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16回国会参議院1953/05/26

通商産業委員会 第1号

発言数
15
登壇者
4
会派数
2
開催日
1953/05/26

会議録

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) それではこれより通商産業委員会を開きます。開会に当りまして委員長といたしまして一言御挨拶を申上げたいと思います。  今回図らずも私が当委員会の委員長にお選びを賜わりまして誠に光栄と存じております。その適任にあらざるをみずから顧みまして、ひたすら恐縮申上げておりまする次第でございます。この上は皆様方の貴き御支援と御協力の下に、今後の日本の産業経済の正しき振興発展のために、懸命なる努力を捧げまして、参議院の通産委員会の尊き伝統を堅持をいたして参りたいと存じます。どうぞよろしく御鞭撻を賜わりますようにお願いを申上げます。  それでは最初に先ず理事の互選を行いたいと存じまするが、その方法は如何いたしたものでございましようか。

豊田雅孝緑風会

○豊田雅孝君 只今議題になりました理事の互選の件につきましては成規の手続を省略いたしまして委員長に御一任するの動議を提出いたします。

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 只今豊田君の御提出の動議に御異議ございませんですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 御異議ないものと認めます。  それでは私より本委員会の理事に松本昇君、加藤正人君、三輪貞治君、小松正雄君を御指名申上げます。   —————————————

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 次に本委員会といたしまして議長宛に調査承認要求書を提出いたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 御異議ないものと認めます。調査承認要求書の案文を只今より朗読させます。    〔専門員朗読〕    通商及び産業一般に関する調査承認要求書  一、事件の名称 通商及び産業一般に関する調査  一、調査の目的 最近の国際情勢に伴う我が国経済政策樹立の要請に基き、通商情況及び産業情勢を全面的に検討する。  一、利益 貿易及び産業に関する法案審査に資すると共に経済自立体制確立に寄与する。  一、方法 政府、各産業団体、各企業及び卓識経験者並びにその他関係者の出席を求めて説明又は意見を聴取し、資料を収集し、又必要に応じて関係諸施設を視察する。  一、期間 今期国会開会中右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四条第二項により要求する。   昭和二十八年五月二十六日    通商産業委員長 中川 以良    参議院議長河井彌八殿

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 只今朗読をいたしました案文につきまして御異議ございませんですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 御異議ないものと認めます。それでは直ちにこれを議長宛提出いたすことにいたします。ちよつと速記をとめて。    午後一時二十六分速記中止    —————・—————    午後一時四十一分速記開始

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) それでは速記を始めて。  次に五月二十二日本委員会に予備付託されました国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案を本日緊急上程をいたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 御異議ないものと認めます。それでは先ず本法案に対しまする政府の提案理由を伺います。

岡野清豪自由党通商産業大臣・経済審議庁長官

○国務大臣(岡野清豪君) 先ず以て皆様方に一言御挨拶を述べさせて預きたいと存じます。  私誠に不敏菲才でございますが、今回通商産業大臣を拝命いたしましたにつきましては、皆様方の絶大なる御支持、御支援がなければ、この重責を全うすることができませんと、こう考えておりますので、今後どうぞ一つ御輔導下さいまして、私の職責を尽させて頂きたいと存じます。私もと財界におりました者でございますけれども、又行政政治というものは別でございまして、皆様方によく御支持、御指導を伺わなければ、職務を遂行することができませんので、この点切に今まで以上の御懇情を賜わりまして御支援を願いたいと存じます。これだけは切にお願いいたします。これを以て御挨拶に代えます。  国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明申上げます。  この法律の有効期限は、当初本年三月末日までとなつておりましたが、現下の国際需給事情の下におきましては、今年度も依然として国際的供給不足物資等の需給を調整する必要があると考えましたので、参議院の緊急集会において取りあえず有効期間を二カ月延長するための措置を講じました。  ところが、目下の需給事情に鑑みまして、本法律は更に明年三月末日まで延長する必要があると考えられますので、改めて本法律案を提出いたす次第であります。  何とぞ慎重御審議の上、速かに可決されんことをお願い申上げます。

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) それではこの法律につきましては先般当委員会において審議をいたしておるのでございまするが、新たにお出ましになつた方がおられますので、本法律の大体の大要につきまして政府側から官房長からでも御説明を願つたらいいかと思いまするが……。

石原武夫通商産業大臣官房長

○政府委員(石原武夫君) それでは簡単に只今問題になつております法律の要点を御説明を申上げたいと思います。  この法律は国際的に供給が不足をいたしております物資等につきまして必要な需給調整を行いまして国民経済の健全なる発達に寄与しようというのが趣旨でございまして、その内容といたしましては、第一に国際的に供給が不足しておりますために条約でございますとか協定とかその他国際間の取極によりまして割当或いは使用の制限禁止等需給調整の措置をとつております物資。第二には国民経済の運行を確保するため輸入がどうしても必要であつて而も国際的には不足がちな物資で輸出国において輸出の制限が行われている物資。それから第三番目には国内において特に供給が不足する物資であつて需給調整を行わない場合には国民経済の正常な運営に支障が起る、かような物資につきまして割当或いは使用制限禁止等の措置がとれるというのが主たる法案の趣旨でございます。この法律に基きまして現在或る特定の物資について需給調整を行なつておりますが、なお法律によりますると、一応割当を行いますことのできます物資につきましては別表でこれを規定をいたしております。割当統制のできますものはニツケル及びニツケル含有物、コバルト及びコバルト含有物、三番目にタングステン及びタングステン含有物、四番目にモリブデン及びモリブデン含有物、五番目に白金及び白金含有物ということになつております。今申しました五品目のうち、初めの四つは国際的に割当の行われておる物資、先ほど申しました第一のカテゴリーに属する物資でございます。第五番目の白金につきましては輸出国におきまして輸出統制を行なつておる物資ということになつております。この法律に基きまして現在割当、配給及び使用制限等の措置を現に講じておるわけでございまするが、そのうち割当配給を行なつておりまするものは、輸入のニツケル地金、これはニツケルにつきましては御承知のように最近国産のニツケルがございますが、国産のものは統制をいたしておりませんが、輸入のニツケル地金、コバルト地金、フエロタングステン、フェロモリブデン、これらの四品種につきまして割当を行なつております。それから使用制限をしておりますものにつきましては、ニツケル、コバルト、タングステン、モリブデン等につきましてそれぞれ使用制限の規則を設けましてそれらの金属の合金等につきましても使用制限を目下いたしております。ただニッケルにつきましては需給状況に鑑みましてその使用制限を一時停止しておるという状況でございます。  以上が現在の我が国のこの法律に基きます運用の状況でございますが、本法律は主として国際的に供給不足の物資を対象にいたしておるわけでございまするが、この国際的な取極と申しまするか、さようなものといたしましては、御承知の通り一昨年の二月に国際原料会議というものが設けられておりまして、それに基いて国際的な割当を行なつておるわけでございますが、その状況を極く簡単に御参考までに申上げたいと思います。これは一昨年の二月当初一つの中央の委員会と七つの物資別の委員会で作られておりまして、各委員会はその所管する物資につきまして自由世界の生産拡大或いは利用の向上、消費の節約というようなことにつきまして必要な勧告をいたしますし、需給の特に逼迫しておるものについては特定の勧告を行なうということになつて設けられたものでございます。ところが昨年の下期よりこれらの物資につきしてもだんだん需給が緩和して参りましたので、その後一部廃止になつておるものもございます。当初設けられました七つの委員会及びその対象物資につきましては、第一番目が綿と綿のリンターの委員会、第二といたしまして羊毛の委員会、第三といたしましてパルプ及び紙の委員会、第四番目といたしまして、銅、鉛、亜鉛の委員会、五番目にマンガン、ニツケル、コバルトの委員会、六番目にタングステン、モリブデンの委員会、七番目に硫黄の委員会、この七つの委員会が順次できて参りましたのでありますが、そのうち初めの三つ、綿と羊毛とパルプ、紙、この三つはすでに需給の緩和が見られておりましたので、現在すでに廃止になつております。それから極く最近本年三月末日現在で硫黄の委員会、第七番目に申しました硫黄の委員会が、これも需給の状況が変りましたので廃止になつて、現在委員会が存続しておりますのは、銅、鉛、亜鉛が一つと、マンガン、ニツケル、コバルト、タングステン、モリブデン、硫黄、かような三つの委員会がございます。なお今申しました残つておる委員会につきましても、今年の第一四半期からコバルト、タングステンと鉛につきましては割当を中止いたしております。これは割当を廃止したわけではございませんが、第一四半期だけ多少状況が変つたということで割当を中止しているというような状況になつております。御承知のように、これらの今まで統制しておりました物資につきましても、需給状況は漸次緩和をいたしておりますので、今後の推移によりましては、漸次我が国におきましても緩和の方向にはあると思いまするが、現状といたしましてはニツケルにいたしましてもタングステン、モリブデンにいたしましても、又白金等につきましても、主要の輸出国からすぐ或いは割当をもらい、或いは輸出許可を得て輸出をいたしませんと、国内の需給の調整がとれませんので、今暫らくこのまま法規を残しておきたいというのが本法案を改めて提出した理由でございます。

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) それでは本日はこの程度にいたしておきまして、質疑は次回にいたしたいと存じまするが御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中川以良自由党

○委員長(中川以良君) 御異議ないものと認めます。それでは次回は来る二十九日金曜日午後一時より開会いたすことにいたします。  それでは本日はこれにて散会いたします。    午後一時五十二分散会

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