議院運営委員会 第58号
- 発言数
- 25 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1954/05/14
会議録
○菅家委員長 これより委員会を開会いたします。 大体先ほど理事会において話合いを進めておつたわけですが、本日の本会議は大分おそくなりますので、予定されておつた全会一致の法案その他本日は全部取扱わないことにして、本日は地方行政委員会で審議中の警察法案だけをやる。なお、左社の原茂君外十九名提出になる全会一致の雑音による無線受信障害防止に関する決議案がありますが、この決議案だけは簡単にぜひきようやりたいという強い御要望がありますので、この決議案は五、六分で済むということでございますから、それがかりに七、八分になつてもかまいませんが、これだけをやつて、ただちに地方行政委員会から上つて参ります警察法案の審議に移りたい、そういう取扱いをいたしたいと思います。その他は、最初からの申合せによつて明日は本会議を開かず、火曜日の定例日に本会議を開いて残余の法案を審議するということにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。 なお、この警察法案のただいまの地方行政委員会における審議の状況は、質疑等が行われております。そこで、今まででございますと、質疑を打切る動議を出すとか、あるいは討論の時間に制限を加えるというようなこともありましたが、委員長から当該委員会によく申入れをいたしまして、そういう取扱いをしないでもらうことにしたい。但し自由党の坪川君から御発言があると思いますが、私の方からちよつと申し上げますと、今までの前例によつても、あるいは九時過ぎになりますと、十二時までにこの審議が終了しないということになりまして、中途において時間切れになつて、そのために紛糾するということはおもしろくないので、ことによると十二時までにこの法案審議が終らないときには、明日、すなわち十二時五分から審議を継続するという取扱いにいたしたいと思います。あらためて坪川君から御発言がなくても、委員長からこの点申し上げておきますが、これに対する御意見を伺います。
○土井委員 大体警察法の関係というのは、すでにわかつておる問題ですが、大体委員長からのお話のように、討論等で時間を食つて、事実上十二時前までに終らない場合においては、議長の発議によつて、職権によつて明日やろう、こういうことであります。そこで警察法案に対するところの関係は、日自、自由、改進の三派協定によるところの修正案ですから、賛成演説を、これは他党のことをかれこれ言うようですが、時間がありませんならば、改進党なり自由党なり、両派で打合せて一人にして、三派を代表して一人に短かくやつてもらう、こういうことはできませんか。
○菅家委員長 その交渉もいたしたのでありますが、時間を短かくするということはよろしいけれども、三党の話合いによつて自由、改進がやるということに決定してしまつたので、これをやらせないというわけに参りません。努めて賛成の方は時間を短かくしてもらいたいということは申し入れてあります。自由党も改進党もその趣意でやるということでありますが、ざつくばらんに申し上げますと、反対の方に対しましては、そう時間を短かくやれということもできません。従つて、十二時前に終れば問題ないのでございますが、もし十二時を越せば、十二時五分からやるということにきめておきたいと思います。また明日やるということになりますと、議事の取扱い上どうかと思つて前例を調べてみたのでありますが、第二国会、第三、第四、第五、第六国会、ことごとくその取扱いになつております。ここでこのことが承認されれば、議長職権でやれます。堂々めぐりをしなくても、議長職権でやれるわけです。しかし、ここできめないで議長職権でやるということは穏やかでないので、皆様にお諮りした次第でございます。
○山本(幸)委員 委員長は先ほど本会議においては満場一致の決議案のほか、警察法以外のものはやらない、そこで明日は本会議をやらない、あるいは月曜日にも本会議はない、次会は火曜日ということでお諮りになつて、きまつたわけです。ところが今お話の警察法の審議状況が、地方行政委員会でどうやら時間が相当かかるらしいので、時間がかかるような様子なら、議長職権であかつき国会をやるのだ、こういうお説ですが、私どもの方の党といたしましては、これにはどうも賛成いたしかねるわけです。ということは、ともあれ、私はくどいことは申しませんが、警察法はすでに二、三日来から三派において折衝が続けられて、三派の折衝が早くまとまつておれば、これが早く上つておるわけです。従つてここ一、二日延びたということは、三派の折衝に手間取つたわけです。従つて三派の折衡に責任があるのであつて、私どもはことさらにこれでもつてあかつき国会をやらなくても、明日の定刻一時からおやりになつたらいいのではないか、こういうきわめて純粋な立場に立つて、今お話の議長職権によるあかつき国会ということには賛成いたしかねるわけでございます。
○菅家委員長 それではお尋ねいたしますが、きよう十二時までにやれなかつたときには、明日定刻から開くことには御異議ありませんね。私どもは最初からの公約に基いて、十五日の定刻に開くことはやめたいという申合せがあつたから、そういうことをやるのであつて、あえて議長職権でやるというのではない。この委員会で了承すれば、十二時五十からやるというのが先例だから、それで穏やかにやりたいということです。最初からそういう申合せがなければならないのです。
○山本(幸)委員 委員長はちよつと誤解があるのじやないかと思います。委員長が昨日私どもと話をせられていろいろ相談したのは、きよう——これは昨日の話で明日ですが、地方行政委員会が上れば、これはひとつ本会議にかけるということで、あなたの御主張が通つてきまつたわけです。これは御承知の通りです。ところが、その上ればという常識的な解釈は、きようの十一時五十九分までという常識的な解釈を持つておつたわけです。そういう意味で申し上げておるので、きのう決定したものを私どもが反対するとか、負けた限りにおいてはそれに従わないというのではございません。私は、あくまで本日中に本会議が上るものなら、これは決定した事項ですから、それに反対するようなことはいたしません。ただ話の順序として、それが事実上狂つて来た今日の段階において、私はそういうことを主張申し上げるのでありますから、その点御了解を願いたいと思います。
○土井委員 私の方といたしましては、大体きよう警察法を上げるということについては異議のないところでありますが、それが時間切れになつて、あかつき国会をやるということについては、従来の前例があるからという委員長のお話でありますが、いい前例ならば、これはあくまで踏襲してやつて行かなければなりません。しかし、悪い前例はあまり踏襲する必要はないのじやないか。それで、ただいま委員長からお話のありましたように、第二国会、第三、第四、第五、第六と、それぞれありました。これはわれわれ左社と一緒におりました場合における、いわゆる当時のわが党の議長である松岡氏の場合にも三回ばかりありましたが、これらはどちらかといえば、司令部の絶対的な命令によりまして法案を上げろ、あるいは予算案はあかつき国会をやつても審議しろというような、絶対的な、一つの占領下におけるやむを得ざる形においてあかつき国会というものが行われたのであつて、むしろこのことは、当時の議員諸公も決して快くこれに賛成したのではない。やむを得ざる形でありました。従つて、あかつき国会をやる場合における内容的な関係からいいますならば、それぞれ議運で論議されておりますけれども、そこには何らの紛争もなければ、議論もなかつた。やむを得ないだろうというので、与野党ともこれを了承しておるような状態でありました。その後、この前例があるということによりまして、岩本副議長の場合に二回ばかり行われておりますが、このことは前例をたてにとりまして、悪い意味におけるところのあかつき国会というものが開かれたのであります。われわれは、このようなあかつき国会をやるということは、できるだけ避けなければならないと思う。そこで、本日警察法案が上つて参りましても、どうも時間的に見てあかつきに及ばなければやれないという見通しがあるならば、委員長としては、できるだけ十四日のうちに上げてもらいたいという希望は前々から非公式には言つておりますけれども、あかつき国会までやつてということでありますならば、やむを得ざる形といたしまして、十五日、定例日の定刻に本会議を開きまして、すなわち十五日の午後一時から本会議を開いて警察法の審議をしていただくことはやむを得ないことである。またそうあるべきであると考えておりますので、委員長の先ほど言われた、十五日でよいかということでありますならば、われわれもそれに賛意を表して、そういう取扱いをしていただいてけつこうである、こう思います。
○菅家委員長 それでは議論も尽きたようですから、各党の態度を表明していただきたいと思います。まず自由党から……。
○坪川委員 わが党といたしましては、本件の取扱いにつきましては、すでに山本君並びに土井君からおつしやつた通り、本日の本会議において終了するよう、与野党通じてこれは一致した意見であります。しかし、万々一本日終了せざる場合には、明日午前零時五分より本会議を開く。ただちに本会議を招集されんことを希望いたします。
○椎熊委員 自由党の坪川君の主張に同調いたします。
○菅家委員長 社会党左右両派の御主張はわかつておりますので、それでは遺憾ながら採決いたします。 本件の取扱いについて、もし本日十二時までに警察法の審議が終了しない場合には、明日午前零時五分より開会して本会議に入つて、この法案の審議をするということに賛成の諸君の……。
○山本(幸)委員 その前に一つだけ申し上げておきます。委員会が十二時を越すような事態が起つてもですか。
○菅家委員長 それは、どういうことがあつてもです。
○山本(幸)委員 それを含んでの採決ですね。
○菅家委員長 そうです。
○土井委員 採決前に、私もちよつと聞いておきたい。あかつき国会の場合は、動議として出すのですか。議長職権においてやるのですか。あかつき国会をやるということはわかつておりますが、議長職権でやるのか、動議でやるのかということです。
○菅家委員長 議運で決定しておりますれば、議長職権でやつてよろしいと思います。
○椎熊委員 委員会が十二時前に済まない場合、とりあえず委員会はそのままにしておいて、本会議を開いてそのことを決定しておかなければならぬわけですね。
○菅家委員長 そうです。
○椎熊委員 決議案だけやつて、それからこのことをきめる……。
○菅家委員長 そういうわけです。 それでは、ただいま委員長が宣告したことに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○菅家委員長 挙手多数。よつてさよう決定いたします。 なお本会議は、地方行政委員会から警察法案が上つて来次第振鈴を鳴らして、ただちに本会議を開くことにいたします。
○椎熊委員 上つて来ない場合は十時ごろに開きますか。
○菅家委員長 それでは十時に本会議を一応開いて決議案だけをやつて、明日午前零時五分に開会することにいたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後八時五十七分散会