図書館運営委員会 第1号
- 発言数
- 28 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1953/05/26
会議録
○委員長(石黒忠篤君) それではこれから図書館運営委員会を開会いたします。 一言御挨拶を申上げますが、不肖石黒が委員長の席を汚すことと相成りました。どうぞ皆様の御援助をお願いいたします。よろしく願います。 本日の議題といたしましては、第一に、理事の互選をお願いをいたし、第二に、昭和二十八年度の国立国会図書館の暫定予算に関しまする件をお諮りをいたしたいと予定しております。 で、本院規則の第三十条の二によりまして理事の互選を行うことにいたします。本委員会の理事の数は各派の申合せによりまして二名とする趣きでございますが、この申合せの通り二名といたすことについて御異議はございますまいか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石黒忠篤君) 御異議がなければさようにいたします。 それでは理事の互選の方法を如何いたしますか、お諮りをいたします。
○藤野繁雄君 理事の互選は、成規の手続を省略いたしまして、委員長の指名に一任することの動議を提出いたします。
○委員長(石黒忠篤君) 只今の藤野君の動議に御異議はございますまいか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石黒忠篤君) 御異議ないと認めます。 それでは私から指名を申上げます。野本品吉君を理事に御指名いたします。ちよつと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(石黒忠篤君) 速記をつけて頂きます。 それでは残る一名の理事につきましては、追つて指名をいたすことにいたします。 —————————————
○委員長(石黒忠篤君) これで理事指名の件は終りましたので、第二に、昭和二十八年度の国立国会図書館の暫定予算に関しまする件を議題といたします。 本件は国立国会図書館法第二十八条の規定によりまして審査いたすものでございますが、本日はお手許に配付いたしました六月分の暫定予算の予定経費要求書につきまして御審議をお願いいたす次第であります。先ず中根副館長代理の御説明をお願いいたします。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) 国立国会図書館の昭和二十八年度暫定予算につきまして御説明申上げます。 国立国会図書館の昭和二十八年度暫定予算の要求額といたしまして今回御要求いたしておりますのは、六月分の暫定予算でございまして、総額は二千八百五十万円ほどになつております。その内訳につきましては、お手許の資料で御覧の通り、職員の基本給或いは職員の諸手当、その他国立国会図書館におきまして通常計上されております経費の十二分の一でございます。それに法律の規定に従いまして特にこの六月分につきましては職員の特別手当が半月分ほど加えられております。以上のような経費を合計いたしまして、先ほご申上げましたごとく二千八百五十万円ほどに相成つております。何とぞ御審議の上御承認を願いたいと思います。
○委員長(石黒忠篤君) 本件に関しまして只今御説明がありましたが、御質疑なり御意見がございましたらばお述べを願いたいと思います。
○野本品吉君 この暫定予算は極めて事務的なものであり、又最小限度必要止むを得ないものを計上されておるのでありますので、そのものについては論議の余地は殆んどないと私は考えておりますが、一、二やはり図書館のことについて勉強して行く必要上若干のことをお伺いしたいと思います。 本予算の調成の時期というのはいつ頃をお考えでございますか。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) 調成の時期と申しますと……。
○野本品吉君 暫定予算ができますね。それで本予算を作り上げる時期でね。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) 本予算につきましては、いずれ大蔵省等から指示の時期があると存じますが、大体六月の半ば頃までには調成されると思います。
○野本品吉君 それから次のことは、この本予算を調成する上におきまして、特に今年はというようなことで、あらかじめ予定されておる新らしい構想と申しますか、何かございましたら……。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) 新らしい構想と申しますか、図書館の創立以来の懸案でございまする図書館の本建築と申しますか、本庁舎の設置ということが最も大きな新らしい構想かと存じております。
○野本品吉君 それから今まで暫定予昇であるために、図書館活動の面において極めて不都合であつたとか不便でめつたとか、そういうような点、何かめりますか。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) まだ年度の当初でありますので、暫定予算のために特に運営上支障を生じたことは差当つてございません。先ほど申上げました本建築の予算等のごときは、成るべく早く確定することが必要だと存じております。
○野本品吉君 もう一つお伺いします。二十六条にあります金銭の寄附の受入れというようなことがありますが、これの概要はどうでございますか。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) 金銭の寄附の受入れと申しますと、これは国立国会図書館法の第二十六条に規定がございまして、これは国立国会図書館だけの特殊の制度でありますけれども、或る目的を指定されまして金銭の寄附を受けますと直ちに……、と申しますと、必ずしも予算に計上しないで、その費途に向つて使用し得る途が開かれておりまして、その経費の受入れでございます。
○徳川頼貞君 この中に「国際図書交換」というのがございますが、この「国際図書」というのはどういう図書を意味されるのでありますか。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) これは「国際図書交換」と申しまして、交換のほうにまでこの国際がかかつておりまして、国立国会図書館法の定めるところによりまして、各官庁の出版する出版物を収集いたしまして、それを外国に送りまして、同時に外国からそのような図書を交換的に受入れる制度でございます。そのための経費でございます。
○徳川頼貞君 その交換という中には、ユネスコの図書の交換というものも含まれておりますか。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) ユネスコ関係の交換も当然に含まれております。
○徳川頼貞君 いま一つ伺いたいことは、図書購入費として、これはどういう種類の図書を一番重点的に買われるのでありましようか。
○国立国会図書館参事(中根秀雄君) これは国立国会図書館の趣旨に照しまして、集書委員会におきまして大体収集する本の順位等を定めまして購入をいたしておりまして、大体社会科学関係を優先的に考えております。社会科学関係の殊に新しい内外の図書というものが一番最先順位になつております。
○委員長(石黒忠篤君) 他に御質疑がございませんか。……別に御発言もなければ、本件の取扱いについて御協議を願いたいと存じますが、その取扱いは図書館法第二十八条後段に規定されてありますように、議長に送付する場合には勧告を附するか否かという問題がございますが、この点を如何取計らいましようか、お諮りをいたしたいと存じます。速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(石黒忠篤君) 速記を始めて。それではこの昭和二十八年度暫定予算予定経費要求書は、勧告を附さないで議長に送付することに決して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石黒忠篤君) 御異議ないと認めてさように決定いたします。 ちよつとこの際附加えて申上げますが、先ほど迫つて指名をする旨を私から宣告いたしましたが、理事の残りの御一名に岡田信次君を御指名いたすことといたしますから御承知を願いたいと存じます。 それでは本日はこれにて散会をいたします。 午後二時三十八分散会