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18回国会衆議院1953/12/07

内閣委員会 第3号

発言数
17
登壇者
8
会派数
5
開催日
1953/12/07

会議録

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 これより内閣委員会を開会いたします。  前日に引続き保安庁職員給与法の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際保安庁当局より発言を求められています。これを許します。加藤人事局長。

加藤陽三保安庁人事局長

○加藤政府委員 この際お許しを得まして、一言説明を加えさせていただきたいと思うのであります。それは提案趣旨の説明をいたしました際に、今回の職員給与法の改正は、一般職の職員給与法の改正に対応するものであるという趣旨を申し上げてあるのであります。しかるところ、昨日衆議院の人事委員会におきまして、政府案に対しまして修正を付せられました上、委員会の方で可決に相なつたのでございます。その修正は、現在のごとき地域給の関係でありまして、現在の無級地を一級地にするという案でございます。これは私どもの方の職員給与法の関係で申しますと、一般職の職員俸給表の適用を受けておりますところの事務官等につきましては、一般職の職員俸給表の当該規定を準用することとしておりますので、そのままこれが準用になるのでございます。政府の職員につきましては、給与の計算の際に地域給を本俸の計算の中に入れております。その入れ方が、各階級によりましてそれぞれ実際の勤務場所についての地域給の実績を出しました、それを基礎として本俸計算の中に入れておるのでございます。現在無級地に勤務しておるものは約千人でございまして、これらの職員についての地域給の算定につきましては、一職職員給与法の改正がありましてもほとんど関係がないという状況でありまするので、この点を申しあげさせていただきます。  なお一般職の職員俸給表の方で、盲唖学校の教職員に高等学校の教職員俸給表を適用するという修正もあつたのであります。これも私どもの方には直接関係いたすところはございません。

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 なお木村長官に対する質疑は、国政調査事件保安隊及び警備隊に関する事項について続行することといたしまして、本案についての討論、採決を行います。討論の通告があります。これを許します。平井義一君。

平井義一自由党

○平井委員  このたびの保安庁職員給与法の一部を改正する法律案に対して、自由党を代表して賛成いたすものであります。  保安庁職員の現行給与は、昨年十一月の一般職の国家公務員の給与改訂と対応して定められたものでありまして、今回の改正も明年一月から行われる一般職の国家公務員の給与改訂に対応するもので、さきに人事委員会における修正箇所も本法案については問題がないと思いますので、本法案に賛成いたすものであります。

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 高瀬傳君。

高瀬傳改進党

○高瀬委員 私は改進党を代表して、保安庁職員給与法の一部を改正する法律案に対しまして、いささか反対の意を表するものであります。と申しますのは、実はわが党の今回の補正予算に対する党の根本的態度は、諸君御承知の通り、一昨日の本会議においてわが党代表が述べた通りであります。従いまして私どもは昭和二十九年度の総予算の編成とにらみ合せまして、この一般職の国家公務員の俸給表を根本的に是正しようとする考えを持つておりますので、今回の補正予算において、その給与法を改正することにつきましては賛成することができないのであります。  御承知のようにこの法案に盛られておりますところの期末手当、あるいは勤勉手当、これらのものについては、わが党といたしましては、原則通りにいたし反対するものではありません。しかも地域給につきましては、先ほど政府委員より御説明がありました通り、無級地を一級地にするという点についてもわが党は賛成をいたしております。しかしながら根本的に申しますと、いわゆる総予算の組み方が長期経済計画に基く自立経済態勢を確立しなければ、日本の再建ができないというわが党の根本的方策に従いまして、いわゆる一般公務員のベース・アツプは今回の補正予算においては決定すべきにあらずという態度を持つておりまするので、保安庁職員給与法の一部を改正する法律案は、今回決定を見ることには、実は反対なのであります。  しかしながら、これを全般的に改正するわれわれの原案をここに用意しておりますが、これを提出いたしましても、御承知のように、一般職の国家公務員の俸給の改正の根本方針が本会議において決定いたしておりまする以上、ここに改正に対するわれわれの法律案を今回提出することをやめまして、昭和二十九年度の総予算の編成の際、わが党の立場を明らかにいたしたいと考えております。  なおつけ加えますのは、先般辻委員より種々保安隊職員の給与の問題について御意見がありましたので、これらの点も加味いたしまして、二十九年度の総予算編成の際にわが党の立場を明らかにいたすことにいたしまして、今回はこの審議については、いささか反対の意を表する次第であります。

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 細迫兼光君。

細迫兼光日本社会党(左)

○細迫委員 日本社会党を代表いたしまして、一言意見を開陳いたします。  天下周知の通り、わが党は保安庁、保安隊等の存在そのものに、根本的に反対しておるものであります。しかしながら、この法律案につきましては、勤労者の生活擁護、勤労者の生活向上を志すという見地からいたしまして、賛成の意を表するものであります。

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 冨吉榮二君。

冨吉榮二日本社会党(右)

○冨吉委員 私は日本社会党を代表して賛成をいたします。  保安庁設置法そのものには反対でありますけれども、現在存在する隊員及び職員の諸君の生活改善のためには、多少足らざるをわれわれは感ずるものでありますが、他の一般公務員との関係もありますし、これに賛成いたします。

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 辻政信君。

辻政信小会派クラブ

○辻(政)委員 私は北海道の給与改善について、前回の委員会でその一部だけを申し上げましたが、この機会に附帯条件をつけまして、本案に賛成するものであります。  その附帯条件とは、政府は至急北海道の特殊性にかんがみ、該地域に勤めておる人たちの給与を根本的に改めて、安心してその任務につき得るような処置を講ずる。具体的に申しますと一般のほかの地域に住むよりも、給与を向上し、特に下級幹部に対する官舎、これを優先的に構築をする、また石炭の配給は少くも昨年よりも増さなければいけない、庁費節減のために、食料にひとしい燃料を欠くということは、とうていこれは忍び得ないことであります。これらの処置を大至急誠意をもつて実現されるということを条件にいたしまして、本案に賛成するものであります。

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 これにて討論は終局いたしました。採決いたします。  保安庁職員給与法の一部を改正する法律案を、原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 起立多数。よつて本案は原案通り可決いたしました。  なお本案の委員会報告書作成については、委員長に御一任願います。

辻政信小会派クラブ

○辻(政)委員 これは木村長官にお伺いしますが、ただいま申しました希望条件は、ほんとうに誠意をもつて実現に努めていただきたいのであります。よろしうございますか。

本村篤太郎国務大臣

○本村国務大臣 今辻委員の仰せになつたことには、しごくごもつともであると私は考えております。できるだけ善処いたしたいと思います。

稻村順三日本社会党(左)

○稻村委員長 なお行政機構に関しましては、塚田長官が参議院予算委員会に出席されておりますので、次会出席をまつて調査を進めることといたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午前十一時二十六分散会

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