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第19回国会衆議院1954/03/13

議院運営委員会 第27号

発言数
13 件
登壇者
5 名
会派数
3
開催日
1954/03/13

会議録

菅家喜六自由党

○菅家委員長 これより委員会を開会いたします。  第一に、海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会の委員長より、委員派遣承認の申請書が出ております。これは前例もあることでございまして、各党一名ずつ、舞鶴へソ連から引揚げて来る船が、今のところの予定では来る二十日未明入港の予定だそうであります。従つて十九日から二十一日まで三日間出張をいたしたいという申請であります。先ほど理事会において、各党一名を先例によつて認めるということになりましたが、この派遣につきまして御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、決議案が一件出ておりますが、これは次の委員会においてお諮りをいたしたいと思います。さよう御了承願います。  本日は、昨日の残余の質疑を予定表によつて行うことにいたします。床次君、下川君、岡君、辻君、松永君で、時間は昨日の委員会において申し合せた通りであります。本日お諮りいたすことはそれだけでございまして、あと委員会から上つて来ておるものは今のところございません。     —————————————

淡谷悠藏日本社会党(左)

○淡谷委員 かねて問題になつておりました懲罰動議の取扱いはどういうふうになつておりますか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 今御報告申し上げようと思つたのですが、先般来この問題の取扱いについて、これを議題にいたしましたが、早急にこれをきめなくてはなりませんけれども、MSAと防衛問題の質疑が終つた後にこれを取扱うというような申合せになつておりましたので、昨日防衛問題の質疑を終る予定のところ、時間の関係で本日に延期になりましたので、本日は取扱いませんで、次の委員会において上程の問題を決定したい、こう思つておる次第であります。先ほど理事会においてもさよう御了承を願つた次第でありますから、どうか御了承願いたいと思います。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 ちよつと忘れておりましたが、この際委員長に申し上げたいことがあります。実は、この間文部委員会で現地調査をした問題でございます。けさの報告によりますと、昨十二日それぞれ現地調査の結果報告が当該委員会であつたらしいのです。ところが実際には、現地を調査した各党——三党が行つておるわけですが、現地では意見が一致しておつても、結論において、いよいよ昨日の文部委員会で報告をさせてみると、調査の結果を報告しようとするまぎわになつて意見の不一致があつた。そこでやむなくそれぞれ各党から十分ずつ報告をするということに話合いがついて、各党から十分ずつ報告をしたらしい。しかるに新聞で御承知のように、その結果はまちまちの報告で、いずれも一致点がなかつたということです。こうなりますと、私どもはせつかく現地派遣を承認したにもかかわらず、実際には、現地を調査した結果の統一した結論は出ていないわけであります。これは国会の運営上重大な支障を来すと思う。そのために当該委員会では、いまだにごたごたしておるらしい。私はできることなら、こういうことがあるならこの際現地から呼んで、統一した意見をはつきり出させる、こういうことをひとつ御相談願つたらどうかと思うのです。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 私は、そういうことはすでに予測しておりましたから、委員派遣には反対なんです。各党それぞれ立場が違うので、ことにああいう思想的背景を持つておる問題に対する観察は一致するわけがない。そこで一本の報告を受けるなどということはできないことです。そこでおのおのの立場でまちまちの報告であつても、そのままでいいじやないかと思います。それを委員会全体としてどう判断するかは、委員会自身の問題であつて、運営委員会などはあまりそういうことに立ち入らずに、自主性を重んじて、委員会に解決させた方がいいのじやないかと思います。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 椎熊さんの意見はよくわかりました。椎熊さんの言われた通りに、各党がそれぞれ世界観が違つておるだろうし、物の見方も違つておるだろうから、観測はばらばらになると思う。私は、それはいいと思いますが、事実だけは統一しなければならぬ。向うの人がどういう発言をしたとか、どういう内容のことをしやべつたとか、その事実だけは統一してもらわなければならぬ。見方とか観測でなしに、それだけはぜひ統一させないと……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 これは山本さん、こういう例があります。私は、かつて大阪で消防ポンプをもつてデモ隊に放水したという人権蹂躙問題の調査に行つたことがありますが、そのときも、共産党も入れた各党が現地に行つて、いざ報告しようとしたところが、各党の意見がまちまちで統一がとれません。そこでやむを得ないから、そのままの姿を本会議に報告した。こういうこともあつた、こういうこともあつたというので、一致した調査派遣団としてのまとまつた意見は出すことができなかつたため、そのままのありのままの姿を——そのときは本会議まで行きましたので、本会議に報告しました。今のようなこともあり得ることなんです。世界観なり、立場の異なつた者が現地に行きますと、現地で受取つた話の食い違いが必ずできます。これは現地から人を呼んでもやはり同じことになつてしまつて、わからない結果になると思います。それは別として、この委員会から当該委員会に、だれか呼べとか、統一せよとかいうようなことは、これは違法だと思います。当該委員会の自主性を重んじなければなりません。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 それでわかりました。どういう形で取扱うか知りませんが、私は、この問題ははつきりさせなければならぬと思つておりますので、いかがでしようか、文部委員長に本会議でその事実のありのままの姿を報告させたら……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それはできない。中間報告は、付託した案件の審議が遅れておるという場合、国会法の明文によつて中間報告を求めることができるが、派遣した事柄、問題に対して、本会議で当該委員長にやらせるというのは、取扱い上できません。

山中貞則自由党

○山中(貞)委員 先ほど山本委員のおつしやつたように、紛糾もございました。しかしその事件に関する限り、事実の認定に相違があるわけはないということもありましたけれども、事実の認定そのものに対する判断は、それぞれの立つ立場によつて違う。結局、改進党の田中君が最後に動議を出されて、その問題は、各人報告を聞いたことによつて資料に基いて判断するということで結着いたしましたから、尾を引いておる問題でありませんので、念のために申し上げておきます。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは当該委員会にまかせることにいたします。  本日の本会議は定刻午後一時、本日はこれにて散会いたします。    午後零時二十三分散会

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