通商産業・農林連合委員会 第1号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1953/08/04
会議録
○委員長(中川以良君) それでは只今より通商産業、農林連合委員会を開会いたします。慣例によりまして私が本連合委員会の会議の主宰をさして頂きます。 先ず硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案を議題といたします。 本法案は臨時硫安需給安定法案と同時に提出をされまして、通商産業委員会に付託をされたものでございます。通商産業委員会におきましては、去る七月二十八日に提案理由の説明を聴取をいたしまして、引続き七月三十日、八月三日の両回に亘つて法案の内容について審議をいたして参りました。本日は第一回の連合委員会でございまするので、政府委員より先ず提案理由の説明を聴取をいたしたいと存じます。なお、岡野通商産業大臣は本日は病気のため出席不可能でございますので御了承を賜わりまして、次回連合委員会には大臣に是非出席をしてもらう考えでございます。大臣に対する質疑はそれまで一応御保留を願いたいと思います。 なお本日は承わるところによりますると、農林委員会におきましては引続き委員会が開かれる予定であるそうでございまするので、本日は一応提案理由の説明聴取のみにとどめておきたいと存じまするが、御異議ございませんでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中川以良君) それではさように決定いたします。古池通産政務次官。
○政府委員(古池信三君) 硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案の提案の理由を御説明いたします。 硫安が化学肥料の大宗として食糧生産の最も重要な生産資材であると共に、好個の輸出商品としてその輸出を伸長することが望ましいことは申すまでもないところであります。然るに、御承知のように最近西欧諸国より割安の硫安がアジア諸国の市場に進出して参りましたために国際競争が一段と激しくなつて来ているのであります。事態をこのままに放置するときには、我が国硫安の生産業者は輸出を断念して生産を縮少するの余儀なきに至るものと思われるのでありますが、かくては硫安の生産原価を一層高からしめ、農村に対して高価な硫安を販売せざるを得なくなるのみならず、輸出市場をも喪失する結果となり、我が国経済自立達成上誠に由々しい事態となるのであります。従いまして政府としては硫安工業の合理化計画を策定し、これを強力に推進して一刻も早く国際的に割高な我が国硫安の製造コストを国際的水準に引下げると共に、この合理化計画が達成されるまでの間、特別の輸出機構を設けこれによつて輸出の条件をでき得る限り有利ならしめると共に、輸出によつて損失を生じた場合はこれを国内価格に転嫁せざるよう措置することとしたいと考え、別に本国会に提案されておりまする臨時硫安需給安定法案と共に、この法案を提出した次第であります。次に本法案の内容の概略を御説明いたします。先ず政府は硫安工業の合理化を促進するため、生産業者に対し、合理化の勧告を行うと共にこれに必要な資金については融通の斡旋その他適切な措置を講じて援助しようとするものであります。次に硫安生産業者の出資によつて日本硫安輸出株式会社を設立せしめ、本会社は臨時硫安需給安定法に定める需給計画に基いて硫安を買入れこれを輸出することといたすのであります。従つて輸出に関する経理は本会社において自主的に処理せられ、国内価格との関係は遮断されることとなり、且つ会社は適時に有利な条件を捉えて輸出することが可能となるのであります。申すまでもなく本会社の運営については厳重な監督を加えその本来の目的を逸脱することのないよういたすこととなつております。 以上がこの法案提出の理由並びに内容の概略であります。何とぞ慎重御審議の上速かに可決されることをお願いする次第であります。
○委員長(中川以良君) それでは本日はこの程度にとどめておきたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中川以良君) 御異議ないと認めます。 それでは本日はこれにて散会いたします。 午後四時十五分散会