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16回国会参議院1953/05/22

建設委員会 第1号

発言数
15
登壇者
6
会派数
4
開催日
1953/05/22

会議録

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) それでは只今から建設委員会を開会いたします。  今回の改選に当りまして、議長の御指名によりまして委員長の席を汚すことになりましたが、私は極めて乏しい知識と非常に浅い経験しか持つておりませんので、皆さんの豊富な御体験の上に立つて建設委員会の付託されておりますそれぞれの任務を果したいと存じておりますが、是非とも皆さんの絶大な御協力を願いたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは先ず理事の互選をいたしたいと思います。去る五月二十日の議院運営委員会の決定によりますと、本委員会の理事の割当は、自由党二名、緑風会一名の計三名となつております。その互選の方法は如何いたしたらよろしうございましようか。

田中一日本社会党(第二控室・右)

○田中一君 互選の方法は、成規の手続を省略いたしまして、委員長において指名せられんことの動議を提出いたします。

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) 只今の田中君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) 異議がないものと認めます。それでは只今の動議に従いまして委員長は、石井桂君、石川榮一君及び三浦辰雄君を理事に指名いたします。   —————————————

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) 次に調査承認事項に関する件を議題に供します。本委員会は、参議院規則第三十四条の規定に基き調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じます。専門員よりその案文を朗読いたさせます。

武井篤常任委員会専門員

○専門員(武井篤君) お手許にプリントが配つてございますが、一応読んでみます。    建設行政に関する調査承認要求書(案)  一、事件の名称 建設行政に関する調査  一、調査の目的 河川、砂防、道路、都市、住宅、営繕及び災害復旧等主として建設省所管の行政及び各種建設事業並びに国土総合開発及び都市等の諸計画その他調達庁所管の事項について調査検討する。  一、利益 建設行政及び事業並びに国土総合開発等についてその実体を把握し、合理的且つ総合的立場から治水、利水、交通、都市、住宅等の諸問題の対策を樹立すると共に関係法令の改廃の検討に資する。  一、方法 広く関係官民から計画、実施、成果等につき意見を聴取すると共に実地視察、資料の収集等により調査を行う。  一、期間 今期国会開会中  右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四条第二項により要求する。   昭和二十八年五月 日      建設委員長 石川 清一    参議院議長河井彌八殿

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) 只今朗読しました調査承認要求書を提出することに御異議ございませんか。

田中一日本社会党(第二控室・右)

○田中一君 異議はありませんが、調査目的のうち、この挙げてあります項目は、「等」という言葉で一切が含まれるものと思いますが、いわゆる水道事業のようなものは厚生省に属すべきものか、建設省に属すべきものかわからない。例えば海岸なども事実国土としての見方をすれば、これはこつちのものですが、或いは農林とか或いは運輸というような関係がある。この際恐らくこの国会並びに次の国会では、この問題は長い懸案ですから解決さるべきものだと思うのです。若しよければここにその項目で関連した事項で、各省各庁に関連して明確になつていない所管事項を、これを明記したらどうかと思うのですが、どういうものでしよう。

石井桂自由党

○石井桂君 只今の田中君の御意見に非常に賛成でございます。水道のみならず、例えば住宅のごときものでも、非常に困つた人の住宅政策は厚生省でやつております。私地方におりましたときに、厚生省から流れて来る住宅計画と、建設省から流れて来る住宅計画と、地方庁には独自に命令が来注して、一貫した住宅政策が立てられない。この点は住宅以外の、今の田中さんの水道その他の事業でも同様だと思うのです。  結局建設事業は、各省のセクシヨナリズムが然らしめるものである。そのことについて何も謳わないで調査すると、結局建設省所管の仕事のみに限局してしまつて、誠につまらない調査ができ上るだろうと思います。そういうところを委員長のお考えによりましてうまく調整して頂きたい。田中さんの御意見に賛成であります。

三浦辰雄緑風会

○三浦辰雄君 今の田中委員、石井委員、皆さんからのお話御尤もなんです。御尤もなんではありますが、さてそういつた錯雑した今日の行政機構の問題をここの委員会が独自にいち早く或る仮定の下に取入れる。それを参議院議長への調査承認要求書の中に取入れて行くということになると、それでもよいと言えばそれまでだけれども、私はそうじやなくて、そういう考え方は無論持つておる。当然のことだとしてそういう前提は肯定しておく。だがここに書いてあるように「等主として建設省所管の行政」云々、こういうことで研究すると、当然そういう点に及ぶのだ。こういうふうに考えて行つたら、あえて私は事を好んでそういつた、一委員会が或る種の仮定において相関連する事項を包括して出して行くという形をとらなくてもよいのじやないか、私はこう思う。

田中一日本社会党(第二控室・右)

○田中一君 三浦さんの御意見も御尤もですが、少くとも水道事業などというものは共管になつておるのです。建設大臣並びに厚生大臣の共管という形で扱われておるものです。従つて建設省の行政を我々が調査しようという場合、それをこの要求書に書き込むことは何ら差支ない、当然のことです。従つてその「等」に含まれるとおつしやるけれども、項目を挙げれば当然共管になるべきものを特に取上げて……、そうなればあとの河川も砂防も要らない。両方の共管になつておるものを特に取上げて調査をしようということは一向差支ない。又当然それをすべきものと思います。だから石井さんのお話も、住宅問題は書いてありますから、これはよいのですが、厚生省の住宅を調べるということはできないでしようが、併し住宅政策の全部としてそのものに触れることは差支ないと思う。今の三浦さんの御意見は、そこまでお考えにならないで、当然の義務として挙げたいと思う。

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) 速記をとめて下さい。    〔速記中止〕

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) 速記をつけて下さい。只今田中委員から、調査目的の「道路、都市」の下に「上下水道」と、こういう字句を入れる御意見がありましたが、如何いたしますか。

石川榮一自由党

○石川榮一君 先ほど来論議もありました通り、新らしく出発しました参議院の建設委員会といたしまして、こういう共管の問題、或いはややもするとセクシヨナリズムに禍いされて政策が遂行し得ないような分野もあるのでありますから、そういう意味合いを含めまして田中君の意見に私は賛成いたします。

石川清一改進党

○委員長(石川清一君) その他御意見ございませんか……。御異議ないものと認めまして本調査承認要求書を議長に提出することにいたします。  それでは本日はこれにて散会いたします。    午前十一時三十七分散会

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