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19回国会衆議院1954/05/28

運輸委員会 第38号

発言数
14
登壇者
3
会派数
1
開催日
1954/05/28

会議録

關内正一自由党

○關内委員長 これより開会いたします。  この際お諮りいたします。閉会中も本委員会が運営できまするよう、一、日本国有鉄道法の一部を改正する法律案、一、陸運特に国鉄の経営合理化に関する件、一、船舶、港湾に関する件、一、観光に関する件、一、空運事業に関する件、以上五件を議長に申し出たいと存じますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

關内正一自由党

○關内委員長 御異議がなければ、さよう決します。

關内正一自由党

○關内委員長 なお閉会中におきまして委員派遣を必要とする場合は、この手続を委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。     〔「出講なし」と呼ぶ者あり〕

關内正一自由党

○關内委員長 御異議がなければ、さよう決します。

關内正一自由党

○關内委員長 これより請願の審査に入ります。請願の審査につきましては、小委員会を設置いたしましてこれを審査いたしておりましたが、請願審査小委員会の経過並びに結果の報告に  つき発言を求められておりますので、これを許します。山崎岩男君。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 ただいま議題となりました請願案件について、請願審査小委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本日までに当委員会に付託になりました請願の総数は三百九十六件であります。これらにつき四月三十日・五月七日及び本二十八日の三回にわたりまして紹介議員の説明、運輸省当局より意見を聴取する等、慎重に審査いたしました結果、審査済みと相なりました請願は三百九十件でありまして、その内訳を鉄道新線建設関係、鉄道電化関係、旅客貨物運送関係、国鉄サービスの改善に関するもの、自動車関係、港湾関係、海運関係、海上保安関係、航空関係及び気象関係に大別して申し上げたいと存じます。  新線建設に関する請願は五十九件でありまして、いずれも地方交通の利便、地方資源の開発並びに地方産業の振興をはかる等のため、必要なる路線を建設されたいというものでありまして、未成線ないしは工事着手決定線についてのもの十五件、予定線についてのもの二十三件、予定線に該当せざるもの等二十一件であります。  鉄道電化関係は二十六件でありまして、石炭の節約により国鉄経営の合理化をはかるとともに、輸送力を増強し、産業の進展、旅客輸送の混雑緩和等を期するため、主要幹線の電化、既電化区間の延長、都市周辺の電車化等をすみやかに実施されたいというのであります。  次に旅客貨物運送関係は百十七件でありますが、これらの内訳を申し上げますと、戦傷病者に国鉄無賃乗車証を交付されたいというもの百七件、義務、教育生徒通学乗車証の割引等の措置を講ぜられたい旨のもの三件、及び貨物運賃の引下げ、特別割引制度の存続、航路運賃の加算率廃止等に関するもの七件であります。  サービスの改善に関するものは六十六件でありまして、寝台車増結、特別急行列車運転開始、列車増発等輸送サービスの改善を要望いたしておりますもの十九件、地方線区にディーゼル・カー運転を要望するもの十七件、駅及び信号所の設置、駅の拡張及びディーゼル・カー乗降場設置等十九件、踏切り施設の改善、警手配置復活を要望するもの五件等であります。  次に自動車関係は七十件でありますが、これらのうち五十五件は自動車運送事業の免許制度の存廃に関するものであり、自動車運送の公共性と社会的責務の重要性にかんがみ、免許制度を存続せられたいというものであります。そのほか国営自動車の運転開始及び国営自動車による路線団体貸切りの免許を要望するもの十件、自動車検査所の増設、自動車損害賠償責任保障制度の確立を要望するもの等であります。  次に港湾関係は二十三件でありまして、そのうち二十件は港湾修築・二件は重要港湾の指定、一件は港湾の活用に関するものでありますが、いずれも港湾の整備拡充方を熱望しているのであります。  海運関係は、十二件でありまして、そのうち木船事業の保護育成を望むものが四件、第十次計画造船の促進を望むものが三件、船舶職員法の緩和、小型船舶職員の養成のための国庫補助、モーターボート競走法による国庫納金の引下け、航路の復活、曳船の配置復活を望むもの等各一件であります。  次に海上保安関係は七件でありまして、これらのうち、航路標識の設置を望むもの四件、警備救難署の設置を望むものが二件、ハーバー・レーダーの設置を望むものが一件でありますが、いづれも海上航行の安全確保を望んでおります。  次に航空関係は五件でありますが、この内訳は、航空路の開設を望むもの三件、空港設置を望むもの、空航使用を促進するもの等各一件であります。  最後に気象関係は七件でありまして、そのうち定点観測の復活を望むものが五件、測候所の設置を望むものが二件でありますが、これらはいずれも気象災害を未然に防止することを趣旨としているものであります。  以上請願の趣旨は、わが国における運輸交通の現状等より見ておおむね妥当な要望でありますから、政府並びに国鉄においてその趣旨に沿うよう考慮研究の上善処すべきものと考えます。よつて本小委員会といたしましては、本日の請願日程中第一ないし第四十四、第四十六ないし第二百六十二、第二百六十五ないし第二百六十九、第二百七十一ないし第三百九十六の各請願はいずれもこれを採択の上、内閣に送付すべきものと議決した次第であります。  以上御報告申し上げます。(拍手)

關内正一自由党

○關内委員長 これより採否を決します。小委員長の報告の通り決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

關内正一自由党

○關内委員長 御異議なければ、さよう決します。  なお請願の委員会報告書につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり〕

關内正一自由党

○關内委員長 御異議なければ、さよう決します。

關内正一自由党

○關内委員長 なお委員会に送付になつております陳情書は全部で百三十五件でありまして、その内容は本委員会において審査いたしました法律案及び請願並びに国政調査事件と合致するものが大部分でありますので、この趣旨を了承し、今後の運輸行政に反映したいと存じます。

關内正一自由党

○關内委員長 なおこの際委員長から鉄道踏切りの保安について、政府当局の所信をただしておきたいと存じます。最近全国的に見まして交通量の激変に伴いまして、各地において踏切り事故が増加の傾向にあるように思われまするが、これについて政府当局はいかなる対策があるのか、また踏切りの保安に関し法的措置を講ずる必要ありと認めるかどうか。もし法的措置を講ずる必要ありと認められますれば、次期国会にこれが成案を提出する用意があるかるどうか、この際お尋ねしておきたいと存ずるのであります。

細田吉藏運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○細田説明員 お答え申し上げます。国有鉄道と地方鉄道、軌道を通じまして、運転事故の中で踏切りの事故は非常にふえて参つております。これはただいま委員長からも御指摘がございましたように、戦後列車、電車の回数が逐次増加いたして参つておりまするし、またスピード・アップもいたしておりまするし、他の半面、自動車はすでに御承知の通り異常な激増ぶりでございます。人口の増加に伴いまして、東京のごとき大都市におきましては、地域別の人口のあり方というようなものも異常に戦後かわつて参つております。ほかの都市につきましても、そういつたことが言い得るのでございまして、この踏切り事故はわれわれ運輸省といたしましては、重大な関心をこれまでも寄せておるような次第でございます。これにつきまして踏切りの設備の増強、最も根本的な解決策としましては、立体交叉がございます。なお立体交叉には厖大な金がいりますので、それに至りませんまでも、あるいは踏切り警手を配置いたしますとか、あるいは踏切り警報機を設置いたしますとかいうようなことがございまするので、こういう点につきましても、国有鉄道並びに地方鉄道、軌道を通じまして、逐次やらせて参つておるのでございますが、前に申し上げたいわば悪条件には追随しておらないような状況でございます。従つて結果的には逐年踏切りの事故は増加いたしておるような状況でございます。  国有鉄道におきましては昭和二十七年に、内部的ではございますが、踏切りの設置の基準というものを設けまして、自律的に交通量とか、あるいは列車の回数、あるいはその踏切りの見通し、そういつた条件を考えまして、それぞれある程度以上のものは、第一種踏切りと申しまして踏切り警手を配置するということにいたし、あるいはそれ以下のものでございますと踏切り警報機—ちやんちやん鳴る警報機でございますが、これを備えつけるといつたようなことでやつて参つておりまするし、また地方鉄道、軌道につきましては、先ごろ地方鉄道、軌道についての同じような踏切りの設置基準を設けまして、逐次今後これを増強して参るというようなことにいたして参つておる次第でございます。なお毎年踏切り事故防止運動というようなものも全国的に展開いたしておるのでございますが、いずれにいたしましてもこれはまだ不十分であるということにつきましては、私どもも十分責任を感じておるような次第でございます。  なお踏切りに関しまして法的な問題でございますが、これは省令の運転規程、国鉄、私鉄を通しましてそれぞれの運転規程で非常に抽象的な規定がなされておるにすぎない状況でございまして、現在の状況から考えますと、この程度の法的な措置では不十分ではなかろうか、いろいろな点におきまして踏切りの保安に関する法制を整備するという必要はあろうかと考えておるのでございまして、実は事務的には私どもの方でもいろいろ準備を進めておるような状態でございます。つきましては、ただいま委員長から御質問ございましたが、できるだけすみやかな機会においてこの法的措置を講じ、なるべく早く整備をいたしたい、かように考えておる次第でございます。

關内正一自由党

○關内委員長 この際お諮りいたします。一昨二十六日、理事竹谷源太郎君が委員を辞任せられました結果、理事に欠員を生じましたので、補欠選任を行いたいと存じますが、これを委員長より指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

關内正一自由党

○關内委員長 御異議なければ、さよう決します。竹谷源太郎君を理事に指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午前十一時六分散会

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