいということです。
○松井(政)委員 私は会期末だから言うのです。たとえば、各党とも同じ事情で延ばす場合は、政党政治の建前だからやむを得ないと思う。ところが、そうでない場合がたまたまある。その場合に、会期は三十一日までです。そうすると、参議院で審議をしなければならないものであるならば、常任委員会で全会一致で上つて来たものは、きようやらなければ参議院の審議期間がない。そういうことについて、参議院で審議をしなくてもいい法律案であるのか、それとも参議院の審議日数はいらないものであるか、それとも全会一致に欠陥があつたのか、そういうことについて聞かしてもらわないと、議運としては、やはり全会一致で上つて来たものは本会議に上程して、早く審議することが扱いの建前だと思う。それをきようはやらないということであつて、会期は三十一日までしかない。だから参議院の審議を必要とするものならば、全会一致で上つて来たものはやるのが建前です。それを延ばすには、よほどの事情がなければ延ばすことはできない。その理由を話すことができないならば、いかなる機関に聞いたらよろしいか、お聞かせ願いたい。
○菅家委員長 各党の事情でありますから、党々でおのおのの事情があつたことで、全党一致になつて来たのでありまして、各党の事情を一々委員長から申し述べるということはどうかと思います。たとえば第六のようなものは、全会一致でありますが、この審議の経過をよく調査をしてみますと、最初はこの法案は、この委員会に以前からかかつておつた法案ではなくして、一つの決議案の形によつて、この法案に盛られておる趣意を決議案によつてやるということであつた。自由党の委員はその委員会から退席をしておる。そうして決議案ではなくして、急に法律案として現われて来た。そこで全会一致という形になつて来た。これだけの法案を、単にその日に出して、質疑応答もなくして、そういう経過によつて出て来たとすれば、これを審議する上において、本会議に上程するのはもう少し慎重にした方がよいじやないか、またそうしてもらわなければならぬという自由党側の意向でありまして、各党も、そういうことであるならば、きよう急いでやりましても、一、二日のことであるから、参議院の審議の模様を見ても問題になりやすいことである、しかも議員提出の法律案を委員会において上げるのは、簡単に出して来てやるという扱い方でなく、もう少し慎重にするためには、第一の法案など、いま少しやりたいという、これはよその党からそういう申出がありましたから、それならば、今松井君の言われることはごもつともであるが、これは参議院の審議期間を見ましても、向うに行つてはたしてどうなるかわからないものを、急いで不備なまま本会議に持ち込んで、また本会議でも、しばしば異例の措置として、委員会で上つて来たものを本会議で否決されたり、また当該委員が窮地に陥るような事情も今会期中にも二、三ありましたので、そういうことはなるべく運営の面からは避けたい、もう少しよく練つて、本会議に出たならば、委員会を通つて来たものを通すような例をつくるようにするためにも、もう少し検討を加えたらどうかということが、大体主でございます。もつと申し上げることもありますが、その程度で御了解を願いたい。
○井手委員 第一については、いろいろ各党に意見があるようで、私もわかりますか、第六については、私農林委員として内容をよく承知しておるが、ただいま委員長がおつしやつたように、軽率に早急に可決をされたものでない。二日間にわたつて十分慎重審議した結果、各党ともおつた上で研究を進められて、あいにく採決のときに自由党の方が便所に行かれたようで、間もなくお入りになつた。決して軽率に審議したものでないということを申し上げておきます。
○菅家委員長 この法案を軽率に取扱つたという意味でありません。そういうことはあつてはならない。二つとも軽率に取扱つたという意味でありません。
○椎熊委員 井手さんにお聞きしたいが、われわれ北海道の災難に関係ある者として承つておきたいのは、この法律を可決するのに、政府側の意見を委員会で聴取されましたか。
○井手委員 何回となく聞きました。
○椎熊委員 政府はどういう主張ですか。
○井手委員 完全に一致はしていないようです。
○椎熊委員 実はこういうことなんです。北海道議員連盟では、政府提案でこれをやつてもらいたいということだつたが、政府は同意できない、議員提出はどうだ、議員提出の法律をつくつても予算の裏づけがない、九州の災害地なんかでは、そういう場合が十数県にわたつた。それは困るから、財政的措置には十分な考慮を払うが、議員立法をしてもらいたくないという意向で、大体北海道の議員連盟は了承しておるわけです。それを突如として社会党の方か出された。北海道に有利な法律案ですから、私どもはこの法律に反対するわけにも行かぬ。しかし、政府と折衝した過程においては、議員立法で政府が同意しないのに、予算的措置が明確でないのに、法律をつくつて政府を追い込むようなことは、しかもこの法律の実効があがらないというようなことは、かえつて北海道救済のために、政府との摩擦が多くなつてまずいのじやないかという憂慮が、北海道出身のわれわれにある。そういう点を御考慮の上、そういう質疑等が行われて、これが全会一致で行つたものかどうかということです。
○井手委員 ただいま椎熊さんの御質問ですが、北海道議員連盟の話も一応承つております。また政府としても、昨年の大水害と同様に扱いかねるということで、簡単に同意を得られなかつた。そこでいろいろ考えた末、全部に適用ということをやめて、開拓地と魚田の二点だけに限定してやろうじやないかということで、内容はまつたく違つた修正案を可決してこちらにお願いに出ておる。原案が出ておるのでなく、まつたくかわつた修正案で、ごくわずかなひどいものだけ救済しようということになつておるのであります。それはあなたの方の井出さんが委員長として、十四、五名おりましたでしようか、委員の出席のもとで可決されたものであります。
○椎熊委員 まだ委員長から聞いていません。どうも議員連盟の了解事項とかわつておりますから、明日まで待つてもらいたいということを要求した一人なんです。そういう事情で延びておるのであります。
○菅家委員長 一通りわかりましたが、私の方も、当該委員からさつぱり報告がなかつた。きようこれから聞くことになつております。聞いてお話の通りだとすれば、上程しまして何ら異議ないだろうと思います。ただ、そういうことがすつかり行つてないうちに本会議へ行つて、委員会できまつたものにこつちの委員が反対するという立場に立ちますとまずいので、もう少し慎重にやつて行きたいということです。 —————————————
○菅家委員長 次に、参議院回付案を議題として取扱うことにいたします。義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案、教育公務員特例法の一部を改正する法律案、これは本日上程することにすでに本委員会で決定を見ております。本日これを上程することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 重ねてこのことは決定をいたします。
○山本(幸)委員 教育二法案は、今御決定のように本日上程をされるのですが、そこで委員長の御意思は、その他の参議院回付案の問題とあわせて、扱い方並びに採決の方法をおきめになるのじやないかと考えますけれども、教育二法案だけは、かねがね問題の案件でございますので、この際やはり各党の態度だけここで御発表いただいて、先にこの扱い方をきめていただくようにお願いしたい。
○菅家委員長 そうきめてもよろしゆうございますが、取扱いは取扱いとして、一応きようの上程だけをきめたいと思います。 次に、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案、この参議院回付案を本日上程いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。 次に、酪農振興法案の参議院回付案、これも本日上程いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。 次に、輸出水産業の振興に関する法律案、これも参議院から回付になつて参りました。本日これを上程いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。 そこで各党の態度を御表明願いたい。先に教育二法案について各党の態度を御表明願います。
○坪川委員 教育二法案のわが党の態度につきましては、本会議開会までに態度を表明いたしまして、各党に御連絡申し上げたいと思つております。
○椎熊委員 改進党は、さきに決定されたる院議を尊重するという方針で今のところ参つております。これは七十五名のわが党だけでそういうことを考えても、どうなるかわからないのですから、本会議の直前までに態度を決定したいと思います。
○山本(幸)委員 私どもは、すでに党議で決定いたしておりますので御存じだと思いますが、参議院の修正案に同調いたします。そういうのが基本的な態度です。但し、あなた方の態度いかんによつては、場合によるとまた態度がかわるかもしれません。その場合、本会議でさらに……。(「未決定か」と呼ぶ者あり)一応は決定しております。
○土井委員 わが党は、大体のむということに決定しております。あとの回付案に対しては、未決定の点もありますから、これは議場内で……。
○菅家委員長 小会派はどうですか。
○中村(英)委員 私のところは、参議院修正案をのむということになつております。
○菅家委員長 そうしますと、本会議までに態度未決定の党派は、院内交渉によつてきめたい、もしこれが三分の二で再議決するということになりますと、これらに対するまた取扱いの問題も協議しなければならぬから、なるべく早く態度未決定の方はおきめを願いたいと思います。 日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案、これの各党の態度を御表明願います。
○坪川委員 わが党は同意を与えます。
○椎熊委員 わが党も参議院の修正に同意です。
○山本(幸)委員 わが党は反対です。
○土井委員 わが党は未決定ですから、あとの酪農と輸出水産も議場内で表明いたします。
○中村(英)委員 小会派は結論が出ておりません。
○菅家委員長 それでま酪農、輸出水産業等も、これはさまつた党もあると思います。自由党は二つとものむことにきまつておるようであります。
○椎熊委員 私どもものみます。
○山本(幸)委員 未決定ですから……。
○菅家委員長 以上五件は、その態度をなるべくすみやかに、開会までに御決定願いたいと思います。
○山本(幸)委員 各党の態度いかんによつては、採決の方法が違つて来る。従つて採決の方法は場内で……。
○菅家委員長 今山本君から御発言の通り、参議院の回付案の取扱いで、異なつた点を生じました場合の取扱いについては、場内において交渉を重ねることにいたします。採決の方法は……。
○土井委員 回付案のうちで、義務教育二法案は、もし三分の二でというような意図が自由党あるいは改進党でまとまりますならば、これは明らかに記名投票になつて来る。一応それを前提として、手続をとらぬでも、そういうふうにしていただく、他の問題については、今委員長が言われましたように、それぞれの態度決定によつて議場内で折衝する、こういうようにとりきめておいていただきたい。
○菅家委員長 今土井君から御発言の通り、教育二法案がもし三分の二の再議決のような場合においては、採決の方法は記名投票ということにいたすようにきめておいてもよろしゆうございますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。その他のものは、場内において採決の方法をきめてもよろしいと思います。 —————————————
○菅家委員長 次に、この前お諮りいたしておきました地方制度調査会委員任期満了につき後任者推薦の件ですが、すでに各党から推薦がございましたので、一応事務総長より報告いたします。
○大池事務総長 地方制度調査会委員任期満了につき後任者推薦の件は、各党とも大体前任者をそのまま推薦をして参つたのでありますが、社会党左派では、阿部五郎君は留任で、武藤運十郎君が新たに出て来られたわけでございます。従いまして、自由党は灘尾弘吉君、前尾繁三郎君、赤城宗徳君、田中伊三次君、山本正一君、以上五名留任のままであります。改進党は床次徳二君、舘林三喜男君で、そのままであります。左派は阿部五郎君がそのままで、武藤運十郎君が新任、右派は門司亮君、この前の通りであります。これは本会議で別にお諮りをせずに、議長の方で推薦をいたすことになつておりますから、御了承願います。 —————————————
○菅家委員長 次に、決議案の取扱いをお諮りいたします。さきに提出されておりました指揮権発動撤回に関する決議案、加藤勘十君外百三十四名提出、生活保護法の完全実施に関する決議案、岡良一君外百三十四名提出、総理大臣の外遊中止勧告決議案、淺沼稻次郎君外百三十四名提出、海外派兵禁止に関する決議案、和田博雄君外百三十四名提出、以上四件の取扱いについてお諮りいたします。
○山本(幸)委員 指揮権発動撤回に関する決議案と総理大臣の外遊中止勧告決議案は、いずれもすでに早く提出されておるのであります。海外派兵禁止に関する決議案は昨日だと思いますが、議運の案件として手続を了しておるわけであります、そこで、私どもがこのことについて報告申し上げる必要はないのでありますが、先般来、外務委員会並びに各委員会等においての審議状況を見ましても、海外派兵禁止に関する決議案は、非常に時宜を得ておると思う。あの質疑応答の内容等を伺つても、非常に危険性も見受けられるのでありますから、この際全日本の国民が全部平和を主張するということは、だれにも何とも言われないことでございます。従つてこの際、先んじてわれわれは将来の万一の場合を予想いたしまして、こうした決議案をぜひ本会議に出していただきたい。それから総理大臣の外遊中止勧告についても、先般土井委員から詳細な説明がございましたので重ねて触れませんが、いずれにしても、われわれの態度としては決定しておりますので、ぜひとも本会議上程をお願いいたしたい。その他指揮権発動、生活保護法等についても、いずれも私どもはさきにすでに決定をしておりますし、これは当然おやりくださるのが正しいと思います。そういう点で、ぜひ本会議に上程されるように皆さんの御了承を得たいと思います。
○土井委員 今山本君からお話がありましたので多くを言う必要はないと思いますが、特に総理大臣の外遊中止勧告決議案は、政府としては行こうという意思表示をし、改進党はどうかわかりませんが、自由党としては、ぜひ行つてもらいたいという意思が相当加わつておると思うのであります。わが党並びに左派では、これに対して反対をいたしまして、外遊中止の勧告決議となつておる。国会構成の相当重要な部分を占める左右両派社会党が、行くべきでないということを言つておる限りにおいては、この決議案はやはり上程いたしまして、国会の意思をある程度まで決定すべき必要があるのではないか、その方が吉田さんが向うに行かれる場合においても公明正大で、ことに国会ではどういう意思の決定があるかわかりませんけれども、国会の意思によつて行動をとつたということになるから、正々堂々とこの問題は本会議に上程をして、反対、賛成の討論を行つた後、問題の処理をするということがこの際妥当でないかと思います。そういう意味において、これはぜひ上程してもらいたい。その他の案件についても、当然のことではありますが、一応この問題だけでも取扱つていただかなければ困るじやないかと思う。
○椎熊委員 私は、指揮権発動撤回に関する決議案は、衆議院として当を得たる決議ではないと思う。こういうことはなすべきでないという主張を私どもは持つておる。すなわち、検察庁法第十四条は、法律でありまして、それを行政方面では実施しただけのことである。これが当時の環境からして、当を得た発動であつたかどうかという政治的な批判の対象にはなりましようけれども、院議をもつてこれを撤回せよなどということを議決することは、この議決が実施できない場合、また実施された場合、両方面から私は不当な決議だと思う。この決議の通り実施された場合は、立法府が行政権に介入し過ぎる行動である。もし決議をして尊重されなかつた場合は、本院の意思が、行政府においてまつたく蹂躙されたという結果になるのであつて、いずれにいたしましても、本院が議決すべき範囲の問題ではないと思います。ことに指揮権発動を撤回すべしとは、この指揮権を発動した当時の状況を考えてみますと、佐藤自由党幹事長を逮捕したいという当時の捜査陣営からの請求を、それはしてはならぬのだという指揮権の発動であつたように聞いております。それを撤回せよということは、同僚の国会議員を逮捕せしめよと言わんばかりのことであつて、これは捜査の自由に対して、独立性に対して、関与することともなるのであつて、私どもの解釈からすれば、これは本院の議決をもつてなし得る範疇のものでないという建前から、この決議案を上程することに反対でございます。
○坪川委員 社会党両派から提出されました決議案に対しまして、わが党の態度を表明したい。佐藤幹事長の問題につきましては、椎熊委員がお述べになりました通り、私もまつたく同感であります。また総理の海外視察反対の問題につきましては、わが党といたしましては、現下の国の内外の情勢を見まして、総理が海外に行かれることは当然の行動であろうと思います。この決議案に対しましては、もちろん反対であります。他の二案に対しましても、わが党は反対であります。
○椎熊委員 総理大臣の外遊中止勧告決議案は、本日の新党結成促進大会において、新党論者はことごとく羽田飛行場まで行つて、万歳をもつて総理大臣を送るべしという動議などが出て、満場拍手喝采でありました。われわれは、老首相が国の使命を帯びて外遊されることは大いに歓迎すべきことだと思う。諸外国の総理大臣は、この緊迫したる世界情勢のうちに、一国の最高責任者がどんどん海外に旅行し重大問題を解決しておる。今までわが国において総理大臣として外国に出たのは、吉田総理がサンフンシスコ会議に行つたことが初めてであります。それ以来、こういうことがたびたび行われるようになつて来たことは、わが国の国際的な活躍を最高責任者がになつておるということであつて、私は、むしろ奨励しても、禁止するものでないという観点に立つておりますから、行政府の責任においてなす行動に制肘を加えるようなかなかのごとき決議には、反対でございます。従つてこれを上程することに反対であります。あとの生活保護法の完全実施に関する決議案につきましては、内容についてまだ詳細検討しておりませんから、本日のところは、これを留保願いたい。海外派兵禁止に関する決議案は、わが党といたしましては、あらゆる委員会でこのことについての意思表示などはすでにしております。政府の決意のあるところも聞いておるので、いまさら決議案を上程する必要はないと認めます。
○土井委員 ただいま椎熊君の意見を聞いておりますと、総理大臣の外遊に対しては、何か新党の促進会かなんかで、総理が海外へ行かれるならば、羽田まで出かけて大いに万歳して送りたいという決意まで持つておるということでありますが、これはまことにけつこうなことでありまして、私は、今坪川君、椎熊君が言われておるように、行くべきであるという考え方、それから行くべきでないという考え方、言いかえれば見解の相違でありますが、少くも国会構成の中で行くべきである、行くべきでないという二つの、しかも相当勢力のある党がそういう意思表示をしておる場合においては、こういう問題こそ、ほんとうに国会に上程して、行くのが正しいか、行かないのが正しいか、そういうことについて論議の末、院議を決定して行くということも必要じやないかと思う。私はそういう意味で、決して行政府に干渉するという意味ではない。少くとも政党政治であつて、しかも国会の重要な部分を占めるところの議員吉田茂君、総理大臣ではあるが、同時に議員である。しかも行く、行かぬということは、海外に非常なセンセーシヨンを起す問題でもあるから、これは国会の意思をここにきめまして、しかる後公明正大な行動をとつた方が総理大臣としてもいいのじやないか、行く場合においても、行くべきでないという決議案を上程しないでおいて、行政府の権限で自由に行くのだからというような形では、政党政治の場合においてあまり賛意を表すベき点でない。これは上程して争つて、結論を得たらいいじやないかと思う。この問題だけは、ぜひ上程してもらいたい。
○椎熊委員 慣例的には、決議案は大体各党一致のものをやるということで、議論をして、行政府の行動をどうするかということをきめるための決議案というものは、前例がないと私は思う。そういう決議案をやつた例がない。またやるべきでないと思う。そうなりますと、本院が行政府の行動に責任を負うことになる。吉田内閣がやつておる行動の責任を、与党はいざ知らず、その者が責任を持つ必要はないのでありますから、批判的な立場において、行政府のなすがままにゆだねておくべきでないかと思う。
○山本(幸)委員 あんたの論理を、私どもは全面的に否定するものでない。しかし行政府といつても、一国の総理大臣が海外に行かれるについては、しかもこれが国会開会中に海外に行かれることがおおむねわかつておる今日、なおさら国の経費を使つて行かれる場合においては、ちようど議員の海外派遣の旅行とちつともかわらぬと思う。議員の海外派遣については、院でもつていろいろ協議して、行くとか行かぬとかいうことがきめられるわけであります。それと同様に、ともあれ非常に厖大な経費をお使いになるということを聞いておるのでありますが、そういうことは別にしても、少くとも一国の総理大臣、しかも行政府の最高責任者が、国の経費で行かれるについては、行くことが妥当であるかどうかという、それぞれの党の見解を明らかにして、それを国会に諮つて国会で結論をお出しになり、その結果行かれることになれば、総理大臣も堂々と行かれると思いますので、そういう点で私どもは主張しておる。決して従来の慣例による、決議案は満場一致でなくてもよろしいというへぼりくつを言つておるのではない。そういう意味で、あなた方の御了解を願いたいということを主張しておるのであります。
○井手委員 先刻椎熊委員から、海外派兵禁止に関する決議案については、改進党は委員会において意見を言つた、こういうことを言われた。もちろん意見はおつしやつたのでございましようけれども、椎熊委員も御存じの通り、何回尋ねても、この点についてははつきりした答弁がないのであります。このために一部においては、頭のいい方々はおわかりになつた方もあるかもしれませんけれども、多くの議員は釈然としていない。同時に、国民に大きな不安を与えておるのであります。この問題のきわめて重要であることは申すまでもございません。海外派兵という重大な問題については、やはり本会議を通じて政府の意思を表明することが、この際必要である。しかも会期は明後日に迫つておる。海外派兵という問題が不安のままで国会を終るということでは、国会の任務が済まない。きわめて重要な問題でありますので、これを早急に取上げていただくようお願い申し上げたいと存じます。同時に、ほかの三案についても、私どもの党は、いろいろと決議したいものを持つておりますけれども、そう多くのものを出すわけに参りませんので、厳選した結果、この会期中にはぜひこれだけは決議を願いたいという意味で、厳選した四つを出しておるのでありますから、格別の御配慮を願いたいと存じます。
○松井(政)委員 椎熊さんからいろいろ反対の理由がございましたが、遺憾ながら、われわれと考え方を異にする。提出者でありますから、提出者側からそういう理論的には異なる理論の立て方ができると思いますので、一応申し上げたいと思います。指揮権の発動と、総理大臣の外遊の決議案は、行政府を立法府が制約するかのごとき考え方を持たれるのでありますが、私は、それとは逆な考え方を持つておる。というのは、何と申しましても、立法府と行政府の職務の違うことば明らかであります。立法府は、行政府の行政事項についての常時監査の職能を持つておることは御承知の通りであります。従いまして、政党内閣でもございますし、たとえば総理大臣が、この時期にこういう方法で外遊することがよろしいと考えれば、行政府を構成しておる政党の諸君も、当然その考え方を持つものであります。行政の執行の上から正しい、こういう考え方を持つのであります。ところが行政府の行動について、やはり常時監査の権能を持つておる立法府の中の構成の一部分は、あるいは大多数は、こういうときに行政府がそういう行動をとるべきでない、こういう物の考え方から出発しておるのは明らかであります。やはり全会一致でなければ決議案は出せないのが従来の建前だというのでありますが、内容その他を検討して、全会一致に持つて来る努力をして全会一致になつておる決議案が、従来の取扱いの大多数だと考える。そういう立場からわれわれは出しておるのでありまして、意見の食い違いはございましようけれども、そういう考え方で提出をいたしました本決議案は、われわれとしては、従来の内政あるいは特別の経済問題についての決議案よりも重要に考えておりますので、各党においても御考慮が願いたいと思います。指揮権発動の問題については、法律ができておるから、その法律を適用したまでであつて、その撤回決議案は行政府の干渉になるという考え方でありますが、この解釈は、必ずしも同一理論で、あらゆる国内の国民の考え方が一致しておる指揮権発動ではございません。これは政治上の問題が起きただけでなく、十四条の解釈についても、こういう場合に十四条を適用すべきかどうかという、法律の執行に関する異論が出ておることは御承知の通りであります。従いまして、この考え方も一致しないでございましようけれども、われわれの方は、そういう間違つた時期に、間違つた法解釈によつて、間違つた行政執行を行つた場合には改めなければならぬ。それを警告する職務は立法府だと思う。行政府に対して、そういう意味の立場から警告を発し、常時監査をする機関は立法府でなければならぬ。従いまして、立法府を構成するわれわれとしては、こういうことをやることは国民の輿論に見てもぐあいが悪い。従つてこの点は、はつきりと立法府の意思を明らかにしなければならない。そういう物の考え方から提出をしておるのでございますから、意見の相違はございましても、再度御検討願いたいと思います。海外派兵禁止に関する問題は、本来ならば、協定されました条項の中にうたうべきが妥当だという議論は、改進党さんも、左右社会党も、みな議論をして来たところであります。ところが政府は、その協定の中にも入れずに、談話程度で出しておりますけれども、国民の大多数は、やはり海外派兵について非常な疑惑を持つておる。従つて今日の議会を構成しておる国民の代表は、海外派兵をしないという決議をもつて国民に対処することが立法府の責任であり、立法府を構成しておる人々の当然やらなければならない事柄だと考えております。従いまして、海外派兵禁止に関する決議案は、立法府を構成しておる国民の代表として、協定内容によるべきもの、あるいは立法化すべきものをしないで、政府が答弁をしたので明らかになつたというだけで済まされない重要問題でありますから、やはり院の決議として、はつきりと疑惑を持つ国民を安心させたいという考え方でありますから、やはり意見の相違はございましても、いろいろ御検討願いたいと思います。それから生活保護法の決議案でございますが、これは内容については、各党ともおそらく反対がないでしよう。内容について御検討が必要ならば、十分提案者側との間に内容を検討して、全会一致に持つて行くように御協力を願うことが一番時宜を得たことだと思いますので、この四つの決議案は、会期末も近づいておりますから再度御検討願つて、ぜひとも上程の運びに至るよう御協力願いたいと思います。
○菅家委員長 お諮りいたします。生活保護法の完全実施に関する決議案は、突如として出て来たので、改進党はもう少し検討したいということであります。次会までという御発言があつたのであります。この問題だけは次会にまわすことにして、その他の指揮権発動、海外派兵、総理大臣の外遊の三つの決議案は、各党間において一致の意見を見出しがたいと思うので、議論も尽きたようでありますから、採決に……。
○山本(幸)委員 採決前に、議事進行の関係からお尋ねしたい一ただいま委員長が採決をしようとおつしやる三つの決議案は、後刻議運として取扱いを協議する緊急質問、これらと関連して、やはりこの会期中にこの取扱いをきめなければならぬという観点から、それぞれ日程を立てる必要があると思う。従つて私は、採決前にまず委員長にお尋ね申し上げたいことは、一体次回の本会議はいつお開きになる予定であるか、この点を先にお尋ねいたしたい。
○菅家委員長 それは採決が済みまして、皆さんにお諮りの結果でありましで、この採決に関係のないことであります。採決は採決、次回の本会議のことは、本委員会の多数の意思によつて今日まできめておりますから、緊急質問、決議案が済んでから、次回の本会議をいつにするかということをお諮りいたします。これは委員長の考えだけであります。
○井手委員 採決の前に、ちよつとお尋ねしたいと思います事は、先刻自由党の態度について結論だけをおつしやいましたが、私どもにとつてはきわめて重要な問題だと考えておりますので、党に帰りましても、その他の機会においても、ただ結論だけで反対だということでは報告しかねますので、どういう理由で御反対なのか、理由は椎熊委員と同様であるでは、伝えにくいのであります。子供の使いのようになりますから、反対の趣旨をこの際お聞かせ願いたいと思います。
○坪川委員 指揮権発動撤回に関する決議案の問題につきましては、先ほど申し上げた通り、立法府が行政府の措置に対して容喙すべきでないという点であります。総理大臣の外遊中止勧告決議案につきましては、先ほど申しあげた通り、総理が現下の内外の情勢を勘案されまして海外視察をされるということは当然の行動であるので、何ら中止勧告をいたすべきでないという観点から、この決議案に対して上程は応対であります。海外派兵禁止に関する決議案につきましても、各種委員会においてこの問題は十分論議もされており、政府の態度も決定しておるので去りまして、この問題に対して、今ここにおいて決議案を上程することに対しましては反対であります。
○井手委員 重ねてお尋ねいたします。海外派兵禁止に関する決議案について論議されたとか、政府の態度がどうだとか言いますけれども、先刻も申しますように、これについては疑惑があり、不安がある。どういうふうな声明があつたか。
○山本(幸)委員 三つとも多数の勢いですぐ打切らないで、懇談にして、納得づくでやりましよう。
○土井委員 さつき非公式ではあるが、理事会で、決議案の問題については、日程の関係で、たとえば明日の日程の関係で、決議案についても、場合によつては考慮の余地があるということもあつた。そこで、これを上程しないというようなことをすぐここで決定するよりも、今山本君が言いましたように、いろいろ本会議の日程をどうするかというようなことで多少論議してみたらどうかと思う。たとえば次の本会議をいつ開くかという事柄について……。
○菅家委員長 それは先ほど山本君から御発言がありまして、委員長からお答え申し上げたのであります。これを議題として、この問題について御意見があるならば、御意見は十分お述べいただくけれども、この問題を議するために、次の本会議をきめないうちは採決に入れないという筋は、委員長としては承服いたしかねるのであります。そこでこの問題は、結局皆さんの御意見が尽きないというならば、御意見を十分お述べくださつてけつこうであります。次の本会議をいつにするかということは、委員長だけできまるものでない、この委員会でさらに協議を申し上げるのであります。
○土井委員 私の言うのは、要するに、この決議案の上程の問題について、今採決をしようという場合、先ほど理事会で、非公式な話ではあるけれども、たとえば本会議を明日やるとかいうような問題が論議になる場合、それに対していろいろ意見はありますが、明日やるような結論が出たとすれば、その結論は採決で出るか、どういう形で出るかわかりませんけれども、その場合、これらの決議案を場合によつては取上げてもいいじやないかという意見等もあつたから、そこでこの決議案の採決をする前に、その問題を多少論議しておいた方がいいじやないか、こういうことです。
○菅家委員長 せつかくの御発言でございますが、かりに明日の日曜日にやるということにこの委員会できめましても、明白はまた明日の問題になることでございまして、明日の問題になるからというので、これを明日に延ばすとか、延ばさないとかいうことになると、すでに会期は二日間に切迫しておりますから、やはり本日処理すべきものであり、指揮権の発動に関する問題は相当長く問題になつておるので、論議は十分尽されたと思います。まだ論議が尽されないというならば、委員長は採決いたしません。
○土井委員 私は論議が尽きないという意味で議論しておるのではない。これを上程しないことを決議すれば、明日本会議がありましても、一事不再議でこの問題は消えてしまう。それでは明日これを論議するわけに行かない。
○菅家委員長 留保せよというのですか。明日やるように予定か立てば、この決議案を留保して明日取扱いたい、こういうことであれば話はわかります。
○土井委員 明日本会議をやるということになるならば、これを明日上程するかどうかという問題等も残るから、その点について考慮の余地があるので、明日の日程の問題というので山本君が言つておる。そういう点について、この際暫時休憩していただいて、その問題について懇談をしてもらいたい。 〔「採決」と呼ぶ者あり〕
○山本(幸)委員 きように限つてえらく採決々々とがんばつておられるが、こういう問題のときには、今日までもたびたび懇談をした例があります。私どもの言うのは、問題は明日本会議を開く開かぬということに関連しておるので、こういうしやちほこばつたところで議論するより、懇談で、お互いに腹を割つて相談づくで話合いをする時間が少しほしい。そういうことを主張しておるのです。今までのお互いの話合いの結果から見ても、あるいは過去の経験から見ても、それくらいの時間をお与えくださることに反対というのは、あまりにも四角四面じやないかと思う。
○椎熊委員 私は、たとい明日本会議が開かれるに至りましても、ただいま申し上げた三つの決議案の上程に反対です。それまでには生活保護法の方は、党と相談して態度をきめて参ります。ですから、あす本会議が開かれる開かれないにかかわらず、これは本院として扱うべからざる決議案だという趣旨で反対しておりますから、さよう御承知願いたい。
○池田(禎)委員 先ほどからだんだん伺つておると、名前をあげて指摘はいたしませんが、本日申しておる議論と、今から一、二箇月前に申された議論と、速記録を見ればわかるが、矛盾撞着を感ずる委員の方の発言がある。私は、議院運営委員会は場当り的な、思いつきの議論をするところであるというならば、それもかまわぬ、やむを得ぬと思う。しかしながら、本日これを上程するという問題について、明日場合によつては本会議を開くかもしれぬ。その場合には、それはそのときのことだというようなお考えは、先ほど山本君が出したように、この問題について採決前に懇談できないかということは、それすらも委員長その他の党の人々はできないのですか。私は、あくまで理論一点張りでこの問題の成否をきめようということならば、本日申しておることと、委員会に法務大臣を呼んで、この席で行われた議論と、格段の相違があることを認めなければならぬ。たとえば決議案に対しましても、決議案を出すということは行政府を拘束する、そういうことを言うなら、決議案はできない。議員としてそういうことを言うのは不見識だと思う。従つて、今日理論をもつて正々堂々とおきめになる、懇談の機会を与えないとおつしやつて、ただちに採決をして事を運ぼうというのか、その点を委員長におはからい願いたい。
○菅家委員長 ただいまいろいろ御議論がありましたが、この決議案に対しては各党の一致を見ざることであります。しかし、せつかくの御要求がありますから、一応懇談にいたします。 〔「反対」と呼ぶ者あり〕
○山本(幸)委員 えらく怒つてみえますが、不信任案のときには、前々日改進党から、もう一日待つてくれ、その翌日にもう一日というので、二回も三回も待ちました。
○椎熊委員 日取りは君たちがきめたのじやないか。 〔「採決を要求します」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは、委員長としては一応懇談に移したいと思いますが、多数の諸君が反対で、採決しろということになりますれば、しかたありませんから採決いたします。 〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 宣告をいたしました。 指揮権発動撤回に関する決議案……。 〔「そういうむちやをやるならば一切本会議でやる」「動議で出すぞ」と呼び、その他発言する者多く、退場する者あり〕
○菅家委員長 賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○菅家委員長 挙手多数。 生活保護法の完全実施に関する決議案、これは改進党より、態度決定のため次会に保留ということでありますが、これも採決いたします。生活保護法の完全実施に関する決議案を本日上程せざることに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○菅家委員長 満場一致。
○中村(英)委員 満場一致ではない。反対です。
○菅家委員長 反対が一票でございます。多数であります。 次に、総理大臣の外遊中止告勧決議案、これを本日上程しないことに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○菅家委員長 挙手多数。 海外派兵禁止に関する決議案、これも本日上程しないことに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○菅家委員長 挙手多数。全部決議案は本日上程しないことに決定いたしました。 —————————————
○菅家委員長 次に、緊急質問の取扱いをお諮りいたします。
○中村(英)委員 参議院の回付案について、小会派の意見を先ほど申し上げましたが、ちよつと御訂正申し上げます。御承知のように、私のところは労農党、共産党がございまして、原案並びに修正案について、反動立法であるから反対であるという議論がある。それで修正案について同意すると言いましたが、御訂正願います。後ほど連絡いたします。
○菅家委員長 それでは緊急質問の取扱いを議題といたします。電気料金値上に関する緊急質問、災害復旧事業に対する国庫補助金の不当支出に関する緊急質問、失業対策に関する緊急質問、賠償問題に関する緊急質問、インドネシア貿易に関する緊急質問、以上五件出ておりますが、いずれも緊急性のないものと委員長は考えますので、この緊急質問をいたさないことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それでは満場一致異議ないものとして、緊急質問を取扱わないことにいたします。 明日は日曜でありまするが、会期を延長し、会期も余すところ二日間というときであり、また上つて来ると予定されておる案件もあるのでありますから、日曜でも、明日は本会議を定刻より開きたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 満場一致。本会議を定刻より開くということに決定いたします。明後日は会期末でありますから、前例によつて本会議の開会時刻は午前十時といたします。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、明後日は午前十時開会ということにいたします。
○山中(貞)委員 本日、奄美群島復興特別措置法案が満場一致で可決されましたので、各党の議員提出でありますし、参議院の関係もあり、会期中に上げたいと思いますから、緊急上程をぜひともおはからい願います。
○菅家委員長 地方行政委員会から、奄美群島復興特別措置法案が満場一致上つたそうでありますから、これを緊急上程いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。
○大池事務総長 なお、私から申し上げますが、請願が五千件も出ておりますので、本日の議事に、請願日程として千八百件近く載つております。それもひとつ前例によりまして、委員長報告を省略して御採択を願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 それではさよう決定いたします。 本日の本会議は四時半に開会いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時三十九分散会