議院運営委員会 第16号
- 発言数
- 52 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1954/02/22
会議録
○菅家委員長 これより委員会を開会いたします。 明日本会議が開会になりますので、明日の本会議の議事の順序等を御相談申し上げたいと思います。 有田君逮捕許諾要求の件に関しましては、自由党の党議未決定のため、明日までにはもちろん結論が出ることと思いますので、有田君の問題の結論は明日の委員会にいたしたいと思います。明日上程するということは、この委員会で確定したる既定方針でございます。そういたしますと、院の構成に関すそもので翻りますから、有田君の問題を第一に開会劈頭に取扱いたい。その取扱い方法は明日午前十一時に運営委員会を開いて決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議なければ、さようとりはからいます。 次に、先般来提案になつております繊維課税の問題でありますが、これは、野党各派から、重要法案であるからぜひ本会議に上程して政府の説明を求め、これに対する質疑を行いたいとの申出があつたのであります。自由党もこれに対して同意がありました。但し、新税だという意味でなく、特別な例としてやりたいという希望的な申出が自由党よりあります。委員長においても、もとより野党各派においても重要法案としてこれの説明を求めるということでございますので、明日これの説明を政府より聴取し、さらにこれに対する質疑を行いたいと思います。その質疑等のことについては後ほど御相談いたしたいと思います。 その間に、先般来問題になつておりました左派からの緊急質問の要求がありました。これも各派の間において協定が成立しまして、教員の思想調査に関する緊急質問……。
○田渕委員 ちよつと順序が……。
○菅家委員長 有田問題をやりまして、左派の緊急質問をやり、次に繊維の提案理由の説明と質問を行う。その次に教育中立性の法案が提案されましたので、これも重要法案ですから、明日政府の説明を求め、これに対する質疑を行う、こういう順序で行きたいと思いますが。順序に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 議事の順序は決定いたしました。
○辻原委員 四番目の教育の問題ですが、これは本日の午後議会に提出されておりますね。従来の例でも、提案されてただちに質疑ということは、やはり重要法案であるだけに、内容その他についても若干の検討の時間がほしい。もちろんいろいろ部分的な情報とかいうものでは承知しておつても、正式に議会に出されたのはきようであります。ただちに明日やるということについては若干時間的にも無理がある。しかも、明日は他にも重要な法案がある。それについての提案説明、質疑応答がなされるということになれば、多少盛りだくさんとは言えなくても、われわれがせつかく本会議で取上げて、その内容をただし、政府の所信を明らかにしたいという意味合いが盛りだくさんにすることによつてぼけて、せつかくの本会議で質疑応答をするということが若干それるのじやないか、この点を切り離して、次回の本会議で提案説明、質疑応答をやるようにした方が取扱いとしては適当じやないか、こう思うので、われわれはその主張をいたしたい。 〔「反対」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 反対の御意見が多いようでありまして、委員長から申しあげるまでもなく、この問題は、すでに、どこから漏れたかわかりませんが、本日出ました法案と同じものが印刷等に付されて日教組から配布にもなつております。こういう重要な問題は、一日も早く本会議において質疑応答をして、委員会に付託すべきものであると思います。これこそ延引になつては相済まないと思います。やはり本来の姿に審議の中心を持つて行くという精神からいつても、明日本会議に上程するがよろしいという理事会等においても御意見でありまして、この委員会の空気を見ましても、多数がそういう御意見でございますから、この順序に従うことに御了承願いたい。
○辻原委員 委員会で多数の御意見で決定すればやむを得ないと思いますけれども、事前にそういうことが漏れて、ほぼ内容が明らかになつておるであろうとかいうことは、非公式な問題である。公式にはやはりきよう提案されたものである、そういう意味において、さつき申したようになさるのが適当だと思います。
○椎熊委員 非公式の問題は、あなたのおつしやる通り問題にしません。しかし、公式的には、提案して来たものを翌日やつて早過ぎるなんていう議論は、この問題は天下注視の問題で、各党とも研究しておるし、繊維の問題を担当して質疑する人と、これを担当して質疑する人とは、各党ともおのずから違うと思う。それぞれ研究の分野が違つておるから、何も一緒にやつたからといつて紛淆することはない。これほど天下の視聴を集めておる問題は、一日も早く委員会にやつて、詳細な検討を遂げてもらいたいというのがわれわれの念願ですから、今まで本会議を開かずにおいて、ここで急に急ぐのはおかしいというのは一つの議論だが、有田問題と緊急質問は五分か十分で、あと重要法案二つくらいはやつておかないと、特に委員会から取上げてやるのですから、異例に属することをやつておるのですから、大部分の人が賛成なんだ。あなたの方の緊急質問は、私は緊急質問にならぬという意見を持つておるが、特に山本君の要請等があつて私は応援しておるくらいです。そこで譲るべきところは譲つて、あす時間的に不可能な場合は院内交渉でやる。
○松井(政)委員 法律案がきよう提出されたので、あした本会議にかけられぬということは、私はりくつにはならぬと思う。繊維税の問題だつて、とつくに本会議を開いてかけるべきが当然なんですから、提出されたもので本会議にかけようとする重要法案は早くかけて審議を早くやるということについては、その取扱いはよろしいが、ただ、あした、私たちの考えておるのは、その以外の理由で、あすは緊急質問を左派がやられて、それから繊維税に関する説明が行われて、質問者が三人なり四人、あるいは五人になるかわかりませんので、そうすれば、そのあとでまた教員の政治活動を三人なり四人質疑が行われるということになれば、時間的の関係等もあるから、やはりきめた定例日の火、木、土に本会議を開くことにして、あした本会議を開いて繊維の関係をやつたら、木曜日に本会議を開いて政治活動をやる、こういう考え方でやつていただけませんか。それならばりくつは合うと思う。
○椎熊委員 やることにしておいて、時間的にだめなら院内相談で……。
○菅家委員長 重大なことですから、あいまいなきめ方をすると、また、院内交渉というけれども、院内において、そのことが議論の的になると思いますから、きようの委員会においては案件を上程するということをきめておくだけで、あとは不測の事態を今から予想したきめ方は今までないのでおかしいと思います。二つのも一のを上程するということに決定いたしておきたいと思います。
○山本(幸)委員 先ごろ来上つておる外交関係の二案は理事会でうつかり打合せしなかつたが、それはどういう扱いをするつもりですか。
○菅家委員長 それは急ぐ法案でもないので、この二つは次会に……。
○池田(禎)委員 どうしても二つをやらなければならぬということなら異論はありません。私は率直に言いますれば、繊維は早くから出されておる。本来ならば先週本会議を開いて当然審議さるべきものであるが、何ゆえに行われなかつたかというならば、はなはだ失礼でございますけれども、有田君の許諾の問題があるから、たまたま本会議を開くことは困るという立場であつたとわれわれは推測をしておるのであります。そうすれば、あなたの今おつしやること、教育法案をこの際先に云々ということは御撤回願いたい。われわれも、譲るべきときは譲り、お話するときはお話して来た。従いまして、私は繊維をどうしても優先的に出して、その上でどうしても明日の本会議において教育法をやらなければならぬというなら、私はしいて反対はできないけれども、その原則を確立していただきたい。
○菅家委員長 池田君のお話の通り、繊維は先にやることになつております。
○池田(禎)委員 ほんとうを言えば、松井君の主張であるところの、それだけにしてもらいたいということだが、どうしてもあなた方の方で教育を急がれるならやむを得ない。
○菅家委員長 それではその順序で行うことにいたします。
○山本(幸)委員 まだきようの行監の最終結論はわれわれにはわかつておらぬが、いずれこれは最終方針が出ると思う。そうすると、かねがね委員長会議で打合せができておつたように、中間報告をすることになつておる。中間報告を求める案件が出て来た場合にはどう扱うか。これは明日の議運ではさみますか。前もつて打合せておかぬといけませんので……。
○菅家委員長 大体委員長はこう考えております。いまだに当該委員長から中間報告をいたしたいという申出がありませんので、もしこれから明日委員会を開くまでに申出があつた際は、明日の議運でその取扱いを御協議願いたいと思つております。 そこで、繊維に対する質問者は各党でお申出願いたい。従来の慣例がございますが、質問の時間と順序等について御意見がございましたら、どうぞ……。
○椎熊委員 有田君の冒頭のやつからきめて行かねばならぬと思う。これは逮捕請求に対する許諾を与えるか与えないかというだけの問題ですから、質疑討論を用いない。議長からそれを諮つて賛否を決するということにしてもらいたい。
○菅家委員長 今の椎熊君の御発言ごもつともだと思いますが、まだ自由党の方から党議の決定がございませんので、こうきめておいていかがでしようか。与えてならぬということになれば、従いまして討論の成立を生んで来ますから、反対討論も賛成討論もいたすということになろうと思います。かりに許諾に同意するということに一本になつた場合は、討論はないと思います。許諾を与えるにしても与えぬにしても、一本になれば、今椎熊委員の言われる通り、討論を用いず採決する。もし意見が二つにわかれて、与えるべし、与えるべからずということになつたら、従つて討論が生れて来ると思いますので、その点は明日の委員会でおきめ願つてよろしいじやないかと思います。それでよろしゆうございますか。
○椎熊委員 けつこうです。
○菅家委員長 そういたしますと、緊急質問は、従来の慣例によつて時間は十分以内ということにいたします。それから繊維の方は、従来の慣例によりますと十五分。
○池田(禎)委員 繊維の問題は、いろいろ複雑な問題もありますので、相当委曲を尽してただしたいという意見が強いので、私の方としては二十分程度お許し願いたいということを御了解いただきたい。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 各党二十分以内。但し、各党に御了承を願いたいことは、二十分ときめましても、二十五分、三十分と、最近議長の制止があつてもやられる方がある。これだけはお互い各党において守りたいと思います。二十一分になつたとか、二十二分になつたという程度はいいけれども、二十五分も過ぎ、二十七分もやる。議長が制止しても聞かないでやるということは、まずい運営になりますので、二十分以内ということで厳守されるようにお願い申し上げておきます。各党の質問者は後ほど……。今わかつておりますればどうぞ……。
○椎熊委員 改進党は長谷川四郎君。
○山本(幸)委員 左派は加藤清二君。
○池田(禎)委員 私の方は春日一幸君。
○菅家委員長 教育の中立性の方ですが、これもやはり二十分以内ということで……。
○山本(幸)委員 実は繊維の課税の質問についても、本来をいうと、これは重要法案の扱い方いかんにも関係しておると思うが、もし最近出ておる新税が重要法案として扱われないということになりますと、繊維の中に含めて一言論ぜられる人があると思う。場合によると、そういう観点から二十分で少いと思つたけれども、従来のいろいろな慣例もありますから、ぼくは二十分を一応了承したが、教育についての二法案は、法律が二つですから、従つて三十分ということで、このくらいやらないと政府の所信を明らかにたたくことができぬと思う。
○椎熊委員 二十分ということで、あと委員会で幾らでもやれるのだから……。
○山本(幸)委員 特に社会党両派は、この問題については相当詳細に質問をして、政府の態度、所信を明らかにしてもらいたいと思う。私がそんなことを説明しなくてもわかると思うが、そういう意味合いにおいて、この際十分くらい譲歩してもらつてもさしつかえないことじやないかと思う。
○池田(禎)委員 教育の方は改進党はおやりになりますか。
○椎熊委員 田中久雄君がやります。
○池田(禎)委員 私の方はそんなに長くやろうという予定になつておりませんけれども、主張としては山木君の申しております点をお認めいただけるなら、決して遷延策はとらないから御了承願いたい。
○菅家委員長 二十分にしておいて、幾らか議長において——今の山本君のようなお話があるが、決して無理からぬことであるし、大体そういうケースでやつて来ておることであるから、ひとつこのルールによつて、今のような御希望があれば、その点はあまり無理をしないで行つてもよかろうかと思いますから……。
○山本(幸)委員 二十五分ぐらいにして。
○菅家委員長 まあ二十分としておきましよう。
○山本(幸)委員 委員長の発言で大体譲歩します。譲歩したということを確認してください。今後の関係がありますから……。
○荒舩委員 自由党でもありますから、氏名はあとで申し上げます。
○椎熊委員 改進党は田中久雄君。
○山本(幸)委員 私の方は辻原弘市君。
○松井(政)委員 私の方は前田榮之助君がやります。
○中村(英)委員 小会派は小林信一君。
○菅家委員長 小会派はまだきまつておりませんが、御発言がないから御質問ないものと思つておりました。
○中村(英)委員 これは重要法案でもあるから、ひとつやらしていただきたい。
○菅家委員長 中村さんの申出で、従来の慣例によつて時間は十分。
○菅家委員長 なおそのほかに、事務総長からちよつとお諮りすることがありますから……。
○大池事務総長 社会党両派から、特定の公務員の営利企業等への関与の制限に関する法律案というのが出ております。この付託委員会の問題でございますが、これを人事委員会にするか内閣委員会にするかということでございます。これにほぼ似通つた法案で、参議院の方からこちらにまわつておるのがございます。それは国務大臣等の私企業等への関与の制限に関する法律案というので、参議院からまわつて来ております方は、制限を受ける対象が国務大臣、内閣官房長官及び政務次官、この三者に一応限られております。社会党両派から出ました分は、ただいまの国務大臣、官房長官、政務次官以外に、法制局長官、内閣官房副長官、人事官、検査官、大使及び公使、こういうふうに範囲が広うございます。参議院の方は、内閣の関係だけでございますので、おそらくそういう観点から内閣委員会に参議院の方ではかかつたと聞いておりますが、こちらの方は、今言うように、内閣関係以外の分もございますのと、内閣委員会と人事委員会と、委員会の審査所管事項においては、内閣の方はむしろ機構の面でありまして、その個人がどういうものをやつてよろしいか悪いかということは、本来から言えば人事委員会の所管事項ではないかと事務的に考えるわけであります。従つて、本院においては、これを人事委員会にかける方が穏当ではないかと考えておりますが、皆さんの御意向によつて、内閣がよかろうということになれば内閣、あるいは人事委員会がよかろうということであれば人事委員会にかけたい、こういうことに考えております。
○菅家委員長 今事務総長より御報告申し上げた通りでありますが、人事委員会に両案を付託するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議がなければさよう決定いたします。 本日お諮りするのはそれだけでございます。明日は午前十一時に本委員会、午前十時に理事会を開きます。 本日はこれで散会いたします。 午後四時二十分散会