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19回国会衆議院1953/12/15

議院運営委員会 第2号

発言数
53
登壇者
8
会派数
4
開催日
1953/12/15

会議録

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは議院運営委員会を開会いたします。  昨日になりまして急に本委員会を開会することになりました。年末の際、多数御出席いただきましてありがとうございました。実は各党の国会対策委員長の会合がありまして、その席上で、国民食生活改善に関する決議を年内中に本会議を開いてやりたいということに一致したので、ぜひ本会議を開いて決議案だけを上程するようにというお話がありました。ちようど国会法等改正の小委員会を開いておりまして、各党から理事諸君がおいでになつておるので、そのことについて協議をいたしましたところ、いずれも、今差迫つて決議案を急にやることはどうかというような御意見もございましたが、しかし従来の慣例で、各党の国会対策委員長会議で話合いがまとまつたということによつて取扱つて来たのであるから、明日そのことだけの議事を進める本会議を開くことに話合いかてきましたので、急に御通知を上げたような次第であります。従いまして、本日第一にお諮りいたしますことは、本日の本会議における国民食生活改善に関する伏議案の取扱い方について御協議いたしたいと思います。案文は修正されておりますので、修正前のものを配付いたしましたが、修正後のものは目下印刷中でありますから、事務総長より御説明と訂正を願つておきます。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 ただいま議事日程の方に出ております国民食生活改善に関する決議案は撤回されまして、今度新たにかわつたものを出されることになります。従つて今印刷中ですから、本会議までには十分間に合いますが、大してかわつておりませんので、お手元のものでごらん願います。  まず標題の「国民食生活改善に関する決議案」の上に、「食糧増産及び」と入れていただきます。本文は、「政府は、本年のまれなる凶作事情にかんがみ、食糧増産政策の徹底を期するとともに、ここに国民」その下の「の米食偏重のろう習を打破して」を消していただきまして、「食生活の改善を計り、合理的栄養的な国民食の指導普及をなし、もつて自立経済確立、国民生活安定の恒久策を樹立するため、左記事項の急速実施を期すべし。」そこで左記の方の一を削つていただきまして、新たに、   「一 食糧増産対策経費中、農地 の拡張及び改良に要する経費(災害 復旧を除く)並びに耕種の改善に要 する経費を増額し、画期的食糧増産 の実を上げること。」  それが一で、二が加わります。   「二 食糧輸入を合理化し外貨及 び補給金の節約を計ること。」  それから今の二が三になりまして、  「三 粉食の奨励、らく農水産及 び林産食品の増産を計ること。」  三が四になりまして、少しかわります。「中小学校等の完全」を消していただきまして、   「学校等給食の充実を計り国民一 般の食生活改善を計ること。」  四が五になりまして、そのままで「国民食改善の国民運動を行うこと。」右決議する。  こういうことであります。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 理由はどうなりますか。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 理由のところはかわると思いますが、理由は趣旨弁明でやられるのじやないかと思います。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 印刷からとつてしまうのですか。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 とつてしまいます。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 対策委員長会議で決化した事項で、さらにまた農林委員会こお話合いもできたわけですか。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 そういうことも聞いております。農林委員会あるいは厚生委員会等と連絡をとつておられるようであります。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 ただいま事務総長より御説明がありました食糧増産及び国民食生活改善に関する決議案の取扱いについて御協議願います。提出者は佐藤榮作君外二百名であります。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 各党一致の場合の前例等もありますから、第一党で趣旨弁明をやつてもらいたい。なお、満場一致ですから、討論は省略してもらいたい。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 わが党の三宅君が、いろいろの角度からこの問題を取上げて今まで努力し、さらに国会対策委員長の方々にもあらかじめ了解を得て、趣旨弁明をさしていただきたいということであります。多分御了解済みだと思いますが、三宅君に趣旨弁明をお願い申し上げたいと思います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 きのうからの状況で、そういうことも聞かないわけでもなかつたけれども、国会対策委員長会議が正式に開かれていなかつたし、きよう新たなる出発をして、前段のものは撤回されて、新たなものが出て来ておる。その際に、第一党、第二党を全然無視して、三、四番目の人が趣旨弁明をするということは、私は慣例としてはよくないと思う。三宅さんが熱心にやられておるとともよく知つております。降旗さんも一生懸命にやられておる。なお、食生活改善の議員連盟の会長がわが党におる。そういうことが全然無視されてそこまで飛んで行くことは、りくつの上からおもしろくない。全会一致だから、第一党が趣旨弁明をするなら、だれが見ても異論のないところだと思う。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 椎熊君のお説は一応ごもつともたと思つておりますが、もとより第一党、第二党、あるいは左派におきましても、それぞれこの問題について御熱心な方が相当あるのであつて、それらの方々を無視してやらしてもらいたいということを私は言つておるのでなくして、そういう熱心な方もおありであることは万々承知でありますが、この際、わが党の三宅君に趣旨弁明をさしていただくように御配慮を願いたいということであつて、決して第一党、第二党を無視してという形で申し上げておるのでないから、誤解ないように願いたい。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 私は別に誤解はしていないが、対策委員長会議でスムーズにものが運んで行つたのならそういうことは言わない。ところが、本日趣旨弁明の問題について、わが党からも、他党からも意見が出て、対策委員長会議では、その問題はあげて運営委員会に一任しようというので、その問題に触れることをむしろ避けた。それほど異論が出た以上は、私は三宅さんはいけなという意味ではなくして、ルールに従つて第一党がやりなさい、そうすればみんな顔がつぶれることはない。そういう意味で申し上げたのであります。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 新しい要素でということで椎熊さんのお話があつたが、ごもつともです。しかし私どもは、実は午前中までは、当然三宅さんがやられるものと了承しておつた。できるならそうしていただきたいし、右派の方で万やむを得ぬというふうにお譲りになれば、それもまたやむを得ぬと思います。そこで私どもの意見としては、かりにどこが趣旨弁明をやられようとも、時間をうんと制限して、各党の賛成討論だけはやらしてもらえるように、ぜひ皆さんの御同調を願いたいと思います。

渡邊良夫自由党

○渡邊委員 自由党といたしましては、先ほど椎熊君が言われたように、議会の慣例上、全会一致の共同提案でございますから、第一党の自由党にやらしていただきたい、かようにお願いするのであります。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 そういう事態になりますれば、私も一応帰りまして、党の意見をまとめて来なければならぬと思う。私一人でこの問題を取扱うわけに行きません。従つてそういうことになれば、いろいろ議論されておる事項について、われわれもまた態度を改めて来ますから、その点を含んでおいて、休憩していただきたい。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 休憩もけつこうですが、一応ここでもう少し懇談を重ねてみたらどうですか。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 懇談賛成しますが、今までの経過を見ると、非常に紆余曲折をして来たわけでありますので、そういう特別なものですから、やはり討論を許した方がいいと思う。

渡邊良夫自由党

○渡邊委員 討論は、全会一致だからいらぬでしよう。ただ、社会党右派の立場も私どもよくわかるのでございますけれども、国会対策委員長会議において、この議運で国会もしばらく休会ということになつておつたのが、全会一致だというものですから、私らもこの間しかたなく賛成したようなものの、いろいろ聞いてみたところ、何ら連絡がなく、各党まちまちのようで、午前中の状況はまことにふかしぎな状況であつたのであります。それが、きよう本会議に上程するということにようやく結論を得たものでございますから、議会の慣例上、第一党のわが党にぜひお願いいたしたい。それは、今後の運営上も考えまして、お願いするわけであります。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 従来の慣例とか、そういう面から行けばごもつともで、あなたの言われる点については重々承知しております。ただ問題は、きのうからけさにかけて、大体きのうは各党一致でということで、運営委員会の方も正式には開いておりませんで、国会法改正の小委員会の間にそういう申入れがあつた、それは対策委員長の間で大体了解がついたものだと承知しておつたわけであります。しかし、その間のいきさつの相違というものについては、われわれの関知するところでない。今朝来、その問題についてそれぞれ調整が行われたと思うのであります。各党一致で出す場合においては、第一党か、しからずんば第二党、第三党と順位がおのずからきまつておることは知つておりますけれども、昨日来の関係は、三宅君が趣旨弁明をするということを前提としていろいろ運ばれておつたわけであります。そこは非公式ではあるけれども、対策委員長の方々も了承されておつたと私は記憶しておる。またその報告も受けております。事情がいろいろ違つて来てはおりますけれども、そのことはあくまでも前提条件で、何も対策委員長会議の問題がここを支配したりするものではない。議院運営委員会は、議院運営委員会としての独自の立場で問題を処理決定すればよろしいのでありますが、今言うように、そういうようなことなども含んで、この際わが党の三宅君に趣旨弁明をさしていただきたいということを申し上げるのであつで、慣例とか前例とか、そういうものを全然無視してやりたいということを考えておるわけではない。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 私も土井さんの言うことはよくわかるのですが、その後の経過を聞かなかつたんじやないか。きようの正式の対策委員長会議では、三宅さんということにおちつかなかつた。異論が出て、人を傷つけたりなんかすることはいかぬから、対策委員長会議では、一切その問題については触れない、運営委員会で正式にきめてもらいたい。こういうことをわざわざ言い添えて来たのは、三宅さんでは治まらないことになつた、そういう内容をひとつ御推察願いたい。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 それは大体ぼくも聞いております。決議文の問題だけであつて、趣旨弁明その他の問題について特にだれかということの決定は見てないから、あげて運営委員会におまかせする、こういうことです。これは要するに私から言わせれば、国会対策委員長の間におけるきのうからけさにかけての関係が、端的に言えば失敗した。各委員長というものが軽率だつたということにあると思う。そこで、運営委員会の権限に属する問題にまで一々どうこう言うのは僭越だという考え方の上に立つて、運営委員会で決定していただく。要するに、決議その他のものは従来の慣例に従つて一本にして来た。あとは運営の問題だから、運営委員会の御自由にやつていただきたいという考え方から出発しておるんじやないかと思う。そこで人をきめなかつたというのは、おそらくそういう政治的な含みがそこにあるんじやないかと思われる。そこで、運営委員会でひとつお願いできないだろうかというわけでありますから、何とかしてくれませんか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 いろいろ御意見がありましたが、趣旨弁明問題を先にきめまして、あとで討論をやるかやらないかということをきめたいと思います。国会対策委員長諸君の昨日と本日きめられたことには非常な開きがあるので、この点の取扱い方については、私はまことに遺憾であると思う。そういう結果が、こういうむずかしい問題になつて来たのであつて、きのうのままで行きますならば、趣旨弁明も討論もスムーズに取運ぶことができたわけであります。今朝以来、御承知のような事情であつて、主文をかえたり、題目もかえたり、従つて対策委員長会議で趣旨弁明者を決定せずして、当委員会で決定しなければならぬということになりました。今後もこういうことはあり得ることであつて、この委員会としては、国会対策委員長会議のことについては、もう一段と掘り下げてやつておかねば、また今日のような状態ができて来る。しかし、事態がここに発生してしまつてから、取扱いが遺憾であつたからというので趣旨弁明をだれにするかということを、本委員会がいつまでも論議を闘わしておつてもいたしかたがないので、そう長い時間をとることはできないと思います。あつさり第一党なりに一致点を見出して、従来の慣例によつて趣旨弁明者をきめていただきたい。これが本年の最終の本会議になると思いますので、その運営がスムーズに行くよう御協力賜わりたいと思います。一応速記をとめて懇談に移します。   〔速記中止〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 懇談をとじまして、暫時休憩いたします。    午後三時五十三分休憩      ————◇—————    午後四時十八分開議

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは再開たいします。  趣旨弁明者のことについて土井さんから……。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 どうもお待たせいたしまして恐縮です。党に帰つていろいろ相談いたしましたところ、運営委員会の従来の慣例を破つてまでわが党が趣旨弁明をするということを主張することは、かえつて全体の空気をこわすようなことがあつては恐縮ですから、この際御遠慮申し上げましようということになりました。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 ただいま土井君より御発言がありました通り、趣旨弁明は、従来の慣例によつて第一党で行うことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 さよう決定いたします。  次に討論ですが、これも従来の慣例で、右派の方がそういうふうにきまりました以上は、時間も大分たつておりますから、ひとつしないということに……。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 希望だけ申し上げておきますから、ぜひこの希望はいれてもらいたい。さつき申し上げたように、理由が印刷物にないから、決して疑うわけではありませんが、神様でない限りは、本文に盛られておる内容が漏れるおそれがたまたまあると思う。従つて趣旨弁明に立たれる方には、ぜひ本文に盛られておることを、十分理由の中に入れていただいて御発言をいただきたい。こういうことを絶対条件としてお認めいたします。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 ただいま山本君から強い御希望があつたのであります。趣旨弁明をなされる第一党たる自由党においては、理由書がないのであるから、ここに盛られておるものを趣旨弁明において完全に言い尽すように、責任を持つてお願いいたしたいと思います。ではさよう決定いたします。  採決の方法は起立総員で行きますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 では、さように願います。開会の時間は……。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 定足数がなければ文句を言いますよ。それは、きようばかりでありません。今後も国会のルールを厳守して行きますから……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それはひとつ場内で……。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 場内でなしに、ルールを厳守するということで、第一党にまかしたのであるから……。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 一体、きようこの決議案で本会議を開くことには、本質的にはぼくらは反対であつたが、御承知のようないきさつで賛成した。その際私が注意したのは、定足がそろいやしないじやないかということを念を押した。そうしたら、定足のことには文句言わないから開いてくれということが、きよう開く原因であつた。そういうことをみずから主張した人から、定足数をきよう主張するということは、私は道義上おかしくないかと思う。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 私は、定足数がなくてもよろしいということは、一言半句も言つておらぬ。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 きのうここで念を押したのですよ。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 なぜそういうことを言うかというと、問題は、条件が違つて来ておる。先ほど椎熊君の御意見の中にも、きのうときようとは条件が違うということだつた。きのうというよりも、ここに入つて来る寸前までは、三宅君でよろしいという大体の含みを持つて来たはずです。ところがここに入つて来てから、特に意見があつて、模様がえが行われておる。私の承知する限りにおいては、そういう傾向がある。しかし、そのことは非公式な問題ですからしばらく別として、ただ問題は、自由党並びに改進党、それから左派、それらの、この問題を取上げました委員の諸君の間では、ことに自由党の委員の人は、ぜひ三宅さんにやつてもらいたいということを言つて、三宅君が別にやりたいという意味でなかつたけれども、実は三宅君がこれを引受けてやるようになつたのだそうです。それを国会対策委員長の間においても大体了解されておつた。それで、きのうの国会法等改正小委員会へ持つて来て、三宅君がやるということは、大体承認していただいておる空気であつたということだけは事実なんです。それが、条件が違うからということでかえられておるから、よしかりに昨日私が定足数のことを言つたといたしましても、きようは条件が違います。客観的条件が違つた以上は、条件の違う上に立つて、意見の相違が現われて来ることはやむを得ないと思う。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 土井君のお話はしごくごもつともでありまして、昨日までの経緯は、今土井君お話の通りであります。従つて本日の午前中の経緯も、大体そういう経路をたどつて来て、ちようど運営委員会を開かんとするときに、国会対策委員長会議の方の種々なる行き違い、手落ちと申しますか、御承知のような事情を生じてしまつたのであります。従つて理論的に言いますと、昨日申し上げました定足数のことは、問題にしないで取扱うということも、土井君のおつしやる通りだと思いますが、しかし、今すでに第一の重大な趣旨弁明をする人も満場一致でおきめになり、左派の方から、理由書がないから討論さすべきだという強い御主張があつたのも、これも討論を用いずにやるということになりました以上、ここでもう火を見るより明らかなことは、登院者は二百七十九名ただいまのところあります。しかし、いつものことで御承知の通り、登院されておつても、いざ開会となると、議席には、おそらく定数に満たないことが考えられる。ここまで時間をとつて、対策委員長会議のために開会時間も遅れ、しかも開会した上に定足数がないからということで本会を流会にするがごときは、決して国会のために好ましいことでない。まことに遺憾なことであります。そういうことであるならば、むしろこのまま開かない方がいいのである。しかしここまで来た以上は、定足数の問題も円満に協力するようにお願いしたいと思います。それでありませんと、きよう開くことには、お互い運営委員会としては賛成者が一人もなかつた、そのことを言うと、やはり対策委員長会議の方に責任があると思う。各党がやるということになつたので、それではそれ一つだけをやるということにして、定足数も言わないでやるということが基礎になつて本日の本会議となつたので、それが俄然本会議においての趣旨弁明者もかわり、それに端を発して、定足数が問題になつて流会になつたなどということはいたしたくない。本日のところは重大な決議案と思いますし、年末で自然休会と思つてそれぞれ帰られた人も、急に本会議を開くというので再びもどつて来られた方もあり、本年最後の本会議ですから、これが流会に終つたなどということでなくして、従来定足数の問題は、各派で認めれば何ら支障のないことであつて、いずれの国でもそういうことを行つておるのであるから、きようのところはひとつ……。たくさん議案でもありますならば、私はそういうことを主張いたしません。また年末でなければ、こういうことも申しません。本年最後の本会で、定足数の問題で流れたというようなことはいたしたくない。また、このまま開くに至らずというようなことも、われわれ運営委員会としての一つの責任になります。たとえば、国会対策委員長から申し入れになりましても、もう少し検討すべきものであつたということも言い得ると思う。その点は、運営の任に当つておる共同の責任ということになつて来ますから、やはりルールも大事であるけれども、本日会議をなさなかつたということは、より以上重大なことになると思います。党内事情等で土井君の立場上もお困りになることは重々お察しできると思いますが、その点は私どもまことに遺憾だと思います。しかし、さればといつて、きようそのために本会議を定足の問題で開かないでしまつたということも遺憾ですから、いま一応お骨折願つて、党内の事情もおありだろうけれども、いましばらく待つことはいたし方ないと思いますから、おとりまとめ願うようにお願いするわけであります。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 私は、今度の問題の取扱いは、私自身としては十分に承知しておらなかつたわけであります。ところが、各党の間で話合いがまとまつたということであつた。そのまとまつたという事柄は、実質的には、この問題を中心にして自由党、改進党、左派の間でも了解がついたということなんです。ところがたまたま農林委員会、あるいは土地改良促進議員連盟ですか、そういう方面の関係が無視されておつたという事柄が、かなりこの問題にいろいろな含みを持つて入つて来ておる。私は、こういう問題の取扱いについては、各党がそれぞれその責任を持つてやつた以上は、どなたがその会議に出席しようと責任を負うべきでないかと思う。ところが、それが十分責任をとられたかどうかわかりませんけれども、それに参画しておる方々は、相当に政治的経歴を持つた方々が参加しておる。その事柄が横やり的な、あるいはそうでなくても、政治的含みを持つて入つて来たために、いろいろとりきめられた事柄がこわれて行くということは、われわれとしては承服しがたいところです。ここは公開の席上ですから、私はこれ以上には言いません。しかしながら、私らはかつてこういう問題でない事柄で煮え湯を飲まされたことがある。ですから、いやしくも各党の責任の地位にあり、あるいはこういうことをやつて行く方々は、責任を持つてやつてもらわなければならぬ。たとえば、私が運営委員会の責任者としてここに来てはつきりと申し上げたときには、私は、自分で責任を持つて党をまとめて来るだけの決意を持つて来ます。そうでない限り引受けて来ません。もし私の言うことが通らなければ、辞職をしてかわつてもらいます。昔ならば腹を切るところだが、まさか腹を切るわけに行きませんから、その場合には、私はここで陳謝をするか、しからずんば責任上委員をやめて、一応責任をとるというくらいの態度を持つて行くつもりでおります。従来もその決心でやつて来ておる。ところが、この問題を取上げたところの各党のそうそうたる人々の間で、責任回避的な形に、横やりが入つて来たからといつて、それで態度がぐらぐらするということは、政治家の節度の上においてはなはだ遺憾だと思う。かつてそういう事実があつて、私もそのために煮え湯を飲まされたことがある。従つて私は、先ほども言つたように、ルールを厳守するというなら、ルールを厳守した行き方をするというのはそれなんです。しかし、私が感情的にものを言つておるように思われることは、はなはだ心外であります。また私個人の問題でなくて、国会の運営という重大な角度の上から見て、また今日とかく国会がいろいろな形で批判されておるときに、せつかく招集した会議で、しかも定足数がないとか、あるいは開くに至らずということになれば、それこそ国会の権威をさらに失墜することになるという委員長の切々たる御意見については、私もまた同感であります。従つてその問題については、なお私も善処したいと思つておりますが、願わくば、議院運営委員会に本日御出席になつた方々、将来もあることでありましようが、それがどういうような会合でありましようとも、それぞれの党から出ておる委員の方々が、賛成をしてやつて来た以上は、党内をまとめるだけの決意、あるいはまた党内をまとめるだけの自信と熱意を持つてやつていただきたい。おざなり的なものの考え方を持つてやつて来てもらうことは困ると思う。そこで今度の問題については、わが党にも責任がある。それは、わが党に帰りまして、このことは私も国会対策委員長に言うつもりであります。しかもわれわれは運営委員として、むしろ迷惑千万な話だということを、今も言つて来たわけであります。しかしさらに適当な機会に、党内におけるそういう問題については、私みずから責任を持つてやつて行きますが、各党でも、どうぞそういうことについて十分御了解の上で、今後こういうような紛争のないように、御配慮を切にお願いしたい。どの党がどうということはございませんから、その点はあしからず御了承おき願いたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 まことにごもつともな御意見で、決して感情論でなく、理論的にその通りだと思います。それは諸君の御同意がありましたならば、各党の国会対策委員長諸君に当委員会から申入れをしたいと思います。その申し入れますことは、本日の本会議を開くまでに至る経緯にかんがみて、行き違い、あるいはそれぞれの利害一致せざるものが、たまたま利害一致したるがごとくに当委員会に申込み等があつてやつたということは、今土井君のお話ばかりでなく、各位も御同感だろうと思う。今後はこういう点については、党内のことはもちろん、当該委員会、対策委員長会議等においては十分慎重に考慮されたい。当委員会は、各党の国会対策委員長会議を非常に重んじておる。正式機関ではないが、各党の重要な人がまとめる立場において、決議案、緊急質問等については、これらの意見を総合したところを参考にして当委員会がやるというのでありますから、この会合は非常に重いと思うのであります。それが一つの基準になつて、当運営委員会も運営に当るわけであります。そういう点に対して、今後は十分留意をしてもらいたいということを、一応各党の国会対策委員長にお集まり願つて、当委員会の総意であるという意味において、強く抗議を申し込むという意味ではございません。今後の国会の運営を円滑ならしめる意味において、そういたしませんと、今後は緊急質問であろうが、決議案であろうが、国会対策委員長会議は正式機関でないからというので、当委員会で態度を決定するということになる。今まで国会対策委員長会議は、運営の上に非常に貢献があつたと思います。過去二回の国会の跡を顧みましても、それは重々わかることでありますから、その点は、国会対策委員長諸君に敬意を表さなくてはなりませんが、はからずも今回こういうことになりましたことは、まことに遺憾であります。その点をひとつやわらいだ形でもつて、そうやかましい意味でなく、抗議とかなんとかいうことでなしに、当委員会全部の意見だということで、申し入れたいと思います。いかがでしよう。そういうことによつて、今後再びかような紛糾のないように運営をやつて行きたい。そこで本日はただちに本会議を開いて、定足数の問題等も言わないでやる。しかし今後においては、しばしば今回のように模様がえになつたり、国会対策委員長会議が不統一になつたり、定刻より三、四時間も遅れるというようなことのないような運び方にいたしたいと思います。そこで、ひとつ土井さんの方も、定足数の問題等は御協力を願いたいと思います。ここでただちに責任を持つてということもできないでしようが、場内においてそれまでに協力していただくということで、この結論を得たいと思いますが、いかがでしよう。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 協力いたしましよう。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それではただいま申し上げましたたうにお願いいたしまして、ただちに本会議を開くことにいたします。  なお一つ御報告申し上げますが、農林大臣は、本会議がある以前に公用で出張中であります。従つて政務次官をして本会議に出席させるということであります。それから文部政務次官から、正式な手続を経て発言の要求がございます。これも正式な機関から出て来ましたので、発言を許さないわけに行きませんので、なるべく簡単にという希望をいたしまして、文部政務次官の発言を許すことにとりはからいたいと思いますから、御了承を得たいと思います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 農林政務次官は発言しないのですか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 向うで協議をして、文部政務次官が発言するらしいのです。

淡谷悠藏日本社会党(左)

○淡谷委員 ひとつ御要望申し上げたいが、趣旨弁明だけで討論がないとすれば、趣旨弁明に立たれる方は、特に修正するについて、わが党でははげしい論戦が闘わされたのでありますから、その修正の趣旨が曲らないように、十分御注意の上でおやりくださるようお願いします。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 先ほどあなたの不在中に、その点について山本君から同様な強い発言がありまして、第一党たる自由党の趣旨弁明者に、責任を持つてやるように申し上げてあります。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 内容が悪いと、途中で場内交渉をします。

田渕光一自由党

○田渕委員 食糧問題に文部政務次官が出るとはおかしい。それは政府側できめることで、別に私は異議は唱えませんが、これだけの決議が出るのに、政府が国会軽視という意味ではなく、忙しいからでしようが、政務次官だけでやるつもりですか。それとも、政府側から副総理かだれか出るのですか。場内でそういうことを言うのはいやだから……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 官房長官と副総理が本会議に出席することになつております。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 その点は委員長から注意しておいてください。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 そのつもりでおりますから、どうぞ……。  本会議は五時に開きます。  本日はこれで散会いたします。    午後四時四十三分散会

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