外務委員会 第1号
- 発言数
- 8 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1953/12/01
会議録
○委員長(佐藤尚武君) では只今より外務委員会を開きます。 先ず参議院規則第五十五条の規定により、閉会中の継続調査事件についてはその未了報告書を提出することになつておりますので、国際情勢等に関する調査について調査未了報告書を提出したいと思いまするが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(佐藤尚武君) それでは右を決定いたします。 なお本報告書については多数意見者の署名を附することになつておりまするので、御署名をお願いいたします。 〔多数意見者署名〕 杉原 荒太 梶原 茂嘉 曾祢 益 羽生 三七 加藤シヅエ 佐多 忠隆 中田 吉雄 —————————————
○委員長(佐藤尚武君) 日本国とアメリカ合衆国との間の友好通商航海条約第八条2についての留保に関する公文の交換について承認を求めるの件を議題といたします。政府委員より提案理由の説明を求めます。
○政府委員(小滝彬君) 只今議題となりました、日本国とアメリカ合衆国との間の友好通商航海条約第八条2についての留保に関する公文の交換について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 日米友好通商航海条約の批准につきましては、先に第十六国会による御承認を得た次第でありますが、あたかも同国会における御審議中、米国上院においては、条約第八条2の自由職業に関する規定につき留保を附することを条件として、本年七月二十一日にこの条約の批准に承認を与えたことが判明いたしました。併し、同国会の閉会までには、米国政府から留保を附する旨の正式な申入はなかつたのでありますが、政府といたしましては、米国政府が同国上院の決議に従つて留保を附するものと予想し、米国側の留保及びわが方の対策について研究を進めると共に、当時衆、参両院の外務委員会において右の事情を直ちに御報告申上げましたところ、両院本会議及び外務委員会におかれましても、米国がこの第八条2の規定に留保を附する場合には、わが国もこれに対応する留保を附することを希望する旨の御発言がございました。その後、米国政府から同国上院の決議に従つて留保を附する旨の正式な申入がございましたので、政府は、これに対応する留保を附することとし、外務省と米国大使館との間で交渉を行なつた上で、本年八月二十九日に本大臣とアリソン米国大使との間で右留保に関する公文交換を行なつたのであります。 米国側の留保は、この条約の第八条2の規定及び最恵国待遇の規定は、自由職業で公共の福祉のため州による許可を要し、且つ、法令又は憲法によつてもつぱら米国市民にのみ留保されるものには、適用されない旨を定めることを趣旨とし、これに対応するわが国の留保は、米国のある州で日本人がある自由職業に従事することについて禁止又は制限が加えられている場合には、わが国は、その州出身の米国人に対し、当該自由職業に従事することについて同様の禁止又は制限を加える権利を留保する旨を定めることを趣旨としております。 これらの留保は、条約第八条2の規定を実質的に修正することとなるものでありますから、本来なら当然この条約の批准前にこれについて国会の承認を仰ぐべき筋合でございましたが、政府としては、この条約の効力を一刻も早く生ぜしめることがわが国にとつて極めて重要であると判断いたし、又、他方すでに第十六回国会において本件経緯を御説明いたしその御了承を得ている次第もございますので、この留保を附しての批准の手続を急ぎまして、本年九月三十日にワシントンで新木駐米大使とダレス米国国務長官との間で批准書の交換を行なつた次第でございます。 つきましては、右の事情を御了承下され、本件につきすみやかに御承認あらんことをお願いします。
○委員長(佐藤尚武君) 如何でございましようか、今政府から提案理由の説明がありましたが、本件に関する質疑は後日に廻しまするか、又はこのまま続けてやりまするか、御都合によりたいと思いますが。
○曾祢益君 まだ研究しておりませんので、次回に廻して頂きたいと思います。
○委員長(佐藤尚武君) それでは本件に関しまする質疑は後日に廻すことにいたします。速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(佐藤尚武君) 速記を始めて下さい。 それではこれを以て散会いたします。 午後一時四十六分散会