P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
19回国会衆議院1953/12/21

議院運営委員会 第3号

発言数
40
登壇者
7
会派数
3
開催日
1953/12/21

会議録

菅家喜六自由党

○菅家委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。  本日の議題は、奄美群島復帰の外交折衝の結果について、政府より申入れがありました。その件に対して御協議申し上げたいと思いまして、急に御参集願つた次第であります。  先ほど懇談協議中にお話合い願いまたように、外務省とアメリカ大使との間に外交折衝がありまして、一応奄美群島の返還期日を十二月二十五日を目標にして交渉し、進渉中の由でございます。そういたしますと、これはまことに多年衆議院においてもしばしば決議等も満場一致で通過しておりますし、なるべくすみやかな返還の強い要望のあつた案件でもありますので、条約上重要な問題であるから、本会議を開いて、事前にこれを承認するということにいたしたいという事柄であります。従つて来る二十四日に議院運営委員会を開き、二十五日には本会議を開くということのお話合いができたようでありますが、これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議がなければ、右のような態度をとりたいと思います。  なお二十四日、二十五日とも午前十一時に議院運営委員会を開くということに決定しておきます。もしまた二十四日、二十五日において何らかの変化を生じた場合においては、その議院運営委員会において取扱いの方法をきめるということにいたしておきたいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議がなければ、さよう決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 なお、この際ちよつと御了解を得ておきたいことは、地方行政委員会から委員派遣承認の申請が出ております。一応事務総長から簡単に御説明願つて、その決定は二十四日の議運できめたいと思います。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 奄美群島が日本に復帰されるという事情がわかつたから、ぜひ奄美群島の実情を調査いたしたいということで、前々から御要望があつたのですが、従来アメリカ側からこちら側に復帰されるまでの間におきましては、外国扱いになつております関係で、向うへの渡航手続、その他費用等の関係で実現ができずに今日までおつたのであります。来る二十五日に復帰がもし実現されることになりますれば、ぜひこの機会に祝賀並びに視察調査をいたしたいというので、地方行政委員会の御決議によつて、その際は委員会の委員長及び各派の代表委員が、院議をもつて構成いたしました議院団として派遣されるようにぜひお願いをいたしたい、こういう御要望がございます。従いまして、各派の代表並びに委員長等による議員団を派遣してもらいたいということが、どういう程度で、どういうふうにされるかという点につきましては、ちようど委員長がおられますから、委員長の方から、今までの委員会等の内部的の御事情もありましようし、それを御説明願つて、各党で二十四日までにそれに対する態度を御決定願つて、おきめを願いたいと考えます。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 今の事務総長の御説明によると、祝賀ということがあつたのですが……。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 祝賀並びに視察ということでございます。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 向うが祝賀をやるのですか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それはおめでたいということで、こちらから行かれる方々が、祝賀の意味を含めて調査に行きたい、こういう意味じやないかと思つております。その点は、この書類ではちよつとわかりませんが、委員長がおられますから、委員長にお願いしたらいかがでしよう。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 それじやお願いいたします。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 それではお許しを得て、私から簡単に御説明いたしましよう。  御承知の通り、奄美大島が復帰されることになりましたから、それに対する受入れ態勢をつくらなければならない。そうして、すでに決定前に十億の予算も組まれて、国会で決議されたことは御承知の通りであります。奄美群島を日本に返された後、今までアメリカの治下にありましたから、法律はもとより、地方の行政、財政、教育、民政、産業等、あらゆる点につきまして、わが国への切りかえをせねばならぬというので、前々国会におきましては、奄美群島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律案が出ました。奄美大島が日本に返れば鹿児島県の一部になりますので、従つて地方行政委員会の所管になりまする関係上、委員会におきましては、ダレス声明のありまして以来、実に数知れぬほど政府との間に質疑応答を重ねて、委員会としてはあらゆる事態に対し、あらゆる準備をいたしておるというわけなのであります。何分現地を見ねば、まつたく予想外のこともあることは明らかでありますので、ぜひその事態に対処するためにも現地を見たいという議が起りまして、委員会の決定として、各派の委員のうちから選び、それが一団として衆議院より派遣せられて視察に行きたいということになつたのであります。それを衆議院議長あて要望を出しておいたのでありますが、何分外国の取扱いでありますし、また費用等の関係もありまして、今日までその実現を見ることができませんでした。たまたまいよいよ二十五日に復帰するということが発表せられましたので、この機会にぜひ参つて実情を調査し、万全を期したいという趣旨でこの要望を重ねて申し上げた次第なのであります。祝賀の問題がここに入りましたのは、今度返還をされたにつきましては、島民の喜びはたいへんなことであります。政府からも、国務大臣でも派遣されようという企画もあることを承知いたしますので、あわせて調査の上に祝賀の意味も兼ねて現地に参り、大いに島民を激励して、その実効を期したいという目的で、その理由書に祝賀という文字を入れたのであります。それならばいつごろがいいのか、またどういうふうに行くか、行く場所はどうかという問題につきましては、ここで御了承が得られますならば、あらためていろいろ御相談をし、委員各位の御希望、御指示によつてやつて参りたい、かように考えておる次第であります。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 ちよつと御質問しますが、人数は何人ぐらい希望があるのですか。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 各派一名ずつでございます。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 各派一名というと、小会派まで全部入れるのですか。右派までですか。日本自由党の関係はどうなりますか。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 具体的に申しますと、自由党、改進党、日本社会党左右及び日本自由党、こういうことでございます。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 小会派は入らないのですか。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 小会派は、実は地方行政委員会にはいないのです。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 委員がいないわけですね。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 そうです。それで今の人数に委員長が加わります。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 それでは六名になりますね。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 そうです。合計六名です。それから、できますれば専門員一人、付添いの者として、地方行政委員部のものを一人くらいは一緒に連れて行きたい、かように考えております。

長谷川四郎改進党

○長谷川(四)委員 祝賀の意味もよくわかりますが、何かこちらから祝賀に来たんだからということでなく、向うが祝賀の意味を持つて迎えるのだから、こちらからは祝賀という言葉を抜いて、やはり行政視察調査ということで行つてもらわないと、かえつて迷惑がかかりはしませんか。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 実際は、祝賀の意味が必要だと思います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 こつちからお祝い申し上げに行くわけですね。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 その問題は、具体的に言うと、こちらに返還されるのだから、お祝いを申し上げることはいいのですが、返還に対する何か特別の行事を政府がやるのじやないでしようか。あるいは鹿児島県の関係でやるか、その点どうなんですか。たとえば地方行政委員会から行く場合に、これが鹿児島県の一部に属するので、純然たる地方行政委員会の所管になるが、今まで外国の統治下にあつたから、その内容が十分わからぬ、従つて担当委員会として行くということなら、当然の線としてうなずけるわけですけれども、祝賀をやる、あるいは何か返還に対する行事が行われるという場合には、中井さんのお話によれば、行政府からは国務大臣でも派遣しようかという御発言もあつたので、そうなると、行政府の関係としてはいいが、立法府としてそういうことで派遣する場合は、一人なり二人なり行けばいい。とにかくそういう行事があるならば、その行事に行けばいい。ただ、地方行政委員の方の視察とその日がぶつかるならば、地方行政委員の人が、各党の承認さえ得れば、兼任して行つてもらうこともあり得るのですけれども、行事があとになるような場合ならば、地方行政委員としては、とりあえず返還されて、奄美大島が鹿児島県の一部になるんだから、今までの実情がよくわからないので、実際の調査に行きたいということで行くならば、長谷川君も言われたように、祝賀ということはいらないのじやないか。祝賀ということと調査ということとは別なもので、返還に対する行事というものは、あらためてあるべきものだと思うのですが その点どうですか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 その点はよくわかりました。土井君の御趣旨でけつこうじやないでしようか。二十四日までに委員長のところにおいて政府によく問いただして、その点の事情をはつきりさせたらいかがかと思います。もし行政府において、鹿児島県の一部になつたということで、何か祝賀の形をとるというようなことを別個にやるとすれば、それは地方行政委員の人でなく、違つて来ることもあると思うし、その点は、とにかく二十四日までに政府の方に確かめて、政府の方でどういう考えがあるかがわかつた上で、やつた方がいいと思います。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 ぼくは、これが祝賀という一種のお祭りとして行く場合は、地方行政委員から行くことは異議があるわけです。結果としては地方行政委員が行つても、それは地方行政委員ではなくて、各党からだれだれが行く、その結果が地方行政委員の人になつてもやむを得ないと思うが、またそうあつてしかるべきかもしれませんけれども、ぼくはその点一つの区別をつけなければいかぬと思う。純然たる地方行政の担当関係で行くならば別ですが、そうでない場合は、他の委員会からも同様な申入れが出て来ると思うのです。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 よくわかります。その点二十四日までに確かめて、二十四日の当委員会において、政府はこういう考えを持つておるということで、最終決定を見たいと思います。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 なお、ちよつと申し上げたいと思います。向うでは、鹿児島県はもとより、当然式典をやるそうです。政府の方にもそういう考えがあるらしくお見受けします。そこで、今のお話の通りでありまして、私ども御同感なのでありますが、たびたび行きましても、向うは島が五つもわかれておりますし、その都度代表者が一つの島に寄ることは、なかなかこれから海も荒れて来るのでたいへんなわけです。なるべくそういう機会を少くしてやることが、向うの人のためにも都合がいいわけです。従いまして、式典が最初行われるならば、そのときに一緒に行きまして、その式典にも列席するわけです。式典が終るならば、それから地方行政の委員の人が式典参加の資格を離れて、地方行政委員に返つて各島々をまわる。こういうふうにすれば、無用なたびたびの迷惑もかけないで済むのではないか、そういうふうに考えておる次第なのであります。その意味はどうぞお含みおきをいただきたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 その点、なお二十四日に御協議申し上げることにいたしておきます。よくわかりましたから……。御苦労様でした。

中井一夫自由党地方行政委員長

○中井地方行政委員長 どうもありがとうございました。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 なお、お願いを申し上げたいのは、労働委員会から、委員派遣承認の要求があります。それは広島県と福岡県の両県に、一月九日から七日間、十六日まで視察に行きたい、それは失業対策、労使関係及び労働基準に関する実情調査ということでありまして、赤松勇君、持永義夫君、丹羽喬四郎君、山花秀雄君、高橋禎一君、井堀繁雄君、以上六名の方が一週間の調査に参りたいという申入れがあります。これは今まで議運がないと思いまして、自然休会中の委員派遣として、一応御要求があつたのでありますが、たまたま本日議運がありましたので、その御承認方を御協議願いたいと思います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 これも二十四日にしていただきたい。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは、これも二十四日にただいまの地方行政委員会からの件と一緒に御決定願いたいと思います。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 これは少し断片的な事項ですが、もう少し具体的なものを書いていただく必要はありませんか。二十四日にきめるといたしましても……。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 この内容ですか。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 そうです。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 これは失業対策、労使関係云々ということですが……。

池田禎治日本社会党(右)

○池田(禎)委員 これも、委員長にでも来ていただいて御説明願いましよう。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは二十四日は午前十一時、二十五日も午前十一時から本委員会を開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時二十九分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗