議院運営委員会 第6号
- 発言数
- 71 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1954/01/21
会議録
○菅家委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。 まず第一に、開会式に関する件をお諮りいたします。ただいま理事会を開きまして、旧年末に御了承を得ておいた通り、開会式は二十五日という予定を立てております。事務の方において、宮内庁を通して宮中の御都合を伺つたところ、二十五日でよろしいというので、二十五日に開会式を行う。ついては、式辞はお手元に差上げておきましたので、式次第並びに式辞のことをお諮りいたします。なおこの件について、事務総長から一応御説明申し上げます。
○大池事務総長 二十五日に開会式を行うことになりますと、開会式の式次第については、参議院側においてもいろいろお話がありましたので、昨冬両方の理事がお集まり願いまして、従来通りの方式で行こうということに決定されました。従つて従来通りということですと、式次第は、午前十時にお集まりを願つて、十時二十五分に皇族方その他がお見えになり、十時四十五分に陛下が参議院の方へ行幸される、こういう形になります。式は大体十一時から十一時半くらいまでで終る、これは従来通りでございます。 そこで開会式の式辞でございますが、この式辞は両院の式辞であるから、両院で打合せを願いたいということに従来から相なつておりますし、一応衆議院側でいつも原案をつくりますので、原案をお手元に配付してございます。それによつて一応御議論を願いましてこちらの方でお直し願つたものを、参議院側と本日午後一時から打合せを理事会でお願いをいたすことに相なつております。こちらでおきめ願つたものについて、また参議院側の方でいろいろ御希望がございましたら、その点は理事の方ヘ御一任を願つて、修正する余地がありましたならばお願いをしたい、こう考えております。一応こちらでこしらえました案を朗読いたします。 第十九回国会開会式式辞(案) 天皇陛下の御臨席を仰ぎ、ここに第七九回国会の開会式を挙げるにあたり、衆議院及び参議院を代表して式辞を申し述べます。 顧みれば、わが国が平和条約の発効により再び国際社会の一員となつてから二年有余、その間内治外交上各種の重要問題に対処し、国民諸君の不断の努力によつてあらゆる困難を克服して、独立日本の建設は着々と進みつつありますが、わが国をめぐる諸種の情勢は今なお楽観を許さないものがあり、独立第三年を迎えた今日、われわれはまさに思を新にして国家態勢の整備、充実を図らんがため、諸般の対策を講じて民生の安定と国家繁栄に万金を期すべき緊要なる時期であることを痛感いたすものであります。 国民もまた、国家の自立にともなつて加重さるべき責任と義務を自覚し、全力をあげて祖国再建に邁進し、もつてわが国の崇高な理想と目的を達成する決意をさらに固められんことを望んでやみません。 ここに開会式を行うにあたり、われわれに負荷された重大な使命に鑑み、日本国憲法の精神を体し、おのおのその最善をつくして任務を遂行し、もつて国民の委託に応えようとするものであります。以上でございます。
○菅家委員長 今朗読いたしました開会式の式辞について御意見がありましたら、この際お述べを願います。
○長谷川(四)委員 これは参議院の方と協議するのでしようから、このまま参議院に持つて行つて御協議願つたらどうですか。
○菅家委員長 いかがでしよう。一応これで議院運営委員会としては御決定を願つて、午後一時から参議院の理事と本委員会の理事と合同審議をいたしまして、多少字句について参議院側で希望がありましたらそれを協議することにして、一応これは御決定願つておきたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議ありませんから、そのようにとりはからいます。 —————————————
○菅家委員長 次に、国務大臣の演説並びに質疑でありますが、開会式の翌日、総理大臣並びに各所管大臣の演説ということに決定しておつたのでございます。しかし予算案の印刷がどうしても二十六日一ぱいかかるという政府からの申出もありますので、ただいま理事会においては、予算案が提出されないとするならば、二十六日は演説をとりやめて、二十七日に国務大臣の演説を行う、こういう話合いになつております。これも御異議ないと思いますか、いかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議ありませんかり、それでは国務大臣の演説は二十七日にこれをとり行いたいと思います。引続いて二十八日より各党の質疑に移ることにいたします。なお、それらの質疑の順位、時間、その他一切のことは、この次の議院運営委員会でとりきめたいと思います。 —————————————
○菅家委員長 次に、議席の件について事務総長より御説明申し上げます。
○大池事務総長 今度奄美大島が日本に帰属されましたについて、議員一名が選挙されて参ることになりますので、今までの議席は四百六十六あつたわけでありますから、一人不足を来し、四百六十七の議席が必要となりますので、ただいまの四百六十六番の次、一つこしらえてございます。従いまして、いつ選出されましても議席は間に合うようになつておりますから御了承願いたいと思います。従いまして各州に割当つておる場所に一人ふえたことになりますから、将来各党で御変更のある場合には御申出を願いまして、適当に議長において仮指定をいたしたい、こう考えておりますから御了承を願います。
○池田(禎)委員 どなたでもいいのですが、まず事務総長に伺います。これ一今回の選挙で一名ふえるが、この次の選挙のときにもやはり定員は一名ふえるのですか。
○大池事務総長 今度の選挙で一名ふえまして、四百六十七になるわけです。
○西沢法制局長 今の件でございますが、これは選挙法が改正されるまで、臨時に四百六十七名ということになつたわけでございます。
○池田(禎)委員 そうすると、現行選挙法で行けば四百六十七名なわけですね。
○西沢法制局長 法律で、臨時措置としてつくつたわけです。従つて現在は、鹿児島県としては三区のものが四区になり、四区から一名出るわけであります。しかし選挙法の改正で別表の改正があつたときにそれをどうするかということは、あらためて御研究を願う建前になつております。ですから、恒久的に四百六十七の定員数となるとも思われないのであります。
○池田(禎)委員 わかりました。
○菅家委員長 それでは、その件はさように御了承を願います。 —————————————
○菅家委員長 次に、昭和二十九年度の衆議院関係の各予定経費要求の件について、大池事務総長より一応御説明願うことにいたします。なおこの件について、大新聞が大分間違えた報道をしておつたために、何か衆議院の方においては料亭を買い取つて、議員のクラブにでもするかのごとき印象を与えたので、各方面から問合せがあつた次第であります。その件についても事務総長より詳細に御説明申し上げますが、これについては、各党の代表からも私のところへ問合せがあつたわけでございます。しかし、衆議院では料亭を買うというようなことは、ございませんし、クラブをつくるというようなこともないのでございます。これは先年以来、敷地だけを国会センターの一部分として買つておかなければ、この前参議院において砂防協会に買われて、さらに金を使つたという事態にかんがみても、土地だけは確保しておきたい。これは先年きまつておつた事柄なんで、それを今年の予算に要求したにすぎません。その他国会の方において、何か国会という威力のもとに大蔵省に均衡予算をぶちこわすような要求をしたというような記事も、しかも大新聞が報道しておるが、そういうことは一切ございません。従来の慣例によつて、事務当局が大蔵省と折衝いたしまして、その事務の折衝等においてとうてい話合いがつかないときには、この委員会に一おいてその事柄をどうするかということによつてやつたことなのであります。今年は事務当局と大蔵省との折衝が順調に円満に進みましたので、この委員会を開かず、事務当局の案によつて今日ここに提出を見て、御説明することになつたわけであります。一応市井のつまらない新聞であれば、私どもはそういうことを言いませんが、天下の大新聞がそういうことを伝えたために、大分世の中に誤解を受けましたので、一応御説明申し上げる前に皆様の御了承を得ておく次第でございます。 事務総長から御説明申し上げます。
○大池事務総長 それでは、まず本年度の予算の中の、衆議院関係について一応御説明申し上げます。 衆議院予定経費要求書というのをお手元に差上げてありますのでごらんを願います。二十九年度の要求の全額は、十七億三千五百八十九万五千円ということになります。これを前年度予算額の十九億七百九十三万円に比べますと、一億七千二百三万五千円だけ減少することになつております。この減少の中身は、あとで項目のときに御説明申し上げますが、そのおもなものといたしましては、昨年度は臨時国会が開かれましたし、そういうものの費用が八千六百万円ばかり落ちておるわけであります。なお施設の関係のものがほとんどなくなりました。それが約八千八百万円くらい昨年度に比して減つて参りました。その他自動車の購入等も、大分古いものがありまして、買いかえをせられる予定をいたしましたけれども、本年度の大蔵省その他の均衡予算の一兆円以内にとめたいという方針のもとに、自動車の買いかえ等、新規経費は一切やめましたので、そういうものがただいま申し上げました通り、減少の部分に入つて来た一わけであります。 そこでその次に項目別に申し上げますれば、国会の運営に必要な経費といたしましては、ほとんどかわつたものはございません。その中身は、議員の歳費、これはきまつたものであります。通信手当もきまつたものでありまして、申し上げるほどのことでもございません。それから議員の秘書手当、これはあとで項目のところで申し上げますが、当然のベース・アップ等で少しふえておるわけであります。それから応召旅費、滞在雑費、議会雑費及び立法事務費等、これらの総計は八億九千百九十二万四千円になりますが、これらは既定通りでございまして、ほとんど昨年度とかわつておりません。 次に、事務局の一般の方で、事務局、法制局、常任委員会の職員の人件費、旅費その他の事務費、議案類印刷費、光熱水料、通信費並びに議員会館用地の買収費これがただいま委員長からお話の千代田クラブ云々という記事になつたものでございまして、あとで項目別に御説明申し上げます。それらの諸経費が七億四千七百四十六万四千円になつております。 それから次に、国政調査のため派遣する委員及び職員の旅費、証人等の旅費閉会中審査の場合の委員の審査雑費等を合せましたものが二千三百八十三万八千円になります。これもあとで申し上げますが、国政調査等については、昨年度は、この前の修正予算ができましたときに二割の削減を受けましたが、昨年度の予算に比して、さらに二割の減少を各省並に衆議院においても認めておるわけでありまして、ここで当然減額があるわけであります。 それから行政監察特別委員会の経費、これは決議に基きまして、月百五十万円というものででき上つておりますので、これは既定通りでございます。 それから国際会議その他諸費でありますが、これは昨年より減つております。列国議会同盟会議に入つておりますが、その費用は昨年より二割を減少し、それ以外の海外派遣旅費は三割六分、昨年よりも減少しております。これはできるだけ昨年と同額をほしかつたのでありますが、外貨資金等のわくがありまして、その建前上、正式の会議のものは二割、それ以外のものは三割六分を減らすという建前でいたしたわけであります。 次に、衆議院の営繕工事に必要な経費でありますが、これが二千万円、そのうちの一千万円は内部の電気設備その他修理を施す必要があり、危険な箇所等もありまして、それに用います。それ以外に一千万円で、合せて二千万円になります。これは庶務小委員会等で、院内の警察秩序小委員会の問題と合せて最後に御決定を願いました議員面会所を増築いたしまして、ただいまあるものを横の方に移転をする、そうして二年の期間でやるという計画を出しまして、昨年皆さんにその増築の間取り等についての御了承を得たのであります。それに従つて本年度工事の分と来年度の工事の分と合せて六千万円を予定して、二年でいたしたいということでございましたが、各省の営繕費というものが全部削られておる関係で、衆議院だけ認めることができないという関係がありますので、その方は継続事業の一つとして一千万円だけをちようだいして、昨年度のものと合せて、鉄筋の一部分だけの工事をいたしたい、向うへ面会所を適当の時期に持つて行きたい、こういう計画を立つておる次第であります。従いましてただいま現実の問題といたしましては、衆議院においても各省並に旅費等において、二〇%の削減をしてこしらえた、こういう関係に相なります。 次に、項目別に具体的に一応の御説明を申し上げます。一番最初の衆議院という項目のところで、議員歳費でありますが、これは別にかわりはございません。法律によつて認められた通りであります。これには議員手当の一・二五というものが当然に含まれておるということを御了承願います。 次の職員基本給並びに職員の諸手当、これらについては別にかわりはございません。昨年度の標準の実績に応じてつくつてあるだけでございます。 その次に職員の特別手当、これも期末手当の一・二五と勤務地手当〇・七五が載つておるだけであります。 それから超過勤務手当等につきましては、昨年度よりずつと減つております。これは臨時国会等がなくなつた関係で、一応従来の超過勤務の時間数をそのまま見たものであります。 次に、五の議員通信手当はかわりません。 次に、議員秘書手当でありますが、これは改正を見ました分と期末手当の一・二五、勤勉手当の〇・七五と見積つた数字であります。 次に、待命職員給与でありますが、これはあとで申しますけれども、行政整理が一般に行われるので、衆議院も全然これに関与しない、われわれの方はそれには及ばないというわけに参りませんので、各省並に何とか協力をしてもらいたいという申入れを受けております。それについて事務的に考えた結果、警務関係、速記関係、あるいは電話関係、自動車関係、監視関係、こういうようなもので約六百人くらいの者は何としても手を触れる余地がありません。それ以外の一般職員が約九百名くらい残りますが、それの約四%というものを見込みまして、大体の予定人員を四十名くらいとして行政整理が可能ではあろうということで、それだけの者を見たわけであります。その四十名の中の約六割、つまり本年度においては約二十四人くらいの限度において待命者を見込んでおります。それの待命職員給与というものが載つかつて参つておるわけであります。 それから、ずつと御説明を申し上げるまでもございませんが、八の議員旅費であります。これは滞在雑費、応召旅費等でありまして、これは昨年度とかわりはございません。 次に職員旅費については、前年度は二割減少されましたが、本年度も各省並に二割削減をいたしております。 次に、委員旅費でありますが、これも昨年度よりは二割の減少をお願いしております。 証人等の旅費は、各委員会でいろいろの証人を呼ぶときに、これが減少したために不便を来してはいかぬということで、従来通りのものを認めてあるわけでございます。 次の庁費、議案類印刷費等については、御説明するほどのことはございません。十五に胸像建設費というのが二百五十万円載つておりますが、これは特別の議員の形を持つておられる尾崎前議員の胸像をこしらえることに御決定願つたので、それをここに載せていただいたわけであります。 それから、次の敷地買収費二千万円でありますが、これがただいま委員長からお話がありました千代田クラブ買収云々という記事になつた金額でございます。御承知のように、この前両院の庶務小委員会で、国会センターの用地を確保しなければいかぬということを両院一致でお打合せを願いまして、国会センターの敷地用地ができ上つておるわけであります。従いまして、このて前砂防協会に参議院の敷地のかどを買収されまして非常に困つて、特別立法までしてあれを買い上げる、強制買上げをしたいということで本院を通過し、参議院では、いずれあの土地は参議院の方へ返してやるから、その立法だけはしばらく待つてくれということで待つておつたようであります。あの当時約一千万円くらいの費用をもらえば、あそこの土地が確保できたわけであります。それがどうしても予算をもらえなかつたために、そのまま放任されて砂防協会に買われてしまつた。そのかえ地を買うためには、あれと同じようなわずかな土地のかえ地でございますが、それに参議院では四千数百万円を計上しなければ買えないという実情になり、平河町の先の方の場所と交換することで、四千数百万円という予算が参議院の方に載つておるわけであります。それとともにわれわれの方でも、今お話のありましたクラブの所在地は、会館用地として、この前すつかり仮図ができておるわけでございます。これが民間並びに某大会社から買収の話があり、本年中にこれを処分することになつておつたのを知りまして、それを売られては、あの上にある委員会庁舎等が非常な支障を来すし、将来またそれを購入しなければならぬということになると、砂防協会の二の舞になりますので、この前の庶務小委員会で御決定のように、この用地だけは確保せよというお話とにらみ合しまして種々交渉いたしましたところ、周囲は全部衆議院用地で、隣の台所のきわまで来ておるという状況であるものですから、どうせ手放す場合には、役所に売つては非常に損がありますけれども、こんこんとお願いした結果、必要があるならば、それでは役所に渡してもよろしいという内諾を得たのであります。その買収用地は約六百坪ございます。大体あの辺の土地は五万円程度はするのじやなかろうかという見越しを、土地の評価等を承つてつけまして、三千万円というものを実は要求いたしたのであります。ところが、ただいま申し上げましたような均衡予算の関係で、手持ちの金に限度がありましたので、なるべく二千万円で話をつけてくれぬかということで、二千万円だけをちようだいすることにいたしました。その二千万円の範囲でよそへ売らないように、全部はとうてい買う余地はございませんが、一部分でも押えてしまえばよそへ行かないということで、それをお願いし、大蔵省と折衝の結果、ようやく二千万円の金をちようだいして、その範囲でよそへ売らないようなかつこうにいたしたい、こういう問題でございますので、一応御了承願いたいと思います。 それ以外の分につきましては、前に申し上げました通り、外国旅費が、列国議会同盟会議の関係が二割減、その他欧米並びに近東方面が前年度の三割六分減で、それがただいま申し上げましたように一億七千万円の減少の分の中に入つております。
○椎熊委員 ちよつと伺いますが、今の二千万円だと、よそに売られない手当ができるというのか、一部分を買収するということで内金を渡しておくということなのか、それを伺いたい。
○大池事務総長 内金を渡すということは役所ではできませんから、一部分の買収を二千万円の範囲でいたしたい。たとえば、そこにある建物は約百坪くらいだそうで、建物のあるところだけでも押えてしまえば、あとの土地は借りておつても、借賃はわずかのもので済みますから、そういうことでいたしたらどうかと思います。
○田渕委員 関連して……。私地方で見たのですが、毎日新聞に、千代田クラブが料亭で、その料亭を国会が買収するというように、非常に国会を誹謗しておつたのです。私は千代田クラブが料亭か何か知らぬのですが、どういうものですか。
○大池事務総長 あれは料亭には今なつておりませんで、社団法人になつております。
○田渕委員 料亭じやないのですね。そうすると、ここに毎日新聞の記者もおられるだろうが、なぜ料亭と書いたのか、ちよつと聞いておかぬといかぬ。
○大池事務総長 社団組織になつておりまして、一万円か出してクラブのメンバーになつて、それが利用する、こういうことに相なつております。従つてクラブ組織ですから、多少クラブのメンバーがそこへ行つて飯を食べたり、一ぱい飲むということは当然あり得ることでありまして、そういう関係でやつておるわけでございます。
○田渕委員 私の聞くのは、料亭を買収するということに地方人はとるから、そういう、ないことをあることとして書いたのかということを質問するのです。ことに毎日新聞ともあろうものが——近ごろ一流新聞が、絶えず国会を誹謗するようなことを書いておるから、この三面記事を扱つておる担当記者にそれを聞こうと思つておる。それは責任を持たせなければいかぬですよ。
○菅家委員長 あなたは遅れて御出席になつたのですが、委員長からも前にその件に対して一応御報告申し上げて、それで今御説明に入つたのであります。
○田渕委員 これは委員長がなめられておるせいで、そういう悪いことを書かれてしまう。しつかりして、そういうことは書かさぬようにしてもらいたい。
○菅家委員長 それは委員長に関係のないことですから……。
○田渕委員 委員長に関係したことではないけれども、ないことをあるように書くのはいかぬ。
○正木委員 そうすると、この二千万円は、建物を含めた六百坪の幾分を買収するということですか。
○大池事務総長 そうです。
○正木委員 その買収家屋の利用等については、事務当局に腹案でもあるのですか。
○大池事務総長 事務当局にこれということはございませんが、この予算が正式になつた上で、向うの当事者と、どれだけの範囲のものを評価して、どれだけでやつてくれということをやらなければなりません。そうしてその確保のために、どの範囲でどういう方法をとるか、その家と土地を買い取つてあげれば問題なかろうと思つておりますが、もしそういうことになりましたあと、今の家を移転してどうこうするとか、あるいはそれをどう利用するかということにつきましては、皆さんの御意見によつてやつて行こうという考えでございます。
○椎熊委員 二千万円で土地の一部分だけ買つて、家屋はないのですか。家屋を含めてですか。
○大池事務総長 家屋を含めたもので、土地だけですと、今度家屋の移転の補償料をとられますから……。
○椎熊委員 原則的には、国会として将来の計画のためにそういうものを確保するのであつて、それは了解できるが、現在は何もその建物は必要ないわけですね。そうすると、確保をするが、その料亭か何か知らぬけれども、それは現在通りやらしておいても一向さしつかえないわけでしよう。
○大池事務総長 それはちよつと無理だと思います。買い取れば、それはどうしても貸しておくわけに行きません。その家をどういうぐあいに利用するかということは、これは皆様の御協議にまつわけです。かりに宿舎にでもなつて、何人かの議員さんがそこに行かれるという希望があれば、家をよく見て、こうやればよろしいというようなことで、それも利用できると思いますが、それは皆さんの御協議によつてやりたいと思います。
○椎熊委員 これは私の私見ですが、議員などが、たとい国会のものになつても、そういうものをあまり利用したりしないで、職員の宿舎なども足りないでしようから、そういう職員で困つておる人たちが使うことならば非難は受けないと思うのです。議員が使つても非難することはないと思うが、非難の対象になるようなところには立ち寄りたくないと思います。
○大池事務総長 そういう点もこれから交渉して、どの範囲のものを二千万円の範囲でどうするかという具体的なことがきまりましたならば、その利用方法については、皆さんの御意見に従つてやつた方がけつこうだと思います。われわれとしては、その毒をよそへ売られてしまわないために確保するというのが目的であります。
○椎熊委員 それから、委員長から毎日新聞の方にお願いして、新聞社は書いてしまえば切捨てこめんで、決して自分の方が間違つたとは言わないけれども、しかしあの記事は、見出しその他、どうも非常に議員が迷惑をする。誤解される点があるから、それをよく了解してもらつて、何らかの方法で、全然うその記事は書けないのだから、そうでなかつたということが明瞭になるように交渉をしてもらえぬでしようか。金額においても間違いがある。
○春日委員 ちよつと伺いたいのですが、六百坪の敷地のものを二千万円でわけてもらう。それはどの程度のものであるか、皆目見当がつかないのですが、二千万円でその三分の一になるか、五分の一になるか、幾ら買えるかわからないが、そういう交渉をやるということですか。
○大池事務総長 私ども大蔵省と交渉したのですが、二千万円しかできないということで、あそこに百坪くらいの家が建つておりますが、その百坪の家をどのくらいに評価するか、これはわれわれだけでなしに、正式に評価の手続をとらなければならないと思います。そういうことで、家とそれに応じた下の土地、工作物の立つておるところを買収すれば、二千万円で相当の部分が買収できる。あと残つた部分は、借地でやつて行けると見ておるわけです。
○春日委員 その交渉は、今までなさつたことはないのですか。
○大池事務総長 それは具体的に予算がとれないうちにやるわけに参りませんから、下交渉では、衆議院の方に差上げてもよろしいということだけを聞いておるわけです。
○椎熊委員 将来予算の都合がつけば、残つた方も買うわけでしよう。
○大池事務総長 かりに二千万円で、中途半端のことでは予約するわけには参らないと、はねられるかもしれませんが、それはやむを得ないことでありまして、われわれとしては、なるべくそういうことのないように努力するということだけしか方法がないのであります。
○菅家委員長 なお、今椎熊委員よりお話のありました毎日新聞の記事に関することですが、大体皆さんも御異議がないと思いますから、委員長の方から当該新聞のそれぞれの方面に一応了解を得たいと思います。あの記事の中には大分間違いがある。これは誤解でなくして、数字上の間違いもある。案件の取扱いの間違いもある。二、三点あるようですから、皆さんの御了承を得ないうちに委員長がそういうことを申込むのもどうかと思つておりましただ、本日その御意見が出たので、その処置をいたしたいと思います。第一点は、衆議院の方においては、秘書の給料のことについては、この前の委員会において決定しておきましたように、上げるとか、動かすことはしないという方針をきめております。参議院では、秘書の手当を、もう少し滞在の費用も上げたい、ペースも上げたいということでありましたが、本院は、この委員会でこのままということで決定いたしました。参議院では、衆議院がやらないということになりましたので、衆議院が反対なら参議院だけでやるわけに行かないから、参議院の方も衆議院に同調する、議員秘書の問題はそのままにするということに決定を見ておる。ところがあの記事を見ると、とにかく国会が——参議院とは書いてあるけれども、それを参議院が要求した。国会がやつたというようなことを書いておる。これはまつたくの間違いであつて、誤報である。それから料亭を買うというように書いておるのじやないけれども、料亭であるかクラブであるかは別箇の問題です。これは料亭と同じようなことをやつておる場面もあるが、論点は、料亭をまず国会が買つて国会の宿舎にするか、クラブにするかという印象を与えたことは間違いのない事実だと思います。その点は非常な誤報であると思います。これが国会センターの用地にきまつておることは、事務総長から御説明の通りであります。その点はひとつよく話合えば、新聞社の方でもわかると思います。新聞の記事の間違いは間違いとして、間違わない記事のもとに批判をしてもらわなければならぬ。記事の間違いから批判をされては、まことに困るのであります。そういう点から言うと、見出しなんかも、均衡予算を国会予算がぶちこわすというような見出しが出ておる。先ほども申し上げました通り、かつて衆議院が均衡予算をぶちこわすような交渉を事務の方からもいたしておりません。従いまして、議員に関係する費用、旅費であるとか、その他も、政府の言う通りでよろしいということを言うておるのであります。何ら均衡予算に支障を来すようなことを国会はいたさないということを明らかにしておく必要があります。均衡予算をぶちこわすことを国会がやつたということを言われることは、国会が非常に迷惑しこくであります。皆さんの意を体しまして、社会部長その他の人にお会いして、よくその事情を話し、委員会の意思を伝えまして、その結果は、次の委員会のとぎにその経過を御報告することにいたします。さよう御了承願います。
○田渕委員 了承する前に、なぜそういうふうになつたかというと、ぼくはたまたま災害地に行つていろいろ節約から耐乏生活を説いた。ところが、くそみそにやられた。六千万円出して国会は料亭を買う、そんなことでどうなるかということであつた。ぼくは千代田クラブなるものが料亭か何か知らぬけれども、そんな料亭を買うということはない、おそらくそういうことはない、陳弁これ努めたけれども、大衆はなかなか承知しない。こういうようなことで、一新聞の災害地に与える影響が大きかつた。そういうことも御参考に申し上げておきます。
○菅家委員長 わかりました。それでは他に御質問ございませんか。
○松井政吉君 ちよつと、各項目別のところで、衆議院施設費の庁舎増築費と修繕費の内容について御説明を願いたい。
○大池事務総長 最初の一千万円の分は、前にちよつと申し上げましたように、議員面会所を左の方へ持つて来まして、そのあと地へ、鉄筋でできるだけのことをやりたい。昨年の分が約四千万円近く残つております。それと合せてやりたい。あとの方の一千万円は、各所修繕ということになつておりますが、これは議員会館その他の電源設備等の手入れをしなければならぬ面もありますし、その他たくさんの営造物を持つております関係で、この程度はどうしてもいるという見越しのものであります。
○椎熊委員 ついでに営繕費とか、修繕費に関係しておることですが、国会の中庭に池みたいな水のあるところがありますね。あれは私ども、当初は非常にきれいな水をたたえて、議場内、建物内部の空気を一旦あそこできれいにして来るというように伺いましたが、そういう設備は今でもやつておるのですか。
○大池事務総長 あの水がきたなくなつておるのは、水をしよつちゆうとりかえればきれいになりますが、あれは空気を冷やす装置になつております。
○椎熊委員 そういうせつかくあるものは、利用した方がいいと思う。この中の空気は非常に悪いので、あそこできれいにする。それを活用するためにあまり厖大な費用がかかれば別ですけれども、さしたる費用がかからぬならば、直してやつてもらつた方がいいと思います。
○松井政吉君 これはこの予算と直接関係がございませんけれども、国会センターとして指定しなければならない地域が、今の千代田クラブのようなものがまだありますか。
○大池事務総長 それはあります。たとえば千代田クラブあたりを大体国会センターとしておきめを願つており、前から残つておりますのは、日枝神社に行くあそこの坂の下つたところの道路でございますが、こちらの方に瓢亭ができておりますし、瓢亭の横に小さな居酒屋がございます。その居酒屋の隣に今鉄筋でできつつありますが、あれは何だと聞いてみましたら、何か旅館をつくるというようなことで、鉄筋でやつておるようなことになつております。あそこは前にあき地になつておつたところが相当ありまして、そこへ衆議院の電話交換室をつくりました際に、もう少しの予算があれば、あの下の方のあき地が買えたのでありますが、それが買えませんでした。先ほどの千代田クラブのすぐ隣のところにも、ある会社の方の土地がわずかございまして、その隣が内閣で持つておる形になつております。そこに木か何か植わつておるような土地でありますが、内閣で持つておる土地でございますから問題ないと思います。あそこのところにまだ二、三軒はあります。すでに料亭になつておる部分については、今のところ手足が出ないということになつております。
○松井政吉君 この前の赤木さんのときには、衆議院でも参議院でも相当論議して、立法措置まで講じたのですが、そういう問題について、今日でなくともけつこうですけれども、その主管委員会が議院運営委員会ならば、具体的に国会センターのラインを引いて、どこをどうするか、どこが不可能か可能か、ずつと具体的に、押える場所は押える方法をやつておかないと、ぱつと出ればまた新聞に悪口を書かれることになりますから、資料を出していただいて、その資料を中心に、時間をかけて研究しておいてもらいたいと思います。われわれも研究させてもらいたいと思います。
○大池事務総長 わかりました。
○菅家委員長 それではその件はさようにいたしまして、次の訴追委員会その他の説明を事務総長からお願いいたします。
○大池事務総長 訴追委員会の方は簡単でございます。今度は九百六十六万三千円になりまして昨年よりも百三十二万一千円減じております。これの内訳はその裏にありますが、職員旅費、委員旅費、証人等の旅費、この三項目に対してそれぞれ二〇%を減じておりますのと、職務雑費というのが、実績上多少減ずる余地があるということで、実績からにらみ合せて減額を多少いたしております。その関係でこれだけ減つておるので、新たなることは何もございません。特に御説明申し上げるほどの問題はございません。 次に、国会図書館の予定経費要求でございますが、これもただいま申し上げましたように、旅費等については各省並に二〇%減というものが中心であります。八千五百三十三万五千円減じておりますが、これは主としてPBレポートの金が八千万円昨年は載つておつたのが、本年度はそれが落ちておりますので、たいへん大きくなつております。それから営繕関係としては、昨年度は約一億近いものが載つておつたのでありますが、本年度は今図書館の本建築の懸賞募集をいたしておりましてそれに基いてできるだけ早急にいたしたいという関係で、最初七億程度の費用が必要だという予定を立てて要求しておつたのでありますが、今年度の均衡予算の関係で、とうていそれはできぬということから、復活要求のときにはせめて三、四億のものをもらいまして、基礎工事だけでもやりたいという考えで進まれたようであります。これも諸種の関係でどうしてもできないということでありましたが、あの予定地の中に民家等もございますので、こういうものの移転、買収等の費用並びに基礎工事の一部分にこの費用を充てたいということで、復活要求の結果、本年度は五千万円だけ載つておるということだけでございます。あとは今申しました職員旅費並びにその他で二〇%減というものが中心になつて、昨年度より減額の形に相なつております。
○椎熊委員 ちよつとそこで伺いたいのですが、国会図書館については、われわれもはつきり再認識しておきたいと思うし、世間では非常に誤解しておるようです。国会図書館というと、赤坂の御所の跡だけが国会図書館だと思つておる人が多い。ところがかつての国立図書館である上野、日比谷等、全部が国会図書館だと私は思つておるのですが、そうですか。
○大池事務総長 そうです。あれは支部図書館で、上野の図書館も国会図書館の支部の中に入つております。
○椎熊委員 従つて厖大な経費を国会図書館が使うと世間では考えておるが、全部の図書館を国会が管理しておるわけですね。赤坂の御所の跡だけが国会図書館で、あとの一般に利用しておる図書館は国会のものでないというような感じを与えておるのです。そういうことも、この機会に明確にわれわれが再認識するとともに、それなるがゆえに、非常に厖大な経費がいるのだということを何らかの機会にわかるようにしてもらいたいと思います。
○大池事務総長 わかりました。 次に、弾劾裁判所の方の予算でありますが、これも先ほどの訴追委員会とまつたく符節を合せておりまして、職員旅費、委員等旅費で二〇%減、職務雑費は実績に基いたものであります。それから裁判費の中の職員旅費、委員等の旅費、証人等の旅費は、いずれも二〇%減、並びに職務雑費等も実績に基いての減があり、均衡予算に協調をするため、事務的に各事務局長等の御了承を願つたものでございます。 なお、その他ちよつとつけ加えて申しますが、法制局等の予算につきましても、いろいろの議員立法の関係で、何人かの人をぜひふやしたいという復活要求を再々いたしましたのですが、新規増は、行政整理の直前にあたつて何とかできるだけ押えてもらいたいということで、復活要求をしたのですが、できませんでした。新規の増というものは、人員についてはいたしておりません。ただ一般の事務局の方としましては、職員の方で、本年度に卒業する速記者等がございます。これはせつかく優秀な速記者が卒業しても採用ができないのでは何にもなりませんので、この点についての増員と、電話交換手に対しても不足を来しておる面がありますので、合せて十名程度の者が増員の計画になつております。その点を御了承願います。
○菅家委員長 それでは、二十九年度の予算要求の件は、御承認いただいたものと決してよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員長 御異議がありませんから、そのように決定いたします。 —————————————
○春日委員 これは別のことでありますが、委員会週報というものが一週間に一回ずつ集録されて配付されております。あれはあまりに単純で、衆議院公報とあまり違わない。今後は法案の簡単な趣旨あるいは質問者の質問要旨等、審議の経過が、当該委員だけでなく、他の議員にもわかる程度に編集してもらいたいという希望があるのです。現在の委員会週報では、てんで内容がわからぬ、このくらいならなきにしかずという議論もあるので、せつかくこの委員会週報を集録するならば、他の委員会の審議の経過もわかるようにしてもらいたいということでございます。この点、事務的に相当予算がかかるかどうか、かかれば十分な措置をとつてもらいたい、こう思います。
○菅家委員長 事務の方に、ただいまの趣旨のことにつきまして、次の委員会あたりまでに御相談願つておきます。
○松井政吉君 この問題を事務の方で研究してもらう場合に、委員会週報に質問等の趣旨まで載せることになると、速記録と同じような形になる。それがまた今のような簡潔なものならば公報で間に合う。それならば委員会週報にむだな金を使つて、労力を費す必要はないという議論も出て来るのじやないかと思う。要するに、公報と速記録の中間程度の、きわめて簡潔な委員会の経過を見せるためのもので、どの範囲のものを集録したらよろしいかという問題になると思う。そういうことについて一ぺん具体的に検討していただいて、きめて行つたらいいと思います。
○菅家委員長 その通りでございます。それでは次会は二十六日の午前十一時ということにいたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午後零時五十五分散会