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17回国会衆議院1953/11/06

議院運営委員会 第7号

発言数
27
登壇者
6
会派数
4
開催日
1953/11/06

会議録

菅家喜六自由党

○菅家委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。  まず第一に、参議院回付案の取扱いについてお諮りいたします。昭和二十八年六月及び七月の大水害の被害地域における公衆衛生の保持に関する特別措置法等の一部を改正する法律案、これを参議院が修正して参りました。修正箇所は簡単であります。第四条にありますその費用の三分の二を当該市町村に補助することができるというところで、公共便所またはし尿の処理のために必要なもの、その三号の「水害による塵芥焼却場又は火葬場の災害の復旧に要する費用」というところに、と畜場を加える。これに対して各党の御意見を伺います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 のむことに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 各党とも御異議がないようでありますから、参議院回付案は、これをのむことに決定いたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 次に、保留になつておりました社会保険審査会委員長及び同委員任命につき事後承認の件でありますが、これは御承知のように、委員長の川西實三君に対して社会党左右両派から疑問がありまして、なるべくならば、人事の問題であるから満場一致にしたいというので、社会党両派の運営委員の方にお骨折りいただいたのでありますが、どうしても一致点を見出すことができないので、まことに遺憾でありますが、採決によつて決定するほかないと思います。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 採決の方法は、一人だけにしてもらいたい。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 社会保険審査会委員長及び同委員任命につき事後承認の件でありますが、委員長川西君に対し賛成の諸君の挙手を願います。     〔賛成者挙手〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 挙手多数。よつて川西君を承認することに決定します。その他の委員は、満場一致でございます。この本会議における取扱いも起立で御承認を願うことにいたします。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは議事日程について事務総長より一応御説明申し上げます。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それでは本日の議事日程に入ります前に、ただいま御決定を願いました六月と七月の大水害の特別措置に関しまして、塵芥焼却場及び火葬場以外に、と畜場を入れるということの回付案の御承認をまず第一にお願いをいたしまして、参議院に通告をする。  次に日程に入りまして、第一の社会保険審査会委員長及び同委員任命につき事後承認の件でありますが、これが採決にあたりましては、委員長の川西君に対しては起立採決、他の委員の二人については御異議を問う、こういう形でお願いいたします。日程第二と第三は、大蔵委員長の千葉三郎君が一括して報告をいたします。これは左右両派の反対がありまして、討論としては井上良二君の通告があります。従いまして井上良二君の反対討論の後、起立採決を願います。日程第四は全会一致でありまして、農林委員長井出一太郎君が報告いたします。これで本日の日程に上つておるものは済みますが、それ以外に、本院で現に審議をいたしておるものが二案あります。農林委員会の案で、二時までには上る予定になつております。その案件は、昭和二十八年における冷害による被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案の二件でございます。この二件が本会議に間に合つて上る場合には、緊急上程をお願いいたしたい、こういうことでございます。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 私の方から討論は申し込んでありませんか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 まだ左派の方は申込みがありません。

山本幸一日本社会党(左)

○山本(幸)委員 その点は留保しておきます。かりにやつても簡単ですから……。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 農林委員会から上つて来たものを緊急上程する、その他は、大体議事日程の方はさよう決定します。     —————————————

菅家喜六自由党

○菅家委員長 なお、事務総長から御協議があるそうであります。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 いま一つ御了解を願いたいと思いますのは、イギリスのBBCという放送会社から記者が三名ばかり日本に来ておるそうであります。それが日本の民主化をした議会の模様を向うに放送したいというので、ヒルモといいますか、普通にとつております映写機で——外国の記者でございますが、記者席は別にできております。そこに来ておりまして、ヒルモで議場をとることを認めてもらいたい、これは、この前からあそこに外人が来ておりますときに、さしつかえないときには映写機を持つて来て議場をとることを認めておりましたので、自分の記者席でとる程度のことは認めてもらいたい、これは大したことでもないと思いますし、イギリスの方の松本大使からも、なるべく便宜を与えてもらいたいという申出がありまして、社会事情その他も、ずつと日本のを今までやつておるそうであります。議会の方は、中を通行していろいろとりたいけれども、それが許されないから、記者席から議場の本日の光景、結局委員長の報告と井上さんの討論中しかとれないと思いますけれども、それだけを認めていただきたい。これは大して弊害もないことと思いますので、御了承願いたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 本日の議事日程、その他御協議申し上げることはそれだけでありますが、今改進党から、官房長官に一応聞いておきたいことがあるので、官房長官の出席を求めて質問いたしたいということであります。御異議なかろうと思いますが、いかがですか。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 内容は、こういうことです。きようの情報ですから、まだ確認の程度に至つてないと思いますが、AP通信なんかによると、先般来、吉田さんの使節として池田さんがワシントンへ行つて外交交渉をやつたようですが、本日の外電によると、日本政府はその会見を公式のものとして確認して、ワシントンにおけるわが国の大使を通じて、このことをアメリカ政府に通告したということが伝えられておるのであります。わが党は、さきにそのことに対して質問して、それが私的なことであるならばやむを得ぬが、政府がそれに責任を持つの状態に至るならば、当然国民に国会を通じて報告しなければならぬ義務があるじやないかということを質問した際に、吉田さんは、もしそういう段階になれば、むろん詳細報告いたしますということを断言しておる。休会中だとやむを得ない場合もありますけれども、現に国会は開会されており、きよう、あすという二日の会期があるから、その期間に、適当な時期に報告してもらいたいということを、党として政府に要請しておるわけです。公式にそういうことをするかどうか、その外電の内容がはたして正しいものであるかどうかということを聞きたいのです。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 御異議ないようでありますから、官房長官の出席を求めることにいたします。  なお、開会の時間ですが、農林委員会から上つて来るのは一時半ごろですから、二時ごろに一応きめておいたらいかがですか。

土井直作日本社会党(右)

○土井委員 上つて来たら多少時間の余裕を置いて、各党に通告していただいてやることにしたらどうですか。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは、そういたします。  明日は最終日ですから、もちろん定刻に本会議を開きます。従いまして、この運営委員会は午前十一時開会に決定いたしておきます。  官房長官の出席まで暫時休憩いたします。     午後零時三十七分休憩      ————◇—————     午後零時四十七分開議

菅家喜六自由党

○菅家委員長 休憩前に引続き再開いたします。  官房長官が見えましたので、質問をお許しいたします。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 官房長官に伺いたいのですが、何も論争したりなんかする意味ではなく、真相を明らかにしてさえいただけばけつこうです。今朝以来外電の伝えるところによると、昨五日、日本政府は、ワシントンにいる新木大使に訓令を発して、先般来ワシントンにおいて、池田勇人さんとアメリカの政府当局者との間で重要ないろいろな会談があつたようであります。会談の内容につきましては、私どもは新聞の報ずるところ以外に何ら知る由がない。しかるところ外電の伝えるところでは、日本政府は、この池田勇人さんとロバートソンとの会談の内容を確認した。そのために訓令を受けた新木大使は、日本政府を代表して、アメリカ政府にあいさつを述べ、それを確認したとの通告をしておるということであります。そうなりますと、このことは国家と国家の間の正式交渉と相なつて、あのコミユニケに発表されておる通り、近く東京においてMSA援助あるいは防衛の強化、その他経済援助等について具体的な外交折衝が行われることとならねばならぬことはなる。これは国民の生活、日本の国家にとりましては、きわめて重大なことでありまして、さらにわが党は、本会議において同僚を立てて総理大臣に質問しております。その際は、池田さんはただ単に吉田さんの私的な使節であるということでございましたから、内容等について追究する由もなかつたので不明確になつておりましたが、その際念を押してあることは、もしこのことが国家と国家との間の正式なとりきめ等になる場合においてはどうするのかという質問に対して、政府は吉田総理みずから、当然その段階に至れば、国会を通じて国民にそのことを報告するということを明言されております。そこで官房長官にお伺いするのは、政府はさような訓令を発して、新木大使がそういう行動に出たという事実があるのかどうか、それが第一点。第二点は、そうだとすれば、幸いに国会開会中であるから、今明日中にこれまでの経過内容等について、詳細国会に、総理大臣が政府として全責任を負うて報告するの義務があるが、そういう行動に出るのかどうか、この二点をお伺いします。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永政府委員 ただいま椎熊さんのお尋ねのようなお話が、先刻実は新聞記者団の皆様からも私に、そういうことがあるかという質問がありましたが、政府といたしましては、閣議その他の機会において、先般新聞等に池田・ロバートソン両氏の間で何らかの話があつて、それを発表して云々ということが伝わつておりましたあのことについて、政府が同感の意を表したかどうかというようなこと、さようなことについて、新木氏が日本政府の訓令を受けて意思表示をしたというようなふうに伝わつておるかのように聞いておるのでありますが、日本政府においては、閣議その他の機会等においてそういう意思決定をして、訓令等を発したということは私は承知いたしておりません。なお、外務大臣につきまして、さようなことに思われるとか、誤り伝えられるような心当りの事実でもあるかどうかというようなことも私確かめたいと思いまして、外務大臣と今話をしようと思つたのですが、ちようど参議院の予算委員会に出ておりまして、かれこれもうすぐ昼休みになりますので、私といたしましては、今申し上げましたように、政府においてそういう意思決定等を行つて、訓令を発したということを存じませんし、そういう事実もなかつたと思つておるのでございます。今申し上げましたように、何かそれらしく思われるようなことでもあれば、またそのことはそのことで誤解を解く必要があろうと思います。なお外務大臣にも、そういう臆測を呼ぶような事実があつたかどうかということについても確かめてみたいと思います。少くとも私の承知いたしておりますところでは、そういうことは、なかつたというように考えおります。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 私は、一応その通り信頼いたします、そこで、外電といえども根も葉もないことを、むやみやたらに書くわけはなかろうと思いますし、お調べの結果、そういう事実があつたとすれば、当然国会に報告するの義務が、総理大臣の言明から生じて来ると思う。会期はわずかにあと二日ですが、その間といえども、貴重な時間を利用して私どもはそれを聞きたい。そこでそういう事実があつて、報告するという場合になつたら、単にわが党と政府との話合いでなしに、この運営委員会に来て、そういう事実があつたから、いつ幾日の何時に、総理大臣が本会議なら本会議に、どこそこならどこそこにおいて報告するということを、官房長官からでもお伝えを願いたい。私が運営委員会を通じてこのことを官房長官にお願いするゆえんのものは、ただ単に自由党とわが党の関係ではなくて、全国民に及ぼすところの影響が非常に重大な問題であるから、取扱いについて慎重にしたい、そういう意味でございます。もし報告があれば、各党ともそれぞれの立場によつて、その発言に基いて質疑等も行われることは当然だろうとも思います。しかしそういう事実がないならば、その際はあえて運営委員会に正式な報告をいただかなくともよろしうございますが、事実があつたとすれば、運営委員会に、こういう事実があつたからどうするという、政府の決意のあるところをお示し願いたいと思うのであります。それだけであります。

福永健司自由党内閣官房長官

○福永政府委員 お話の御趣旨を尊重いたしまして、調査の上、善処いたしたいと思います。

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは、本日の本会議は大体一時半といたしておきまして、農林委員会等よりの法案が上つて来るものとにらみ合せて、各党に連絡をとることにいたします。なお、議員立法が水害特別委員会の方から二、三上つて来るらしいのでございます。もしこれが上つて来ましたら、緊急上程をいたすことに御了承願いたい。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菅家喜六自由党

○菅家委員長 それでは委員会はこれで散会いたします。     午後零時五十六分散会

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